角待ちは対空

おもむろガウェイン

出会って4光年で合体熱

blog.yux3.net

年末にこれ書いたのと、

年越しと年明けにかけてこれ読んだ影響で、出会って4光年で合体読み直してやっぱ面白いなと思った結果、解説ページ作ってしまった。暇なのかな?

scrapbox.io

勝手に星雲賞を取るものだと思ってるけど星雲賞のルールしらないし、いつ発表されるのかもしらない(もう発表されてるかも)。

まぁ賞取らないまでももう少し盛り上がってほしい作品だとは思ってる。

なんとかオブザイヤー2023

2023年は1回しか更新しないで終わります。来年はもっと更新するぞ~なんてことは言いません。多分書くことないです。

買って良かったもの

圧倒的にこれ。蓋の開け閉めしないで良いのがめちゃくちゃ楽。 来年は調味料も全部こういう感じにしようと思います。

ゲーム

クッキークリッカーを全クリしたことが一番大きなトピックでした。

最終的なボトルネックはやっぱり砂糖玉で、最後はずっと菜園やってました。 まだアップデート来ると思うのでとりあえず砂糖玉100に戻すところまでは頑張りたい。

Apexはなんの向上心もなくやっていて非常に非生産的な感じがしてます。 頼れるホライゾンかレイス(Apexに真剣な人はホライゾンかレイスを使う)を引くとランクがあがるみたいな感じになってます。

ワールドフリッパー

サービス開始時からやってたので終了は悲しい。はじめて真面目にやったソシャゲです。 良いところはあるけどまぁ流行らない理由もちゃんとつくって感じのゲームだったと思います。

「世界が混ざること」というテーマの上で一本筋の通ったシナリオは特に良かったです。

一番好きなシーンは「炎」かなぁと思います。 「使命と正面から向き合うのではなく、放棄する逃げる挫折する」みたいなストーリーのジャンルって確実にあると思うんですよ。一般化して(有害な)男らしさの放棄まで行けば最近のハリウッド映画は大体そんなテーマ含んでますし。ゲームだけで言えばFF15とかダークソウル3とかBBDFとか。 僕そういうジャンル好きなんですが、特に良かったと感じています。

あとは「ぼしゅーしまーす」だけで三大勢力(始龍、多くの手を持つ者、真なる精霊)に食い込むチャルアも良いですね。初期キャラというのもそそられます。

人の身でありながら「理外の剣」にまで昇進したシルティーもいいし、俺の中の強さ議論スレがざわつく。

映画

gaga.ne.jp

TARが良かったです。

気持ちの良い、噛まなくても飲み込める映画も良いんですが、咀嚼すると味が出てくる映画の方が好きです。気持ちよさは面白さに繋がるけど、面白さは決して気持ちよさだけではない。それでいて監督の生い立ちとか前作とかそういう作中外の知識を必要とせず作中の描写だけで完結してるようなもの好きで、つまり映画に対してミステリ小説的なフェアさを要求している節がある。

一方で最近の映画って「あれなんだったんだ?」みたいな「出来の悪い」要素がなくて、優等生っぽい作りが多いと思うんですが、それはそれで興ざめする。種明かしが直接的に快の源泉に利用されてるのを見ると「脚本術~!!」となってしまう。劇場でても「あれなんだったんだ?」と考える余地を残しつつ、考えれば解決するくらいにしてほしい。(もしかしたら解決しないでもいい)

TARはまぁそのいう自分が求めているものはなにか?を教えてくれた映画だったなぁと思います。

自分の求めてない、不意打ちで頭殴られるような衝撃のある作品というのは今年はなかった。

Discordで映画見る

Discordで通話しながらAmazon Prime Videoで映画を見る(ウォッチパーティ)活動何回かやりました。

高校の友達とゲーム友達とでそれぞれ。見た映画は

  • 2023/01 ドロステのはてで僕ら
  • 2023/01 バーフバリ
  • 2023/02 バーフバリ2
  • 2023/03 ザメニュー
  • 2023/03 MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
  • 2023/03 プラットフォーム
  • 2023/03 女神の継承
  • 2023/08 君は彼方
  • 2023/08 十二人の怒れる男
  • 2023/09 鉄コン筋クリート
  • 2023/11 search/#サーチ2
  • 2023/12 人狼
  • 2023/12 立喰師列伝
  • ゴッドファーザー
  • ショーシャンクの空
  • レザボア・ドッグス
  • アイアンジャイアント
  • エレファント・マン
  • グレイテストショーマン
  • ダンサー・イン・ザ・ダーク

