アラフォーおっさんのデンタルケア個人的メモ
3年ぶりのブログ更新で突然デンタルケアのことを喋りだして、なんなんだこいつはと思われるだろうが落ち着いて聞いていって欲しい。
この3年間(2016〜2019)は、休日の過ごし方と言えば、完全に疲労で身動きが出来ず、ろくに歯医者も行けなかった。 口臭もキツくなってきたし、虫歯も心配になり、さすがにマズイので、いざ歯医者に行った。
まず、歯石だらけなので歯石を取りましょう、虫歯も少しあるということだった。 マジかよ、虫歯三十数年間の人生で初期虫歯が1〜2本くらいしかない口腔健全が自慢だったのに。 歯石を取ったらその後、「歯石の裏に隠れてた結構進行していた虫歯が出てきた」 という衝撃の宣告をされて、虫歯は全部で五箇所あるとのことであった。
この1ヶ月間で歯医者にちょくちょく通って、昨日やっと完全に補修が終わった。 それで、口内ケアについて、先生や歯科衛生士さんに改善点などを相談したのでメモしておく。
今回虫歯になったところ
※左右逆転してるけど、自分とリンクした位置。このほうがわかりやすい
※いらすとやさんありがとうございます、まさかこんなのもあるとは思わなかった
①左上 一番奥 親知らず、手前側 軽度虫歯 軽く削って埋めて処理
②左上 奥から2本目と3本目の間、奥側 歯石をとったら出てきた 今回一番重度 保険が効かなかった(1万円ほどかかった) 虫歯が神経まで行ってしまうギリギリのところだったので、大きく削り、特殊な埋め込みをしてもらった
③右下 奥から2本目と3本目の間、奥側 歯石をとったら出てきた 軽度虫歯 軽く削って埋めて処理
④左下 一番奥 親知らず、手前側 軽い措置でOK
⑤右下 一番奥 親知らず、手前側 軽い措置でOK
傾向と対策
一番奥の親知らずが三箇所と、歯間が二箇所で、歯間はどちらも奥側。 歯間ブラシは正直使っておらず、フロスを使っていたが、 歯間が大きく空いてしまっている場所は、フロスだけでは不十分だとわかった。 衛生士さんによると、そもそも、フロスとブラシは得意分野が違うので、 歯ブラシ、歯間ブラシ、フロス、3つ全部使って はじめてトータルケアになるとのことなのだ。 これには参ったが、早速実践している。
おそらくは、若いうちはそれほど歯間がなかったので、フロスだけで 十分だったのだが、歯茎の形も変わってきたので、変わった分だけ別のケアが 必要になっていたのに、怠っていたということだろう。
また、歯間だけでなく、親知らずも3本も虫歯になっていたのはおおいに反省しなきゃ ならない点。このあたりも、いままでと同じやり方では虫歯になるとわかったため より奥を意識して磨く必要があるだろう。 口内各所のケアのやり方を衛生士さんに散々相談したので、 今回改善したもの、前から使っているものなどを、せっかくだからメモった。
書いておかないと忘れると困るからいつでも見れるようにしただけだし、 せっかくだから俺は赤の扉を選ぶぜレベルのせっかくなので、ただの個人的メモだし これを真似したけど駄目だったとか言われても知らん。 自分の歯が心配になった場合は、良い歯科医に掛かろう。
歯磨きのやり方を見直すのに参考にしたサイト↓
デンタルケアアイテム
安定したふつうの歯ブラシ
サンスター GUM デンタル ハブラシ#211 [3列コンパクトヘッド ふつう 先細毛]
基本的に歯ブラシは使い始めて1ヶ月で捨てるので、これを常用。特徴がないので、とても使いやすい。
GUM(ガム) デンタル ハブラシ#211 [3列コンパクトヘッド ふつう 先細毛] 6本パック+サンプル付【Amazon.co.jp限定】
- 出版社/メーカー: サンスター
- 発売日: 2018/10/06
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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通院場所の歯科衛生士オススメのやわらかめ歯ブラシ(高め)
ジーシー GC ルシェロ B-20 ピセラ 歯ブラシ 5本セット S やわらかめ
はぐきのマッサージが目的の磨きをする場合はこれ。下記のアセスと組み合わせると 歯がガタガタしたコンディションを回復できる。高いけどオススメ。
ジーシー GC ルシェロB-10 歯ブラシ 20本入 S やわらかめ
- 出版社/メーカー: GC
- メディア: その他
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大幅に磨いてる感が強く味わえる歯ブラシ(高め)
エビス プレミアムケアハブラシ 6列レギュラー ふつう
え?こんなに一撃でなぎ払えるの?という爽快感。通常の歯ブラシがロング・ソードなら これはベルセルクのガッツのドラゴンころしみたいなもん。高いけどオススメ。
エビス プレミアムケアハブラシ 6列レギュラー ふつう 3本組 (色おまかせ)
- 出版社/メーカー: エビス
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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歯間ブラシ
サンスター GUM-ガム-アドバンスケア-歯間ブラシL字型-サイズ2
歯間ブラシは、手前側と奥側から、それぞれ違う角度から2回ずつ、都合同じ歯間に4回差し込むと良いとのことで、奥から差し込むのは こういうハンドルタイプのじゃないと無理。SとSSSで、歯間に入る場所ごと使い分けてる。 いままでは、フロスしか使っていなかったので、今回一番大きく重要な改善ポイント。 当たり前だけど、ブラシについてくる歯垢も、翌日朝の口臭も全然変わった。
GUM(ガム) アドバンスケア 歯間ブラシL字型 10P サイズ2 (SS)
- 出版社/メーカー: サンスター
- 発売日: 2002/07/09
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GUM(ガム) アドバンスケア 歯間ブラシL字型 10P サイズ1 (SSS)
- 出版社/メーカー: サンスター
- 発売日: 2002/07/09
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歯間フロス
サンスター GUM(ガム)・デンタルフロス&ピック Y字型 30P
糸ようじとかも糸が頑丈でいいんだけど、これが一番奥歯まで掃除出来るので前から使っている。 フロスは歯の上部につよいし、歯間ブラシは歯の下部や歯茎周辺につよい。 フロスと歯間ブラシ両方やると相互の掃除出来ないところを補完しあえるらしい。 歯科衛生士さんによると、指に巻いて使うタイプのほうが、効果は高いと聞いているが、あんな使いにくいもの毎日使うのは無理だ。
- 出版社/メーカー: サンスター
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歯磨き粉
佐藤製薬 アセス
基本的にはリンスが好きなので、歯茎の痛みが酷いときはアセス。 アセスも色んなバリエーションがあるけど、スタンダードなやつを。 アセスはすぐ使い切らないと、カピカピになって効果が薄くなる気がするので 早めに封を切ったら使い切ると良さそう。
- 出版社/メーカー: 佐藤製薬
- 発売日: 2016/08/01
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歯リンス
薬用 リステリン マウスウォッシュ トータルケア
他のリステリンとの違いがあんまりわかってないけど、とにかく口内がスッキリする。 お口うじゅるうじゅるモンダミンでもいい気がする。
[医薬部外品] 薬用 LISTERINE(リステリン) マウスウォッシュ トータルケア 1000mL + おまけつき【Amazon.co.jp限定】
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- 発売日: 2017/02/20
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舌ブラシ
ライオン NONIO 舌クリーナー
ブラシと掻き出しヘラの構造のバランスと値段が良い。
- 出版社/メーカー: ライオン
- 発売日: 2019/01/29
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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番外編 歯磨きジェル Discus Dental FLUORIDEX 亜米利加在住の友人オススメの一品で、話によると処方箋がないと入手出来ない?らしい。 凄く強力な殺菌能力があるようで、翌日の口内コンディションが良くなる。 価格がネック(19ドル前後らしい)なので、普段使いにはどうだろうかと思ってる。 www.denmat.com
【千年戦争アイギス】息を吐くようにキャラクターに暴言を吐く人々
私が長らく2年以上に渡ってプレイしている『千年戦争アイギス』というゲームがある。 DMMゲームスから提供されているオンラインタワーディフェンスゲームで、私がこの2年間で最も情熱を注いだゲームだ。 本日8月24日、その千年戦争アイギスで非常に残念な事が起きたのでどうしてもこのエントリを書いておきたい。
8月24日の12:02頃、千年戦争アイギスのTwitter公式アカウントより、明日アップデートで登場する新キャラクターが二人発表された。一人は最高レアリティブラックとしては初登場となるブラックドルイドの「森の隠者フィオレ」で、もう一人はゲーム開始から2年半に渡って最高レアリティブラックの地位を独占し続けたアーチャーである「白の射手ナナリー」と並ぶ最高レアリティブラックのアーチャー「神業の狩人アーシェラ」であった。
続きまして、2人目のユニットは
— 政務官アンナ / 千年戦争アイギス運営 (@Aigis1000) 2016年8月24日
レアリティブラックのアーチャー
『神業の狩人アーシェラ』です。
今回追加される2人の確率アップは
9月8日(木)の定期メンテナンスまで継続!
