悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ファイナルファンタジー7 リメイク

 

ゲーム配信プラットフォームで世界的に展開しているSteam。
PCでゲームをする人が増えましたが、PCゲーマーなら必ずと言っていいほど利用しているサービスだと思います。
このSteamはいつもセールをやっていますが、中でも大型セールは驚くほどの割引率でついつい購入してしまいます。

今回のスプリングセールでは、もうやらないと決めていたつもりのファイナルファンタジー7リメイクを半額につられて購入してしまいました。
以前にも半額のセールがあったのですが、迷った末に「もうやらない」と一度は決めたんですね。
ところがやっぱりポチってしまいました。
その理由は(言い訳)、息子が今FF7をプレイしていて、その話題が結構多くて、刺激を受けたということもあります。
25年くらい前にプレイしたポリゴンでカクカクの初代FF7を今更やる気はしないですし、一応エンディングまでやったのでもういいやって感じだったんですね。
ただ、あのグラフィックや新要素などを考えるとやっぱりやってみようかな?なんて思ったのが失敗です。
ちなみにオリジナル作品がとても人気のある作品なので、リメイク版もそこはちゃんとしています。
そしてかつては細かいところは描かれていませんでしたが、大容量と3部作としてFF7を分作にしていることで今までよりも深く知ることができます。
FF7リメイクの続編であるFF7リバースはPlayStation5専用として2月29日に発売されました。
ゲーム好きには当然のように話題になっていますが、盛り上がっているのはFF7ファンなどで、社会現象になるほどではないです。
むしろ期待しているほど売れていないことに、ゲームファンたちに心配される始末です。
開発元のスクエア・エニックスはゲーム会社としては大きな会社ですが、ここのところ失敗が続いていますので、ファンからは大丈夫か?と心配されています。
RPGでヒット作を連発していた会社ですが、大きくなってからは色々あるようですね。
資金力に物を言わせて、色んなゲームの権利を買い取ったりしているみたいですが、そのあたりのことはよくわかりません。


さて、およそ100GB近くもあるゲームのデータなのですが、このFF7リメイクは、まだ序盤中の序盤です。
この作品自体がミッドガルと呼ばれる人工都市の中での話、つまりFF7の中でも序盤で、続編のリバースにならないとワールドマップにもいけないようなんですね。
プレイしてみた感想としては、四半世紀前の作品からはグラフィックはものすごく進化しています。
本当にカクカクのポリゴンだった時代と違ってとても美しいグラフィックはすごいですね。
ただ、最近の海外作品もグラフィックはすごく、また作り込みも半端ないので、グラフィックだけで驚くというほどではないです。
もう少しインタラクティブな何かが欲しかったですね。
綺麗な映像だけにそこでいろんなことができればいいなあ、という気がしないでもないです。

登場するキャラクターは知ったキャラクターであり、そういう意味で目新しさはないものの安心感があります。
カップヌードルの日清とのコラボCMも、知らない人が見たらなんだこれ?という感じですが、FF7を知っている人にとっては笑える内容ですし、一度見たら忘れられないインパクトがありますね。


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ストーリー、グラフィック、作り込み、バトル、と様々な楽しみがあるのですが、ファンにはたまらない作品でしょう。
ちなみに息子よりも結婚した娘がファイナルファンタジーの大ファンで、このリメイクは発売してすぐに買っていましたね。

 

 

過去にやったことがある人は思い出補正もあって、とても楽しめると思います。
何度も言うようですが、グラフィックが素晴らしいので、観ているだけでも値打ちはあるでしょう。
ただ、ゲームとしては一本道ですね。
映画を見ているようで途中でバトルやイベントで強制的にプレイさせられているという気がしないでもないです。

