えすわいのボックス

中になにかガラクタを入れたり入れなかったり

P.U.N.K.展開から創星神sophia<MD>

 P.U.N.K.展開からゴースト・フュージョンを発動する展開が面白そうだったので、ソリティア展開を考えました。今回はsophiaを出してみることにしましたが、何でもできそうな見た目してるので、皆さんもぜひルートを考えてみてください。

展開使用カード

素引きNGカード:

  • レベル8通常モンスター、リフン2枚、オライオン、斬機チューナー(キットと烙印魔法罠を採用することで、1枚までならケア可能)
  • アンデット族群(P.U.N.K展開の手札コスト等で一部ケア可能)
  • メインスプリガンズモンスター

カープライジング等のP.U.N.K.は初動用、バリケイドはキットを機械族に変換する用、烙印劇場はキットと併せて素引きケア用

展開動画

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展開ルート

  1. P.U.N.K.展開で、場にセアミンとディアノートを特殊召喚
  2. セアミン+ディアノートでドラゴンドライブをS召喚
  3. ドラゴンドライブ効果でサイコトラッカーをサーチ&ディアノート効果でセアミン蘇生
  4. サイコトラッカー+セアミンでイモータル・ドラゴンをS召喚
  5. イモータル・ドラゴン効果でゴースト・スリーパーを墓地送り
  6. ゴースト・スリーパー効果でゴースト・フュージョンをサーチ
  7. ゴースト・フュージョンで場のイモータル・ドラゴン+デッキのチャンシーを素材にドラゴネクロを融合召喚&チャンシー除外
  8. 除外されたチャンシー効果で墓地のゴースト・スリーパーを除外して自身を特殊召喚
  9. チャンシー効果でデッキから馬頭鬼を墓地送り
  10. 馬頭鬼効果で自身を除外してイモータル・ドラゴンを蘇生
  11. チャンシー+イモータル・ドラゴンでベアトリーチェをX召喚
  12. ベアトリーチェ効果でデッキから創星神sophiaを墓地送り
  13. イモータル・ドラゴン+ドラゴンドライブスプリガンズ・シップ エクスブロウラーをX召喚
  14. エクスブロウラーに重ねてギガンティック・チャンピオン・サルガスをX召喚
  15. チャンピオンサルガス効果でタリホー!スプリガンズ!をサーチ
  16. エクスブロウラー含むX素材2枚を取り除いてタリホーを発動、キットサーチ&キットとエクスブロウラーを特殊召喚
  17. (キット効果で素引き札をデッキに戻す)
  18. Xモンスターを1体を残して3体でバリラドン
  19. ラドン効果でトークン3体生成
  20. ラドン効果で自身とトークン1体をリリースし、オライオンをデッキから特殊召喚
  21. トークン+オライオンでボウテンコウをL召喚
  22. ボウテンコウ効果でシュンゲイサーチ&オライオン効果でトークン生成
  23. ボウテンコウ効果でデッキからリフンを墓地に送ってレベルを1に変更
  24. ボウテンコウ+トークンで虹光の宣告者1体目をS召喚
  25. ボウテンコウ効果でリフンをデッキから特殊召喚
  26. リフン+トークンで虹光の2体目をS召喚
  27. 虹光1体目+残ったXモンスターでヌトスを特殊召喚
  28. 虹光1体目効果でデッキから輝神鳥ヴェーヌor高等儀式術をサーチ
  29. ヌトス効果で手札のシュンゲイを特殊召喚
  30. 虹光2体目+シュンゲイでダランベルシアンをX召喚
  31. ダランベルシアン効果でX素材の虹光を墓地に送ってサーキュラーをサーチ
  32. 虹光2体目効果でデッキから輝神鳥ヴェーヌor高等儀式術のもう一方をサーチ
  33. サーキュラー効果でデッキから斬機チューナーを墓地に送って特殊召喚
  34. 高等儀式術でデッキのレベル8通常モンスターを墓地に送ってヴェーヌを儀式召喚
  35. ダランベルシアン効果で自身をリリースし、斬機チューナーを蘇生
  36. サーキュラー効果で方程式サーチ&ヴェーヌ効果で墓地のsophiaを回収
  37. サーキュラー+斬機チューナーでゼラの天使をS召喚
  38. 方程式でダランベルシアンを蘇生
  39. ヴェーヌ(儀式)、ヌトス(融合)、ゼラの天使(S)、ダランベルシアン(X)の4体を除外して創星神sophia降臨
  40. sophia効果でお互いの手札、場、墓地のカードを全除外
  41. 相手スタンバイフェイズに除外されたゼラの天使が帰還

備考

 sophiaとゼラの天使だけ残ってもまぁ普通勝てない。もっと良さそうなルートがあればどっかに公開してください。

 展開ルートの10番時点で、ドラゴンドライブ(レベル8シンクロ)、ドラゴネクロ(レベル8融合)、イモータル・ドラゴン(レベル6シンクロ、チューナー)、チャンシー(レベル6)が盤面に並ぶので多分何でもできる。イモータル・ドラゴン+チャンシーでアルティマヤ・ツォルキンが出せるし、P.U.N.K.展開もスプリガンズ展開もフィールド魔法にアクセスできるので、エンフェとか色々使えそう。

捕食植物遊び(※フュージョンリンクフェス対応)<MD>

 オフリススコーピオ初動の植物族展開をやってみたかったので考えました。なんかフュージョンリンクフェスにも対応していました。

最終盤面

初手:オフリス+コストモンスター

最終盤面:ベンガランゼスの特殊召喚されたモンスターのメインフリチェバウンス+デスフェニのフリチェ破壊+レギュラスのなんでも効果無効(装備ボレアと自身コストで2回使用可能)+ナチュル・ローズウィップの魔法罠発動1回制限+他盤面カード

