MOT[技術経営]入門て本を読んだ

ふと、技術経営というキーワードで本を読んでみたくて図書館で借りてみた。

 

MOT“技術経営”入門 (マネジメント・テキスト)

MOT“技術経営”入門 (マネジメント・テキスト)

 

 

 

この本は、主に日本の製造業を想定しつつ書かれた、技術経営という学問の入門書。

対象読者も技術者に限らず、モノづくりに携わる全ての人になっている。

内容については、根拠のある部分は論文のように引用元が記載されている。が、著書が引用元になっていたり、厳密さについては温度感がよくわからない・・

 

この著者が言っていて印象に残ったのは以下の2点。

 

  1. 分析をしてファクトベースで考えるのは大事だが、それだけで技術の意思決定をするのではなく、自分が主観で信じる意思決定をすべきだ
  2. 真似のしづらい組織の強みを作るという意味で、"組織能力" を積み上げていくのが重要だ。(個人でなく、組織の能力というのは真似しづらい)

1については、例としてデジカメの中核技術であるイメージセンサ(CCDとCMOS ←よくわかってない笑) においてソニーや松下が世界をリードしているのは、ビデオカメラのために開発していたからだ、というものがあった。手ブレ補正もビデオカメラによって積み上がった技術だし、ビデオカメラ事業での技術投資が、結果的にデジカメやることで投資回収された、と書かれていた。

 

2については、トヨタが他の自動車部品メーカーと従業員の出向や勉強会をやったり、トヨタの生産技術を部品メーカーに伝えて効率化する取り組みをしたりしてるという事例が紹介されていた。

 

 

ほんとはプロジェクトマネジメントとか分業の方式(外注するか内製するか論)とかも触れられているが、

流し読みしただけので割愛。

 

 

総じて面白かったので、モノづくりと関わってて、かつ技術に興味のある人には

特におすすめです。

ミスターミニット

服のボタンがとれてしまったときとか、直せば使えるんだけど。。という状況がたまにある。

そういうとき、みんなはどうしているだろうか。

ぼくは、だいたいそのまま放置してしまう。

その後、しばらくして捨ててしまう。

 

1年前くらいに、バッグの金具がとれて使えなくなってしまった。

最初はだましだまし使えていたのだけど、1ヶ月くらいで完全に使えなくなった。

今回も、例外なく捨てようかなと思ったのだが、妻に

 

「高いからもったいない。修理に出してみれば?」

 

と言われ、修理に出すことにした。

しかし、バッグ修理なんて、どこに出すんだろう?

ひとまずなんでも直してくれそうな、ミスターミニットに行ってみた。

なんでも直してくれそう感があるって、すごい。

そんなかんじでぼくは期待していた。持って行ってみると、

 

「まったく同じパーツはないですがそれでもよいですか?1週間ほどお時間いただきます。3000-4000円くらいですかね。」

 

なんて言われ、楽しみにしていた。

しかし、1週間後連絡がきて、

 

「xxxがyyyで、1万円以上かかっちゃいますね・・・」

 

もうなんていってるか覚えないけど、高すぎた。当然却下した。

そんなにかかるなら新しいやつほしくなる。

4-5万円のやつだから、1万円でもまあいいっちゃいいのだが。

 

その後どうすればいいかわからなかったが、メーカーのオンラインショップに問い合わせフォームがあって問い合わせてみた。

 

正規ルートじゃない感があって不安だった。

が、結果的にはこれがよかった。メールでのやりとりだが

 

「ぜひ修理させていただきます。見積もるのでバッグを送ってください」

3000円(端数は無視)です。よろしければお振込ください」

 

と。しかも、こっちの場合は部品も同じものでやってくれる。

最高。

 

みんなも、バッグを修理するときは、まず先にメーカーに問い合わせてみてほしい。

無理だったら、ミスターミニット。仕方なく。