かもしれない

Facebookのグループの投稿で、同級生の訃報を知った。


彼とは高校時代そんなに深く関わらず、一緒のクラスになった時に文化祭や体育祭のテンションの高い時に皆で写真を撮ったくらいだ。


5年前Facebookで繋がった際にメッセージのやり取りをしていたのを思い出し、開いてみた。


最後の彼のメッセージに対して、私は返事をしていなかった。当時付き合っていた人と別れる別れないで揉めていて余裕がなかったんだろう、メッセージを見ただけで終えていた。


ものすごく罪悪感に包まれた。別に悪いことをしたわけじゃない。メッセージも、終わりが見えていたやり取りだった。


それでも。


やり取りを続けていたら、同じ関西だし集まろうかって話になっていたかもしれない。高校時代より仲良くなっていたかもしれない。


「かもしれない」という想いは、意味のないことだとわかっている。

それでも想わずにはいられなかった。


これからは、今いる知り合いとのやり取りを大切にしようと決めた。

朝の光景

毎朝同じ電車に乗ると、周りの顔ぶれが大体同じになる。

7:41の電車、ホームのエスカレーターに一番近い車両のドア近くはいつも高校生でごった返している。

地元じゃないからどの学校の制服かわからないけれど、その学校は鞄が自由でリュックサックが人気らしい。好きな色、自分のイニシャル、大好きなバンドのバッジ。自分を主張できる唯一の鞄を、自分の好きなものに。

1年後2年後は、この子らも英単語帳広げて勉強してるんやろうなと思うと
少しうるさいと感じてしまわくもない女子高生のお喋りも見逃してやろうと思えてくる。



カラフルなLINEとモノクロなLINE

LINEをするようになり、私はやはりメールの文章が簡素すぎると痛感した。

グループ内でのやりとりで、他の女の子達は文章の中にも絵文字を使ってカラフルな吹き出しなのだけれど、私は基本的に文のみで、たまに顔文字。白黒である。

そんな私でも、頑張るときは頑張って絵文字を多用するときがあった。

片想いしてる相手にではなく、サークルの勧誘をしてる新入生にだ。

文化系サークルは、自ら入る新入生は少なく、大概飲み会などで仲良くなって入るのが(少なくとも私のいたサークルでは)常套手段だった。

先輩はアフターフォローよろしく、飲み会に来た新入生に対して、来てくれてありがとうメール、また今度やるからこないかメールなど、ウザがられない程度に送りつける。

ある男の子を担当することになった私は、友達の真似をして絵文字を多用した、所謂キャピキャピメールを送りつづけ、無事に彼を入らせることに成功した。

その後、「私あまり絵文字使わなんのよね〜,〇〇には最初の方頑張って使ってたんやで!」と飲み会の時に白状すると、


「いや、わかってましたよ。無理して使ってるなって思ってました。」
と言われたのでした。


文章一つにしても、無理をするとボロが出てくるんですね。

それ以降、絵文字を使うことはめっきり減りました。

ひねくれた初恋

今週のお題「給食」

給食、で思い出すのは小4の時の納豆ご飯を思い出す。

家で食べるときは気にしないけど外で食べる納豆って糸をきるのに必死だったりしません?色づき始めた小学生なら尚更じゃありません?


私の初恋って小4の時に転校してきたY君なんですよ。足が速くてかっこよくて。当時の私は毎日学校に行くのが楽しみで眠りにつくときなんか「明日はY君とどんな話できるかな」とワクワクしながら目を閉じてたんですよ。


転校生だから、最初は大人しくしていたんですよね彼。だから色々話かけてお姉さんぶってたんですよ(同級生なのにね)。結構上から目線で、そんなことも知らないの〜?みたいな発言もしていたんですよ。

当時の私に言いたい。それじゃY君に好印象持たれないぞ。もっと優しい路線でいけ。


ただその頃の私は話せてるだけで有頂天だったんですよ。だから必死こいて話しかけてたんですよね。


上から目線で。


で、Y君の堪忍袋の緒が切れたのがある日の給食時間だったんです。


その頃にはY君はクラスの1軍で、すごく元気な男の子になってました。


1軍の子の話って結構クラス中が聞くじゃないですか?

途中経過は忘れたんですけど、

「俺が嫌いな奴は偉そうに説教してくる女子なんだよな〜、今納豆食ってるような奴!」ってはっきり言ったんですよ。


私が納豆をご飯と一緒に口に入れた瞬間に。

ぎくっとして彼を見たら、にやにやしながらあたしを見てました。


え。

嫌われてるやん私。


てか見られてる。


あ、納豆の糸が口からひいてるわ。


みたいな感じで恥ずかしくなったというお話。


どういう流れでその発言が出たのか

その後どんな反応をしたのか

全く覚えていません。

多分嫌なことは記憶から抹消できる性格なんでしょうね。私。



サザエさんの花沢さんみたいなちょっかいなんでしょうか。

ただ、花沢さんはカツオに対して好意をまっすぐ伝えているので私みたいに嫌われてないんだとおもいます。


Y君がFacebookで「友達かも?」と表示されると、未だにその時の納豆の糸をひいている自分を思い出します。

土曜日の過ごし方。

10時に起きて、冷蔵庫の中のものでオープンサンドとサラダを作り、旦那が淹れてくれたコーヒーと共にブランチ。

洗濯機を3回回して1週間分の服を干したあと、トイレを綺麗に掃除する。

ビオデルマのミニボトルを使い切りたいので、コットンにたっぷり含ませて丁寧に顔を拭く。

数日前に届いた、上原ひろみのアルバムを旦那がかけている。最初からではなく真ん中らへんの曲から。そこから聴いていなかったのか、それがお気に入りなのかは不明。

本当は来週出さなきゃいけないエントリーシートと研究概要を作らなきゃいけないのだけれど、もう少しのんびりしていたい。


コーディネートと自分

履こうとしたブーツは金具が壊れていることに直前で気づき、仕方なしに違う種類を履いた。電車のドアにうつる自分の姿はしっくりこなくて、早くいつものコーディネートに戻りたいと願った。


コーディネートのマンネリ化だなんて言うけれど、自分が気に入ったコーデはいつも私に安心感と自信を与えてくれる。

マンネリに思ったのなら、それは服がくたびれたからなんじゃないかな。

丁寧に生きよう。

年月

今年もあと1ヶ月になる。

私は現在博士課程に在籍しているのだが、(うまくいけば)それもあと1年と数ヶ月で卒業する。

大学院に入ったときは、5年間はただひたすら遠い先のように感じていた。

周りの皆は5年間働いて、収入を得て、それなりの地位を確立しているはずなのに、

私は後5年、「学生」という立場なのか。

自分で望んで入ったとはいえ、取り残されている気分でときたま不安になった。

 

それもあと少し。

早く卒業したい。