へんな旅行記

乗り物オタクが脳内で思ってることを全部垂れ流すブログです。

NH203 羽田→フランクフルト ビジネスクラス搭乗記

このブログ怒涛のフランクフルト3連発です。

JAL、ルフトハンザと続いて今度はANAです

今回はANA便名で予約し、行きANA、帰りルフトハンザ運航というもの。なので、帰りはこちらに乗りました。

taiwankaeritai.hatenablog.com

 

ビジネスクラスアップグレードチャレンジ

行きはアップグレード可能運賃だったので、ANAさんにアップグレード申し込みをしました。

日本からヨーロッパ便の場合、28000マイルもしくは10アップグレードポイントが必要です。

私はというと、前年2023年にプラチナステータスを達成したSFC会員なので24アップグレードポイントがもらえるのですが、使えるのは4月から。乗ったのは2月なので使えません。残念!

なので、マイルアップグレードです。28000マイルを消費。

 

しかし! 例によってアップグレード空席待ちです。アップグレード枠はわずかなので基本こうなります。ただ、当日までに空席が残っていれば直前でアップグレードされることも割とあります。それに賭けます。

事前に座席表とか予約状況を見てみたところ、ビジネスクラスの空席はふんだんにありました。これは期待大!

しかし、一週間前とかになってもアップグレードの気配なし。オンラインチェックインのタイミングでもアップグレードの気配なし。もやもやもやもや。

 

結局のところ、空港のチェックインカウンターでアップグレードされました。ギリギリね。まぁビジネスクラスに乗れることに変わりはないのでOKです。

 

ANAの787-9

機材は787-9。215席の長距離仕様です。

ANAの787-9は215席仕様と246席仕様があり、どちらもビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラス制。比率が違います。

215席仕様はビジネスクラスが多め。48 - 21 - 146という構成。ビジネスクラス48席です。こちらは長距離用。

246席仕様は、40 - 14 - 192という構成。ビジネスクラスの数でみればそんなに変わらないですが、こちらは中距離用。

 

長距離用は、ヨーロッパ線とか北米線に入ります。中距離用は東南アジア線とかシドニー線とかバンクーバー線に入ります。乗り心地は変わりません。たぶん。

まぁ、48席もあって前日に少なくとも10席は空席があったので当日アップグレードが叶ったのでしょう。ラッキー。

どちらにしても、ビジネスクラスはフルフラットになるANA BUSINESS STAGGEREDです。快適な旅は約束されているわけです。昨年末に乗ったJALビジネスクラスとの乗り比べも楽しみです。

こちらが去年のJAL搭乗記

taiwankaeritai.hatenablog.com

 

ANAのヨーロッパ線

で、今回の搭乗便はなんでそんな空いていたかというと? おそらく深夜便だから。

羽田~フランクフルトはANAは2本飛ばしてます。
1本は、羽田10:40の昼便223便、もう1本は、羽田22:45の夜便203便。

昼便のほうが便利なのでそっちの方が混むんでしょう。一方で機材は同じ。なので夜便は比較的ビジネスクラスが取りやすいんですかね?

 

そんなANAのヨーロッパ線ですが、今はこんな感じ

ロンドン:211/212便 777-300ER
パリ:215/216便 787-9 215席 週3
フランクフルト:203/204便、223/224便 787-9 215席
ミュンヘン:217/218便 787-9 215席 週4
ブリュッセル:231/232便 787-9 215席 週2

パリがやる気ないですね。。。ブリュッセルは新路線なのでこんなもんかもしれません。

コロナ前に飛んでいた、デュッセルドルフは運休中。

一方で2024年度中に、ミラノ、ストックホルムイスタンブールを開設し、ウィーンも再開するらしいです。一気に攻めてきましたね。たぶんぜんぶ787でしょう。-8か-9かはわかりませんが。

 

ANAのフラッグシップな新型座席を積んだ777-300ERは、ロンドン線にしか入ってくれません... コロナ前みたいにフランクフルト線に777-300ERを入れてくれれば喜んで乗るのですが...

777-300ERは、北米ばっかり。シカゴ×2、ニューヨーク×2、サンフランシスコ×2という陣容。フランクフルト来てくれ~

 

まぁ、そんなこんなで787-9のビジネスクラスに乗ることになったのでした~

色々書いてますが、ANAビジネスクラスは初めて。楽しみですー

 

羽田空港第2ターミナルへ

当日ですが、いろいろあっていろいろありすぎて、ニューヨークから帰ってきたところからスタート。連休を使ってニューヨーク弾丸旅行をしてたら、急遽出張も入ってしまったという状況です。

日本に朝5:10にニューヨークから14時間かけて到着したあと、家に帰って睡眠をとり、出張の準備とかいろいろして、空港に向かったのでした。頭おかしい日程です。時差ボケや睡眠不足もあって、なんとしても機内で爆睡したかったので、その点でもビジネスクラスはマストなわけでした。

ということで、20:15にTCATから最終のリムジンバスで羽田へ。

羽田へ

今回の旅のスタートは第2ターミナルです。2023年3月から復活し、2023年10月が増えた第2ターミナルの国際線のうちのひとつが、フランクフルト便です。

ということで、都内からバスに乗ると第2ターミナルは一番最初の到着。すぐ行けます。TCATからは20分。

着いたら、いつもの国内線とは違っていちばん右の方に進んでいきます。そして、突き当たりが国際線の到着口。国内線の出発階に国際線の到着口があります。

国際線の出発口はさらに1フロア上です。エスカレーターで上がると行けます。

上が出発階

コロナ禍で数々のロケやイベントで使われたあの第2ターミナル国際線チェックインカウンターへ。このタイミングではまだビジネスクラスに乗れるかは不明だったのですが、SFCパワーでビジネスクラスカウンターへ。

とは言っても、第2ターミナルから夜に出る国際線は数が多くないので、チェックインカウンターはガラガラです。

具体的には、

21:55 バンクーバー
22:15 ホノルル
22:45 シドニー
22:45 フランクフルト
0:35 シンガポール

という感じ。被るとしたらシドニー便の客ですが、この日は空いてたのでOK。

出発のご案内

カウンター

サクッとチェックインをし、その場でサクっとアップグレードもしてもらえました。座席は窓側は埋まってましたが、中央席の奥まった個室感ある席なら取れたのでそれにしました。結果的に最前列でした。

ANAスタッガード席は、座席が左右に交互になってます。通路に面した席と、奥の方にある席。そのうちの奥の方にある席にしました。

上から見た感じ ガラガラ

上から見た出発口

ということで、空港着いてから出張関連のちょいとした作業と、チェックインなどすべて済ませて、21時に出国します。

桜田ひより

 

出国&ANAラウンジ

ガラガラなんで関係ないんですが、一応ビジネスクラスファーストクラス専用検査レーンがあります。SFCでも使えません。今日は使えるので使います。

専用レーン

検査と出国をすぐに済ませて5分後にはラウンジに到着しました。第2ターミナルの巨大ANAラウンジです。初です。広い。

ラウンジ

クソ広い

広い

入ったら速攻シャワー予約。17室あるらしいですが、満室。3名待ちでした。便数増えたら悲惨なことになりそうです。

3名待ち

シャワーはすぐ呼ばれると思いきや、20分くらい待ちました。14時間フライトに備えてしっかりシャワー。といってもこの日の朝にはニューヨークから14時間フライトで東京に着いたばっかりなのですが...

スマホでも見れます

シャワー

シャワーを浴びたら、軽くご飯。とは言ってもしばらく日本食から離れるので夕方にご飯は食べてたので、軽めに。わかめそば。

ANAラウンジなのでヌードルバーがあるわけです。そば、うどん、ラーメンが食べられます。

わかめそば

一応食べておいたのは、この後のフライトが深夜便で離陸後すぐに機内食は出ないので。とはいってもビジネスクラスは好きなタイミングで頼めば食べられます。

 

搭乗からのビジネスクラス座席観察

飛行機は22:45発なので、22:15くらいにラウンジを出て搭乗口へ。

下へ

国際線は基本的に70~73番を使います。国内線側の66~69も国際線用として使うことができるらしいですが、今のところたぶん使ってないです。

国際線ゲートは4つしかないので、溢れる分はバス搭乗になります。実際、フランクフルト行きと同時刻のシドニー行きはバスゲートでした。

 

さすがのフランクフルト便は72番ゲート。優遇されてます。

フランクフルト

22:15搭乗開始とか言いながら、結果的に22:25頃に搭乗開始しました。

ビジネスクラスなのでGroup2で搭乗。今日は運命の別れ道で左へ。

運命の分かれ道

自席は中央列の最前、2Eです。なので、一番前のドアを入って右に曲がってすぐ到着。

座席には、枕、ブランケット、スリッパ、ヘッドフォン、アメニティ、水がしっかりおいてあります。あと、食事とドリンクのメニュー。

あと、足元のスペースにはマットレスがあったはずです。ベッドにするとき用。

御対面!

お座席

拡大!

