ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

ほんとは少し、退屈してる自分がいます。


2月25日、雨の日曜日。

また1週間も経ってたなあと思う。暇なのに。だから少し驚いてる。大きな公園のそばのスタバでこれを書きつけています。

23.24.25日、この3連休はのんびりと過ごしています。落ち込みそうになることが多い最近だけど最近はですね、新井リオさんの言葉やホームページに日々はげまされています。
純度の高さにギュッとなります。

Rio Arai

、、ほんとは少し、退屈してる自分がいるんだと思います。

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引き続き仕事の忙しさと反比例して、プライベートで人に会ったり友人の展示に行ったり、人と食事をする機会が増えています。おさまりません。

「今はこういう時期」と割り切れたら楽なんだろうけど、なかなか出来ないでいます。
忙しい時期って人と会う時間も捻出できていなかったから不健康だったと思うけど、そのころに物差しが狂ってしまったようで、「交際費ってバカにならないなあ」と実感しています。
生きるってもの入り!

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ところで18日、先週の土曜日は仲良しのデザイナーうららさんと連れ立って神戸元町にある「ブリコ」さんに行ってきました。昼から飲める、スイーツも絶品のカフェバーです。

「ブリコ」さんは知り合いのお店。
公私ともどもお世話になっている北野坂の「レピス」店主タエさん。の旦那さんが「ブリコ」のオーナーで、その日は2人揃ってカウンターに立っておられました。

この「ブリコ」さんも3年くらいずっと行きたくて念願でした。タエさんのスパイス入りバナナケーキを食べながらビールを飲み飲みボードゲームマニアの旦那さんに手解きを受けながらゲームをする時間は最高でした。
ご夫婦で本業とは別に一緒にお店に立つ、素敵だなあ。(旦那さまは普段会社員です)

ブリコさんの後は大阪に戻って天六の花屋「百会」さんへ。こちらで作家、木葉 絢子さんの展示とライブをやっていたのでした。
百会の店主さんとは何度かいろんな場所でお会いしていたものの、(それこそ私の個展にもきてくださっていた)ずっと行ってみたかった場所なので嬉しい。

件の木葉さんとも、年末の大きな忘年会でお会いしたところなのでした。
木葉さんの旦那さんはプロのミュージシャンで、この日の展示会場で2人で歌って奏でてをされていて、ここでも「夫婦で何かやるっていいな」となったのでした。

帰りはうららさんが教えてくれたレストランでタイ料理を食べて解散。
彼女と過ごす時間はいつも優しくて情熱的。

淡々と

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ちょろ、ちょろちょろちょろ、とお仕事が入り始めてありがたく嬉しい気持ち。

忙しすぎると傲慢になって、暇すぎると焦りだす。手に入れたと思った自分軸はいずこへ。ともあれ撮影が入ってクライアントさんやデザイナーと会って時間を過ごせること、とっても嬉しいです。じーん。

金曜日は雑誌SAVVYの撮影で川西能勢口や吹田など、北摂をめぐりました。

この街を出て15年ほど経つけどまさに私は吹田出身で、ずっとあんまり地元が好きとは思えずにいました。楽しいこともあったんですがどうしても子どものころの窮屈だった思い出が蘇るのかもしれません。今も全然好きにはなれない街だし、よく通った道なんかを車で通過するたびに我ながら驚くほどどんよりしてしまうけど、ひとつひとつの取材先はとても素敵でした。1ミリずつでも苦手意識、なくなっていくといいですねと、半ば人ごとのように思います。

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土曜日は午後からのんびりとギャラリーfuyafuyaさんへ。豊中の古い団地の1階です。公私ともども仲良くしてもらっている作家の奥田澪さんの個展でした。公私ともどもとは、奥田さんがインハウスのデザイナーとして過去に勤めておられたピーコック魔法瓶さんは元々私のクライアントさんで、その撮影現場で出会ったのですが、彼女が退職されてからは一緒に展示をしたり、はたまた、私の写真集のデザインを彼女にお願いしたりしています。絵を描くって、いいな〜。

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フヤフヤさんのあとは新町のクラフトビール屋「Sumi's PDX BEER&MARKET」さんへ。店主の鷲見さんがアメリカのポートランドから輸入している「AWAY DAYS」というブルワリーのクラフトビールは本当にものすごい美味しさで、以前わたしの写真展をした際には展示会場で取り扱わせていただくなど、お世話になっている方。今度、お礼に彼女の店の商品の写真撮影をさせていただくことにしたので、その商品の受け取りに伺いました。

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会ってお喋りをしてくれる人がいてくれること、それが写真や仕事を通して知り合った人達なこと、ありがたさを噛み締めながら立っています。いろんな時期や心情を、評価せずないがしろにもせず、淡々と記録していけたらいいなと思います。

