超私的イケメン論。

とにかくアイドルの見た目に萌えるブログ

NEWSの東京ドームコンサートに行ってきました!

 

 大事な大事な友達が今回のツアーに一度も入れなかったので、彼女に向けてNEVERLAND思い出しブログを書きます。
レポじゃないです。
思いのたけを吐き出すだけです。

 


前回、ドームがすごく良かったので、今回は本命ドーム、アリーナも入れたらいいな。
程度に思って申し込んで、結果ドーム両日入ることができました。
席は、ドーム初日がいわゆる天井席。
オーラスはなんとセンステすぐ横のブロック。
というとても贅沢でバランスの取れた配置。
前回のドームで天井席から眺める風景の美しさを堪能しちゃったからね。
天井席嬉しかったし、とはいえアリーナも飛び上がるほど嬉しかったです。

 

 

コンサートの内容はね。

まず、セットリストがとてもとても私好みで、一度は生で聞いてみたかったバンビーナが入ってるし、もう二度と見られないと思ってたBYAKUYAやTouch、シリウスもあるし、やらないかなぁと思ってた大好きなSnow Danceもあってもう、心の中で…神!セトリが神!神すぎる!!って何回も思いました。
ああ、あと、渚のお姉サマーや4+FANも嬉しかったなぁ。
曲順も良かったよね。
緩急の付け方が絶妙だったし、セクションごとの選曲もすごくしっくり来てた。

 

特に、I’m comingからBLACK FIREの繋ぎ方。

そうやって世界観を繋げるか!って思ったし、その後バンビーナのイントロ流れた時はBLACK FIREで上がった熱がまたグワって上げられる感じで好みどころの騒ぎじゃなかったです。
からの、ANTHEMが!イントロ流れた時、これ以上上がらないと思った熱に今度は追い風を送られたような心地よい高揚が来て。
もう!もう!カッコイイがカッコイイに上書きされて、さらにカッコイイでコーティングされたみたいな!そんな空間にいるような気分になって!!!………とにかくカッコよかったです。語彙がなくてすみません。
実はCDの段階では、普段アイドルソングとミュージカルソングくらいしか聞かない私にとってBLACK FIREはハードルが高すぎたんです。
ちょっと、ビックリしちゃう感じというか。
だから、正直、聞き込みが足りなかったんですが、ベッドに寝てる態勢でのてごちゃんの強く繊細な歌声と、それを受けてのシゲの歌声。
さらに照明と映像が一気に空気を上に上げてくれるような、問答無用に心拍数を上げるようなそんな演出で。
驚く程気持ち良くその世界に入ることができまして。
頭の中にカッコイイカッコイイカッコイイ!!しかありませんでした。
楽器を持たずにロックを表現する空間っていうのがまたすごくよかったです。
こういう方法があるのか!と。
新しいモノを見せてもらってる感じも含め。
あれを見られて。いや、感じられてよかったなぁと思います。


それから、恋祭り・D・T・F・4+FANのお祭り感が前半にあったから一気にテンション上がったし、間を空けてのABO・サマラバ・NYAROでもテンション上がりまくりで本当、緩急の付け具合がちょうどよかったなぁと。
メンバーも遊んだり替え歌したりして楽しそうだったしね。
楽しそうなNEWSを見て、もっともっとテンション上がってこっちも楽しくなるしね。
そんな姿を数回に分けて見せてくれるのも嬉しかったなぁ。
ちなみに私はABOが大好きで。
それは、まだNEWS担じゃなかった頃に行ったLIVELIVELIVEの一発目のABOがすごくすごく楽しかったせいもあるんだけど。
本当、何回ABOを見て、一緒に踊ってもあの時と同じように楽しくて。
だから、今回もABOがあってよかったなぁと思いました。
こんなにABOを待ってるのは私だけかもしれないけど。
ぜひ、NEWSさんたちも懲りずに毎回毎回ABOを選曲して欲しいなぁと思ってます。
踊れるし声出せるし楽しいよね。と。


で、あとは。
私はシゲ担なのでシゲばっか見てたわけですが。
ありがたいことに、とてもとても近くで見ることが出来た加藤シゲアキはもう息が止まるくらいカッコ良かったです。
White仙台で初めてシゲをちゃんと見て。見た瞬間床が抜けるように恋に落ちたあの時も息が止まるくらいカッコ良かったし。
Whiteドームで刈り上げシゲアキを見た時も涙が出る程カッコ良かったし。
カルテットドームで「くっちづけを〜」って歌ったシゲを見た時リアルに腰が抜けて動けなくなるくらいカッコ良かった。
でも、今回はそれを上回るカッコ良さだった。
1番最初。
旗を肩に掛けるようにして軍服風衣装を来たシゲを見た瞬間、泣いてしまったもん。
カッコ良くて。
他の理由は無いです。
カッコ良いから泣いた。涙が出た。
もうムリ!って、まだ始まったばっかりなのに。涙が出て大変だった。

 

そのあと、リフターでまたありがたいことにシゲが真上辺りに来て、なんだか私のうちわを見てくれたような幻想が見えて。なんなら目が合ったような幻想が見えて。というか、手を振ってもらったような幻想が見えて(書きながら泣けてきた)。
その時は世界が止まりました。
あそこから多分5分間、私は人生の時間が止まったと思います。
世界は動いてて、ライブは進んでるし周りのお客さんも楽しそうにしてるのに、全部遠くにあるみたいになって。
ぼんやりとシゲの姿を追うことしか出来なかったから。
その時間。体感で5分間。
立ってるのかどうなのかよく分からなくなるくらいふわふわとした時間でした。
しばらくぼんやりして、ふと気がつくとシゲは遠くに行ってて、背中しか見えてなくて、私は観客でシゲはドームの空間に浮いてました。
あの時間はなんだったんだろう。
なんて表現したらいいのか。
そっか。あれか、一瞬、魔法にかかったんだ。そうだな。なんだ。そうか。
そうとしか言えない一瞬でした。
姿を見ただけで泣いたはずなのに、それ以上のことが起こると涙も出ないんですね。
知らなかった。
あの一瞬とその後の5分間は私の宝物です。

 

そして。

 

リフターに乗る後ろ姿、センステで踊る姿、いろんなシゲを見てたあの時間だったけど、時々ね。
この背中に何回も助けられたな。って思いました。
いろんなことがあった時もなかった時も。
あの、仙台以降、この背中に助けてもらって、歌声に助けてもらって、私はこの数年やってきたなぁって、普段思ったこともないようなことを思いました。
何回ありがとうって言ったかな。
背中に向かって。
中越しに時々見える横顔に向かって。

ありがとうって。

小さいわけじゃないけど、この背中でどれだけの人を支えてるんだろうなぁって勝手に思ってまた泣きました。


コンサート前、シゲとてごちゃんが2人でNEWSを引っ張って行こう!ってメールし合ってるって雑誌で読んで。
その言葉だけで、「手越だけに任せておけない」って言ってたシゲもここまで来たのか。って歴は短いくせに重めなシゲ担らしさ出しちゃったんですが。
今回のドーム、シゲはとても大きなNEWSの片翼に見えました。
時々両翼に見えたくらい。
ヒカリノシズク初披露の時、緊張した様子で最初のところを歌い終えた後、フーッと息を吐いたシゲ。
そのシゲはもういないんだなぁと思いました。
堂々としてて凛々しくて。しなやかになったんだろうなぁと。思いました。
オーラスの最後の最後。
泣いちゃったエースの頭をクシャクシャと撫でながら出て来たシゲ。
リーダーの頭もクシャクシャしたシゲ。
土曜日は泣いちゃったまっすーをギュッとしてた。
堂々としてたなぁ。
いい男になったなぁ。
と思いました。
そんな成長を見せてくれてありがたいなぁ。とも思いました。
そして、そんな背中にまた、私も背中を押されるし支えられちゃうなぁと。


