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とある会社でマネージャーとプレイヤーをすることになった、煩悩だけで生きてる人妻。仕事や趣味がメインの備忘録

マネジメント1年生の私が部下育成のために始めた5つのこと(後編)

マネジメント1年生の私が部下育成のために始めた5つのこと(後編)

下記の記事を書いてからしばらく経ちました…

tayuccosan.hatenablog.com

 

放置していたわけじゃないのですが、短期間で色んなことが起こり、新たに内省する機会があったり…と執筆を先延ばしにしてしまいました。

 

前回の記事で申し上げた通り、私は元々マネジメントに関わるつもりで今の会社へ転職したわけではありません。

自分で言うのもなんですが、自分自身である程度プレイヤーとしての業績は残せていましたし、ある意味そのレベルで満足していました。

 

しかし、仮に私の今の売上が10億円とし年齢を35歳とします。

5年後、私が40歳になったとき今の売上10億円をキープできるでしょうか。

そして、私が今の会社を去ったとき、私は会社に何を残せたと自信をもって言えるのでしょうか。

 

そう考えると、結局はどの社会人もマネジメントは不可避なんだと思います。 

 

 で、実際に始めた5つのこと

 

①仕事の確認をすることをやめ、部下から私に報告する形式を導入した

 

部下に今の仕事の進捗を確認したり、何をしているかを確認しているマネージャーは多いのではないでしょうか。私もそうだったのですが、ある日”なぜ部下の仕事を私が確認しているのだろうか?”と疑問に思い始めました。

 

確認という言葉を使っていますが、実際に多くのマネージャーの行動は監視に似ていると思います。しかし、監視を行う仕組を作ると部下は自分の仕事に責任を持たなくなります。自分で自分の仕事を考えることがなくなるため、自分の仕事に責任感を持たなくなるのは当然です。

 

ですので、部下の仕事を確認することを放棄し、代わりに部下に

『今日は~~なので~~をします』、

『~~だと思うので、今日はこのようにプロジェクトを進めます』

という報告形式で行うように伝えました。

 

ちなみにここで重要なのが、報告書はNGです。報告書を作る時間があれば、自分のアイデアを実行に移してほしいので、報告書を作った時点で私のチームでは丸亀うどんをおごる刑が下されます。

 

②部下に権限を委ねる

 

部下に仕事を任せるのであれば、その仕事に関して私は一切の権限を放棄します。もちろん最終責任を取るのは私です。部下に権限を委ねる理由は、部下に”今行っている仕事は自分の責任、この仕事を成し遂げるのが自分の責任だ”という強い自覚を持ってもらうためです。

 

上司から命令され、命令された通りする、そういった仕事は本当の意味で自分の仕事だとは誰も思わないはずです。自分の仕事だと思わない限り真剣にはなりませんし、責任を取ろうとは思いません。部下に権限を委ねる際は、それが部下の仕事なので私はノータッチであること、そしてその仕事を成し遂げるのが部下の責任であることを明確に伝えています。

 

ここで私たちマネージャーが監視すれば、部下の責任感を打ち砕きます。部下の仕事の進め方が私たちの仕事の進め方と違っても、我慢して目をつぶる。ここで口をはさめば、それは『部下の仕事を奪ったこと』になります。そして、もっと重要なのが、委ねたのであれば部下ならできると信じ切ることです。

 

③委ねるために知識と技能を高める

 

前後しましたが、権限を委ねるには部下にそれ相当の知識と技能があることが前提です。言われたことをするだけでいいのであれば、部下は自分に必要な知識を得ようとしません。しかし、権限を委ね、部下に物事を判断する力を高めてもらいたいのであれば、判断のもとになる確かな知識が必要になります。

 

知識に関しては、研修やOJTなどいろんな方法がありますが、私のチームでは週1のMTGでプロジェクトの進捗発表や事例を共有しています。

その時に、チーム全員がそのプロジェクトにいろんなツッコミや質問を行います。その時に現在作成している資料などを事前にチーム全員に共有し、チームの人間は30分~1時間の時間を取り、その資料で分からないことなどをメモし、MTGで議論します。

 

ちなみにこのMTGが果たして重要かというと、実はそこまで重要ではなく、『MTGでいろいろ質問されるので、分からないところがないか確認しよう』という行動に誘導することが目的だったりします。

 

