バイト始めました→辞めたい

8月からバイトを始めた。清掃のバイトだ。

 

大学を卒業してから数ヶ月、何もやることがないので映画やアニメやYoutubeTwitterなどを摂取する毎日を過ごした。が、どんなにエンタメを消費しても漠然とした虚無感は消えなかった。虚無るくらいならバイトで辛い目に遭った方が人間らしいのでは?という今までにない動機で応募の電話をかけた。

 

で、初勤務から早くも一ヶ月経とうとしているが、結論から言うと辞めたい。辞めたすぎてたまらない。

辞めたい理由は「人間が無理」だとわかったからだ。日本人が仕事を辞める理由は大半が人間関係らしい(らしい)。わたくしの場合は、関係を築く前の段階で「もう無理」となってしまう。人間が無理としか言いようがない。

 

仕事自体に文句は無い…というと嘘になるけど、少なくとも人間関係に比べれば辛みが少ない。

 

わたくしの仕事はいわゆる日常清掃で、建物内のトイレや会議室や廊下などを掃除するというものだ。使用する道具は掃除機やモップなど、わりと慣れ親しんだものだ。ポリッシャーや高圧洗浄機などの重くて大きい道具は一切使わないので、体には優しい。

 

懸念だったトイレ清掃だが、最近リフォーム(と言うのか)したらしく、めちゃピカピカでウンが良かった。とはいえ、人間の汚らしさが集約されていると言っても過言ではないのがトイレというもの。便器に付いた汚れや嫌な匂いと格闘しなければならない。

意外とキツいのが女子トイレの汚物入れの匂いだ。たまに吐き気を催すほどキツい臭気を放っていることがあるのだ。なので汚物入れを回収するときは息を止めて迅速に動く。ふいに呼吸してしまうとThe endとなる。

 

あとはゴミ出しが地味にキツい。決められた時間になったら掃除を一旦切り上げてゴミ出しをするのだが、ゴミ集積所にはヤツらがいる。名前を呼ぶことすら禁忌に値するので、ここではディアボロモンとする。

 

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わたくしがこのバイトに応募する際、気にもとめなかった存在だが、ディアボロモンは掃除という行為にはつきものだということを忘れていた。

 

ゴミ集積所には「必ず」ディアボロモンがいる。これは疑いようの無い事実なので、もう諦めている。たとえ魂のグレイソード(モップ)を放っても、一時の解決にしかならない。次に集積所のドアを開けるときには、別の個体が跋扈しているのだ。

相手にするだけ無駄なので、最近はヤツらを背景として扱うことにした。ディアボロモンの何が怖いかというと、(人によって違うだろうけど)「いきなり黒い何者かが動き出した」という点だと思う。心の準備ができていないとき、奴らが突然視界に飛び出してくるとギャアアとなる。

居る前提でゴミ出しをすればなんとか心の平穏を保てる(めちゃくちゃ早くゴミ出しを終える)。

 

書いてるうちに仕事の愚痴も溢れ出てきてしまった。

 

けどやっぱり、何よりも人間がキツいよ。

 

日常清掃なので、一緒に働くのはおばちゃんばかり。それは事前に知らされてはいたんだけど、「同世代よりはいいかな」と思って楽観視してた。でも実際に一緒に働いてみると、辛さが出てきた。

 

一緒に働くといっても清掃自体は一人作業なので、顔を合わせるのは仕事の直前と終わった後。そんな限られた時間ぐらい我慢せぇやというのはもっともなんだけど、その僅かな時間がひたすらに辛い。

 

おばちゃんたちはいっつも話している。話さない時間がない。おばちゃんとおばちゃんが相対すると何が始まるかというと、会話だ。

 

何気ない会話なら全然問題ないのだけど、その会話が「誰かに対する愚痴で盛り上がっている」ときがかなりキツい。その誰かというのが俺の知らない人なら別に良い。知ったこっちゃない。