メンテナンス明けをお楽しみに。#千年戦争アイギス pic.twitter.com/spaIRf3LL9
長らくアイギスをプレイしてきた王子(プレイヤーのことをアイギス界ではこう呼ぶ、艦これで言うところの「提督」のようなもの)にとっては衝撃的発表であったはず。それもそのはず、白の射手ナナリーはゲームシステムの変化において、立場が不利になることも何度かあったものの、しっかりとそれを超えてくるような上方修正を重ねてもらい、単純な攻撃力や単純な射程においては、他レアリティにその分野を得意とするキャラクターもいるものの、それでも総合バランスにおいて欠点らしい欠点がなく、名実共に「千年戦争アイギスにおける最強アーチャーはナナリー」と王子達の大多数が発言するような存在であったからだ。 だからこその衝撃は非常に納得が出来るが、まだ新キャラクターのアーシェラはどんな能力かも全く発表されていない。そもそもまだ実装アップデートがされていないのだから、何も判断出来るはずがないのだ。イラストの好みで勝った負けた等を判断するならまだしも、そうではなく「単純に同一キャラクターが実装されたから死んだ」のようなことを冗談なのか本気なのか、どちらにしても「暴言」として平気で吐き出す王子が大勢いたことが私はショックでしょうがなかったのだ。以下のTogetterリンクでまとめられているのがその人達だ。 togetter.com
なぜ、まだ実装もされていないキャラクターで既存キャラクターに死んだ、逝ったなどと暴言を吐けるのか?そもそも性能が段違いに上だったとして、そのキャラクターを手に入れることが出来る最低保障が何も無い、ゲーム内のプレミアム召喚(ガチャ)で言うところのブラックユニットは3%という極めて低い可能性でしか排出されない故に手に入れることさえも難しい新キャラクターが登場しただけで、何故旧キャラクターがそんな暴言を浴びなければいけないのか?もう気分が最悪になってしまい、今日1日はナナリーが可哀想で可哀想で仕方が無かった。 もっと申し上げておくと、千年戦争アイギスというゲームは戦略が全てであり、99レベルの最高レアリティユニットが1体いたからといって、そのユニットがアイギスの要素、打・防・射・魔・癒を兼ね備えられるわけではない。いくら強いユニットがいたとしても、配置が悪ければどうしようもないし、スキルの発動タイミングを間違えるとまるで役に立たないキャラクターだって大勢存在する。そんなゲームであるからこそ、まだ発表もされてないキャラクターの件でナナリーに暴言を吐ける神経が本当にアイギスをプレイしているのか、だいぶ頭おかしいんじゃないかと気になって仕方なかった。
自分にとって何か不利益なことをしたわけでもないキャラクターに対して死んだなどという暴言を吐くのは、最低な行為であると私は感じる。「冗談で言っただけじゃん」というのかもしれないが、冗談で暴言を吐けるというのがまずおかしいと思うし、相手に冗談と受け取ってもらえなければ、すべての冗談は成立しないし、冗談として通すには言葉が悪すぎると思っている。「2ちゃんねるではみんなそう言ってる」みたいな話だって、何故に2ちゃんねるのレベルにあわせる必要があるのか、2ちゃんねると同等に扱って欲しいのであれば相応の対応をとらせていただくだけの話であって、論外だと思っている。
今日だけでも色々と考えたけれど、やはりキャラクターに平気で暴言を吐く行為を私は許せないし「他の人が言っているから」「冗談だから」というとてもくだらない理由で暴言を吐く人が減ってくれることを私は祈っている。 大好きだよ、ナナリー。これからもよろしく。
死んだのはナナリーじゃなくて能力もなにも判明してないのにキャラクターに暴言吐くお前の脳味噌だよ。
— テセぺえ傷物語II応援中 (@tecepe) 2016年8月24日
井口裕香のむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃実況を継続するということ
む〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃とは?
文化放送 超!A&G+で毎週22:00から放映の
『井口裕香のむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃』という私の大好きな番組がある。
この番組は声優・井口裕香さんが、ラジオなのにろくにメールも読まずひたすらビリヤードのボールみたいに、色んな話が行ったり来たりしながら止まらず喋り続けるだけ…しかし、それが神懸かった面白さで、今年2016年で6年目、第300回を迎えたという中堅番組である。
10年超の長寿番組を目指して、これからも井口さんには邁進していっていただきたい。
む〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃実況をする私
私はTwitterの習慣として、む〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃を実況している。
第300回メモリアルむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃の時間だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ #agqr #muuun #yukachi
— az tcp like... (@tecepe) 2016年6月27日
22:00になったら、まずはむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃の時間だあああああああああああと叫ぶ。勿論これは手動である。
そのPostで、井口裕香のむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃が始まったことをTimelineの皆様にお知らせする。
そして自分自身も楽しむ。思ったことをガンガン実況しながら叩き込んでいき、最後には他の実況民へのリスペクトも忘れずに締める。
今週もむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃実況勢乙! #agqr #muuun #yukachi
— az tcp like... (@tecepe) 2016年6月27日
なぜこれを始めようかと思ったのか。まずは2年前、2014年の今頃に井口さんという存在にどっぷりハマってしまったこと。そして彼女の事を知れば知るほど、好きになっていってしまったこと。そして彼女自身へ私は何か恩返しがしたいと思ったこと。
それならば彼女がレギュラーで出演している番組の中でも、ベースキャンプと呼べる番組をしっかりと盛り立て、リスナーを増やし、仲間を増やし、井口さんに喜んでもらい、自分自身も楽しむこと。
そんなショボイことだけど、役立つこと。続けていけたらいいなあという思いつきからである。
実況自体はもう少し前からはじめていたのだけれど、実況開始と実況終了の定型文を決めたのは1年前、2015年の
今頃のことである。定型文にしておけば、検索して簡単に記録をあぶり出せるから、という考えのもと。
まあ正直こんなの、続かないだろうなあと思いながらはじめた。
なんというか…義務感というか、続けなくてはならないんだという強迫観念に襲われてしまうと、私は物事が続けられない。作業感を感じてしまい一気に面倒臭くなってしまい、あっという間に投げ出してしまうのだ。
そういう領域で終わらずに、圧倒的に心を奪われてしまえばそんなことにはならないのだが、そもそも私は惚れっぽくない性格というか、惚れるまでに凄く時間がかかってしまう、好きになると言うことがとてもとても遅い性格なんだと思う。
という言い訳
…という言い訳をずっとしてきて、今までの人生をだいぶ誤魔化してきたんだろうなあと、ここ2年あまりで実感してしまった。
いいわけというか、だましていたというか。単なる「続けられない無能」だったんだろうなあと。井口さんみたいに日々成長している眩しすぎる存在に私はやられっぱなしである。
もう何も勝てる要素なんかない。完全に平伏している。だからこそ彼女の挑戦を応援していきたいし彼女を応援しているときくらいは立派な人間でいたい、駄目な要素全てから解放されてしっかりと前を見て応援していきたいんだ。
そんな強い強い思いが私のむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃実況には込められている。
む〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃という素晴らしい番組があったからこそ、このド畜生続けられないクソ野郎が1年という期間を手動で実況してこれたんだと思う。
これからもむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃実況を続けていきたい。そして少しくらいは他のことも、もっともっと継続していけるようになりたい。無理の無い範囲でとか言ってたら駄目だ。
井口さんの歌の歌詞から引用させてもらうならば…
全部やっちゃおうよ!