なので、MTGの前は部下から質問が来ることが多いので、その時だけ知識レベルの確認を行い、足りない知識は教えるということを行っています。

 

④役割認識を持たせる

 

部下にはあきれるほど、なぜ部下が私のチームに必要なのか、部下のチーム内での役割は何なのか、何を期待しているのかを何度も伝えています。

 

これは私の過去の経験がベースになっているのですが、たとえどんなに稼いでいても『組織に必要されている』と思えなければ、仕事のモチベーションはすぐに消え去ります。社員が仕事を辞めたいと思う理由の一つに『自分の仕事、ポジションが認められていない』があります。割愛しますが、私も一度似た経験をしたため間違っても部下に同じような気持ちを味わわせたくありません。

 

責任を追及することも大切ですが、役割認識を持たせることで承認欲求を満たすこともマネージャーの仕事ではないでしょうか。

 

⑤まじで部下を幸せにしようと誓った(笑)

 

冒頭で申し上げた通り、私程度の人間ができることは限られていますし、大したことはありません。

 

何度も言いますが、一人でできることなど、本当にたいしたことない。経営とはチームを作り、チームを動かすこと。しかし、利己的なリーダーやマネージャーがチームを動かしている例をこの目で見たことがありません。

 

部下やアシスタントを自分の目的達成の道具に扱えば、それは簡単に部下に見透かされます。そして、信頼残高は底をつき、彼らは私に協力しようと思わなくなるでしょう。

 

指示をすればチームメンバーが自分の言うことを黙って聞いて、自動的に動いてくれるなんてことはありません。では、どうしたら動いてくれるのか。

 

話はそれますが、今の会社に転職したのは直属の上司による引き抜きが理由です。実は前職に不満も不安もなかったのですが、上司の熱意に心がとてつもなく動かされ、『残りの人生この人に賭けてもいいな』と腹の底から思ってしまったんです。

 

その時、上司に『絶対に私を幸せにするし、それに命をかける』と言われ、前職で猛反対にあったものの転職を決意しました。我ながら英断だったと思います。

 

話は戻りますが、上司が私に誓ったように、私もチームを幸せにすると誓わないと誰も私を信頼しないし、私に協力してくれないと心から思いました。実際に私には年上のアシスタントがいるのですが、過去に『私がこの会社にいる限り、あなたのポジションは守ります』と本気で言ったことがあります(笑)

 

100%で部下に関与しないと、部下は変わりません。私が上司と出会って変わったのも、やはり彼が全身全霊で私に関与したからだと信じています。『部下を幸せにする』なんて大げさに聞こえるかもしれませんが、部下の未来を明るくするのもマネージャーの仕事の一つではないでしょうか。

 

チームを引っ張ることになってから、山あり谷あり。正直、辛いことが多いです。感謝の言葉もほとんどない。でも、それが欲しくてやっているわけではありません。私も一人の人間なので、感情的になりますし、腹が立ち、自分の部屋の中でドタバタすることもあります(笑)

 

でも、いいじゃないですか。結果、部下が幸せになってくれさえすれば。

 

たゆ

 

 

社内不倫からExitした私が不倫について考えてみた

社内不倫からExitした私が不倫について考えてみた

 

tayuccosan.hatenablog.com

 

前回、上記の記事を公開したのですが、あまりにも長くなるので不倫で私が後悔していることを割愛しました。

社内不倫からExitしたものの、綺麗さっぱり関係を終わらることができたわけではありません。

 

不倫によって起きた不都合なこと

旦那に恋愛感情をすべて使い果たしたのか、それともただ単に乙女な心を母親の子宮に置いたまま産まれてしまったのか…。私は不倫相手であった上司に恋愛感情は一つもありませんでした。

しかし、身体を重ね、時間を共にしたことで相手に何等かの感情の変化があったようでした。

 

どう脚色していいのか分からないので、端的に説明すると上司に告白されました。私としては仕事の話もできて、行きたいおしゃれなレストランに一緒に行けるセフレの感覚だったため、好きだと言われて非常に困りました。正直、あまりの面倒くささにその場から逃げたくなりました。

 

不倫や浮気は既に本命がいるからこそできることです。世の中には博愛主義の方もいらっしゃるかもしれませんが、そこまで数は多くないと思います。つまり、人の愛情は無限ではなく、特に恋愛感情においては有限と言えると考えています。 すでに相手に本命がいる場合、その人の恋愛感情のほとんどはその本命の方に注がれていて、浮気相手は残り僅かを得るか得ないかの存在です。

