takanao’s diary

やったこととか思ったこととか。

AgileJapan大阪サテライトに参加してきました

皆さんこんにちわ。高橋です。すっかり月一ブログと化してしまっていますが、月一でも更新し続けるのが大事!ということで、続けて行きます。

 

今回は、アジャイルジャパン 大阪サテライトに参加して来たお話です。

agilejapan-osaka.connpass.com

 

当日は13時からだったので10分ほど前に会場へ。何度か来たことのあるMOTEXさんのホールですが、やはり良い会場ですよねえ。まるで映画館。会場に着いた段階で、すでにだいぶ席が埋まっていましたが、前の方の席は最後まで空いていたので、これ幸いと前の方の席へ。(映画館のような会場なので、前の方だと首が痛くなるのかな?僕はあまり気にならないので、よく前の方に陣取ります。)

 

最初のセッションは、

Agile Japan 2017基調講演 “モダンアジャイル” Joshua Kerievsky 氏」

このセッションは録画ですが、会場が会場だけに結構ちゃんと見ることができたので良かったです。 内容をすべて書くことはできませんが、以下の話が印象に残りました。特に印象に残った話を太字にしています。

  • 心理的安全を確保しよう
  • トーリーの見積もりをやめる
  • タイムボックスは固定長じゃなくていい
  • スプリントやベロシティを無くす
  • 届けることではなく、価値に着目
  • 日本の新幹線の話(カーブが多くて新幹線が速度を出せない→カーブをなくしてしまう という、逸話的な話)
  • 自分たちがすごいやつになるんじゃなくて、ユーザーがすごいやつになることを考える
  • 不安を与える文化が会社に有る限り、どんな素晴らしいプロジェクトもあなたを幸せにはしない
  • 計画に従うことよりも、変化に対応することに価値を見出そう

心理的安全は言わずもがな、届けることではなく価値に着目というのは、アウトプットではなくアウトカムに着目するという話に似ている気がしました。また、自分たちではなくそれを使うユーザーがすごいやつという話は、言われるとその通りなのですが仕事を進めている間にはなかなか気がつけない話です。 これらの話、自分は今アジャイルで開発を進めていないので、直ぐにできないこともありますが、今後心がけて行きたいと思います。

 

2番目のセッションは、

「会社の文化をアジャイルに変えたい?キミにもできるよ! 株式会社ヴァル研究所 開発部 部長 新井 剛 氏」

このセッション、新井さんの語り口調がすごくよくて、こんな人の下で仕事をしてみたいと思える内容でした。どんな話が出たかというと、

  • にこにこぼーど、もやもやぼーどという個人の状態を表明するツール
  • 会議が終わったら全員でハイタッチ
  • 社内に標準ルールを作らず、プロジェクトの文化やカイゼンを優先
  • ヴァル研究所の社内見学会の話(10月まで予約で埋まってるとのこと)
  • どうやって社内でアジャイルを始めたか?という話(血判状をつくったw
  • 発見が後からついてくる、意味が後からついてくる
  • まず「する」ことから始める

社内に標準ルールを作らないというのは、なかなか難しいことだろうなと思いました。なんでもルール化したい人ってのが世の中にはいるし、標準ルールがないと仕事が進められない(ストレスになる)人ってのも結構いますからね。

 

3番目のセッションは、

「DevOpsにも取り組み始めたアジャイルウェアの挑戦 株式会社アジャイルウェア 代表取締役CEO 川端 光義氏」

  • 自社で進めているDevOps開発でのDevとOpsの対立
  • それにどう対応して行くか
  • 実際にあったクレームの話
  • Slack連携の話(う○コードというすごいパワーワードが・・)

特定のブラウザで発生する問題や、速度面での問題など、製品を売っている現場ならではのクレームの話は興味深かったです。4000件並べるガントチャートは、ただの嫌がらせやろw と思いましたが。笑 ただ、最後のパワーワードで途中の話がだいぶ記憶から抜け落ちてしまいましたw

 