井口さんの2ndアルバム、出るよ!
ここまで続けられたことが正直人生で思い当たる節がないレベルな私だけに、これからも井口さんと共に頑張ろうと思う。井口さんは待望の2ndアルバムを来週7月6日にリリースするので、井口さんに興味がある人は買って欲しいし井口さんに興味が無い人も買って欲しい。だって私は井口さんのたった1曲を聴いて好きになってしまったから。それだけのチカラが彼女の歌にはある。
【Amazon.co.jp限定】az you like...<初回限定盤>(Amazon.co.jp限定トレカ付き)
- アーティスト: 井口裕香
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2016/07/06
- メディア: CD
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以下にむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃実況1年間の記録を載せておく。
…ちなみに2015年9月28日だけ仕事超多忙でしくじってるのはナイショにしといてください。
2016年1月24日加藤英美里オフィシャルFC 『emi Re:lax』第三回オフ会イベントに行ってきた
加藤英美里さんが2014年に開設したオフィシャルファンクラブ『emi Re:lax』のオフ会イベントに初当選することが出来た。英美里さんを直接見に行くイベントには過去何度か参加したことがあるけれど、どれもライブ主体のイベントばかりで、お話を聞くのがメインのイベントというのはこれが初めてだったりした。
最初はトークショーイベントとは何を話すのだろう?と思っていたが、会場入りする時に配られるアンケート。そこで
- 英美里さんのキャッチフレーズを考えてみよう
- 英美里さんに言ってもらいたい台詞を書こう
と言ったお題を渡される。開演前までにアンケート用紙は記入されるとのことだったので、成る程。これをラジオのメールみたいな要領で進めていくのかーと理解した。ちなみに私は両方ともゲームにまつわるキャッチフレーズと台詞を書いてみた。
開演の時間になると、ファンクラブサイトに掲載されている英美里さんの画像スライドが表示されていき、英美里さん登場!その前まで、会場がもう声優イベントやるって雰囲気の場所じゃなかったせいかシーーーンとしていたのだけれど、キッチリ盛り上がってくれて良かった。即興コール&レスポンスで何を言っても加藤英美里と観衆は返す掛け合いから、過去のファンクラブ限定イベントの話を絡めたフリートークをしていくように始まった。過去イベントで出した問題集の傾向と対策、上位入賞者への表彰などが行われる。そして、ファンクラブ限定ムービー『エミリッスン』を撮影するという流れになる。
そのエミリッスンでは、アンケート用紙を読みながらのお話というラジオ公録的な展開で進行していく。まずは1番のキャッチフレーズから。色んなキャッチフレーズを英美里さんがアイドルっぽく読み上げるという嬉しい演出。しかもこれが事前にピックアップしていたものではなく、英美里さんがアトランダムに選んで即興で読み上げるというものだったので、これはアドリブ力が試されるコーナーであり、中にはリアル「かみまみた(本当にただ噛んだだけ)」してしまっていた英美里さんもいただきました。
全体的に「天使」だっていうキャッチフレーズが多かったようだけど、「ゲーム廃人」をモチーフにしたものもあったりして、しかも本人が満更ではないところが良かった。しかしながら「私は廃人というにはまだまだ、上には上がいる」とのこと。それでも『グランブルーファンタジー』のガチャはかなりスゴイレベルで回していると独白…
公録のキャッチフレーズコーナーは終わり、次は録音しないで、イベント参加者のみが楽しめる英美里さんに言ってもらいたい台詞のコーナーに。これもまた第一部と同じ即興で台詞を読んでくれるもので、しかも本人にどんなシチュエーションで言って欲しいかまでリクエストを受けてくれるという、大変贅沢なコーナーであった。しかもみんな「新妻で」とか「お姉ちゃんで」とか言いたい放題だったのが、それなりに場が盛り上がる形になった。中にはお姉ちゃんキャラが完全に駄目お姉ちゃんでガチャ課金をせがむ展開になってたり、ケイオスな展開になるシーンも。
中には、オリジナルで言った後に、どう聞いても櫻子です、本当にありがとうございます、というようなサービスも織り交ぜて、加藤英美里さんのアドリブ力の高さもあわせて非常に楽しめるコーナーであった。また、ここで面白かったのが、キャラクターのシチュエーションで「おばあちゃんやりたい」発言や「シチュエーション姉とか犬とか」とか言っていて、犬とは…となってしまうような、英美里さん最近ケモノ役多くなってるけど、やっぱりそこは自覚あるんだ…のような発見もあった。
第三部のコーナーとして、クイズコーナーというものが突如始まった。会場の席の列ごとにチームを組むことになって、勝ち残ったチームが商品獲得というものだった。クイズ内容は
- 英美里さんの寝正月でゲーム総計プレイ時間はXX時間か
- 英美里さんのお気に入りの洋服持っている数はX着か
- 英美里さんが2016年最初に飲んだものは何か
のようなもので(脚色入り)、かなり私生活を赤裸々にしているもので、こんなのもファンクラブならではなのだなと油断しながら楽しんでいたら…なんと私が所属していた最前列のチームが勝ち残ってしまったではないか!商品、なんだろうと思っていたら、起立を要求されたので…これは…?まさか…?と思いきや、英美里さんとのハイタッチコーナーのはじまり!ものすごい貴重な商品であった。今回はあくまでトークショーということだったので、近接戦が無いものかとばかり思っていたので、完全に意表をつかれたのだけれど、前々から握手会お渡し会系に参加したくてしょうがなかったので、本当に嬉しいサプライズだった。近接戦で見た英美里さんは凄く可愛かった…
3つのコーナーを経て、英美里さんの今後のイベント参加告知および次回ファンクラブイベントの概要草案まで教えてくれて、これからもまだまだイベントをやってくれることを宣言して、イベントの締めに入ってしまった。そっからもまだ嬉しいサプライズ。おみやげに英美里さんが会場に飴を投げてくれるサービス!後列まで届くようにと気合いを入れて投げてくれる英美里さんがこれがまた、おっきな声で叫ぶ叫ぶ!うりゃーーーーーーー!とか叫ぶ!最前列なのでその声がよく聞こえる!飴を投げるからマイク持ってない!マイク越しでない英美里さんの絶叫!ほんとありがたくいただきました!
そんなこんなで閉宴したイベントであったけど、総じて物凄く満足度の高いイベントであった。あんなに近接であんなに色んな英美里さんを楽しめたので、たった1時間のイベントではあったけれど、非常に濃密な体験となった。私はファンクラブ内のブログコメントやBBSのやり取りがとても苦手なので、ファンクラブは開設初日から所属しているものの、書き込んだりしたことはないし今後もするつもりはない。けれど、そうじゃなくても彼女に何かを伝える手段はたくさんあるし、こんなに良いイベントをやってくれるのであれば、それを全力で応援しない手はないだろうと、そんな決意を新たにした日だった。
最後に…えみりんかわいい!
FCのイベント、開場したようですねっ!寒い中来てくれた方、ありがとうーーっ
— 英美里→かと*ふく2/28はLIVE♪ (@Emiryun) 2016, 1月 24
FCイベント一部、終わりましたー!!ありがとうございましたっ♪♪
次は二部のサイン会です(*・ω・)ノ
— 英美里→かと*ふく2/28はLIVE♪ (@Emiryun) January 24, 2016
二部のサイン会も終わりましたーっ!