 

このケースはまだマシで、ほとんどの浮気や不倫は既婚者側、もしくは既に彼氏や彼女がいる方は浮気相手に恋愛感情を抱いてません。

 

食べ物で例えると

 

本命=白米

浮気/不倫相手=ふりかけ

 

です。白米があるからこそ、ふりかけが欲しくなるのであって、ふりかけのみ食べたいと思う方の数は多くないのではないでしょうか。

 

それどころか、もし白米に「もうお前は一緒白米食うな!」と言われれば困りますし、白米を食べようともがくでしょう。

 

ふりかけは白米になれません。

(私はなにを言ってるんだ)

 

不倫をしてから初めて理解したのですが、ただのセックス要員と思っていた不倫相手に「好きだ」と言われても困惑するだけです。どう考えても本命にはなれないのに、本命と同じような扱いをしてほしい…と言われてるような気がして、私は変なプレッシャーを感じずにはいれませんでした。

 

ふりかけを白米みたいに食べろと言われても、そんなこと無理です。そもそも「ふりかけの分際で何?」と非常にめんどくさしか感じない。もし、不倫相手に少しでも恋愛感情を抱いている方がいらっしゃれば、ここで不倫相手の気を引くために試行錯誤をして、どんなアクションを起こしたとしても、このめんどくさいという感情が発生してしまった以上、関係が好転することはありません。

 

 ふりかけは白米になれない。

 

ふりかけが白米になろうと頑張れば頑張るほど意図に反して、不倫相手や浮気相手の心は離れていきます。例えば、不倫相手だった上司は私の部下の育成に”手助け”という名目で関わろうとしたり、個別ミーティングの後に”その後二人で会いたい”と言われ、それ以降私は以前のように上司を尊敬することすらできなくなりました。

 

ここまで書いていて、現在不毛な恋愛をしている方は「どこまで自己中心的で利己的なんだ?」と腹が立っているかもしれません。実際その通りです。不倫や浮気をする人は自己中心的で、共感能力がとても低い人間です。

 

仕事でもそうですが、人間関係では自我と共感能力のバランスがとても重要です。自我がなければ、相手の言いなりになりパワーバランスが崩れ、共感能力がなければ相手の気持ちを察して理解することもできません。不倫や浮気をする人のほとんどは、ばれればパートナーを傷つける行為に関して罪悪感がほとんどありません。自我と共感能力のバランスが崩れ、自我だけが強い人間です。だからこそ、自分のその時の快楽に集中し、これから起こりうるであろうリスクを考慮した行動をとりません。

 

個人的な見解ですが不倫関係にある二人のパワーバランスは、大体偏っています。そして、どちらか一方が上記のように自我が強く、共感能力に欠けている人間。しかもその人間は相手の心を異常に傷つけます。

 

人間、誰しも承認欲求があり愛情の返報を望む中、不倫をするような人に共感能力なんてないので、あなたの気持ちを汲み取り、返報することはほとんどありません。だからこそ、不倫関係を続けている独身者は目を外の世界に向けて他の異性と出会うことに集中するべきだと私は思います。例えこれから関係が続いたとしても、どちらか一方の気持ちは報われないですし、そのことに関してこれからも心に傷を負い続ける可能性があまりにも高すぎます。

 

不倫が根本的にダメな理由は、金銭では到底計り知れない上に解決できない精神的なダメージを自分以外の人間に与えるからではないでしょうか。もちろんこればかりではありませんが、深掘りも今回はここで留めておきます。

 

たゆ

 

 

部下を動かすコミュニケーションとは(考察)

コミュニケーションって難しい

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話していることは正論なのに軋轢を生んだり、注意をしても全く改善の兆しが見えないときはどの会社にいてもあることではないでしょうか。

 

先日、部下に厳しめのフィードバックをしたときに上司が続いて厳しいフィードバックをしたため、部下の心が折れかけるという出来事が発生しました。

 

伝えている内容は正論ですが、受け手である部下にとっては受け止めきれないほどのダメージとなってしまい、コミュニケーションの難しさを改めて痛感。

どうしたものか、と考えた結果、私なりの結論にたどり着きました。

 