割と名作系を見てる気がする。最初は実績解除感のある映画を見るという趣旨だったけど、うまいことそういう映画が見つからないので見たい映画を見る感じになってる。

特別映画好きではない、けど文化的バックグラウンドが被ってる(同じ漫画やゲームをやってる)人と映画見るのは結構楽しい活動だと思います。これが映画好きが集まってしまうとなんか違う感じになってしまう。視聴中しゃべるしエンドロールは飛ばすし、意味わかんなかったところあれば戻るし、映画と本気で向き合うと趣旨の会ではない。

もう少しこの活動広げたいんだけど、知らない人とやるのは難しいだろうしどうしたものかと思ってる。

フィクション系

www.dlsite.com

圧倒的に出会って4光年で合体が素晴らしかった。

今年、というか思い出せる中で最も作者の熱量を感じた作品。

細かく考察しても面白いけど、圧倒的な人間賛歌の物語に単純に浸ってもいい。「タオルが敷かれていたんです。」を超える善性の肯定、人間賛歌あるか? エロ漫画を描く意味を自問自答して作品に落とし込んでるのも良い。これを同人誌で出来る胆力よ。

主観的な名作の基準ってその作品によって何か行動を起こしたか?だと思っていて、僕はこの作品を読んだことによって小説を書いて完成させて投稿することが出来た。これ以上の自分にとっての名作の証左はないと思う。

ミステリ小説はエレファントヘッドが一番面白かった。

ミステリ小説は話題になったやつは大体全部面白くて偉いと思う。この漫画がすごい系はほとんどしっくりこないので打率が全然違う。SFもそう。 ミステリ小説は物語の構造がそのジャンルによって規定されてて、且つ面白い物語の構造(謎があって解決される)そのままだから大体何読んでも面白い分野だと思う。SFは素材であってどういう物語が展開されるかはジャンルに規定されてないので面白いかどうかの差が激しい。

これもミステリ系だけど、なんというかある意味での素人臭さがよかった。 エレファントヘッドとか同じ作者の名探偵のいけにえとか、面白いけど隙がなさ過ぎて疲れるというのは否定出来ないなと思っていて、その点誰が勇者を殺したかは割と隙だらけなので安心して読める。

ジャンプ

今年はワンピースの圧倒的な後付け力に驚かされたのが印象的。くまのエピソードすごすぎないか? 自分はワンピースは伏線がすごい漫画ではなく後付け力がすごい漫画だろ思っていて、だからこそ最後まで裏切られることはないだろうと踏んで連載追いかけれる。物語の構想や構成がすごいだけだと途中で破綻したときリカバリされないまま終わることが多くて連載追いかける気になれない。期待を裏切られるかどうかが博打になるのでベッドしたくないという気持ちになり連載追いかけられない。

ワンピースの一挙放送も楽しめた。

呪術廻戦も連載追いかけてる。ワンピースと呪術廻戦のためだけにジャンプ買ってる。 呪術廻戦の何がいいかっていうと、呪力/呪術/魂/etc.の深掘りをずっとやっていてそれが軸になっていること。よくHUNTER×HUNTERと比べられるけどこの辺は全然違うなと思う。HUNTER×HUNTERは念の本質を深掘りしない。

なので、呪力/呪術/魂/etc.を軸として見たとき一貫した物語になっているだろうという期待で読み続けてる。これは裏切られるかもしれない。呪術使うのが一番うまいやつが勝つ物語(文字にすると当たり前だ)になっていると思っていて、そういう観点で五条悟を超えていくんだろうなと思ってる。