足元

ETTINGER

アメニティポーチはETTINGERです。

 

お食事メニューも眺めてみます。

離陸後はドリンクと、アミューズ

その後好きなタイミングでサンドウィッチとかスープとかラーメンとかいろいろ食べられる仕組み。

お好きなメニュー

で、到着前にお食事となります。機内食タイムは1回だけということで、ビジネスクラスとしてはちょっと損した感じ? ですが、14時間フライトの大部分を睡眠に充てられて、好きな時にラーメン食べられるので充分です。

メインのお食事

目の前のモニターは巨大です。そして、試しに離陸前にフライトマップにしてみると、飛行ルートがロシア経由になってました。ここにはあくまでも最短ルートが出るんですね。

ロシア経由

椅子の顔の横当たりの位置には諸々揃ってます。モニターのコントローラーが一番手前にあります。もちろん画面タッチでも行けますが、横になりながら操作したりするならコントローラーも大事です。

その横に、コンセントと、USB給電。そして、ヘッドフォンの穴です。

椅子の横

椅子の横

なんとWifiも完備 だけど有料

22:38くらいにウェルカムドリンクをいただきました。たしか、シャンパンかオレンジジュース。酒はいらないので、ジュース。

 

なかなか離陸しない問題

22:45発ですが、22:52くらいに最終の出発準備という放送があり、22:53にドアが閉まりました。

後は深夜だし、すぐに離陸するだけ!って思いきや、飛行機は全然動きません。

 

で、23:04に放送が。「使用する予定の滑走路が変更になったため、出発を見合わせています。」とのこと。

最悪です。この時間羽田は北風運用。そして23時過ぎ。34Rに離陸機も着陸機も来ます。が、実際の風はちょい南風。基本的にちょい追い風でも支障なく運用できるので、滑走路を変えずに北風のときの方向を使ってると思うのですが、このフランクフルト行きは例外。フランクフルトまで遥か14時間飛ぶので燃料モリモリでめっちゃ重たく、追い風で34Rから上がると滑走路の長さが足りないのでしょう。

ということで、おそらく16Lから南に向かって上がるタイミングを狙っているのでしょうが、着陸機がある程度途絶えるタイミングじゃないと無理っぽいので、ひたすら待っているわけです。

 

結局のところ、ドアが閉まって30分くらい経った23:20にやっとプッシュバックが始まりました。そして、延々と空港の一番北へ向かいます。

そして、着陸機が滑走路から出て、次の着陸機まで少し間があるタイミングで16Lに侵入。そして、23:35にやっと離陸しました。機内に乗り込んでから離陸まで1時間以上です。

離陸直後は大きく左に旋回して、着陸機とぶつからないようにします。

飛行時間が、長い

 

離陸後就寝前までのサービス

23:41に放送があり、フランクフルト到着予定時刻は5:50とのこと。定刻5:35なのでちょい遅れになります。乗り継ぎ時間は5時間以上確保してるので全く問題ではないですが。

放送で、ロシアの空域を迂回するので時間がかかるって話と、スカイマップに映ってる飛行経路は偽物ですみたいな話もしてました。

ただ、そのあとの英語放送ではなぜか到着時刻は5:35と言ってます。なぜ。英語放送だけ全然違う人がネイティブっぽい発音で話してたんですが、これはもしや機械音声なのでしょうか?

 

23:45にベルトサインが消灯しました。

23:53にさっそく、ドリンクのオーダータイムです。最前列なので早い!

ということで、0:06にシャンパンがやってきました~ そして、0:13にアミューズがやってきました。基本的においしいんですが、オリーブだけはどうも好きになれないですねぇ

シャンパ

軽いつまみ

0:30に、客室乗務員さんから何か追加で飲む?って聞かれたので、温かいお茶だけいただきます。同時に、リクライニングをフルで倒してベッドを作ります。寝るぞ~

ビジネスクラスならテーブルを畳んでも横にもテーブル的な場所があるので、ここに物を置いておけば座席は倒せます。

そう、このテーブルの下には後ろの人の足があります。なので、前後の席で椅子の位置が左右にずれてるわけです。面白い作り。

 

爆睡

ベッドは、まずは椅子をフルで倒し、その上にマットを載せ、その上にブランケットをひいて完成。

爆睡体制

0:40に、消灯しました。深夜便はこの方がありがたいですね。

今このへん

おトイレには充実のグッズ

で、この間なんととんでもない映像を見つけてしまいました。

ドラマVIVANT 全11話。

見るしかないが、寝るしかない。

VIVANT全話

OH

懐かしいのでちょっとでも見たかったので、とりあえず離陸から消灯くらいまでで、1話を見進めました。が、眠いので1話の途中で就寝。

 

私、飛行機では全然寝れない人間なのですが、フルフラットビジネスクラスはウソみたいに寝れますね。爆睡。

ニューヨークから帰ってそのままフランクフルト向かってるという疲労も大きいですが。

 

一風堂タイム

ということで、いったん目覚めたのはアンカレッジを過ぎた北極海上。のんびりしつつ、お食事を頼んでみます。

アンカレッジ越え

一風堂

7:35くらいに、気になっていた一風堂。肉を使ってないらしいですが、味はしっかり一風堂でした。

一風堂食ったら、また爆睡。

 

次に目覚めたのは10時過ぎ。飛行機は既にグリーンランドを過ぎてました。羽田からは10時間を超えてます。良く寝れますね~

グリーンランド

夜中

フランクフルトは朝5時台着なので、このフライトはギリギリまで爆睡して目覚めるのが一番です。

このタイミングで、スープとハーゲンダッツをもらいました。もちろん好きなタイミングで好きなだけ食べれる素晴らしきメニューです。

スープ

また1時間ちょい寝ます。

日本時間11:20になると、機内の照明が明るくなりました。ということで、そろそろヨーロッパ。時計を8時間遅くして、3:20にします。まだ深夜です。

場所はアイスランドの東あたり。

 

朝食タイム

ちょっと経ち、3:45にお食事が配られました! 和食をお願いしたので和食です。

これがビジネスクラスの和食じゃーーー

和食

深夜便爆睡+間食をしたので、朝食はこんだけあれば充分です。

同時に、VIVANT見ます。

VIVANT

お食事後はまた意識朦朧。飯を食べるか寝るかしかしてないのにヨーロッパですよ。ビジネスクラスならヨーロッパ近いっすね。

 

フランクフルトへ着陸

4:39に機内放送で、「あと55分でフランクフルトに到着します。気温は摂氏0度です。」とのこと。

冬のフランクフルト寒すぎでしょ。

 

5:00ちょい前についに大陸に入りました。アムステルダムあたりからヨーロッパに北から攻め込みます。

アムステルダム

で、5:00ぴったりに降下開始します。

 

5:20にベルト着用サインが点灯します。帰りのルフトハンザと比べると、やはりANAとかの日系はベルトサインギリまで粘ってくれますね。外資さんはすぐに予告なくベルトサイン点けるから、おトイレとかの準備が難しいですね。

5:25くらいにはフランクフルト空港の西側から最終コースに入ります。

最終の着陸コース

すごい飛行ルート

間もなく着陸

で、まっすぐ降りて行って、5:35にフランクフルト空港25Rに着陸しました。まさかの25R。北側の一番遠い滑走路です。

着陸したら、ずっとタキシングをしてターミナルへ。

ANAはターミナル1のBに着きます。ルフトハンザの長距離便はターミナル1のA (ゲート的にはZ)を使うので、お隣のサテライト的な場所です。

5:50にB26ゲートに着きました。羽田で離陸を待った影響で定刻の5:35よりはちょっと遅れて到着です。が、まぁ朝の15分遅れは全然オーケーです。

今回のフライト

朝のフランクフルト空港の入国はめっちゃスムーズです。ほぼ待ちゼロで入国。

激おこフランクフルト空港

荷物は目的地までスルーなので受け取る必要なし。ただ、次の便は11時過ぎの出発なので、暇です。

 

ということで、空港外周で日の出を待ってオタクしてました。

Lufthansa716便 フランクフルト→羽田 プレミアムエコノミー搭乗記

念願のルフトハンザジャンボです!

747-8は初!