今回のツアーは色々あったし、オーラスの熱量がすごかったような気もするけど、比較的フラットな気持ちでシゲを見られたし、NEWSの世界に入ることができました。
とても楽しくて。
心の中が熱くなって、でも心の奥が少しだけキュッとなるコンサートでした。
ひとりじゃないよ。って言ってくれるNEWS。
でもそれは、1人になる可能性を示唆してるように聞こえちゃって。
だから、ちょっとキュッとなるんだよね。
でもまぁ、アイドルのみなさんが必死にもがいてるんだから私も頑張りましょうか。
そう思わせてくれるグループのファンなので。
気持ちよく前を向こう!と思わせてもらえるコンサートで。
本当。
いつもいつも、ありがとう。
そう、彼らに伝えたいし。少しでも届いてたらいいなと。思うコンサートでした。

 

以上!

 

 

 

 

書いてみたらお題があったので参加してみました。

 

お題「私のNEVERLAND」

第2回美しい美しい美しい浅見先生を鑑賞する会。

最近、毎日リバースを見てるのに全然飽きなくて、主題歌をちょっと聞くだけで涙が出るようになりました。

なんだろう。病気かな。

最終回までにもう一回ブログを書こうと思っていました。
が。
こんなにも早くその日が来てしまいました。

 


リバース第5話。

今回も浅見先生は美しかったですね。
いちいちずっと美しいから、その日のうちに第1話と第2話も見返したけど、その間もずっと美しかったです。
ちなみに私は黒縁メガネの大学生時代の方が若干好みです。若干ですけど!!
浅見先生がいちいちずっと美しいのは何故なんでしょうか?
玉森くん自体がいちいちずっと美しいのかな?
でも、あんな型にハマったような動きをする若者がそんなにいるかな?
あれは演技なのかな?
よく分かりませんが。

とにかく。
浅見先生は、顔も表情も美しいけれど、所作も美しいです。

生徒からの電話に出る浅見先生。
困ったような悔しそうな雰囲気で、少し右に傾けた顔と伏し目がちの目。
そこから「2時間目始まるぞ」と切り替えた時の上に向いた顔の角度と遠くを見つめた目。
気持ちの切り替えが、言葉よりこの表情と角度で分かるような気がします。
それ以外の場面も。
村井くんを疑う言葉を掛ける時、一瞬下を向いたその表情と動きが。
「話が聞けてよかった」と言う深瀬くんの言葉を、怪訝そうに聞いている時は俯き、気持ちを切り替えた時には顔を上げる動きが。
自然なのにとても美しくて、その全部を「所作」と呼びたくなります。
もうさ。
焼き鳥を食べる時の首の角度も手の角度も、指先まで、美しくないですか!?
絵に描いたような、見本みたいな角度を保っているように…私の目には、見えました。


日本舞踊をしていた方は、動作がいちいち美しくて日常から全部絵になる印象なんですが。
浅見先生もそんな印象です。
関節の角度がと目線の位置がいちいち美しくて絵になる。
浅見先生の美しさは、本業がアイドルな玉森くんがダンスをしているからでしょうか?
その辺もよく分かりません。
とにかく、浅見先生はいちいちずっと全身が美しくて絵になります。
だからもう、なんていうか。
ずっと、ずっと見てたい。

しかも、全身くまなく。
なんなら、DVD化した時に初回限定版として浅見先生の絵を付けて欲しい。
油絵でリアルなタッチの絵画を。
そしたら、私は美しい額縁にその絵を飾ります。
…だから、私は何を言ってるんだろう。


本当は。
声もいい。とか、演技がすごい、とか。もっといろいろ思ってるような気もするんですが、いかんせん素の玉森くんが全く分からないし、その前にその美しさに目が眩んでそこまで考えが及びません。

 

つまりもう。

浅見先生の前で取り乱して、「落ち着いて!」って言われたいし。
落ち着いた後で、「はいっ」ってコーヒー差し出されたいよね。
ってことです。
コーヒー差し出す時の曲がった肘の角度と、斜め下を向いた顔、キュッと口角の上がった唇。
優しいのにクールに伏せられた目。
全部が完璧。
絵に描いてもらうなら、この一瞬がいいなぁ。
っていうことなんです。

 


ドラマの方は、村井くんに泣かされてしまいました。
不覚にも!
「アンタなんてジャイアンのくせに!なんで…なんで…そんなに不器用に優しいんだよ!」と、号泣です。
あのまま別れてしまうのかなぁ。
というか、村井くんはどこに行ってしまったんだろう。
気になることだらけで、来週も本当に楽しみです。
原作から離れた部分がよく出来てて本当面白い。
早く第6話が見たいなぁと、毎日思っています。
そして、毎日毎日第5話を見ています。
なんなら、1話から見直したりもしてます。


そういえば。
大学時代、村井くんが広沢くんと明日香ちゃんの仲を誤解して喧嘩?するシーン、目をキョロキョロさせる浅見くんは美しいよりも可愛い、という感じでした。
玉森くんは、瞳の黒色が深くて絵筆で描いたような目なんですね。


ではでは。
今から、4回目の第5話を見たいと思います。

美しい美しい浅見先生を鑑賞する会。

 

 

 

驚くほど久々に、ブログを書きます。

久々なのでちゃんと気持ち悪く書ける自信がありませんが頑張ります。

 


ブログを書こう書こうと思いつつ、なかなか頭の中がまとまらず、こんなに時間が経ってしまいました。
が、文章なんて頭で考えて書くもんじゃないな。と思いました。
情熱?衝動?とにかく何かに突き動かされて書く…吐き出すもんなんだな。と。
だって、TV画面を見ながら書かずにはいられない!と思ってキーボードを叩いているので。今。

 

今、我が家のTV画面には先日放送された「リバース」第3話が流れています。
藤原竜也主演の。
湊かなえ原作の。
あのドラマ。
私、湊かなえが大好きなんです。
すごく読みやすいし、イヤミス好きだし。何回も同じ作品読んじゃってる。
ちなみに1番好きな作品は「花の鎖」かな。最初から最後までの繋がりがとても好き。
あとは、「母性」はどうしても何回も読んじゃう。
…とか言っていると湊かなえについて語って終わっちゃいそうなくらいには湊かなえ作品が好きです。
だから、「リバース」も好きで、原作も読みました。
男の子主人公っていうのがなんとなく新鮮だけど、その男の子同士の人間関係もすごく、ぐっとくる作品。いろんな意味で。
ドラマ放映中なので多くは言えませんが、主人公を含めたゼミ仲間の男の子達の関係性がね「男の子って羨ましい」なんていう女子の憧れと妄想だけじゃ片付けられない人間クサくて。キラキラしてなくて。
だからこそリアルで、どんどん読めてしまったという感じ。

 