あとアニメの脹相戦よかったです。アニメである意味を強く感じられた。ぼっち・ざ・ろっくとかもそう。「原作通り」というのは原作はアニメじゃないんだから不可能なので、やはりアニメであるが故の強みが見られる方がうれしいなと思う。

勉強したこと

前半は戦後思想に興味があった(んだと思う)。

きっかけは忘れてしまった。まぁ戦争の年だしそういうきっかけだったと思う。

途中からドイツに興味が移ってフランクフルト学派とか批判理論周辺の本を読んでた。

ハーバーマスがフックとなってメディア論の本も何冊が読んだ。

あと大きなトピックとしては「計画」の深掘りしてた。

ソフトウェアエンジニアとして働いてるので計画という行為をよくするんだけどなんかあんまり本質がつかめないなぁと思ってる。未来や意志決定の自然化/数値化/科学化ですって言ってしまえばそうなんだけど、それでは還元できないものがあるよなぁと思って計画っぽいワードでいろいろ本読んでた。 けど未だに計画とは何かの答えは出ず。

歴史系の本は定期的に読んでるけど、まぁ全然身につかないね。読んだそばから忘れる。受験生すげぇわと思う。

それでも、日本人は「戦争」を選んだに出てくる高校生は賢すぎてビビる。

この辺はミステリ小説が好きなので面白かった。

そこから、言語哲学、分析哲学に興味が移って、今は中世哲学の本読んでる

これは全然入門じゃなくてすごかった。

中世哲学、名前がかっこいいですよね。普遍論争とか神の存在証明とか。あんまりキリスト教もローマ哲学もなじみはないけど、分析哲学みたいな数学的な補助線引くとまぁまぁ理解出来るのが面白いなぁと思ってます。

ローマ中世つながりで言うとこの本も面白かった。

まぁなんかこういう感じであるテーマに沿っていろいろ読んだり、興味が移って他のテーマにいったり、全然関係ない本読んだりしてる。 あんま身についてる感じがしないけど趣味だから!趣味だから!と自分をなだめてる。

音楽

これはYoutube musicのまとめだけど、多分まったく実態に沿ってないと思う。 アイドルはアニメに先行した劇場版で聞いたけどすげぇ!と思った記憶ある。けど、4位になるほどは聞いてない。祝福はもっと聞いてない。

今年は原神のサントラを多く聴いていました。

www.youtube.com

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この辺がお気に入りです。

終わり

今年は英語を本格的に勉強し始めたり、婚活もしたり、ジム通い始めたり、何にもやってないように見えていろいろやった年だったと思います。でも主観的にはあんまり満足感ない。

2022年印象に残った本とか勉強したこととか映画とかゲームとか

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

序盤のミステリー要素が強い段階が好きだった。自分はミステリ要素が強い作品が好きなのだと思う。 同時期にAPEXをやっていたんだけど、APEXというゲームは劇中で生死をかけたゲームをしている割にキャラ同士の掛け合いに惚れた腫れた関連の会話が非常に多い。今そんな話している場合か?と単純に疑問を抱いてしまう。APEXは多様性を非常に大事にしていてその表現としてのそういった掛け合いが多いのだと思うのだが、今その話しなくてよくない?と感じる。とはいえ、自分は生死がかかった状況でのだれかと会話をしたことはないので意外とリアルなのかも知れない。 というわけで、男女の痴情のもつれの危険性を非常に重視していたプロジェクト・ヘイル・メアリーはそういったAPEXへの違和感があったので非常にリアリティを感じた。リアリティとは水物なのだ。

投資と金融がわかりたい人のための ファイナンス理論入門 プライシング・ポートフォリオ・リスク管理

全世界インデックス投資しとけばOK以上の知識が欲しくて現代ポートフォリオ理論(CAPMとか3ファクターモデルとか)などを学んだ。投資は自分が納得できることが重要ということでそこへの寄与があればいいなと思っていた。 理論的にもその方法は正しいといえるのだが、実際ファイナンス理論の仮定はかなり現実味のない仮定なので理論と実践が一致しているのはまた別の説明が必要だと知れて良かった。