4番目のセッション、

「シャープにおけるアジャイルスクラム)型開発手法の適用について シャープ株式会社 太田敦士氏」

このタイトルが、のちに物議を醸しますw 内容は、ここではあまり書けない内容が多かったのですが、

  • 名誉PO(プロダクトオーナー)
  • 先にやってから謝れば良い
  • 儲けている人間が会社では偉い

うーん、まとめるとこんな感じかと思いますが、書けない話が多すぎてほとんど省いています。笑 最後の、儲けている人間が偉いというのは至言ですね。 会社っていうのは営利団体ですから、儲けている人間が偉いです。無論、それ以外の要素もありますが、これは原則ですよね。太田さんとは、懇親会でも話をする機会があったのですが、「枠に収まりきらない人間の凄さ」というのを実感できました。

 

5番目のセッション、

関西電力におけるアジャイルスクラム)型開発手法の適用について 関西電力株式会社 IT戦略室情報技術グループ 内藤 悟史氏 情報通信センター 事務システムグループ 中野 智博氏」

タイトルで笑いが起こりました。笑 前のセッションの影響であって、タイトルを決めたのもこちらが先なので、決してお二人が受けを狙ったとかそういうのではないのですが、自分もおもわず笑ってしまいました。ごめんなさい。m(_ _)m

さて、内容の方ですが前のセッションとは打って変わってものすごく真面目に、ウォーターフォールしかなかった会社でアジャイルを始めた話です。

  • アジャイル開発を実施するに当たってやったこと
  • PO(プロダクトオーナー)が開発に疎かったのでPOプロキシという役割を作った
  • レビューだらけだった開発プロジェクトから不要なレビューを無くした
  • WF(ウォーターフォール)とアジャイル開発の比較

話を聞いていて思ったのは、すごく真面目にウォーターフォール開発に取り組んでいた会社だったんだろうなあ。ということ。 アジャイルにしたら、工期が7ヶ月短縮されたという話が出たので、流石にそれは効果が出すぎw と思ったのですが、まぁアジャイルだけの効果ではなくDominoを使った効果も大きかったと想像できるので、ぜひ今度はアジャイルだけの効果を聞かせて欲しいです。

 

最後のセッションは、

「「楽しさ」に導かれたアジャイル開発 ~老舗メーカーでの実践~ コニカミノルタ株式会社 久保 明氏」

内容をかいつまんでみると、以下のような感じです。

  • 朝会は進捗確認ではなく健康診断
  • アジャイル開発を進める際に、やることが増えた感を出さない
  • 金曜日はすべてバッファにした
  •  勉強会やセミナーで知り合いを増やして、脱・孤独
  • 「成長することは良いことだ→成長することは楽しいことだ」「成長しないことは悪いことだ→成長しないことは楽しくないことだ」と考えてみる
  • あなたの頑張りが迷惑
  • 頑張ることによって人の成長を阻害している

エモい内容が多かったのですが、だからこそ身につまされる話が多かったですね。特に最後の方は、若干思い当たる節があったりして、過去を振り返ったりしてしまいました。(今は分かっている事ではあるんですけどね。) 

 

さて、各セッション終了後にはパネルディスカッション。パネルはなく、質問形式で進められて行きました。これは、個人的には、お題を事前に用意しておいた方がよかったかなー?と思いました。とはいえ、良い話もたくさん出ており、例を挙げると、、

 

Q:ヴァル研究所の見学ツアーへはどう行けば?

→FBメッセンジャーなどで申請してもらえれば。ただし待ち行列ができてるので10月以降になる

 

Q:(タスクボードなどの)壁不足問題は? 

→ふすまタイプの段ボールや、ホワイトボードシートなどを活用。また、使わないタスクボードなどはアーカイブして片つけている

 

Q:アジャイル導入に際して、品質保証部との関係性は? 

→本音では、品質保証部にも最初から関わっていって欲しい。品質保証部が出荷判定をするというのは海外にはない、日本独自の文化。(それが悪いというわけではない。

→正しい人たちとは戦わない。「真に受けず、無碍にせず」

→品質保証部が強すぎて、開発力が落ちたという例

 

Q:アジャイルを導入して、働き方がどう変わったか?