そんなわけで、楽しみにしていた「リバース」。
原作ファンとしてはドラマになるのが嬉しくもあり不安もありという感じでしたが。
結果は、ドラマとしてとてもとても好みでした。
すごく丁寧に作られてるし、上手くオリジナルエピソードが散りばめられてて、別物じゃない楽しさと別物の楽しさがある。
もう、本当にドラマ化してくださってありがとうございます!
と、TBSの偉い人に言いたいくらい。
キャストもそれぞれよくてね。
正直、原作とは容姿から全然違うキャストもいるんですが、それはそれ。これはこれ。
ドラマの世界の中じゃ、彼らが本物。としか思えない。
村井くん、谷原くんなんかは今のところ小説の中で深瀬くんが語る彼らの細かい性格の説明がない訳なんだけど、もう佇まいからしてその説明通りの人物だって納得だし。
ゼミ仲間で笑い会うシーンなんて、本当に、いつまでも見てたいくらい楽しそうで、このメンバーじゃないと考えられないなぁと思えるくらいです。

 

で。

浅見先生、です。
ただ今、絶賛、浅見先生に夢中です。
玉森くん演じる浅見先生に夢中過ぎて、原作を読み返すのを止めてしまいました。
なぜなら、原作読んだらドラマのイメージが崩れるから。…と、いう逆転現象。


正直、原作内ではあまりいい印象が持てなかったんです。浅見先生に。
いや、ドラマ中にもちょいちょい出てきますけどね。
浅見くんのズルさが。
いや、…ズルさじゃないな、なんていうか他人に対するスタンスっていうか、ヒエラルキーが下である深瀬くんに対するスタンスというか。そんなものが。

「こんなことで将来棒に振りたくない」

っていうあのセリフ。
あぁ、彼なら本心からそう思ったんだろうなぁと、納得できるくらいの片鱗はドラマにもチラチラ出て来ているように見えます。
なんなら、ドラマの方が割と明確に描かれているかもしれません(原作はまだ一回しか読んでないので覚えていないだけのような気もしますが)。
大人になってから、職員室に来た深瀬くんに「深瀬、喉乾かない?」のひと言でコーヒー買いに行かせてるし。
村井くんと谷原くんは最初から割と高圧的で、だから分かりやすく「コイツ…」っていう気持ちにさせられるんですが、浅見くんはそいう分かりやすさはないんです。
優しいみたいだし、思いやりのある発言もしてる。
でも、大学時代、村井くんが深瀬くんにコーヒーをブラックでって頼むシーン。あそこ、サラッと浅見くんも「じゃぁ俺ミルク」って頼んでる。
広沢くんと深瀬くんはハチミツ入りのコーヒーの話をしてたのに。
10年後も、深瀬くんに飲み物買わせに行ってる。
旅行中に女の子達の方に深瀬くんをドンって押したのも浅見くん。
広沢くんがひとりだけカレーを食べたいって行った時、何か言いたげな深瀬くんに声を掛け、自分達の方に来るよう促したのも浅見くん。
谷原くんの前で村井くんの妹と広沢くんがいたことを深瀬くんが見たって話をし始めたのも浅見くん(1回一緒にいたのは谷原くんは知ってたかもしれないけど、最近よく一緒にいるってことは知らなかったみたいだし、浅見くんは深瀬くんが「広沢と村井の妹がよく一緒にいる」的なことを言い出すことは織り込み済みだったかも)。
すごくいい人だし、本人も悪気は無いのかもしれない。
むしろ、村井と谷原はあんなだけど俺は違う。くらい思ってるかもしれない。
そこがね。
そこが!いい印象にならないんです。
アンタ!1番ズルいじゃん!と、私は思っちゃう。
まぁ、単純に浅見くんはとても普通な人間なんだろうなと思いますが(…裏はない、と思いたいです)。

だから、玉森くんが浅見先生を演じると知って、ちょっと残念だったんです。
玉森くんのことは詳しい訳じゃないけど、キスマイだったら玉森くんが1番かっこいい!って言う程度には好きだったので。
せっかくなら、好きなキャラクターを演じてほしいなぁと思ってしまって。
そもそも想像の中の浅見先生像はもっとしどころのない容姿だったので、玉森くんじゃちょっと線も細いし、顔も整い過ぎなんじゃ。と思っていたんです。


それが。

 

ドラマを見たら全く印象が変わりました。
優しいのに、…いや、優しさが余計に、ズルくて人間らしくていい印象が持てなかった浅見先生(でもそこがある意味リアルで魅力的だった)に、その行動や言動の理由を想像したいと掻き立てる奥行きが出来たように感じました。
文字が語る奥行きが無くなった代わりに、声と表情と空気感が語る奥行きが出来たように感じました。

玉森くん演じる浅見先生は、玉森くんの容姿のせいでとても美しいです。
クシャッと笑う笑顔が印象的な玉森くんですが、浅見先生を演じている時はその笑顔をほとんど見ることが出来ません。
眼鏡のせいなのか、表情の乏しさなのか、クールにも見えます。
でも、クールなんて簡単な言葉では言い表しにくい美しさがあります。
硬質なのにしなやか。
しなやかなのに、冷えている。
冷えてるのに、優しい。
優しいのに頑なで、頑ななのに脆い。

そして、ずっとぼんやりと暗い。
肌の色は白いのにね。

その全部がアンバランスで、危うくて、他人から自分を守るために薄い氷の中で足だけ動かしている人形みたいです。
浅見先生はとても人間的ですが。
…私は、一体、何を言っているんだろう。

 

とにかく、アンタが1番ズルいじゃん!という印象だった浅見先生に、玉森くんが血を通わせてくれたおかげで、この美しい浅見先生がズルくなってしまったのには、こんなにも頑なで不器用になってしまったのには、なにか理由があるんじゃないかなと、考えられるようになりました。
どんな家庭で育ったんだろう。
どんな思いで教師になったんだろう。
ここまでどんな生活を送っていて、今はどんな生活をしてるんだろう。
と。
想像を広げる余白を与えてくれたので、たくさんたくさん考えて、その分「リバース」という作品を深く考えることが出来て。
元々大好きだった作品を、もっと好きになってきました。


まぁ、もちろん。
眼鏡を掛けた玉森くんが最高に美しいな。
と思ったから、というのが最大の理由だと思いますけど。
浅見先生を掘り下げたくなったのは。

 

 

ドラマは原作にはないオリジナルシーンも多く、その分登場人物の背景がより掘り下げられていくようなので、今後もとても楽しみです。
浅見先生が追い詰められていくのを見るのはちょっとつらいですが。
浅見先生がどれだけ不器用に信念を貫いて、どれだけ頑なで、どれだけ優しくいられるのかを追いかけて行くのが楽しみでもあります。

 

 

それにしても、今、この瞬間の、美しい玉森くんを浅見先生役にして下さったテレビ局の偉い人に。
そして、浅見先生を魅力的で美しく演じてくれている玉森くんに。
とてもとても感謝です。

あー、次週を見るのが楽しみなような、終わりが近づいて行くのが今から淋しいような。
そんな気分です。

 

 