 

 

 

 

 

大きな眺めは良くても目の前は少し違う

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雨の木曜日。久しぶりに雑誌SAVVYの撮影で、いつものフードスタイリスト丹羽さんのご自宅へ。今年の1月と2月は、2018年に独立して以来いちばん仕事がないんじゃないかなという状態で、お仕事くれていたみんな、どこに行っちゃったの?と心細い気持ちでいる。

多忙で仕事を捌ききれずいつのまにか苛々クサクサしていた数年前の自分とは別人のような心境。いろんな時期があるなあ、今は思い切り谷だなあと、周りの山々を見上げている。

昨年、疲弊してすべての仕事を放り出して単身渡米することを決めた時は、「フリーランスなのに勝手なことをするのだから帰国後にしごとがなくなっても大丈夫。そこから出来ることをまたゼロから始めればいい。だって今いかないといけないから」と、強気とも弱気ともとれる覚悟をして行ったはずなのに今はショボショボと寂しく消極的な気持ち。

だからと言って渡米したことに後悔はなくて、そのおかげで沢山のことが今も絶えず起こりつづけていて疑う余地なんかなく絶対に行って良かったと思う。

問題は、今できること全てを今できているか。次に登る山を私は長いこと少し迷いすぎてしまってる。もういやだと投げ出したく思うことがあるし、日々の暮らしのあれこれを見返すと小さな時間軸では後悔することも多くて「オイオイ何やってたんだ」とヤケクソになりそうなことが割とあって落ち込むけど、考えることは放棄しちゃいけない。

ただ、プライベートでいろんな人と会う時間はふえた。ずっと会いたかった同業の先輩や伺いたいと思っていた店やギャラリー、作家さん。そしてなんでもないお喋りをしながら食事をする時間と睡眠時間が増えた。優先順位をつけるのがうまくなくて満ち足りた生活がまだわからないでいるけどそれでもわかるのは、今の不安な気持ちやかっこ悪い状況を、強がらず見栄も必要なく吐露してただ聞いてくれたり、解決策を考えようとしてくれる人たち、要するに信頼できる人たちに囲まれていることはちょっと普通と思っちゃいけないぞと、落ち込みながら実感してる。

一人ではきっと乗り越えていけないことがこれからも沢山、沢山、あるんだろうな。ありがたいです。

「努力はするけど開き直りと新しいこと始めてみたりして、周りに助けられながらちょっとずつ復活しつつあります」

おなじくフリーランスのフォトグラファーの先輩が、自分の場合は、と、かけてくれた言葉。ほんとうに優しい。

 

 

 

 

 

 

 

2月の雑記

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2月5日、雨の月曜日。

週末の2日間はのんびり過ごした。

金曜の夜、出張から夜に帰阪して、近所に住む友人とビールを飲んだ。

土曜日は午前中から神戸のモノオプティークさんに新しい眼鏡を受け取りに行った。私はここ3年めがねをひとつだけ持っていて、それはそれは気に入っていたのだけど、災害時を考えたりするとひとつだけは心許ないよなと思っていて、重い腰をあげてもうひとつ作った。

どちらもアンバレンタインというところの素敵な眼鏡で、どちらもモノオプティークさんで作っていただいたのだけど、眼鏡に劣らずここの店主さんの、ただただ眼鏡が好きすぎる人という感じがまた素敵で、調整に新調に伺うたびに楽しい気分になる。

眼鏡のあと、帰阪してから天六のボンボヤージュさんへ。「イトヘン」の鯵坂さんのお話をきく会に参加してきた。なんだか眩しい結構有名な人、と思っていた鯵坂さんが

「自分の弱いところを表にたたせる、それがアート、それを知ってから、自分のコンプレックスをみせられるようになった」

「誰にも頼まれずにやってる人たちは大変ゆうきがある。だからそれを生活の役にたててほしい」

「僕はたまたま絵だった」

「48歳から自律神経を整える目的でしんどいけど毎朝絵を描いてる」

といった言葉をきいて、なんだかホッとしたような勇気をもらったような時間だった。さいごはみんなで絵を描いた。

神戸大丸で恵方巻きを買って帰って、帰宅後は家でそれを切って器に盛って、いただいた。

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日曜日は幼馴染と箕面の方までドライブしながらモーニングを食べに出かけた。

午後からは実家へ。両親とすき焼きを囲んで泊まって帰った。

今頃になって私はやっと両親への理解が追いついてきて、誤解してたことやよくない気持ちを本人たちを前にお喋りできるようになった。

二人も、気づいたら話を昔よりかなり聞いてくれるようになった。

そして父親が電話ごしに会社の人を怒鳴りつけている場面では、感情をほぼ乱されることなく別の部屋に身をひいて待つことが出来るようになっていた。何に置いても、何があっても大声を出すのはよくない。私は最近、人に大声を出してしまってとても後悔して、もう絶対そうだと思ったから、感情が乱されなくなったのかもしれない。

親が生きてるうちにそうゆう時間が持ててよかったと思うし、最近のプライベートでの引越しとか別居とか、それにまつわる両親との関わりとか考えたこととか、新しい人間関係とか、色んなことちゃんと作用してくれててよかったなあと思う。

あとはもうちょっと働かなきゃなー!