そもそも、どうして部下は今回のフィードバックに耐えられなかったのか。

私や上司の指摘の仕方が厳し過ぎたのではないか、許容範囲を超えていたのではないか、プロフェッショナルとしてもう少し言葉を選ぶべきだったのだろうか、と試行錯誤を重ねたのですが、正直に申し上げると第三者に意見を求めたところ「全くそんなことはなかった。」という意見がほとんどでした。

 

社内で感情を露わにすることは個人的にNGだと考えているため、言葉遣いや態度には気にしているつもりです。ただ、どうしても主観的な判断なので「言い過ぎたかな…」と反省をしていたのですが、そうでない場合、一体何が問題だったのでしょうか。

 

大工と話すときは大工の言葉を使え

ソクラテスの言葉です。ドラッカーもコミュニケーションは受け手の言葉を使わなければ成立しない、と話しています。

今回の件に関しては、私と上司に「私の仕事は伝えることであり、それをどこまで理解しているかの確認まで手が回らない」という意識が少なからずあったのも原因の一つだったのではないかと思います。

 

コミュニケーションを成立させるのは受け手

 

会話をするには2人以上の人間の関わり合いが必要です。1人で会話はできません。

そして、プライベートでもそうですが、仕事においては1回だけの会話で全てを伝え、理解させることは難しいでしょう。

相手の理解度を図り、相手が知覚するために何度も伝える”という忍耐力が少なくとも私には欠けていました。

 

”一回で伝えきりたい”という私の勝手な思いと焦燥感が、今回部下にプレッシャーとなって降りかかってきたと私は考えています。

 

自覚していない部下を動かす、それもマネジメント

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仕事の場合、相手が経験・知識不足のためにミスや間違った行動を自覚していない場合があります。こういった場合、納得させて行動を起こさせることは簡単ではありません。

しかし、あきらめずに相手に伝え、相手から聞き、相手が納得するまでに何度もラポール形成を試みる姿勢がマネージャーには必要ではないでしょうか。

 

説得力のある発言が人を動かす

何度も申し上げた通り、相手に理解してもらうことを意識し、相手が理解できる言語で話さなければ、どんな発言も説得力がありません。例え話す内容が正論でも、説得力のない言葉は人を動かせないものです。

 

では、どうやって自分の言葉に説得力を持たせるのでしょうか。

 

自分の言葉、発言に説得力を持たせるために(個人的見解)

相手の理解を図るには、そもそも自分が話す内容をきちんと理解し、自分の話の価値を信じ込む必要があります。(これに関してはカーネギーの「話す力」が詳しく説明していますが、「そりゃそうだろう」と誰しもがうなずくことではないでしょうか)

 

では、どうすれば自分の話の価値を信じ込めるのか。

 

そもそも、自分の言葉で語り、説明するとき、自分の価値基準・判断基準との照らし合わせが必要になります。

 

どんな仕事でも、日々のタスクや案件をこなすとき、私たちは無意識のうちに自分の価値基準・判断基準をもとに行動しています。

 

なぜあの時、あの場であの行動をとったのか。なぜあの行動がベストだと思ったのか、を基に自分の基準が自然と分かるはずです。

 

そして次に、仕事における原理原則との整合性が問われます。ここでの仕事の原理原則は会社の理念という意味での原理原則です。どの会社にも理念やビジョン、ポリシーがあるはずです。仮にも会社が理念を明確に掲げていなくても、所属しているチームや部門には何らかの行動指針や仕事に対しての考えはあると思います。

 

自身の判断基準が原理原則に沿ったものであれば、おのずと自分の発言に自信がもてるるはずです。この判断基準と仕事での原理原則の整合性が、職場での発言の説得力を一番左右するものだと私は考えています。

 

(至極当然のことですが)私が勤めている会社では常にカウンタパーティー以上にプロジェクトに取り組み、カウンターパーティーの目標達成のために全力を尽くすことを理念として掲げています。

 

その理念を考慮した時、果たして私と上司がとった行動は正しかったのでしょうか。カウンターパーティーの目標達成のためには、社員一人一人の知識はもちろんですが、プロフェッショナルとしての自信が必要になります。私が部下の知識の向上とプロとしての自信を保つことをきちんと自分の判断基準と照らし合わせていれば、今回のように部下の心が折れる寸前になることもなかったと考えています。

 

(※ちなみにこのブログを書いている時点で部下は元気に仕事をしているので、あしからず…)

 

