【Touchdesigner】Arduinoでシリアル通信とVJソフトArenaにOSC送信する方法について
忘備録のため、ブログに残すこととします。
<今回行うこと>
Arduinoに繋いだボタン5つどのボタンがクリックされたかをシリアル通信でTouchdesignerへ送信。
押されたボタンに応じてVJソフトArenaで割り振った映像を変更。
VJソフトに送らず、Touchdesignerで完結できるじゃん!となるかもしれませんが、私はTD有料版ではないため、フルHDで映像が投影されず泣く泣く無理やりOSCを使用することとしました。
そもそもArenaとTDのOSCのチュートリアルもなかったので、いるか分かりませんがお役に立てるかもしれない...というところからブログに残すこととします。
まず、
(1)Arduino→TD (シリアル通信)
ボタン(モーメンタリ式 )とArduinoを連携させてます。
そして、TDでSirialDATを作ります。
シリアル通信で、押された番号が表示されるようになっているので、
SelectDATで一行目だけ取得。
DATtoCHOPでCHOPに変換します。
そのあと、nullCHOPをかませて、
1〜5ボタン分のExpressionCHOPを作り、
ボタン1が押されたら、一つ目のexpress1CHOPが0から1になる。
ボタン2が押されたら、一つ目のexpress2CHOPが0から1になる。...
というように、指定します。
(私は押されたボタンの回数もカウントしたかったので、countも追加しました)
(2)TD→Arena(OSC通信)
ExpressinCHOPをConstantCHOPでまとめてここでArenaにOSCを飛ばす準備をします。
ここからは一旦Arenaの設定を確認していきます。
Arenaを開き、タブのMapping> edit Application OSC MAPをクリックすると、
OSCでどこに割り振るのか、確認することができます。
緑になっているところが、割り振れるところで、クリックすると、
その箇所の階層が見ることができます。(左下のOSC Output部分)
この階層部分をコピペして、ADノConstantCHOPに貼り付けます。
今回は、Arenaのレイヤー2のクリップ1~5に映像を入れといて、
ボタン1が押されると、OSCでレイヤー2のクリック1がクリックされるようになっています。
ここで注意なのが、ただこの階層をコピペしても反応しません!
最初のスラッシュを削除して下さい!
例えば、「/layer2/clip1/connect」だったら
「layer2/clip1/connect」と貼り付ける。
これで、TDでOSCCHOPでTDから送信するOSCの番号とArenaで受け取るOSCの番号が一緒か確認してオッケーです。
あまりArenaを使っている人を見たことないですが、、、
もし誰かのお役に立てられたら嬉しいです!
では!
初めての展示!ドバイ1週間滞在(2) ー展示ー
展示はドバイデザインウィークに合わせ月曜から土曜の6日間行われます。
世界のデザインスクールから展示するglobalgradshow以外にも、facebookなどが企業展示をしていたり、ドバイ未来やAIを考える講演会もあります。
なんとか、設営は終わったものの、
基本的に展示する方々みなさん自分の作品をどうアピールするか(商品化されるようにするか)ビジネスの機会として考えている人が多いので、弱肉強食の世界です。笑
去年、オーストリアに留学した時は「留学生」として英語ができなくても優しく接してくれましたが、今回は全くそんなことなく、英語がペラペラ話せない私にとっては、この1週間は、毎日、「ひ〜」となってしました。
来る方も、私の作品に対して真剣に聞いてくれますが、うまく伝えられず悔しい思いを何回もし、英語を真剣に勉強しなければ...と心に決めました(何回目って感じだけれど)
ちなみに
出展者に日本人は私以外一人もいなく、かつアジア圏は中国の方が圧倒的に多いです。
大学がある国の生徒はその国の人っていう概念はもはや全くなく、ハーバードやRCAも中国の方が多い印象で、単純にすごいなあ...と感心しました。
とともに、全くデザインのことはわからない自分でさえ、もしや日本ってやばいのでは...という危機感を抱きました。
とはいえ、出展者の方々から、「日本のあのデザイナーが好き〜」などと、日本に対してのイメージはポジティブなものが多く、にもかかわらず海外に出ない日本って、もう日本に閉じこもって、黙々を作るそれを、気づいてもらうまで待つしかないのか...という割と諦めの感情にもなります...。
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修士作品最終審査の前日夜に日本に到着するというやばいスケジュールだったので、全然観光などはできませんでしたが、非常に考えさせらえる機会となりました。
もっと今度は、英語も勉強してきちんと伝えられるようにしてから行きたいです...
ほんと...
初めての展示!ドバイ1週間滞在(1) ー到着から設営ー
8月にドバイデザインウィークで展示できる枠があると先生に打診して頂き、
厳しいだろうなと思いながら、(といいつつその時作っていた作品を必死に英訳し笑)
応募したところ、奇跡的に通ったので、展示しにいきました。
dubai design weekの1イベントのglobal grad showという企画で全世界の150カ国のデザインスクールハーバード、MIT、RCA名だたるデザインボススクールから小さい学校まで、生徒の卒業作品が展示されます。
作品審査1週間前という、地獄なタイミングで出発当日まで、インパクトで展示設営をしている有様ながらも、フィリピン経由でドバイへ。
関係ないですが、今後長距離の移動ではLCCは使用しないと心に決めました。
安いけれど、結局荷物多くなるから、荷物量でプラス料金かかるのと、長時間でLCCの席の狭さは体にこたえます。完全になめてた....
