強火をやめると、誰でも料理がうまくなる
今まで読んだ中で最高の料理本です。 著者は弱火で作るシャキシャキ野菜炒めで有名な水島弘史さんです。本の題名は料理トリビアを説明した本のような印象を受けますが、塩加減、切り方、加熱方法に関して、原理から詳しく説明するとても化学的な本です。
中でも、本書で説明されているルールの中で最も日々の調理で役立っているのは以下の4点です。
- 塩は常に具材の0.8%の重量を使う。
- フライパンは冷たい状態で具材を入れて、中弱火でゆっくり加熱する。
- 肉類は焼く前の重量80%がちょうど良い焼け具合
- 油で油を落とす!
100gの肉の場合、0.8gの塩とサラダ油小さじ1をまぶして、フライパンが冷たい状態で具材を乗せて中弱火でゆっくり焼き上げ、重量が全体の80%になったら火から上げるとちょうどいい具合に焼気上がります。
中弱火の定義とは?何故80%がベストなの?何故0.8%なのか?油をまぶしたら余計油っこくなるんじゃないの?全てが本書の中で細かく語られています。
最初に読んでから4年以上立ちますが、今でも自信を持って最高の料理本とお勧めできます。特に塩加減、焼き加減に自信が無い人は絶対買いましょう!!
大きなリターンを出すためには、適切な時に適切な場所にいることが重要 (書評:未来に先回りする思考法
大きなリターンを出すためには、適切なときに適切な場所にいることが重要。
とにかく、この文章がむちゃくちゃ頭に残った。
就職してから7年間、私はゲームセン向けの商品を取り扱う事業部で東南アジア向けにコンテンツを提供しオンラインで課金していくビジネスモデルの立ち上げを行ってきた。事業は効率化したし海外向け売上は微増したが、大きなリターンは出せなかった。一方、隣のモバイル事業部はこの8年間で事業規模が20倍以上に成長した。。。
次の7年は適切な場所にいるようにせねば。。。
著者の佐藤さんは30歳なのにフィンテックとか、人工知能で広告とか難しすぎてよく分からないけど凄い感じのする企業の社長さんです。
以下のブログ見て興味が出たら即買っちゃいましょう。
現実を直視しながら理想を持ち続けることの難しさ、人生の「賞味期限」 | メタップス社長のブログ
Bitcoinで送金手数料が限りなくゼロに近づく (書評仮想通貨革命)
仮想通貨でアマゾン検索すると一番に出てくるこちらの本ですが、仮想通貨周りのトピックを網羅した良書でした。特に驚いたのが、200ドル送る手数料が日本はG20の中で南アフリカの次に高いという点。実際にこちらの2016年1Qのレポートを見てみると確かに、南アフリカ17%に次いで日本の12%がダントツで高い。
https://remittanceprices.worldbank.org/sites/default/files/rpw_report_march_2016.pdf:text
ちなみに2011年は17%だったらしいので、これでも安くなった模様。で、これがBitcoinを使うと、送金手数料は限りなくゼロに近づくらしい。
事実こちらのサイトだと、通常銀行10万円あたり2500円かかるところ、一回13円で送金可能なので手数料だけで考えればタダ同然。
ビットコインで海外送金 | Coincheck(コインチェック)
本書ではBitcoinは為替の変動が激しいので、長期保有には向いていないが、送金には非常に適しているとのこと。しかし、為替変動の激しい通貨は得てしてスプレッドが大きくなるので、高額送金の場合は為替スプレッドも含めた送金コストに関しては要確認ですね。
貨幣の歴史、ビットコインの仕組み、からその他の仮想通貨の情報まで網羅した本書、オススメです。
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/06/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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AI時代の勝者と敗者
マイブームのAI本3冊目。
理系最強、AIが苦手な仕事か、AI化をどんどん進める仕事をすれば安定!みんながやりたがらない事務作業が減って労働者にも喜ばれてるけど、それって実は仕事が減ってるってことだよね、一時的に仕事が減っても、また新しい仕事が生まれればいいなー。大恐慌の時は肉体労働からホワイトカラーへ労働者の移行が起こったが、ホワイトカラーの考える仕事を機械がやるようになったら、人は何をすればいいんだろう、、みたいな、内容をアメリカの具体例たっぷりで説明している本。
印象に残ったのは以下の一文
教育水準の低い人や意思決定に関心のない人は惰性的に機械の判断に従うことになるとの懸念。。。
自分は割と感情によって意思決定が左右することが多いので、これは意外に悪いことではないのではないかと。
割と面白い内容だったのですが、翻訳と題名が良くないですね。勝者と敗者というより、AIと仲良く働くにはどうすれば良いかが書かれた本です。
- 作者: トーマス・H・ダベンポート,ジュリア・カービー,石?雅之,山田美明
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/06/17
- メディア: 単行本
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日本語版の方が安かったので日本語版にしましたが、英語が読めたらそっちの方がわかりやすいかも。
Only Humans Need Apply: Winners and Losers in the Age of Smart Machines
- 作者: Thomas H. Davenport,Julia Kirby
- 出版社/メーカー: HarperBusiness
- 発売日: 2016/05/24
- メディア: Kindle版
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ゲーセン業界について思うこと
ゲームセンターは斜陽産業なのでこれからどんどん縮小していくと言う内容のウェブサイトを見つけ他ので業界で8年働いてる経験をシェア。
2016年現在、ゲームセンターはすでにコンシューマー(プレステとか)に客を取られて縮小しきっているので、コンシューマゲームと競合することなくなっているように思う、事実、過去3年間のAMの売上高ほぼ変わっていない。
業界内では新しい遊び、新しいコンセプトのゲームが必要だという意見が多く、VRに一縷の望みを託す方が多い今日この頃。ただ、私はゲーセンでしか遊べないようなプライズゲームとか、単純なメダルゲームの方が長生きするのではないかと思う。物理的なアクションで射幸心を刺激するようなゲームは液晶画面上で再現することができないので、スマホやテレビでは同じ遊びができないからねー。
多分プレステは10年後にスマホに吸収されていると思うんだけど、ゲーセンはあんまり今と変わんないんじゃないかと思うんだよね。
SAN MARCO NAPOLI
カルフールエスプレッソと比べるとの方が酸味がずっと強く、味も濃い。MAISONS CORSEと比べるとずっと味が薄い。CAFE ROYALと同じくらいの濃さだが若干、雑味を感じるのでCAFE ROYALのほうがおすすめ。なお、抽出音、抽出時間に関しては特に問題を感じなかったが、雑味はうまく抽出できていない時の味に感じた。