お留守番のあとに。

正直ミン・ヒジンもパン・シヒョクも好きじゃないので、どうでもいい。

【NCT WISH】【RIIZE】SM3.0下の新人2組を検証する

NCT最後のグループ爆誕

 

2022年  

 3月

SMGlobalオーディション結果発表

 
  (リョウ・サクヤ・リクら入社)  

 7月

ショウヘイ・ウンソク・スンハン 

SMルーキーズ公開

 

 8月

SM TOWNにて、ショウヘイ・ウンソク・スンハン・ソンチャン・ショウタロがDreamRoutinを披露

 
     
    (アントン入社か)
     
     

23年2月

SM3.0を発表(新経営陣)

日本チームデビュー計画

SM3,0発表

現RIIZEについて初言及

 4月

(ジェヒ入社か)

現RIIZEメンバー宿舎移動共同生活を始める

  (イ・スマンと契約完了)  

 5月

ソンチャン、ショウタロウがNCT脱退

  ショウヘイ活動休止 ルーカスNCT脱退    

 

 6月

シオン、ユウシSMルーキーズ公開

 

 7月 

「LASTART」放送開始

 

 8月 

NCT NewTeam(現WISH) 

NCT NATION&SM TOWNにて実質デビュー

RIISE KCONにて

実質デビュー

 

年内に日本国内9箇所24回公演

 

 9月  

 

 RIIZE正式デビュー

2024年2月(日本は数日遅れの3月)! ついに!      

ついに、NCT WISHがデビューしました! いやー長かった!

 

SM初の公開サバイバル番組「LASTART」、それに続く日本9か所巡回公演などが、さほど盛り上がってなかったので、心配でしたが、このたびの正式デビューは、もう大活躍!結局、音盤も売れに売れたらしいし、あのRIIZE先輩もなしえなかったデビュー曲で音楽番組1位(2度)にもなりました! 上出来! しかも、韓国と日本でほぼ同時にデビューして、ほぼ同時にテレビに出てるという、一体どうなってんだ的に異次元同時活動をしてるという意味でも、スンバラシイ活動となりました! 

結果として、「大成功」の3文字でよろしいかと思います。よかったよかった。

 

わたくし、この2グループについては、尋常ならぬ関心をもって注視してまいりました。

なぜか。

それは、RIIZEとNCT WISHは、SMが過去たくさん世に輩出してきた「単なるSM新人グループ」ではないからです。

言い切ってしまえば、「イ・スマンが作ったグループか否か」ということ。

イ・スマンのビフォーアフターを検証したいSMオタク層があるとすれば、この2グループはまさにその俎上グループ。売れるかどうかというだけではなく、そのセンスも運営も人事も音楽性もバランスも、すべて問われる非常に大事なグループだからです。

 

えーと、SMの創業者イ・スマン氏が、すったもんだの末、会社と手を切ったのが、2023年4月。そう、ちょうど一年前のことでした。

ですが、当時の抵抗勢力側が「SM3.0」なる今後の会社方針を発表したのは、2023年2月です。つまり、彼にはまったく相談せず、独断で計画し勝手に発表した、ということになりますが、でも、新経営陣がまだまだ変わっていく不安定な中においても、これは生きていてですね。そうです、いま現在も、SMのすべての仕事は、このSM3.0にそって進められているのです。新人2組のみならず、EXOのカムバも、ジェドヨンユニットも、テヨンさんテンさんソロデビューも、ドリムの大規模ツアーも、この1年間にあったことはすべて、この計画書の下に実施されたものです。そして、遅れているとはいえ、新ガールズグループのデビューもこれにそって準備中なのです。

 

いま、見返してみても、この計画は、かなり革新的だったことがわかります。

ざっくりいうと、時代の早い動きに対応すべく、ばんばんアルバムをリリースし、ガンガン新人をデビューさせ、ぐるぐる皆にツアーをさせ、どんどんユニットを組ませてソロも出させる! というもの。