私はゲームは好きですが、どんなゲームをやらせても下手くそなので、難易度が選べるのはありがたいです。
それでもボスはHPが高く、なかなか時間がかかります。
バトルのコツがわかっていないと、全然こちらの攻撃が通りません。
やはり弱点を攻め、ブレイク状態にしてからLimit技を叩き込むということをしないとHPが大きいボスは倒せる気がしません。

一応メインストーリーはクリアできて、スタッフロールも流れました。
ただ、メインストーリーを進めるために、やりこみ要素は放置で、クエストはFailedだらけなので、これから気が向いたらぼちぼちと埋めていきたいですね。
あと、インターグレード版なのでユフィのストーリーも楽しめるようなので、そちらもプレイしたいですね。

神羅課長。サラリーマンの鏡!一方、テロリストのバレット

モテすぎる主人公クラウド。ちょっと近すぎるよ~

スラムでエアリスとデート中?3Dで描かれた景色が見事。

 

脇役キャラでも人気のジェシー

 

新世界散策~マジックスパイス~Kirin City

天気も良かったのですが、朝が辛かったです。
というよりも夜ふかしをして朝方まで遊んでいたのがいけません。
遊んでいたというのがゲームだったりするのですが、Steamのスプリング・セールでついつい買ってしまったゲームです。
買っただけでインストールもしていない「積みゲー」の消化も程々に、またしても購入したのですが、なんだかんだと思い出補正も手伝って、朝方までプレイをしたんですね。

本日が休みだったということもあったのですが、前日、妻とお昼を一緒に食べようと約束していたわけです。
朝起きて、慌てて支度をして出かけたのですが、運動不足解消のために歩いていくと決めていました。

いつものように歩いて天王寺、そして新世界を抜けて、なんばの方面へ。

高いビルはあべのハルカスです。
左手にあるのがあべのベルタですが、空きテナントだらけですね。

ルシアスビルですね。
以前はアポロビルがあったところで私が学生の頃は若い人がよくデートに利用していた場所の一つでしたね。

 

こちらはジャンジャン横丁です。
外国人だらけで、人がいっぱいでしたね。
平日なのにね~。

将棋、囲碁の聖地と言われる「三桂クラブ」さんですね。
入ったことはありませんが。

 

どこまで店なのかわかりませんが、通りに堂々と陳列しています。
いわゆる「なにわのおばちゃんファッション」ですが、こんなセンスのおばちゃんは私の知り合いにはいませんね。
おのファッションを着こなせるようになれば、頭髪が緑であろうとピンクであろうと大丈夫なのでしょう。

 

射的や弓道というものができる店が多くなっています。
私が学生の頃にはありませんでしたが、外国人や他府県の観光客にはそこそこ人気があるのでしょうかね。
それにしても店名が「堅木屋」とは。

射的屋ですね。
こんな店がとてもたくさんあります。

あえてレトロを狙っていると思います。
以前はこんな店がなかったはずです。

 

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ほとんどが外国人という感じでしたね。
アジア系の人も多いのですが、圧倒的な体格の西洋人も結構いましたね。

 

大阪のランドマークの一つ(だった)通天閣です。
高い象徴だったのは過去のこと。
100メートルしかないです。
かつては103メートルで、108メートル友いわれたりしますが、それは100メートルの建物の上に避雷針3メートルを合わせた高さで、この避雷針を3メートルから8メートルにしたためですね。
なんで?と思うのですが、おそらくはライバル(何のライバルやねん?)の神戸ポートタワーが108メートルなので、同じ高さにまでしたかったのでしょう。
これを109メートルや110メートルにしてポートタワーより高いで~としたら、多分神戸の人たちは気分が悪いでしょうし、避雷針で高さを超えたとか言っている事自体が「せこいなあ~」と言われるに決まっていますので、同じ高さということで手を売ったものとおもいます。
(完全に勝手な想像です。)



なんばで妻と落ち合って、久しぶりにスープカレーの「マジックスパイス」へ行ってきました。
店の方からは「久しぶり~」と声をかけられましたね。
確かに今年に入ってからは初めてですね。
これだけ長い間食べに行かなかったのは初めてかもしれません。
大体月に一度くらいで行っていましたので。

