大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

オーロラは自然界が作り出すプラズマ現象の一種です。

アラスカのオーロラ

 

 一昨日あたりから、太陽の活動が激しくなってせいで低緯度でのオーロラ観察が出来るかもしれないとのニュースが伝えられています。

 

 そこで、以前にも書きましたがオーロラもプラズマ現象の一種だということをお伝えしておきます。太陽の激しいフレアーから発生した太陽風は、まさに電子や原子核が分離した状態で地球に吹いてきます。その膨大なエネルギーを持った粒子が地球を覆っている大気にぶつかることによって地球の大気に含まれる酸素や窒素が電子や原子核に分解されます。

 そして、その分解された電子や原子核が元の物質に戻ろうとするときに光を放つのです。光の色が変化するのはそれぞれの物質が放つ色が異なっているからです。これは、物質が含まれているかいないかを特定するときに分光分析という手法で応用されています。また、遠く離れた宇宙に存在する物質の内容を特定するときにも色によって物質を特定しています。

 自然界においても激しいエネルギーのやり取りでプラズマ現象が発生します。それは雷であったりオーロラであったりします。この機会にオーロラもプラズマ現象であるということを理解していただければと考えています。

 

 

 

 

 

プラズマのエネルギーはどのくらい

工場排気

今までプラズマはエネルギーにあふれていると書いてきましたが、ではどのくらいのパワーを持っているのでしょうか。

 

 大気圧バリア放電プラズマ(低温プラズマ)に関しては多くの研究資料がみつかります。その中の記述を引用させて貰えば

 

「大気への排出量が多い VOC であるトルエンおよびシレンは,基本骨格に安定で付加反応を受けにくいベンゼンを有しているが,ベンゼンの結合エネルギーが 5.37eV 程度であるのに対して,放電プラズマの発生に不可欠な電離衝突に必要なエネルギーが概ね 10eV 以上であることを考慮すると,放電プラズマを用いることでベンゼンを開裂させ,トルエンおよびシレンを無毒あるいは低毒性の化学物質へ転化させることが可能である。」

 

 このように放電プラズマはトルエンやキシレンを無害化出来るエネルギーを十分に持っていると言うことになります。

 ただ、プラズマというとどうしても高価になりやすいと言うことがあるのが進化を遅らせていることも事実です。

 

 素晴らしいエネルギーを持った大気圧バリア放電システムを安価で利用できる弊社システムは脱炭素社会を目指すという時代には最適なツールなのです。

 

 

 

 

 

 

 

お風呂のピンクカビもプラズマで退治しよう。

ピンクカビ

 日常生活の中で、お風呂や洗面所、トイレ、洗濯機あるいはペットの食器等の水回り製品にいつの間にかピンクの汚れが発生していることがあります。一般的にはピンクカビと呼ばれることが多いようですが、このピンクの汚れはカビではなくバクテリアが原因で発生しているものです。その中でも代表的なのがメチロバクテリウムと呼ばれる細菌です。その他にもロドトルラと呼ばれる細菌もピンクの汚れを発生させることがあります。その他にもピンクの汚れを発生させる細菌は数多く存在するようですが、一般的にはメチロバクテリウムが多いようです。

 メチロバクテリウムは、空気中に存在しているだけでなく、塩素殺菌された水からも発見されていることからその生命力の強さがわかると思います。またメチロバクテリウムやロドトルラは貧栄養細菌ともよばれ、細菌の栄養源となるものが少ない環境でも存在出来ると言われています。さらに、一つの細菌が独立して存在するだけではなくバイオフィルムと呼ばれる物質を発生させ細菌のコロニーを作ってしまいます。このコロニーの状態になったものがピンクの汚れとして認識されるのです。

 

 カビではないので、十分な湿度を必要とせず、大量の栄養源がなくても繁殖するという厄介な細菌なのです。更に細菌が増殖してコロニーを作り、バイオフィルムで覆っているために薬剤による攻撃にも強いという困りものです。
 