展開使用カード

以下+デスフェニの素材

素引きNG札:ダーリングコブラ、アロマージ・ローリエ

展開動画

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展開ルート

  1. オフリス召喚
  2. オフリス出た時効果で手札モンスターコストでデッキからダーリング特殊
  3. ダーリング出た時効果でデッキから超越融合サーチ
  4. 超越融合効果で場のオフリス+ダーリング→アンブロメリデュス融合召喚
  5. アンブロメリデュス出た時効果でブフォリキュラorトリアンティスサーチ
  6. 超越融合墓地効果でオフリス&ダーリング蘇生
  7. アンブロメリデュス効果で場のモンスターリリースしてデッキからビブリスプ特殊
  8. ビブリスプ+植物→アロマセラフィー・ジャスミンL召喚
  9. 墓地ビブリスプ効果でブフォリキュラorトリアンティスのもう一方をサーチ
  10. スケールにブフォリキュラ&トリアンティスをセッティング
  11. ブフォリキュラP効果でスケールのブフォリキュラ+トリアンティス→覇王スターヴ融合召喚
  12. ブフォリキュラ効果でEXデッキからトリアンティス回収&トリアンティス効果で捕食カウンターをバラ撒く
  13. 墓地ビブリスプ効果で捕食カウンターがあるのでジャスミンのリンク先に自己蘇生
  14. 覇王スターヴ効果でジャスミンの効果をコピー
  15. ジャスミン効果でリンク先のビブリスプをリリースしてデッキからアロマージ・ローリエ特殊召喚
  16. ローリエ+植物→ジャスミン2体目をL召喚
  17. ローリエ効果でライフ回復
  18. ジャスミン×2とジャスミンコピーした覇王スターヴ効果でデッキから植物3体サーチ、ブフォリキュラ&ナチュル・ローズウィップ&セリオンズ・リリーボレア
  19. ジャスミン×2→リンク先(下)を空けてベンガランゼスL召喚
  20. スケールにブフォリキュラ&トリアンティスを再度セッティング
  21. 手札のローズウィップ&EXのブフォリキュラをP召喚
  22. 手札のリリーボレア効果で墓地の適当な植物を装備して特殊
  23. リリーボレア効果で装備カードを墓地に送ってセリオンズリングサーチ
  24. セリオンズリング発動&発動時キングレギュラスサーチ
  25. ブフォリキュラ+リリーボレア→アナコンダL召喚
  26. レギュラス効果で墓地のリリーボレアを装備して特殊
  27. アナコンダ効果でフューデスを墓地に送ってデスフェニを融合召喚

備考

 素引き等によって、アナコンダがマスカレとか別のリンク2になったり、サンデウキンジーを使って覇王スターヴがスタペリアとか別の融合になったりできます。どっかで見たジャスミン効果×3展開が気持ちよくてやりたかっただけのデッキです。

 展開の都合上ライフが4500スタートかつベンガランゼスのバウンスでもライフを払うので、実際に使うとライフがやばかったです。

サイバース族 完全1枚初動で4種のFWD<MD>

 サイバース族の一人回しで遊んでいて、いいかんじの展開ができたのでまとめました。ソリティア一人遊びにおすすめです。

最終盤面

初手:ファイアウォール・ディフェンサー1枚

盤面:2相互FWDのモンスターバウンス+ダークフルードのモンスター効果無効2回+シンギュラリティのバウンス+ネオテンペストの墓地落とし(→アグリゲーターのカード無効)+コンフリクトのなんでも無効+墓地ディセーブルムの魔法罠無効+プロテクトコード・トーカーのFWD達への対象耐性戦闘破壊耐性+イヴリースによるL召喚以外の特殊召喚封じ

(手札コスト1枚用意で、転生炎獣の聖域によるイヴリース自爆特攻封じ)

展開使用カード

本展開素引きNG札:ファイアウォール・ファントム,サイバース・セイジ,サイバネット・リチューアル,ドットスケーパー

採用推奨カード:メレオロジック・アグリゲーター(EX、ネオテン妨害用)

展開動画

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展開ルート

  1. ファイアウォール・ディフェンサー通常召喚
  2. ディフェンサー1体でベイルリンクスL召喚
  3. ベイルリンクスで転生炎獣の聖域サーチ&ディフェンサー効果でファントム特殊召喚
  4. ベイルリンクス+ファントムでスプラッシュ・メイジL召喚
  5. ファントム効果でサイバネット・コーデックサーチ、聖域捨て(手札コスト用意で聖域維持可能)
  6. メイジ効果ディフェンサー蘇生
  7. ディフェンサー1体でリンク・デコーダーL召喚
  8. コーデック発動
  9. メイジ+デコーダーでトランスコード・トーカーL召喚
  10. デコーダー効果自己蘇生&コーデック効果でコード・ジェネレーターサーチ
  11. トランス効果メイジ蘇生
  12. メイジ+手札のジェネレーターでプロテクトコード・トーカーL召喚
  13. ジェネレーター効果でイヴリース墓地送り&コーデック効果でマイクロ・コーダーサーチ
  14. プロテクト+デコーダーでファイアウォール・ドラゴンL召喚
  15. 墓地プロテクト効果メイジとベイルリンクス除外してFWDと相互になるように端に蘇生
  16. FWD効果自分墓地のイヴリースと適当なサイバースを手札に回収
  17. トランス+手札マイクロで中央にコードトーカー・インヴァートをL召喚
  18. FWD効果とインヴァート効果で回収したサイバース、イヴリースの順に特殊召喚&コーデック効果で斬機サーキュラーサーチ&マイクロ効果でサイバネット・コンフリクトサーチ
  19. FWD+イヴリース+サイバースでプロテクトと逆側のEXゾーン下にシンギュラリティL召喚
  20. サーキュラー効果で斬機シグマ墓地に送って特殊召喚
  21. 墓地シグマ効果で自己蘇生
  22. サーキュラー効果で斬機方程式サーチ
  23. サーキュラー+シグマでサイバース・ウィッチをリンク先(左下or下)が空くようにL召喚
  24. 方程式効果でサーキュラーをウィッチのリンク先に蘇生
  25. ウィッチ効果で墓地の方程式を除外してサイバース・セイジとサイバネット・リチューアルをサーチ
  26. ウィッチ効果で適当なサイバースを蘇生
  27. ウィッチ+インヴァート+サイバースでネオテンペストをEXゾーンにL召喚
  28. リチューアルで場のサイバースをリリースしてセイジを儀式召喚
  29. セイジ効果で墓地のトランス,FWD以外の適当なモンスターを除外してサイバース・ディセーブルムを融合召喚
  30. セイジ+ディセーブルムでリンク先(左)が空くようにGゴーレム・クリスタルハートをL召喚
  31. クリスタルハート効果でトランス蘇生
  32. ネオテンペスト効果でドットスケーパー墓地送り
  33. スケーパー効果で自己蘇生
  34. トランス+クリスタルハート+スケーパーでダークフルードをもう一方のEXゾーン下にL召喚
  35. ダークフルード効果でカウンター2つ設置+シンギュラリティ効果でFWDを中央に蘇生
  36. コンフリクトを伏せて展開終了(聖域を残せたなら発動しておく)

備考

 ネオテンペストがEXゾーンに出せたため、斬機マルチプライヤーを落として馬鹿になれる。

ツタージャでリボンコンプする!〜SV編〜<ポケモン>

ツタージャ達を愛でるためだけのサムネ写真

 

 ようやくツタージャポケットモンスターシリーズの本編に登場することになりました。USUMぶりの登場です。新しい地のツタージャとの出会いや、進化したグラフィックのツタージャジャローダの対戦環境への参入など本当に待ち望んでいました。