アジャイル部門が、全社で一番残業が少ない

(本当はもっと話があったはずですが、書ききれませんでした・・)

 

以上のように、時間のない中で色々な話を聞けました。

 

さて、パネルディスカッションの後、最後を締めくくるのはLT大会。各LTの概要と、聴いた感想を書いていきます。

 

アジャイル推進室の作り方(仮)』 増田 謙太郎さん

アジャイル推進室の発足までと、スクラムマスターの取得、社内でアジャイルを広めるためにどういうことをして来たか?という話。 ギリギリ20代とのことで、すごい。やはり、最近はもう年齢とかに拘るのはナンセンスかなー。できる人には、どんどん役割を渡して、才能を発揮できる場を。 と思える内容でした。

 

『CSM研修を受けてからやったこと(仮)』 金 陽信さん

  • CSM研修に自費で行った話
  • それからの自分の変化

自費でCSM(認定スクラムマスター)研修に行った話が印象に残りすぎて、他をあまりメモできませんでしたw しかも、今回はLTが5分だったのですが発表しきれないスライドがまだまだ残っているとのこと。 どこかでまた発表されるんですかね?

 

『関西匠塾のご紹介(仮)』 稲田 新平さん

  • 匠メソッドの紹介
  • 関西匠塾の紹介

匠メソッドという名前だけでは想像つかないかもしれませんが、(本当はもっと広い範囲の話なのですが、わかりやすくいうと)顧客の価値とシステム開発を繋げることのできる方法論なので、知っておいて損はないと思います。ちなみに、関西匠塾で検索すればconnpassのページが見つかるので、興味のある方は参加してみましょう。

 

『コーチが16の現場で見たそれぞれのアジャイルの姿(仮)』 中村 洋さん

スクラムコーチを色々な会社で行なっている中村さんが、現場コーチとしての経験をもとに、アジャイルのダメなパターンと良いパターンを紹介。実戦経験からくる、わかりやすい話が聞けました。特にダメなパターンはありそうな話だなぁ・・と。 ただ、ダメなパターンだから失敗するというわけではなく、その中に一人でも良いパターンのマインドを持っている人がいれば成功するかも? と思える話でした。

 

といったところで、全セッション終了です。

 

全体的な感想としては、エモーショナルな内容が多く、今後の心の糧にできそうな話が多かったなあと。もちろん、技術的な話も良いのですが、スクラムを実践できていない身としては、こういうエモい内容の方がタメになるかもしれません。

あと、運営的な話ですが、休憩時間が長めに取られており、最後まで集中力を保ったままセッションを聞けたので、その辺りとても良かったです。運営のみなさまお疲れ様でした! また、来年も楽しみにしております。

 

以上。

NASA Space Apps Challenge ハッカソンに参加しました。(番外編)

皆さんこんにちは。高橋です。

今回は、NASA Space Apps Challengeの後日譚です。

 

前回までで、終わるかなーと思ったのですが、なんと優秀賞を受賞できたので、NASAに審査してもらうため、Projectページやら動画やらを準備する必要がでてきました。そこで、チームのみんなで後日集まってページを作成しました。というご報告です。

 

審査の前、半分冗談で「あとちょっとだけ続くんじゃよ。」といっていましたが、まさか本当になるとは。嬉しさ半分大変さ半分ってのが本心でしょうか? でも、嬉しさ半分もあれば、大変なことなんてどうってことないですね。笑

 

で、集まる場所を考えた時に、あ。自分の会社の会議室なら貸してもらえるんじゃないか?とおもい、Facebookで上司の方に聞いて見たところ、「ええで〜」とサクッと返事が。 cloudpack大阪 最高やで!(媚び)

 

期限がGW真っ只中の5月5日だったため、場所が見つかりにくいだろうと思い、最優秀賞のF4のリーダーさんにもお声がけ。 結果、5月4日に2チームとも集まって、審査用の素材を作成することになりました。

当日、自分たちのチーム(EARTH ICE SIGHT)は、10時集合で打ち合わせ開始。なんと、動画を作る監督をしたことがあるというメンバーが居たため、動画の方はリーダーとそちらに任せ、自分はアプリをブラッシュアップする感じにしました。

 

最初は、サクッと午後早い時間に終わるかな〜と思って居たのですが、、結果22時までかかることに。 そのぶん、良いものが出来たと思います。 以下に自分たちのページのリンクを貼っておきます。 5月中頃には投票が始まると思いますので、皆さん投票よろしくお願いします!


5月9日追記:投票は各会場のPeople's Choiseが対象だそうです。よろしければ、Shoe Kickingチームへ投票お願いします!