世界的なKブーム下、HYBE勢が次々と大物新人をデビューさせ、JYPも精力的にいろんなグループを活動させて、ビルボードに多数ランクインし、世界で他社が大活躍してる中、これまでのように、ちんたらスローペースでやってる場合ではない、という運営方針だと(私は)理解しました。

 

2つの新人グループ製作について、答え合わせをする

で。今回はですね、やっと、答えが出揃った2つの新人グループについて、汚いメモを見ながら答え合わせをしてみます。

長い間、NCT東京チームは暗礁に乗り上げたまま、ほぼ動いてませんでした。動いたと思ったら潰れたり。127がデビューした2016年当時から、東京チームはすぐ結成されるという雰囲気を出しつつ、毎年見送りになっていたのです。それが、一気にごごごーーーっと動いたのが、2022年の夏です。

 

その夏、イ・スマン下でゆっくり準備された旧NCT東京チームが動きました。

2022年7月、ウンソク・ショウヘイ・スンハンの3人がSMルーキーズとして正式公開。翌8月のSMTOWNで、ソンチャン・ショウタロウを加えた5人で、DREAM ROUTINという(今では伝説となった)パフォーマンスがお披露目されたのです。

ここまでいくと、この時点では間違いいなく、この5人がNCT東京としてデビュー確定、と考えていい。絶対。

なのに、なのに、それなのに、

なんと、23年5月には、ショウヘイの活動休止(体調不良)、ソンタロのNCT脱退が発表されたのです。

 

これにはびっくり。さすがにSM嫌いの層まで驚いた事件でした。

大変なちゃぶ台返しです。まー、最近では珍しい大事件でしょう。この間に、一体何があったのか。

あの夏の舞台のあと、すでに決まってる日本チームを「否」とする勢力があったということで、わたくし、一生懸命その理由を考えたのです、今、考えているのは、「NCT東京をあのメンバーで年内にデビューさせることより、今、SMが早急かつ重点的にやらねばならないことは、NCTには属さない次世代の男子グループを早くデビューさせてSMの将来性を示し、それを本気で売るべき」との考えなのではないか。具体的には、22年の秋にでも、きっときっかけとなるようなことがあったのでしょう。それきっかけに内部が一気に舵を切ったのだと思います。

ほかに何かあるなら教えてほしいです。これという想像が浮かばないんですよねえ。

 

たしかに、あの夏の舞台にたった旧NCT東京チームとは、あの時点で、SMが抱える最強最高に仕上がりのいいメンバーだったわけです。それを、NCT所属として日本チームにしちゃうのは、もったいない。といってるわけで。

だから、そのまま、ぐぐっと横すべりさせて、現RIIZEとしてしまった。

そういうことじゃないでしょうか??

 

しかし、そうなると、その弊害はかなり深い。

まず、ショウヘイくんが活動休止になるという不幸。皆と一緒にRIISEに横滑りさせるには年齢的に厳しい、かといって、日本チームの柱として残すと新たに作るコンセプトには多分合わない。それに、RIIZEに追加する実力者はほかにいるのか。そして、なんといっても、またまた日本チームが誰もいなくなってしまい(もう呪われてるレベル)、またまた全部いちから編成しなおすということに。これらの弊害をおしてでも、イ・スマンの計画は間違ってると判断され、RIIZEのデビューが重要とされたんですよ。RIIZE、やっぱり大きな賭けだったんですよ。本当はさらにもっとバカ売れしてほしいでしょう。

 

結果からいうと、皆さんご存知のとおり、有望な練習生たちから、ウォンビンとソヒをRIISEに。シオンとユウシを日本チームに。ということになりました。

アントンはことが決まってから、KOZからわざわざSMに移籍させるという面倒を経てでも、合流させたかった超お気に入りの逸材だとされており、日本チームは、直前に開催してた、SMグローバルオーディション日本部門に合格したばかりの新人練習生たちから、うまいことリク・リョウ・サクヤをゲット。ジェヒとリョウは、現場スカウティングだけど、全員、年齢が若いことと、練習生期間が短くて素人感が残ってる子、という点で選びぬき、なんとかうまくまとめて収まりました。てか、無理やり収めました。

