お寿司日記

日々考えたことを書く

乃木坂46の年齢について考えたこと

乃木坂46の年齢構成について考えたことを書きます。

現在乃木坂46に所属しているメンバーは先日加入した3期生も合わせて47人です。

まずは彼女たちの年齢構成をシングルごとにヒストグラムにします。

 

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2期生の加入が7枚目シングルです。それまで単峰だった年齢のヒストグラムが7枚目を境に徐々に2つの山に分かれてきたことが見えます。

 

次に3期生加入後、現在のメンバーが26歳を超えたら乃木坂を卒業するという仮定の下で5年後までの年齢構成を見ていきます。

 

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上のヒストグラムは各年度の「サヨナラの意味」が発売された11/9時点でのものです。(2016年度のものには3期生のデータも加えています。)

3期生加入によって先ほどの2つの山の存在がより明確になったと言えるでしょう。

 

しかし、これは運営の望む最高の結果ではなかったと予想します。

 

なぜならAKBや乃木坂のような大所帯アイドルグループを存続させるために必要な「代替わり」を確実に行うためには2つの山では足りないと思うからです。

 

2016年度のヒストグラムを見ると20歳手前と24歳手前に二つ人口の山が存在することがわかります。

今は26歳を超えたら自動的にグループから卒業していくことにしているので、このまま新メンバーを加えないと、2020年度末で22歳手前のみの単峰形にヒストグラムが戻ってしまいます。

実際は年齢が高くなるほど卒業する可能性も高まるのでもう少し早くに現在の24歳手前の山を構成するメンバーがいなくなるだろうと考えられます。

ここまで新メンバーを入れないと古参メンバーが続々と抜けていく中で新人の育成が十分に行えないまま主要メンバーが消えグループが存続できなくなるでしょう。

 

ではグループの存続を考えた時、理想的な年齢構成はどうあるべきなのでしょう。

 

一つの理想像として、上の2020年度末ヒストグラムで、すでに20歳手前あたりにもう一つ山が存在しているといいのではないかと思います。

年長メンバーが消えた後、主要面子である22歳の山メンバーの後ろに、すでに1、2年ほどの訓練を受けた20歳手前の山が存在している状態が理想、ということです。

厳しいオーディションを勝ち抜いた人材であれば、1、2年のうちに垢抜けて、主要面子と肩を並べるようになる可能性は十分にあると思います。

こうなれば代替わり成功です。

 

さて、上のヒストグラムを遡ればわかるように、2020年に20歳手前に山を作るためには、2016年度末で16歳以下の部分に山を一つ作っておかなくてはなりません。

しかし現実には、3期生の加入は、2期生の加入によってできた二つの山を強化するだけに終わってしまったことが上のヒストグラムから見て取れます。

以上が「3期生加入は運営の思うようにいかなかった」と予想する理由です。

 

ここでアイドルグループが代替わりするために必要なことをまとめておきましょう。

 

状態1:16歳手前、20歳手前、24歳手前の三つの山が存在

状態2:18歳あたり、22歳手前あたりに二つの山が存在

として、

状態1から状態2への移行には2年ほどかかり、

その後状態2における22歳手前の山が24歳手前に車で1,2年かかります。

この段階でオーディションを行い、16歳手前の人材を確保して山を作ります。

これによって状態1へと移行します。

以上のサイクルを回せばいいので、3,4年に一度16歳手前の人材に絞ってオーディションを行えば代替わりできる確率が高まるということになります。

 

しかし、これを実行するのは難しいでしょう。

 

乃木坂に肝油できるほどの人材を、それも年齢構成で一つの山を作るほどに集めるためには、東京近辺の女性しか参加できないオーディションだけでは明らかに不十分です。

そのため全国規模で満遍なく応募者を集める必要がありますが、

16歳手前とはつまり中学生あたりの人材ということです。乃木坂が東京を活動拠点にしていることを考えると、一部の例外を除いて地方の人材にアクセスするのは相当困難であると考えられます。(中学生が親を説得して自らの意思で上京するというのはかなり至難の技でしょう)

 

以上のことから、上に掲げた理想を達成するのは現状では非常に困難であることが予想されます。

 

ではどうすればいいのでしょう?

以下の2つが策として考えられます。

  1. 地方の若い人材にアクセスできるように、東京以外の地方に乃木坂メンバーの練習場などの活動の拠点を作る。そして本格的に活動を開始するまで、基本的に地元の近くで活動を行えるようにする。
  2. 代替わりに必要な三つの山を全て4歳ほど右にずらす。

1についてはかなりの投資が必要です。運営が本気になれば不可能ではなさそうですが、メンバーのモチベーションの維持などが非常にネックとなりそうです。

 

手軽なのは2でしょう。4歳ほど山を右にずらせば、

20歳手前、24歳手前、28歳手前の3箇所の山が存在する状態1と、

22歳手前、26歳手前の2箇所に山が存在する状態2とを、

上と同じサイクルで回せばいいことになります。

 

この形は3期生加入時のヒストグラムからでも実現可能なので、運営は今後この方針をとるのではないかと思います。

 

もちろん解決策の2を実現するためには、乃木坂のメンバーたちが28手前まで乃木坂を続けることに価値を見い出せるようにする必要がありますので、これまた大変ですが、モデルや女優業など、アイドルのうちに経験できることを乃木坂というバックグラウンドを生かして経験させることができるのは強みな気もします。

 

要するに今のお姉さんメンバーはまだまだ乃木坂を続けるかもしれないなぁということです。

 

以上が乃木坂の年齢について考えてみたことでした。ありがとうございました。