コミケ参加のお知らせ

 前日の告知で失礼致します。
 ヴィンテージ・ミステリ・クラブは、2008年度夏のコミック・マーケットに出展いたします。
 詳細は下記の通り。

 サークル名:ヴィンテージ・ミステリ・クラブ
 スペース: 8月16日(土) 東2ホール X45a
 頒布物:『クラシック・ミステリのススメvol.1』
     ※初版の誤記・脱漏などを修正した第2版です。
 頒価:1,000円

 現在、いくつかの書店で委託販売をお願いしており、bk1様での通信販売も継続して行っておりますが、直接販売による頒布はこれが最後になると思います。
 今後の増刷予定は今のところありません。
 
 なお、今回のコミケでは参加者の手荷物検査があり、エスカレーターの利用が一部中止されています。詳しくは下記リンクの案内をご覧ください。

http://www.comiket.co.jp/info-a/C74/C74Oshirase.html

bk1の在庫再びゼロに

 昨日bk1の在庫が復活していたのだが、24時間足らずで再びゼロになってしまった。
 もう少しもつと思っていたのだけど。

 これでbk1からの発注分は終了してしまったので、追加発注がない限り在庫は復活しません。
 いただけるかしら、追加発注。

増刷しました!&初版脱文のお詫び

「クラシック・ミステリのススメ Part1」、ご要望に応えて増刷致しました。
 品切れで各チャネルにご迷惑をかけておりましたが、暫時在庫復活するかと思います。
 同人誌だというのにここまで愛顧をいただき、関係者一同御礼の言葉もありません。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 なお、初版時には村上貴史氏によるエラリイ・クイーン『青の殺人』(原書房)レビューが脱落しておりました。初版をお買い上げいただいた皆様には衷心よりお詫び申し上げます。脱落していた文章を以下に掲示いたします。再版分より当該レビューは復活しておりますが、念のため同じページを2008年冬刊行予定の「クラシック・ミステリのススメPart2」にも再掲する予定です。

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E・D・ホックかエラリー・クイーン、あるいはバーナビー・ロス

 州知事の問題解決屋マッコールが幻のポルノ映画を巡る事件の解決に奔走するという軽ハードボイルド色の濃い展開が、最終的に本格ミステリとして決着する『青の殺人』は、クイーンの長篇としての過度な期待さえ抱かなければ愉しめる一冊だ。
 さて、本書は幼い頃からクイーンのファンだったというホックが、梗概をクイーンに送り、その指導の下に完成させてクイーン名義で発表した作品である。そのせいか、『青の殺人』には、ホックから見た“クイーンらしさ”が様々なかたちで表現されていて興味深い。まず、一連のライツヴィルもののように地方都市そのものを描いた点や、『ダブル・ダブル』と共通する「五月十一日火曜日」といったシンプルな目次、作中で重用されるアナグラムなどにそれが感じられる。また、ウーマンリブ運動をミステリの構成要素として取り込んだ点も、クイーンによる赤狩り批判のミステリ『ガラスの村』の影響として読める。最後に明かされる“犯人”のポジションも国名シリーズの某作品と一脈通じており、これまたクイーン的だ。
 それらに加えてさらに興味深い点がある。マッコールは、それぞれギル・ブルワーとリチャード・デミングがクイーン名義で発表した"The Campus Murders"(1969)と"The Black Hearts Murder"(1970)でも主役を務めており、本書は三部作の完結編という位置付けなのだが、その三部作全体を眺めてみると、ドルリー・レーン四部作にも似た仕掛けが施されていることに気付く。果たしてその仕掛けは、梗概を書いたホックのアイディアなのか、それとも三部作を指導したクイーンのアイディアなのか。いずれにせよ、三部作としての再評価が本書には必要だ。(村)

ひさびさ更新

 各地の残部状況です。

飯田橋)ブックスサカイ深夜プラスワン→残部僅少
(大阪)書肆アラビク→おそらくこの週末に在庫復活


 といった感じでしょうか。
 大書店での委託販売には、あと少し時間がかかります。
 ただいま増刷中ですので、完了次第、販売復活のアナウンスを入れますね。

ブックファーストの在庫状況

 担当の方より連絡あり。渋谷店は完売、梅田店は残部4とのことでした。
 どこの販売チャネルもかなり品切れに近くなっていますが、まもなく増刷をいたします。
 未入手の方は暫時お待ちください。