でも、それが「一緒に働いている人」の場合がある。というか俺が聞いてる限りほとんどそのパターンだ。

 

例えば「〇〇の仕事が遅い」だとか「〇〇にはちゃんとしてもらわないと」とか。

そりゃあ誰かと一緒に働いてるんだから、愚痴は出てこない方がおかしいと思うけど、そういうのは他に誰もいないところでやってほしい。

本人がいなければいくらでも愚痴を言って良いのか?そんなわけない。

あなたたちは人の悪口を言って気持ち良いだろうが、聞かされているこっちは気が沈んで胸がムカムカする。

おばちゃんたちのそれはタバコみたいなもので、喫煙者がストレスを発散している傍ら、副流煙にさらされて被害を受けている人たちがいる。

 

こういう人たちだから、多分俺が聞いてないところで俺の愚痴も言っているはずだ。

自分のダメさ加減は露呈しつつあるし、自覚もあるので別にそれはいいんだけど…。

 

俺もこの人たちの愚痴を今ネットに放流してることになるけど、これは見るも見ないも自由だからいいのだと思う。でもバイト先では選択の自由なんてないに等しい。ヤツらが愚痴るときだけ耳栓をしたいけどそういうわけにもいかない。

おばちゃんだからという言い訳で済ませていいものなのか…

 

選択の自由は無いと言ったけど、バイトを辞めるという選択はできるのだ…

やめたいけど…もうちょっと様子を見るかもしれない

消費の記録~7月編

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・アイアムタレント

南アフリカのヤングホームレスであるタレント・ビエラが、スケートボードを通して人生を変化させていくドキュメンタリー映画。スケボーには特別興味はないけど底辺人間としてホームレスという身分に親近感が湧いたので見てみた。ドキュメンタリー映画というジャンルは初見だったけど、テレビ番組と大きくは変わらず普通に見れた。

この映画について最も印象的だったのは、隙あれば冗談を言うようなおちゃらけた部分と、自身の人生を深く洞察する真面目な部分、そしてスケートボードに関しては失敗や挫折をものともしない情熱的な部分が、タレントという一人の人間に併存しているところだ。タレントのホームレス脱出を支援する友達やプロスケーター、この映画の監督であるナタリー・ジョンズなど、彼の周りに人があつまるのは卓越したスケートボードの才能があるという理由だけではないように感じた。

若くしてホームレス生活を乗り越えてきただけあり、「本当にティーンかよ」と思うほど人生を達観してて驚いた。

 

 

アウトロー (字幕版)

アウトロー (字幕版)

 

アウトロー

ミッションインポッシブルが面白かったので同じくプライムビデオにあったこちらのトムクルーズ作品を見たよ。トムちゃんは捜査官的な立場なこともあり、MIほど派手なアクションはないけども面白かったよ。始まり方と終わり方がキレイだったのが良かったですお。

 

 

何者

何者

 

 ・何者

原作は読んでたので、オチというか物語が大きく転換する部分は知っていました。が、それでも映像で見ると新鮮で楽しめますた。巷ではホラー映画と言われているけども、その通りだと思います。就活の鬱屈とした空気感の中、放たれる言葉の一つひとつが重いです。登場人物がどんな発言をしでかすのか恐怖してしまうほどです。自分は安全な場所にいながら物事を俯瞰し批評をするところなど、主人公の性格に共感できるところが多く、見入ってしまいました。何気なく見た作品だけど、めちゃ面白かったです。というか邦画久々にみたような。

 

 

HERO 特別編 [DVD]

HERO 特別編 [DVD]

 

 ・HERO 特別編

何者が面白かったので邦画ドンドン見るぞ!ってことでHERO特別編を見ました。HEROは昔映画館で見た記憶はあるけど、TVドラマの方は多分全く見てませんでした。この特別編では、松たか子ポジションとして綾瀬はるかが出演していて、他の検事の人も全員違います。10年前ということで演出が古臭い感じがしましたが、それも一興って感じぃ。

