シングルマザーすみれ🌸💐と 一人娘のんのん🎵🎵の気ままな二人暮らし

時間とお金に追われる毎日の中で、大好きな娘とそこそこ幸せに暮らしてます

娘のJK復帰までの道のりパート11

事務所の奥に案内されると、見覚えのあるアイドルのポスターが沢山貼ってあります

奥には大きな鏡張りのスタジオ

 

本物だ……

 

肌で感じました

 

応接室で先程の若い男性と面談

 

その方はのんのんのアイドルグループのマネージャーの方でした

 

契約書を渡され丁寧に説明して頂き

 

それでも私は今起きてる状況が上手く掴めない……

 

(マネージャー)

明日からのんちゃんには毎日こちらへ来て、メンバーとレッスンを受けてもらいます

(スー)

はい

 

????

 

あの……メンバー?

 

(マネージャー)

うちのメンバーです

 

(スー)

あの、、、

○○ちゃんと▷ちゃんとかと

娘は明日、会えちゃうんですか?!

 

(マネージャー)

 

………………

 

会えちゃう?というか

あのですね

娘さんがメンバーになるんです……けど(汗)

 

(スー)

そうですか

 

しばらく状況が飲み込めない

 

毎日のんのんがYouTubeで見ていたユニット

 

これは夢じゃない

 

なんか凄い

 

嬉しいというかとてもびっくりしました

 

でも、私はとても怖かった

 

これから始まる高校生活

 

1年かけて乗り越えて、やっとここまで来た

 

入学して10日足らずで学校に行かれなくなってしまったあの日からもうすぐ1年

 

もちろん頑張ったのは本人だけど

 

のんのんが立ち上がるまで生きた心地がしなかった

長い春

 

学校見学を回った長い夏

 

本格的に勉強を開始した長い秋

 

受験までに風邪)インフルエンザにかからないように神経すり減らした長い冬

 

受験までのカウントダウン

 

当日の雪の心配

もちろん体調も

 

それからの合格発表

 

 

ようやく

 

ここまで来た

 

 

これから入学

 

まだ高校生になってない

 

あと一歩

 

本当にこんなに大変な活動と両立できるの?

 

それでも

無気力なのんのんが

1人で電車も乗れなかったのんのんが

毎日、こんなに遠くまでオーディションを受けに来ていた

 

私はいつも思っていた

 

本当にやりたいことを、思い切りやらせてあげたい

 

だから

 

反対

 

出来なかった

 

 

娘のJK復帰までの道のりPart10

受験の真っ最中にオーディションを受けていてなんて

これって本当の話なの?

色々考えながら私はそのまま東京まで行くことになりました

 

大都会をぬけて少し人気のない裏通りに入ると事務所のビル

 

 

都内の雑居ビル

 

……なんか怖いぞ😱

 

でもここまで来たんだし怪しかったら逃げればいい

 

なんだか凄いドキドキする

 

なんかテレビでこんなシーン見たことあるような

 

「チャイム押すの?」

 

のんのん「うん😊」

 

震える指でチャイムを押しました

 

暫くして

若い男性が扉を開けました

 

 

うわぁー

 

オーラが

 

 

業界のオーラが満載の人

 

こんな人リアルにいるんだ

 

呆気にとられてしまいました

 

後には引けないこの感覚

 

私は生唾を飲み込んで中へ入りました

 

 

 

 

娘のJK復帰までの道のりパート9

2月の終わり

ついに合格発表を迎えました

私の職場はとにかく休みずらい

 

でも何としてでも1人で行かせられなかった

 

なんとか有給を取ることができ

一緒に発表を見に行きました

高校の最寄りの駅について

「ここからは一人で行くよ」と娘に言われ←まあそりゃそうだ

 

私は駅の近くの喫茶店で待ってました

 

 

 

 

1時間2時間……

 

ラインが来ない

 

もしや

 

心臓がバクバクしてきました

 

ようやくLINE

 

「資料渡されて説明ながーい!」

 

??説明長いじゃないわ!

 

合格?合格したの?のんのん?

なんか言ってよ!

