吉本隆明に出会った

人生で生涯に渡り影響を及ぼすのではないかと思うくらいの価値ある番組を見た。
吉本隆明という思想家の生誕から没するまでの思想の系譜を日本の歴史と共に振り返る内容だ。
戦争を経て敗戦、高度経済成長、安保闘争、バブル、大量消費社会、震災‥ 日本人の思想を考える上で、日本人を知る上で重要な歴史の流れをおさらいしつつ、また隆明から大きく影響を受けた学者や作家などの懐古を交え番組は流れた。

番組の中での彼の言葉の全てという全てが内臓に染み渡るような感覚がし彼を読み解き、社会とは何か、国家とは何か、人間とは何かという果ては人間は解決しえないかもしれない問題について思考する動力装置が体に生まれた感がし、この人を向いて歩こうと思った。

彼の知を追うことで自身の根底で靄に巻かれていた疑問が瓦解する、それを希望に広く様々な物を吸収しよう

そう思った。




追記 記念すべ最初の手記はそれに値すべき大きな衝撃と共に、生きる希望と共に、納得の行く題材だった
これはあらゆる手段を駆使し広めたりする類の物ではなく、自身の単なる思考の記録である。