古くて新しい東京港区界隈

港区と言うイメージとは少し違った庶民的な港区界隈のご紹介。神社仏閣や老舗のお店や新しいお店も。

昭和天皇ご贔屓の豆大福

和菓子好きの間では東京三大豆大福というランキングがあるそうで、今回は見事ランクインしている港区高輪にある松島屋さんのご紹介。

ここは、旧高松宮邸のご近所にあるので皇太子時代に住んでいた昭和天皇もずっとご贔屓だったそう。

昔ながらの和菓子屋さんという至ってシンプルな佇まいの店舗兼作業場で職人さん達が一つずつ手作り。開店は8時半からですが豆大福は早いとお昼前には売り切れてしまうのでご注意を。私も以前14時頃に買いに行ったら見事に完売。それ以来、豆大福を買いに行く時は遅くとも11時前には買いに行くように心掛けています。

ただし、予約も受けてくれるそうなので朝早く行けない方はお店に電話してみてください。豆大福以外にも各種お団子もありますが、所謂季節の和菓子は扱わず豆大福一筋。

 

この松島屋さん、通年の豆大福だけでなく秋から期間限定の栗蒸し羊羹もお勧め。

ちょうど、お歳暮の時期にもかかるのでお歳暮として毎年贈る方も多いそう。こちらも予約は必須。

私は来店予約で羊羹1本を一か月待ちしました(笑)お店の方の話しぶりだと一本以上だと、更に時間かかる場合もあるそうです。

羊羹1本でもずっしりとした重さで、栗も丸々1個がたくさんぎっしり入っています。羊羹自体の味も甘すぎないので甘いものが苦手な方でも食べれて、このボリュームなら贈答用で喜ばれます。栗蒸し羊羹好きの方や、1か月以上待っても問題無い方は是非一度お試しあれ。こちらは宅配便でも送ってくれますよ。

東京にもある赤い鳥居のトンネル

港区神社仏閣巡りその1赤坂日枝神社

 

赤坂見附駅と溜息山王駅の中間地点にあり、首相官邸や赤坂TBSも近所にある日枝神社。かなりの好立地に建つ大きな神社だ。

外堀通りから見上げるこの神社の白く巨大な鳥居は、少々形が変わっている。

鳥居の上に三角形の屋根(破風というそうだ)が乗っている。

これは日枝神社オリジナルの形で合掌鳥居もしくは山王鳥居と名前がついている。

ここで少し調べてみると、鳥居もいくつか種類があり、大きく二種類に分かれる。

神明鳥居と明神鳥居だ。

見分けるのは、二本の柱に乗っている上の部分の柱の差。

真っ直ぐになのが、神明鳥居。

逆に反っているのが、明神鳥居。

ちなみに絵文字の鳥居⛩は反っている明神鳥居(笑)

日枝神社も反っているので明神鳥居の一種に入る。

さて、こちらの裏参道に表題の赤い鳥居のトンネルがある。京都の伏見稲荷さんをかなりコンパクトにしたサイズだが、観光客が全くいないため都会のど真ん中にあるとは思えない厳かな雰囲気が感じれる。
ちなみに、階段は伏見稲荷よりもやや傾斜がきついので下りがオススメ。
 
また、正面から神社へ登る際は登りエスカレーターが完備されている。かなり近代的というか都会的というか。結婚式もできるので、脚力に自信が無い方には優しい神社と言える。
この赤坂界隈は週末はほとんど人が居ないので(正確には住民が少ない)週末ゆっくり参拝も出来るし、平日もビジネス街が静かになる夜が始まった途端に静かになる場所だ。
日中の喧騒が何処かにいってしまった少し寂しい暗がりの片道4車線を視界に入れながら、酔い覚ましに歩いてみるのも良いかもしれない。

大使館シェフも御用達のスーパー

各種大使館御用達と聞くと、それだけで敷居が高そうに聞こえるがそんなことはない。各国の大使館で出される料理は、パーティーなどでその国の伝統料理を出すことも多い。その為には国内で現地のフレッシュな食材確保が必要だ。

 

今回ご紹介するのは、麻布十番駅最寄りの日進デリカテッセン

 

元々お肉屋さんが始めたスーパーなので、お肉の種類は多岐に渡る。

メジャーなビーフやポーク、チキンは勿論、日本人には余り馴染の無いターキーやハラル認定されているお肉類も勿論扱っている。

冷蔵のお肉はブロックから切り出てもらえるのでローストビーフやBBQなどで、一般スーパーではまず置いていない大きいサイズも手軽に買えるのが嬉しい。

ターキーなどは処理済み加工して1羽丸ごと冷凍してある。感謝祭やクリスマスのシーズンなどは、ここのコーナーに来ればお好みのサイズが買える。

 

その他にも面白いのが生の野菜。

調理方法はともかく下ごしらえ方法もよく分からない野菜達が多く陳列する野菜コーナーは見ているだけでも興味深い。

所謂、素敵なフレンチやイタリアンなどのお料理の付け合わせでお見掛けするカット野菜達のカット前の状態が見れるのは、魚の切り身と裁く前の1っ匹丸ごとの状態と似ている。

更に日進はチーズコーナーにも圧倒される。100種類前後はあると思われるチーズコーナーは下手なデパ地下並み。運が良ければ各種試食やディスカントも。

お酒好きには、3階のお酒コーナーも必ずチェックして欲しい。階下のスーパーと同じ広さでワインや、洋酒、日本酒などが扱っているからだ。

詳しくは日進デリカテッセンで検索を。

Q1、港区と言えば、どんなイメージ?

「東京都港区」と聞くと、どんなイメージがわいてくるだろうか?

 

多くの会社の本社や複数のTV局、おかげで港区の税収は潤沢。

物価が高く走る車は高級車、所謂セレブな高級住宅街を犬連れが歩く。

有名ホテルやデート向きのお洒落なレストランが多数あり、各国の大使館の密集地、

東京のシンボルと言われている東京タワーに六本木ヒルズやミッドタウン等。

 

一昔前の山手線ゲームのお題にしたら、余裕で続きそうな気がする(笑)

 

更に港区は最新もスポットと古き良きスポットが混在している街。

町の雰囲気もそれぞれ個性があり面白いと思う。

例をあげれば青山、新橋、高輪、白金、麻布十番など。

どの街も個性がハッキリしていると私は思う。

ちなみに私は、以前赤坂に住んでいたことがあり現在は高輪で仕事をしている。

住んでみて、勤めてみて、遊びに行って、それぞれ違った個性がある港区を少しずつ勝手に紹介していく。

住んでみて感じたのは、意外と物価が安い。勿論、私の実家の東京の某市やテレビで紹介される激安店に比べては高い。ただし、港区という高めの家賃代が上乗せされてると考れば異常に高いとは思わない。

コンビニよりは割安だし、お店によっては薄利多売スタイルだなと感じることも。

お店も明治屋紀伊国屋に代表される高級スーパーから、ナショナル麻布や日進などの外人さん向けの母国の食材が買えるお店、麻布十番商店街などの昔から地元民に愛されている場所など。スーパーだけでも、色々あるので面白い。