 

余計なこというようだけど、もしかしたら、シオンやユウシにしてみれば、RIIZEの方でデビューしたかったかもしれないし、ソヒとかアントンみたいについ昨日入社したような子が、あっさりRIIZEに選ばれて出ていったのは、悔しかったでしょう。見事、センターに選ばれたウォンビンでさえ、選ばれる直前まで「4年以上頑張ってきたけどもう駄目だ。きっと僕どこにも選ばれない」と悲観してたっていうから、ほんとにどうなるかわからないものです。

あの、「LASTART」に出てた残りの練習生の子たちも、さすがSMの練習生!と思うほど、全員顔もスタイルも実力もよかったのに、今回、こんなふうに当て馬(私は最初っからあのサバイバルは出来レースだと思ってるので)にされて、なんかもやもやするし、そうかと思えば、折角選ばれたのに思てたんと違う〜とデビュー前に辞めたメンバーが出たのも、わからないではないんですよね。そんなこといったら、世間に顔が出てないだけで、もっといろんな憂き目にあってる子たちがいっぱいいるしょう。。。今は、元SM練習生として、たやすく他社のサバイバル番組でたりテレビ局のオーディション出たり、そこからデビューする道もあるし、やる気のある人はちゃんと出てくることを願っています。

 

今後も安泰なのか

2022年のあの夏、あっ、あの当時はまさかこの件が、イスマン案件だとは夢にも思わなかった私ですが、去年、SM3.0が出てイスマン先生が去って、「そういうことだったのかっ!」と気がついてからは、ますます、現RIIZEと現NCT WISHについて、最大に注目していました。「そんなことして果たしてうまくいくの?」って意味で。

あまり、音楽性についてはよくわからない私ですが、今は、とにかく「かっこいいことを目指す」RIIZEと、「かわいいことを目指す」NCT WISHは、かぶることなく、むしろ相乗効果でなんか非常〜にいい感じになってると思います。あんなにいろいろあったとは思えないくらい、ほぼ完璧な出来じゃないですか。奇跡やわ。ほんま、すごいわ。

やっと答え合わせができるほどに時間が経過して、そして、とりあえず、いい結果が出て活躍できていて、ほっとしています。

ちょっと気がかりなのは、SM3.0下では、どしどし先輩アイドル方が、退社していくことです。

ちょうど契約が切れるタイミングなので、しょうがないとはいえ、日本のジャ〇〇ズと同様、創業者がいなくなり、経営方針も製作方針もがらりと変わってしまった今、諸先輩方にしてみれば、誰になんの憚りもなく大きな顔をして去っていくのは、自然なことなのかもしれません。自分の事務所を立ち上げたり、よその事務所にお世話になったりして、でもグループ活動するときは、SMで集まって仕事していいですよ、というスタンス。名前をあげるのも寂しくなっちゃうほど、大物先輩たち・・・・・。

古参ファンとは思ってない私ですが、それでもいちいち寂しいなあ。

 

てことで、目下、注視しているのは、やはり、新ガールズグループかなあ。エスパは4人だったけど、今度は久々に大人数になるといわれており、今、こ・・・・んだけガールズグループが山のように出てて供給過多なのに、一体どうすんの?!と思わずにいられない。

いま、これを書いてて思ったけど、個人的には、新SMには、売上とか動員数とか、あるいはビルボード1位とか、そういうのは目指さなくていいから、男子も女子も、ちゃんと真面目に「良曲を選んで良パフォーマンスで魅せる」という、基本の基本を失わないでほしいなあ、と思いました。

 

 

 

 

 

 

 

【KISS OF LIFE】「エロい」と「やばい」の大家がお届けする実力派逸品

Kiss of Life 略してキオプ。私の中では久々に見た「エロい」」グループです。

初めて見たときは、ほんと衝撃的でした。ここ数年で一番の衝撃だと思います。

 