 ツタージャの野生出現もあり夢が広がりますが、とりあえずリボン集めの続きからやり始めました。第7世代までのリボンを収集した時のことは前回の記事にまとめてあります。

前回の記事はこちら↓

tajatajas113.hatenablog.com

以下各項目常体

グルメの証

 食事をすると一定確率でつく証。キタカミの里の屋台でひたすらりんごあめを食べた。1回500円のA連打で済ませる。つけるのは非常に楽。

ものひろいの証

 フィールド上で光るアイテムを拾わせていると一定確率でつく証。ツタージャとお散歩するだけの簡単なお仕事。フィールドを駆けるツタージャを観察する癒やしの時間。つけるのは非常に楽。

パルデアチャンプリボン

 学校最強大会で貰えるリボン。デザインが今までと異なりモンスターボールの柄でなく、羅針盤のような形状になっている。デザインの幅を広げるためなのかリーグ運営ではなく学校行事であるという設定上の違いなのかはわからない。藍の円盤のストーリークリアで相手が強化されるらしいが知ったこっちゃない。

 せっかくなのでツタージャ単騎で攻略。

  • ツタージャ@進化の輝石 天邪鬼 穏やかHD テラス:ステラ

リーフストーム/テラバースト/ギガドレイン/光合成

 進化前で耐久が低すぎるので耐久振り。HDなのは前回そう振ってたらしいのでそのまま。頑張り屋の子だが、一旦ミント(新要素())で穏やかになってもらった。ツタージャ一族は技範囲が率直に言ってカスであるため、ステラテラバーストをどの対面にも通る打点として運用することにした。天邪鬼リフストとの併用で相手を倒していく。安定性を求めて回復技の光合成を採用。残る1枠は保険として回復を兼ねるギガドレインを採用。

 挑戦4回目でクリア。なるべく体力と能力ランクは高い状態を目指しましょうという敗因。ジニアがウツボットからのウインディで晴レアドライブしてきたことは許さない。

あいぼうの証

 仲良し度を上げて歩き回ると一定確率でつくらしい証。ツタージャがいなかった8世代のうちに懐き度と仲良し度が統合されていた。入手条件はとにかく運。BP集めと並行してテラリウムドームを駆け回った。だいぶ時間がかかったが無事ついた。他の手持ちはついてツタージャにつかないことに焦りと苛立ちを感じて、それが一週回った頃合いについた。よかった。正直これが1番面倒な証だと思う。

マスターランクリボン

 ランクバトルのマスターボール級で1勝するとパーティ全員が貰えるリボン。ツタージャがランクバトルで使用できるのは、2024年1月4日より施行されるレギュレーションFから。よって、それまでは色違いのツタージャを集めることで時間を潰していた。

 とんでもないことが起こった。この個体を使ってランクバトルをすることを決意した。

ジャローダ,トドロクツキ,ハッサムアシレーヌ,赫月ガチグマ,レジエレキ

の6体で潜って、とりあえず目標のマスターボール級に到達。後は、適当な強そうな5体にツタージャを入れたパーティーで1勝することでミッションクリア。無事、リボンを獲得した。

 

補足

 サイズ証については、どう考えてもつく訳がないものとして捉えていた。確認したところ、見事な標準サイズだった。

 千載一遇リボンなどというものは、存在しないものとして扱う。

 

終わりに

 まずはツタージャと出会えたことに感謝したいと思う。ありがとうポケモン。ありがとうゲーフリ。ありがとうスカーレットバイオレット。ありがとう世界。以下省略。

 証やサイズなどの新要素により、「リボンコンプ」というワードが適切であるかが議論の対象となる昨今だが、今回は、「そのポケモンが実現可能なリボン・証の最大値」をもってして「リボンコンプ」とした。結局は自己満足の世界なので、好きに楽しむのがよい。

 これからも、このツタージャにたくさんのリボン・証がつけられることを切に願う。

 

 

ヴァリアンツ 紹介・解説<MD>

 ※筆者はMDから遊戯王を始め、MDのみを遊んでいる一般決闘者です。好きなテーマの一つであるヴァリアンツの布教のために執筆しました。

以下常体

 

ヴァリアンツとは

 ヴァリアンツとはボードゲームモチーフのペンデュラムテーマ。テーマのモンスター達がPゾーンから真正面のゾーンに前進したり、モンスターゾーンを移動することで効果を発動しながら展開・妨害を行う。また、逆に相手を真後ろの魔法罠ゾーンに押し込むギミックが存在することが特徴。和風な水属性魔法使い族の「真羅万象」陣営と、ロボットみたいな炎属性機械族の「百識公国」陣営の2種類+αが存在する。また、テーマ内のエースとして融合モンスターが存在する。

 メイン下級は無条件で、上級は同陣営のモンスターかフィールド魔法が存在する場合、自身のP効果により前進することができる。これにより、召喚権を残した状態でモンスターの展開が可能である。ただし、下級の効果で前進すると、以降EXデッキ以外からヴァリアンツモンスター以外の特殊召喚ができなくなる制限がつく。よって、Pデッキの強ムーブであるアストログラフマジシャンの手札からの特殊召喚や咎姫によるエレクトラム墓地蘇生は使用できない。一方、EXデッキからであればいいため、他PモンスターをEXデッキから特殊召喚することは可能。

 メインモンスターのPスケールは全て1であり、上スケールはテーマ融合モンスターやテーマ外のカードで補う必要がある。

 また、メインモンスターにレベル2,4,6,8が各陣営に、融合にレベル10,12が存在しているため、それら偶数ランクのX召喚が活用しやすい。

 このようなテーマの制限を踏まえて、ヴァリアンツは

を自由に用いて展開を行うデッキであるといえる。

 今回、ヴァリアンツのテーマカードに加えて話しておきたい数カードについて紹介し、最後に展開における個人的な考え方を記す。

 

テーマカード個別解説

メインモンスター

 前述の通りスケールは1であり、P効果に下級上級それぞれの前進効果を持つ。下級の前進効果による以降の制限と、下級の起動効果は特殊召喚されている場合でないと発動できない点には注意。

 個人的には、東雲>>>>>>>(超えられない壁)>>>>>ヴァイカント>マーキス>西園=南月>バロン>デューク>北条の順でアクセスしたいイメージがある。

 

東雲

 