 

現像に出したフィルムの中にいくつかわくわくする風景があって、また展示したいな、と思ってる。

とりとめなく書く

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2月2日、金曜日。

今日は料理家 飛田和緒さんの自宅での撮影。

久しぶりの仕事だな〜。ややもすればそのことに落ち込みそうだけどやっぱり体調はよくて、しっかり休んでるからなのかメンタル的なものなのか。どちらかは考えてもきっと今はわからない。そうゆうのは大体、終わってみて状況が落ち着いてから気づくのだ。

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飛田さんとの撮影は、5-6年ご一緒させてもらっています。数ヶ月から半年に一度しか通わないものの同じ場所に同じメンバーで伺うものだから自ずと、なんとなく、色んな状態の時の自分があったなあと感じた。疲れて食欲自体が湧かない時期もあった。今日は美味しくもりもり食べられたのが御の字だなあと思った。

撮影後、五人でテーブルの料理を囲みながら食事をしいしいお喋りをして、旦那さんと別居してることとその経緯を話した。一見 暗い話のはずなのに笑って聞いてくれる人たちがいること、正直今回は参りそうです、と全然暗くならずに本音を言える人たちがいること、そうゆう人たちに仕事で会えたこと、ありがたいなあって思う。

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忙しい時期も暇な時期もある。

睡眠は必要、運動も、仕事も、休息も、一緒にお喋りを楽しめる人も、趣味も、勉強も。必要、必要。

行きの新幹線、「しいたけ占い2024上半期」でおすすめされた、1年の円グラフをかいた。

写真、仕事、ポートランド、言葉、暮らし、私の生活はその5つが混じり合ってグラデーションで繋がってるなあと思った。

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私がポートランドでつけていた日記を小さな本に自主的にまとめたものを飛田さんに渡したら、彼女の、2月に出版予定の新刊の隣に並べてくれました。ピアノの譜面台。うれしいなあ!

数年前、別の自主制作の本を彼女に渡した時も彼女は、無造作にこんな風に、彼女の当時の新刊の隣に私の本を置いてくれたのです。そのことが自分でも意外なほどとっても嬉しくてジンとしました。その後しばらくわたしをあたたかく勇気づけてくれたほどでした。

のんびりと暮らしています

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くもり空で始まった2月、新幹線で品川に向かってる。

今年の1月と2月、ほとんど仕事がなくて焦り散らかしています。

忙しすぎてもゆとりをなくして、暇すぎても焦ってて、我ながら不器用すぎて苦笑いしながら暮らしています。焦ってること、ここに残しておこうと思いました。

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ブログをひらかない半年の間、色々あって今は一人暮らしをしています。

去年の2月から5月を一人で渡米してアメリカのポートランドで過ごし、帰国後は旦那さんと仲良くしたり仲違いしたりしながら、クリスマスあたりに気づいたら家出をしていました。

私は20代で実家を出てから7回ほど引越しをしてるのですが、どの時も結構都心に暮らしていました。今回は少しだけ郊外(といっても同じ大阪市内なのですが)に足を伸ばして暮らすことにしました。

越してきた街がなんだかよくて、心なしか人も優しくて、スーパーの物価も少し安い。窓から見える景色は空が広くて、マンションに駐車場もついてる。飲食店も多くて、居心地が良くて気に入っています。自転車が多くて、少しポートランドにも似ています。のんびり暮らしています。

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年末、12月の1ヶ月間、ボンボヤージュさんという店で個展をさせていただきました。

色んな人と色んな対話が生まれた宝物のような時間でした。とにかく楽しかったです。

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…文章を書くのをとめてると全然かけなくなりますね!

のんびりしすぎた年末年始を経てたっぷりチャージできたので色んなこと、また今日から動かせていけたらいいなあと思います◯

 

何卒です!

短い日記

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9月10日


自分が享受してなかっただけで、

世界はずっと今日みたいに優しかったのかも

とか思いながら

下北沢でクロワッサン齧ってる。

昨日20年ぶりの再会があってなんとなく

そう思った。

 


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数日前、大阪で、夜風がきもちよくて、

昨日から秋が始まったねえとか、

ちょうどそれ21時半頃同じこと思ってたとか、

そんな感じでお喋りしながら

外でビール飲んでたの、なんでもなさすぎて

すごいよかったなあ