 

しばらくして

 

「受かったよ」

 

 

あー良かった😢

全身の力が抜けていきました

 

「今説明終わったからそっち向かってるね

 

 

 

 

 

「うん   今までよく頑張ったね色々とごめんね

おめでとう」

 

LINEしてから涙が溢れてきました

 

だいぶたってから喫茶店に戻ってきたのんのんはとても頼もしく見えました

 

「これからなにか食べに行こう!お祝い!」

 

わたしが言うといつもなら「ヤッター何食べていいの?」とかなんとか赤ちゃんの時の顔で言うはずが

 

「あのね今日来て欲しい所があるの」と真剣に何か言い出しました

 

???何?

 

 

あのね

 

去年の秋くらいからね息抜きに友達と出かける時よくあったでしょ

 

 

そういえば、何回か原宿行くとか新大久保行くとか私より帰宅が遅い時がありました

 

私は良い息抜きになればと、承諾してた時が何回かあります

 

でも日中は仕事なのでのんのんが昼に出て私が帰宅前に帰ってる時は気が付きませんでした

 

「あのね

〇〇〇のオーディション受けてたの」

 

「????あの毎日YouTubeでも見てるアイドルユニットの?」

 

 

でね最終審査で合格して

事務所に保護者と来て欲しいって言われてた

 

 

????、???

 

 

わたしはアタマが混乱

 

 

のんのん

 

最終審査に合格ってメンバーになれるの?

 

 

暫くしてのんのんは頷きました

 

 

 

 

 

 

娘のJK復帰までの道のりパート8

年が明けてから受験当日まで

長い長い時間を過ごしたような気がします

のんのんは自分なりに受験勉強をしています

 

当日までに風邪を引かないように

雪……降ったらどうしよう最寄りのビジネスホテルを今から予約しようか?

面接は別日!

この気持ち当日まで持つのかな

 

1番大変なのは本人

でも取り乱し気質の私とは違って

どんな時でも冷静で大人しいのんのんは余計に心もとない

もう少し気持ちぶつけてきてもいいのに……

 

 

受験当日

 

風邪もひかず雪も降らなかった

 

無事

試験を受けることが出来ました

 

翌々日の面接もまあまあな感触のようでした

 

もうここまで来たら後はどうにでもなれ

 

大丈夫

 

きっと

 

後は合格発表を待つのみです

 

 

娘のJK復帰までの道のりパート7

年末になりようやく志望校を決める時

合同説明会の時にピンと来た例の高校に心を決めたようです

 

そこからがまた長い

 

願書を出すまでの手続き……

 

1度退学した高校から「退学許可書」というものを貰ってくるように中学の、担任から言われました

しかももっと早く言ってね的な時期

 

もう二度と行きたくない退学した高校に問い合わせ

 

そこの私立高校の事務室はなんとなーくめちやくちや上からの職員が多いので電話ひとつするにもしんどい

 

退学証明というものは存在しません在籍証明書を出しますのでそちらで手続きお願いします

 

と言うので、それを取寄せるため現金書留で必要事項を記入して送付

後日、高校まで取りに向かい(のんのんが学校に行かれなくなった時何度も通った道のり…ものすごく辛い思い出が溢れてきました)

 

証明書を中学に提出して

そこから願書の作成

 

提出する時も不備がないか仕事中も気が気ではありません

 

ようやく願書を提出してからの受験勉強

 

インフルエンザの予防接種を2回受けさせて毎日R-1を飲ませて

 

周りは「もう年末だね〜早いねー」とうるさいわっっっ

ってくらい言ってくる

 

 

早くない

全然早くない

 

苦しい時間は長い

 

年末?

 

まだ今年は終わらない

 

そんなこんなでようやく迎えたのんのんと2人の年末

 

いつものように仕事帰りに買い物してそれなりのものを用意しました

 

ようやくここまで来たね

 

春先から初夏にかけて

 

もうのんのんは立ち直れないと思っていたけれど、説明会も勉強も一生懸命前を向いて戦おうとしてる

 

力強い

 

ママは貴女を誇りに思います

 

 

 

娘のJK復帰までの道のりPart6

少し家から離れた工業高校の説明会に間に合いました

受験前の最終説明会という事でかなりの生徒さんが集まってました

やっぱり9割方男の子😅

 

最初からびっくりしたのが私が高校時代に見ていた工業高校の生徒さん達のような雰囲気の子が、いなくてみんなとても真面目そうでイキイキとしていました

 

なんか偏見?当時真面目な女子高校生だった私は近くの工業高校の男の子達と電車で一緒になるのが怖かった

氣志團みたいな人いっぱいで「ヨーヨー姉ちゃん🎶」と言う感じに話しかけられ、友達とカチコチになってたのを思い出しちゃってました💦

 

 

説明をある程度きいてからグループ事に教室を見て回ることになりました

 

最初に案内されたのが自動車整備士の授業するた教室

 

車と部品が沢山並んでいて、こういうものに疎い私はどこをどう見ていいか分かりませんでした

先生から「どうぞじっくり機械を見てください、こちらがエンジンバルブで……」

バルブ……そそそれはあの下町ロケットで佃社長のすっばらしい技術のあのエンジンバルブっすかぁ!