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真羅万象陣営のレベル2

起動効果:ヴァリアンツ魔法サーチ

移動効果:ヴァリアンツモンスターサーチ

 かわいい子。

 宇宙最強カード。テーマカードを2枚サーチでき、さらにはサーチした魔法のソロアクティベートがPモンスターに変わるため、1枚でPモンスター3体分になる。Pテーマはスケール2枚とP召喚するモンスターの3枚初動と言われるほど手札の1枚の価値が高い。ヴァリアンツも例外ではないが、しかし東雲はその余りあるパワーで例外をもたらす。また、フィールド魔法にもアクセスできるため、泡影拮抗ケアが可能になる。泡影を当てるならここ。テーマカードを数多く揃えるためのカードであるため、うららは手札次第で貫通。エレクトラムからアクセスしてもその消費を補えるだけのパワーがある。盤面に残しておいて相手ターンにアルクトスの移動からサーチするのもワンチャン。

 

バロン

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百識公国陣営のレベル2

起動効果:モンスター横移動

移動効果:魔法罠のモンスター横移動

 ちょっと小柄なバスターみたいなのを備えたBのロボット。

 無条件で前進できる下級であること自体が偉い。前進に条件のある上級では最初の手数にならないので、下級という事実をありがたく思う。サーチの優先度は下がるが、適当に盤面を1つ増やすことができる。ヴァリアンツにおいては起動効果の横移動も重要であるため、それが無条件で出せるというのは本当に偉い。移動効果はおそらく使う場面がない。移動させるカードが複数枚必要かつ移動先から前進できる盤面の難易度が高すぎる。

 

西園

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真羅万象陣営のレベル4

起動効果:コイントス 表でモンスター効果無効 裏で攻撃半減

移動効果:コイントス 表で破壊 裏で手札バウンス

 兄ちゃん。

 後手捲り担当カードではあるが先攻展開でも用いる。先攻ではアルクトスと並べることで2面除去が狙える。ランク4の素材にもなり、魔法族の里用の魔法使いとしてパキケ里盤面の構築に大きく寄与する。後攻では運ゲー効果無効によりモンスターの妨害を踏み、移動時の除去により魔法罠の妨害にも触ることができる。移動させるカードで上級の南月を有効に使えるのもポイント。

 

ヴァイカント

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百識公国陣営のレベル4

起動効果:EXのヴァリアンツを魔法罠ゾーンに置く

移動効果:EXのヴァリアンツをPゾーンに置く

 警棒みたいなのを構えたVのロボット。

 展開でアクセスしたいカード第2位。東雲のサーチ先筆頭。確実にカードを増やすことができるモンスターは東雲とヴァイカントのみ。起動効果で置いたカードはフィールド魔法で前進でき、盤面を伸ばすことができる。エレクトラムの破壊コストを無料で用意するのにも利用できる。この効果でおいたカードは永続魔法であり、Pスケールにはならないのに注意。移動効果は、展開で出した融合モンスターをPゾーンに置くというテーマ内でスケールを揃えるほぼ唯一の方法。置いたモンスターが自身のP効果で前進することでも盤面を伸ばせる。展開に絡めやすいレベル4なので自然とランク4素材に使える。

 

南月

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真羅万象陣営のレベル6

起動効果:モンスターを横移動

移動効果:魔法罠ゾーンのヴァリアンツを前進

 ニンジャ。

 真羅万象陣営の上級。横移動効果により東雲のサーチ起動や西園の除去の起動を行いがちである。東雲単体初動時はソロアクティベートで真っ先に持ってくるが、それは横移動効果持ちかつ上級が故の使いづらさみたいな面がある。上級であることで融合モンスターを出せるため、触れられるなら触れたい。グランデュークのP効果で移動させてそのままグランデュークを前進させるムーブが存在するが、そもそもグランデュークが自身の効果で前進できるため、位置によってはそんなことする必要がないと思う。

 

マーキス

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百識公国陣営のレベル6

起動効果:コイントス 出た目だけ山上めくってヴァリアンツサーチ

移動効果:コイントス 2~5なら魔法罠のモンスターを前進

 砲身を備えた重装備のMのロボット。

 確実にカードを増やすことができるモンスターは東雲とヴァイカントのみだが、マーキスは運ではあるがカードを増やすことができる効果を持っている。東雲+テーマフィールド魔法orソロアクティベートの状況ならば、東雲の移動効果の起動が担保されているため、筆者は積極的にマーキスで上振れを狙いに行く。めくれる前提の立ち回りは、Pモンスターが足りなくなる場合があるので注意。加えて、めくりにいこうとして上級の前進効果の制限を忘れるなんてことがないようにしたい。移動効果はあまり使わない。南月と違ってテーマ外のモンスターも前進できるが、そもそも下級の制限により関係ない場合がほとんど。しかも運。実は南月含めレベル6のモンスターであるため、モンスター1体リリースのアドバンス召喚ができる。どういうことかというと、裏側にされてて展開に使えないモンスターや、ターンが帰ってきてのパキケファロをリリースできる。

 

北条

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真羅万象陣営のレベル8

起動効果:魔法罠ゾーンの表側カード手札バウンス

移動効果:Pゾーン含めヴァリアンツ融合

 おっさん。

 起動効果でポジションチェンジを使い回し、移動効果で幻中の融合召喚につなげるためのカード。よって、採用するならば始まりの地とポジションチェンジと幻中とのセットになりそう。起動効果は表側の魔法罠ならなんでもよいため、ユニオンキャリアーで装備したデビルフランケンを回収する極悪ムーブが存在した。相手のカードも戻せるため、相手の装備魔法や永続罠、Pスケールも剥がせる。移動効果の融合は諸々の都合により本当に幻中を出す以外の使い道が今のところ存在しない。

 

デューク

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百識公国陣営のレベル8

起動効果:セットされた魔法罠の発動封じ

移動効果:相手メインモンスターゾーンの表側モンスターのコントロール奪取&ヴァリアンツ化

 大剣を構えたDのロボット。

 後手まくり担当カード。上級故に西園より扱いが難しい。起動効果により相手の伏せを1枚踏める。バックに触る貴重な手段ではある。移動効果ではコントロール奪取が可能。奪ったモンスターはヴァリアンツになるため、上級を奪えばそのまま融合モンスターに変換することができる。西園は単体で引いても運ゲー効果無効で動けるが、上級のため、同陣営の下級やフィールド魔法が必要になる。バロンと合わせて持っていると前進から移動までできるのでベスト。一応、アルクトスで相手ターンにコントロール奪取を狙える。マスカレーナのL素材を増やしたり、西園と同時に動かして3枚除去も夢ではない。北条が動かせれば、奪ったモンスターを素材にして幻中を融合できる。尚要求値。

 

融合モンスター

 共通してP効果に前進と自陣モンスター横移動効果を持つ。メインモンスターと異なり上スケールを持つ。融合モンスターではあるが、まともに融合が必要なのは今のところ幻中のみ。

 

グランデューク

 

