エクボちゃんたちのママ

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ぶちまけていいですか【娘の出産】

お母さん、予定日より早いんだけど、入院することになって…。


出産予定日より、10日も早く陣痛促進剤を使っての出産になるとの話だった。


娘からの話だと、どうして⁉と思わされることばかりだが、そうしなければいけない理由があったのだろう。


自分なりに自分の経験からの想像ては、赤ちゃんが大きくなりすぎて、母体の負担を軽くするためか?

それしか思い付かなかった。

里帰り出産をせずに、地元の豪華な産院で産むという娘の意思に従い、私は新幹線で娘のもとへ向かう。


娘は単純に、早く赤ちゃんに逢えると思ってか、入院の朝、意気揚々と車に乗り込んだ。

彼女の気持ちとは逆に、私は、
まだ、赤ちゃんの位置が高いし、胎動もあるのに、ほんとに今、出さなければいけないものなのか…と不安でたまらなかった。



ここかあ。
なるほど、私の住む町の産院にはないほどの、まるで、ホテル並みの造り。
全室個室で、ビジネスホテル顔負けで、すでに今の時点で彼女の医療費は出産費用込みで50万を越えているという。


初めての記念のお産をここで‼

今の若い子が思いそうな所ではある。



しかし、私はこれだけの設備を維持するためには、お手だしの医療費を請求して当たり前だな・・・
これから先、何も起こらずに済めばいいが。

と、頭を過った。




早速、入院初日に、当初の予定と違いが出てきたが、娘が無事でお産をしてくれるのであるば、それだけで良しとしよう。


が、その願いはたった2日間、自分の思い描いていたものとことごとく違っていった。





入院して2日目
朝から陣痛促進剤の点滴が始まる。
すぐに、5分間隔で、お腹が張る程度の陣痛が始まり、子宮口は4センチ開いた。

いきなり、医者が来て何も言わずに破水をさせ、点滴の滴下数を増やされる。


あれよあれよと、陣痛が強まり2分から1分間隔。娘も尋常ではないほどの表情や訴えを起こす。


いつ、分娩台へ⁉
まだなのか❗




医者から説明があるとのことで案内された。


やっとだね❗
もう、思いきり力める時が来たぞ‼


看護師が点滴をとめ、機器の片付けを始めた・・・・❓





  今、子宮口が7センチ開いています。
  このまま続けても、母子ともにストレス
  になるばかりなので、帝王切開
  します。


我慢できないほどの、この世のものではないようなこの状況下の娘たちは、藁をもすがる思いで、うんうんと頷く。


陣痛促進剤を始めてまだたったの数時間。
もう、出産は目の前⁉
確かに、昨日の朝の状況からすると、猛スピードで事が進められている。
破水をされているのだから、感染症も懸念される。
苦しさから逃れたい娘たちの気持ちはわかりはするが・・・


と、私が娘の名前を呼んで確認しようとすると、医者が素早く、私の言葉を遮るのだ。




  ぶちまけていいですか❗
  どうして、あの状況で、前期破水を⁉



  お産をスムーズにするためですよ‼
  僕のやり方に不満があるなら、よその
  病院に行かれてもいいですけど‼



何を言っているのだ?このバカ医者❗


気持ちを沈めていると、助産師がやってきて一言。



  おばあちゃまが、納得されていないよう
  なので、先生は帝王切開を行うことは
  できないと言われています。


  私を引き合いに出します⁉

  ぶちまけていいですか❗
  破水も何の説明がなく行われ
  帝王切開にしても、30分前の診察のと
  きに、何故❗一言❗帝王切開になるかも
  しれないと思いを説明しなかった❗
  帝王切開をするならばと、あれこれ後の
  ことなど、説明をする内容はないのか❗


なんだ❗
こ・こ・はっ❗❗❗❗❗❗❗❗


結局、娘は帝王切開で赤ちゃんと対面できた。


二人が、健全なら良しとしよう‼




そういいきかせていますが、
産科の知識がなくて、同じ立場なら、どう思われるのだろう。


出産翌日、院長から、


母体の回復を優先したいので、旦那さん以外の面会を制限します。

と、面会時間は7時間半あるなかで、私の面会は30分以内とされたのである。

努力は夢中に勝てない

4歳の孫が、毎朝、幼稚園に行きたくないと泣く。

自宅内での笑顔も減っている。
耳が悪いのだろうかと心配するくらいの彼の大声を・・・私は最近耳にしない。


彼が言うのには、先生が恐いのだそうだ。

なんでもかんでも、今の時代、○○ハラスメントと話題にされがちだが、それを使わせてもらえるなら、彼の口から出てくる彼女のしていることは、彼を精神的に追い詰め、完全な【モラハラ】である。