今回お世話になったジャンボのお顔

ジャンボジェットとは

怒涛のフランクフルト便搭乗記が続きますが、出張です。

今回の帰国便に選ばれたのは、ルフトハンザのジャンボジェットです。

ジャンボジェットと言えば前頭部が二階建てになったあの特徴的な飛行機。かつては日本の航空会社も超大量に飛ばしてました。が、日本からはいなくなりました。

 

ジャンボジェットっていうのは、ボーイング747シリーズのこと。

シリーズは50年以上の歴史があります。

いろいろありますが、主に

747-100
747-200
747-300
747-400
747-8

で、今世界で残っているのは、

747-400
747-8

ごくごく一部747-300以前の機体があったりしますが、基本乗れません。

 

貨物機の話はいったん置いておくと、747に乗るのはもう非常に難易度が高いことになってます。747-400はほぼ引退していて乗れません。

747-400と言えば、アシアナ航空の最後の1機がこの3月で退役します。あと残ってるのは、ルフトハンザ、中国国際、マハーン、サウジアラビアなど。中国とイランは今は入国難易度高いし、サウジも聖地巡礼フライトが基本なので無理。ということでルフトハンザしか実質乗れません。

日本から乗るならソウル仁川~フランクフルト便くらい。

747-400といえば今はアシアナ

1月に新千歳にわざわざ撮りに行きました。

 

747-8も難易度高いです。こちら登場して10年ほどと比較的新しいですが、買った会社が少ないのです。

ルフトハンザ、中国国際、大韓だけです。中国国際は国内線のほか、ニューヨークとフランクフルトへ。大韓はパリとかニューヨークとかアトランタとか飛ばしつつたまに成田に来たり。ただ、成田は完全不定期。そして、ルフトハンザですが各方面長距離便に入っていて、なんと羽田にも来ます。

ということで、日本から定期的に乗れるジャンボジェットはルフトハンザの羽田フランクフルト便だけなのです。

羽田で撮った747-8 今回乗ったD-ABYS

 

で、このジャンボジェット、羽田に来る飛行機としては最大です。

世界最大のエアバスA380は羽田に定期便で乗り入れられないので、747-8が自動的に最大になります。ということで、羽田のオタクの一番の注目の的。

そんな羽田空港ですが、世界の空港に比べて滑走路が短いのです。3360mです。成田とかソウルとかの空港は4000mの滑走路があります。A380とか、長距離便の離陸には4000mは欲しいところ。

一方で羽田は3360mなので、747-8がフランクフルトまで飛ぶだけの重量で離陸するにはギリギリです。だいぶ低い離陸をしてくれるので見ていて大迫力です。

基本的に最大離陸重量の747の必要滑走距離は3000mを越えます。なので羽田はギリギリ。やっぱ短い。

 

ルフトハンザの狂ったフリート

そんなルフトハンザドイツ航空ですが、747シリーズを含めめっちゃ機材の種類が多いです。

エンジンが4発ついてる機材だけで、

747-400
747-8
A380
A340-600
A340-300

があります。環境に悪いですね~。日本じゃゼロです。

こちらはA380 くそでかい

こちらはA340-600 クソ長い

 

他にも長距離用の双発機として、

A350-900
A330-300
787-9

があります。

世界的ベストセラーな777シリーズを導入していないのが特徴。というかボーイングを747と787以外導入してません。

そして、2024年現在747-400を世界でほぼ唯一飛ばしまくってる会社であり、747-8も世界一飛ばしている会社です。

さらにさらに、世界的絶滅危惧種A340シリーズも飛ばしまくってます。趣味者から見たら歓喜の機材構成です。

A380はコロナでいったんほぼ退役したのですが、ミュンヘン便を中心に少し復活したっぽいです。

 

で、ルフトハンザの長距離便はフランクフルトとミュンヘン両方から各地へ飛びます。所属機材が違うみたいで、

フランクフルトは、747-400, 747-8, 787-9の一部、A350の一部、A340-300の一部、A340-600の一部、A330-300の一部が来ます。

ミュンヘンは、A380A350の一部、A340-300の一部、A340-600の一部、A330-300の一部が来ます。

ジャンボはぜんぶフランクフルト。趣味的にはフランクフルトのほうが面白いですね。

世界最大のA380は今はミュンヘンしか飛んでないみたいです。路線はロサンゼルスとバンコク。フランクフルトにも復活してほしいですが。

 

ルフトハンザのアジア便

で、ルフトハンザのアジア便のお話です。

いろんな都市に飛んでます。

東京にはフランクフルトから一往復747-8と、ミュンヘンから一往復A350-900。

関空にはミュンヘンから週3でA350-900。コロナ前はフランクフルトが747-400で飛んでましたが今は運休。

中部にはコロナ前にはフランクフルトからA340-300か600が週5くらいで来てたはずですが今は運休。

コロナに加えて、ロシア上空を飛べない影響がでかいですね。

 

ソウルはフランクフルトから一往復747-400と、ミュンヘンから一往復A350-900。羽田と同じですね。

そして、中国も路線がたくさん。北京、上海はもちろん、コロナ前は青島、瀋陽にも飛んでました。謎。自動車関係?

上海はジャンボです。

 

ということで、羽田かソウルか上海ならジャンボを飛ばしてくれる優しい会社、それがルフトハンザです。

 

さて、当日の話。

まずはフランクフルトへ

まずはイタリアから乗り継ぎ先のフランクフルトへ。ルフトハンザのフライト。

フランクフルト経由で羽田までの荷物を預けます。

チェックインはスタアラ4社合同

いざフランクフルト

A321の非常口座席に座ったら窓なしでした。残念。1時間ちょいのフライトでフランクフルト到着です。

窓なし足元広々非常口

フランクフルトへ スマホで現在地見れます

機内誌 機内カート新品買えます

今回はフランクフルトで5時間トランジット。ちょっと長いですが、オタクにはちょうどいいです。そして、ロスバケの確率が限りなく下がるのでこうするのが個人的には得策です。

フランクフルト空港ではバスでターミナルへ。第二ターミナル側の端に着いてから、第一ターミナルのAゾーンへ。乗り継ぎならここからEU出国レーンに行くとそのまま荷物検査なしで、シェンゲン協定外のZゾーンとかBゾーンの搭乗口に行けます。

バス降り

ちなみに、AゾーンとZゾーンは同じ場所です。Aがノンシェンゲン、Zがシェンゲンで、上の階がZになってます。つまり、Z50ゲートとA50ゲートは同じ場所で、上から乗ったらシェンゲン外路線、下から乗ったらシェンゲン路線です。

ということで、AからZへの乗り継ぎは出国して真上に行くだけ。非常にシンプルです。

 

そんな乗り継ぎレーンはクソ混んでました。午前中は北米ラッシュ。ルフトハンザとユナイテッド祭りです。

 

私はと言えば、外に出ます。なので、荷物受け取り所の横を素通りし、制限エリア外へ。

フランクフルトでオタク活動

そして、Sバーンに乗って飛行機撮影へ。といっても天気が微妙。

ICEを撮ったり、わずかな晴れ間を狙って飛行機を撮ったり。

曇りでもオタクたくさん

ちょっとオタクの成果を。

パリ行きICE

ドイツっぽい風景

ジャンボジェット様

満足したらSバーンに乗って空港へ戻ります。撮影地の駅に来る列車は30分間隔。乗り遅れないようにしましょう。

 

ということで飛行機出発のちょうど2時間前、11:45に空港の駅に戻りました。

空港到着

一番前の階段から上に上がると第一ターミナルZゾーンがへ上がるエスカレーターが近いです。

出国、セネターラウンジ

地下から日本で言う2階に上がればAゾーン。シェンゲンの搭乗階。さらにもう一個上の3階に上がればZゾーン。ノンシェンゲンの搭乗階です。ということでZゾーンの3階へ。

ここまで電車からたった5分。即ここで出国審査。

12時前の出国審査はガラガラで、待ちは5分ほどでした。パスポートにスタンプが押されまくってると、「お前はドイツに住んでるのか? いつ入国したんだ?」のやり取りが始まってしまいます。今後は入国時のスタンプが押してあるページ番号を事前に覚えておくとスムーズです。

 

出国したらこんどは保安検査。ドイツの保安検査はなぜか水の持ち込み可能です。水を捨てようとするとそのままもってけ!って言われます。

ということで、ペットボトルの水とともに保安検査を抜け、電車を降りてから15分経った12時ぴったりくらいには出国後エリアに到達しました。素晴らしいスムーズさ。

 

出国後、右にちょっと行ったところにルフトハンザセネターラウンジとルフトハンザビジネスラウンジがあります。上の階がビジネスラウンジ。

セネター&ビジネス

ジャンボ様

セネターラウンジ

搭乗時刻は13時なので、1時間近くラウンジで過ごせます。計算済み。

出発ご案内

ということで、さっそくシャワーの予約。1人待ちでした。昼間の混まない時間で助かります。ただ、10分以上待った気がします。

 

12:20くらいにシャワーに呼ばれて、シャワータイム。海外でよくあるドアがないタイプのびしょぬれシャワー。長時間フライト前にはそれでも快適です。

シャワーーー

シャワーが終わったら12:40。ちょいお食事。

といっても大したお食事はないです。お腹にたまる系はプレッツェルとかありますが、イタリアで食べ過ぎてたのでここでは軽く食べます。機内食もあるし。

 

搭乗遅延

ということで、13:00前くらいにはラウンジを出て、Z54ゲートへ。ラウンジから行くと、Z50, Z52, Z54の順で3番目にあるゲートです。そんなに遠くないです。

Z50ゲートには、A340-600のボゴタ行き。Z52ゲートにはA340-300のサンノゼ行き。

そして、Z54ゲートには747-8の羽田行きです。

ぜんぶぜんぶ4発機!すごいぞフランクフルト。

ジャンボ君スタンバイ

D-ABYS、去年サンフランシスコで撮ってました

しかし、フランクフルト空港のオペレーションはごみです。13:00搭乗開始だとぜったいに13:00には搭乗開始しません。

待ちます。

羽田行き

全然搭乗開始しません。

出発時刻がいつの間にか13:45から14:00に変更されます。それでも搭乗開始しません。

こんどは出発時刻がいつの間にか14:00から14:10に変更されます。まだまだ搭乗開始しません。

結局もともとの出発時刻13:45の10分前の、13:35に突然搭乗開始しました。

 

いよいよ機内へ

いきなりグループ1, 2, 3の搭乗です。なんでもアリですね。当然ゲートは大混雑。さっさと乗ります。

Zゲートは上の階にあるので、エスカレーターで下に降りてボーディングブリッジへ。プレミアムエコノミーは右側の道を進みます。

ご搭乗!!!