 

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未来のミライ

細田守作品は時かけサマーウォーズしか見てないにわかです。

とにかく訓ちゃん(主人公の男の子)の動きがリアルですんげぇと思いました。現実にいる男の子の動きとそっくりそのまま二次元化されています。

細田守監督特有?の不思議ワールドが目まぐるしく展開されて目に楽しいです。反面、オムニバス的な構成で訓ちゃんの家族について語られるのですが、ついていけないというか、ぶつ切り感が否めないです。基幹となる物語もあるにはあるけど、特に大きな目的感はないので、尻すぼみにエンディングまで到達してしまいました。 

消費の記録-6月編

一年の半分が終了したけど何も進歩してない。

代わり映えのない日々で、何か変えなきゃと思うけど惰性には勝てない。でもいつもと変わらない1日を過ごせるのは幸せなことだと開き直りたい。だけど時間は刻々と進んでいるから、いつもと同じ日だったと思っていても確実に日々後退している。老衰していく人間、成長を自覚してやっと現状維持だ。

とぐるぐる悩んでいるうちにこの短い人生終わってしまうんだろうなぁ。

 

この一ヶ月で摂取した作品を記録して、無理矢理にでも人間としての進歩を確認しよう!

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アルジャーノンに花束を

知的障害者の知能を爆発的に向上させるとどうなるか」というテーマが面白い。

主人公(チャーリィ)の日記で物語が語られるので、実験によって知能が上昇するごとに文章が整っていくのが斬新。最初はひらがなだらけで会話文も区別されておらず非常に読みづらいけど、ページを重ねるごとに漢字を覚え、句読点を用い、感嘆詞を差し込むようになっていく。

チャーリィが過去の自分を第三者目線で振り返ることで、真実を知るところで読む方も辛くなってくる。

大学教授のIQを超えたチャーリィが備えた超論理思考で、過去見下してきた人々を「ぐぬぬ…」とさせるところがいい。

 

 

・僕はロボットごしの君に恋をする

僕はロボットごしの君に恋をする

僕はロボットごしの君に恋をする

 

 完全にLoundraw氏のイラストに釣られて買った。こちらもSF。ロボットを遠隔操作して犯罪を防ぐ組織に属する主人公が恋するやつ。ロボットに抱く共感・恋心など、テーマ的にはありがちかも知れない。

後半のサプライズには「おぉっ!」となった。

ヒロインと一緒に過ごすうちに打ち解けていくシーンがヨイ。敬語からタメ語になるってヨイよね。

全体的に感情移入ができなかった。これはもう恋愛に1ミリも縁がない自分に全原因があると思う。この小説に限らず、「え?アンタいつ惚れたん!?」って感じでちゃんと全文読んでいるはずなのに登場人物の恋愛感情に追いつかないことが度々ある。

 

 

ダンジョンメーカー

270円の買い切りアプリゲー。Twitterで話題になってて、pha氏もやっていたので買った。

RPGでいう勇者と悪魔という構図の悪魔側になり、ダンジョンを作って勇者を倒してく。PSPで「勇者のくせになまいきだ」っていうゲームがあったけどテーマ的にはそれと同じで、ダンジョンを組み立てる・強化していくという点ではゲーム性も似たところがある。タワーディフェンスっていうのかな?

