iTMSとの契約更新を渋るレコード会社

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/02/news076.html

最早笑うしかない。
自分たちの過去の行いを振り返ってみれば、間違っていることは明白なのに、なぜそこから学習しようとしない。

メディア企業、つまりレコード会社と映画会社は、ビデオデッキからMP3プレーヤー、P2Pネットワークまで、あらゆる新技術と必死になって戦ってきた。メディア企業は、戦いに敗れるたびに金をもうけている。一番いい例がビデオ(DVD)の販売。これは映画会社にとって重要な収入源となった。

 戦いに勝つと、メディア企業は稼げなかった。一例を挙げるとデジタルオーディオテープ(DAT)。レコード会社側が勝利して著作権料を徴収できるようになったはいいが、DATは市場で失敗した。レコード会社にとってはiTMSも、同じ文脈において恐れるべき、統制すべき新技術なのだ。

最早笑うしかない。

楽天が8月中旬から音楽配信サービス

http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050727-0021.html

まぁ、タイミング悪い。
それはそうと、これで音楽配信サービスやりますって手を挙げたことになるのがある意味すごい。ただのUSENの販売代理店じゃねぇかと。で、USENのサービスと同じだから、レーベル主導の著作権保護システムだから非常に使い勝手が悪い。いい加減気づけよ。

エイベックスと米アップル、日本国内の音楽配信で最終合意

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/it/386357

悪の皇帝YodaがいなくなってからのAvexCCCD止めるわ、アップルとさっさと合意するわで非常に動きが軽い。なんかジュリアナのタダ券が付いてたノンストップユーロビートを出してた頃のような元気の良さを感じるというのはほめすぎですか、そうですか。
あとはSMEだなぁ…

ファイル交換ソフトに著作権侵害の責任・米最高裁判決

http://it.nikkei.co.jp/it/news/newsCh.cfm?i=2005062709926j0

非常にイヤな流れ。これじゃ「銃で人が殺せるから銃メーカーも殺人罪に問う」と同じロジックじゃないか。それができないのはどっちが力を持ってるかってことの違いだけ。銃の世界は銃メーカが力を持ち、コンテンツ業界は著作権ホルダーが力を持つ、そういうことだ。
これで日本でも同じようにP2Pアプリも規制の対象となるとしたら著作権法の精神自体大きくねじ曲げられることになる。

活字文化議員懇親会アピール

http://www.jbpa.or.jp/giinkon-apl.htm

感動の涙で前が見えない。彼らも活字文化を振興した先の未来が見えていないようだ。

再販制度は、文化・芸術の創造的な活動や言論・出版の自由を発展させる上で、きわめて大きな役割を果たしている。

って、発展させてんのは「出版の自由」だけじゃねぇか。ここでも業界が蠢いていて非常にウザい。他のものの発展には再販制度が寄与しているとは思えん。ホントに活字文化を振興させたいのであれば、再販制度なんか止めた方がいいと思うんだが、そのあたりどうなんだろう。