京都の話と価値観と
ART ROCK NO.1というレコード屋*1が京都にある.
大学の先輩に教えてもらって,たまに行ったりしてた.
ネットでは手に入らないCDとか,中古のCDを買ったりしてた.
JET SETというレコード屋にもたまに行ったりしてた.
自分のここでは手に入れたい音源があって,
店員さんに探してもらったりした思い出がある.
店員が有名人みたいなのも結構刺激的だった.
ということをここ1週間くらいで思い出した.
京都のエントリーを読んだからかなと思う.
何かを褒めるときに,他をけなす必要はないということを思っている.
これは僕もインターネット上でやったことがあって,
ある人を褒めるときに必要ないのに他の人と比較して(貶して),褒めたことがある.
その行為について,やり過ごすこともできただろうに,
インターネット上でのやりとりにもかかわらず,
そのことをきちんと指摘してくれた彼には感謝していて,
時に思い出すこともある.
また,何かを説明するときは,
いくらわかりやすくても,人を傷つける表現には注意深くなる必要がある.
これについても,思い出深いブログエントリーがあるのだが,
自分のことではないので詳しくは書かない.
個人的な意見だけど,
こういう話に絶対的な正解はなくて,
ただ時代の流れや世の中の価値観,
そして個人の立場で最適な解は変わっていくのだと思う.
「あなたはそう思うかもね」というのを大切にしてあげるみたいなのはあると思う.
その上で,私はこれが好きこれが嫌いという話をすればいいのかなぁとも.
僕は満員の通勤電車や車通勤などにはすごく嫌な顔をする.
どちらも擬似的にやったことがあるのだが,
ずっと続けるとなるとかなりしんどいなと思う*2.
それでも,通勤や労働環境以上に大切なものは人によって違って,
例えば家族だったり,お給料だったりする,名声だったりする.
そういうのを僕はそもそも求めてないし,
それのためにわざわざつらいものを受けるという価値観が僕に備わってない.
個人的には嫌な顔をするし,
自分が逆の立場にもしなった時のために,いろいろとやることはあるよなと思ってるけど,
今のところ簡単にできることは,
遭遇した時に我慢するのではなく,声を出してみることなんじゃないかなと思う.
我慢しなくてもいいことに慣れることは,ちょっと恥ずかしいことだと思う.
とんだマッチポンプ
僕の大学(学部)時代の学科名は誤解を与えやすい名前らしく,
僕が入学する前は名前に引き寄せられて,やりたいことと実際の研究教育内容を間違って入ってきてしまった人がいたそうだ.
僕が入学した年次から,2回生になったら学科配属されるというようなシステムに変わったことで,
それまでに説明に時間をかけることができるようになったので,そのことを嘆く先生の話はそこまで聞かなくなってしまった.
それでも僕が初めて配属された時は,学科のエラい先生が「ここは◯◯ではなく,△△です,◯◯がしたい人は,別のキャンパスの学部に行くように」というような説明をされてたと記憶している.
「名前重要」という言葉があり,データを入れる物(変数)に対して誤解されないような名前をつけることを,プログラミングをするときに重視するコミュニティが存在する.
学科の名前を命名するのは志望校を決定する入学する以前の高校生ではなく,
その組織に所属する先生だったり職員だったりするわけで,
自分たちが何をしているかということをきちんとわかっていないと,いい名前は付けられない.
名前にも流行り廃りがあるようで,
僕らが大学生になる前は,「情報」だったり「バイオ」だったり「国際」だったりが流行ってた気がする.
ググったら出てきた最近の新設学科名のリストを眺めてみると「地域」とか「地球」とかそういう名前が目につく.
いろいろと立場や葛藤があるという話を聴いたことがある.
多くの大学は人が集まらないという話も報道されている.
しかし,教育は百年の計とも言うし,小手先の名称変更や体制変更だけでなく,もう少し腰を据えて取り組んでほしいなぁと思う.
あるいは名前をきちんとつけて,説明するところに労力をかけるとかね.
いくら素晴らしい教育や研究をされていても,毎年毎年エチケットペーパーを学生たちに言っているようではなぁという気持ちになる.とんだマッチポンプだと思う.
「大学入試における偏差値は,実は学生の良し悪しではなく,教職員の良し悪しである」と言った先生の言葉が思い出される.
プレゼンテーションにおける誤解は受手の問題ではなく,発表者の問題である.という言葉を意識しなければならない.
差別
こういう話題をみること,最近増えてきた.
日本人のあなたが外国人として逮捕される日。(にしゃんた) - 個人 - Yahoo!ニュース
気になるのは,記事の下にfacebookに書かれた,この記事に対するコメントがフィードで表示されているのだけれど,
本名らしき名前で批判や非難ができるのが,素直にすごいなと思った.
公開範囲を絞って投稿していると勘違いして投稿してたのかなと思ったけど,
どうも意図的にそういうことをしてるらしい.
社会的責任とか,コンプライアンスとか問題ないのだろうか.
でも,海外在留経験のある人に差別の話とか聞くと,
そういう態度になる人はなるよねという話になるし,まさしくそう思う.
旅行ではあまりそういう目にあわないけど,
長期間滞在だとどうしてもそういう話はあるというのもあるそうだ.
やられたらやり返すという主義の人なのかもしれないけど,
僕からするとそれはスマートじゃないよなぁと思う.