ダンジョンを構成するのはモンスターとトラップの2つで、これらを如何に配置するかを考えるのが面白さのキモ。最初はモンスターやトラップを考えなしに配置していても問題なくクリアできるが、戦闘回数に比例して敵の強さも増していくので、モンスター・トラップの特性を活かしたダンジョン構成にしないと勝てなくなる。カードゲームにおけるデッキ作りのように、「このカードとこのカードを組み合わせればどうだろう?」と試行錯誤するのが好きな人はハマると思います。

勇者に倒されてゲームオーバーになると所持モンスターやトラップなどは無くなり、まっさらな状態からのスタートになってしまう。しかし、プレイごとに溜まるポイントを使えば新モンスター・新トラップのほか、次プレイ時にトラップを引き継げる権利などがアンロックできる。こうした時間をかければ着実に強くなれる要素もあるのでマンネリが少なく、「もう一回、もう一回」とプレイしてしまう。まさに巷で言われている「時間が溶けるゲーム」に違いない。

ちなみに僕の最高到達階数は300階です。pha氏は700階に行ってて驚愕しました。

 

ゆるキャン△

こちらTwitterで見かけて気になった&プライムにあったので。

JKたちがキャンプしてのほほんとするやつ。

キャラ全員かわよかですね。マフラーに埋もれてるしまりん可愛いですね。

実際に使えるTIPSが大塚明夫ボイスで度々差し込まれるのもあり、めっちゃキャンプしたくなる。むしろビッグボスよろしくサバイバルしたくなる。

ちなみに僕はなでしこのお姉ちゃんがいっちゃん好きです。クールビューティかつ面倒見良くてギャップ萌えです。好きです。

 

 

・マンマミーア!

 主題歌?だけは知っていた映画。

母子家庭の娘が、結婚式に3人の父親候補を呼んでしまって…!?というミュージカル。娘よりは母親がメイン

いいどすね。

娘が親元を離れていく切なさを歌う母がよかったです。

今夏に続編やるらしい。

 

 

・ワンダー 君は太陽

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顔が変形する病気を生まれつき患った子のはなし。作中で病名には特に触れられていないが、wikiを見ると「トリーチャーコリンズ症候群」というようだ。結構前だけど、これと同じ病気を患う女性のドキュメントを見たことがあったので、ピンときた。

他人と違うことで様々な苦難を強いられるオギー、それを支える周りの人の献身的な姿に胸を打たれる。

その中の一人、正しいことより親切な行いをした主人公オギーの親友・ジャックがイケメン。ジャックと喧嘩した時、マイクラのチャットで仲直りをするとこが良かった。こういうコミュニケーションの形は美しいよ。

ママやパパはもちろん、姉とその親友がオギーを可愛がっているという関係性がヨイ。

消費の記録

うっそだろ。もう大学を卒業してから2ヶ月も経とうとしている。つまりニート歴も2ヶ月目に突入するということだ。この60日間は長いようで短かった。最初の1ヶ月は卒業したてで気持ちが安定せず何も手につかなかったが、最近は開き直ったのかなんなのか、映画や本をひたすら消費している日々だ。ただただ消費するだけでも良いけど、今は気がノっているので、せめて消費の記録だけでもしてみる。文体がめちゃくちゃだけどしょうがない。

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ここ2ヶ月間で読んだ本

 

僕たちはファッションの力で世界を変える ザ・イノウエ・ブラザーズという生き方

僕たちはファッションの力で世界を変える ザ・イノウエ・ブラザーズという生き方

 

姉に「これ読んでみ」と渡された本。

アルパカの上質な毛を使用したファッションアイテムの製作を通して、アンデスに住むアルパカの牧畜民や、毛織工場で働く人たちを経済的に支援する兄弟の物語。章のあいまには兄弟の母が文を綴っていて、現在の兄弟の精神性がどのように形造られたかが分かり、物語に厚みを持たせている。

 

ファッションはあまり興味なかったけど、幼少時代に受けた差別に起因するハングリー精神や、早くに亡くなった父親の教えを大切にしているところなど、熱い見所がたくさんあった。綺麗事というか声を出して言いにくいような理想論やメッセージが多くて、ちょっとクドいなーと思ったりもしたけど、実際にやり遂げてるのだから凄い。

 

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

 
スティーブ・ジョブズ II

スティーブ・ジョブズ II

 

