幌内炭鉱の遺構を巡る

先日は三笠市にある幌内炭鉱の遺構を巡ってきました。

以前にも訪れたことがあったのですが(下記記事)、遺構がたくさん残っていて楽しかったので再訪

tabiog.hatenablog.com

 

旧幌内変電所

一般開放されている日があるそうなので、またじっくり見にきたいと思います。

 

この辺りは幌内炭鉱景観公園として整備されているので、

歩きやすいように舗装されていたり、説明の看板があったりと、一般の方にも見て回りやすいようになっています。

 

安全灯庫

大部分が崩れ落ちてしまっています。

 

音羽坑坑口

 

常盤坑本卸斜坑

扁額も保管されていますね。

 

常盤坑副卸斜坑

本卸斜坑からは石炭を、副卸斜坑からは人や資材を出し入れしていたようです。

 

本卸斜坑と副卸斜坑の間には神社があります。

炭鉱での仕事は危険と隣り合わせなので、安全祈願のために坑口のすぐ近くに祀られたんでしょうね。

 

捲揚台座

 

原炭ポケット

 

舗装路の終わりから少し先にあった建物

何に使われていたのだろうか?

 

 

そして、すぐそばにはドローンが落ちていました。

 

舗装路の先にも遺構がいくつも残っています。

でも説明板等がないので、何に使用されていたものなのかが分からない…

 

シックナー

前回来た時は、かなり草に覆われていたので、この辺りまでで引き返しましたが、

今回はもう少し先まで探索

 

 

2つ目のシックナー

 

決壊している部分から中へ入ってみました。

水が溜まった姿が様になっていますね。

 

どんどん奥へ進みます

シックナーではないけど、掘り下げているので水が貯められていたような施設だったのでしょうか?

 

 

3つ目のシックナー

少し小さめのサイズでした。

 

4つ目のシックナー

こちらはかなり大きいサイズ

壁面が崩壊している部分があり、内部に入れました。

 

ここで、車道と合流します。

ズリ山の方へ登っていく道(?)は立ち入り禁止

 

ここから先は車道を歩いて、変電所方面へ戻ります。

現役と引退済の重機達

 

選炭場

車道沿いから見れます。

足元注意

 

草に埋もれそうなトロッコ

 

帰りは炭鉱住宅に寄り道。

まだ数名の居住者がいそうな感じでした。

 

近辺は鉄道跡等もあり、まだまだ見所たっぷりなので、また再訪したいと思います!

羽幌炭鉱の遺構を巡る〜羽幌エリア〜

築別エリア↓を探索した後は、羽幌坑方面へ移動し探索してきました。

tabiog.hatenablog.com

 

羽幌炭鉱第2 選炭工場貯炭場

この建屋と立坑が道路から見えるので、場所は分かりやすいです。

 

内部

この上に、枕木とレールが轢かれていたのかな

 

山側の壁面が歪んでいました。

 

前回来た時は、立坑へ行く道が草に覆われていたので断念しましたが、今回はがっつり探索していきます。

立坑以外にも遺構がありますね

 

シックナー跡

 

選鉱場跡?

コンクリートがボロボロです。

 

内部へ

だいぶ傷みは見られるものの、外壁ほど酷くはない。

 

少し覗くだけにしておこうかと思ったのに、あまりにも素敵な空間だったので、しっかりと長居してしまいました。

 

朽ち具合がとても絶妙で、このタイミングで見に来れて本当に良かったです。

 

いつまででも居たい気持ちでしたが、まだ探索する場所があるので、次へ向かいます。

通路っぽいなにか

 

少し離れた場所にも建屋が

 

そして、ついに立坑に辿り着きました。

距離的にはすぐ近くですが、ぬかるみがあったり、蜘蛛の巣と格闘したり、ヒグマが出ないか警戒したりと少々時間がかかりました。

 

入り口から中を覗いたところ

巻き上げ塔

いい感じの状態で残っていますね。

 

立坑内は、看板類がわりと状態良く残っていたのが印象的でした。

 

事務所的なスペース

 

浴場

 

こんなに立派な立坑の建屋が残っているけど、実際稼働した期間は5年程度と短い。

そんな炭鉱の歴史にも思いを馳せつつ、探索を満喫してきました。

 

余談:車に戻る途中で見つけた木の傷跡

見つけた時はヒグマの爪痕かと思って、かなりビビりました…

帰宅後に調べたところ、エゾシカのツノ研ぎ跡の様です。

ヒグマではなさそうで一安心

山に入る以上は熊鈴等の対策だけでなく、知識も必要だと感じた出来事でした。

 

羽幌炭鉱の遺構を巡る〜築別エリア〜

先日は羽幌炭鉱の遺構を探索しに出かけてきました。

以前に訪れた際は草木がかなり生い茂っていて、入っていくのを断念したので、春の間にリベンジしてきました。

 

前回訪問時↓

tabiog.hatenablog.com

 

まずは築別エリアから

築別坑第1選工場・貯炭場

すぐ道路脇にあるので分かりやすいです。

羽幌の中心地からここに来るまでの間に、鉄道の跡も所々残っています。

壁にあった「羽幌鉱業所」の看板がだいぶ落ちたり色褪せたりしていますね…

そして、以前はあった説明板等も無くなっていました。

 

内部はこんな感じ

木や金属の部分はだいぶ朽ちてきていますが、コンクリートの作りはしっかりとしています。

 

 

病院跡

2F部分がほとんど無くなっています。

前回来たときは、草に埋もれていてほとんど外観が分からなかった

 

内部

床が朽ちて、床下に水が溜まっています。

 

病院の対岸エリア

映画試写室?

足の部分がだいぶ崩れてきていて危なそう

 

発電所の煙突

ここも前回は茂みに断念した場所

 

近くから見上げるとめちゃくちゃ迫力があります。

 

付近にはいくつもの建物が残っています

 

茂みの中にぽつりぽつりと残った建屋たち

昔の写真を見る限り、以前はあたり一面に色んな建物が並んでいたようです。

 

消防団庁舎跡

 

2階・3階は木造だったため、すっかり無くなってしまっています。

ただの車庫にしか見えないですね。

 

炭鉱アパート群

しっかりと形を留めている様に見えるが、屋根部分がだいぶ無くなっているみたいです

 

まだ草木があまり生い茂っていないので、全貌がよく見えますね。

 

所々に排水溝のような穴があるので、探索時は要注意です。

 

少しだけお邪魔しました。

 

部屋の中はだいぶ痛みが激しいですが、階段は状態が良い

 

アパートの住民?

野生動物の良き隠れ場として、今もこのアパートは活躍いるのかもしれませんね

 

エゾシカとも遭遇

 

アパート方面からの景色

 

一旦車に戻り、もう少しだけ上流へ

排気立坑

 

川の向こう側には北清寮跡が見えました。

こちらもだいぶ傷みが激しそうですね。

 

かなり年季の入ったガードレール

「昭和37年9月竣功」と書かれていました。

 

築別エリアの探索はここで終了。

この後は羽幌エリアへ向かいました。

 

羽幌エリア↓

 

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