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百識公国陣営のレベル10 スケール10

召喚条件:EXモンスターゾーン縦列の上級ヴァリアンツをリリースして特殊召喚

出たとき相手魔法罠ゾーンのモンスター手札バウンス&バーン&打点上昇

 なんか雑に出せる融合体。移動させたり、ヴァイカントの起動効果で置いたのをフィールドで前進させるなどで条件を満たせる。雑に出して素材にしてEXに表側で加わった後にヴァイカントの移動効果でPスケールに置くことで、ようやくテーマ内だけでP召喚が可能になる。非常に回りくどいが、軌跡の魔術師ではなくアポロウーサを立ててからP召喚するために、この方法でスケールを揃えるなどという運用がたまにあった。魔法罠ゾーンに押し込んだラヴァゴーレムやクシャトリラを登場時にバウンスすることで、大きなバーンダメージと打点上昇により削りに大きく貢献できる。EXモンスターはEXデッキに帰ることで手札に戻らないため、バーンと打点上昇の処理が行われないことには注意。雑に出せるため、2体揃えてランク10を立てるルートが存在するらしい。

 

幻中

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真羅万象陣営のレベル10 スケール10

召喚条件:ヴァリアンツ3体融合

メインフェイズフリーチェーン:相手メインモンスターゾーンの効果モンスターの魔法罠ゾーンへの押し込み

破壊時Pゾーンへ移動

 かっこいい。しかし、非常に出しづらい。融合をするには必然的に北条が必要である。また、3体融合であるため消費が大きい。3枚消費で1枚除去の妨害になると考えるとその重さがよくわかる。妨害の質としては、墓地効果も許さない押し込みは質の高い除去と言える。万が一、PデッキがPゾーンの前にモンスターを出したら、それを押し込むことで相手のP召喚を封じることができる。運用に難があるのが非常に惜しい。

 

アルクトスXII

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第三勢力の天使族地属性レベル12 スケール12

召喚条件:フィールドの上級ヴァリアンツ2体リリースして特殊召喚

フリーチェーン:メインモンスターゾーンの2体の入れ替え

誰でもモンスターの移動時1枚選んで破壊

 強い。場に上級ヴァリアンツを2体揃えるだけで召喚できる。単体で見ても2枚消費で1枚除去の妨害である。こいつが優秀なのはフリーチェーンで移動ができること。これにより、相手ターンに移動効果が使えるようになり、東雲のサーチや西園の除去、北条の融合やデュークのコントロール奪取で相手ターンの妨害やアドバンテージ獲得につながるようになった。こうして最終盤面でのヴァリアンツ度が上がることになった。移動させる効果と破壊効果にワンテンポのラグがあるのが注意。また、コントロール奪取はモンスターゾーンを移動するため、相手に奪われるとそのまま破壊効果が起動されてしまう。気をつけたい。実は移動するモンスターは相手2体でもよい。対ドラゴンリンクでピスティとストライカーの位置を入れ替える嫌がらせができることを思いついたのでここに記しておく。

 

魔法

真羅万象

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フィールド魔法

発動時:百識公国の送りつけ

フィールド魔法が2枚あれば前進

 真羅万象陣営のフィールド魔法。発動時にもう一方の陣営のフィールド魔法を押しつけてヴァリアンツウォーを始める。テーマフィールド魔法は相手の場にカードを置けるため、展開途中の無限泡影や返しの拮抗勝負のケアが可能。デッキ内にもう一方が存在しない場合、発動ができない。フィールド魔法の効果はお互いが使用できる。すでに相手がフィールド魔法を置いても、それを墓地に送って上書きする。地味に神碑の泉やアンデットワールドなどを剥がすことができる。

 展開効果を持つ方。ヴァイカントの起動効果で置いたモンスターを前進させて盤面を伸ばすのが理想。被ったヴァリアンツをフィールドの前進効果で出力することで、無駄なく手数につなげることができる。ヴァリアンツ以外も前進できるため、下振れでの出力ができる。フィールド魔法だけ他Pデッキに出張することがあるらしい。

 

百識公国

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フィールド魔法

発動時:真羅万象の送りつけ

フィールド魔法が2枚あれば正面のモンスター押し込み

 百識陣営のフィールド魔法。発動時にもう一方の陣営のフィールド魔法を押しつけてヴァリアンツウォーを始める。

 除去効果を持つ方。ヴァリアンツの後手の強みの一つ。この押し込み効果によって相手モンスターの妨害を1つ踏むことができる。ヴァリアンツにおいて両端は危険地帯。押し込んだ先に魔法罠があればついでにそれも除去できる。自分で壊獣やラヴァゴーレムを好きな位置に送りつけてそのまま押し込んでもよい。相手にこの効果を利用されてしまうのは厄介なため、展開途中でなんとかしておく必要がある。遊んだおもちゃは片付けよう。自分が百識公国を発動し、相手に真羅万象を送りつけるのが理想。自分のフィールドはエレクトラムやアルクトスなどを用いて破壊することで、ケアを兼ねながらフィールドの効果を使えないようにできる。真羅万象を送りつけておくことで、自分フィールドに別のフィールド魔法を置いてもPデッキでない限り無害。もしも残ってしまった場合は、スプライトエルフの対象耐性やアルクトス即起動でモンスター除去などが求められる。

 

ソロアクティベート

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通常魔法

ヴァリアンツモンスターのPゾーンへの設置

墓地効果:フィールド魔法存在時モンスター横移動

 最強だった東雲がさらに最強になったカード。つまりは好きなヴァリアンツをデッキからリクルートできる。東雲と相互にアクセスできる点が非常に強い。フィールド魔法が必要だが、墓地効果で移動させることができる。これによりポジションチェンジが必須ではなくなり、デッキスロットに余裕が生まれた。このフィールド魔法は相手のものでもよいため、後攻では西園置いて前進から運1無効と相手フィールドただ乗り移動1除去というムーブも可能である。

 

始まりの地

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通常魔法

テーマフィールド魔法のサーチ+場のPカード破壊でポジションチェンジサーチ

墓地効果:落ちた次のターンから使用可能 EXからヴァリアンツをPゾーンに置く

 Pモンスターをコストにフィールド魔法と移動させるカードを揃えることができるカード。コストをまかなうことさえできれば、展開が非常にしやすくなるカードである。デッキ内にPモンスターを多めに採用することでコストをまかないやすくなる。一方で、素引きしたポジションチェンジがあまり強くない点や、ソロアクティベートの移動効果で移動が足りるというケースが存在する。フィールド魔法は1枚引くととても強いが、2枚以上重ねて引くとものすごく弱い場合が多く、また、東雲でサーチが可能であることから、1枚採用するかどうかである。墓地効果は次のターンのリソースとして非常に強力である。東雲を置いて展開を再開したり、融合モンスターを置いて再度出したりと様々な動きができる。