そんな凄いもの触れても良いのか

 

でも生徒さん達は目をきらきらさせてエンジンや部品を興味深く動かしていました

 

ポニーテールの可愛い在校生の生徒さんが必死に部品を扱っていて見学してる私たちに気が付かないくらい集中していて感動しました

 

その後

プログラミングの教室で様々な説明を受けたり

3Dプリントの機械で櫛やコマなどの作成を実演して下さったり

電気工事技師の国家試験の授業も見学させてもらいました

皆さん真剣に部品を扱いメモをとりお勉強してました

 

最後に在校生の生徒さん達のスピーチ

 

自分は子供の頃から車が好きで整備士を目指して日々勉強してます

同じ夢を持つ仲間と毎日充実した日々を過ごしてます

是非来年、本校に来てください

 

 

自分は工業高校に来てからもっと深く工業学について学びたいと思い〇〇工業大学進学に向けて頑張ってます!

ものづくりは本当に楽しいです

 

 

凄い……

 

私が生きてきて久しぶりに本気で感動して本気で衝撃を受けた日でした

 

 

こんなに真剣に目の前の事と将来の事を必死で頑張ってる高校生をまじかで見たのは初めてで

工業高校への思いが180度変わりました

 

 

安易な理由で見学に来てしまった申し訳なさでいっぱいになりました

 

 

就職率が高いのも

毎日これだけ技術の勉強をしているのだから

努力の成果なのだと思います

 

こんな貴重な体験をさせて貰えたのものんのんのお陰

 

「凄い高校だったね……どう思った?」

 

「凄いと思った行ってみたい気持ちもあるけど入ったら大変そう」

 

とのんのんもかなり衝撃を受けたらしいです

 

 

これ以上聞かずに今日は進路のことは触れないで過ごそうと思いました

娘のJK復帰までの道のりPart5

難しい……

県立高校受験の問題集……

 

それを一から頑張り始めました

 

その姿を見るのも辛いし申し訳ない……

 

娘はちょくちょく友達とLINEしたり息抜きにゲームをしながら自分なりに学んでました

 

 

長い、、。

 

 

これから秋が来て冬になり年末

 

受験までこんな気持ちで過ごすのは経験した者にしか分からないなんとも言えない時間

 

 

きっと本人はもっと色んな感情が心を掻き乱しているに違いない……

 

 

 

それでも着実に時間というものは過ぎていくもので

秋口には心の準備もそれなりに固まりつつありました

 

そんなある日

 

 

のんのんが、もう1つ気になる高校があると相談されました

 

…………そうなの?

 

 

私としては

ウッソだろ〜また説明会やら個別相談やら行くのけー!

 

みたいな、母としては残酷極まりない気持ちになってしまいそうでしたが

 

そもそもこんな事になったのも今ののんのんがこんなに辛いのも

自分自身がこんなに苦しいのも私の責任

 

あの時思った

娘の進路を決めてしまって追い詰めてしまった時

私は自分の意見は二の次

これからは余程間違った道でない限り娘の意見を尊重すると、。。、

 

 

「どこ?」

 

 

 

 

 

「工業高校」

 

 

 

 

 

 

工業高校

こうぎょう???

 

 

どして?

 

 

私の中でもノーマークだったし

 

共学とはいえほぼ男子校だわさ!

 

理由としては

 

自分は勉強が嫌いだからはやく就職できる力を付けたい

 

今から友達を作る自信が無い

男の子だけならボッチでも気にならない

 

 

という事でした

 

 

お友達とは上手く付き合えるタイプの子なのに

 

やっぱり怖いんだろうな……

 

 

よっしゃー

 

工業高校

 

今から探して見学に行こう!

 

冬の入り口に差し掛かる時期

 

工業高校巡りを開始しました