まずは差分を取ることと,それを持って貶めることを区別しなければならない.
そして自国民であれば,保護される対象にあると思い込んでるところも怖い.
歴史の本読むと,同じ国の人が警察力で懲罰を食らうというの普通にある.
当時の人と意識がとにかく変わってないの,すごい.
しかし国籍持ってる人に,日本から出て行けっていうのすごい.
誰に何の権利があってそんなことが言えるのだろうか.
でも知識層がこういう話題に突っ込めなくなるくらいに泥沼化してて,面倒くさい感じになってるのがわりと辛い.
外国人に「日本人って政治とか思想の話しないよね〜」って言われたの思い出す.
孫正義が,幕末の人の名前出すの,「何時代だよ」って思ってたけど,
若くしてUCBとかに行って,自分の生まれた国を振り返ると,そういう意識にもなるのかもしれないと今ふと思ったりした.
話を聞いたり,人間と会うためにYAPC::Asia 2014に参加した話
今年から関東に住んでいて,わりと行きやすい距離感だったのでEarly Birdのチケットで行くことにした.
もちもの
必要ないもの
(あまり参加したこと無いので自分の参加したものとの比較になるが)学術系の国際会議とかでは,今回払ったチケット代の倍以上を払って,
しかもシケた感じのもてなしが多いのに対して,
快適さという点ではほとんど気にならなかった*4.
聴講者という立場ではかなり満足できた.
なにより興味のあるトピックだけを参加したこともあって良かった.
無線LANはとにかく快適で,見栄えこそ悪く最初はぎょっとしたが,入場者のほとんどが何かしらの端末を接続するような会場ではこれくらいする必要があるのだろうなと思ったりした.
スポンサーの方々,ボランティアを含めた運営スタッフの方々,気持ちよく楽しめました.ありがとうございました.
一日目は懐かしい京都の方々にご挨拶をしたり,ネットでしか交流したことのない方々とお話出来たのが良かった.
特にインターンをしていたわけでもないのに,クエスチョン社の方々に話しかけていただいたり進路を心配していただいた(?)りしてよかった.
ただ,エンジニアとしてのコントリビュート,0に等しいのでそれがなかったらもう辛くて死ぬみたいな感じになったかもしれない.
1日目はスポンサー企業の人とかが多かった気がするけど
2日目は一気に一般参加が増えた気がしていて,もう少しスポンサー企業じゃないところからの参加者と交流をしてもよかったかもしれない*5.
懇親会とかでは
id:mitsuba3さんと結構話をしてしまって,
僕とみつばさんは誘い合ってどこかに行ける関係*6なのだから,
もうすこし知り合いを紹介してあげればよかったかなと思ったりもした.*7
Perl書いてないし懇親会だけだけど、YAPC::Asia Tokyo 2014に行ってきた話 - 海の響きを懐かしむ
面白かったのはひとでさんが,偉い人に「この人は寿司を回す界では有名な〜」みたいな雑な紹介のされ方をしていて,
それは鴨川ビールでは通用するプロトコルだけど,前提知識ないと全く意味分かんないのでは…...という気持ちになった.
でも,下手にかっちりとした話をするよりかはマシだったのか.
世の中との通訳者みたいなのは必要なのかもしれない.
@fubaさんと話ができたのが良かった.
ネットで交流会った人,僕の顔も知らないだろうし,
あっちの顔も知らないので,もうすこし名札を見て話しかけまくるということをすればよかった.
ソーシャルスキル落ちてる自覚がある.
Twitterドリブンで開発(成長)をするという話がLTであったけど,
ぼくはtwitterを辞めて,自分を示す@teenstが使えなくなってしまったので,
id:teensという名札で動いていた.
「サブテク」という文字が入った写真もどこかで見かけたけど,
当時のWebエンジニアの中心ははてなだったと思うし,
未だにそのプロトコル,つまりid:◯◯が使えることがすごいことだなと思いながら名札を書いた.
でこびすさんとはたまたま1日目に隣の席になって,
facebookでつながってるというのもあって,俺だけ顔を知ってる状態かなと思ったけど,
以前に京都でお会いしていたらしい(言われて思い出した).でもその一回よりも何回もネット上でご尊顔を拝見しているので,
下手な同級生よりも親しい気持ちになっている.
彼が感想に書いていた,ネットで活動することが一般的ではない?ような会社?*8での普段の業務話が出来ない問題.
きっと先人たちは夢破れたり転職することでなんとか折り合いをつけてきたと思うのだけれど,
なんとかしてこっちで得たものを業務に還元したり,逆に業務から得たことをうまくコミュニティに還元したいなと思う.
Webを利用してきたのだから,Webに対しての恩返し,誰かもそういうことを言ってたけど,いろんな人が関わるものだからこそいろんな立場でのやりかたがある.そういう意味でやりかたは一つじゃないと思う.
わりと多くの人に,日頃の感謝を伝えられたけど,
まだまだ,twitterでは交流してたのにご挨拶できなかった方々がいるのも残念.
とりあえず来年より良い報告ができることを目指して日々の仕事を頑張ろうと思う.
- アーティスト: ユニコーン
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct(Japan)Inc.
- 発売日: 2013/10/23
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
誰のこととはいいませんが
俺よりも優秀な人間たちが,
俺よりも劣悪な環境で「働かされてる」の,
とにかく解せない.