日々反省のたゆでした。

マネジメント1年生の私が部下育成のために始めた5つのこと。(前編)

マネジメント1年生の私が部下育成のために始めた5つのこと(前編)

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この間まで、私はプレイヤーとしてProfitを創出すればいいと思ってたのに

ひょんなことからマネジメントに関わることになったたゆです。

20代前半で部下を持つ方もいらっしゃれば、入社してから10年以上経っても部下を持たない方もいらっしゃると思います。

そこに優劣はありませんし、そこで能力の差が~という話をするつもりは一切ありません。

 

しかし、私と同じ年代の女性で部下を持ったり、チーム全体のマネジメントに関わったり、組織のアウトプットの最大化に取り組む方はそう多くないかもしれないと印象を受けます。

実際に私の場合、同年代に相談したくても業界が特殊なせいか、誰一人同じポジションにいる人がいませんでした。

 

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ここで簡単に今の私の状況

①個人商店のような形で一プレイヤーとしてProfitを創出

②しかし、表向きは部下数名とともにチーム体制として仕事をしている(実際は①の通り)

③直属の上司(部長と思っていてください)とチームのつなぎ目、意思疎通の潤滑剤的ポジション

④チームのアウトプットの最大化、そして部門全体の最大化のための仕組み、社員採用育成に携わっている

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初めて部下ができた。そして育成の大変さを痛感する。

とある事情で、今年から教育係とは違う意味で、チームのアウトプット最大化のための育成を担うことになりました。

しかし、私は新卒の頃も大した研修や座学を受けたわけでもなく、すべてOJTで自分で調べたり勉強して仕事術を身に着けたと自負しています。(超偉そうですみません…)

なので、育成といわれても最初は、

 

「そんなのPassive Agressiveな奴が悪いので、自分から学ぶ意欲をもって質問したり、考えたりすべきでしょ」

 

と思っていました。この考えが間違った考えとは言いませんが、もしかしたらこのブログを読んでいる方の中にも当時の私と同じ考えの方はいらっしゃるかもしれません。

 

お恥ずかしい話、浅はかだった私は「OJTで学ぶ機会を与えて、最初は基礎知識や過去の事例などを共有すればいい」と思っていました。

 

そして部下にメインとして担当する案件を3件とつけたものの、案件に進展はなく、スキルや知識も身についてるようには見えませんでした。

そのうえ漏れも多く、周りからは「これ、この間言ったはずだよね?」という声が上がることが増え、心配になり始めました。

その時ふとしたきっかけで、私が今までOJTで自ら吸収したり、勉強して身に着けたつもりの知識もスキルも、前の会社が整えてくれた仕組や環境、タイミング、そして上司の力があったからこそできた、ある意味”強者の論理”に近いのではと気づきました。

 

私が新卒で入社した会社は非常に優秀な人に溢れ、オンラインからは研修や過去の資料を手に入れることができるだけでなく、常に面白い案件にあふれていたため、本で得た知識を実務に活用することは簡単でした。

そして、以前私が所属していた組織は、私が徹夜で勉強している間にも、”私に勉強をする時間を与えて”も支障がない(もしくは補てんできる)ほどの利益を他の社員がきちんと創出している組織だったのです。

(※私の説明が分かりづらいかもしれないので補足すると、私が勉強に費やした1時間2時間、他の社員の手伝いもできたはずです。そしてそれが、会社の利益に短期的にはつながったかもしれません。)

 

今の自分のチームを見ると、私がプレイヤーとして利益を創出しているものの、誰かに十分な勉強時間を常に与えられるほどの利益とは言えません。

私が作り出す利益には変動があるため、やはり部下には一定の期間を経た後は戦力化してもらう必要があります。

そうすることで、初めてチームのアウトプットの拡大が望めるのではないでしょうか。

 

部下に素質がないのか。出来の悪い部下なのか。それとも私がダメな上司なのか

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ある日直属の上司から、部下の能力が期待していたほど高くないのであまり期待しないほうがいいという旨の連絡を受けました。

確かにある本では”部下は自分の能力に対して40%のレベル”といった話をしています。

しかし、私がマネジメント1年生のように部下も今回の仕事に関しては一年生。ここで、どうしても「彼女は私の能力の40%~」というのは極めて失礼な話です。

 