妻はチキンの「悶絶」。

 

私はチキンの「天空」ですね。
初めて行った頃からはずいぶんと値段が上がっていますね。
ちょっとなんばからは離れたところにあって、ほとんど車で行くことが多いです。
駐車場がないので、近くのコインパーキングに駐車します。
指定のパーキングだといくらかパーキング料金の足しになるチケットが貰えます。

 


お腹も膨れたのですが、せっかく歩いてきたので何かを飲もうということになり、なんばCITYにある「キリンシティ」に行ってきました。
あまりお腹が減ってなかったのですが、黒ビールと普通のビール。


普通のビールはランチタイムサービスのパスタも注文したので割引です。
お腹が減ってなかったと言いながら写真を撮る間も無く、二人であっという間に平らげてしまいました。

帰宅は電車で帰ろうか、歩いて帰ろうか迷いました。
でも運動のために歩いて出てきたので、やっぱり歩いて帰ろうということになり、妻も付き合ってくれました。
26000歩を超え、かなり疲れましたね。
ただ歩くだけなら良かったのですが、重い一眼レフを持ってきたんですね。
ただ、撮影したのはすべてスマートフォン
出すのが面倒ですし、撮影した後PC二データを移すのも面倒なんですね。
ただ、カメラのキタムラでレンズを物色して、いいものがあれば買おうかな?と思っていたんです。
キタムラには行ったのですが、欲しいものはなかったです。
良いレンズはたくさん展示していますが、恐るべきお値段がついています。
とはいえ、安いレンズはやっぱりあんまり映りが良くないですね。
(腕が悪いというのもありますが)

ニューロマンサー 面白さを理解するには超えるハードルが高すぎる小説

 

 

 

 

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読破するまでかなり時間がかかりました。
長い小説ではありますが、スラスラ読めばそんなに時間はかかりません。
読む気力を奪ってくれるようなところがあり、理解が追いつかず、何度も前に戻って読み直すということがあります。

 

読みづらいです。
本当に読みづらい小説でした。
ただ、面白くないのか?というと面白いのです。
もうぶっとんでいるというか、サイバーパンクという世界をSFに持ち込んだウイリアム・ギブスンという作者は色な意味で優れた才能を持っているんでしょうね。

登場人物

ケイス
主人公。
元コンピューター・カウ・ボーイ(ハッカー)。
師匠は伝説的なハッカーであるディクシー・フラットライン。

モリイ
この物語のヒロイン的なキャラクター。
女性だが、戦闘力の高いサムライ。

アーミテジ
ケイス、モリイ、リヴィエラ、フィンを雇う上司。
ただしこのアーミテジも雇われており、彼の雇用主はウインターミュート。

ピーター・リヴィエラ
相手に見せたい映像を見せることができる能力者。
麻薬中毒者(ジャンキー)であり、相手に見せる幻覚の強度をも変えることができる人物。

フィン
ケイスたちをフォローするチームの裏方。

イリアム・コート大佐
アーミテジのもとになった元軍人だが、作戦に失敗し、廃人となる。

冬寂(ウインターミュート)
アーミテジの雇い主。
人間ではなく、AIである。

リンダ・リー
ケイスの元恋人。

ディクシー・フラットライン
電脳カウボーイ(ハッカー)の師匠。

マエルクム
ザイオンへの船を操る人物。

世界観

未来のお話。電脳空間(サイバー)で暗躍するハッカーたちの世界を描いた小説。
大企業による支配、貧富の差、肉体とそれを補助するテクノロジーとの融合。

あらすじ

主人公のケイスは腕利きのハッカー(電脳カウボーイ)でしたが、雇い主から情報を盗もうとした罪で、サイバー空間(ネットワーク)にアクセスするための機能を奪われてしまいます。
唯一の自分の特技を奪われ、未来が見えないケイスはやさぐれていましたが、アーミテジという人物が彼の能力を復活させることを引き換えにある仕事を依頼します。
依頼というものの現実には拒否できない強制的な方法でアーミテジの計画に加えられたケイス。
それは、人工知能である冬寂(ウインターミュート)を更に性能アップさせるための任務だったのです。
人工知能AIは進化しすぎると人間が制御できなくなるため、AIやサイバー空間を監視するチューリング機関があり、アーミテジに率いられるチームの行動を追いかけてきます。

