3万円のキーボードを購入したら、mixiをやりたくなった

こんにちは。

先日ロジクールのG913という3万円近くする高級キーボードを購入した。それまではG213という縦にも横にもバカでかいキーボードを使っていたのだけど、趣味のオンラインゲームをしているときに、マウスを振るたびキーボードに当たるのが鬱陶しくなったのが購入のきっかけとなった。

もともとキーボードに3万円も出すつもりなんか無かったけれど、一緒にゲームをする友人が同じものを所有しており、選ぶのが面倒という理由で購入。こんな適当に3万円が出せるなんて、自分も大人になったもんだ。

それで、この3万円のキーボード。この子のレビューはまた別で書くとして、今日の主題は、このキーボードのおかげてmixiをやりたくなったということ。その経緯を順番に書いていこうと思う。ただの日記だよ。

さいころからネットが大好きな子供だったので、タイピングが得意だったし、好きだったけど、このキーボードはそさらにそれを加速させた。とにかく、タイピングが気持ちいい。なんとかこのキーボードでたくさんタイピングをしたくなった。

まず、仕事のPCと繋いで仕事でも使えるようにしようかと試みたけど、macとの相性が悪いのか、アルファベットしか打てず断念。そもそも、仕事のPCはノートPCのため、ノートPCの手前にキーボードを置いて操作するのは邪魔だった。タイピングの気持ちよさを考慮しても我慢できるものではなかった。

次に思いついたのがクラウドソーシング。素人ライターや、文章の書き起こしなんかの安い仕事ができれば、タイピングしながら小銭も稼げて最高じゃん。簡単にプロフィールを入力して登録したら、そういった案件が調べるまでもなくうじゃうじゃ出てきた。だいたいのものに【初心者歓迎!】って書いてて、仕事そっちのけでうきうきしながらたくさん応募した。

しかしここで気づく。クラウドソーシングは、モンスターハンターのクエストのように、掲示タスクを受けて、即実行に移せるようなスピーディーなものではないということに。応募したら、応募期限がきたのちに雇い主が委託先を選別して、報酬の相談、その後初めて仕事ができるのだと。相談の段階でタイピングはできるだろうが、少なくとも応募期限まではステイなのだ。ああ、私は今すぐにタイピングがしたいのだけど。

次に思いついたのはブログ。もともと文章を作るのは好きだし、ブログをすればいいじゃんと考えた。仕事は引き続きそっちにのけて、ブログを運営するサイトを選ぶことになった。ここ、Hatenaもそうだし、noteとかamebaとか、結構数があるけどそれぞれ特徴があるらしく、いくつかまとめて比較紹介している記事を読み漁った。比較の軸としてはユーザー数とか、カスタマイズ性とか、いろいろあるけどどの記事でも重視して語られていたのは「収益」の軸。

もともと人のためになるようなノウハウ記事やレビューは、書けても続かないのが目に見えていたので、日記やエッセーみたいなものが浮かないサイトを探していた。できれば、自分が書いた記事をもとに小さなコミュニティの中でコメントしあったりコミュニケーションをとれたら楽しいだろうな、くらいの気持ちだった。でも、収益という比較軸に紐づいて、「収益を出すためのブログの書き方」だとか、「エッセーや日記で収益を出すのは無理!」みたいな記事がぼろぼろと出てきて、ブログという世界は人のためになる記事を書かなきゃいけない世界なのか…と憂鬱な気持ちになってしまった。

諦めかけたけど、もう、好きにやればいいか、もともとお金や名声が欲しくて文字を打とうとしたんじゃなくて、純粋にタイピングがしたいだけなのだから。と、気を取り直してコミュニティが強いと書かれていたHatenaで始めることにした。

ここで私の頭の中に、太古の記憶がよみがえった。高校生時代、私の時代を風靡した「mixi」。知り合い中心に広がるSNSという枠組みでありながら、自由に長い文章で表現できた世界。投稿すれば、仲の良い友達からコメントがもらえ、コミュニケーションをとれた世界。今更またmixiをやろうとはならないけれど、一度過ぎ去った流行りが、実は未来の自分にfitするものだったのかもしれないと思うと、なんだかとっても切ない気持ちになったのだった。