発症の日
じわりじわりと症状が出ていた
2018年6月15日の夜、なんだか左の手や足が重いと自覚があった父。
近所の釣り仲間とも、父「脳梗塞じゃないのか?」なんて会話をしていた。
でもそれほどでもないと思いその日は床に着くことに・・・・・。
救急搬送
しかし、次の日は朝起きると左半身がおかしい・・・立つこともできない状態。父本人もただ事ではないと思い、近所のかかりつけ医に連れて行ってくれと母に頼む。
母「それどころじゃない。救急車よばないと!」
そして意識ははっきりあるものの、立つこともできず、どうにか床を這う程度は可能な状態で救急車が到着し、地域の基幹病院に搬送されることに。
脳梗塞との診断
病院に着くといろいろな検査をし、天敵治療も始まった。そして、ドクターから受けた説明では、脳梗塞ですとのこと。
ただ、それほど大きな梗塞ではないので、1か月程度の入院予定で、もしかしたらもっと短くなるかもとの診断。
ほっとしたのもつかの間。
母が入院準備などをするために一旦自宅に戻って、また夜に病院に戻ってみると。
さっきまでは手も足も少しは動かせていて、腕も持ち上げられていてのに、父「悪化してるみたいだ」との言葉。まさかの症状の悪化という事態が・・・・・。
そんなこんなで、脳梗塞との戦いの日々が始まったのでした。
脳梗塞は生活習慣病 高血圧、高血糖は危険?
脳梗塞って生活習慣なんですね。いままであまり詳しくは知らなかったけど、今回父が発症した事ででいろいろ調べました。現在では、脳梗塞は、日本人の死因のトップ3なんです。とても怖い病気ですね。
今回は脳梗塞について詳しく説明しますね。
脳梗塞ってどんな病気?
脳梗塞は、脳の機能の一部が壊れてしまうことによって発症します。脳の血管が詰まったり破れたりなどです。
脳梗塞の「梗塞」とは、「ものが詰まって流れが通じなくなる」という意味です。つまり、脳梗塞は、脳の血管が血栓によって詰まってしまい、そこから先へ血液が流れなくなってしまうのです。その結果詰まってしまった先の細胞は、酸素を運んでもらえず、壊死してしまいます。そして脳は大きなダメージを受けることになります。
脳梗塞のタイプ
脳梗塞は3つのタイプに分けることができます。
脳の比較的太い血管の内側にコレステロールの固まりができ、そこに血小板が集まって動脈をふさいでしまうもの。
(2)ラクナ梗塞
脳の細い血管に動脈硬化が起こり、詰まってしまうもの。
(3)心原性脳塞栓症
心臓にできた血栓が流れてきて血管をふさいでしまうもの。
ちなみに、父の場合⑴のアテローム血栓性の脳梗塞でした。長嶋監督は⑶の脳梗塞だったみたいですね。どのタイプかによって、また症状や後遺症も違ってくるようです。
脳梗塞の症状
脳梗塞の発作が起きると、脳の障害が起きた部分が司っていた身体の働きができなくなってしまいます。例えば、言葉が出なくなる、ものが飲み込めなくなる、からだの片側が麻痺するなどの症状が現れます。もしそのような症状が現れたら、脳梗塞を疑うべきです。
私の父の場合も、体の左半身に麻痺が残ってしまいました。
脳梗塞の原因
脳梗塞の一番の原因として、「動脈硬化」があります。動脈硬化とは、血管の内側の壁にコレステロールなどが溜まって血管が硬くなり、血液の流れが悪くなってしまった状態のことを言います。そして、この動脈硬化の原因となるのが、高血圧や高脂血症、さらに糖尿病や、心房細動などの心臓病があります。
そしてこれらの病気の原因は日常生活の習慣の中に潜んでいます。良くないとされるのが、喫煙、飲酒、肥満、などなど。
つまり「脳梗塞は、生活習慣病である」といえます。日々の生活習慣によって進行していくものなのです。
脳梗塞予防には、まず日常生活の改善を
脳梗塞の発症を予防するのにもっとも大切なことは、日常生活の改善です。
以下のような場合は危険です。
◆大量の飲酒=1日に、1合を超える日本酒、中びん1本を超えるビール
◆喫煙習慣=タバコを吸う人は吸わない人に比べ、脳梗塞で死亡する人が多い。
◆運動不足=肥満につながる。さらに糖尿病や脂質異常症を引き起こしたりする。
◆肥満=肥満は高血圧や糖尿病の原因になり得る。
◆過度のストレス=日々のストレスは脳梗塞に限らず身体に害となる。
さらに食生活の見直しがとても大切です。まず「減塩」を心がけましょう。目安は1日10グラム未満。ただ、すでに高血圧と診断されている人は、6グラム未満におさえ他方がよいです。減塩しょう油を使ったり、お酢などで味付けするなどの工夫をするといいですね。
また、糖尿病の人は血液がドロッとしているために、動脈硬化がおきやすく、脳梗塞の発症率が高いことが報告されています。適切な食事療法や服薬をきちんと守ることがとても大切です。
適度な運動はとても重要です。特にウオーキングやジョギング、などいわゆる有酸素運動には、脂肪を燃焼させる働きがあります。
以上のように、脳梗塞は食事や運動など日常の生活習慣に気をつけるだけでも予防効果は十分期待できます。