人が「死ぬ」って、難しい・・・?

 変な見出しをつけたな、とお思いかもしれませんが、何だか難しい、というか、複雑というか・・・なんて言ったらいいんだろうなぁ。例えば「脳死」を「人の死」と捉えるかどうか、とか「終末期医療」をどこまで施すか、とか、宗教によって「死後の世界」の考え方が違ったり、とか・・・あんまり難しい、複雑な話もしたくないけど、ちょっと考えるだけでもこれだけあげられるし、死んだ人本人(?)にとってはそれまでなんだけど(いや、それこそ「死後の世界」があるのなら、それまでじゃ済まないのか)、残された人達にとっては葬儀や法事、人によっては遺産相続なんて話も出てくるだろうし・・・でも、人が「死ぬこと」について普段こんなに真面目に考えることもないし、ハッキリ言えば考えたくもないけど、でもやっぱり色々な意味で避けられないことだし、考えなきゃならないことなんだろうけど・・・やっぱり何だか、取りとめのつかないままに書き綴ってまとまらない。それほど難しいことなんだろうな・・・と思うわけです。何だか本当にまとまらない乱文・長文になってしまい、申し訳ありませんでした。

避けて通れないこと・・・その最期を看取ること・・・

 この仕事をしていると絶対に避けられないのが、入所者さんがお亡くなりになる、ということ。それも、この1ヶ月半くらいで3人の方が亡くなっています。しかもそのうち2人は、変な言い方だけど、わりと急に亡くなってしまった。私はその場面には直接携わってないけど、なくなったという話を聞いて、いつもビックリするやら悲しいやら、複雑な心境になります。うちの母方の祖母もずっとこの老人ホームにお世話になっていて、その時は仕事休みかなんかで私は家にいて、お母さんが最期を看取ったんだけど、その時もまず、看護師と介護員がこうやって湯灌してくれたんだろうな。その後の葬儀業者が葬儀の場所まで連れてきたところからしか見てないけど、業者さんも慣れた感じで、でもとても丁寧にその後の処置をしてくれたのを覚えています。
 今回の湯灌の指導にあたった看護師の方も「最後にその人らしく帰っていただくために、綺麗にしてあげてください」とおっしゃってた。何だか胸にズンとくる。で、話は続く。「でもその前に、日頃から、(整髪や爪切りなど)身なりを整えてあげたり、楽な姿勢で食事介助や寝かせてあげたり、気をつけてくださいね」と。う〜ん、わかってはいるんだけど、仕事忙しくてなかなか気が回らない、というのも言い訳にもならないんだろうけど、普段からちゃんとしてあげなきゃいけないなぁ・・・と反省・自戒。そして、本当に最後を看取ったときに、慌てずに、手順を踏んでっていうのもおかしいかもしれないけど、きれいな姿でお帰りいただけるように・・・。今回はほんとうに勉強になったと思います。

職場の研修会、そのテーマは・・・

 さて、今日は仕事は休みでしたが、職場の老人ホームの研修会ということで、夜に行ってきました。1時間ほどで終わりましたが、そのテーマは「見取り介護」そのなかでも今回は、まさに入所者さんがなくなった瞬間の「湯灌(ゆかん)」について実習を行いました。
 難しい言葉ですが「湯灌」をウィキペディアで調べてみると「葬儀に際し遺体を入浴させ、洗浄すること。簡易には遺体を清拭することで済ませる場合もある。故人が男性の場合はその際に髭を剃られ、女性の場合は死に化粧が施される。」つまり、亡くなったご遺体を綺麗に拭いて、着替えを行い、なるべくきれいな姿でご自宅に戻っていただく、という作業。ご自宅で亡くなられた場合などは葬儀業者が行うでしょうが、老人ホームではまずこの湯灌を看護師が中心となり、介護員も手伝って行います。
 今回は、ベッドにひとり寝てもらい、その両脇から二人の介護員が、消毒液で体を拭く(実習なのでマネをする)・T字帯を着ける・(本来はここで鼻や口などに綿を詰める)・和装寝間着に着替えさせる、といった作業を実際に行いました。他にも、酸素ボンベの使い方や、ノドなどでゴロゴロ言っている痰を取る「サクション」という機械の使用法を学びました。

 こんばんはーっ!約2ヶ月ぶりで、しかも2月末日(^◇^;) でも、ずっと言っているとおり、私のブログはあくまでも、ツイッターの文字数じゃ足りないような長い「ブツブツ」に使うためなので、更新は超不定期、というよりこれくらい間隔が開いても(自分の中では)問題ありません(-_-;)

ドキュメント!雪がやむまで家に帰れません!