そんな中、ふと旦那に「部下は上司の鏡」といった言葉を投げかけられ、私が環境を整えきれていなことに加え、部下に何が足りないのかを正確に見定めることができないために部下のパフォーマンスが低いままなのでは…と本格的に悩み始めてしまいました。

 

ぶち切れて(自宅で)四季報をぶちまけそうになる

またまた自分の恥をさらしますが、私が海外出張で不在の際に部下がクレームを起こします。

私が不在のため、直属の上司がクレーム対応のため謝罪をし、結果的に部下の仕事を私が巻き取ることになりました。

それだけにとどまらず、部下が大事なミーティングの資料を自分で設定した期限内に提出しなかったり、資料が未完成だったり、夜中に「資料が完成しません」と連絡を入れてきたり…と私の堪忍袋の緒が切れるような出来事が連続して起こりました。

 

直属の上司に謝罪させてしまったこと

自分で決めた期限を守れないこと

資料を未完成のまま放置したこと

 

全てが海外出張から帰国した頃に重なり、デスクの上の四季報を床にぶちまけそうになりました。

しかし、私のマネージャーとしての未熟さが引き起こしたことでもあるので、感情を抑え、どうやってこれから部下の権限を奪わず、尊重しながら戦力化できるかばかり考えました。

 

次回、実際に私が始めたことを詳しく説明します。

 

たゆ

男友達がビンタを受ける現場を目撃した話

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成人男性が女性からガチビンタを受ける場面に遭遇したことがありますか。

先日、ツイッターでハナイリスさんの下記のツイートを拝見しました。

 

 

この時、私の脳裏に消し去ったはずの悪夢が浮上してきたので、厄払いの意味も込めて記事にします。

 

前提

 

ウエンツ:私の男友達。インターン時代からの腐れ縁。ウエンツ瑛士に似てるので、ウエンツと呼ぶ。イケメンで身長も高いのにビビり。ゴキブリすら殺せない。そのくせすぐに女の子に手を出す。いつも詰めが甘い。

 

紗栄子:ウエンツの当時の彼女。整形前の紗栄子に似てるので紗栄子と呼ぶが、身長は高い。申し訳ないが、気難しくわがまま。女性から見てもオーラや口調がガチで怖い。(でもウエンツのせいだとも私は思っている)

 

ダレノガレ:ウエンツの浮気相手。フランス人形みたいでマジかわいい。しかし、極度のメンヘラ

 

赤羽で飲み歩いていたら、急に携帯が鳴った

当時は今より激務でタクシーで帰宅することが多かったのですが、その月は比較的に暇な月だったので大体8時に帰宅できていた。

夜の7時半ごろに退社し、友達と赤羽で飲み歩こうという話になったので、飲み歩いていたところ、急に電話が鳴った。しかも、ウエンツ!

 

ウエンツと私は、食べ物とお酒の趣味がほぼ一緒なのでお互い暇なときに連絡を取り合う仲なのだが、大体いつもはラインで連絡が来る。

なので、どうして電話なんだろう…と思って出てみると、

 

「ちょ!!!!!たゆ!!!!!今からxxxの俺の家まで来て!!!!」

 

と電話口で叫ばれた(うろ覚えだけどこんな感じ)その時、酔っぱらっていたのと、ゴキブリに遭遇した時ですら大騒ぎしていた彼の過去もあり、どうせマンションのカギでもなくして慌てているんだろうなと思った私は、暇つぶしの気分で奴の家に向かった。

 

 ついたらぶち切れ紗栄子と顔が青ざめてるウエンツと知らない女(ダレノガレ)がいた

この時点で当然ながら、やばい状況に巻き込まれたことに気づいたのだが、時すでに遅し。

私と紗栄子は2回しか面識がなく、しかも軽く挨拶をした程度だ。最初は私が誰か思い出せなかった紗栄子は、私にも牙をむいてきた。そして、その隣に今にも泣きそうなド阿呆ウエンツ。そしてその隣にダレノガレ。

 

ちなみにウエンツがハーフなのと、ダレノガレが西洋人みたいな容姿だったので最初は兄妹かと思い、まさかウエンツがダレノガレと浮気して、ダレノガレがウエンツを追いかけて、ウエンツ宅の前で体育会座りで待っていたなんて思いもよらなかった。

 

すぐさま私が、

 

「え、ウエンツどゆこと?」

 

と口を開いた瞬間、紗栄子

 

