システム開発の消耗戦

アジャイル開発」で解決できることは何か〜アジャイルは「速い・安い」のファストフードではない
http://kuranuki.sonicgarden.jp/2012/05/agile-as-a-fastfood.html#.T9Obdusb_T4.hatena#Message-complete


ウォーターフォールでは限界があることが明白すぎる。

社内ルールやしがらみが多い「日本」とミッションクリティカルな「金融」の抱き合わせには特にそれが言えると思う。

いくらスモールスタートでいいだとかイテレートしていけばいいなんて言ってもユーザにとって必要なものは必要なもの。

もちろんそれを可能な限り叶えることが価値なのだけれど、一度引いた計画を変更なしで遂行することが正義とされている限り、いずれどこかで行き詰まる。
あるいはもう行き詰まってる。

これって受け入れる側だけじゃなく発注する側にも問題があると思うんだ。

なんとか無理難題を解決しようと過剰に努力し疲弊する受け入れた側と、結果として要件が少しずつ落ちて行ったり歪がでてくる発注側と、
両方がすり減っていく消耗戦。(圧倒的に前者のすり減り方が大きいと思うけれど)

今のままでは不幸な人を生み出すだけだ。

ビジネスモデルだとか開発手法だとかじゃなくて、産業構造だったり文化だったりが変わらなくちゃきっと解決しない。

電車にて

今日電車で、脇に立つカップルのやりとりが耳に入ってしまい、失礼とは思いつつ聞かずにはいられなくなってしまった。

女性「キミは私といて楽しいの?」
「私は面白い事もいえないし。そんなに話すほうじゃないし」
「映画も音楽も詳しくないし」

私からは男性の反応は見えない。しばらくして女性が鼻を啜る音が聞こえる。

女性「なんで私なんかなの」

軽く見上げると、男性は手で女性の顔や首の当たりの長さを比べるようにして微笑んでいる。

男性「お前ってなんか、こう、長さが、」

女性は振りほどくようにして、

女性「私はいやなの。」
「私よりもこの前一緒にいた人とかの方が楽しいよ。他にもいっぱいいる。」

女性「ねぇ私は何がしたいのかわからないよ。」
「私って何をしたら幸せなのかな」
「なんだかわからないよ」

男性の反応は見えない。でも困ったようにやさしく微笑んでいる気がした。


「そんな気持ちを正直に吐露できて、そして聞いてくれる方がいるあなたは、幸せだと思います」


そう言ったらどうなるかと思った。喜ぶだろうか。怒るだろうか。
結局言わなかった。


その女性にかけようかと思った言葉は自分に掛けてやろうと思った。

friend, dad, and more

アメリカでお世話になった牧師さんに会った。

話を聞いてくれるということ、批判されないということ、ほめてくれること。

乱れないペース、呼吸。

いつもの安心感に落ち着く。

お世辞や褒め過ぎなのは感じているけど、自分を肯定されていることがとてもうれしい。

自信を取り戻せる。

自分にとって特別な人の一人。


ちょっと気になったのは同席した友達。

久しぶりに会って、何をしているの、の問に対し、研究がコレコレで忙しくて疲れてるよ、との回答。

多分それは求めている回答ではなくて、回答というかきっとそんな会話がしたかったのではなくて。

本当だったとしても疲れた自慢はきっとすべきではなくて。

久しぶりに会って伝えるべきことはきっとあって。

特になかったとしてもその時はきっと楽しいものであるべきで。

きっととか、こうあるべきとか、そういうことはあまり好きじゃないけど、

自分の中でとても違和感があった。


どこか昔の自分を見ているようで、昔というか今でもやってしまうことで、

整理がついていないが自戒も込めて書き記しておく。


こういうととても嫌な感じだけどこれも書いとく。

アメリカの友だちと会うと、周りがよく見渡せる感覚がある。

気持ちに余裕があるからか、会社で賢い人達と何かするたびぐるぐる考えて少しは鍛えられているのか、

両方かとも思う。


この流れで書くと文脈的にとても失礼なことになるが、自戒を込めてこれも書いておく。

自分は強者の前では萎縮し、弱者の前では良くも悪くも余裕がある。


後半ネガティブなことを書いたが、今日は楽しかったんだ。

それは素直に。

整理できてないが今日感じたことを書いとく。書いておくべきな気がしたから。

[日記]7/24(日)

1ヶ月以上ぶりのサッカー。

不安だったが思いの外走れた。

相手チームの助っ人もした。

トータル4試合目くらいで両足つった。

試合中につるの初めて。

ふくらはぎがビクンビクンなって、別の生き物みたいだった。

[日記]7/23(土)

テレビが来た。本棚がきた。

本棚が想像以上に大きく、考えていた場所に収まらない。

相当大変だったが机とベッドの位置を変えた。

この際と思って敷いていたカーペットも洗ってやった。

クローゼットに並べられていた本を片付け、机の上も書類も整理した。

引越しして1年以上。

家が、家みたいになった。

人間らしい、住空間とは大切なモノなんだと痛感した。

[日記]7/22(金)

7/22

逆転劇が起こった。

あと何週間掛かるんだろうと思っていた送付資料に対して、回答が来たのだ。

回答の粒度は荒いし精査する必要はもちろんあるものの、絶望視していたものが来た。

遅れに遅れ、かつ昨日の出来事から今後の混沌とした展開しか想像できなかったが奇跡は起こった。

翌週は担当者は1週間の休暇に入ってしまうのだが、それは実は我々にとって好都合。

その人ではなく、現在聞いている分野の専門の人物と直接やり取りが出来るからだ。


ともあれ、3週間ぶりくらいに、週末に仕事を持って帰らず、休日らしい休日を迎えることができた。

開放感ハンパない。

[日記]7/21(木)

7/21

システムを作ってくれてる製造元の担当者と、電話会議にて険悪な雰囲気になる。

無理もない。

こんな形骸化した要件を、膨大な量こなすなんてしんどすぎる。

加えて担当者は、別件のプロジェクトマネージャを抱え、CEOから相当プレッシャーをかけられている様子。

極めつけは奥さんが出産間近であること。

奥さんのケアもそうだし、自身の第一子を控えてこんなことに早朝から深夜まで身を捧ぐほうが難しい。

電話会議で語気も変われば沈黙もあり、そしてついにギブアップ宣言をくらってしまう。

正直つらい。

俺だってこんな事頼みたくない。奥さんと一緒にいてあげて欲しい。


電話会議後、

「正直こうなることはわかっていた。スケジュール見せられた時から無理だろうと思っていた。でもできるっていうからやらせてみただけ。

やっぱり出張するしかないね。再来週の頭くらいから」



絶句してしまった。

いろんなことが信じられなくなった。

上手く考えられなかった。

一度切り替えないとダメだと思って帰ろうとしたけど呼び止められて、なんとか1つだけこなして帰った。