本当にありがとうございました、みなさんと一緒に過ごせて嬉しかったですー(*'▽'*)
元気もらったっっ
— 英美里→かと*ふく2/28はLIVE♪ (@Emiryun) January 24, 2016
2015年買ってよかった女性声優のCD
この年の瀬じゃなくて12月の初頭にこのエントリを書こう書こうと思いつつも、本日になってしまった体たらくでございます。tcpです。
これだけは続けようと思っている「女性声優の音楽活動を心から応援していきたい」がために、数少ない音楽活動を継続していってる女性声優たちのために、ほんのすこしでも援護射撃を。ということで今年もやります、買ってよかったCD。去年のエントリと変わっているのは、シングルCDでも「これ買ってめちゃくちゃ良かったんじゃね?」というものが出てきたため「良かったアルバム」から「良かったCD」というタイトルにさせていただいた。
新田恵海 『EMUSIC』
遅すぎた感もある新田恵海さんの1stフル・アルバムが満を持して登場してきた。新田恵海さんと言えばなにはなくとも『ラブライブ!』ではあるが、実は『ラブライブ!』の影に隠れたというか『ラブライブ!』のソングの中では、あまりお目にかかれないタイプの真底体の中から歌い上げるバラード曲に非常に非常に良曲が多いのを私は知っていた。だからこそ「むしろえみつん早くバラードアルバム出しちゃえよ」と思い『ラブライブ!』の高坂穂乃果として歌っていない彼女に魅力を感じていた。
アルバム楽曲を見ていこう。2曲目の新田恵海デビュー曲『笑顔と笑顔で始まるよ!』は確かに新田恵海さんのデビューを感じさせてくれる爽やかな曲ではあったのだが、どうにも穂乃果のソロソングか?と思ってしまうほど『ラブライブ!』の楽曲とあまり代わり映えがなく、拍子抜けを感じていたのだが、アルバム1曲目の『EMUSIC』がそれを帳消しにしてくれた。作詞はお馴染み畑亜貴氏なのだが、畑亜貴氏の言葉マジックが炸裂しており「これから新田恵海が始まるよ!EMUSICが始まるよ!」とファンへの強い意志とともに呼びかけ歌い上げる、大変素晴らしいものとなっていて、アルバム全体を引き締めている。
また『探求Dreaming』などのロウテンポ曲のハキハキとした切れ味のよいヴォーカルや『スピカ』や『OURS POWERS』に代表される美しいメロディーにのせて歌い上げるバラード曲などの、これが聞きたかった!という新田恵海音楽ワールドことEMUSICを存分に体感出来るものとなっている。
最後にアルバムのEDを〆る『きらめきを夢みて』は新田恵海さんの作詞作曲で、いままできっと彼女は新田恵海として歌っていることよりも、高坂穂乃果として歌っていることのほうが多かったと思うのだけれど、これからはその機会は減っていく。しかしながら、すでに新田恵海さんは新田恵海さんとしてこれから音楽を続けていくことへの意思のように感じる非常に強い曲で『EMUSIC』から始まった新田恵海の音楽世界というものを、物凄く強い意思で「歌っていくんだ きらめきとときめきを この声で もう迷わない」と歌い上げる。ものすごく強い曲。
ゆえに高坂穂乃果推しのラブライバーだけどまだ新田恵海ソロは聞いていないなという方にも、芯と伸びのあるヴォーカルの女性シンガーを探している人にもオススメ出来る大変良作となっており『ラブライブ!』のファイナルシングルは名言されているものの、新田恵海さんはもっともっと、さらに大きくなることしか信じられない。
坂本真綾『FOLLOW ME UP』
女性声優界のNo.1シンガーと言えば水樹奈々さんということで異論は全く無いのだが、裏のNo.1シンガーだと勝手に認識している坂本真綾の2年6ヶ月ぶりの作品がこの『FOLLOW ME UP』だ。坂本真綾はデビュー当時の『天空のエスカフローネ』から存じあげておるのだが、もう今年で歌手活動20周年になり、小山田圭吾なんかと一緒に曲を作ったりするようになってしまったり、トリビュートアルバムを出せばキリンジや真心ブラザーズが参加しちゃったりなんかするし、だいぶ遠い世界の住人になってしまったと思う。さらに、声優活動としても吹き替えの活動を増やしているのにも関わらず、気取った処も全く無くアニオタ向け作品では「のう、お前様、かかっ」とロリ吸血鬼をしっかりと演じ上げてしまう、完璧超人かよ、これからも応援しております。
そんな坂本真綾のアルバムはシングル集の一面も少し覗かせており、とにかくバラエティー豊かにいろんな曲が楽しめる。『たまゆら』の主題歌として自ら作詞作曲した『これから』は泣けるバラードを作ってくれというオーダーに坂本真綾自身が考えた泣けるソングのエッセンスが詰まっており、こういうのをつくっちまうようになったんだ?という驚き。『さなぎ』ではハイトーンなテクニカル歌唱が楽しめる。『幸腹グラフィティ』OP主題歌にもなっている『幸せについて私が知っている5つの方法』は岩里祐穂作詞作品で(いつもの、もう20年になるいつもの)やはり岩里氏の歌詞を歌う真綾は映えると思うしっくりさ。
アルバム全体を通してでは大きな驚きはないものの、20年歌手活動やってますという坂本真綾の実直かつ堅実な作品となっている。とにかく『これから』を視聴してピンと来るところがあればそのままの勢いで買ってしまって良い。
牧野由依『タビノオト』
失礼ながら牧野由依さんという声優は認識していたものの、歌手としての牧野由依さんを認識していなかった。そんな無知な自分を恥じるような、凄まじく完成度の高いアルバムが初見になってしまった。既に歌手活動として10周年を迎える女性声優界の中堅歌手であり、彼女の10周年という「旅」を統括するようなものとなっている。また牧野さん曰く「10年はまだ旅の途中」ということだそうだ。
冒頭の『ワールドツアー』からしてすでに楽曲の完成度が高い。
www.youtube.com
ロンドン・パリ・ニューヨーク・ベルリン…と世界各国の都市を歌い上げるサビ部分が非常に心地よい。
『ハチガツノソラ』のような抑揚が少ないABメロから一気に激しくなるサビに映る変幻自在ヴォーカルや『secret melody』『まわる まわる』の囁くようなヴォーカル、アップテンポでは『88秒フライト』など、色んな楽曲をしっかりと歌い上げており、牧野さんの卓越したシンガーとしての強度、完成度を楽しむことが出来る。
余談ではあるが、このアルバムで歌手・牧野由依さんとはじめまして出来たので、以前の作品もすべて入手して菅野よう子女史がプロデュースした作品からなにからを楽しむことが出来た。これからもまだまだ牧野由依世界を楽しめそうで、心からこのアルバムに出会えてよかったと思う。
水瀬いのり『夢のつぼみ』
水瀬いのりさんといえばアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のヒロインヘスティアや、映画『心が叫びたがってるんだ』の歌うことだけで声を発することの出来るヒロイン成瀬順などを演じ、代表作と申し上げて過言ではない『ご注文はうさぎですか?』のチノ役は2期も好評だったようで声優としてかなり認識されてきた新人声優だと思う。そんな水瀬さんのかなりのスピード歌手デビュー(20歳の誕生日に発売は早熟と申し上げて良いだろう)は実際どうなんだろうと思っていたが、これがまた『シグルイ』の岩本虎眼先生の顔で「出来ておる」と申し上げたくなる程度の出来であった。素晴らしく芯がある上に伸びやかでいて、その上で声優ならではの可愛さを彩るようなヴォーカルが非常にテクニカルである。
デビュー曲『夢のつぼみ』はわりとアップテンポチューンであるが、全く臆すること無く歌いあげており「行くよ!まだまだまだたどり着けるって保証はないけど」のサビのフレーズが本当に刺さる。こむちゃっとカウントダウンにゲストで登場した時に流れた時に即座にポチった次第であった。カップリングの『笑顔が似合う日』『あの日の空へ』も申し分無いクオリティで、声優として主演級の役がどんどん増えている水瀬さんではあるが、これは歌手としても、でっかくなっていくのではないかという予感を感じさせるので、これ以降の活動が非常に楽しみな一人となった。
水瀬いのり / Debut Single『夢のつぼみ』MUSIC VIDEO - YouTube
久保ユリカ『胃が痛いんだなぁ/私の言葉』
