漫才台本その20「修学旅行の日程」
ツ「中学校時代とか楽しい思い出いっぱいあったよね」
ボ「それな」
~
ボ「ガラガラガラ、はいみんな席に着けー」
ツ「先生来た、座れ座れ」
ボ「えー、ではホームルームを始める前に、皆さんにお話ししなければならないことがあります」
ツ「え、話ってなんだろ」
ボ「えー、本人の意向により、直前までみんなには伝えていませんでしたが」
ツ「え、これってまさか」
ボ「えー、明日・・・・・・」
ツ「まさか誰か転校!?」
ボ「明日から、二泊三日の修学旅行です」
ツ「嘘だろおい!?明日から!?なんも準備してねぇよ!どういうこと!?」
ボ「修学旅行のしおりは用意してあるので今から配ります」
ツ「ちょっと待って!?なんで伝えてなかったの!?本人の意向って、本人って誰だよ!?」
ボ「私です」
ツ「お前がめんどくさかっただけかよ!」
ボ「行先は京都ね。明日からなんで、さっそく今から日程確認します」
ツ「めちゃくちゃ急じゃん」
ボ「まず一日目、朝6時起床!」
ツ「一日目はまだみんな家だよ!起床時間は家の近さによるだろ」
ボ「学校に集合して、バスで移動します」
ツ「まぁ毎年同じような感じだよね」
ボ「くれぐれもバスではお年寄りに席を譲るように」
ツ「公共バスなの!?修学旅行なら貸し切りバスじゃないの!?」
ボ「ちゃんと席を譲るように。これは先生みんなに注意してるからね。運転手にも注意しておくから」
ツ「運転席譲ったらマズいだろ!お年寄り運転できないだろ!」
ボ「バスの中では、レクリイ・・・レクレエー・・・リクレイーショ・・・レイクレーショ・・・レイプショーを行います」
ツ「レクリエーションな!なんだよバスでレイプショーって!マジックミラー号か!てか公共のバスじゃないの!?」
ボ「レクリエーションを行います。みんな大好き椅子取りゲームね」
ツ「アブねぇよ!バスん中でそんな動き回れるか!怪我するわ!」
ボ「途中でサービスエリアに寄ります。みんな、いっぱいサービスしてもらおうな」
ツ「いかがわしいとこなの!?なんかすげぇいやらしく聞こえたんだけど!?」
ボ「京都についたら出席をとります」
ツ「出発前にとれよ!京都で誰かいないってなったらどうすんだよ」
ボ「自由行動の後に、旅館に集合します」
ツ「旅館楽しみだね」
ボ「旅館の名前は、桔梗館の別館、のそのまた分館、の第3離れ」
ツ「すっげぇサブじゃん!テンション下がるわ」
ボ「旅館の部屋割りですけど、基本的に自由ですが、苗字が佐藤だけ一部屋に集めます」
ツ「なんでだよ!なんだその趣向」
ボ「夜の入浴時間ですか、クラスごとに時間を決めてます」
ツ「まぁ人数多いから仕方ないね」
ボ「一日目1・2組、二日目3・4組」
ツ「日替わりかよ!毎日入らせろや」
ボ「夜10時就寝です」
ツ「まぁそんなもんか」
ボ「そのあとは、教師陣は芸者とうはうはです」
ツ「言わなくていいよそれは」
ボ「次の日、午前2時起床」
ツ「漁師か!早すぎるだろ」
ボ「午前2時から午前8時まで自由行動」
ツ「二度寝するよ。自由ならもっかい寝るわ。なんで一回起こした」
ボ「午前九時から、一時間目が算数、二時間目が国語・・・」
ツ「普通に授業あんのかよ!?もういいよ」
ショートコント台本集その4
『だーれだ』
女「(男の目を隠しして)だーれだ?」
男「あ、その声は女ちゃん!」
女「せいか~い!よくわかったね!」
~次の日~
男「あ、女ちゃんだ!よ~し、やり返してやろう!・・・だーれだ!」
女「あ!この手のイカ臭さは男君!」
男「臭いで当てないでぇ!」
『お隣さん』
人妻「ぴんぽーん」
青年「はいはーい、がちゃ」
人妻「こんばんは」
青年「お隣のお姉さんじゃないですか。どうしたんですか?」
人妻「あの~、これ作りすぎちゃったんで、おすそわけです」
青年「いいですよ。なんですかこれ?」
人妻「赤ちゃん」
青年「計画的に作れや!」
『サッカー』
A「PK戦やろうぜ」
B「いいね」
A「お前太ってるからキーパーな」
B「見た目で決めんなよ。まぁいいけど」
A「じゃあ俺、監督やるわ」
B「誰が蹴るんだよ!」
『校長先生の話』
校長「(銃を構えて)」パァンッ!パァンッ!「ふぅ・・・・・・君で、最後だ」パァンッ!「・・・・・えー、みなさんが静かになるまで、45秒かかりました・・・・・・楽な仕事だっ!」
教頭「いやこえぇよ!!」
『追跡』
男「へい、タクシー!」
運転手♂「どうぞ、どちらまで」
男「前の車を追ってください!」
運転手「了解しました!」ブーン
男「くそっ、どこに行くつもりだ?」
運転手「あ、ラブホテルに入っていきました!」
男「・・・え?」
運転手「・・・・・・」
男「・・・・・・」
運転手「・・・・・・優しくしてくださいよ!」ブーン!
