雨の土曜日、博多で異人たちを観た。やっと観れた。そんな気持ち。
うん、よかったよ。すごく。
心がえぐられてでもやさしくて。
ゲイと親との物語というのはどこまで行ってもつらくて。考えれば考えるほど切なくて。どうしようもなくて。
親や家族の問題というのは個人の問題のようでみんなの問題だってここ最近じゃないのかな。この作品のように共有されてきたのは。
2月に観たボーはおそれているも親の支配というのが大きなテーマで子供の頃の記憶は永遠だということが表現されていたように思う。
異人たちにも永遠という言葉が出てきたと思う。妙につながりを感じたな。
個々人が小さなことだと思っていたことが実は小さなことではなくその後も大きくのしかかる問題だったってことだろう。
『時間は関係ない』その言葉が今も残っている。
そう、時間は関係ない。だからこそ小さな僕の一瞬の感情も大切にしたい。
受け止めて抱きしめてあげたい。
そんなことを考えさせられた週末の午後だった。
最後に予告編でも印象的に使われているPet Shop Boys「Always On My Mind」。