小泉花陽役でお馴染みの声優久保ユリカことシカ子はTwitterアカウント閉鎖騒動など、2015年は『ラブライブ!』旋風の影で色々と苦労するところはあったことだと思う。今年の初頭に登場していたものの、入手が大変遅くなってしまったシカ子のラジオ『久保ユリカが一人喋りなんて胃が痛い。』の主題歌CDはメジャーデビュー前のシカ子がラジオのリスナー、ラジオのスタッフとともに作り上げた、とにかく最強のOPと最強のEDと申し上げたくもなるキャッチーかつストレートな楽曲だ。リスナーから胃が痛いエピソードを集めた『胃が痛いんだなぁ。』はそのエピソード部分をコミカルに歌い上げ、MC部分などもついたバラエティ楽曲。また、『私の言葉』は赤裸々にシカ子の心情を真摯に歌い上げる(本人作詞にも参加)もので、ラジオのEDを聴いてこの楽曲に強く心を打たれたような人が大勢存在すると思っている。というかこの曲を聞くとシカ子が好きになる。どちらの曲もサカノウエヨースケ氏が良いアレンジ仕事をしており、これはシカ子が来年メジャーデビューしてからさらに入手困難幻のCDとなっていくかもしれない。
悠木碧『イシュメル』
『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズや『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズにおいてすでに一線級の声優と世間には認識されているであろう悠木碧さんの堂々たる1stアルバムが登場した。当作品は「媚びない」という悠木碧さんのポリシーのままに、女性声優ファンが見たかったものではなく、悠木碧さんの中にある見せたいものを、媚びずに作り上げたアルバムで「怪物」と申し上げていいアルバムだ。
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冒頭の『SWEET HOME』からメルヘンなBGMとメルヘンな悠木さんのヴォーカルで、ああなんだ優しいアルバムなんじゃないか、とイントロ部分では思ってしまう。しかし、歌詞がタイトルのように幸せな生活を歌ってるわけじゃなく
「おはよう朝だよ遠くで近くで囁く声」(そもそも複数から囁かれてるし遠くで囁く声ってやばくね?)「探してはいけない探しものがこの家にはあるけど誰も触れず誰も言葉にしない」「秘密があることが秘密」「おばあちゃまは甘いモノをわざと落としてる」などという歌詞からどんどんヤバイ世界に入っていき、極めつけは突然出てくる「そうだよ、僕もそばにいるから」という謎人物で、解釈をしようとすればするほど怖すぎである。
2曲目の『アールデコラージュ ラミラージュ』で迷路のような世界に迷い込む。『たゆたうかなた』『ロッキングチェアー』などのスローテンポ曲でも他の曲とリンクした部分があり、不気味、不気味なんだけど可愛い、形容しがたい悠木碧世界が展開される。
アルバムの真ん中に位置するこのアルバムのこの1曲と言えるのが『迷宮舞踏会』で変調に変調を繰り返す名曲。変幻自在な悠木碧さんのヴォーカルとともにケイオスなれど可愛い、このアルバムを象徴するような1曲であり必聴ものである。
楽曲単体、構成ともに若手女性声優の曲にあるまじき異質なさが続くのだけれどアルバム最後の曲ではケイオスを繰り返してきたこのアルバムからすると逆に異質に聞こえてくる『Angelique Sky』で締まる。「そうさ君は天使さ」のフレーズが最高に心地よく、爽快な曲。最後の最後でストレートな勝負をしても悠木碧さんの凄まじき力量が実感出来る。
本当にバケモノと申し上げていいアルバムが、いきなり1stアルバムにして出来てしまった。また、その世界観を再現した1stライブ『プルミエ!』では冒頭から宙吊りで現れるなどの離れ技を見せており、伝えたい可愛さのために妥協しない悠木碧さんのスタイルは、次からもどんなことをやってのけるのか全く目が離せない。
井口裕香『Hey World』『リトルチャームファング』
歌手?パーソナリティ?芸人?いずれの顔にしても井口裕香さんにとっては『ロウきゅーぶ!』で活動していた時以来の大きなステップアップの1年となったことだろう。歌手をやれば「ヘスティアの紐」旋風で話題となった『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』OP主題歌『Hey World』をやっていたことにより、ツキもあったとは思うのだけれど大変大勢の人に井口さんの歌が届いたであろう。またラジオはどんどん出演数が増えており、『井口裕香のむ〜〜〜ん ⊂( ^ω^)⊃』および『こむちゃっとカウントダウン』を5年以上行ってさらにパーソナリティとしてのフリートークを聴かせるスキル、ゲストを喋らせるスキル、アドリブ力のさらに向上があり、さらに伸びしろがあるように感じる。特にフリートークのスキルは伊集院光や上柳昌彦レベルに到達出来るのではなかろうかと思っている。また年の初頭に行われた1stライブイベント、7月に行われた誕生日イベントも好評で終わっており、井口裕香はカネになる、という業界の認識が高まればさらにさらに井口さんに会いに行ける、応援しに行ける機会が増えていくのではないかという2015年であった。
さて『Hey World』は大変爽やかかつ、伸びやかな井口さんのヴォーカルが楽しめる、まさにOPらしいOP曲で、『ダンまち』のベル・クラネル少年の駆け出し冒険のこれからを感じさせる映像ととてもマッチしている素晴らしいものだった。また、井口さん本人のヴォーカル単独についても『ロウきゅーぶ!』や『アイドルマスターゼノグラシア』のキャラクターソングを歌っていた時の足りなさはもはや完全に過去の話と申し上げても良い成長を遂げており、Twitterや掲示板等で井口さんの歌の良さを褒めるPost等を見て大変ニヤニヤものであった。
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また『ストライク・ザ・ブラッド』OVAの主題歌である『リトルチャームファング』は井口さん初のロックンロールな楽曲。非常に激しいアレンジにも負けない井口さんのヴォーカルがマッチしており、囁き声のような本人のコーラスも相まって、とても良曲だ。OP映像は恥ずかしながらまだ未見なのだが、PVも作りこまれており井口さんの楽曲にここまで予算が出ている=井口さんの音楽活動が好調であるという現れで、メタ的な視点からも大変喜ばしく思う。
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だが、私がオススメしたいのは『リトルチャームファング』のカップリング曲である『Never Knew Till Now』である。この曲はミドルテンポで片思い中の甘酸っぱい恋愛ソングなのだが、アレンジが驚くほどシンプルな楽曲であり、とにかく井口さんのヴォーカル+コーラスで表現してしまっている楽曲だ。インストゥルメンタルを拝聴するとわかるのだが、本当にシンプルで「え?これだけ?後ろで鳴ってる楽器?」と申し上げたくなる。だからこその井口さんの声がふんだんに活かされまくってる楽曲で、今年のナンバーワンソングを1曲選べと言われたらこれを選ぶ程度には大好きな曲だ。
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さて、井口さんは既に6thシングル『変わらない強さ』のリリースを発表しており、ここから2ndアルバム、2ndライブのリリースを期待してしまい、2016年も2015年以上に井口さんがステップアップしてくれることを祈り、そのために全力で行動していくことを誓う!
かと*ふく『Wonder Tale〜スマイルとハピネスと不思議な絵本〜』
加藤英美里&福原香織ユニットかと*ふくの3rdアルバム。今回はコンセプト・アルバムとなっており、不思議な絵本の世界がモチーフ。というか『不思議の国のアリス』がモチーフである。冒頭からドラマ仕立て、楽曲、またドラマと続いていく構成で、アルバム自体がひとつの物語となっている。眩い楽曲が続き聞いていくうちに物語の世界に入り込めることが必至である。『予期せぬ来訪者とオーロラ』で徐々に物語が盛り上がっていき、ウサギたちのトークを挟んでからくる『王宮裁判』の超盛り上がりはとても気分が高揚する。絶望感が強い裁判を経て『アリスと時の揺りかご』の優しいバラードで救われる。
EDで絵本の物語から現実世界へと戻っていき、最後にシングル曲『You Gotta Love Me』で締まる構成もシングル曲を自然に収録出来ており、初のコンセプト・アルバムは大成功だったと思う。淡白な感想となってしまっているが、ドラマパートのおばあちゃん役をやっている加藤英美里さんの妙技やウサギ役をやっている加藤英美里さんのコミカルな絶技などがとてもえみりんかわいい…となっており、2015年において最高のえみりんかわいい…体験が出来るアルバムであること必至である。
また、来年予定されているかと*ふく3rdライブではこの世界観を再現することが予め告知されているので、大変楽しみにしている(チケットは確保済み!)