 こんばんはーっ!本当に今シーズンは雪にヤラれっぱなしの北海道羽幌町から、たかどんです。さっきツイッターにも書きましたけど、今日の夜6時前、JNN(東京だとTBS)「Nスタ」で羽幌の映像流れてたの、見た人います?放映時間は1分ほどでしたが、リポーターの腰まで埋まるほどの雪をご覧頂いた方は、その凄まじさに驚かれたかと思います。まさにその羽幌町に暮らす私、この2日間を書き綴りたいと思います。

昨日・1月6日のお昼・・・

 一昨日までは曇っていても穏やかな天気が続いていた羽幌、昨日になってからその雲行きが怪しくなりました。午前中は強風だけだったのが、だんだん雪が降り出し、仕事に出かけようと外に出た正午過ぎには既に猛吹雪に近い状態。車で走りだすと、町内の建物の多い国道なのに、吹雪と両脇の雪山で視界は真っ白けでほとんど何も見えない。吹きだまりも多くできており、小型の軽自動車は乗り越えていくだけでもやっと。注意深く走っていたつもりが・・・ザクッ!!っと大きな吹きだまりにはまってしまい、バックで抜けようものにも車の腹に雪がつかえて出られない。時間は12時半過ぎ、仕事は1時から。小さいスコップは積んでいたので雪をかきながら焦っていると、前の方から車が、中から男性と女性が出てきたので「押してください」と頼み、やって見るが出られない。すると偶然その地域を配達していたクロネコヤマトの宅急便のトラックが止まり、女性の運転手がワイヤーを持ってきてくれたのだが、こっちの車に引っ掛けるところがない。で、結局3人に押してもらい何とか脱出。時間もなかったので、ひたすら頭を下げてお礼を言い、老人ホームへ急ぐ。なんとか遅刻せずに仕事開始。既にクタクタ。

1月6日の夜・・・

 昨日は午後1時〜10時までの勤務。外は依然やむことなく、どころか、ますます猛吹雪はひどくなるばかり。外を見ながら、帰れないんじゃないかなんて言ってたのが現実に・・・。その前の7時までで勤務が終わったある男性介護員さんが駐車場まで車を見に行ったと思ったら戻ってきて「おう、俺今日泊まるしかないわ」(なんですと?!)ちょっと極端な表現ですが、その段階ですでに駐車場は雪に埋もれ、出られない状態だったそうで。さらに国道と、もう1本の主要な道路くらいは除雪されてても、他の道までは除雪もままならず、帰ることが出来ない状態。そこに追い打ちをかけるようにお母さんからメールが。そのタイトルが「家のまえ五十センチ」(はぁ?!)内容は、車庫の前の雪が取れないので、歩いて帰ってくるか、泊めてもらえないか?というもの。1月生まれで33シーズン冬を経験する中でも、こんな猛吹雪は初めてじゃないかというくらい。それこそ極端ですが、歩いて帰ってもご町内で遭難するんじゃないかっていうくらい。考えた結果、夜勤以外では初めて老人ホームに泊まることに。10時までは通常通り勤務をこなし、静養室という部屋のベッドに枕と布団を貸してもらって、11時すぎに就寝。明日何時頃起きたらいいんだろう・・・。

今日・1月7日の朝・・・

 明けて今日。目が覚めたのは朝6時半くらい。ちょうど入所者の起床時間で、部屋の外では入所者を起こして食事の支度をする介護員の声。朝6時半から勤務の人は、除雪されていないから歩いてきたとおっしゃってた。私は一応10時からの勤務だったので、もう少し寝ててもよかったのかもしれないけど、静養室に居っぱなしなのも落ち着かないので、起きて休憩室に移動。朝食は昨日の介護員さんにもらったマフィンと自販機で買ったコーラでおしまい・・・と思ったら、同じく一晩泊まっていた栄養士さんがお粥を持ってきてくれました。あ、そうか、今日は「七草」入所者さんたちの朝食で七草粥が出ていたのでした。本当はお粥は苦手なんだけど、食べないよりはいいのでいただいていると、隣町に住む介護員から「道路が通行止めで老人ホームに行けない」と連絡が。あとで聞いた話を総合すると、その段階で町内の国道2か所が通行止めになり、羽幌町は孤立状態になっていたらしい。で、その介護員さんは道路の状況を聞きながら何度か電話してきたのだが勤務時間にはまず間に合わない。ということで、急遽泊まっていた私が予定より2時間早く勤務開始することに。結局その介護員さんは今日来ることは出来なかった。

