nanapiのアクセスが落ちている件について補足しておきたい。
はじめに
上記の記事でnanapi [ナナピ] のアクセスが落ちているということです。
この件について補足しておきたいと思います。*1
計測方法が正しくないです
上記の記事内では、alexaとsimilarwebでnanapi.jpのアクセス数について確認しているようですが、実はnanapiはカテゴリごとにいくつか別ドメインに分割されています。
具体的に言うと
- 恋愛(https://nanapi.jp/love/) => コイトピ(https://coitopi.jp/)
- パソコン・ソフトウェア(https://nanapi.jp/computers) => DigitalFan(https://digitalfan.jp/)
- 結婚(https://nanapi.jp/wedding/) => WENDY [ウェンディ] (https://wendywendy.jp/)
- 妊娠・出産(https://nanapi.jp/childbirth/) => ニンママ [ninmama](https://ninmama.jp/)
- 美容・ビューティ(https://nanapi.jp/beauty/) => VIVE [ヴィヴ](https://vi-ve.jp/)
- Web(https://nanapi.jp/web/) => TechHub [テックハブ] (https://techub.jp/)
がリダイレクトがかかるようになっているようです。
いくつかのカテゴリが別ドメインになっているので、アクセスが下がっているように見えるのは当然です。
(システム自体はnanapiのままのようですが)
nanapiのアクセスを確認したい場合はすべてのドメイン郡を足す必要があります。
ただ、最近移転したようで計測が困難です。*2
(感覚値だと全部足してもアクセス下がっていそうですけど)
何で別ドメインにしているの?
知りません!けんすう(@kensuu)さんにでも聞くしかないでしょう。(教えてくれないでしょうけど)
考えられることとしては
考えても分からないですね。
まとめ
- nanapiのアクセス下がってるというけど、計測方法が間違っています。
- 実際は下がってるかわかりません。(多分下がってそう
- 何で別ドメインに分けたかもわかりません。
また何か分かったらお知らせします。
(分割された新サイト突貫で作ったのかな。。。ところどころ作りが粗い。。。)
悪徳業者に使わわれたら危険!facebookの検索機能から個人情報が抜き取られる?
facebookの検索機能で携帯番号から個人情報を取得できる可能性がある
上記の記事をちゃんと読んで欲しいのですが、ざっくり言うと
「facebookの検索窓に電話番号を入力したら、その電話番号の人がわかってしまう可能性がある」
ということです。
この件については、2013年には海外で問題になってたことなんです。
これ、悪徳業者とかが使ったらかなり怖いですよ。例えば以下の手順など。
- Facebookで電話番号を入力しまくって、個人情報を集める。(公開情報になっているものすべて抜き取れます。*1
- LINEで番号検索で友達に追加する。(相手の情報が分かっているので同級生などを装ってコンタクトを取れば確率があがると思います。)
- 情報商材などの高額商材の勧誘を行う or 出合い系的に使う。(やり方次第では一定数引っかかると思います。というか一定数引っかかるから詐欺などがあるわけですし。。)
本当に危険なので、一度facebookの設定を見直して下さい!!
設定については、本記事の一番上のリンク先の記事に書かれていますが、こちらでも引用させて頂きます。
「設定→プライバシー→私を検索できる人」の項目を「友達」にする(非公開にはできません)
もしくは
「設定→モバイル→モバイル設定」から完全に携帯番号を消す。
facebookの検索機能でメールアドレスから個人情報を取得できる可能性がある
元記事の方では携帯番号についてのみ言及していますが、検索窓にメールアドレスを入力しても同じことができてしまいます。
マジ怖い!!!
設定の変更方法
電話番号の時と同じです。
一応画像付きで記載しておきます。
1. 右上の▽をクリックして、「設定」をクリックしてください。
2. 左カラムの「プライバシー」をクリックすると上記の画面となるので、私を検索できる人の項目を上記のように変更してください。(上記のキャプチャでは隠れて見えませんが、「メールアドレスを使って私を検索できる人」の下の項目が「電話番号を使って私を検索できる人」の項目となります。
まとめ
facebookの検索機能がデフォルトでは危険だということがわかりました。
是非設定を見なおして、快適なSNSライフを楽しんでください。
本当に設定見なおした方が良いですよ!