割引現在価値などの概念も勉強できてよかった。プロジェクトに対する投資の評価(NPVやIRR)や企業の株価(DCF法)などは意外と身近な判断(コーポレートファイナンスとか)基礎となっている考え方なので足場が固まった感がある。

岩田美貴のFP3級1冊目の教科書 2021-2022年版

金融工学から派生してFP三級の勉強もした。基本的な考えがわかればあとはとにかく制度の勉強という感じだった。特に税金の勉強は楽しかった。わからないことは怒りを呼び、心の平穏を害するという持論があるため知ることで税金に対して冷静になれたのはよかった。勉強したことには制度(手続き)的な話も思想的は話も歴史的経緯の話も入る。

FP勉強したのは良いが、老後への過剰な不安がなくなったせいで逆に趣味にお金を使いすぎた感がある1年だった。自分には意味はなくとも金を貯めるみたいな生き方の方が合ってるのかも知れない。

こちらも金融工学からの流れで経済学も勉強した。モチベーションとしてはアベノミクスやMMTへの評価が自分で出来ないというのが大きい。国の財政を家計に例えるのはおかしいといわれても、その理由を並べられたところで正しいのか判断できない。基礎的な経済学の知識がないのでそれっぽい人が言っているかみんなそう言ってるかくらいしかの判断材料がないのが嫌だった。

経済学ある程度勉強してたので円安のとき結構冷静でいられて良かった。

ホラーの哲学 フィクションと感情をめぐるパラドックス

ジョジョの奇妙な冒険 第8部 モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)が完結したので最近読み始めてる。またNetflixのジョジュ6部も完結したので視聴している。

ジョジョはバトル漫画というよりホラーだよなとかねてから思っていたがそれが意味するとこをは自分でもよくわかってなかった。またオールド : 作品情報 - 映画.comを見たときめちゃくちゃジョジョっぽいなと思ったのだが何が?といわれると余りよく説明できなかった。

そのことに関して言語化する武器をくれた本がホラーの哲学である。自分が思っていたホラーっぽさやジョジョっぽさがなんなのかを言語化する助けをしてもらえた。

物語の構造の分析みたいなのはあんまり作品の魅力を伝えるのには役に立たないなと思う一方、自分が何かを観た後に反省するときに使うのは抜群に面白いなと思うのでこれからも勉強していきたい。

ONE PIECE FILM RED

なんだかんだで3-4回見たと思う。作品単体でも良かったと思うが、プロモーションや本誌連載含めた全体のプロデュース力みたいなものにやられた感じがある。ライブ感がかなり強いのでリアルタイムで楽しめたのは良かったと思う。多分ワンピース完結したときにも見てて良かった~と思うはず。Adoへの依存度がめちゃくちゃ高いので10年後も活躍してて欲しい。

グッバイ・クルエル・ワールド

一切期待してなかったけど存外良かった。まず(チンピラの)演技が良かったし、表現したいテーマみたいなものも伝わってきた。邦画はこれと流浪の月が印象に残ってる。

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM

さらまんざいの後にピンドラやってどうすんねんと思ってたけど、やっぱ監督の価値観の変遷みたいなものを超えた普遍性みたいなものがあるなぁと思って1人で納得してた。

原神

今更はまった。サービス開始当初も一瞬やってたけどゼルダやんで終わってた。よく出来てる部分とそうでもない部分がはっきりしていてジェットコースター感がある。設定はかなり作り込まれているけどストーリーはお遊戯だったり、戦闘がめちゃくちゃ面白いけどエンドコンテンツなかったり、課金で強くなってもやることは聖遺物掘りかマリオパーティだったり、温度差で風邪引きそう。原神という枠組みでいろんなこと試してるのは好感持てる(その結果作られたイベントが面白いとは言ってない)。長く盛り上がるには裾の尾を広さが勝負みたいなところありますからね、ソシャゲ系のゲームは。

ELDEN RING

DLC頼む!!!

いろいろやった割にぱっとしない1年でしたがELDEN RINGは数年来の楽しみだったのでそれだけで収支プラスという気持ちで今年を終わりたいと思います。