感想

ぶっ飛んでいますね。

この世界観をこの時代に生み出したウイリアム・ギブスンは天才というか、未来が見えていたのか?

インターネットが発達した現在ならわかりますが、この時代にはまだネットすら社会に走られていなかった頃の小説です。
さらにウイリアム・ギブスンはコンピューターに関する知識もなく、パソコンも普及している時代でもないのです。
にもかかわらず、サイバー空間、インターネットによって全世界の情報がつながる時代を見越していました。
そしてAIが人間の能力を超える、そのためにそれを監視する機関の存在なども書かれています。
仮想化という言葉はPCの世界ではそれほど目新しいことはないのですが、そういう世界をPCがなかった時代、インターネットが無かった時代にすでに小説として書いているということ自体が信じられません。
仮想現実(VR)の世界でも驚くべきことですが、この小説に出てくる世界は、映画「ブレードランナー」の世界やゲーム「CyberPunk2077」の世界のようです。
マトリックス」という映画も多分にこういったサイバーパンクの世界観からの影響はあると思います。
特に人体改造、義手や人口眼球といった人間の本来の能力を超えた人体改造はまさに「CyberPunk2077」の世界そのものですね。


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21世紀の現在であれば、映画やゲームと言った映像表現を見て、なんとなく想像しながらこの小説を理解しようとできると思いますが、そういったものがなかったこの時代にこの小説を読んだ人は、どこまで理解できるのか疑問です。
それにしても読みにくいのです。
全然知らない言葉の羅列で、それを理解するのに時間がかかります。
意味がわからなくても読みすすめていけば、どこかにその言葉の解説やらヒントがあるのですが、新しい言葉が登場して、すぐにその意味が書かれていないのでちんぷんかんぷんに陥りやすいです。
ゲームでもファイナルファンタジー13をプレイしたが、あの世界観と用語についていけませんでしたが、あのゲームよりはマシかもしれません。
パルス(外界?)のファルシ(不思議な力?力の根源?)がコクーン(理想郷?)を侵食しており、セラは呪われたルシ(ファルシによって選ばれた存在)を救うための存在。
どうです?FF13って、意味不明ですよね。
(映像はとても綺麗ですし、ライトニングというキャラクターはルイ・ヴィトンのCM二採用されるほどのシリーズ屈指の美人だと思います。)


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文章表現は独特です。
冒頭の文章だけでもなんとも言えないセンスを感じます。
港の空の色は、空きチャンネルに合わせたTVの色だった。

あるいは、
こういうところの住人は、芸術が必ずしも犯罪でなく、犯罪も必ずしも芸術ならざる中間地帯で働いている。

こんな表現が結構ありますね。

漢字で書かれている言葉もルビが振ってあって、それも独特ですね。
電脳空間(サイバースペース
操作卓(コンソール)
端末機(ターミナル)
本体(メインフレーム
擬験(シムステイム
模擬実験(シミュレーション)
凝り性(アーティスト)
円環体(トーラス)、紡錘体(スピンドル)、集合体(クラスタ
識閾下(サブリミナル)
植民島(コロニー)
悪徳都市(バビロン)
考えてみれば、普段カタカナで書いている言葉ですが、漢字という文字自体に意味がある言葉を使える日本で意味のわからない外来語をそのまま書くよりもわかりやすいかもしれませんね。


 

 

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