ということで。
ちゃんと気持ち悪く書けて満足したので、この辺にしようと思います。
ではでは。

オタ歴20周年の宝塚ファンがQUARTETTO(東京ドーム)の感想を語る。

去年のちょうど今頃、「もう、Whiteを超えるコンサートには出会えないと思う」と私は友人にひたすら語っていました。
私のドームコンの概念、どころかアイドルのコンサートの概念を根底から覆してくれたコンサートがWhiteでした。
NEWSは遠くにいるかもしれないけど、全身で参加出来るコンサートで、遠くにいたって全然淋しくなくて、ずっとずっと楽しい!って思えるコンサートでした。
広い会場でもアイドルが近くに来てくれるのが素晴らしいコンサートなんだって思ってたけど、全然そんなことなくて、ドームコンの概念が根底から覆されたコンサート。
それが、White。
そんなことを一年間ずっと語ってました。なんなら、今回のツアーが始まった時に「本当にWhiteは終わっちゃったんだぁ…」ってCD聞きながら泣いたくらい。本当に大好きだった。Whiteが。
それまでは、17歳の時に行ったTHE ALFEEのコンサートが一番で。
その後何回誰のコンサートに行っても、それを超えることはなくて。
やっぱり初めて行ったコンサートっていうのは超えられないんだなぁって、思ってたんです。
それなのに。Whiteは、私の初コンサートを超えて来た。
まさか、と思う勢いで。
楽しくて楽しくて。本当に楽しくて。
何が楽しかったって、すごく良席だったアリーナより、ドームのスタンド真ん中あたりで見た時の方がもっと楽しくて。
曲も構成もWhiteにまつわる全部が大好きでした。
そりゃ、泣くわ。終わっちゃうのが嫌だって泣くよ。っていうくらい。
だから、QUARTETTOツアーが始まっても過剰な期待はしなかったし、出来なかったんです。

 

それが。

 

6月11日終了時点で、私。

「Whiteより好き!!」

的なことを超長文にして友人にLINEで送りつけてました。
昨年、どれだけWhiteが素晴らしかったか聞いてくれた友人に、です。
ちなみに、ALFEEのコンサートに一緒に行った友人でもあります。

もうね。本当に本当に本当にすごかった。
素敵だった。
素晴らしかった。
感動した!

以上!
って言いたいくらい、ドームのQUARTETTOが大好きでした。
私の好みが散りばめられ過ぎてた。
どのくらい散りばめられてたかっていうと、NEWSじゃないところを見ている時間がものすごく長かったくらい。
空間と演出が好き過ぎてそっちを見るのに必死になるくらい散りばめられてた。
いや、ガッツリ見てきましたけどね。NEWSを。

 


ということで。
ちょっとブログの主旨から外れて、NEWS LIVE TOUR2016 QUARTETTO の感想です。

 


タイトルにも書きましたが、私はジャニオタかつヅカオタです。
なんならジャニーズより宝塚の方が濃いくらい。
今年でヅカオタ歴20周年。ついでにミュージカルファン歴は23周年です。
宝塚も好きだしミュージカルも好きだし、20代の頃は本当に興味のある舞台なら何でも見てました。
どちらかというとダンスの方が好きなので、タップやバレエやアイリッシュダンス、カンカン…あ、ボブフォッシーも見たな。
小劇場の演劇や四季も見たし、ブロードウェイの来日公演も。
で、合間に宝塚をガッツリ。基本はヅカオタだから。
そんなわけで、脳内がミュージカル寄りなんです。
ミュージカルとかクラッシックとかショー(レビュー)寄り。
だから…なのか、単純に私の好みなのか、ついつい演出を見ちゃう。
アイドルを見に行くはずのコンサートで、アイドルを総合芸術の一要素にしたくなっちゃう節があるんです。勝手に。
というか、演者が総合芸術の一要素になってる方が完成された舞台に見えちゃう。
本当に勝手な見方だけど。


そんなめんどくさい総合芸術かぶれ脳な私の目で見たQUARTETTOは、まさに総合芸術でした。
わりと正統派な。
舞台装置、照明、映像、音楽、演者の技術と魅力、その全部の融合具合が圧巻で。
鳥肌が立って動けなかった場面が何回かありました。
空間の美しさに泣きそうになるなんていつ振りだろうと思うくらいに。圧巻。

…正統派は言い過ぎかな。単にNEWSファンの欲目かな。

 

そんなわけで。


まず、メインステージのセットです。
もう、このセットからすでに上がりました。
たぶん、オペラ座を模してるんじゃないかなと思うセット。
赤い緞帳のような膜が掛かってて、サイドに階段を付けたり、舞台の高くなっている部分を支えてるところ(何て言えばいいんだろう)を柱に模すようにしてところどころ黒くなっていたりして立体感を出しつつ、モニターもあるしシンプルなところはシンプルという感じ。
このセットが本当にスゴイ。
最初はなんだか品があって可愛いなぁ。
赤い緞帳が舞台セットみたいで好みだなぁ。だけでしたが、コンサートが始まるとこのセットの汎用性の高さが分かる分かるんです。
そう書いてるだけで、もう鳥肌つぐらい。
初めてこれを見た時に「あー、QUARTETTOだから舞台を意識したんだなぁ。私好みで嬉しいなぁ」としか思わなかった私バカ!って言いたいくらい!動き出してからの方が凄さが分かるセットでした。


そして、照明と映像。


今回は、この2つが本っ当に重要で素晴らしい役割を担っていたように見えました。
今回のコンサートは、照明と映像の効果で、オペラ座から世界旅行、宇宙旅行、いや時間旅行まで出来る仕組みになっていました。行ってないけど。実際には…いや、私は行ったよNEWSに乗せられてあらゆるところに!時空を超えた。ドームにいながらにして。
形は美しいけれど、色彩はシンプルだったメインステージのセットの汎用性の高さは、この映像と照明によって証明されます。
今回のメインステージは巨大モニター以外に、舞台セット内の柱を模すようになっていたところの間の黒い部分にも映像が映るようになっていました。
それに加えてメンバー各々が乗っていたフロートのサイドにも映像が映るシステム。
そこに照明の色が加わって世界観を瞬時に変えるのです。

例えばチュムチュムなら、照明は黄金色。モニターにはマンダラを模した柄。
ステージ上にはインドの民族衣装を意識した衣装のジュニア。
そして、蛍光イエローによく見ると中華っぽいようなアジアっぽいようなセーラーっぽいような襟を付けた衣装のNEWS。
NEWSの後ろには大きなセリがあってそのサイドの部分をキラキラと光る金色の細い布が幾つも垂れ下がっています。
それまでの「希望〜Yell〜」の世界から一気に黄金色できらびやかなインドの世界へ。
もちろん、あの、民族音楽調のイントロあっての世界ですが、音楽と照明、映像の融合が一気に世界を変えました。
その世界は、いい意味で悪趣味な豪華さ。
インドではないけれど、秘境の中に隠されたバビロニアの財宝を目の前にしたような。そんな世界でした。(バビロニアの財宝伝説は宝塚の演目で見た程度の知識です)
オペラ座を模していたはずのセットは、一気に黄金で出来た壁に様相を変えます。
照明と映像と音楽で変えてみせたのです。
チュムチュムはコンサート序盤の曲でした。
この様子を見ながら私は、これはヤバイぞ。と思っていました。
この時点で、NEWSは総合芸術を完成させるための大切な大切な、けれど1つのピースにしか見えなくなってしまっていたので。
私の気持ちはすっかり、インドに飛んでいたし、黄金の世界に舞うマンダラに酔いしれてしまっていたので。
せっかくアイドルのコンサートに来たのに、アイドル見なくてどーする!
と、思っていました。