 

ポジションチェンジ

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永続魔法

モンスター横移動

 「ヴァリアンツ」テーマカードではないカード。始まりの地によるサーチが可能。継続して移動効果の起動ができる。北条とセットで採用してバウンスすることが目的になりそう。手札に戻ったものは使い回したり、相手ターンのトロイメアユニコーンのコストに充てたりすることができる。

 

マスターフェイズ

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永続罠

モンスター移動時、上級ヴァリアンツの打点1200上昇or墓地に送って相手効果モンスター押し込み

 使ったことないし今のところ使う予定もない。

 東雲のサーチが魔法のみなので、アクセス手段が乏しい。アルクトスの移動効果と併せて2面除去が想定された使い方だと思う。幻中同様、質の高い押し込み除去ではあるがなんともいえない。打点1200アップも馬鹿にはならないがそこまでできるなら感。

 ベアトリーチェ+トロイメアグリフォンで好きな罠を伏せてズァークやオシリスを出して遊んだことがあるが、それを超える面白味はなさそう。

 

テーマ外重要カード

エレクトラ

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P2体リンク

出たときEXにPモンスターを置く

起動効果:表側カード破壊でEXのP回収

Pゾーンから離れると1ドロー

 Pデッキ最強カード。使いたいテーマ外Pモンスターや東雲などの足りないパーツをかき集めるためのカード。前進効果ではドロー効果は起動しない。起動効果のコストをPゾーンにすると1ドローできる。Pゾーンに置いたカードをそのまま回収することで1ドローだけしたり、フィールド魔法をコストにして確実にPモンスターを手札に揃えたり、素引きしたテーマ外Pモンスターを割ってEXに送ってついでに1ドローしたり、エレクトラムがいる状態で始まりの地を使って1ドローを狙ったりと色々利用できる。個人的にはフィールドコストにして確実にPモンスターを手札に抱えたい。色々利用できるものの、アストログラフマジシャンが使えないため、ヴァリアンツにおけるエレクトラムは宇宙ではなく+1くらいのイメージ。それでも十分強い。EX経由なため、うららをケアして上スケールを回収することもできる。

 

軌跡の魔術師

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P含む効果モンスター2体リンク

EXモンスターゾーンに出たときライフ1200コストでPモンスターサーチ&P召喚までモンスター効果P効果制限

リンク先異なるレベル2体がP召喚で2枚破壊

 ヴァリアンツ超重要カード。基本的にこのカードで上スケールをサーチしてP召喚を行う。東雲とエレクトラムで必要カードを集めた後に行うイメージ。サーチが名称ターン1じゃないため、うららを受けても、もう一度出すことで貫通できる。サーチ後効果制限がかかるので、すぐにP召喚するものと思ったらよい。P召喚による2枚破壊は盤面の処理に大きく寄与する。この効果を発動させるのが後攻展開の指針としてもよいと思う。Pデッキにおいては、エレクトラムより先に軌跡からP召喚をして展開を始めるという選択肢があると頭の片隅にでも入れておくと何かの役に立つかもしれない。例えば、先に軌跡で泡影やうららなどの誘発を受けてからエレクトラムや東雲で展開を再開するなど。

 

上スケール

 メインヴァリアンツのレベルは8まで存在する。一方で、レベル8の北条とデュークは運用が難しいため、構築によってはそれら2種をP召喚しない前提で考えてもよい。従って、上スケールとして運用可能なスケールは7以上である。このような条件のカードなど無限に存在する。

 

EM稀代の決闘者

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スケール8

P効果:ダメステ開始時デッキの魔法除外で戦闘破壊耐性&戦闘ダメージ半減&手札に戻る

 上スケール筆頭候補。P効果で戦闘破壊耐性を与えられる。パキケファロに添えるのが注目されるが、別にアポロウーサやマスカレーナに添えても強い。

 

ケンドウ魂 KAI-DEN

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スケール9

P召喚時Pゾーンから手札に戻る

 縛りの無いスケール9以上のPモンスター。同条件に該当するカードは同系列に2種存在する。北条などを採用し、レベル8をP召喚する可能性がある場合は採用される。要するにカジュアル向け。地味にPゾーンが空くため、ヴァリアンツの展開を阻害することがない。手札に抱えたままにしておくことで、次ターンのPスケールの確保もしやすい。

 

超重神童ワカ-U4

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スケール8

チューナー

P効果:もう一方のPゾーンにデッキから超重武者Pを置いて特殊召喚

 ヴァリアンツにおいて、P効果で設置するのは、縛りのないスケール8のサン-5が基本。スケールが変わるデメリット効果は軌跡で無効にできるためあまり気にならない。

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ヴァリアンツにおけるワカU4は宇宙を創造できるカードではない。役割としては、

  • 自力で特殊召喚できる手数
  • 上スケールの用意(自身&サン5)
  • レベル4チューナー

の3点が主。めちゃくちゃ強いカーテンライザーくらいの立ち位置。特に意識しなくてもチューナーが用意できるため、シンクロ召喚を戦術に取り入れやすくなった。レベル6ヴァリアンツとでバロネスを作れるようになったのがわかりやすい。以上のことにより、展開の安定性を増加させ、妥協盤面の水準を引き上げるカードだといえる。

 

展開指針

 以下はヴァリアンツを手癖で回している人間の個人的な考え。

 最終盤面に必要なパーツを逆算して揃えることが重要である。L召喚するだけなら頭数を揃えるだけでよいが、X召喚するならば該当するレベルのヴァリアンツを意識的に触れることを心がける。テーマ融合モンスターを出すならば上級にアクセスすることを意識する。

 他のカードに触れたり展開を伸ばしやすいカードは以下。

  • 東雲(テーマ魔法サーチ、テーマモンスターサーチ)
  • ヴァイカント(EXから盤面供給(テーマフィールド魔法下)、EXからPゾーン設置)
  • マーキス(ランダムテーマサーチ)
  • ソロアクティベート(テーマモンスター設置)
  • エレクトラム(実質Pモンスターサーチ、1ドロー)
  • 軌跡の魔術師(Pモンスターサーチ)

以上のカードで必要なパーツをかき集めることで展開していく。

 ヴァリアンツの展開が複雑だとされる要因にカードの位置が重要になるという点が上げられる。こちらも、最終盤面において誰をどこに置くかをあらかじめ意識しておくとよい。ヴァリアンツにおいて位置を参照する要素は

  1. 前進
  2. 横移動
  3. グランデュークの特殊召喚
  4. リンク先

の4種類が存在する。

 1つめの要素は単純で、Pゾーンの正面を空けていつでも前進できるように意識すればよい。上級モンスターは、P召喚前の出せる内に出してP召喚で供給する立ち回りをすれば下級を残して展開する必要が減る。相手フィールドに置いてあるテーマフィールド魔法が何であるかを覚えておけば間違えにくい。