井上ブラザーズを読んで、しばらく消沈していた読書欲が少し湧いた。虚無が激しかったので、小説などのフィクションよりかは誰かのエッセイや伝記を読みたかったので、スティーブ・ジョブズのブ厚い伝記を図書館で借りた。

僕は大学では情報系の学部だったということもあり、ジョブズスタンフォードでの伝説のスピーチは講義の題材として何度も扱われたことを覚えている。「今日を最後の日だと思って生きる」とか「ドグマに囚われるな」だとかの力強い言葉に僕も少なからず感化された。まぁその結果がニートですけども。少数派という意味ではジョブズに近づけたかもしれませんけども。

日本のiPhoneのシェア率はAndroidを凌駕してるらしいし、例に漏れず僕もiPodnano、iPhone5、MacBookProとApple製品に触れてきたので、この本は最後までわりと興味深く読むことができたと思う。ジョブズの実親の生い立ちからジョブズが癌に倒れる直前まで記されていて非常にボリュームがあったので細かくは書けないけども。

で、この本を読んで何にびっくりするかと言うと「ジョブズは激しい性格」という噂は本当だったということだ。社員を簡単にクビにしたり、罵詈雑言が度を超えていたりと、そういうシーンが本書で何度も出てくる。著者は実際にジョブズにクビにされた人や、対立関係にあった人にもインタビューしていて、そういう人たちの恨み節がそこかしこに出てくる。障害者用の駐車スペースに車を停めるとかクレイジーすぎる。

でも、そういう妥協しない姿勢も全てはApple製品や、それに付随するユーザ体験への強い思いがあるからだ。このジョブズ特有の熱意は、ビルゲイツ率いるMicrosoftの、OSを他社にライセンスしてPCメーカーにWindows搭載PCを販売させるスタイルと、Appleのハード・OS共に自社で開発するスタイルという両社のビジネス手法を比較することで読み取れる。

ジョブズは、ハードウェアとソフトウェアを全て手がけることによって、ユーザ体験をコントロールできると考えた。これは、デバイスの使用感はもちろん、製品のパッケージを開ける瞬間からユーザ体験をAppleというブランドの手中にいれることができるということだ。今ではAppStoreによって個人が作ったアプリをiPhoneiPadなどのApple製品にインストールすることができるが、ジョブズは当初これに否定的だった。それほどユーザ体験のコントロールに重きを置いていたことがわかる。

ユーザ体験というのは、多分感覚的なものなのだと思う。手触りがキモチイイとか、形がかっこいいとか、押し心地がいいとか。意識しないことだけど、そういうの大事ヨネ。

 

ジョブズは、人間としてはどうなの?って思ってしまうけど、その反面、自分の理想を追い求めて不可能を可能にしてしまうところ、また他人にもその意気を乗り移させ、やる気にさせてしまうような(現実歪曲フィールド)、製品への飽くなき情熱に関して彼の右に出る者はいないんじゃないかな。

あと個人的に驚いたのは、MicrosoftのOfficeはもともとAppleコンピュータ用に造られていたということ。Windows用に造られたものを移植したのだと思っていた...。

 

エブリデイ禅 (今この瞬間を生きる、愛と営み)

エブリデイ禅 (今この瞬間を生きる、愛と営み)

 

ジョブズは禅に傾倒していて、その静謐さ・シンプルさがApple製品にも表れている。本人の性格は禅とは真逆な位置にあると思うけど...

ということでこちらの禅の本を借りたけど、ちょっとスピリチュアルな感じでよく分からんかった。「修行しなさい」って何度も書いてありました(適当)

 

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ここ2ヶ月間で見た映画

 

M:i:III (字幕版)
 

ミッションインポッシブルって見たことなかったけど爽快痛快で面白いですね。お陰様で、現実を見たく無い時は(いつもだけど)アルコールで中枢神経麻痺させて頭空っぽにしてアクション映画を見るというライフハックが出来上がりました。

この中ではM:I4が一番良かったです。世界一高いビル、ブルジュハリファでスパイダーマンしたり、核戦争勃発!?みたいなスケールのデカいミッションだったりで、トムさん本当に死んでしまうのではないかと思いました。

なんとなく3から見てしまったので、近いうちに1,2も見たいです。あと最新作のMI6も8月に公開されるみたい。

 

 

トランスフォーマーシリーズはプライムビデオで全て見ていたので、最新作も見ました。これ割と最近映画館で公開してなかったか?