「ウエンツ!あんたほかにも浮気相手いたのーーーー!!!!!!!」

 

と叫び始めた。

※ちなみにここまですべて玄関で起きています。

 

そしてその瞬間、紗栄子がウエンツにガチの往復ビンタをした。

 

ここだけの話、私は女性がガチ切れする場面を見るのがこの時が初めてだったため、おしっこ漏らしそうになった。

 

ビンタの最中にも状況を説明しようとしたが、紗栄子は全く聞く耳を持たなかった。

(映画好きな方は、バットマンvsスーパーマンバットマンがスーパーマンの話に耳を傾けず、半殺しにしようとしたシーンを思い浮かべてください)

 

190cm弱のウエンツも紗栄子のフルスイングビンタに軽い脳震盪が起きたのか、ふらついて倒れかけた。

その間、ダレノガレはずっと泣いていて「だってだって…」みたいなことを言っていたと思う。

 

そして帰ろうとしたら、紗栄子にお前もここに残れとキレられた

ウエンツが私を呼んだ理由はご察しの通り、紗栄子の怒り心頭ぶりにビビったからだった。

しかし、浮気で喧嘩に発展しているときにまた女を呼び出したら、怒って当然である。

しかも浮気相手であるダレノガレは「でもでも~」と泣きつつも、ウエンツのそばを離れなかった。

 

ふらついたウエンツを抱きとめて、簡単に状況を説明し、私は蚊帳の外なので…と言い訳をして帰ろう(逃げよう)としたら、紗栄子になぜか「三者面談の監視をしろ」と脅され、結局ウエンツ宅で三者面談のオブザーバーをすることになった。

 

紗栄子の逆襲が始まる

この時、紗栄子はウエンツに

 

①ダレノガレのことは本気なのかただの浮気なのか

②自分と別れる気があるのかどうか

③別れないのであれば、ダレノガレとは完全に縁を切ることを約束して実行しなければ、すぐに別れる

 

と非常に明朗な言い分を伝えていた。

もちろんダレノガレはただの浮気相手なのでウエンツは別れるつもりも全くないし、ダレノガレとのことはただの浮気だと断言したが、それを聞いたダレノガレは号泣。

 

しかし、紗栄子がポジションを一歩も譲らないのと彼女の怒り具合に、ウエンツもダレノガレも最終的には何も言えなくなっていた。

ちなみにこの辺りの記憶があいまいになっていたので、一気に総括してしまう形でしか書けない…。

 

で、なぜ私がこれを書いているかというと

別にただビンタ現場に遭遇したことを執筆したかったわけではなく、なんとウエンツが結婚することになったらしく、悪夢再来の可能性に怯えるならネタにしようと思ったから。

 

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相手はもちろん

 

ダレノガレ

 

 

 

 

ではなく、紗栄子

 

たびたび申し訳ないのだが、紗栄子は無関係の私をオブザーバーに勝手に任命したり、私を第二の浮気相手呼ばわりしても謝らない人間です。(ボロカスごめん。しかも倫理観壊れてる私が言えたことじゃない)

 

あの後、紗栄子はウエンツに別れるのかどうかをはっきりさせ、彼に

 

「俺は紗栄子と別れたくない」

 

とはっきり自分の口から言わせてます。

しかし、そのあと

 

「結婚する気がないなら別れる。」

 

と言い始めたとか。

もちろん、別れたくないと言った手前もあるのと、完全に紗栄子に交渉のリードを奪われたウエンツは、

 

①別れるか

②それとも結婚するか

 

の2択しか頭の中にはありませんでした。

しかも、①の選択肢は「俺は別れたくない」と発言した手前、②しか選択肢がないように見えたかもしれない。

 

で、結局二人は婚約して、式の日程が先日決まった。

ちなみに実際に二人の間柄がどうかは本人しか分からないので、外野の私は何も言っていません。

 

ですが、これだけは言わせてください。

 

ウエンツと紗栄子の結婚式には参加したくない。

 (もう招待されたけど…)

 

長文失礼いたしました。

 

たゆ

社内不倫からExitした話

結論から申し上げると、先月数か月続いていた社内+W不倫をExitしました。

これから話すことは脚色も含んでいるので、100%真実ではありません。

この記事のターゲット層が私の中で定かでないため、肝心な内容もブレブレかもしれません。

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前提

私(たゆ):年齢27-32歳のどこか。2年少し前に今の会社に転職。3年一緒にいる旦那がいる。

上司:私より5歳年上。32-37歳。7年の交際を経て結婚した奥さんがいるが、現在別居中。離婚間近。

 