余談だが、3rdアルバムまで続くとは思っていなかったかと*ふくの活動は、加藤英美里さんのソロ活動復活への足がかりとなるだろうと想像はしていたが、加藤英美里さんはファンクラブのソロライブを大成功させた(参加者としては大成功だと思った)ので、今後また誰のものでもない加藤英美里さんの歌、その新曲をお待ち申し上げている。
以上、20枚ほど購入した女性声優のCDの中から買ってよかったものについて書いてみた。去年より少なくなってしまったので、来年は去年の数を上回ることを目標としたい。
2014年買ってよかった女性声優のアルバム
今年買ってよかったものエントリが最近のインターネットの主流になっているが、
特に私はガヂェットにはそれほど情緒がないし、家電や音響なんかもさっぱりわからなくて適当にあるものを使っている主義なので、私が買ってよかったBluetoothイヤフォンの記事を書いたところでなんの面白みもないつまらないゴミエントリになってしまうことだろう。
だが、つまらないならつまらないなりに、自分が思いをちゃんと馳せることが出来て、なおかつその「買ってよかったものにきちんとした感謝の意と応援の声を上げたい」という事がこのエントリのタイトルにある買ってよかった女性声優のアルバムということで一致した。故に今年本当に買ってよかった女性声優のアルバムについて書いておこうと思う。
花澤香菜 『25』
- アーティスト: 花澤香菜
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2014/02/26
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花澤香菜さんの2ndフルアルバム。
どこの渋谷系アルバムだ、これはかつて「小山田圭吾が主催して存在していたトラットリアレコードの隠れた名盤なんだよ」ってそこら辺にいる音楽ファンに聞かせたら疑わないレベルの渋谷系であった1stアルバム『claire』(2013年作品)の記憶も新しい彼女の新作は、なんと花澤香菜さんの現在の御年25と同じ、25曲収録の大作だ。
渋谷系チックなナリの曲『恋する惑星』『旅立つ彼女と古い背表紙』のような曲を残しながらも、様々な曲調に挑戦しており、アルバムの冒頭曲から綺麗につながる軽快なポップス『25 Hours a Day』テクノポップ風が心地良い宮川弾氏作詞曲の渾身の『同心円状のディスタンス』つぶやくように歌う『falttery?』カジヒデキ氏作曲の奇作、パパ愛をハイトーンで歌い尽くす『パパ、アイ・ラブ・ユー!!』とても不思議な世界の情景が見えてくる花澤香菜さん自ら作詞の『真夜中の秘密会議』などのバラエティに富んだ曲に加え、なんといっても圧巻なのは朗読入りの曲『花びら』である。
なんの役も演じていない、素の花澤香菜さんの物語の朗読を非常に効果的に取り入れており、ドラマチックにそのままエンディングまで突入する構成は、いくらバラエティに富もうとも花澤香菜作品が花澤香菜作品である理由を証明するかのような凄みがあり、25曲通してこのエンディングの凄みを一人でも大勢に体験してみてほしい。
三森すずこ『好きっ』
好きっ(BD付・初回限定盤)(CD+BD+NOVEL+PHOTOBOOK)(ライブチケット優先販売申込券付)
- アーティスト: 三森すずこ
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2014/04/02
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『探偵オペラ ミルキィホームズ』シャーロック・シェリンフォードや『ラブライブ!』の園田海未などでもお馴染みの三森すずこさんはキャラソンを色々と歌ってきた経歴もあるのだが、ソロとしての1stアルバムがこの『好きっ』だ。
1曲目の『グローリー!』からその清涼感あるヴォーカルにてぐいぐい掴んでくる。シングル曲である『会いたいよ…会いたいよ!』『約束してよ?一緒だよ!』は当然殊勲の出来で、これらが収録されているだけでも十二分に価値はあるのだが、特に素晴らしいのは5曲目『ミライスタート』から6曲目『みんなでイエー☆オーッ!!』そして7曲目『サマーバケーション』の3連が構成である。『ミライスタート』も『みんなでイエー☆オーッ!!』もとってもライブを意識したコールをしやすい曲で、素で聞いていても気分が乗ってくるのだが、それを締めるように夏の海の麦わら帽子に白いワンピースで武装した三森すずこさんが浮かんでくるような『サマーバケーション』への繋ぎは変顔芸人みたいな三森さんの印象をすっ飛ばす可愛さと力に満ちており、ぜひともこの構成で情景に浸ってみてほしい。
ラストの『ユニバーページ』はアニメ『アウトブレイク・カンパニー』のオープニングにも使われた曲で、歌手三森すずこの活動はまさに始まったばかりだという予感を感じつつこのアルバムは完了する。三森すずこさんは近頃厄介系のファンにかなり心労されているご様子なのだが、どうかまた素晴らしいアルバムを供給していってほしい。
内田彩『アップルミント』
- アーティスト: 内田彩
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2014/11/12
- メディア: CD
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『ラブライブ!』声優陣が続いてしまったが偶然である。同じく「どっから声だしてるんだ」とか「サークルクラッシャー」とか色々言われている南ことりちゃん役でもお馴染みの内田彩さんの1stアルバムがこの『アップルミント』だ。なんと内田彩さんの名義としては、過去にシングルリリースなどがなく、このアルバムが1stリリースのCDデビュー作品なのである。
何故シングルデビューではなかったのか?そこは聞いてみるとなんとなく納得できるのである。内田彩さんのその歌い手としての巧みさ、懐の広さに、だ。これをシングル1枚で絞り尽くせようはずもない必然性があった。そもそも内田彩さんは『ラブライブ!』の劇中で歌うことりちゃんのソロ曲、ソロパートなどでも「すげえ声であることりちゃんそのままの声で歌う」のがすごいすごいと言われていた。
その内田彩さんが「ことりちゃん声で歌わなくてもいいというリミッター解除をしたときの本当の力」というものが、最初の3曲のバンドサウンド楽曲からもすでに強く感じ取れる。『Breezin’』の歌い上げっぷりはほんとヴォーカル内田彩のロックバンドと申し上げても過言ではない。
1曲目から5曲目までのロックバンドっぽい構成から突如あらわれるアイドルソングのような『オレンジ』の切ない歌いがこれまたいい意味で裏切られる。すでにことりちゃんのイメージどこいった感で、「時間が足りない あとどれくらい?」のフレーズで胸を締め付けられる。ファン待望の可愛い系の曲もあるかと思えば失恋ソングだったりして、もうどっかいけよ、『キックとパンチどっちがい?』(←曲名そのまま)という過激なタイトルなのだが、これがまた歌い方がとことん可愛らしいので複雑な気持ちで受け取れ面白い。
『泣きべそパンダはどこへ行った』というポップでキュートながらもダウナーなバラードを楽しんだあと最後はまたロック系アップチューンの『ドーナツ』で締めてくれる構成もあわせて、まさしく驚きの完成度の1stアルバムである。
金元寿子『Fantastic Voyage』
- アーティスト: 金元寿子
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2014/11/26
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もはやイカ娘とは呼ばせない、数々の主演助演を張り当世を生きる一流声優の金元寿子さんの1stアルバムの登場だ。しかし金元寿子さんは実は「イカ娘」としてCDデビューをしている。
- アーティスト: イカ娘(金元寿子)
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2012/01/11
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そのためなのか、このアルバムは「金元寿子プライベートアルバム」などという妙なコピーが付随している。なるほど、確かにこのジャケットの白い脇はプライベートに隙だらけではある。