それなのに。


続くKAGUYA。
今度は、薄いブルーの照明になりました。…私の記憶が正しければ。
(の、前に、床が抜けたセリの部分に飛び込んで行くNEWSの4人にまた上がりましたが。セリ大好き。セリ使いが斬新なほど好き。関係ないけど、「ガイズ&ドールズ」でマンホールに見立てたセリにスカイが入って行くとこ本当好き)
モニターには、反物を模した美しい映像。
と、なんと和服姿のNEWSの映像が流れます。
薄暗い中に切ない顔を浮かべたNEWSの面々が順番に映っては消えて行く。手だけ、傘だけの映像を交えつつ。
赤色を基調にきらびやかさの中に艶やかさがあったPVとはまた趣が変わり、静寂と青、静かで儚げな大人の艶が漂うモニター映像。
そこに、あの和楽器の音色を思わせるイントロが流れます。
ドームはインドから一気に日本。時間的には江戸時代辺りに飛んだように感じました。
さっきまでインドの宮殿内部だったメインステージのセットはブルーに照らされ、静寂の闇夜に浮かぶ建物にしか見えません。
そして、セリに飛び込んだNEWSさん達はというと、なんとバクステに現れるのです。
その演出にも驚きますが、赤いラメ?が舞う中で赤い傘を持って、黄色の衣装で踊る姿は、モニターに映っている切ない想いを抱えた青年達にも見えるし、その青年の心を象徴した宇宙からの使者にも見える。
あぁ、スゴイな。スゴイな。
の、連続です。
ちなみにこれ、ドーム2階席、後ろから4列目辺りから見てる感想です。
とにかく美しくて、世界観に圧倒されっぱなしでした。


さらに、KAGUYAの後の太陽のナミダ。
バクステからフロートに乗ったNEWSさん達。
静寂の艶で包まれたドームの様相はまた一気に変わります。
闇夜に浮かぶ建物が燃え始めるのです。照明は赤。映像は炎。もちろん、セット下部の柱の間のモニターも燃えています。
燃え始めたのはメインステージだけではありません。NEWSさんたちの足元も燃えているんです。
なんだか、ドームの温度まで上がったみたいな、赤い世界。
まるでプロジェクションマッピングのようにも見えました。
オペラ座を模したセットが、太陽に飲まれたかのように燃えて見えたので。
その世界が壮絶に美しかった。
太陽のナミダのエキゾチックなメロディとメンバーの切なさと必死さを込めた歌い方が世界を完成させて、あの広い空間が太陽の内部を表しているようにも見えたし、宇宙から太陽を見てるようにも見えました。
オペラ座が燃えているようにも見えたし、恋をしている青年が泣いている心の中にも見えた。
すごい世界でした。
鳥肌が立って動けなかった。
破壊されていく世界の美しさ…なんて表現をしたら誤解を生んでしまいそうですが、あくまでステージ中のデフォルメされた世界として、本当に美しかったんです。
語彙が少なすぎて美しい美しいしか言えてませんが。本当に、とにかく美しくて、空間に飲み込まれそうでした。
私の見たいもの、全部ここにあった。みたいな気分で。
で、結果、アイドルのコンサートに来たのにまたアイドル見れてないじゃん!と反省するわけですが。


そして、Happy Birathday…といきたいところですが、この調子で行くと一生終わらない気がするので、後半に一気に飛びます。
本当はね、愛言葉にも四銃士にもWonderもシリウスも…どころか全部思うところはあるんだけど、文章が短く出来ないので。割愛。
この辺はきっともっと上手に語る人がたくさんいると思うので。


後半。
いわゆるお手振り曲。
お手振り曲、天井席でもめちゃくちゃ楽しかったし、やっぱり世界旅行でした。
サヤエンドウでは、モニターに海賊の旗、NEWSの足元には波も模した映像。
照明の色もあって、ドーム内はまさに航海中!
からの、恋のABOでは照明は一気にキラキラと眩しくなって、映像もまるでミラーボール。
オペラ座だったステージを有したドームは一瞬でディスコフロアに変わります。
お立ち台にはNEWSの4人的な。
その眩しい4人を見ながら一緒に踊る私たちも全員がディスコに集まる客。みたいな。
飛んで、アンコールでのONEはスタジアム、桜ガールではNEWSの足元にはもちろん、会場中に桜の絨毯が見えるようでした。
恋祭りはもちろんお祭り会場。
モニターに映る提灯の美しさと、盛り上げるNEWSの歌声、舞うタオル。まるで、地元の大きなお祭りに来たみたいな雰囲気。

 

あぁ、もう、本当にすごかったです。
世界観が統一されてないって?
いやいや、これだって、立派なレビューの手法だと思いますよ。
Whiteはストーリー性もありながら客席の参加部分も多くて、どちらかというとアトラクション的な感じでしたが、QUARTETTOはスピーディーな場面転換が特徴で娯楽的要素の強いショーのようでした。
宝塚にもストーリー性のないおもちゃ箱のようなショーがあります。
それでも、そのめまぐるしい世界が快感になるのです。
1つ1つの場面、ナンバーのクオリティがちゃんとしてれば、すごく得した気分になる。
宝塚のショーにはオープニングがあって、スターさんの歌があって、場面が転換して、盛り上がってきた辺りに中詰と言って目玉があって、また場面が変わって、さらにフィナーレがあって、パレードがある。
その流れに慣れている私には、今回のQUARTETTOがとても観やすかったのもありますが。
1つの山場が四銃士で、中詰はイザナイヅキから始まるWonder→シリウスまでの流れ。お手振り曲がパレードで、ヒカリノシズクはトップスターの最後のソロかデュエットダンス、かな。
で、アンコールがパレード。
この流れは、他のグループも大きく変わりはないのかもしれないけど、なんだかすごく上手く流れて行ったように思いました。
テンションの所在を安定させやすかったというか。

Whiteが能動的なコンサートであるなら、QUARTETTOは受動的な印象。
観劇は、映画ほどではありませんがコンサートよりずっと観客が受動的なエンターテイメントです。
とにかく、与えられたものにうっとりして、その世界に酔いしれることを楽しむエンターテイメントだと思っています。
制約のある中で色々な工夫で場面転換をしながら客席をあらゆる世界に誘ってくれるなぁとも。
派手なセットも好きだけど、1つのセットを色々なものに見立てて転換してく舞台も好き。
演者と演出家の力量も問われる気がして。

おもちゃ箱のようにめまぐるしく変わる世界観。
それは自分から飛び込んでいかなくても、与えられるものを見てるだけで十分伝る世界でした。
さらに。その世界はごくシンプルなセットで、音楽・照明・映像、そして演者の技術によってだけで作り出されているのです。
だから、今回のQUARTETTOはとてもショー的な印象を受けました。ミュージカル寄りのショーの、ね。
だからこそ、天井席から見るのが楽しかったんだと思います。


メンバーが近くに来る?そうなったら嬉しい。本当に。
遠くから、手だっていっぱい振りました。
でも、もう、そういうスケールの世界じゃないんだなと、思いました。
ショーのスケールが大き過ぎました。
大きくて圧倒されて、でも、大きいのに、NEWSはその世界に入れてくれました。同じ世界に、その場にいる全員で旅が出来た。
愛言葉では、会場中の全部が愛の色で染められて、キラキラした宝石を渡されたみたいでした。
スケールじゃないかもしれません。愛の伝え方が上手いのかもしれない。
…なんて真顔で言えるくらい素敵な空間でした。

私のいる場所からはかなり遠くに4人が乗ったフロートがあった時、確かライフの時かな。フロートの下がキラキラ光った映像になっていて、それを見ているだけで、うっとりするくらい美しかったです。
そして、いつも思うのですが、NEWSの4人は曲の歌詞をよく吟味しているのか、全員が同じ世界観で歌っているように聞こえます。
だから、遠くで聞いていても、まず歌声が世界に誘ってくれる。
そして、それが、私のミュージカルファン魂をくすぐってくるんです。