2017.spaceappschallenge.org

 

 

(会議室から見えたぴちょんくんを激写。緑にもになるんですねー。)

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NASA Space Apps Challenge ハッカソンに参加しました。(後編)

さて、引き続き後編です。 長くなってしまい申し訳ありませんが、もう少しだけお付き合いください。

 

前回、デモで発表する内容に目処がつき、Challengeの内容を転換し(といっても、アプリは何も変わっていませんが・・)という怒涛の展開があったのですが、、

 

次は、アプリの起動時の画面(CESIUMを使った3Dの地球と太陽表示)を手伝おうと思ったところ、、、環境が動かない。 どうも自分の環境はnode.jsが古過ぎて起動しない。アップデートしようとしてもうまくいかない。手詰まりです。ということで、node.jsの環境を全て削除して、一からインストールすることに。 この時点で4時が過ぎたあたりでしたが、あまりに眠かったのと、node.jsのインストールにすごく時間がかかるということで一旦ダウン。 1時間半ほど睡眠を取ることにしました。

 

6時ごろ、起きてきてみるとまだMacが唸ってる・・・嫌な予感をしつつ立ち上げて見ると、まだnode.jsのインストール中。おいおい。笑

と思ったら、しばらくしてインストール終了。ようやく環境を動かすことができて、かなりホッとしました。 そして、一緒に夜通し頑張ったエンジニアの人が作ってくれた3D画面を見て、おー。(以下のは完成済みのものですが、この時点でかなりこれに近い状態になっていました。)

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太陽もちゃんと拡大します。これで、大阪をクリックした時に、僕の方の画面に飛ぶようにすれば、ひとまず最低限の実装は完了! ということで、その部分を引き続き僕の方で実装して行きます。(といっても、30分程度で終わりましたが。)

 

そしてしばらくして、ちらほらと人が増え始めました。ここで、2日目のスケジュールを載せておきます。

  •  07:00 開錠
  • -15:00 引き続き開発(途中適宜ランチ)
  • 15:00 開発終了
  • 15:00-15:30 プレゼン準備
  • 15:30-17:00 プレゼン&デモ+Touch&Try
  • 17:00-17:30 審査
  • 17:30-18:00 結果発表
  • 18:00-20:00 懇親会  

とはいっても、ここからは開発終了に向けて一直線。プレゼンの発表などはリーダーに任せ、デザイナさんと最後にどのような見せ方をするか打ち合わせ。 ここで思ったのは、やっぱりデザイナさんがいると、アプリの出来がすごく違ってくるということ。 内容は同じなのですが、やはり見た目はすごく大事な要素ですね。あとはそのデザインにどれだけ合わせられるか? ということだけです。

 

そんなこんなやっているうちに、開発終了! 僕はもう、明日からの仕事に備えて最後は半分くらい寝てました。チームの皆さんごめんなさい。汗

 

そして、15時からはプレゼン準備。といっても、それまでにプレゼン資料は完成して居たので、ドキドキしながら待つのみです。15時半になると、各チームのプレゼンが始まって行きます。 みんなすごい楽しそうなプレゼンで、たった1日でここまで仕上げたことに、ただただ感心。ただ、自分たちのチームのプレゼンも、とてもわかりやすい内容でよかったと思います。

 

プレゼン終了後は、各チームの作ったものに実際に触って見ての審査。ものが出来上がって居なかったり、途中で壊れてしまったりとハッカソンらしいこともあったりしました。この時点で、自分たちのチームのアプリは限られた範囲ではあるけど、結構完成度が高いかも・・と漠然と思ってました。

 

その後、審査のために審査員が別室へ。 審査中に懇親会の準備や、参加者による投票(People's Choice)が行われます。 結構審査が難航しているらしく、刻々と時間が過ぎて行きます。 その間は、オーガナイザーによる余興(?)が。 参加者を交えての色々な話。さながら感想戦のような感じですが、これはこれで楽しかったです。

 

そしていよいよ、審査結果の発表。まずは、各スポンサーの特別賞が発表されて行きますが・・・なんと、自分たちのチームがkintone賞! 思わずFacebookで叫んでしまいました。笑

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そして、スポンサー賞の発表が終わり、いよいよ優秀賞(2位)の発表です。焦らされた上で・・・・

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そう。なんと、自分たちのチームが優秀賞に選ばれました! 優秀賞の発表時、ひょっとしたら・・・とドキドキしていましたが、まさか本当に選ばれるとは。 しかも、審査理由の中で、自分の作成した「大阪が水没するるシーンが印象的」といった話がされたので、感動もひとしおでした。

 