 ピンクカビが発生したからこまめに洗浄をして洗い流してもほんのわずかに細菌が残っていることによって再発してしまいます。また、水や空気中にも存在していますから、全く発生しなくするというのも難しい細菌なのです。
 

 今の所、人体に対する影響はないとされていますが、なんとも言えないピンクの汚れは見た目が良くなく、放置すると頑固な汚れとなってしまいます。

 

 現在では様々な対処法が提案されていますが、どれも洗剤あるい重曹等の薬品を用いるものであり、この薬品を下水道に流すということを考えれば環境に優しい方法とは言えないと思います。最低限でも環境に負荷を与える生活は避けていきたいのが正直なところです。

 

 そこで、プラズマの殺菌効果ではどうかという実験をしてみました。ピンクカビが発生した石鹸のケースで試してみました。実験の前には水でケースに残った石鹸カス等は取り除いておきました。密閉したケースの中に入れて10分間プラズマを照射した後に水で洗浄をしてみたところ、別にこすり洗いをしなくてもピンクの塊は流れ落ちてしまいました。

 このようにプラズマによる殺菌でも十分に効果を発揮することが確認できました。

 

 

 そろそろ本当に環境にやさしい生き方を本気で考えてみませんか。

 

 

 

 

 

そろそろカビの季節です。カビにもプラズマは有効です。

カビ

 以前プラズマがウイルスに対して効果があるという論文を紹介しましたが、ウイルスよりは少し大きくて肉眼で見えるカビに対する効果も実験しました。

 写真は2週間ほど常温に置いたお持ちです。表面にびっしりとカビがついています。

 この状態でプラズマを照射しました。

 その結果が下の写真です。

カビ消失

 ご覧のようにカビは消えてお餅の白い生地が見えてきました。

 このようにプラズマがカビ退治に関しても素晴らしい効果を発揮します。

 生えてしまったカビを退治するだけでなく、空間に漂っているカビの菌を退治することも出来ますから、カビ予防ひいては食品の安全につながります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プラズマ治療器に関してうれしい報告をいただきました。

 

 

 

 

 いつもお世話になっている「あつみ鍼灸院様」から新しいプラズマ治療器が効果が素晴らしいとのご連絡をいただきました。

 最近の医療に関する各種の報告からプラズマが人間の細胞を活性化していることは想像していましたが、専門の鍼灸師様から実際に効果が出ている方がたくさんいらっしゃるとの報告は心強い限りです。

 私の周りでも、病院で軟骨がすり減っているから痛みを取るのは難しいと言われた方等にお試しいただいていますが、おおむね痛みが取れてきているとの連絡をいただいています。すり減った軟骨でも細胞を活性化して人間の本来持っている復元力を活かせば必ずや良い方向に向かうと信じています。

 これからも、多くの方に効果を知っていただくことで痛みから解放される方が増えてくれることを祈っています。

 

 

 

 

 

プラズマの効果を紹介

プラズマ

プラズマは物質の第四の状態と言われています。物質の温度をあげていくと気体になることは知られていますが、気体の状態にさらに温度を加えていくと物質を構成する原子核や電子がバラバラになって行きます。このばらばらになった状態をプラズマ状態と言います。気体よりもエネルギーをもって活発に電子や原子核が飛び交う状態になっています。地球上で見られるオーロラも太陽から飛び出した電子などが地球上の大気に衝突することによって輝いている現象です。

 

そんなプラズマは、様々な機能を持ちますが、代表的な効果をあげると、
1,殺菌・滅菌
2,消臭
3,水質浄化
4,有害ガスの分解
5,静電気防止
6,生体反応の活性化(医療分野への展開)
7,金属の表面処理
8,樹脂の表面処理
9,汚れ分解・漂白

 などの効果を持っています。

 それぞれが飛び出した電子や原子核が周囲にある物質にアタックをすることに寄って発生する効果です。

 このような効果をもっともっと身近に感じてもらえるように、性能はそのままでコストを極限まで下げたプラズマ発生ユニットを供給しています。多くの方が効果を感じていただけるように努力しています。ぜひ、積極的に参加して、本質を見極めたいという方が開発にどんどん参加してくれることが望みです。