 

何度も言います。
本当に本当に本当に素敵な空間でした。
たくさんの夢のような世界に連れて行ってくれたNEWSにありがとうと言いたいです。
Whiteとは違うアプローチでこんなに素晴らしい世界を創り上げるなんて。
今回は終わっても泣きません。とにかく、次回が楽しみです。

で。
このコンサート、宝塚ファンに見て欲しいなぁ。
と切実に思ったのですが、チケット難でしたからね。
まずは、次回も無事自分が参加できることを祈ります。

 


ちなみに、四銃士のときは圧倒され過ぎたのと、こういうのが見たかった!が溢れすぎてペンライトを動かすことすらできないくらい固まってしまいました。
西本智実さんが出てきたところ。あの演出のすべてが最高でした。

 

 

 

ではでは。

その手は、笑顔の下の隠し玉。〜増田貴久編①〜

学生時代、友達同士で何フェチか?という話になると、必ず1人は「手フェチ」だと言う子がいました。
個人的には、顔を覗けば男性の身体のパーツで好きな場所は腰骨なので、友達同士の話の中で「手フェチ」だと答えるなんて、あまりにも無難な答え過ぎるだろ!くらいに思っていました。
いや、本当に。
当時の私をブン殴りたいくらいに。
だって、腰骨好き!とか大声で言いにくいし。
あの、ズボンを腰で履いた時に見える感じがたまらない!とか、言いづらい。
でも、仲間内で盛り上がるにはなかなかの素材。友達同士だからこそ、言える。的な。
それなのに。
「手フェチ」とか!
手だよ!手!そんな隠れてもない場所!
フェティシズム感じる?大声で発表したって恥ずかしさとかないじゃん!って思っちゃうじゃないですか。
なにカマトトぶってんのよ。じゃなかったら、分かってないな。と。
当時の私は壮大に思っていました。
心の中で。
「手フェチ」だと言った友達に向かって、そりゃもう上から。…あくまで心の中で、ですが。

しかし。

分かってなかったのは私の方だったのです。
調べてみると、手は、分かりやすく男性的・女性的が表れる場所、だと言っている人がいました。
「女は男の指を見る」なんて本までありました。
手は、その人の生活の象徴、フェロモンの象徴。だと、いろんなところに書いてありました。

なるほど。

「目は口ほどに物を言う」と言いますが、「手も口ほどに物を言う」のだと思います。
手の甲のすじ、手のひらのしわ、指の形、爪、仕草…それを見て、人は、その人がどんな生活をしているのか、はたまたどんな性格なのか無意識に考えてしまうのではないでしょうか。
昔、男性は狩りをして生活をしていました。
筋張って血管の浮いた手の甲は、いかにも力が強く、狩りが上手そうです。
お腹を空かせて待っていると、男性がイノシシでも狩って来てくれるかもしれません。
獰猛な野生の動物と戦うためには、大きくて力強そうな手が必要。
強いパートナーを持つことは、女性の生きる術でもあったのだと思います。
そんなデキる手に、女性は男性性を感じ、魅力的に見えるのだと、改めて思うのです。





ということで、増田貴久編①。
まっすーの、手。です。


私は、手フェチではありません。
まず顔、身体の形。
男性に出会っても、手を見るのはかなり後になってしまいます。
でも、まっすーの場合は違いました。
何が一番初めか分かりません。とにかく、手が気になるのです。
手、というか、手の甲。
一度気になり出すとそこしか見えなくなる、私の悲しいサガ。
まっすーの手が気になって気になってたまりません。

特に気になるのは、手を大きく開いたところ。
親指が反るように外側を向き、手の甲にピッと筋が入ります。調子が良ければ血管も浮きます。
その反った親指が、均整の取れた甲の筋が美しいのです。


まっすーは、丸顔です。
無邪気な笑顔が特徴で、今年で30歳だなんて信じられないくらい可愛い顔をしています。
まっすーがキュッと笑うと私も幸せ。みたな。
かわいい。なんだか、ずっとかわいいままの男の子。みたいな顔をしています。
でも、そんなまっすー手は、その笑顔とは対照的に程よく無骨で程よく繊細なのです。
指の節はゴツゴツし過ぎない程度に太く、長さも細すぎない程度に長い。
そして何より手の甲に美しく筋が入りやすいのです。
丸顔のせいで誤解され気味ですが、まっすーはぷにぷにしているというよりは筋肉質な体質です。
そのせいか、手にも余計な脂肪がついておらず、肉厚というよりは鋭い形をしています。
ゼウスの放送で2度披露された裸の上半身には見事な筋肉がついていました。
しかし、それは服の上からではなかなか分かりません。
その分からない筋肉を想像させてくれる場所がこの手。さらに言えば手の甲に入る筋だと思うのです。

NEWS10thアニバーサリーコンサートDVD内。
中盤のLiarという曲中で、まっすーが片手で顔を覆う振りをする箇所があります。
その手が!
開いた指と、そこから続く手の甲がまぁ美しい!
それまで笑顔で私を癒していてくれたまっすーは仮面だったの?というくらい、程よく節のある指と美しく腱の浮いた手の甲は、繊細に雄々しく、初めて見た時にはその画面に釘付けになりました。
いっぱいまで開いた指。
それを支えるかのようにピッと浮いた腱。
また、まっすーは小顔なので余計に手が大きく見えるんですよね。
だから、その男らしい手が、まるで外には見せないまっすーの顔のように見えてしまったんです。そして、なぜか胸がキュッとしたんです。
例えて言うなら、見てはいけないものを見てしまったような気分。
無邪気で癒し系、アイドルという姿勢を頑なに崩さないないまっすーの表情を見てしまった。さらに、服に隠された美しい肉体まで覗き見てしまった、そんな気分でドキリとしたのです。
あの美しくも雄々しい手が、隠したいはずの本物の増田貴久を物語っているようで。
見てはいけないのに、もっと見たくて、ドキドキと胸が高鳴る。そんな気持ちになったのです。

例えば、誰が見ても癒されるゆるキャラの中に、とんでもないイケメンが隠れていて。
ある日、その着ぐるみに付いて行くと手の部分を覆っていたものが外され、力強くて大きい、程よく繊細な手が現れて、その手でグイっと体を引き寄せられたら。
そのまま、その手に見とれていたら、着ぐるみだと思っていたゆるキャラの仮面が剥がれ、雄々しく美しい男性が現れたら。
そんな時に感じる気持ち、と言ったら分かりやすいでしょうか。



まっすーの手に対して思う気持ちはギャップ萌え?
いやいや、結局はその手に浮かぶ筋と、動く指の表情が見せる美しさにウットリしてしまうのだと思います。
手は男らしさの象徴。
まっすーは癒し系だと思っている方に、それだけじゃないんですよ!と声を大にして言いたい。
あの手を見よ!と。
「手は口ほどに物を言う」。
あの、無骨で繊細で美しい増田貴久の手が、まっすーという仮面の下に隠された雄々しさなのだとしたら。
その手の持つ表情に心臓を鷲掴みにされたいと思いませんか?
私は何度でも鷲掴まれたいです。
たぶん、握力も相当ありそうな筋張ったあの、手で。

笑顔の下の隠し玉。
無骨なまっすーの手が象徴する、あの雄々しさに世間が気付いた時、ここら辺界隈は世界が一変するかもしれませんよ。
世間が気付く前に、私は思い切り堪能する予定ですけどね。