機内に入った瞬間、目の前には階段が!!! これこそジャンボジェット! 求めていた光景!

ジャンボだあああ



入ったらさらに奥の通路へ。入ったのは2番目のドアですが、私の席は3番目のドア直後の非常口座席です。

そこにたどり着くまでに、ビジネスクラス、エコノミークラスを通り抜けてプレミアムエコノミークラスに着きます。!!!???

自席からの眺め 足元広々

 

このジャンボジェット、変態です。

1番前のドアより前はファーストクラス。1番目から2番目までドアの間はビジネスクラス。2番目と3番目のドアの間はビジネスクラスとエコノミークラス。3番目と4番目のドアの間はプレミアムエコノミークラスとエコノミークラス。4番目のドアより後ろはエコノミークラスです。そしてそして、2階席はビジネスクラスです。

つまり、通常前から順番に座席ランクが下がってくるはずなのですが、この会社のプレミアムエコノミーは、前後にエコノミークラスに挟まれています。しかも仕切り板もありません。

プレエコの後ろにすぐエコ

お座席に置いてあるグッズですが、枕とブランケットはもちろん、スリッパも完備です。噂によるとスリッパは日本路線にしかないらしいんですが、本当かは知りません。

スリッパ

座席のサイドには、アメニティポーチがあります。この中には、アイマスク、耳栓、歯ブラシ、ウェットティッシュ、靴下が入ってます。意外と充実。靴下は意外。

自席はこちら

14:00前になってもまだ搭乗は続きます。最後の方になって日本の学生団体が乗ってきました。修学旅行??? ドイツってすごいっすね。私立かな?

14:00になって機長から放送が入ります。ボーディングは終わったけど、乗り継ぎ客の荷物を積んでるのであと15分は出発できないです。みたいな内容。まだ出ないんかーい。搭乗が遅れたのは、機内の清掃に時間を要したためらしいです。

放送は外資系によくあるパターンで、ドイツ語と英語は機長がやって、日本語は日本人CAが訳して放送する方式。ということで日本語放送もあります。

日本語放送では、「ボーイング747-8をご利用いただきありがとうございます。」みたいな言い回しがあってジャンボオタクにはたまりませんね。

 

日本人CAは少なくとも3人いました。ビジネスクラスの方にいた人は正確には把握していないので4人とか乗ってるかもしれません。男性も1名。

日本人CAさんは無愛想な感じ。ANAJALならクレーム入るだろうなーって感じです。外資系だからそういうもんか?というとそういうもんでもなくて、私の目の前にいたドイツ人CAはめっちゃ愛想良かったです。

 

14時過ぎにはウェルカムドリンクが来ました。選択肢は1つ。

オレンジジュースになんかのフルーツ絞ったやつ? ノンアルです。

ウェルカム



座席にはあらかじめお食事メニューとドリンクメニューがあります。

お食事は日本語も!そして、一食目のメインは日本食も選べます。

お食事メニュー

ドリンクは英語しかありません。アルコールはワイン、ビールならありました。

ドリンクメニュー

 

せっかくジャンボに乗ったならやはり見ておきたいセーフティーインストラクション。しっかりジャンボの形です。

747-8

ジャンボの形!

遅れて離陸

飛行機は、14:12にドアが閉まりました。定刻13:35なので30分以上は遅れてます。14:16にプッシュバックされます。

飛行機はその後タキシングし、14:36にフランクフルト空港18滑走路から南へ離陸しました。

このフランクフルト空港、滑走路が東西に3本、南北に1本あります。東西は25/07のL, C, Rがあり、南北は18/36です。

 

離陸時は北米とかロシア方面に向かう機材は25Cから、アジアとかアフリカ方面は18から上がります。ということで、日本路線は18から。たしか4000m滑走路です。

離陸したら左へ旋回し、南東へ向け飛行。14:52にベルトサインが消灯しました。非常口座席なのでこの段階からモニターを使えます。もちろんUSB充電できます。

モニター起動

15時過ぎ、飛行機はさっそくミュンヘン上空を飛んでます。15:08にモニターを見ると、「目的地までの時間 11時間59分」だそうです。半日。なげえええええ。

11:59

一回目のお食事タイム

15:13にスナックが配られ、その直後に最初のドリンクサービスがきました。疲れてるのでアルコールはパスして、スプライトを頼んだ気がします。

スナック

15:25にオーストリアのウィーン上空を通過します。引き続き東へ。

オーストリア

16:00に機内食タイムがやってきました!!!

メニューを見ると日本食と和食って感じでしたが、CAさんの聞き方は「ビーフかパスタ」って言ってました。よくわからんな。事前に和食は牛肉使ってるという情報を得ていたのでビーフを選択。

無事に日本食にありつけました。

日本食

メインは牛肉とごはん。再度に、寿司とうどん。そして、パン。デザートにフルーツ盛り合わせ。だいぶ日本食寄りで、ボリューミーです。

味もだいぶ良いです。海外出張帰りの日本食は良いですねー。ただ、お米だけはどうしてもベチャベチャな炊き方です。

 

16:30に食後のホットドリンクがやってきました。ということで緑茶をいただきます。

16:55にお食事の片づけタイムです。

日没からの無の時間

だいたい外は日没。飛行機はルーマニアから黒海へ抜けた頃です。ウクライナのちょい南。

日没です

日没です

黒海

ここからは寝付けないけど目だけつぶる時間がひたすら続きます。

1時間経った頃、18時頃に黒海東岸へ。ロシアのソチのちょい南です。ロシアを避けるためにここまで南を飛行しているので、北はすぐロシア。

ロシアすれすれ

体が痛くなるので定期的に機内を散歩します。といってもビジネスクラス方面には歩けないので、エコノミークラス側の散歩。一番後ろまで歩いたりします。

ギャレーにはお菓子があるという噂でしたが、18時頃には何もありません。退散。

 

さらに1時間飛んだ19時頃、飛行機はアゼルバイジャンのバクーを過ぎてカスピ海を北東に飛んでいました。ロシアの南に突き出してる部分を抜けたので、少し北へ。

カスピ海クロス

こんな飛行ルート 夜

さらに1時間進んだ20時頃、ベルトサインが点灯しました。ちょい揺れてます。ルフトハンザ、ベルトサインをしょっちゅうつけるイメージです。離着陸時もつけてる時間めっちゃ長いですし。

 

結局ベルトサインは1時間消えず、21時頃に消灯となりました。

ということで機内散歩。ギャレーにはお菓子が用意されていました。ちょっともらいます。飛行機はカザフスタンアルマトイの北側を飛んでいます。飛行時間的には半分くらい来てます。まだまだ長い。6時間以上...

お菓子がセットされてます

モニターに映る巨大ジャンボ

22時頃、またベルトサインが点灯しました。で、40分くらいで消灯しました。

 

北京上空からの朝のお食事

ヨーロッパ時間の24時30分くらいに窓の外を見ると、すっかり明るくなっています。

朝です

そして、もう北京まで来ました。ということで時計を回して日本時間に。今は朝8:30です。

北京ターン

欧州便は北京で一気に右に90度旋回して、そのあと天津で左に90度旋回します。そういう飛行コースらしいです。

北京で曲がって天津で曲がる

右旋回したあと下を見ると、北京首都空港がよく見えます。その先には北京市街も見えます。

北京首都空港

北京市

自席からは外を眺められないので、一番後ろのドアまで歩いて外を眺めています。体を動かすにもちょうどいいお散歩です。

後ろから見るエコノミークラス

8:45に、おしぼりが配布されました。朝食タイムがやってきます。場所は、天津から東シナ海に出たとこです。

9:08に朝食がやってきました! チョイスはスクランブルエッグかクレープ。クレープを選んでみました。甘いジャム的なやつがかかってておいしいです。サイドはポテサラと思いきや甘いヨーグルト的なやつと、安定のパン。

クレープ

9:35くらいに韓国のソウルを通過して、朝鮮半島を南東へ。

ロシア上空の直線距離に比べるとだいぶ南回りですへ

いよいよ羽田へ

9:51にはちっさいチョコレートが配られました。欧州の短距離線で配られるやつです。

飛行機は順調に飛行し、島根の北側から京都北部へ入り、愛知県上空へ。

10:23に名古屋を過ぎたあたりでベルト着用サインが点灯しました。やっぱりだいぶ早い。日本の航空会社ならこの先の伊豆大島くらいまでは粘ります。しかもベルトサイン点灯の予告もありません。