一昔前のセクシーブームとは一線を画す、そのエロさは、メンバー4人のしっかりした実力と才能の上に成り立っています。欧米のガールズグループのように。

どうしてこんなに上手いのと思うくらい超絶レベルに歌えて踊れるからこそ、成り立つエロさであって、それを単に、胸がデカい!ケツがすごい!顔が煽情的!腰のひねりがすごい!開脚がすごい!というだけで、昭和的に「お色気ムンムン」とかいおうもんなら、はったおされそうな迫力と自信に満ち溢れております。はったおされて下さい。私も自分の中に昭和おじさんを大勢飼ってますので、マンネのハヌルちゃん(18)に思いっきりはったおされたいです。ほんとかっこいい。

 

7月のデビュータイトル曲「Shhh」は、かなり、直接的に誘うやらしい、エロい歌詞で、なんで放送禁止にならなかったのか謎、な活動だったのですが、それでも、事務所としては、別に「キオプはエロい」で売っていくつもりはないみたいです。

じゃ、どういうつもりで、あんなダンスであんな歌うたわせてんだよ。と思うわけですが、なんでしょう。エロいのは結果としてついてきてるとでもいいたいのでしょうか。

ま、事務所がどういうつもりか知りませんが、こちらとしては、エロいもんはエロい。キオプはエロい。と思うので、それでやっていきたいです。

 

そして、今回、初カムバ「BAD NEWS」では、かなりやばいことになっています。

「エロい」から「やばい」です。

 

キオプは、デビュー時からMVやティーザー類をかなり凝って制作するんですが、今回あれなんですよ。ヴィランもの? ヒースもの? なんですが、これが明らかに度を越してて、ヴィランなんて生ぬるいもんじゃなく、はっきりいって「犯罪者」なんですよ。ダーティすぎる。

またまた、物議を醸すようなところにあえて挑戦。

 

4人のプロフィールと罪状が書かれた捜査資料(ふうの宣材)




高校では、ハヌルが同級生にボールをぶつけまくって怪我させる「いじめ」を。

地下鉄では、ジュリーが男性乗客の股間を蹴り上げ、数人を投げたおす「女暴漢」を。

小劇場では、ベルが、観客の頭の上からドリンクを垂れ流す「いやがらせ女優」を。

隣家では、Nattyが、男性を押し倒して2階の窓から突き落とす「傷害犯」を、

どうです? ほんとリアルで「えっ!ニュース映像?」という凝りよう。

 

わざと一般人がスマホで撮ったような映像で、またご丁寧に、

「私は偶然その場にいたけど驚きました、こうでこうで」と喋る一般人ティーザーや、なぜあんなことやったの?と記者に問われ「どうせ何言っても信じないっしょ」とか答える4人の言い訳ティーザーまで制作されてるんですよ。ちょっとふざけすぎですが、注目度と衝撃度は、非常に高い。これが新曲のプロモーションなんですから!

 

すごいです。まだ10代の子が2人もいる、しかもデビューしたばかりの新人グループなのに、自ら、汚れ役、いわゆる「ヨゴレ」をやってるわけです。

ダーティなイメージをつけたくてヨゴレやるのはいいけど、いうまでもなく、これ全部犯罪ですからね。大丈夫なのか。これ見てかっこいいと思う青少年がいたらどうする。まあ、最後はパトカー数台の大捕物シーンを経て、4人とも逮捕されてましたけど。逮捕されても、悪びれずゲラゲラにやにや笑ってたジュリちゃん、ほんとにすごかったです。まさに狂ってる。壊れてる。これぞやばいって感じ。

 

ということで、「やばい」を使わない私があえて「やばい」といわせて頂きます。

いや、これはほんとにやばいだろ。

 

ところで、この感じ。

キオプのこの、「エロい」だの「やばい」だのといったイメージで、わざわざヨゴレをって自ら炎上させていくスタイル・・・・。う〜む…だどこかで……いつぞやの…どっかで……とずっと引っかかってて。

夏からずっと、もやもやしていたところ、今回、思い出しました!