ちなみに、握力は全身の筋力を見るときの指標だと言われています。
筋張った手は全身の筋力を表す指標かもしれません。
そう思うとあの、まっすーの手の甲に浮かぶ筋の美しさから全身の筋肉が想像出来るようで、ワクワクしませんか。
無邪気な笑顔の下に隠した手は獲物をたくさん獲って来そうな力強いデキる手!
ほら、ワクワクしちゃう。
とりあえず、私はワクワクしてますよ。




ではでは。

目尻に潜む隠匿の美。〜小山慶一郎編①〜

流し目が好きです。
昔から。

眉間のシワと流し目。これが、私の表情萌えどころツートップ。
強い目ヂカラでこちらをジッっと見つめられることも大好きです。もちろん。心臓持ってかれるんじゃないかというくらいドキドキするし、もう、どうにでもしてくれ!くらいには思います。
でも!
例えば切れ長の目を少し伏せて目線だけこちらに向けられたら。
いや、もはや視線なんかいらない。伏せた瞼。その視線は少しだけ横に逸らされます。
女性であれ男性であれ、その表情は否応なしに憂いを帯びると思いませんか。
何を思い悩んでいるのだろう。と。
さらに、その瞳が意味ありげにこっちを見てきたら。もちろん、視線だけを動かして。
口元がニヤリと笑ったら。
もの言いたげなその瞳にドキリとすると同時に、ウットリと魅入ってしまいそうです。


…って、すべてはテレビ相手の妄想ですが。


大衆演劇では艶やかな着物を着て、目尻に朱色のラインを入れた、女性以上に美しい役者が少しうつむき加減で視線だけをこちらに向けているポスターをよく見かけます(ウチの近所に大衆演劇専用劇場があるんです)。
宝塚でも、ショーの見せ場でスターさんが、顔は正面を向けず視線だけを流すポーズを取るときには一斉のオペラグラスが上がります。そして、その色っぽい視線にうっとりするのです。

どうして流し目はあんなにも魅力的なんでしょう。
何故、あんなに色っぽいのか。
これを紐解かなくては始まらない。と、勤勉な私は調べてみました。


『流し目とは「顔を動かさず、瞳だけで横を見るさま」を表す言葉。
その意味深な目の動きから、異性の気を引く行為を「流し目を送る」と言います。』


…ということだそうです。
熱い眼差しではなく、チラリと視線を送る。目ヂカラとは反対の隠された視線に、相手は隠された意味を求め、そこに深い余韻と色気を感じるのだそう。
なるほど。なるほど。
つまり、チラリズム
すごく分かる。全部見せられるのも良いけど、余韻を残されると気になるし、大人の駆け引き的なものを感じる!
勝手に意味とか考えて、勝手に憂いがあるとか思っちゃって、気付いたらその視線に溺れてしまっていそう。
全部が全部、その、チラリと送られた視線からの憶測なのに!!



ということで、小山慶一郎編です。




前置きが長かった。
こうなると言いたかったことのほとんどを言ってしまった気がするくらい。
とにかく、小山さんの目尻が好きです。
切れ長の目を象徴するような鋭角な目尻。
それは、普段は優しい性格を表すように柔和な場所です。
だって、小山さんっていつも微笑んでいるような印象があるから。
口角が上がっているからか、涙袋の影響か、やっぱり性格故か。小山さんは、なんでだかいつも微笑んでいるように見えるのです。

けれど、それは普段の話。

これがステージ上では違うのです。
違う…というか、私には違って見える。
切れ長の目を象徴するように、上に向かって流れる小山さんの目尻。
それはまるで、上質な化粧筆で細く線を入れたかのような美しい曲線です。
その上向きな曲線が、ステージ上ではとても効果的に働くのです。
本人はどこまで意識しているのかは分かりません。
相変わらず微笑んでいるだけのように見える瞬間もあります。
けれど、微笑んでいる時にだってふとした瞬間、その視線は足元に動かされます。
カメラから外されます。
さっきまで、こっちに向かって微笑んでいたのに。
その視線が外れた途端、いや、視線が少し横に動いただけで、とても意味深な余韻を感じてしまうのです。
勝手に。
勝手にそんな憶測を呼ぶくらいの余白を持ち始める。小山さんの目が。

最近…ではないけれど、我が家のHDDに入っている限りの映像では、「四銃士」を披露したミュージックフェアの時。
間奏中、振り向きながらジャケットを少しだけ脱ぐという振りがありました。
その時、顔も一緒に振り向いて視線をこっちに向けるのですが、小山さんの目はカメラを捉えませんでした。
切れ長の目はこちらに向けて、瞳もこちらに動かしているのに、絶妙にカメラから外されている視線。
さらに、視線を戻しながら瞼を僅かに閉じるのです。
その直前、大きな瞳でカメラを凝視し、目線だけで痛烈に何かを訴えてきたシゲアキさんとは対照的に、意味ありげだけれど直接的には何も言ってくれない眼差し。
その瞬間、口元に薄っすらと浮かぶ微笑と相まって、読めない余韻だけを私に与えました。
もの言いたげなのに、直接は瞳がこちらに訴えてくれない。
言葉も感情も教えてくれない。
だから、行間を読むしかないのです。隠された文字を探すしかない。
切れ長の目が語る言葉を。憶測で。
何かを言いたげで、そのくせ「何を言いたいのか知っているでしょう」なんて、上から。分かりもしないってことを絶対に分かっていてそう言ってくる、その瞳に隠された言葉。
それを探るしかないのです。
少しだけ憂いを感じ、目が離せない程の色気がある視線。
決して雄弁ではないのに、チラリと訴えてみせてはこちらを虜にする。
意味深な余韻を小山さんの視線に感じるのはそんな瞬間です。

江戸時代、眼帯で瞳を隠した女性に色気を感じる。というようなことが言われていたそうです。
それこそ、隠匿の美。
隠されているから美しい。

小山さんの目は切れ長で、「目は開いていますかー?」なんて今でも冗談で言われてしまうほどです。
けれど、そんな風に揶揄される瞳だからこそ不思議で艶やかで美しい余韻を持つ流し目が生まれるのだと思います。
目ヂカラ強い瞳じゃ余韻は生まれ難いのだよ!(私はシゲ担だ!)(シゲアキさんの視線もなかなかの余韻だと思っているけれど)
大人の余韻だ。
大人のチラリズム
分からないお子様は修行でも積んできたらいい。
その間にたっぷり私が楽しむから。小山さんの隠された行間の美しさを。
しかも、それがいつもは微笑んでいるように見える優しい小山さんから生まれるんだから、さらに輪をかけてゾクゾクします。


前から小山さんは女形が似合いそうだな。と勝手に思っていました。
女性らしい、のではなく女形が似合いそう。
その体型なのか、優しさのせいなのか、女子力の高さ故なのか。いろいろ考えていましたが、その理由のひとつに視線の余韻があるんだなぁと分かりました。
流し目が似合う切れ長の目。
あの目が、上向きの目尻が、きっと妖艶な女形を思わせるのだろう。と。
いつかあの目尻に朱色のラインを引いて欲しいと思っています。
朱色のラインを引いて、聴衆から視線を外して欲しい。
口元で微笑んで、視線を下に向けて欲しい。
そして、私は、その意味ありげな視線の行間を読むのです。
優しいはずの小山さんの裏を見るような気持ちで。
ゾクゾクとその魅力の虜になりながら。
そんな瞬間を今から楽しみに待っています。