*1:
https://developers.facebook.com/docs/graph-api
クラウドワークスで幽霊会員を除いた平均収入を調査してみた
クラウドワークス問題についてのおさらい
ことの発端はIR資料を切り取った下記のツイートで20万円以上稼ぐのが111人しかいないということで騒ぎになりました。
クラウドワークスは登録数80万人で二十万円以上稼ぐのは111人。ということは0.0138%。ネットでみつける在宅の仕事で生きていくのは甘い考えだよ。と社会の厳しさを教えてくれるデータ。。 pic.twitter.com/KWpHwBVcKy
— Kabu Berry (yama) (@nagoya_kabuoff) 2016年2月21日
このツイートに対し、色々な意見が出ていますが下記の記事を参照していただけると肯定派/否定派の意見がざっくり示されています。
この問題に対し、私なりに意見を記事にしたものが下記のものとなります。
上記の記事に対し下記のようなコメントを頂いたので調査してみました。
調査結果
実際のワーカー数は?
クラウドワークスのユーザは http://crowdworks.jp/public/employees/{数字} で調べることができるので、順番に調べてみました。
結果として、785817人のワーカは実登録されていました。 *1
ただし、下記のように幽霊会員?と思われるユーザが多数見受けられましたので、もう少し詳細に調査してみました。
上記のようなユーザ登録しただけで、仕事を請け負ったことがないユーザが多数存在していていると思われます。
- プロフィールに何も記載がない
- 受注実績・評価がひとつもない
1, 2 両方を満たすユーザは幽霊会員(少なくともまともにクラウドワークスを利用して収入を得ているユーザとは言えないでしょう)とみなします。1,2の条件を除外した実ユーザ数は99894人でした。
この99894人の中にも1件ほどしかタスクをしていないユーザなど多数みられたので、常時クラウドワークスを利用しているユーザはこの1割もいないのではないかと思います。
ワーカーの収益は?
ワーカーの収益については
ワーカーの収益 = (総契約額 - 営業収益)/ワーカー数
今回の調査により99894人のワーカー(もしくはその1割が実働している)として算出することができるとします。(ビジネスモデルモデルを見ると2パターンの手数料モデルがあるため、厳密ではありませんが、ここではざっくりで計算します。)
出典:クラウドワークス 2016年9月期 第1四半期決算説明資料(補足資料)
上記の資料より、
総契約額 = 9億9100万
営業収益 = 2億8500万円
となっているので、
ワーカー数を99894人とした場合
(9億9100万 - 2億8500万円) / 99894(人) = 7067(円)
これは4半期(3ヶ月分)なので、月収ベースにすると
7067(円) / 3(ヶ月) = 2356(円)/月
少ないですね。。。(涙
ただし、ワーカ数を99894人としていますが、実際はその1割くらいしか実働していないでしょう。参考までにワーカー数を1万人で算出してみました。
ワーカー数を10000人とした場合
(9億9100万 - 2億8500万円) / 10000(人) = 70600(円)
これは4半期(3ヶ月分)なので、月収ベースにすると
70600(円) / 3(ヶ月) = 23533(円)/月
主婦がパートなどの足しとして使っているなどの利用方法を想定すると妥当かなと思います。
まとめ
本記事ではクラウドワークスで幽霊会員を除いた平均収入を調査してみました。
幽霊ワーカーを正確に把握すること、クラウドワークスのビジネスモデルによる手数料が2通りあることで正確な月収は調査できませんでしたが、ワーカー数が1万くらいだ妥当だと思うことから大体2-3万円程度の収入を得ているのではないかと考えられます。
*1:2016/3/3調べ
クラウドワークスについて調べてみた
大分のり遅れた感じはありますが、ちょっとクラウドワークスについて調べてみました。