 

これは、CUBE所属のアイドルたちが、定期的に見せてくる手法にそっくりだと!

 

CUBEにも、過去いろんなグループがいまして、古くは、4minitesから、BEAST、TroubleMaker、BTOB、CLC、PENTAGON、TripleH、(G)idleなど。

かわいくて純真コンセプトの曲と曲の間に、どういうわけか、特に早年期、こういうヴィランものとかダーティもの、俗に「ヨゴレ」を好んでやりたがる事務所。その手法そのやり方に、そっくりなんですよね。どこがどうといえないけれど、所感として、自分のざらっとする触感としてそっくりです。

 

なーーんて思ってたら、キオプの所属事務所S2の社長さんが、ホン・スンソンでしたー!

 

私としたことが、そんな新しい事務所知るかよ、と思ってロクに名前も覚えてなかったんで、全く気づかなったのですが、このS2という会社は、なんと! CUBEの創業者であり(もっといえばJYP共同設立者でもある)、2020年まで代表と会長を務めていたホン氏が、CUBEやめてすぐ設立した会社だと、いうじゃ、あーーーーりませんか!

 

いや、もう、別の意味で驚きました。

そりゃ似てるはず。そりゃ同じ手触りのはず。ホンさん、アイドルグループを作る大家だけど、あんたのダーティ好き、エロ好き、やば好き、炎上好きの方も、健在だったのですね! と大納得しました。

 

もちろん、すでに大御所ホン氏自らコンセプト考えたりするのか、プロモーション戦略や楽曲選びするのか、どこまで関与してるのか知りませんが、でもね、

たとえば、TroubleMalerやTripleHのMVやティーザーを思い出すと、もうこれドンピシャにそっくりだと思うんです。車上セックスを思わせるティーザーやら、密室殺害を思わせるMVやら、ダーティな現場感を大事にした映像制作、そして、そこからの炎上まで。最高は最高なんだけど、必ず嫌悪感がざらっとついてくる食後感がそっくりです。さらに、歌番組でも、実際にディープキスさせてましたからね、ヒョナとヒョンスンに(今思うと本当にかわいそう)。

ただ「エロい」「やばい」のみならず、そういうふざけすぎ感、やりすぎ感で炎上させるやり方。

 

要するに「インモラル」なんですよ。

彼が仕掛けると、悪やエロに「インモラル」っていう要素が入るから、どんなにかっこよくても、大人はもやもやしちゃう、と。

その「ええっ……」っていう複雑な感じ。もうホン印で間違いないと思います。

 

考えたら、ヒョナのソロ活動はすべてこの手法といえなくはない。が、CUBEのよくわからないところは、グループだとそればっかりにならないところ。4minitesもCLCも、やばいやつ出して高評価得たかと思うと、しれっと、次は、ピュアなかわいい曲出したりするんです。意外に男子グループもダーティ曲を必ずやるけど、結局、ピュアなのに行くという。なので、私には最後までよくわからない事務所でした。あっ、CUBE、まだ終わってなかった。あいどぅるちゃんたちが、がっぽがっぽ稼いでるんだった。失礼。

そういや、あいどぅるちゃんのプロデュースって、リーダーのソヨンちゃんが全部1人でやってることで有名ですが、今こうして考えると。最初から、どこかやばめでエロいコンセプトが多く、もやもや演出が多いの、会長ホン氏に見込まれて入社したからかも。

 

S2という事務所が、最初に手掛けたのは、Hot Issueというグループ。

ガールクラッシュをやるグループとして気合いれて21年にデビューしたけど、1年で解散してた・・・。特に、エロさもやばさもなかったように思うので、やっぱり、キオプのエロさやばさ、っていうのは、本人たちから滲み出る感じなのかもしれまんせん。

 

「やばい」の方は、明らかに事務所の方針、スタッフの選択でしょうから、今後もなにかとやばいことを思いついては、ふざけ過ぎやり過ぎてしまって、お叱りを受けることも多かろうと思います。

