どこかのだれかの

末っ子です

今更ですが、CIRCLE'14に遊びに行ってきました。

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入場30分前にシャトルバスで会場である海の中道海浜公園に到着。

天気は生憎の、と言いたいところだが野外ライブには打ってつけの曇り空。だがさすがは海の中道。その名の通り海に囲まれた陸繋砂州。博多で感じた肌触りの良い空気は海の中道に着く頃には肌に纏わり付く気怠い潮風になっていた。

 

5/17 CIRCLE'14で遊んできました。

 

遊んできたって表現がお巫山戯にならない異空間フェス。超楽しかった。

前々回から気になってはいたが都合がつかず今回が初めてのお祭り。

レキシや矢野顕子さんなど目当てにしてた方々が居なかったのは残念だった上、ほとんど初見のアーティストだったが、はじまってしまえばそんなことちっとも気にならずに楽しめたのはこのフェスの独特の空気感が心地よかったからだと思う。

 

フェスについては多くを語るに忍びない気がするので、つぶやきから抜粋するのに留めて、個々の出演者の印象をまた来年のためにまとめておこう。

  • cero(12:00〜)

cero / Yellow Magus【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 - YouTube

 初めて知った。そして知れてよかった。

友人のお目当てであり多分好きになるよって言われてたとおりでした。ええ。

あまりジャンルに拘りがないのでどれそれが好みとも形容しがたいのだが、こういう軽やかで、例えば隣の部屋から隙間風のように漏れ聴こえてきてドアの手前で聞き耳を立てたくなるような、いつだって扉一枚分の距離がある音楽は結構好きだ。うん、とってもわかりずらいな。

そして陣取ったシートエリアから遠目に見ていたヴォーカル(兼ギター兼フルートという肩書きも尚のこと良し)の高城さんの真っ青なサマーセーターと黒のたぶんスキニーのシルエットも最高。そしてやっぱり友人に「好きそう・・・」と言われた。ええ、好きです。


ソフトクリーム / 原田郁子&ウィスット・ポンニミット - YouTube

好きだわーこの二人。好きだわーもう。

原田郁子さんの「バンコクから友達のタムくん連れてきた」からはじまった二人の異空間ライブ。

あの時確かにあの場所にバンコクの風が吹いていた。昨今ニュースに見るバンコクではなく、私たちの思うバンコクの風をタムくんが吹かせていた。

はっきり言ってタムくんが何を言っていたかはよくわからんが。とりあえずメモっていたのを書き起こし。

(タイトット(カレー味のラーメンカオソイ)「訳す?」「訳して」「まあいいや」「バレンタインにかわいこちゃんに会った。ずーっと見てた。なんか言いたい。愛してますって言いたい。それだけ」)

タムくんドラム素手で叩くのすげー。


青葉市子 コーネリアス - BORDER:2 ENDING THEME "外は戦場だ ...

攻殻機動隊好きなのに恥ずかしながら初めて知りました。声が良すぎ。欲しいこの声。こういう声をウィスパーボイスって言うんですか?わかりません。オフィシャルサイトがとってもおしゃんてぃーですね。

そして、本場で武者修行をして来たというU-zhaanさんの空気中を跳ねるように響くタブラ(初耳)(革張りに砂鉄かなにかを混ぜてあるらしい(曖昧))によって歌われる、というかいい声で囁かれるごぼうの歌が素敵でした。

「太鼓だけで生活大丈夫なんですか?」


Michael Jackson - Human Nature - YouTube

はい大好きです。はーずるいわー。あの声ずるいわー。あの声ならなに言ったってかっこいい。にわかせんぺいのお面つけたって損なわれない格好良さですよ。

どの曲もやっぱりよかったんですが特に印象的だったのが「MCジャクソンのHumanNature」。はーずるいずるい。いい曲をいい声で歌われたらそら最高です。「MCジャクソンのHumanNature」って言った声からかっこいいんだもんよ。

そしてグッズがかわいい。なにこれかわいい。ライブのグッズってこんなに可愛いものだったっけ?うっかり手ぬぐいを買ってしまった。こんなはずじゃなかった。

(「たまに〜わ〜けんか〜に〜ま〜けてこい〜」)


細野晴臣/The House of Blue Lights - YouTube

細野大先生って友人が呼ぶから。

すごいですね。貫禄ありますね。心地よすぎで完全にお昼寝タイムでした。細野大先生の声に包まれながらベースのリズムに合わせて噛むサラミとビールが大変美味しゅうございました。あんなかっこいいおじいちゃん欲しかった。そして座高測定とギョウ虫検査の廃止で盛り上がったアーティストの一人でした。

  • EGO-WRAPPIN'(17:40〜)


EGO-WRAPPIN'「Neon Sign Stomp」 - YouTube

姉さんかっこいいです・・・_:(´ཀ`」∠):_

唯一スタンディングエリアで聴いたんですがもうずっと楽しい。いつまでだって跳ねてられる。

特にこの「Neon Sign Stomp」はMVの寂れた事務所で大都会の恋情を歌う閉塞感も大好きで、昼の曇天と蒸し暑さが嘘のように西日が射して冷たい潮風が吹く海のど真ん中に色町を引きづり込んでくるような姉さんの力強い声がカッコイイ。痺れる。恋に落ちる。

 
くるり - ばらの花 - YouTube

彼ら目当てに今回来られた方が多かったんじゃないでしょうか。トリにして大本命という風格。

玄界灘に陽も沈みライトに照らされて音楽ピクニックのおわりがはじまる。

それまでスタンディングエリア、シートエリア、テントエリアで食べて飲んで寝て寛いで思い思いにライブを楽しんでいた来場者が皆立ち上がりステージを見つめていました。

「電車で会場入りしたアーティスト僕が初めてなんじゃないですか?」と話す岸田さんは博多からのプチ電車の旅がお気に召したらしくご機嫌でしたね?随分楽しそうに座高とギョウ虫検査廃止の話をしますね?

「ばらの花やってくれたら最高のフィナーレだわ」と友人と期待してたんですが。アンコールって最高かよくるり。最高でした。

 

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(こいうレポってどうやって最後締めればいいんだろう)

「あばよ」って柳沢慎吾の造語じゃなかったんだ

今に始まったことではないが、私の”思い出”や”共感””共有”への無頓着さは学生時代から呆れられていて、最近は特に友人からの評価が地に堕ちてその下降速度が目にも止まらない次元に入ってきた。そばにいるというだけで許されてきたものが大きかったのだなあと実感。離れた分は言葉を賭して埋めていくしかないのか。なにも色恋話苦労話共通の趣味の話でなくとも一緒に飲む酒食べたご飯がおいしいってことで充分じゃないのかな。と思う今日この頃。

とにもかくにも、自室の壁に向かって話しかけてる心づもりで日々の気づきやとりとめのない話をここに記録していこうかと。

 

 

過去の自分の改めてみてなんか好きだったつぶやき救済

窓際に置かれたあの筆箱は、男子中学生がよく持っている黒地に白のアディダス特有のスリーラインが入ったあの筆箱は、どこからやってきてどこまで運ばれて行くのだろう。あの電車は終点門司港。(2012/09/04)