その後、最優秀賞の発表。これはチームF4という森林火災の消防士を手助けすることをテーマにしたアプリ。当初の投票では選ばれず、情熱枠ということで1人で始められたぼっちソンでしたが、それを見て賛同したメンバーが3人加わり4人のチームに。目的がはっきりしており、テーマとの整合性もあり、満場一致の最優秀賞だったそうです。

 

その後の懇親会では、お寿司・サンドイッチやオードブルなど美味しい料理がなんと無料で!スポンサー様ありがとうございます! と言いつつ、テーブルを回って色々な人と話すのが楽しく、あまり食べられませんでしたが。^^;

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何はともあれ、初ハッカソンで2つも賞をもらえて、出来過ぎの結果だったのではないでしょうか。そして、このハッカソン、最優秀賞と優秀賞、ピープルズチョイスの3作品は、NASAが実施する本番の審査にノミネートされることになります。

 

そう。いわゆる、「もうちょっとだけ続くんじゃよ。」ってやつですね。

 

その様子は、番外編としてまた別途ブログに書きたいと思いますので、よろしくお願いします!

 

uniunix.hatenablog.com

 

NASA Space Apps Challenge ハッカソンに参加しました。(中編)

さて、前編から引き続き、NASA Space Apps Challengeハッカソンの参加報告です。

チームの構築と開発する内容も決まり、あとは作り込んでいくだけ。水没した都市をどうやって表現しようか・・・希望が見えてきたところで後編です。

 

前編終了時点で、すでに1日目の夜になっていましたが方向性は決まりました。まず、地球全体の水没は諦める。 都市を絞って表現していくことにしました。 そして、水没しているように見せる都市は、開催地の大阪としました。 これは、身近な都市であるとともに、大阪は海抜が低いため、水没の表現がとてもしやすい為でもあります。

 

そして、技術的には以下の方法を。

  • 大阪の等高線を1m単位でとり、海の画像(青い画像)を用意
  • GoogleMapの画像オーバーレイ機能を使って海の画像を被せる

等高線に沿った海の画像ついては、埼玉大学様がWeb等高線メーカーというページを公開してくれて居た為、これを使用すればなんとか作成できるのでは?と思いました。そして、GoogleMapの画像オーバーレイは過去にやったことがあった為。両方目処が立っている為、この二つができれば、大阪が水没している画像を用意できるはずです。 

 

まずは、Web等高線メーカーで大阪周辺の等高線をとります。そして、等高線のみ表示。取得間隔の設定は、5M単位となって居ますが下限と上限を1m単位で設定することにより、1m単位の等高線を1本ずつ、5mまで取得して行きます。

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(こんな画像が取得できます。)

 

そして、その画像をGIMPで加工。自分は、昔からいろんなことに手を出している為、典型的な器用貧乏・・・なのですが、この時は色々やっておいてよかったなー。と思いました。(と言いつつ、塗るのに結構手こずる。笑)

 

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(こんな画像になります。)

 

あとは、これをGoogleMapにオーバーレイ画像として重ねていくだけなのですが・・・正直、これが一番時間かかりました。 なかなか上手く重ならない。 (オーバーレイについては、Googleのページを参照してください。)

 

 画像設定時の引数に、南西と北東の座標を渡すみたいなのですが、これの意味がいまいち分からず。 おそらく経度と緯度を設定するのだと思うのですが、それと画像を配置する位置との調整にすごく時間がかかってしまいました。 なんとか簡単にする方法ないのかなあ? と考えましたが考えるより先に行動。 ということでWebページを更新しつつ微調整。 うーん。だれかうまい方法を知って居たら教えてください。

 

この辺りで、徹夜組以外は一旦帰宅。自分たちのチームは2人が徹夜組として残りました。そして、22時が過ぎ会場も施錠され、そこからさらに時間が過ぎ、日が変わった頃、ようやく大阪の画像が完成。これで、やっと明日の15時にデモが実施できる目処が立ちました。

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この時点で、一旦帰宅したリーダーからMessenger経由で連絡。自分たちのチームは当初、「Planetary Blues(惑星の青)」の「Icy Polar Opposites(向かい合う氷の極)」というテーマをChallengeとして選んで居たのですが、今の方向性ではどうもテーマと合わないのではないか? という相談。 これ、実は作りながらテーマを読んだ際に(データの内容などから)自分も感じていたのですが、そこはエンジニア。まずは何か作ることを優先して黙殺してました。汗