 2も、移動させたいのならその隣のゾーンが空くように意識すればよい。と言っても、展開で使いたい移動効果の東雲は最序盤で、ヴァイカントはスケールを揃えるために使うことが多いため、意識せずとも空いている場合も多い。後手で妨害を踏むための西園やデュークも同様であるため、困りやすいのは幻中を出すための北条になるであろう。北条を展開の最後に相手フィールドの真羅万象を参照して前進し、スケールのグランデュークやポジションチェンジで移動させ、Pスケールを使って融合するという流れで幻中を出すというのがわかりやすいか。

 3のグランデュークは、ヴァイカントで置いてフィールドで前進する場合とP召喚時に、上級をEXモンスターゾーンと同じ縦列に置くこと程度を意識すればよい。

 4のリンク先については、P召喚前の盤面には軌跡の魔術師が存在することが基本であるため、そのリンク先である、中央と左右どちらかのモンスターゾーンを空けて展開する癖をつけるとよい。また、前進することがないテーマ外の上スケールは、リンク先の下のPゾーンに置くと間違いが少ない。

 P召喚前までにはある程度誰が何の素材になってこの場所に置くという最終盤面の見立てがある程度できるため、各種素材にして目的のスペースを空けるように意識すればよい。正直、最終盤面にヴァリアンツモンスターを構えるほど展開がややこしくなるものと考えた方がよい。ランクで里パキケするよりカジュアルで幻中を出す方がややこしい。

 後攻は手数。フィールドや西園、デューク、手札次第ではエレクトラムで妨害を使わせ、東雲でリソース回復からの軌跡で盤面処理、そのままL召喚中心にキルを狙うパターンが多い。5300アクセス+3000アルクトス=8300を一つの目安として使っている。雑にP召喚で並べただけで打点が足りるケースもある。フィールド魔法と合わせてグランデュークがライフカットに大きく貢献できる。余っている召喚権で妨害を踏めるモンスターを採用する構築もある。最強カードである東雲にアクセスするためにスモールワールドを採用して、ついでにそれら返し札にアクセスすることもできる。百識公国ヴァリアンツとうらら、ラヴァゴーレムはそれぞれ炎属性でつながりやすい。

 

まとめ

 ヴァリアンツはその独特な展開方法、東雲からの爆発力、構築自由度の高さが特徴のPテーマである。他Pテーマと異なり、東雲1枚展開の存在やPスケールの偏りによるPスケール事故と無縁であることから、比較的安定した展開も可能で使いやすい。ランクで制圧しても、カジュアルで変な展開・妨害をしたり変な最終盤面を目指してもよい。使っていて面白く楽しいテーマであるためぜひ遊んでほしい。

 

おまけ

最強盤面展開例

初期盤面:レベル6ヴァリアンツ+Pモンスター+ヴァリアンツフィールド(効果未使用)+手札ヴァイカント+手札西園+手札コスト+召喚権

※要求が多く見えるが、東雲とソロアクティベート、運がよければマーキスのめくりでも用意できる(例:東雲+ソロアクティベートorテーマフィールド魔法+テーマレベル6orレベル4 1体+手札コスト)。画像では西園の代わりに稀代を引いており、軌跡のサーチと入れ替わっている。

 

 場のP2体でエレクトラムL召喚

→効果でEXに竜剣士マジェスティPを送る

→ヴァイカントPスケール設置から前進

→ヴァイカント起動効果レベル6ヴァリアンツをEXモンスターゾーンと同列に置く

→置いたヴァリアンツをフィールドで前進

→リリースしてグランデュークを中央以外に特殊

エレクトラムフィールドコストでレベル6ヴァリアンツ回収

→ヴァイカントとエレクトラムでリンク先にグランデュークを避けて軌跡の魔術師をL召喚

→効果で稀代の決闘者サーチ

→軌跡側のPゾーンに稀代、反対側に西園をPスケールに設置

→EXからヴァイカントとマジェスティP、手札から回収したレベル6をP召喚

→P召喚時マジェスティPの効果で魔法族の里サーチ&手札コスト

→場のレベル6ヴァリアンツとグランデュークをリリースしてアルクトスをEXモンスターゾーンと同列に特殊

(→アルクトスでヴァイカントとマジェスティPを入れ替えてヴァイカント移動効果でスケールに東雲を設置)

→ヴァイカントとマジェスティPでX召喚ランク4御影志士

→御影志士効果フォッシルダイナパキケファロサーチ

→軌跡と御影志士で西園側にスプライトエルフをL召喚

→西園前進

→中央エルフリンク先にパキケファロ通常召喚

→魔法族の里発動

 

最終盤面:パキケファロによる特殊召喚封じ+魔法族の里による魔法封じ+アルクトスのフリチェ移動→西園とアルクトスによる2面除去+エルフによるパキケファロと西園への対象耐性+稀代P効果による戦闘破壊耐性1回+フィールド魔法押しつけによる泡影拮抗ケア(+パキケ破壊後の後続としてスケールに東雲)

 

星4を使おう星4紹介記事<きららファンタジア>

 極や週末クエストで、マンネリを防ぐために楽しいので、できる限り星4を使って攻略しようと心がけているんですが、「星4、実は星5より使いやすくね?」ってたまに思うことがあったので、星4の話をしたいなと思いました。

 性能が面白い数キャラ並べました。画像や能力詳細は面倒なのでないです。各自調べてください。

以下常体

 

椿【メイド】

 next大ととっておきのMATバフで、星4屈指の火力を持つらしい。宗教上の理由で、星4土魔法使いは長谷川ふみを使っているので、使用経験はありません(なんで紹介したん?)。

 星4土魔法使いnext大持ち多くて激戦区過ぎ問題。多分、星5土魔法使いは、一番持っていなくてもなんとかなる。しらんけど。

 

はなこ【クリスマス】

 物魔両バフに状態異常回復に一応の回復スキカに、僧侶全部のせみたいな子。汎用性の塊。達人の杖と合わせて、雑に使えるバフ要因になるのでとても使いやすい。配布なので、とりあえず育てておいて損はない。バフは小アップで各中バフに劣るため、他が育っているなら、状態異常回復目的の運用がよい。

 

鶴瀬まつり

 ナイトでMDFデバフが入れられるので、枠の圧縮が可能。全体バリアも張れる。なにこれ??ヘイトアップはないので、スターシールドを持たせたりしましょう。

 自分が星4で遊ぶとき、アタッカー1+他バフデバフで単発(2連)とっておきのような感じで編成しがち(それ以上は考えるのが面倒になる)なので、受け駒に入れたナイトがそっちに参加できるのが個人的に高評価。