今まで通りトランスフォーマーしてました。レビューが酷評のようですが、アルコールを摂取した僕にとっては、変形してガッチャンゴッチャン戦ってればもう立派にトランスフォーマーなので楽しかったです。ただあんまり激しいバトルシーンは無かった気がします。眼がトロンの扱い雑すぎてわらった。

 

 

怪盗グルーシリーズの3作目。タイトルにナンバリングが無いのでシリーズの順番がよく分からなかったけど、今調べたら2作目を見てないことが分かった。どうりで知らない女性キャラが居たわけだ。ミニオンも捕まってたし。

ミニオンはもちろん3姉妹もメチャカワでハッピーアンドハートフル。平和はここにあった。グルーの声を笑福亭鶴瓶師匠があててるのも非常にイイ。関西弁は怒り口調でも柔らかく聞こえるので、グルーの怒っても怒りきれない人間性とマッチしとってめっちゃええやん。

 

 

ずっと気になってたけどアニメの攻殻機動隊を見るまでは見ちゃダメみたいな観念があったんですが、いつまでも見ない気がしたので見ちゃいました。

CGがスゴかったです。スカヨハお綺麗でした。

 

 

ビーン (字幕版)

ビーン (字幕版)

 

ディズニー映画に匹敵する喋らないで笑わせる界の神。小さい頃よく見てた記憶があります。この映画版は日本では1998年公開で、僕も見たことがあるようで、断片的にシーンを覚えていました。オモロー

 

 

これも気になっていたけど見てなかったシリーズ。3部作ですけど面白くてすぐに見終わってしまいました。

フロドの笑顔がメチャキャワいいんですよね。眼もキレイで、本当にファンタジーでした。フロドは指輪の呪いの影響もあって活躍が最初と最後だけだったような気がしますが、その間のビッグスケールな騎兵隊合戦も見応えあります。

あと海外ドラマ・ビッグバンセオリーで、シェルドンが白のガンダルフとか灰色のガンダルフやら言っていた意味が、これを見て分かりました。

 

 

シェルドンの意味が分かったシリーズその2。バルカン人の真似だったんですね。

こちらも名前はよく聞くものの見てなかったため、プライムビデオに来てから即視聴。

宇宙船乗組員がマクロス的なフォールド・デフォールドを駆使して悪い奴をやっつけるやつ。スポックの見た目とキャラが好きです。スポックの改心が割とあっさりしていたけど、もうちょいカタブツキャラなところも見たかった。

結局スポックのお父さんと思われる人はスポックの別の未来だったのか?だとしたらいつどうやって来たのか?タイムリープ的な作品は頭が悪いわてくしには非常に難解です。

 

 

これも、公開されていた時話題になっていたので気になっていたやつ。今回挙げた中では一番好きかもしれないです。

 

キックアスは主人公ではあるけどヒーローらしからぬショボさで、ギャングに戦いを挑んでも毎回ボロボロ。敵を思いやる気持ちは素晴らしいけど、やられっぱなしなところを見てると「もっと徹底的にやらんか!」と、観てる方も殺気だってきます。

 

そんな視聴者の隠されし殺人願望を背負ってくれるのがヒットガール!!

キックアスとは違って、ヒットガールは悪人を容赦なく殺します。彼女が登場してから、飛び散る赤い液体の量が明らかに増えてます。時々エグいくらいだけども、気分爽快!