 

で、Messengerで急遽会議を行い、色々と話し合ったのですが、全員が納得いく方向性はなく、、、そのまま話は終わりかけたのですが、その間自分はあまり発言せず、テーマに目を通していると、「Icy Polar Opposites(向かい合う氷の極)」の下に「Water, Water, Everywhere!(水、水、どこまでも!)」という洪水リスクの地図を提供するツールを開発してくださいというチャレンジが。

あ。これやん。と思い、提案。今のアプリもテーマにドンピシャな為、誰も反対する人もなく、開発も半分進んだところでしたが、急遽Challengeのテーマを変更することになりました。(これが今回のハッカソンで、自分が出した案で一番のヒットだったかも。笑)

 

後編に続きます)

 

NASA Space Apps Challenge ハッカソンに参加しました。(前編)

皆さんこんにちわ。高橋です。

前回から1ヶ月以上あいてしまいましたが、2度目の記事更新です。

 

今回は、NASA SpaceApps Challengeの大阪会場に参加してきた話です。自身初のハッカソン参加ということもあり、とても印象に残る内容だったので、長編になりますがご容赦を。(結局、前中後編と分けることに。汗)

 

朝9時過ぎに今回の会場となる、関西大学さんの梅田キャンバスKANDAI Me RISEの4階に到着。すでに人がちらほらいましたが、とりあえず空いている席に着席すると、机の上に、ノベルティ的なものが色々と用意されていました。 ステッカーとか結構好きなので嬉しいですねー。

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ハッカソン1日目のスケジュールは以下の通りです。

  • 09:00-09:30 開場 / 参加者受付
  • 09:30-09:45 開会のあいさつ、概要説明
  • 09:45-11:00 インプットタイム
  • 11:00-12:00 アイデアワーク、アイデア発表
  • 12:00-13:00 ランチタイム
  • 13:00-14:00 チームビルディング、企画案発表、技術メンター紹介
  • 14:00-21:30 開発
  • 22:00- 夜通し開発(一旦施錠されます)

 

しばらく待つと、開場の挨拶と概要の説明が始まりました。最初に書いた通りハッカソンは初めてですが、何を作るか?と本当に2日でものが作れるのか?ということを考えていると、結構緊張しますねー。何度も参加するうちに、慣れてくるんだろうか?

 

開始後まずは、プランナーやデザイナーの方向けに、オープンデータとはどのようなものか?や、人工知能など最近の技術についてのインプットタイム。次に、アイデアワークとアイデア発表。 アイデアワークでは、二人でお互いのアイデアを説明しあい、それを5人と繰り返すワークを行いアイデアを膨らませていきました。

その後、各自でアイデアをまとめて1枚の資料を作り、それをみんなで見て回って、各自が気に入ったアイデアに投票。投票後は、投票数上位の人がチームリーダーとなり、それ以外の人は、自分が入りたいチームへ・・・という形でチームを決定しました。

 

自分のアイデアは、5票もらっていましたが残念ながら上位には入らなかったため、メンバーとしてチームへ。 この時、自分はエンジニアだからかもしれませんが、「なんとか24時間で形にできるもの」という観点で考えて居たのですが、あまりピンとくるものがなく(つまり、どうやったら完成させられるか見えてるものがなく・・)、どのチームに入ったものか迷っていたのですが、結局は最初に座っていたテーブルに居た人がチームリーダーのチームへ入る形になりました。 

 

チームが決まったら、お互いに自己紹介をします。チームメンバーは、プランナー、デザイナー、エンジニア3人という、とてもバランスのとれた形となりました。ちなみにプロジェクトの内容は、この時点では「北極の氷が解けた時に、地球の水位がどれくらい上がるのか?」というのを、アプリで可視化してわかりやすく見せよう。というもの。

 

このアイデアを元に、まずはどのようにそれを実現するか話し合います。と同時に、少し遅くなったランチ。とりあえず各自買い物に行き、ランチミーティングの形で進めようということになりました。 僕は、この時点で結構大変になるだろうなーと予感して、すき家でうな牛弁当を。うなぎうまし。

 

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ランチ後も引き続き、開発する内容の打合せと調査。アプリの概要は決まっているものの、どうやって実現するかと、実現可能な範囲でアプリの詳細な仕様を決めなければいけなかったのですが、これがなかなかまとまらず。 時間だけが過ぎていく感じがあり、内心はすこし焦っていましたが、ここは全員がある程度納得し、方向性を決めておかないとダメなので、周りのチームが開発を始めている雰囲気を感じても我慢。 