それとも、ふつーーにふつーの仕事をしてたら、いつの間にやら、やばいヨゴレに手を出してしまって、また炎上させてしまった。。。って感じなのかな。

 

いずれにしても、キオプ4人の実力と才能がすごいので、これぞ実力派! というクオリティは下がることはないと思います。

よくいわれるように、ベルちゃん(19)は、自身がプロ作曲家。全曲ではないけどキオプの曲にも多く参加してるし、歌えば、蝙蝠なみの超音波ボイスで自由自在に歌える。こんな美人が裏方やってたなんて。めっちゃ頼りがいある19歳。メンバーになってくれて感謝。

Natty(21)は、もういうことなしの黒髪ぱっつんで、いうことなしのエロい肉体でバッキバキに踊ってくれるだけで生きててよかったと思えるので有難い。岸恵子なみの低音ダミ声の喋りがたまりません。まだ21歳なの怖いんですけど。ありがとう。

リーダー・ジュリちゃん(23)は、なるほどYG仕込みのラップとダンスがかっこよくて顔があんなにエロいのに、普段赤ちゃんなのかわいい。今回のパトカーでの逮捕シーン、私しばらく忘れないよ。どういう演技力なの。

唯一の韓国人ハヌルちゃん(18)は、長身で色白でスタイルよくてすごい美少女なのに、ギターが上手だったり歌が上手だったり芝居が上手だったり、いきなりスターが爆誕した感じがあって今までどこに隠れてたの。よく出てきてくれた、ほんとにありがとうという気持ち。

 

最後に、Kiss of Lifeというグループ名の由来を。

「新鮮な音楽で、音楽界に新しい息を吹きこんで、胸を躍らせるグループ」

新しい息を吹き込む・・・・Kissだけに。本当に頑張ってほしいです!

 

【RIIZE】知らないことを知っていく悦び。久々の大型新人に思ったこと。

 

 

私は、今、猛烈に我慢している。

こんなことは久しぶりだ。

何を?というと、SMの新人ボーイズグループRIIZEが、KCON LAに出演した動画、及び、その直後に公開されたデビュー曲MVを見ること、をだ。

 

実際のデビューは、9月4日。

しかし、8月中にKCONやSM TOWNに出演、MVも公開、音楽番組にも出る予定なので、これは実質、KCONに出た8月20日(日韓時間21日)がデビューといっていい。つまり今日だ。

が。その前に。

今回、とても大事なことを思い出させてもらったというか、実感しまくったことがあるので、それを!デビュー前に!書きつけておきたいとのだ。

なぜって、デビューしてしまったら、これから書こうとしていることなんて、一瞬で忘れるそうだから。あまりにRIIZEがかっこよくてどうでもよくなる気がする。彼らのパフォーマンスや音楽性なんて絶対かっこよくていいたいこと山程出てくるに決まってるので、それは、また改めて書けばいいとして、ちょっと今の時点で(活動見る前に)大急ぎで書いておきたいことがあるからだ。

ああ、なぜ、今日までに書いておかなかったのか自分。

ということなので、大急ぎで書いてしまう。

 

新人デビュー、こんなに楽しかったっけ。

今回、「RIIZEというグループがデビューします。メンバーは7人でこんな感じです」というお知らせがあった時点で、早くも、すっかり心を鷲掴みにされた私。8月頭のこと。それが、えっそこまで?っていうレベルなので自分でも驚いたのだ。

ここ数年間、こんなに新人グループのデビューが「楽しみ」だったこと、あったか? こんなにわくわくすることあったっけ? くらいの巨大な興味と期待を抱いてしまったわけです。

 

なんかこう、まだ、何も知らないっていうのがいい。

それについて、まだ何も知らないのだけれど、ただ「とんでもなくすごそう!」という感じだけはしてる。それがたまらなくいい。直感して、生物としてアドレナリンがバンバン出てくる感じ。

つまり、「得体のしれないもの」なのだ。新人グループはそうであってしかるべきだったのだ。今はまだなんにも知らないし、なんのこっちゃわからんのだが、でも、どうやらこの得体のしれないものは、今後、間違いなく、自分に相当な悦びと楽しみをシャワーのように与えてくれるだろう、という確かな手応えはあるっていう。