まぁ、ベルトサインが点灯してからぼちぼち準備してくれ的なスタンスで、機内のチェックもその後のんびり行われます。

10:30くらいにそろそろしまうタイムになったので、リクライニングとモニターとはお別れ。浜松上空らへんです。

浜松

 

飛行機は順調に東に進んで、羽田へ向かいます。が、モニターもないしも窓もないので現在地は不明。

着陸が近づくと、愛想の良いドイツ人CAさんがお見合い席にご着席。

 

飛行機は南から千葉県上空に入り北上し、千葉市上空で西へ向かいます。今日の羽田は南風運用ということで、飛行機は滑走路22へ向かっています。

 

10:58に車輪が出ました。そして、右前方の窓の外には葛西臨海公園や荒川が見えます。

着陸直前に中央防波堤でだいぶ深い旋回をして22の最終着陸コースに入りました。ジャンボはやはり深くひねるんですね。

11:01に羽田空港に着陸しました。滑走路は2500mなのでまぁまぁなブレーキがかかります。結局、フランクフルトは12時間25分でした。遠い。

今回のフライト情報

着陸からの機内見学オタクタイム

飛行機はタキシングをして、107番ゲートへ。国際線ターミナルの目の前を堂々走行するので、日曜の羽田に駆け付けたギャラリーも大盛り上がりなことでしょう。

11:08に107番ゲートに到着しました。38分遅れでした。

羽田だあああ

せっかくのジャンボジェット、着いたらのんびり。2階を見学させてもらいます。

機内にある階段、二階のこじんまりとしたビジネスクラス、そしてコックピット。

ジャンボジェットを感じられてすべてが最高!

階段を下から

上から階段 洗練されたデザイン

ジャンボジェットだあああ

二階席!

二階席最後列のルフトハンザロゴ

11:20くらいに機内から出ます。検疫は少し混んでましたが、日本人の顔認証ゲートはスムーズ。外国人のゲートは混んでました。

荷物受け取りはまだ始まってなかったのでちょうど良いタイミング。

 

最初はCAとかの荷物が出て来て、そのあとプライオリティの荷物です。私はプライオリティが付いてますが、さすがにでかい飛行機だったのでプライオリティタグだらけです。ちょい待ってから出てきました。

 

荷物を受け取り、税関を通過して、11:40に外に出られましたとさ。

JL407 成田→フランクフルト プレミアムエコノミー搭乗記

出張でヨーロッパに行った時の行きの話です。

 

帰りはビジネスクラスにアップグレードしたので、早々に搭乗記を書いてます。→

taiwankaeritai.hatenablog.com

 

 

 

日本からのフランクフルト便

JALのフランクフルト便は成田のみ。一日一往復です。

機材は長距離仕様の787-9。E71と呼ばれるコンフィグで、3クラス195席仕様です。

中距離仕様のE91は203席、E92は239席。どれも3クラス制です。

ANAの長距離仕様は215席、中距離仕様は246席。こちらも3クラス制です。

 

ということで、日系787-9の中で最も座席数が少ない贅沢な機材がJALの長距離仕様のE71なわけです。とは言っても、E71E91、E92はプレミアムエコノミーの座席は一緒です。

成田にいるE71は、フランクフルト線とボストン線専用です。ほかのE71は羽田便に入ってます。

 

で、ドイツ便の話。前のブログでもしましたがここでもしちゃいます。

フランクフルトは、

JAL:成田から1日1往復
ANA:羽田から1日2往復
Lufthansa:羽田と関空から1日1往復

 

ミュンヘンは、

ANA:羽田から週数本
Lufthansa: 羽田から1日1往復と、関空から週数本

という感じ。

 

コロナ前より減っちゃいました。

コロナ前は、

フランクフルト

JAL:成田から1日1往復
ANA:羽田から1日3往復!
Lufthansa:羽田と中部と関空から1日1往復

でした。しかもANAは、全部777-300ERです。今は787-9。

 

ミュンヘン

ANA:羽田から1日1往復
Lufthansa:羽田と関空から1日1往復?(たしか)

という感じ。

 

そして、

デュッセルドルフ

ANA:成田から1日1往復

という感じ。

 

ANAがドイツに強いのですが、だいぶ減っちゃいました。あとはルフトハンザの中部便とかも。しかもロシア上空は飛べないし。そりゃ航空券代上がるわ。

 

前日に成田入り

前置きはこんなものにして、前日のお話へ。

JL407便は成田10:40発。家から行っても全然間に合うのですが、前日は土曜日だったので、成田に宿泊することに。

マロウド成田が8000円くらいで泊まれました。

ということで、前日は夕方にマロウド成田へチェックイン! そして、ランウェイビュー!!! 飛行機見放題!

マロウド成田!でかい

 

チェックイン後は、日本からしばらく離れる(とは言っても2週間だけど) ので、お風呂へ。

成田空港第二ターミナルから無料バスで、芝山の空の湯へ。最高に気持ちかったのですが、ここで風呂上がりに体を冷やして、ヨーロッパに着いたときに風邪ひきました...

出国前のお風呂は慎重に。。。

空の湯からバスで第二ターミナルに戻り、夕食を食べます。日本食

第二ターミナルからは、マロウド成田の送迎バスで、ホテルへ帰還します。

マロウドのバス

ホテルから空港へ

さて、翌朝。

お部屋から16Rに着陸する飛行機眺め放題!!! いいお部屋だ...

部屋からの景色

部屋から飛行機が撮れる!

7:50くらいの送迎バスで第二ターミナルへ向かいます。バス車内には、海外ベースのJALの客室乗務員さんとかもいました。

チェックイン

8:00くらいに第二ターミナルに着きます。飛行機の出発まで2時間40分。

空港!

プレミアムエコノミーかつ、JGCなので、JGCカウンターへ。

Lカウンター

荷物を預けます。24kgくらいありましたが、無問題。JGCでプレミアムエコノミーなら32kg×3まで預けられます。でけええええ

乗り継ぎ先がルフトハンザですが、なんと、JALとルフトハンザは荷物スルーで行けます。航空券もここで出してくれます。素晴らしき提携。

ただ、行きと帰りで荷物の規定が変わったりしそうでややこしいので、荷物多い時はだるいです。

カウンター

そして、秒で手続き終了。

 

出国からののんびりタイム

すぐに出国します。

まずはプライオリティパス乞食。朝8時台から。

ステーキかお好み焼き頼めるんですが、ステーキ微妙。翌月にここでお好み焼き食べたんですがそっちの方が断然良いです。

ステーキとJAL

JALが見える

お店

そして、乞食を終えたら今度はサクララウンジへ。

来ましたサクララウンジ

利用条件ですが、JALのプレミアムエコノミー利用なら普通に使えます。素晴らしい。それに加えてJGCなので、間違いなくサクララウンジが使えます。

めっちゃ食べます。カレー。和食。

カレー

そして、まだまだ時間があるので、シャワーも入っちゃいます。このあと14時間もフライトですからね。

サクララウンジのシャワーはQRコードを読みこんでスマホから予約する仕様。難しいみたいで、受付の人に、「さっきのお客さんなんかうまくいかなかったみたいなんですけど、どうやったんですか!?」って逆質問されました。

シャワ

シャワったら、搭乗ゲートへ。63番ゲート。近いです。素晴らしい。

本日の搭乗機 JA881J

ゲート

本日の機材はJA881J。JALの787の中で2番目に新しい機材!

 

いよいよ機内へ

10:15にGroup2の搭乗が始まりました。ということで、搭乗。

乗ります

乗る!

お座席は安定のバルク。前は壁です。壁の前はビジネスクラス

プレミアムエコノミーの座席の写真を撮ろうと思ったのですが、お隣の席に既にお客さんがいたので諦め。お隣さんはイケてる感じの60~70代の方。

自席だけ

足元は広々

そして、日系の搭乗は、速い。10:15から始まって、10:36にはドアクローズしました。定刻10:40なので優秀。

10:40にプッシュバックします。

行くぞ!

第二ターミナルなので、ここから延々とタキシング。第一ターミナルをぐるりと回り、一番北へ。今朝泊まっていたマロウド成田の目の前まで行って、16Rから離陸します。

10:58に南に向かって離陸しました。

 

離陸から、1回目の機内食まで

離陸から9分後にはベルトサインが消灯しました。

飛行機は千葉県から太平洋へ。ロシア上空を飛べないので、太平洋からアラスカ、北極経由でフランクフルトへ向かいます!

北極経由って冷静に意味わからないですね。

離陸!