金元寿子さんは声がいい。何を言うのだ声優さんなんかみんな声いいだろと仰る方が大勢かもしれない。だが金元寿子さんは声がとてもいい。その声で一気にその場の空気を変えてしまう制圧力のあるまさに主役級の声だと思う。まさにオタたちがバタバタと倒れていく覇王色の覇気である。イカ娘でその原作からは想像もできそうにない愛らしさを、ゲーム『フォトカノ』ではアフレコ現場での金元さんの演技にキャラクターが完全に負けてしまっていたため、キャラクター側が金元さんにあわせて色々と変更を加えて「早倉舞衣」というキャラクターが誕生したという逸話もある。ちなみに彼女のジャージの上着+レオタードというただレオタードを着ているだけよりも刺激的な格好はとても刺激的である。
…話が脱線しまくったあたりでちゃんと1stアルバムについて申し上げておかねば。そのいい声の金元さんの曲はただ彼女が声を発するだけにほんとうに画(え)になる。必聴なのは彼女が出身地である岡山県倉敷市への愛を歌い尽くす『レトロ気分で旅に出よう』だ。冒頭の寸劇から、楽しげな曲調で岡山へ行きたくなる楽しい誘いを感じる。続いて電波系な曲『まぁいっか!』へと転じ、切ないバラードの『Secret Snow』の構成は8曲という少なめの構成ながらも様々な金元さんの歌を叩き込んでくれる。素の声に近い歌声で歌っていると思われる最後の曲『きらめくひかり』まで全部の曲が素晴らしいので、是非とも2ndアルバムのリリースもお待ち申し上げる。
上坂すみれ『革命的ブロードウェイ主義者同盟』
- アーティスト: 上坂すみれ
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2014/01/08
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最も赤い声優上坂すみれさんの1stアルバム。そっち方向への解説などは詳しくはアレなのだが、彼女のまだ足りない声量を存分に魅力的なテクノポップで仕立てたアルバムである。
テクノポップもいいのだがその中でも異色の出来たる『我旗の元へと集いたまえ』はそのまんまCRPGの戦闘曲と言ってもいい、切り裂いたりするSEが鳴り響きそうなこの1曲。『真・革命伝説』のほうはラスボス曲だ。これらを聞くだけでもこのアルバムに価値は存在する。これらの曲の布陣は 作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:伊藤賢治 となっているのだ。光田康典氏作曲の曲もCRPGの曲していて、ゲームソング&テクノポップソングで彩られた曲調に目眩がしそうな赤い歌詞(だいたいの黒幕は畑亜貴氏)に酔いしれろ。
また、私としては正直彼女は歌手としての技量は現時点では高いとは申し上げかねるし、作曲でカバーしてもらっている点が否定出来ない。まだ彼女は強い太陽ではない。しかし、どこまで本気なのかと思ったら全部本気だったという上坂すみれさんの活動を今後も応援していく所存である。
かと*ふく『with』『You Gotta Love Me!』
- アーティスト: かと*ふく(加藤英美里&福原香織)
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2014/01/29
- メディア: CD
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- アーティスト: かと*ふく(加藤英美里&福原香織)
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2014/11/19
- メディア: CD
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我らが加藤英美里さんと福原香織さんのユニットがかと*ふく。かと*ふくにとっては今年はstep upの一年であっただろう。
1stアルバム『やぁ(^-^)/』(2013年作品)の時には、「確かにユニットでもまだ加藤英美里さんの新曲がリリースされる事実を喜ばなければならないのだろうな」などと後ろ向きな考えで購入をしていたが今は違う。かと*ふくは非常に素晴らしいのだ。何名かに布教を行ったが、非常に好意的に評価をしていただいたことからも、似ている部分もありつつ確実に非なる二人のヴォーカルのケミストリーが大変心地よく、そうした評価が2ndアルバム『with』からさらに続く活動、アニメ『異能バトルは日常系の中で』のエンディングにも使用された『You Gotta Love Me!』へと続いたのだと思う。
アルバム『with』は加藤英美里&福原香織のそれぞれの自己紹介および二人はどれだけ仲良しかの自己紹介ソング『My Friend』や、彼女らがこのユニットを結成するきっかけとなったアドリブをモチーフにした曲『人生HappyHappy論』などの良曲に加えて、あくまでキャラソンでない歌手としての二人の積み上げてきたものが如何なく発揮されている。それぞれのソロ曲もあり、このアルバムを聞けば声優としての二人のファンではなく、歌手としての二人のファンになってしまうことだろう。
またシングル『You Gotta Love Me!』は現時点でのかと*ふく最高傑作と断定していい素晴らしい楽曲だ。やっと誰でも歌える差し当たりの無い声優ソングではなく、かと*ふくでしか歌えない、かと*ふくのためだけの曲が誕生してきた!と一人で勝手に感じていたが、これは決して一人よがりな感情ではないと信じたい。何故なら、Twitter等の実況で「異能バトルのエンディングいいよね」のようなコメントも多くお見受けしたし、かと*ふくはまだまだ高みを目指していけると信じている。そうだ!さあ!ご一緒に!えみりんかわいい…
井口裕香『Hafa Adai』
- アーティスト: 井口裕香,渡辺翔,前口渉
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2014/07/09
- メディア: CD
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このアルバムは今年リリースされたアルバムの中で、私が求めたものの中で断然最高傑作に分類される。詳しくは別エントリを参照いただきたい。そして、『キミのチカラ』を聞け。いいから聞け。
井口裕香さんの1stアルバム『Hafa Adai』があまりにも素晴らしかったって話をしたいのでちょっと聞いてって下さい。 - キュゥべえをアルファベット二文字で記述しないでブログ
以上、30枚ほど購入した女性声優のCDの中から買ってよかったものについて書いてみました。
井口裕香さんの1stアルバム『Hafa Adai』があまりにも素晴らしかったって話をしたいのでちょっと聞いてって下さい。
2013年に声優・井口裕香さんの歌手としてのソロデビューがあった。正確には2006年にインディーズでCDをリリースしているが、インディーズなのでノーカウント扱い、2013年のソロデビューが正式ということになっている。その後何枚かのシングルCD発売を経て、1stアルバム『Hafa Adai』が2014年7月9日にリリースされた。
された…のだが、このアルバムが非常にとっても素晴らしいにもかかわらず、私の観測範囲ではまるで話題を聞かない。PV数が多いであろう通販サイトの右翼たるAmazonのレビューも2014年08月14日現在で2個しか掲載されておらず、「こんなに素晴らしいのに、このアルバム聞いている人実在するのかよ?」と思う次第である。
こんなにも素晴らしい井口さんの傑作アルバムが認知されていないなんて、非常に非常に由々しき事態なので、このブログから僭越ながらその素晴らしさを1%でも強く伝えようと思う。ちなみにAmazonレビューは作品に点数をつけるという行為が愚行にしか感じないので、投稿はしない。
声優・井口裕香
さて、歌手・井口裕香さんの事を書く前に、声優・井口裕香さんについて簡単に振り返ってみよう。代表的なアニメキャラクターのCV担当は以下の通り。ただし私が見たことのある作品だけに絞って紹介させていただく。
- 『とある魔術の禁書目録』インデックス
- 『物語シリーズ』阿良々木月火
- 『ロウきゅーぶ!』三沢真帆
- 『ガールズ&パンツァー』冷泉麻子
- 『艦隊これくしょん〜艦これ』正規空母 加賀
簡単に私が拝見した作品だけを挙げても、そうそうたるタイトルが並ぶ。まさに今が旬のコンテンツの最前線を突っ走る超絶人気声優である。