…なんて言いながら、すでにその魅力の虜になり過ぎるほどなっていますが。

黒い瞳の貴公子。〜中島健人編その②〜

アイドルの瞳は、そうじゃない人間の何倍も光を吸収する力を持っていると思います。
吸収してそれを発信することに、常人では考えられないくらい長けてる。
NEWSコンに初めて参加した時、手越くんの瞳があまりにもキラキラしていて驚きました。
その輝きは24時間テレビで、24時間キラキラしていた瞳と同じでした。
もちろん、ライトの効果もあると思います。
でも、私に同じライトが当たったところであんな、ガラス玉みたいなキラキラした輝きにはなりません。
スポットライトなんて、中学生の頃文化祭で演劇を披露して以来当たったことはないけど。
それも、台詞が5つくらいしかない役だったから、大したライトも当たってないけれど。
そもそも、東京ドームのライトと、田舎の中学校の体育館のライトを一緒にするなって話だけど。
でも、当たる前から分かります。
あの、光を反射する瞳は私にはない。
私だけじゃない。その辺に歩いている人にはない。たぶん。いや、絶対。
手越くんなら、体育館のライトだって、目の中ガラス玉にしてキラッキラの光を返すことが出来ると思う。これも絶対。
だって、彼はアイドルだから。
それも、地下アイドルじゃない。自称アイドルでもない。
アイドル界のど真ん中のアイドル、だから。
あの眩しさに貢ぐんだから。…少なくとも、私は(手越くんの話は、手越祐也編で思い切りしよう。そうしよう)。



そんなわけで、中島健人編。その②です。
中島健人編では、こっちが本命。
けんてぃの魅力は瞳にあり!そう思っていたのに、昨日はうっかり口元について語り過ぎました。間違えた。



キラキラした瞳のアイドルを想像してけんてぃを見ていると違和感に気付くのです。
まぁ、アイドルにも色々あって、職人系もいれば、王子様タイプ、ヤンチャ系…とか。まぁ、その中で瞳キラッキラアイドルど真ん中!っていうのは、王子様タイプだと思います。
そもそも、なにをもって王子様タイプなんだか分かりませんが。
私にとって王子様と言えば相葉雅紀なので。でも、ネットニュースなんか見ても相葉さんを王子様系と括っている記事はない。
先日の記事では、王子様系ジャニーズと言えば手越祐也・山田涼介・中島健人、だと書かれていました。
だから、まぁ、一般的にはけんてぃは王子様ということになるのでしょう。
大丈夫、こっちだっていい大人です。自分の主観が世界の基準じゃないことくらい知っています。偉い人が中島健人は王子様、と言うならそうなんでしょう。
相葉さんは、相葉担の王子様。それで手を打ちます。

そんな、王子様系ジャニーズのけんてぃ。

そのけんてぃには、当然、瞳キラッキラを期待してしまいます。
なんせ、手越くんも山田くんもキラッキラだ。眩しいくらいにキラッキラ。
けんてぃにも期待するよね。
する。
…。

あれ?

けんてぃの瞳ってキラッキラしてなくねぇ?

これが、第一の違和感です。
おかしい。
キラキラしてない。王子様、なのに。
キラキラしていないせいで、王子様的熱量(褒めてる)も感じない。
王子様は悲しいことなんかないんです。王子様だから。
真っ白な国に住んでいるんです。王子様だから。
颯爽と現れて、キラキラ笑って、普通の女の子をお姫様に変えてくれる。
選ばれた人間として育てられた余裕と鈍感力。それこそが王子様の魅力です。
たとえ、山田くんや手越くんがそんな道を辿っていないとしても、そう思わせない、あくまでも王子様として振る舞えているなら王子様系アイドルだと思います。
努力も苦労も当たり前として捉え、キラキラ笑って、キラキラを分け与えてくれる。それこそが王子様。
でも、けんてぃの瞳にはその魔法のキラキラがありません。
全てを跳ね返す光がないのです。
なんなら、セクゾの他のメンバーの誰より瞳に映る光が少ない。


でも。
けんてぃの瞳は魅力的です。
光がないからこそ魅力的。
漆黒の瞳なんです。
キラキラしているガラス玉とは対極にある魅力。暗がりの美しさ。という雰囲気。
その瞳はしばしばライトから逸らされます。
まるで、光の向こう側を見るように。
瞳が目の端に寄り、元来丸く、げっ歯目の瞳のようなそれが、急に切れ長になるんです。
切れ長の目の端にある漆黒の瞳。
この字面だけでゾクゾクします。
光を跳ね返すんじゃない。吸収して、敢えて明るく照らさずに世界の果てまで見つめているような眼差し。
漆黒の色気、と呼ぶべきでしょうか。
もっと語彙があれば、もっと素敵な表現ができるんですが、私はにはこれが限界です。
本気の時のけんてぃの瞳は、獲物を捕らえた、白蛇みたいだなぁと思います。
美しく尊い白蛇。
運んでくるのは幸せだけじゃない。
それは、沼の底に連れ込むような黒い光です。
けんてぃが目を細めた時。その端に漆黒の瞳が動いた時。
王子様に照らされていた世界が黒く輝く。そんな、厨二っぽい言葉が頭に広がってしまいます。
シングル曲の冒頭を任されることも多いけんてぃ。
グループ最初のソロカットでカメラを捕らえるけんてぃの瞳。
下から上を見るような眼差しには、光ありません。
キラキラなんかしていない。
薄く開かれた瞳はまるで、水に濡れたように深い黒です。
全部は開けずに、全身でこちらを意識している瞳。
その不安定であざとくて計算された魅力に魅了されてしまうのです。私は。


私の中では、けんてぃは貴公子という括りです。
貴公子じゃなかったら伯爵。
ベルサイユのばら」でいうところのフェルゼン役者(すみません宝塚ファンなもので)。
キラキラしてる太陽みたいなオスカルが王子様系だとしたら(オスカルは女性だけど)、フェルゼンはキラキラだけじゃないんだ。
苦しい恋をしている。
昼ドラみたいな、ドロドロを抱え、オスカルが止めてもそれを止めない。
悩む姿も、王妃の元へ向かう姿も、最後愛する人を救えないところも、キラキラだけじゃ片付けられない。
でも、品があって、熱くて、危うさがある。
そこが魅了的。

けんてぃの色気はそんなイメージです。
普段、笑っているけんてぃは朴訥としていて、等身大で、踊っているときと別人過ぎてビックリしますが。
戦闘モードのけんてぃは、瞳から光が消え、切れ長の目が美しい、危うさ漂う貴公子だと思います。
その切れ長の瞳に不敵な笑みを浮かべた口元。
もう怖いものナシだな!
すごいアイドルがいるもんだ。と、感心しています。
その上、頭の回転も速いんだからね。すげーや、すげー。
やっぱり、1回コンサートにお邪魔して、その姿を拝むべきだな。私。と切実におもいます。



ちなみに。
私、ロシア民謡が大好きで。
中でも「黒い瞳」が大好きなんです。
あの、少し物悲しい旋律に乗せて中島健人が黒い衣装で踊ったらとんでもなく美しくなると思います(真顔)。
孤高の貴公子的な感じで。
ロシア民謡じゃありませんが、シンメの菊池風磨くんは「リベルタンゴ」の曲に乗せて踊って欲しいジャニーズナンバーワンです。
というか、リベルタンゴが似合うアイドルになりそうな予感ナンバーワン。
…この話もいつか書こう。



今回もなかなかの気持ち悪さでした。
でも、まだまだ書きます。気が済むまで。



ではでは。