離陸から30分ちょい、11:34にまずは最初のドリンクタイム。ドリンクとあられミックウが配られます。このあられミックス、たまにラウンジにも置いてあるアレです。

スカイタイムタイム。

スナックタイム

ドリンクからの、ランチタイムです。

メニュー

ドリンクメニュー

12:20に機内食がやってきました。離陸から1時間20分くらい。JALにしては早めのサーブな感じがします。

2つ選択肢があったはずですが、もう片方は忘れました。

注文したのは、ドライカレー。

美味しいのですが、苦手なパプリカが乗ってたのだけ残念。

ドリンクはスカイタイム

ドライカレー

一通りお食事の配膳が終わった後、今度はスゴイカタイハーゲンダッツが配られます。味は、チョコレートファッジ。

ハーゲンダッツ

日付変更線に向けて

12:59にお食事が下げられました。

現在地はカムチャッカ半島の南。離陸から2時間でけっこう進むもんですね。

ココ

この時点で、目的地までの飛行時間は11:59。長ーーーい。

まだまだ

フランクフルトは朝5時。そして、到着予定は夕方5時。日本時間は今昼の1時。なんかいろいろ意味わからないですね。

 

そこから1時間ほど飛び、日本時間14時頃に外は暗くなりました。日没。

日本より東かつ北に向かってるので日没は早くなりますよねー。

日没

これに合わせて、機内も14:20に消灯されました。

ある程度寝ておかないと着いてから大変なことになるので、寝れないけど目をつぶります。

 

15:45くらいにトイレに行ったりするために目覚めます。

真っ暗

現在地はロシア最東端のちょっと南。ベーリング海に入り、ほぼ日付変更線に乗りました。

北の方に来ました

16:20頃、飛行機の方向はほぼ真北になります。ちょうどロシアとアラスカの間を飛行中です。飛行機は北極へ向かっています!!!

ベーリング海峡

機内エンターテイメントとか

この飛行機にはWIFIが積んであります。が、国際線なので有料。14時間フライトなら使うのもありですが、デジタルデトックス

WIFI情報

さらに1時間くらいのんびりして、17:30くらいに寝れなくなって映画を見ます。

桜田ひより!!!

ひより!

交換ウソ日記

間食と、北極フライト

18:25に、機内照明がちょい明るくなります。間食タイム!

八天堂のクリームパンが配られました。めっちゃおいしいです。

美味しいクリームパン

当たり前ですが、ビジネスクラスとプレミアムエコノミーではサービスも違うので、壁を隔てた前のビジネスクラスは真っ暗。あちらは好きなタイミングで好きなものをなんでも頼める方式なので、わざわざ照明を明るくして全員に食べ物を配る必要がありません。いいなーーー

前のビジネスクラスは真っ暗

このあたりで、フランクフルトまでの道のりの半分ちょいを飛んだっぽいです。現在地は北極海。アラスカの遥か北。氷の上。

氷の上

らしいですが、この時期(12月)の北極は極夜。永遠に夜です。何も見えません。

このへん

目的地までの飛行時間は6時間20分。ここまではだいたい7時間40分。道のりは、長い。

長い

プレミアムエコノミーのお座席ですが、こんな感じ。

座席案内

座席のリクライニングは後ろの人に影響がないやつ。座面が前に出る形。枕はたしかいい感じに頭にフィットするように動くやつだったはずです。

で、頭の横に読書灯。

椅子の真横の内側にUSBポート。

こんな感じ

最前列は足元広々です! お隣の人がフルリクライニングしても余裕で通路に出られます。

そうじゃないと14時間フライトで窓側は選びません~

 

19:00にまた機内は暗くなりました。

映画を見て過ごします。

 

グリーンランドフライト

19:45の飛行位置は、ちょうどグリーンランドの真ん中。北極を過ぎました。

ここ

 

ここからは、ひたすらヨーロッパに向けて南下します。が、ぼーっと寝ます。

 

20:52に、グリーンランドの端にたどり着きました。南の方にアイスランドがあります。が、その遥か北。まだまだ北極圏です。

グリーンランドを出ます

 

そして、21:20になると、外が微かに明るくなりました。

昼が見えてくる

不思議な感じ。日本時間夜なのに。そして、北極圏を飛んでいたのに、日没から7時間で朝が来る感じ。飛行機って意味が分かりませんね。

フライトマップを見てもだいぶフランクフルトが近づいてきました。

このへん

うどんと、2回目の機内食

21:55に、軽食を頼んでみます。

そう、プレミアムエコノミークラスではカップうどんが食べられます。エコノミークラスとの地味な違い。

ビジネスクラスならもっとなんでも美味しいもの頼めますが。

カップ麺の名前は、「うどんですかい」 UDON de SKY です。

うどんですかい

JALオリジナル機内カップ麺です。そばですかいとちゃんぽんですかいもあるはずですが、プレミアムエコノミーの機内食で食べられるのはなぜかうどんですかいだけ。

 

アジア方面の短~中距離のビジネスクラスだと、好きな時に頼めるごはんはこのカップ麺系くらいだったような記憶です。

 

さて、日本時間は22時。フランクフルトが近づいてきたので、14時にします。IPhoneの設定でできます。

時計を14時にすると、不思議なことに気分も14時になるんですよね。今は昼だ!!!

 

外はどんどん明るくなってきますが、ボーイング787の窓は、集中管理で明暗を制御できるっぽく、基本外は真っ暗に見えます。手元で明るくするボタンを押すと外の明るさが分かります!

外が明るい!

フランクフルト時間14時過ぎに、機内も照明がついたので窓を明るくする分には問題なしです。

 

ということで、機内が明るくなったなら2回目の機内食タイムです。うどん食べたらすぐ来ました。

14:13に、八宝菜セットが配られました。八宝菜セット!

来た!

八宝菜!

JALの二食目機内食って結構軽めなんですよね~ うどん食べてたのでちょうどですが、普通の人だとちょっと物足りないかも?

 

八宝菜セットですが、普通においしい八宝菜でした。おいしい。そして、アツアツ。

食べたらもういっちょ寝ます。

 

いよいよ着陸

15:45に、機内放送で目を覚まします。

「あと1時間で着陸します。」とのこと!

 

現在地は~?

イギリスの東。といってもスコットランドの方。

飛行機はアムステルダム方面に向けて北海を南下中。

このへん

16:10くらいに、「あと20分でベルト着用サインを点灯します。」とのこと。

飛行機はちょうどヨーロッパの大陸に入りました。ロッテルダムとかアムステルダムのあたりです。オランダ行ったことないので行ってみたい!!!

オランダ

16:30にベルトサインが点きました。予告通り。

 

あとは、フランクフルトにアプローチするだけ。眠気があるので、もういっちょぼーっとします。

着陸直前の16:47、左の窓の外は再び夕暮れになってました。夕方なのでそりゃそうですね。14時過ぎに夜が明けて17時前にまた夜になるの意味わからないですね。結局夜です。

夕暮れ

フランクフルトの街が見えるのかと思ったら全然見えませんでした。右側の窓の外に見えるらしいですね。左はなんもなし。

16:49に、日没したフランクフルトの滑走路25Lに着陸しました~

着陸

成田からは13時間51分のフライトでした。長すぎる。

フライト情報

飛行ルート1

飛行ルート2

すぐ後ろに、ルフトハンザの747-8がいました。クソでかい。しかも、前日羽田から飛べなかった遅れていた便でした。つまり、成田からJALでフランクフルト来たら、すぐ後ろに羽田から来た飛行機がいたわけです。

ルフトジャンボくん

羽田から来てます

もうちょい後にはANAと、遅れてない定刻のルフトハンザの747-8も来ます。日本便だらけ。

 

入国審査

結局、17:05に駐機場に到着しました。第二ターミナルの8番とかだったと思います。JALの定位置。ラウンジがこのへんにあるので。

フランクフルト

到着したら、出発するときの動線を逆走して、入国審査へと向かいます。この空港は出発と到着で同じところを歩くっぽいです。

 

JALの飛行機から出たところに、乗り継ぎ便一覧がありました。

一覧

フランクフルトはルフトハンザの天下で、ワンワールドJALは乗り継ぎ的には不利なんですが、コードシェアはしていなくても提携はしてるので、乗り継ぐ客はまぁまぁいます。私もその一人。

ルフトハンザ以外は、ブリティッシュエアウェイズのロンドンとか、エアバルティックのリガとか、ラタムのサンパウロとかいました。

サンパウロすごいっすね。

けど、日本から南米ならヨーロッパ経由は割とありな選択肢。ロンドンのイメージがありましたが、フランクフルトでもやる人はいるんですね。

到着一覧

入国はすぐできました。ターミナルが小さいのでほかの便が被らないとすぐです。しかもプレミアムエコノミーなので割と前の方。

 

第一ターミナルへ

入国したら、ルフトハンザに乗り継ぐために第一ターミナルに行かなきゃいけません。普通は、空港内のシャトル列車に乗れば行けるのですが、この日は運休。

ということで、極寒の屋外で、ターミナル間連絡バスに乗り込み、第一ターミナルへ。

連絡バス

ちょいだるいですが、乗り継ぎは非常にスムーズです。ここまで飛行機降りて30分くらい。

後は、ヨーロッパ域内線に乗るためにもう一度保安検査を受けるのみ。

乗り継ぎが3時間以上あったので、このあとはひたすらルフトハンザセネターラウンジでお休み。

 

JALとルフトハンザ×2とANAから乗り継いだ人たちで、セネターラウンジは日本人だらけでした。

ちなみに、この日はミュンヘンで大雪が降ってて鉄道も飛行機もオール運休だったぽいです。そこからも人が流れてきたのかな?

 

そんなこんなでルフトハンザに乗り継いでイタリアに向かったのでした。

CX527 成田→香港 777-300 エコノミークラス搭乗記 欠航振替

新年一発目はキャセイで行く香港旅行です!