しかも、乗り換えのフィリピン15時間トランジットでは、なぜか外に出させてもらえず、入国審査後に謎のベンチが置いてある質素な部屋で待つ羽目に。お腹が空いた時は、警備員にお金を渡して買ってきてもらうスタイル。
周りはフィリピンに入る入国VISAがなくて、元の国に帰る人とかで、圧倒的に異様な雰囲気。笑 寝泊まりはベンチで、人生初の空港泊を経験しました。
一応予定的には、空港内にあるカプセルホテルで泊まる予定だったのに...
でも、かわいそうだと思ったのか、職員の人が職員用?のwi-fiを教えてくれて、wi-fiは使い放題だったので、まだ出来上がってない修士作品を作ることができてよかったかも。笑
なんとか無事、ドバイにつき、荷物を受け取り、simカード購入後、タクシーでホテルへ。
街中では全く見ませんでしたが、空港からだと女性専用タクシーがあるみたいで、たまたま、タクシー乗り場できたピンクタクシーに乗れました。
その日は次の設営日に向け、爆睡。
しかし、心配性なので、自腹で前日入りしたにも関わらず、会場全体の設営が終わってないから、17:00以降にきて欲しいと連絡が。
フィリピンで15時間もトランジットして、(しかも、よくわからない部屋に12時間閉じ込められた)前日入りしにも関わらず...絶望(笑)
なので、先生と合流し、17:00までタクシーでドバイのギャラリーが集まるエリアへ。
ドバイは、タクシーが安い!そして、uberがとっても便利なので、メトロもありますが、ほぼタクシーで移動しました。
絶対ドバイ行く時は、uberのアプリDLして登録しておくことをお勧めします!
場所をタクシーの運転手に伝え、高層ビルがたちながぶところからどんどん庶民的なところ(というよりも砂漠)で下されましたが、工場ばっかである気配なし。先生とひたすら歩くことに。笑
やっと見つけた!と思ったら、もう明らかにやってないような埃まみれの窓がらずに雑多に額縁が置いてある感じで、これはやっていない。と先生と絶望しながら、一旦入り口を入ってみると、外からみるのとは全く違く、中はとってもおしゃれな空間が広がってました。もう、都市部から離れてて、外から見たら、ボロボロなのに何事って感じです。
昔の建物を改造して、コンテンポラリー系のギャラリーや雑貨屋さんカフェが並びます。
ドバイはお金持ちのイメージが強いですが、意外にも美術館やギャラリーは少なく、今回行ったギャラリーが集まるところも、ここ以外はないようでした。
現代アートがメインですが、パフォーマンス専門のギャラリー?場所もあって素敵。
設営の時間があったので、そこからまた展示する場所へ。
デザインウィークの会場もdesign distinctと言って、ポツンと砂漠の中にある感じなのですが、いくつかあるビルの全てにデザイン系の会社が入っていて、1階はギャラリーや講演会スペース、おしゃれなショップやカフェが入っているような地域です。
これからこの地区を拠点にして、どんどんこの地域の周りにデザインに関連した建物を作って行くんだろうな、って感じで、会場は非常にお金がかかってる感じ(笑)
17:00をすぎ、設営へ。
設営に関しては、去年よりも、とんでもなく展示スペースが小さくなっていたことに参加者全員発狂しながらも(事前連絡全くなし)それぞれ持ってきたもの・映像をセッティングしていきます。
そもそも日本の学校が卒業時期が違うので他の学生は卒業作品として展示物を持ってきたけれど、自分は7?8?月時点に作っていた作品と、修士作品で出来上がった作品の見た目が全然違う。でも、もうこれを展示するしかないと、何も言われないよう、ドヤ顔で展示しましたが、主催者から何も突っ込まれず、とりあえずホッしました。(笑)
基本、参加者はプロダクト系が多かったので、作品+映像みたいな感じだったんですが、私の作品はボタンを押すと、流れる映像が変更する仕組みになっていたので、mac proを仕込む必要があり、周りがUSBをディスプレイにさして設営終わりやわ〜みたいな感じになっている中、うまく映像が流れず冷や汗。
(しかもHDMIケーブルも日本に忘れてて、先生に買ってきてもらう羽目になりました。土下座もの)
というのも
出発の前々日までは、私もあらかじめ作った映像を流すだけでいいや〜と思っていたのですが、いやっやっぱりプログラム組もうってなったので、そもそも映像も中途半端で出来上がってない状況で設営でなんとかなるやろって甘く見ていました笑
次の日も午前中なら設営できるとのことで、その日はホテルにかいり、
部屋がツインだったので、部屋一緒の方(相手もこの展示に出てる人)に挨拶をして、
迷惑にベッドの中で徹夜映像編集。泣
でも、無事次の日、映像もプログラムも動きました。泣
そしていざ展示期間開始!