 

夕方ごろになり、ようやくそれぞれの担当が決まり、ガッツリと開発を進めることに。自分は、地球の水位が上がって水没している地図を作る担当に。色々調べるうちに、GoogleMapで同じようなことをやっているサイトを見つけたため、結構簡単にできるかも? と思ったのが甘かった。  まず、GoogleMapには等高線を取得する機能があるのですが、1日25000回の使用制限があり、何度でも取得できるわけではないこと。 それを取得したとして、どうやって水没を表現すればいいのかがわからないこと。

 

いろいろと分からない事だらけの状態で、刻々と時間が過ぎていきます。 この時点で、すでに開発終了である日曜日の15時まで24時間を切って居たため、徹夜を覚悟。

 

技術メンターの人等からアドバイスをもらい、まずは等高線を取ることを考えて探したところ、GoogleMapに合わせて等高線を取得できるサイトを発見。これで、少し希望が見えてきました。

 

中編に続く)

 

 

 

DevLOVE関西「自分のメンタルモデルに気づく」に参加しました。

突然、これから参加した勉強会とか自分でした勉強の内容、思ったことなどを書き留めていこうと思い、はてなに登録して文章書いてみました。いつまで続けられるかわからない上に、不定期なブログになるとは思いますが宜しくお願いします。 

 

では早速・・・今回は、以下のイベントに参加してきた話です。

 

devlove-kansai.doorkeeper.jp

 

 

免疫マップについて

免疫マップとは、自分が「改善したい目標」と「それを阻害する行動」そのさらに先に思考を進めて、阻害している要因から「裏の目標」を考える。 で、そのさらに先の自分でも気がついてない心理的固定観念を探し出して、日々の生活の中で、そのことを意識することで、自分の中の変革を進めていこう。という感じのツールです。

 

ワークショプについて

ワークショップでは、以下のようなことを行いました。

———

まず全員が「改善したい目標」と「それを阻害する行動(や思考)」をシートに書き出す。【5分~10分程度】

 

4人~5人のチームに分かれて、一人が代表(いけにえ)になって、その人の裏の目標を、他のメンバーがアレヤコレヤと好き勝手に話をする時間を持ちます。【10分程度】(この時、本人は話を聞くだけです。話しているメンバーには表情も見られないようにします。)

 

その後、本人がその話の中で感情を揺さぶられたことや、自分では思いつかなかった話を元に、「裏の目標」を書き出して行きます。【5分程度】

 

「裏の目標」が書き出せたら、そこから「強力な固定観念」を、考えてみます。

———

 

参加して思ったこと

ここから感想になりますが、ワークショップをやってみて一番最初に思ったのは、

「これ、強力な固定観念まで判明したとして、それをどうすれば良いのかわからん」

ということでした。

 

自分の場合は、「人に悪く思われたくない」(悪く思われたら、自分が傷つくし、その人からの評価も下がる。)という固定観念が判明したのですが、(まぁ、そのこと自体は自分でも薄々わかってました。)その固定観念は、自分の中で本当にどうしようもないものなんですよね。そりゃまぁ、人に悪く思われたくない人なんていないと思いますしね。

 

ただ、この固定観念があるから、自分の改善目標が達成できないんだと思うと、ではどうすれば達成する方向に、考え方をシフトできるのか? と言うことを考え出すことができます。固定観念と同居する方法を考えてみる。 とでも言う感じでしょうか。

 

自分の例でいうと、

そもそも、自分が行動したことで人に悪く思われんの?失敗を悪く思われるってことは自分で思うより少ないのでは?」

とか、そういった方向で、物事を考えていけるのでは?と思いました。

 

なんか、自分で簡単なところに着地させてる感もあり、本当に時間をかけてやると別の「裏の目標」だったり、「強力な固定観念」だったりが見えてくる感をひしひし感じたりするのですが、ひとまず、今回のワークショップで自分が得た気づきはこんな感じです。

 

免疫マップ、メンタルに自信があるひとは、是非一度チャレンジして見てはどうでしょう?他の人の協力を得ることで、自分でも思っても見なかった方向から、自分のメンタルをえぐられる経験ができるかもしれませんw