 

何よりヒットガールを演じるクロエ・グレース・モレッツちゃんがギャンカワ!

 

 

 こんなかわいい子になら殺されてもいいですね

頭の中が「めんどう」で埋め尽くされると危険

最近のわたくしの精神状況といえば不安や焦りが思ったよりも少なく、代わりと言っちゃなんだが、端が見えないほどの虚無が拡がっている。ネガティブ感情に蝕まれるよりはマシなのかもしれないけど、虚無は虚無で虚しい。

大学生の頃、精神的に辛い時は後悔や不安、それを材料にした自責料理などネガティブミックスパレードな状態だった。そういった感情が渦巻いていると、比喩では無く本当に頭が重くなるのが分かり、歩くたびに足が沈みこむような感覚があった。負の思考が止まらなくなって脳の処理のキャパシティを超えると、「めんどうだ」という言葉がただ一つ顕現した。そうなると頭の中を「めんどうだめんどうだめんどうだめんどうだめんどうだ」と埋め尽くすのも時間はかからない。

パソコンを処分するときって、HDDのデータをゴミ箱から消しても復元できてしまうから、データを完全消去出来るソフトなんかを使うんだよね。そういうソフトは、適当なデータでHDD全体を何回か上書きすることで復元不可にするんだ。この時はまさに「めんどうだ」って言葉で浮かんだ感情全てを上書きしていった感じだった。

こんなことになったのも人間が思考する動物だからであって、この頃は「ムダに大脳発達させやがって」とか「思考する能力なんていらねぇ」とか「人間以外に生まれたかった」みたいなことを考えていた。

哲学的なことを考え始めたのもこの頃で、中島義道の本を読んだり哲学系の2chまとめを見たりすることで、人生には意味がない論を中心に順調に生きていたくねぇ気持ちを醸成していった。こう考えていくと生への執着も無くなるし、全ては「めんどくせぇ」で理由付けできる気がしてくるから凄い。

HDDのデータを復元不可能にするには、ハンマーなどで物理的に破壊するというのもあり、これは手っ取り早く確実な方法だ。わたくしも自殺したかったが、生存本能には勝てず失敗した。こういうところは動物的なくせに、ご立派に想像したり創造する人間にはわたくしは心底向いてないと思った。

まぁ結局生きて24歳になってしまった。今は「勝手に生まれ出たのだから死ぬ選択ぐらいしたって良い」みたいな、割と死を論理的に肯定しているけども、その時は論理的思考なんて出来るわけもなく、「あぁ〜死にたい」と漫然的に死を想っていた気がする。どちらが精神的に良いかというと、どちらもアレだ。今も消えたい気持ちはあるけど、自分から死ぬことは出来なかっただけに、その積極性はあまり無い。

何が言いたいのかというと、このように感情に蓋をするような過去があって、その影響が今も残っているからニヒリストみたいになっちゃってるのかもしれないということだ。もうほんと虚無。

卒業

先日、大学を卒業できることが確定した。

 

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学校からの帰り道、在校生専用サイトにログインし「卒業合格」の四文字を確認すると、少しの安堵と後悔、そして不安が入り混じる感情が押し寄せてきた。最後には大きな虚無感となって、僕の心にずっしりと居座った。

卒業とは本来、晴れやかで希望に満ちたものなのだろうか。小学校や中学校を卒業した時の気持ちなどいちいち覚えていないが、少なくとも今のように灰色な気分ではなかった。卒業式の時点で進路が決まっていなかった高校生の頃でさえ、これほど絶望してはいなかった。大学に進みほどなくして自己意識を持つようになり、それが過剰になってしまった今、「卒業後は社会の中での自分の立ち位置はどうなるか」を嫌でも考えてしまう。