家庭で、何とかフォローできなかったのかと反省しつつ・・・私は、モンスターペアレンツと化した。


最初は、半分笑顔で、目をキョロキョロと落ち着きなく
「この度は申し訳ありませんでした」
と、挨拶に来てくださった。


ところがドッコイ❗

私の反撃が始まった。

「生まれてきて、たったの4年の彼を自信がなくなるようにするのはたやすいことだったでしょう。さあ、どうします?今度は私が、貴方に、朝が来るのが嫌になるように追い詰めていくか、貴方が貴方の仕事にやりがいと責任をもてるよう自分で改めるか。どっちにします?」


彼女の答は、もちろん後者を選んだ。



色々と話すなかで、園長から運営する面での大変さも聞いた。

今の若い子は注意すると、すぐに辞めてしまうと。


それはどこも同じだ。



私は、世間様が大変な仕事だという介護の仕事をしているが、楽しくて仕方ない。

トイレの失敗の処理や、認知症のわけわからん言動も、利用していただくための書類作りの残業も苦痛に感じたことがない。
家族様からの苦言に対しても、誠意をもって対応すると、嘘のような理解者となり、後押しをしてくださるほどに変わっていく。


だが、どんな仕事でも性にあわないと辞めていく人もいる。
それは仕方のないこと。


私の場合、ここまでくるのに、努力をしてきたのかもしれないが、私の中では、この仕事に夢中になれただけのこと。

今でも同じ。

もう、医療の中の看護師として働くことはないだろう。介護の中での看護師で充分満足している。



彼女にお願いした。
幼稚園児の子はできないことだらけで、それに対して、貴方は腹をたたせながらも、教育として【努力】ということを教えるのが大変であり大切だろうけど【夢中】にさせてやれないか?


彼女は涙を浮かべながら頷いてくれた。

風邪じゃないよ

私は、娘夫婦と小学生と幼稚園児の5人家族。


子供が小さいと、しっかりと免疫がつくまでは風邪やワケわからん熱にママは心をいためる。


下手に咳をしようものなら、ジロリと睨まれる。
幼子に風邪がうつることがいち早く彼女の頭の中で想像されるのであろう。


昨日の寝る前のこと。
私が咳を二つ三つ…

  (娘) ジロリ( ̄ヘ ̄メ)


(私) 風邪じゃないよ

  (娘) えっ(゜ロ゜ノ)ノ

(私) 心配させると悪いから

  (娘) なんで・・・

(私) 早く言っとかんと・・気にするやろ?

 (娘) ・・・・(´;ω;`)




( なんか反応がおかしい )
(´;ω;`)








・・・(;´Д`)
娘の耳に届いた私の言葉は



金がないよ


だった(((((゜゜;)

神様から与えられた試練

幼い頃、


不幸な環境だったのか
幸せな環境だったのか
よくわからないが

  私が死んだら誰か泣いてくれるのだろうか

と、真剣に悩んでいた時期がある。



馬鹿げているが、何度も 
【死んだふり】 
をしている。


夜、寝ていて、誰かが私を覗きこんだとき
朝、起こされるとき

ピクリとも動かずに息を止める



姉や母は、何事もないように、スルーするか、私をたたき起こすかのどちらかで・・・・



そして、また

  私が死んだら誰か泣いてくれるのだろうか

と、悩むのである。




大人になり、異性から

  男は試されるのが一番嫌いなんだ

と言うことを聞いたとき、その事が頭に浮かんだ。


あの頃の私は、自分がどう思われているのかを知りたくて、試していたのかあ(笑)



何でだろう


自分に自信がなかったから ?

人を信じていなかったから ?



で・・・・・今は ?


自分に自信がついた ?

  いや、自信はないけど・・・?神経が図太くなった
  ・・・(;´Д`)



人を信じるようになった ?

  ん~
  警戒心は・・強い・・・・




だから、死んだふりはしなくなった ?







わかった💡






神様から与えられた試練のおかげかもしれん

     d=(^o^)=b  

幸せのかたち

立ち止まる

後ろを振り向き、暗闇の中から、
過去の自分を見てみる


   笑顔の私がいる

   幸せそうに笑っている


何がそうさせてるの?


   大好きな人がそばにいる

   その人と話をしている

   その人と食事をしている

   その人と歩いている

   寝るときは隣で眠り

   起きると隣で眠っている

   手を繋いでくれる

色々と見えてくる、あの頃の幸せのかたち





今、それが見えてしまうのは
今、それがないから
今、それを欲しているから・・・・




前を向き、今の自分を見てみる


   笑顔の私がいる

   幸せそうに誰かを見つめている


何がそうさせてるの?