ワーカーが損する仕組みだという問題
上記2つの記事言われてることについては、サービスの仕様なので合わない人は使わないというのが一番だと思います。本当に使えないサービスなら淘汰されていきますし。
世の中ブラックな会社がたくさんあることを考えれば当然の結果となるんじゃないかなと思います。
クラウドワーカー60万人消えた問題
60万人どこいったの?? (ライター・事務 159,523名 / エンジニア・デザイナー 67,003名 2016/2/29現在) IRでは80万人のクラウドワーカーとなっていたのに22万人しかいない現実。みんな辞めたとか?ほんとうに不思議。どこに行ったのだろうか。
クラウドワークスからなぜクラウドワーカー60万人は消えたのか - Enter101
結構バズってるので、軽く分析してみました。
私の推測ですが、一定以上の水準(過去に実績あるとか)のユーザしか検索に出てこない仕様なんだと思います。
実績ないユーザが一杯検索ひっかかると発注側が困るので、妥当かな仕組みかなと思います。
http://crowdworks.jp/public/employees/{数字} みたいなULRでユーザさんがいるので、1万人分以上調べたところ結構な割合で以上は実在しましたよ。
ただ、幽霊会員は一杯いると思います。正確な検証はまた今後できたらしようと思います。
幽霊会員じゃない人抽出して、営業収益で割ったら一人あたりの本当の平均収入がみえてくるんじゃないかなーと思ってるのでやってみたいと思ってます。
クラウドワークスが80万人と言っているのは、 http://crowdworks.jp/public/employees/{80万以上の数字} ということから80万人以上のワーカーと言ってるんじゃないかなと思います。
ただ、http://crowdworks.jp/public/employees/{数字} のユーザさんって発注者側も含まれてるんですよ!
従ってワーカーさんが80万人以上いると数字を盛ってると考えられます。
それよりも決算の方が心配
ずっと赤字です。赤字はまぁいいんですよ。事業拡大の投資期間としてみれば。
現預金も26億ほどあるみたいですし、今は赤字でも事業拡大に走るべきだと思います。
ただ、目標が100億といってて、今期が40億の見込み。
上記の資料から見ると2−3年後には達成できそうな感じです。(現預金が26億ほどあるので、会社としては2−3年は無茶な投資をしなければ問題ないでしょう)
ところで、今期予想40億で赤字の事業が100億の規模になったところで赤字解消できるんでしょうか?
ちなみに赤字の原因の大半は人件費。これは、規模が大きくなる=ワーカが増えたりするとほぼ線形的にあがるものです。細かく計算してませんが、目標の100億のを達成したとしてもすごく薄利になるか赤字です。
そもそもビジネスとして大丈夫なんでしょうか?
結局儲かってないから上で紹介したブログのようなユーザに還元されない仕組みができてしまいっているんじゃないでしょうか?
IRで目標しているところを達成したとしても利益がなければ株主に還元されません。
株主さんはここあたり(もっと長期的な「戦略」など)気にされた方が良いのではないかと思います。またクラウドワークスさんには是非今後の「戦略」を説明していただきたいところです。
まとめ(クラウドワークスからも脱線します)
多分ネット上で騒がれている問題より、事業としての本質的なところでよく考えた方が良いと思います。(本当はもっと細かく調べようと思ってて資料はあるのですが、一旦ざっくりでこのブログで公開しちゃいます。要望があれば追って細かいことも話したいと思いますのでブクマでもコメントでもくれると嬉しいです)
また、脱線しますが昨今のスタートアップ(今年に入ってあんまり「スタートアップ」という言葉を聞かなくなりましたね)が、どうやって事業として成立させるのかが気になっているところです。
CM打っているいるような華やかなな会社(ソシャゲの会社とか、最近ならMERYとかもですね)でも事業としていけてるのかなと疑問に思っています。ここらへんもまた記事にできたらしようと思います。