今日の午後、そして帰りは・・・

 午前中は一度晴れ間が見えるくらい天候も回復し、除雪が進めば今日は帰れそうな雰囲気になっていたのだが、午後からはまた吹雪模様に。昨日ほどじゃないにしても、またもや・・・とちょっと不安に。だいぶ町内の除雪も進んだようで、駐車場にも除雪が入り、車の周りも丁寧に雪は取り払われたそうだが、吹雪はやまない。勤務終了時間も2時間早まることになったため、午後5時に帰れることになっていたのだが、そのちょっと前に家から老人ホームに電話が。それを伝えてくれた事務員さんによると「車庫の前の雪が多すぎて取れないので、車を置く場所がないから歩いて帰っておいで」と。今度は声を出して「えーっ?」って事務員さんに言ってもしょうがないのに。すぐに携帯電話で家に連絡を取ると「家の前の方は雪取ったんだけど、腰が痛くなってきたし、車庫前1メートルくらい積もってるから車を置く場所がない」と。団地の周りもせっかく排雪が進んでいたのに、雪が積もってしまい、除雪車が入っても車1台通るのがやっとだとのこと。「ハァ、仕方がないね、歩いて帰るわ。」と言ってはみたものの、この前の雪の時のような、いわゆる「重装備」をしていない。歩けば30分以上ある道、吹雪にさらされながら帰るのか・・・と思っていたら、ある事務員さんが「俺も帰るから車に乗っていかないかい?」二つ返事どころか食い気味に「はい、お願いします!!」まさに「地獄に仏」でした。駐車場は確かに綺麗になっていて、車に乗せてもらい出発すると、吹雪や地吹雪でやはり前が見にくい。この中を歩いて帰りそうな状態だったのかと思うとゾッとする。そしてうちの車庫の前はシャッターが半分雪で埋れている。家の前まで送っていただき、きちっとお礼を言って、28時間ぶりの「ただいまーっ!」とあいなりました。
 以上。まずは乱文・長文で失礼しています。これでどれくらいの状況だったか、なかなか伝わらないかもしれないけど、今までの冬の中でも史上最強な感じがする今回の荒れ模様。ちなみに今日一日気温は-7℃を上回ることはなく現在-9.3℃、風はほぼ一日中風速10m/s前後、降水量換算で昨日一日で32mm、積雪はアメダスの観測場所で104cm、もちろん場所によってはもっと積もっているはず。明日は雪は朝方まででピークは過ぎているみたいなのですが、車がないので歩いて老人ホームへ行かないと。午前10時〜午後7時までなので、重装備で朝は早めにでないといけないし、帰りも心配だなぁ。まだまだこの荒れ模様は続きそう。もう、本当に、マジで、雪降るな〜〜!!

明けましておめでとうございます!!

 た:明けましておめでとうございます!!たかどんです!
 龍:明けましておめでとうございにゃーす!!化け猫アイコンの龍之介だにゃっ。
 た:昨年はツイッターのつぶやきや、突然始めたこのブログにもお付き合いいただき、ありがとうございました!m(_ _)m
 龍:ほんとに突然だったのにゃΣ(ΦA Φ;)
 た:また「行き当たりばったり」って言いたいんだろ。「B型のチャレンジ精神」と言ってくれ(* ^ー゚)ノ
 龍:モノも言いようだにゃ(´ΦωΦ`)
 た:まあ、真面目に挨拶もしないとな。年末ツイッターにも書きましたが、1万5千ツイートも突破し、皆さんとは本当に「ゆる〜く」繋がって、色々とお世話になりました。本当に楽しかったし感謝しています、ありがとうございました!また今年もツイッターツイッターらしく、感じたことを感じたままにつぶやき、それでは足りなくなりそうならこのブログを使うくらいの気持ちで、これまた軽く考えておかないと、絶対破綻するので(×_×)そんなふうに行きたいと思います。
 龍:で、オチは?(ΦoΦ;)
 た:・・・真面目にって言っただろ(-_-#)
・・・とまあ、こんな凸凹コンビでございますが、昨年の龍之介(アイコン・botともに)の功績も大きいし、今年もこんな感じで行きたいと思いますので、改めて、よろしくお願いします!!