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内定はないため、普通とされる人生の枠からは外れるだろう。おそらく今自分が思っている以上に状況は深刻だが、現状を改善する気は全くおきない。このままだと近い将来もっと不幸になり、その時になって努力しなかった過去の自分を恨むことになる。しかし、僕は未来への不安をエネルギーにして今を頑張るということができない。どうしても現状維持の選択をしてしまう。その結果、不安や焦りだけがいつまでも滞留し、心に負荷をかけることになる。

「現状維持は衰退」とはよく言ったもので、僕は年相応の何かを身につけず、24歳まで生きてしまった。僕の人生は諦めの連続で構成されている。成功体験がないため自信が持てず、何も変えられない。学位を得る頃には何かが変わっているだろうと微かな希望を抱いていたが、結局はこれだ。

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僕の大学生活は一言で言うと「無」だった。4年次に2度留年したため、大学には6年間在籍したことになる。だが、6年間を振り返っても、何も思い出せない。印象的な出来事は何もなかった。いや、留年後2年間の精神的な辛さは今尚染みついている。この6年間を総括すると、何も無い、または辛かったのだ。0以下の大学生活からようやく脱せると思えば、清々しさが無いわけではない。しかし、貴重な大学生時代を無為にしたこれまでの人生の延長線上にある未来を、やっていく気概がない。

 

 18歳から24歳という心身ともに瑞々しい貴重な時期を、棒に振ってしまったのだ。

 

「大学生時代を無駄にした」と自分で言葉にするだけでも精神的な苦しさがあった。卒業を迎える今、一区切りをつけようという思いがあるから言えることだ。

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留年時に抑うつ状態になってからお世話になっている学生相談室のカウンセラーに、「大学に入らない方が良かったかな?」と聞かれたことがある。もちろんいきなり言われたことではなく、自分の胸中を吐露して精神的苦痛を発散させる過程でのことだった。学校での過ごし方、休日の行動、普段考えていることなど、今まで他人に話すことがなかった内容も全て打ち明けたうえで投げかけられた言葉だったため、何も言うことができなかったが、ただただ「多分そうなんだろうな」と思った。これまでの苦痛に耐えた時間や親に払ってもらった膨大な学費、それら全てを否定することになる言葉を本来認めてはいけないのだろうが、あまりに率直で悪意のない一言だったため、素直に心に刻まれた。 

親には本当に申し訳ないが、 僕は大学に行く意味が無かったと思う。

 ----------------振り返り-------------------

-----------------今--------------------

卒業が決まってからは大学に行く必要がなくなり、バイトもしていないため、昼夜逆転した自堕落な日々を送っている。去年の春休みにピッキングのバイトで稼いだお金が尽きかけているため、外出もあまりしていない。1日の半分以上は寝ていて、残りの時間はTwitterをなんとなく見たり、特段面白くもないゲームをしている。

普通の人は何かしらの活動をするために身体の充電として睡眠をしているが、僕は睡眠こそを主目的としていて、他の活動はおまけのような感じになってしまっている。寝ている間は思考の波に襲われずにすむからだ。今は留年直後や卒検の締切直前の時のように極端なネガティブ思考はなくなったが、ふとした瞬間に自分を客観的に見てしまい、焦燥感や無力感に陥るため、防御手段としての睡眠が必要になる。

ゲームをしたり、アニメを見たりしていると、「こんなことをしていても時間の無駄じゃないか」と考え出してしまい、心の底から楽しめることが無くなってしまった。何をしていても、根本の生きづらさからは逃れられない。だから、できればずっと寝ていたい。 起きていても意味がない、生きていても意味がない。

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過去に固執していると、本来は不定で自由であるはずの未来も不幸で縁取られていってしまう気がする。解ってはいるが、割り切ることができない。 

ミニ四駆

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部屋の掃除してたら未作成のミニ四駆があったので作った。

ミニ四駆は初めて作ったけど、ガンプラとは違ってネジとか金具パーツを使うから新鮮だった。

 

あとモーター音って意外とうるさいのね。

コース走らせてみたいなぁ