   娘たちがいる

   孫たちがいる

   娘たちが話をしてくれる

   幼い孫たちが小さな手で抱き締めてくれる

   暖かい太陽と風と庭

贅沢な今の幸せのかたち


そう

過去は過去


これからの幸せのかたちを見つけよう

これからの幸せのかたちをつくろう

   
  

何が正しいか

施設で、外部の方々の送迎から帰ると、職員が血相変えて近づいてきた。


  「 ○○さんが意識がありません。 」


走ってお部屋へと向かう。
もう一人の看護師がAED をセットしていた。

AED からの音声。


  「 AED は不要です。
    心肺蘇生を続けてください。 」


どこの動脈からも脈拍が触れない。


   「 聴診器‼ 」

心音も肺の呼吸の音も聞こえない。

AED は不要ですって・・・

どういうこと⁉

心拍が弱い・・・ってことか❗


即座に心臓マッサージを行う。


心臓マッサージを変わってもらい、人工呼吸も行った。





  「 ○○さん❗  ○○さん❗ 」

大声で叫ぶが、眉間もひとつも反応しない。




涙が止まらない。






様々なことが頭を過ったんだ。

( もう逝かせてもエエんじゃないか? )


( 二人で、鳩を一緒に見に行って、頭の
 上の鳩をみて、うっすらと笑ってくれた。
 帰りに初詣に行って、一緒に鈴を鳴らして
 お賽銭なげて。
 あのとき、何を願ったの? )

( もう、結構です・・・って言ってるの? )


( 今、私がやってることは・・・誰のめ? )


( 子供さんが帰ってくるまでは・・・ )


( ○○さんは・・・・
    もういいよ、もういいよって
    いってるんじゃないか⁉ )


( もう1回でいいから、一緒に出掛けよ )


( お願いだから・・逝かないで・・・ )




楽にしてあげたいと思いながらも、私は、この会社の人間であることが考えの邪魔をする。



救急隊がきて、セッティングされたモニターに、30台の心拍が映し出された。



胸板が大きく沈むほどの心臓マッサージが行われながら病院へと向かう。




救急センターに運ばれ、医師へ流れを説明。


医師の一言。

「 今の時代、人工呼吸はしませんよ。
  感染だとか…リスクを考えるとね。 」


わかってる。
数年前にも言われたよ。


同じような状況で。


でも、あのときも今回も仕方なかった。

  感染症
  大丈夫か?
って、思ったさ。

いや、目の前のこれを何とかしなきゃ❗



自分には守るものはない❗

○○さんを守りたい❗


って、自分で決めた行動なんだ。


あんたから、言われなくてもわかってるさ‼






ただ

結局は、息子さんが帰ってくるまでに間に合わなくて・・・


私がしたことは正しかったか



そこなんだ・・・

1月31日 (水) ☀

 「 今日の調子はどうですか? 」


車イスの彼は、目を閉じたまま弱々しく応えた。

 「 ・・・あんまり良くないです。 」



 「 私が誰だかわかりますか? 」

 「 ・・・目を閉じていてもわかりますよ。
   女神さんですね。 」


97歳。
半年前に入居されてきた頃は、私と会うと、指をピンと揃えて笑顔で敬礼をしてくださっていた。

日々、私たちが、雑務に追われる中、
彼は、慣れない施設生活と
それに対する私たち職員の至らない【業務】の結果ではないか❗と、私は自分を責める。


「 今日は、少し天気が良いです。
  どこか、行きたい所はありませか? 」

彼は少しだけ考えて
 「 常盤公園ですね。 」

 「 よし❗ 行こう❗ 」





「 ごめん‼ 人手、足りてるよね❗
  ○○さんと、常盤公園行ってくる❗ 」


いつも通り、身勝手な私の行動(笑)
    ( 〃▽〃)





リフトカーに車イスごと、乗っていただき、車で10分。




 「 着きましたよ (⌒‐⌒) 」


が、車から降りて、数メートル。
まだ、駐車場の中。
彼の一言。



 「 これで充分です。
   帰りましょう。 」


     (/ロ゜)/


「 寒いですか? 」


「 いや・・・・僕は、女神さんが職員さんから
  叱られるのではないか・・・心配で・・。」


こんな風に私を気づかってくださるのに、彼がこんなに小さくなるまで私は・・・・


「 大丈夫❗ (゜∇^d)!!
  これでも、私は威張ってる人なんだか
  ら 」
        


うっすらと笑ってくれた。



公園の中の池の橋を渡り、売店で鳩と鯉の餌を買った。


あっという間に、私たちは鳩に包囲された。
彼は、うつろな表情でじっと見つめている。



ここで笑いを取れなきゃデイサービスの職員じゃないな❗

と、芸人魂が芽を出す。



 「 ○○さん❗   見て❗ 」

      \(^o^)/


頭の上にまかれた鳩の餌に誘われて、私の頭には数羽の鳩。

ツンツンとつつかれて・・・・ちょいと、痛いぞ⤵



目を丸くして、驚きの○○さん (○_○)!!

ヤバイ❗
引いてる ( ; ゜Д゜)


私は、頭の上の鳩が逃げないように、ゆっくりゆっくりターンして、ジャージの裾を持ち、かわいく軽く会釈をすると、やっとニッコリしてくれた。




缶コーヒーを飲みながら沢山話を聞いた。




「 姉と来ているようで、とても幸せで
  す。 」



嬉しいお言葉だが、心が痛かった。