今回乗ったB-HNI

 

予約の仕方

今回は私にしては珍しく、旅行会社のツアー商品での予約です。

とは言っても、添乗員なしで、行きと帰りの飛行機と、現地のホテルだけセットになっていて、あとは完全自由行動なやつです。

 

旅行会社のそういう商品だと、極端なやつだと航空会社や便が直前まで確定しないものも多いんですが、今回はキャセイの便が確定してる商品です。

ということで、

行きはCX543で羽田→香港
帰りはCX542で香港→羽田

が確約されていました。

 

ただし、旅行会社商品あるあるで、直前までeチケットの予約番号は送られてきません。なので、それまで座席指定とかマイレージの紐づけとかもできません。

当初の案内の通り、10日前くらいにeチケットが送られてきました。

なので、その後にJALマイレージを紐づけて、座席指定です。

 

キャセイの777-300、77P

今回乗る(はずだった)のは、羽田を午前に出る香港行きのCX543便です。

需要が多いので、12月末からは777-300で運航しています。キャセイの中でもっとも座席が多いやつです。777-300ERではなく、777-300。世界的にも珍しいやつ。

調べてはいませんが、今も世界で飛ばしているのはキャセイANAくらいじゃないですかね?

 

この機材はキャセイの内部では77Pと案内されています。

ちょっとのビジネスと、たくさんのエコノミーを積んだ2クラス438席構成。すごいです。ANAは777-300ERとかは同じサイズの機体に212席しか積んでないので、だいぶ詰込みなことがわかります。

ただ、ANAの国内線用773は514席なので、キャセイよりもさらに詰め込んでます。

 

座席はビジネスクラスはしょぼいやつ。2-3-2でフルフラットにならないやつです。キャセイでフルフラットにならないのは、A333-300の一部と777-300、そして最近入ったA321だけです。同じお金払ってこれがきたらハズレですね。

エコノミーは3-4-3ですが、新しい座席に載せ替えていて、エンターテイメントの画面もスイスイ動くので特に不自由はありません。エコノミーに乗る分には全然問題ない機材です。

そして、座席番号がすごいです。一番後ろの列は80列目。途中飛び番はありますが、飛行機の座席で80列目ってキャセイ以外で聞いたことないです。

 

この777-300、だいたい製造から20年以上経っていて結構古めなので、どうやって置き換えるんでしょう?

キャセイ生え抜きのほかに、エミレーツ航空からの移籍機が数機存在します。合わせると結構な陣容。

香港から近場の高需要路線に入りまくってます。札幌、成田、羽田、関空、上海、台北バンコクなどなど。つまり、日本に来まくりです。

だいぶ昔にこの機材乗ってます。台北から成田まで。2019年初頭。5年前!!!

その時の記事はこちら。

taiwankaeritai.hatenablog.com

 

コロナとキャセイ

そんなキャセイの777-300ですが、コロナでは大打撃。香港は入国禁止だったり隔離だったりで入国できないし、香港乗り継ぎもある程度制限されていたので、国際線の需要は下がりまくり。

 

ということで、2022年頃まではこのでかい機材はお休みしまくりでした。お休み場所はオーストラリアの砂漠、アリススプリングス

777-300は特に多かったですが、キャセイの多くの機材がこのアリススプリングスでお休みしていました。

燃費の良いA350だけを残していたのか、777-300ERを含めてトリプルセブンはキャセイで全く飛んでないような時期も長かったです。

2023年に香港の入国がまた自由になって、再度需要が爆上がりして、やっといろんな機材が飛びまくるようになったわけです。

 

2023年頭にキャセイに乗って香港乗り継ぎをしたときもありましたが、あの時はまだ香港の入国は検査が必要でしたし、香港空港では飛ばずにお休みしてる機材だらけでした。

その時の記事はこちら。

taiwankaeritai.hatenablog.com

 

突然の欠航

そんなこんなで年を越し、1月3日の香港行きのフライトを待っていたわけです。

しかし、前日の19時頃にニュース速報があって、テレビをつけると衝撃の光景が。

JAL516便と海上保安庁機が羽田で衝突する事故が起きてしまったのです。当然羽田空港は閉鎖です。

事故自体ももちろん衝撃的ですが、気になることはもう一つ。翌日の朝の香港行きのフライトです。

 

羽田から香港へ行くCX543便は、朝羽田を出るのですが、飛行機自体は前日の夜に香港からCX542便でやってきます。

事故が起きたときにCX542便はもう香港を飛び立っていたのですが、事故の後香港に引き返してしまいました。

ということは翌朝のCX543便の機材はありません。欠航の可能性が高まります。

 

その後、キャセイからメールがやってきます。だいたい夜10時くらい。

「CX543便は欠航になりました。代替フライトを探しています。」

みたいな英文。

これ、旅行会社から予約した後にキャセイの予約番号に自分のメールアドレスを紐づけたから届いたけど、慣れていない人とかは旅行会社が動かない限り欠航連絡さえ来ないんですよね? たいへん。もうフライトまで12時間くらいで、下手したらもう寝てる時間帯なのです。

 

旅行会社からキャンセルされない?

ここで、気になることが。

予約した旅行会社のサイトを見ると、

「自然災害等で海外ツアーの往路の飛行機が欠航になった場合、旅行を中止し全額返金します。」

と書いてあります。

自然災害ではないですが、往路欠航です。このままだと香港行けません...

代替便でもいいから香港に行って旅行したい私としてはこれが適用されて旅行自体がキャンセルされたら最悪です...

 

そろそろ寝ようかというタイミングだったのに、行きの飛行機がキャンセルで代替便は確保されず、旅行自体がキャンセルされようかという状態でもやもやのまま夜を過ごします。

 

振替のご連絡

そしてそして、日付が変わる23:50くらいにキャセイから再度メールが来ました。

「あなたのフライトは成田発のCX527に振り替えました。」

という内容です!

さすがキャセイ様! 日本便がたくさんあることを生かして、羽田の欠航の乗客を成田便に振り替えてくれました。しかも、出発は成田14:20。羽田の欠航便よりちょっと遅いやつなので、乗り遅れることもありません。

旅行会社経由の予約でも、しっかり自動で振り替えてくれるあたり、さすがフルサービスキャリアです。もしLCCだったら欠航で即払い戻しになって旅行はできません。

 

ということで、香港には行けそうなので寝ました。ただ、旅行会社の規定によってキャンセルされる恐怖を残したまま... もう当初のフライトの出発10時間前くらいですが、旅行会社からは一切連絡はありません。夜だし年始だし欠航多すぎて大変なんでしょうね。

 

翌朝、羽田10時台ではなく成田14時台発になったので、のんびりゴロゴロしていると、朝6時頃に携帯電話が鳴ります。こんな時間に何事か?と思って電話に出ると、旅行会社の人でした。

お疲れな感じの声で、「フライトが羽田から成田に変更になってます。」という連絡をしてくれました。早朝からありがとうございます。

ということで、フライトを変更して香港に行っていいとのことでしたので、往路が欠航になったけど旅行継続確定です!!!

あとは成田に行くだけ。

 

成田へ

ということで、当日の話。

当日は羽田10:10ではなくなったので、ゆっくり起床。

神奈川県内某所から、成田へ向かいます。

武蔵小杉10:39の成田エクスプレスに乗車し、一路成田へ。空港第2ビルに11:53に到着します。

E259

空港に着く前にキャセイから連絡が来ます。「あなたのフライトは14:20から15:20に変更されました。」とのこと。

香港から成田に向かう便では、昨日の羽田行きが折り返して欠航になったので、振替の客をたくさん乗せて、調整で遅れたんでしょうね。

実際に、この便は当日いきなりA350-900から777-300に変更されました。ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスの人はかわいそう。座席がダウングレードです。

A350-900は280席、777-300は438席なので、これだけで150人以上振り替えられます。素晴らしい。

 

チェックイン

で、成田に着いたら買い物をして、キャセイカウンターへ。

成田の午後は、キャセイ連発です。

14:20 CX527 香港行き
15:20 CX451 台北経由香港行き
16:45 CX521 香港行き
18:00 CX505 香港行き

と、ほぼ1時間ごとに出ます。そして、乗った1/3はなんとすべて777-300。438席×4です。1700人以上乗れます。

ご案内

その人たちがすべてキャセイカウンターに来るので大繁盛です。

激混みキャセイカウンター

ということで、カウンターは大混雑です。エコノミーは自動チェックイン機+荷物預け。ビジネス、ファーストは専用レーンです。

ワンワールドのプライオリティがあるので、ビジネスクラスに並ぼうと思いましたが、混んでたのでエコノミー側のほうが早いと判断して、そっちで自動チェックインしました。そして、荷物を預けようとすると、係員から、「Priorityならビジネス並んだ方が早いよ」って言われました。

そんなことはない気もしますが、言われたのでビジネスの列へ。

 

結局30分くらい並んで、荷物を預けられました。ファーストレーンはガラガラ。さすが。というか午後便にファーストクラスの設定は一つもないので、並べるのはワンワールドエメラルドだけです。

 

出国

手続きが終わったら、出国します。

昼の出国はすいすい。並んでません。

13時前には、保安検査、パスポートチェックを秒で通過します。ただし、飛行機の出発時刻は15:20。

暇つぶしタイム。今回は同行者がいるので、フードコートへ。ご飯食べます。

フードコートからスターラックス発見

そのあと、さらに暇つぶしタイム。

サクララウンジへ。キャセイラウンジでもいいんですが、しょぼいのと、今回は60番台ゲートなので、サクララウンジのほうが近いので。

安定のカレーライス。

カレー

ラウンジから見えるキャセイ

そして、14:45くらいに搭乗ゲートに行きます。ゲートはなんと62番。だいぶ近い優遇されたゲートです。ちなみに61番には夕方のJALのロサンゼルス行きでした。

キャセイが鎮座している!