男「いや入らないでぇ!」
漫才台本その19「彼女欲しい」
ツ♂「恋人欲しいんだよね」
ボ♂「え、そんな、ねぇ・・・、急に言われても/////」
ツ「お前じゃねぇよ。彼女が欲しいってことだよ」
ボ「え、そんな/////手術するためのお金たまってからね/////」
ツ「だからお前じゃねぇんだわ。性転換してくれってことじゃないよ。元から女の奴がいいんだよ」
ボ「でも、好きな人とかいるの?」
ツ「まぁ気になってる子はいるよ」
ボ「え?俺とお前、どっち似?」
ツ「なんでこの二択なんだよ。女の子なんだから女で例えさせろ。芸能人で言ったら誰似とかさ」
ボ「なるほど。豚で言ったら角煮?」
ツ「何が聞きてぇんだ。ただの豚の角煮じゃねぇか」
ボ「名前はなんていう子なの?」
ツ「え、そこまで言わないとダメ?」
ボ「名前でなんとなくイメージできるじゃん」
ツ「桜ちゃんって子」
ボ「桜ちゃん?いい名前だね。きっと両親はその子に、魅力的な綺麗な桜に育って欲しかったんだろうね」
ツ「桜に育って欲しいわけじゃねぇだろ。あったとしても桜みたいな綺麗な女の子だろ」
ボ「その桜とはどこで知り合ったの?」
ツ「いきなり呼び捨てにするな。馴れ馴れしいなおい。まぁバイト先の後輩なんだよ」
ボ「あぁ、死体清掃員の?」
ツ「そんな闇深バイトじゃねぇわ。そこで知り合ったやつとぜってぇ仲良くなりたくねぇよ。飲食店のバイトだよ」
ボ「どういう子なの?」
ツ「ん~、基本的に明るい子だね」
ボ「じゃあ夜は目立つねぇ」
ツ「物理的にじゃねぇんだよ。性格が、明るいの。今度ねぇ、ちょっと食事に誘おうと思って」
ボ「へぇ~、なんて言って誘うの?」
ツ「ほらさ、もうすぐ冬じゃん?冬といったらねぇ・・・、イベントがあるじゃんかさ」
ボ「あぁ、あれね?」
ツ「あれあれ」
ボ「ホー〇アロ〇ン2の再放送ね」
ツ「それじゃねぇわ。たしかに毎年同じ時期に放送されるけど。クリスマスだよクリスマス」
ボ「それもあるね」
ツ「クリスマス近いから、一人もん同士で食事いかない?って誘うつもりだよ」
ボ「ちゃんと誘える?」
ツ「誘えるよ」
ボ「・・・・・・先輩、話ってなんですか?」
ツ「・・・・・・これはやってみろってことかな。まぁやりましょう。・・・・・・桜ちゃん、クリスマスって予定空いてる?」
ボ「え~と、あ!その日バイト入ってました」
ツ「あれ?たしかシフト入ってなかったよね?」
ボ「死体清掃のバイトです」
ツ「闇深バイトかけもつな!飲食店のバイトしかしてないから!」
ボ「クリスマスですか?空いてますよ」
ツ「じゃあ、一人もん同士、一緒に食事に行かない?」
ボ「いいですよ」
ツ「ほんとに?じゃあさ、何か食べたいものある?」
ボ「家の柱ですかね」
ツ「シロアリか!人間っぽいもの言ってほしいな」
ボ「フレンチですかね」
ツ「じゃあフレンチの美味しいお店探しとくね!」
ボ「じゃあ私、15年前にいなくなったお父さん探しときます」
ツ「重い重い!何さらっと闇を告白してんだよ。桜ちゃんは楽しみにしててくれればいいから」
ボ「楽しみにしてますね」
ツ「そうだ、何か欲しいものある?」
ボ「欲しいもの?」
ツ「うん」
ボ「う~ん、北方領土」
ツ「戦時中か。いやよくわかってないけど。俺がプレゼントできるものがいいな」
ボ「じゃあ、この色紙に手形ください!」
ツ「力士か俺は!そんなことやってないから。何か好きなものとかない?」
ボ「お酒が好きなんで、それを飲むためのぉ――」
ツ「オシャレなグラスとか?」
ボ「頭蓋骨!」
ツ「武将か!頭蓋骨でお酒飲む女の子見たことないよ」
ボ「そうだ、先輩と私でお揃いの頭蓋骨にしませんか!」
ツ「気持ち悪っ!お揃いってなんだよ、双子かよ」
ボ「じゃあ今度のクリスマス楽しみにしてますね」
ツ「まぁ、うん、それなりに楽しみにしてて」
ボ「じゃあ、私これから用事あるんで」
ツ「用事って何?」
ボ「マグロ漁船のバイトです」
ツ「闇深バイトかけもつな!もういいよ」