 

山崎珠姫

 ナイトで魔のnextバフが入れられるので以下。先に出した子と違い、他は特にないが、使いやすいだろうなとは感じる。まだ育ってないから実戦投入したことないんですけど!!スキルレベルの関係上、上級者のオーブより倍率は低いが、その分、マスタークリスタルを持たせたりできそう。

 

怖浦【ハロウィン】

 アルケミストでMATバフが以下。ただ、明確に役割の異なるナイトと違って、バフ・デバフをするサポーターという面では圧縮感はないかもしれない。ただ、配布でもあり、使いやすい。弱気付与についてはわからない。

 

前原仁菜

 他の子とは違い、DEFデバフに攻撃がない。つまり、硬直が短い。硬直が短い方が使いやすい。したがって、他の星4DEFデバフアルケミストより一つ抜けているといえる。使ってみると立ち回りのしやすさを実感するはず。配布。

 

 千石冠・光凪由衣

 4章アルシーヴと遊ぶ用。両者ともに、眠り付与とチャージダウン持ち。攻略というより本当に遊ぶ用。みんなも4章シーヴと戯れよう!!はらぺこ眠りなら簡単だぞ!低スタミナで長く遊べるぞ!

 後者については、DEFダウンもあるので通常攻略にも使える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蛇足

 星4全般についていえることだが、基本的にバフはバフ単体であるため、硬直が短い。例えば、星5ゆののお絵かき講座は、回復スキルでもあるため、硬直が長く、すぐに他のキャラに交代などが難しいため、タイムライン管理において注意が必要になる。一方、星4の面々は、効果こそそれより小さいが、硬直が小さいため、自バフ・武器バフ・交代と何も考えずすぐにできたりする。戦士、魔法使いも同様で、星5では、攻撃スキルにバフがついているようなものもあるが、星4では、自バフ、武器バフとすぐにとっておきにつなげられることが多い。基本的に星4は癖がなく、使いやすい……と個人的に思っている。

 攻略に関しては、基本的に、中バフデバフ持ちと武器を適当に育てておけばある程度なんとかなる感。アタッカーだけサポートを借りればよかったりするし、そぉいとか血だまりみたいな壊れを使っているだけじゃ絶対飽きるし、そこからユーザーアンケートで簡単だったとか言うと新規に厳しくなる可能性がなきにしもあらず(杞憂)なのでせっかくたくさんキャラがいるので、なるべく色んなキャラを使いましょう。

 きらファン君は常設で超高難易度とか置いて頂戴。アビリティツリーで強くなったキャラを使う場所がないでしょ。逆に、極とかはそんなに難しくしなくていいよ。今、新規層がどんだけいるかは知らんけど。

 

 

 

 後、そこそこやったきらファンプレイヤー は、みんな一度は4章アルシーヴと戯れましょう。腹ペコ眠りで時間かければ確実に倒せたり、一定キャラが育っていたら速攻も可能なので。私はハードの速攻ができていないので、そのうちまた挑戦したいと思います。

あしあとリボンについてのメモ

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 あしあとリボンの仕様について勘違いしていたのでその再確認と経緯を残しておきます。

 詳しい仕様はポケモンwiki様で確認しましょう。

wiki.xn--rckteqa2e.com

以下常体

リボン説明

 第4世代(DPt)で登場したリボン。第6世代で再登場し、その際、入手条件が大きく変更されている。第4世代ではなつき度最大、第6世代ではそのポケモンの入手時点からレベルを30以上あげることが条件となる。ここで、ポケモンの入手時点とあるが、その地点は第5世代以降となる。つまりレベル71以上のポケモンを第4世代から連れてきた場合、第6世代においてあしあとリボンを入手する条件を満たすことができない。また、第5世代以降にレベル71以上で出現・入手するポケモンも同様に条件を満たせない。

 こうした仕様により、リボンを集める際、第4世代で獲得できるポケモンはそこで獲得しておくのが望ましいとされている。

経緯

 ツタージャが好きなので、色違いツタージャでのリボンコンプを目指そうとしていた。ツタージャは第5世代で登場したポケモンであるが、第5世代において入手できるリボンはないため、第6世代で入手した個体でもリボンのコンプは可能である。色違いの確率的にも第6世代で入手するのがよいが、ロマンの一点で第5世代で入手することにした。

 ちょうどあいているブラック2のROMがあったこともあり、時間効率を考えて、最初の3匹で色違いのツタージャを粘ることにした。リセットを繰り返すことにより無事入手。入手の嬉しさついでにストーリーで遊ぶことにした。


f:id:tajatajas113:20210913112333j:plainf:id:tajatajas113:20210913111142j:plainf:id:tajatajas113:20210913111347j:plain

 ツタージャ単騎での殿堂入りをし、ストーリーを終えたところでツタージャのレベルは74。ついでに強化後とも戯れて92に。アルティメットアイリスとの戦闘はまだであったが、落ち着いてきたので本筋に戻ってリボンの一覧を確認することに。

 その中にあしあとリボンが存在していた。あしあとリボンの第6世代での入手条件は30レベル上げること。そして現在のレベルは92。

 

 詰んだ詰んでない

 

 

 

 

 

 

 

f:id:tajatajas113:20210913112648j:plain 二体目を出した。一体目は第5世代で愛でる用になった。

 決して同じ轍は踏まないとすぐに第6世代へ送った。

 第6世代で30以上レベルを上げてあしあとリボンを貰いに行った。一体目では入手ができなくなってしまった(できる)リボンをようやく受け取ることができる。そう思いながらあしあとリボンをくれる人に話しかけていく。

 

 「レベル5から」

 

 そんな文言がちらりと目に映った。おかしい(おかしくない)。ツタージャを貰った直後のライバルとの戦闘でレベルが上がったため、レベル6の状態で第6世代へやってきた。

 ポケモンwikiのあしあとリボンのページを確認した。

 

 全てを理解した。

 

 二体目を粘る必要はなかった。勘違いにより詰んだと認識したことによる悲しみ、それから取り憑かれたようにリセットを繰り返した時間。それらは必要なかった。

 笑うことしかできなかった。

 

 

 

 

 

 ただ、バトルハウス用のポケモンを持っていなかったため、リセットと同時進行で、バトルハウス用の個体の用意とバトルシャトレーヌ手前の49連勝までを準備することができた。リボンをすぐにでも集められるような状態で二体目の色違いツタージャが入手できた。タイミング的にはベストだった。決して無駄じゃなかった。何より色違いのツタージャが増えるのは嬉しい。

 結果的にはよかったという強がりをしつつ、調査の重要性を教訓として、リボン集めを無事終えた。