もともと上司のことは素敵な人だとは思っていた。

初めて上司に会った時、素敵な人だなという印象があった。

しかし、そこから何か特別な関係に発展することはなく、逆に半年は犬猿の仲で、私がフロントで独立自尊してから、お互いのよき理解者という関係になりました。

※今でも仕事のことで喧嘩になるのですが、社内では恒例行事扱いされています。

 

不倫関係に転換したきっかけは、私の身内に不幸があり、私が今までの人生の中で一番自信を失い、自己嫌悪に陥った頃でした。

今までは仲のいい上司と部下。月に2回ほどサシ飲みをする程度だったのですが、いつもは冗談しか言わない私があまりにも落ち込んでいる姿を見て、上司が変な気を起こしたのかもしれません。

 

都内のバーで上司が冗談で手にキスをしたときに気づけばよかったのですが、帰り道にキスをされ、「可愛すぎる」と賞賛の言葉を浴びせられ、もうどうにでもなればいいと思ってしまいました。

 

その時は何の罪悪感もなく、「じゃあ、私が誘ったら抱いてくれる?」と言った気がします。

 

私は上司に恋愛感情を抱いていなかった

結論をここで先に申し上げると、私は上司に恋愛観光を抱いていませんでした。

それが今回私があっさりと不倫関係からExitした大きな要因だととらえています。

前述の私の発言の後、上司に抱かれ虚無感を味わっているときに、ふと上司に「好きだよ」と囁かれ、虫唾が走りベッドから飛び起き、初めて自分のとった愚行に気づきました。

それでも、その後も何回か関係を持ったのは、まぁまぁ身体の相性が良かったから…としか思いつきません。

 

恋愛感情もない、身体の相性もまぁまぁなレベルなのに投資するか否か

ここで投資という言葉を使うのはあまりにも語弊があるのですが、敢えて使います。

冒頭で話した通り、私には3年以上一緒にいる旦那がいます。

旦那に関しては

 

①とても愛している。(不倫した分際で堂々と言うべきことではないでしょうが)

②身体の相性は抜群

③残りの人生、彼がいないと私のQOLは著しく低下する。

 

と明確に言えるのですが、上司に関しては

 

①恋愛感情はなし

②身体の相性はまぁまぁ

③残りの人生いなくても私のQOLに仕事面以外で影響はない。

 

と、私の中での精神的依存度合は高くありませんでした。

 

ここで、小学生レベルで数値化してみます。

 

旦那

恋愛感情:100

身体の相性:100

存在の必要性:100

 

上司

恋愛感情:0

身体の相性:80

存在の必要性:60

 

上記を踏まえたときに、私は上司とスケジュール調整をし、デートして、ホテルで過ごすことに何の意味も見いだせなくなりました。

ここで間接的にでも費やす時間やお金を考えると、そのアセットなり資本なりそれに見合ったリターンがないどころか、あまりにもリスクしかないので、正常な投資判断として今すぐ辞めるべきだなと冷静に痛感しました。

 

祝:Exit

そうと痛感してからは、すぐに

 

①上司の連絡先を削除

②ライン無視

③自分からは連絡を絶対にしない

 

を徹底し、最近は向こうも察したのか私に連絡をすることも少なくなりました。

 

ツイッターや雑誌を拝見すると、不倫もしくはセフレ関係にハマっている女性の中で”卒業宣言”をする方が少なくないように見受けられます。

本来なら、周りに宣言することで自らを背水の陣に追い込むことにより、縁を切ることに向けた行動に移せるのでしょうが、いかんせん不倫やセフレは周りに公言できることではありません。

”卒業宣言”と言っても、きっと不倫相手やセフレに「もう連絡なんてしません」と伝える程度でしょう。

 

連絡しないなら、そのまま卒業宣言すらしなければいいことなのに。

(お前が言うな)

 

その卒業発言が私の不倫のExitに必要な行動を妨げると判断したため、私はフェードアウトすることにしました。

 

ちなみに、不倫をしておいて後悔も反省もないのか?

そのあとなんの修羅場もないのか?というと、そんなことは全くありません。

が、長文になるため、そのことに関しては次回執筆いたします。

 

たゆ