我々と同様に羽田便から振り替えられた人も多いと思われ、438人満席の様相。待合スペースも激混みです。

そして、62番ゲートから61番ゲートあたりまで、100m近い直線の行列が出来ています。たいへんだ!!!

搭乗開始時刻はさらに遅れて、結局15:10くらいに始まりました。

 

いよいよ機内へ

キャセイはグループ制ではなく、事前改札と、ビジネスと、エコノミーの3段階。

ワンワールドサファイアなら、ビジネスクラスレーンが使えます。が、同行者は不可。

ただ、満席っぽいので、荷物を持って先に中に入りたくなりました。ということで、クソ長いエコノミーの列を回避して、ビジネスクラスレーンから機内へ堂々入場!

搭乗!

キャセイだーーー

機内へ

めっちゃでかい777-300の、2区画目から4区画目まで全部エコノミークラスの座席が整然と並んでいます。私の席は一番後ろの区画の72列目。

エコノミーーー

安全のしおり

でっかくて素晴らしいモニター

国際線はめっちゃ搭乗に時間がかかりますね。ぬるぬると人が乗り込んできます。15:45くらいに30分かかってやっと搭乗が終わりそうな感じになりました。

キャセイの特徴ですが、搭乗が終わるくらいのタイミングで機長が放送を入れます。アジア系の人ではなく欧米系の人でした。

 

離陸からの、ドリンクサーブ

15:50くらいにやっとプッシュバックが始まります。

その後、滑走路に向かいますが、キャセイのタキシングはのろい!!! めっちゃのろいです。一時期問題になったのでちょっとは速くなったらしいですが、のろいです。

 

のろのろとタキシングをし、滑走路34Lへ向かいます。

そしてそして、16:12に34Lから北側に向けてやっと離陸しました。

浮き上がり

マロウド成田ホテルがよく見える!

当初は14:20発だったのですが、結局15:20発のCX451便にも追い抜かれました。向こうは台北によってから香港に来るので、香港に行く途中で追い抜くのですが。

羽田便が飛んでいれば、本当だったらもう香港に着いていたはずの時間なのですがね...

茨城県方面

成田を出たらあとはまっすぐ香港に向かうだけです。

ですが、この時期の西風はエグいです。成田から香港まで5時間くらいかかります。逆に香港から成田までは3時間ちょいで着きます。

ということで、5時間のまぁまぁ長いフライトの始まりです。

 

成田を出たら右旋回をして成田空港の上空を飛んでから西へ。西日がまぶしいです。

西日

離陸から20分以上たった16:33にやっとベルト着用サインが消灯されました。

雲の上へ

16:45に最初のドリンクとおつまみが配られます。無難にジュースにします。このドリンクタイムですが、アサヒを含むビールや、ワインも頼める豪華仕様です。キャセイのエコノミーのサービスは素晴らしい!

ドリンクタイム

ただ、おつまみはピーナッツオンリー。ちょっと体に良くないっすね。帰りの便はちっさいプレッツェルのおつまみでした。

 

ドリンクタイムが終わり、17:20頃には飛行機は高知県上空を飛行中。

高知県

九州へ

機内食タイム

17:43に機内食がやってきました。5時間フライトなので、けっこうのんびりとサーブされます。

チョイスはフィッシュともう一つ。何か忘れました。フィッシュを頼みます。

サラダ、フルーツ、メイン、パンに加えて、ドリンクとハーゲンダッツがサーブされます。

機内食

さすがキャセイ。ここで、あたためたパンをエコノミーでも配ってくれるのです。

そしてそして、こちらもさすがキャセイ。必ずハーゲンダッツをくれます。

 

キャセイの温かいお食事を堪能したら、あとは香港までひたすらエコノミークラスのフライトを耐えます。

 

機内エンターテイメント

機内エンターテイメントですが、だいぶ充実してます。

映画は邦画だけで20くらいありました。海外エアラインなら日本映画なんて2つとかが普通です。

怪物見ました

さらに、音楽もめっちゃあります。JPOPジャンルに、日向坂と乃木坂だけで5つくらいのアルバム/シングルが入ってます。すごい。

Actually アルノちゃん

ってか

ひなたざか

ただ、エコノミークラスのヘッドホンはチープなので音は微妙。

 

他にも、機外カメラもあるし、高精度なフライトマップもあるし、ゲームもたくさんあります。この、ゲームがまた面白い。20種類くらいありますが、一番後ろにあったクソゲーにはまりました。

機外カメラあり!

さらに、古い機材ではありますがWIFIも完備。ただし有料なので使ってません。

WIFIのご案内

ということで、飯も良いし、エンターテイメントも充実していて、キャセイのエコノミーは素晴らしいのでした。

ビジネスクラスについては機材によって椅子がだいぶ変わるので難しいですが、サービスはそちらも最高です。

 

のんびりタイム

18:30くらいに機内は消灯しました。沖縄の北西側辺りです。

 

飛行機は順調に西に進みます。18:55くらいに、香港まで2時間の表示が出ました。まだ台北の手前。宮古にもたどりついてません。やっぱり西風が強すぎる。

このへん

残り2時間

さらに30分飛んで、19:30についに台北上空にたどり着きました。右の窓から下を見ると、台北の街の光が見えました。

イマココ

このあたりで、時差を直します。ということで、IPhoneの時計を香港時間に。19:30→18:30。

 

おトイレとかに行ってみます。

召喚空中服務員ってかっこいい。

機内のおトイレ

いよいよ香港に着陸

香港時間の19:22に機長から放送がありました。37分後の20:00に香港空港に着陸予定で、気温は20℃とのこと。

20℃!温かくて素晴らしいですねーーー

 

その後、19:25に機内の照明が再度明るくなりました。

19:37にベルト着用サインが点灯します。そして、着陸に備えて再度暗くなります。

羽田の事故でもありましたが、夜間の離着陸時には機内を暗くした方が外を見やすいですからね。やってる航空会社とやってない航空会社に分かれますが、キャセイはやるっぽいです。

19:47に右側に香港の夜景が広がっていました!!!

香港島の南側を飛行しているので、手前には香港島側、その先にヴィクトリアハーバーと、九龍地区がよく見えます。すごーい。

香港の絶景

飛行機はさらに西へ進みます。今日は東風運用っぽいです。

19:55くらいに右にターンし、再度右にターンして180度方向を変えたら、ついに最終の着陸コース。

 

20:01に、海沿いに新しくできた滑走路07Lに着陸しました。4時間50分フライトでした。長い。

こんな着陸ルート

ここから、のろのろタキシングです。一番北から一番南まで進み、左にターン。ゲートはめっちゃいいところっぽいです。

17分間のタキシングを経て、3番ゲートに到着しました。香港空港は遠いゲートだと徒歩+電車で入国審査まで向かわなければなりませんが、この3番ゲートは歩いてすぐに入国審査です。素晴らしい。

今回のフライト

後方座席なのでなかなか降りられず、20:25に機外に出ました。途中でビジネスクラスの区画を通りましたが、やはり座席がしょぼい。フルフラットシートから変更になった人はどんまい。

ビジネスクラスシート

香港入国

で、降りたら入国審査です。あとから降りたのと、他にも便が来ていたので混んでますが、15分ほどで通過できました。

香港の入国はスタンプじゃなくてシールをもらいます。そこに入国日とかが書いてあります。あとは、事前に入国カードの記載が必要です。機内でやっておきました。

 

入国したら荷物の受け取り。レーンは到着ゲートから逆サイドで結構遠め。

20:45くらいに荷物受け取りレーンに行ったら、もう荷物が流れてきました。さすがプライオリティタグ。

荷物を持って、香港の空港の出口へ!!! コロナ前以来4年ぶりの香港!!! 乗り継ぎでは10ヵ月前に来ました...

 

同行者はオクトパスを買うために機場快線のチケット売り場へ。

私はモバイルオクトパスですべてを解決しました。モバイルスイカみたいに電車に乗れて快適なのでオススメ。

オクトパスはここで買えます

ただ、結局夜遅くになってしまったので、ホテルまではUBERで行きます。UBER乗り場が難しくて迷いましたが、なんとかたどり着きましたとさ。

UBER乗り場と思ってた場所

香港は成田と違って市内から空港が近くて素晴らしいですねー!!!