守ってあげたくなるような、いっつもはらぺこインデックスはいつもお子ちゃま口調である。しかし、インデックスの持つ完全記憶能力の自動書記(ヨハネのペン)を発動させるときは、完全に別人格に乗っ取られた口調となる演じ分けがとても見事。
他にも、お兄ちゃん大好きすぎてちょっと恐い妹役の月火のような役もあれば、真帆みたいな活発金髪ツインテールロリのような小っちゃい子の印象が特に強いかと思う。冷泉殿のような暗めの低血圧声も実に素敵だ。
しかし、井口さんの魅力は小っちゃい子だけでなくオールラウンダーだと申し上げることができる。『艦隊これくしょん〜艦これ』では正規空母 加賀(クールビューティー)重巡洋艦 利根(ちょっとお馬鹿なお姉さん、一人称吾輩)重巡洋艦 筑摩(お利口そうな妹さん)軽巡洋艦 長良(スポ根系元気ッ子)軽巡洋艦 名取(おどおど気弱ッ子)軽巡洋艦 五十鈴(活発系ツインテッ子)軽巡洋艦 天龍(少年声・こわくない)、軽巡洋艦 龍田(お姉声・こわい)と様々な役をこなしており「言われてみないと全部井口裕香だって判別出来ない」レベルの高い演技力を披露してる。また、それがどれも魅力的だというのだから、艦これにおける井口さんの仕事はとても凄い。来年2015年スタート予定のTVアニメ版での活躍も期待する所存である。
物凄い余談として、井口さんの艦だけで艦隊を組むと、井口さんの声しか聞こえてこないので実に良い。マジオススメと申し上げておく。以下の画像はうちの井口裕艦隊。
歌手・井口裕香 1stアルバム『Hafa Adai』
それではアルバムの解説と行こう。アルバムは夏のイメージを強調して製作されている。タイトルにあるHafa Adai(ハファ・ダイ)とは、北マリアナ諸島の現地語であるチャモロ語で「こんにちは」の意味。アルバムジャケット、アルバム同梱の写真集もグアムで撮影されたものである。
アルバムアートワークや収録楽曲、収録DVDの一部の内容はオフィシャルサイトやナタリーで視聴が出来る。
井口裕香 WarnerHomeVideo Official Website
井口裕香からの“ご挨拶”、自作詞曲含む1st「Hafa Adai」 - 音楽ナタリー
20140709_井口裕香_1stアルバム「Hafa Adai」特典DVD PV試聴 - YouTube
#1 Manana (作曲・編曲:前口 渉)
曲名のMananaとは、やはりチャロモ語で「おはよう」の意味。アコースティックギターのソロと井口さんの鼻歌・コーラスと囁き声だけで構成された曲。「1、2、3」と「おはよう」の囁き声がすでに必聴。アルバムは始まる。
#2「Fun Fanfare」 (作詞:zopp 作曲:しほり 編曲:増田武史)
管弦楽器による栄光なイントロから始まる、素晴らしき朝の船出を祝福するような曲。大海と大空を連想するようなメロディと希望に満ちた歌詞を爽やかに歌い上げる。
アウトロの擬音部分のノリの良さが素晴らしい。
#3「POPCORN SMILE」 (作詞・作曲:渡辺 翔 編曲:前口 渉)
ミディアムテンポなライブ曲。ヴォーカルも元気系全開である。手拍子とサビの英単語→歌いのセットが合いの手を入れるために設計されている、今の声優アルバムソングの定番ライブ構成曲。これはライブ会場で映えるはず。
#4「Grow Slowly」(シングルVer.) (作詞・作曲:渡辺翔 編曲:清水哲平)
タイアップ:テレビアニメ『とある科学の超電磁砲S』エンディングテーマ
曲名に『Slowly』とあるが、わりかしアップテンポの疾走感のある曲である。切なくギターが歌うメロディにあわせて井口さんが切なく歌い上げる。
アニメ・とあるシリーズのエンディング曲ではあるが、インデックスのキャラソンというわけではなく、「井口さんの歌」である。『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの各オープニングも手がけた渡辺翔氏の十八番のような歌詞とメロディに負けてない力強い歌唱で確実にこの曲をアニメのエンディングだけで留まらせておくには惜しい曲に仕上がっていると感じる。
#5「rainbow heart rainbow dream ☆」(シングルVer.) (作詞:meg rock 作曲:山田智和 編曲:佐々木裕)
今アルバムの中でも甘いヴォーカルに分類される曲。
繰り返される
rainbow heart rainbow heart lovely parade
rainbow dream ☆ rainbow dream ☆ starry parade
のフレーズが秀逸。囁き声のように同フレーズを歌う箇所もあり、私得すぎる構成の曲である。
#6「夕立ちセレナード」 (作詞:Satomi 作曲:石川 烈 編曲:渡辺拓也)
バラード曲。昼の明るさが強調されてきた構成から一転し、この曲から夕方、夜のターンがはじまる。夕立が収まった後の情景と登場人物の心境を鮮やかに歌う。
#7「ポニーテール」 (作詞:井口裕香・春和 文 作曲:IMAKISASA 編曲:佐々木 裕)
このアルバム内に2曲ある井口さん作詞曲の1曲。エレクトロポップ風味なアップテンポメロディ。この歌詞は井口さんの愛犬との散歩の情景を描いているそうだ。中盤からのコーラスが畳み掛ける部分が大好きである。
#8「Shining Star-☆-LOVE Letter」(アルバムVer.) (作詞:KOTOKO 作曲:八木沼悟志 編曲:大久保薫)
タイアップ:映画『劇場版 とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟』イメージソング
アルバムの中でも特に大人びたヴォーカルの1曲で『Grow Slowly』と同じくとあるシリーズの楽曲だがインデックスっぽさはあらず、素の井口さんのヴォーカルである。
#9「Open Sesame!」 (作詞:市川喜康 作曲:本間昭光 編曲:KAY)
アップテンポな曲。歌詞の内容が
水面に揺れる ヒカリの粒が
花火のように泣いた
真夏の匂いが空へ
はばたくよ
など一番詩的な描写が多い。井口さんが爽やかに歌い上げるため、油断してると今結構凄い描写だったとか後から気が付くことも多々であり、聞くたびに印象が変わる。
#10「twinkle twinkle...」 (作詞:春和 文 作曲・編曲:渡辺和紀)
一番あまあま〜なヴォーカル曲。ここまで1曲もあまあまな曲が来なかったために不意打ちを食らった感があり、脳がTOROKERU系の曲である。真ん中のBメロが伴奏を極力排除して歌う構成があまあまヴォーカルをキッチリと楽しめるような構成になっている。あまあまヴォーカルにささやきコーラスがクロスする箇所は大変素晴らしい。作曲・編曲の渡辺氏のワーク、ソーグッジョブと申し上げざるを得ない。イントロからアウトロまで心ゆくまで甘い井口さんを堪能出来るのだ。
#11「キミのチカラ」 (作詞:井口裕香 作曲:矢吹香那 編曲:前口 渉)
声優・井口裕香のアンセムと言える役は何だろうか?インデックス?それとも月火?それとも真帆?それとも加賀?声優としての井口さんの魅力について考え出すと色々と語らうことのできる部分はあるのだが、現時点における歌手・井口裕香のアンセムは何かと問われればこの曲1択であると断言出来る。この曲のためにこのアルバムが生まれてきたのであろうし、井口さんもこの曲を歌うために生まれてきたんじゃなかろうか。それだけのインパクトがアルバムの実質最後に位置するこの曲から感じ取れる。
この曲のコンセプトは井口さんから、井口ファンへの感謝の意。それ以上の詳しい説明は無粋にて無用。とにかく聞いてくれ。
#12 Puengue (作曲・編曲:前口 渉)
曲名のPuengueはチャロモ語で「おやすみ」の意味。1曲目Mananaと完全に対になっており、同じくアコースティックギターと井口さんのコーラスだけで構成されている。そしてアルバムは終わる。
以上。この全曲解説にて、ほんの少しでも井口裕香さんの歌手活動について興味を持っていただいたら幸いである。
- アーティスト: 井口裕香,渡辺翔,前口渉
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2014/07/09
- メディア: CD
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- アーティスト: 井口裕香,渡辺翔,前口渉
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2014/07/09
- メディア: CD
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