仕事始め・・・というか、仕事の続き・・・というか

 さて、介護に休みはないわけで、老人ホームは365日運営中。今年のシフト勤務は12月29日から1月2日の早番+夜勤まで、年末年始も(個人的)営業中(・_・; 本日午前8時からの「仕事始め」となりました。いつもと変わらない時間に起きて、支度して、車で老人ホームへ。
 もちろん挨拶は「明けましておめでとうございます!!今年もよろしくお願いします!!」昨日も一緒に仕事してた人たちなのにね、とちょっと苦笑しながら、仕事開始。元日から日直という、昼間の仕事の責任者のような役目で、前の日の引き継ぎから通常の仕事から、明日短期入所される方の部屋の準備やら、色々大変。
 入所者さんの昼食はもちろん「お雑煮」。各人の咀嚼・飲み込みの状態によって、本物のモチが入る人と、白玉団子をモチの代わりに入れる人と、申し訳ないけど汁だけの人と、3パターンを厨房で用意してくれていて、お膳に乗っています。それでも喉に詰まった場合を想定して、モチを吸い出す機械を用意して、皆さんに食べていただいたのですが、無事何事もなく一安心。
 結局その他も無事に仕事を終わり、昼から夜間の仕事の人に申し送り、本日は終了。ほんっっっっっっとに、何事もなく仕事が終わると、建物をでた瞬間にホッとします。ましてや1月1日から日直でしたからね、なおさらでした。
 で、先にも書いたとおり、明日は今年初の「早くてお風呂(係)で夜勤の日」。だいたい朝4時半か少なくとも5時には起きて、朝6時半から午後3時半まで仕事して、その間の午前中に「お風呂係」があって、一度帰ってくるけど、また夜10時から翌朝8時まで夜勤。明けて3日からようやく「正月休み」。休みの前は大体この早番+夜勤に当たるのですが、毎回これがけっこうしんどい。けど、終われば休みだし・・・と悩ましいところでもあったり。
 11月に新しい施設に引っ越して、最初の年越しも無事に終わり、またいつも通り仕事も頑張って行きたいと思います!

ママさんダンプ!

 こんにちはーっ!写真のアップロードに手こずったのと、寝落ちしてました(=o=) たかどんです。いやー、それほど今日は雪かきで疲れた(; ̄ー ̄A
 タイトルは「ママさんダンプ」コレを知っている人は、雪国に住んでいる(住んでいた)人。説明するのがけっこう難しいので、写真に撮ってきました。「ママさんダンプ」とは・・・これだ!1・2・3⇒

 雪国の雪かきの必需品、ママさんダンプ。コレを積もっている雪に突っ込んで、足でグイグイと押して、入った雪を雪捨場まで持って行きます。コレがあるとないとじゃ効率が10倍くらいは違うんじゃないだろうか。

 色は赤いのが主流ですが、うちのは黄色いし、バリエーションは多彩。隣の家のはもっと深くて容量があります。今日は昼から、このママさんダンプが大活躍。
 ところで、ツイッターにこの写真を載せたの、見てもらえました?

 昼食を買いに外に出たら、隣の隣が大惨事だったんです。ここ数日屋根に積もっていた雪が一気に落ちたのか、家の前にどっさりと・・・家の主は知っている人で、雪が落ちる前に用事で外に出ていたのですが、入ることが出来ない。うちに荷物を預け、最初はうちの道具で雪かき開始(その人の道具も埋まっていた)。
 私はまずは家の前の、それも屋根から落ちていた雪でけっこう重たいのを何とかかいて、その家の雪かきのお手伝い。途中から、隣の家のおじさんとおばさん、うちのお母さんも手伝って、総勢5人がかりで約1時間くらいもやっていたでしょうか。その結果が・・・これだ!1・2・3⇒

 ようやく扉の前の雪をよけた感じ。でも・・・

 まだまだガッツリ残ってます。また徐々に雪かきすることになるでしょう。
 次の写真はうちの裏の畑の跡。冬はうちの団地の雪捨場になります。



 一面真っ白け。誰かが道をつけて、踏み固めながら雪を捨てていきます。ちょっと上り坂なので、勢いをつけないと登れないし、勢いをつけようとすると滑る。雪は重たいし、本当に全身運動です。
 ふと振り返ると・・・

 うちの裏、屋根にノッツリと雪が。下の方は手つかずの積もった雪。これで、ここ数日の雪の量が分かってもらえるかな。そして、うちの車庫の前も雪かき。

 これまた人の腰のあたりまで積もっていた雪をお母さんと2人でかいていきました。もうヘトヘト、でもしっかり着込んでこれだけ運動するので汗かいてベトベト、雪かきが終わると一気に冷えてしまうので、すぐに家に入って着替えました。

 今日は除雪車がこちらまで回ってくるのが遅い。道は車1台通るのがやっと、他の家の皆さんもせっせと雪かき中。12月にこんなに大変な雪かきしたことあっただろうか。で、雪かき中の親子の会話。
 私:「今年の漢字は『暑』だったのに、こんなに降るかね〜」
 母:「来年の漢字は『積』になるんじゃないの〜?」(2人で苦笑)
 ・・・いや、でも、もう今シーズンは雪積もらなくてもいいわ(×_×)