楽曲がどうとかコンセプトがどうとか、すぐそういうこと気になるけど、そもそもアイドルって、人間が人間相手にやってる商売なので、まずは1人1人生身の知らない子を知っていくっていう、そこからすべての悦びが始まるんだった。。。今回、その感覚が蘇ってきて、震えるほど嬉しかったです。

それは、RIIZEじゃなくても、なにかすごそうなものが目の前に現れたときに、こちらが抱く独特のわくわく感だと思うけれど、特に今の日本には、悲しいことに、そういうものが激減してるので、RIIZEはほんと有り難く嬉しいお知らせであった。感謝してもしきれないほど、もうすでに嬉しい。

 

そして、まだ何も知らないがゆえに、毎日、少しずつ「知っていく」行為そのものが、楽しい。

毎日、「こんな顔なんだ」「こんな声なんだ」「こんな体格なんだ」という情報を1つずつ知っていく、そんなことが、びっくりするくらい楽しい。自分頭が悪くなったのかと思うくらい楽しい。そして、知れば知るほどまた興味が出てくるという。

この「知らないことを知っていく楽しみ」。ああ、そういえば、昔むかーーしは、新人グループが出てくるたび、そういう楽しみがあったな〜だから毎日楽しかったのかな〜(正確にいうと新人でなくても、自分が知らなかっただけのベテラングループでも全く同じ)と思い、いかに今回のRIIZEデビューが超久しぶり案件なのか。ということを実感した次第である。

新人とは知らない子たち。そういう意味ではEXO以来なので。

考えてみれば、実際、久しぶりなのだ。

メディアでは、RIIZEは、NCT以来7年ぶりのデビューとなっている。

が、2016年デビューのNCTは、デビュー前、全員SMルーキーズとして公開され、活発に活動もしていたので、かなり認知されていた。大勢のファンもいた。なので、「よく知ってる子たちが遂にデビューする」形だったのだ。(なぜ男子だけルーキーズ活動が活発だったのかというと、EXOではほぼ交流や親睦の時間や機会がなかったことの猛省からである)

それには独特のメリットもある。デビュー時にすでにファンダムができあがってるので応援量がはんぱないとか。が、基本的に「知らない子」ではないので、RIIZEのように知っていく楽しみはなかった。少なくても私には。

NCT DREAMの中国人メンバーや、WayVの中国人メンバー、ジョンウやルカス、ソンタロなど、新規メンバーに対しては、「知らない子を知っていく楽しみ」があったが、個人レベルでちょろっと追加されても、なぜかさほど楽しめない、てことがわかっただけだった。部分的には楽しいんだけど。そーゆーことじゃないんだよって話。

 

ついでにいうと、SuperMも、NCTU方式だったので、完全に「よく知ってる子ばかり」だった。エースばかりを集めたケミ競演には、ファンとして応援せざるを得ない境地に追い込まれたこと自体、気に入らなかったし、どこかこう「ずるい」感じがしてもやもやしたものだ。手堅くアメリカで成功させたい!のはわかるが、ああいうのは全員、完全なる新人で勝負させるのが正しい盛り上げ方なわけで(それがどれほど大変なことかはちょっと置いといて)、その辺のことがよくわかってる既存ファンはまったく突破力を発揮できず、想定した成功をはるかに下回る結果に終わった。

ということは、つまり、RIIZEは、2012年デビューのEXO以来、実に11年ぶりのSM新人ボーイズグループといえなくもない。

11年ぶり。なるほど相当久しぶり感があったわけだ。いまどき小中学生どころか高校生の皆さんも、そんな昔のこと知らない、それくらい昔の話になる。恐ろしい。

しかし、当のRIIZEとて、全員がまったくの新規ではない。

2人は、NCTとしてデビュー済。さらに2人は、SMルーキーズとして公開済(本当はもう1人いたが切られてしまった)。まったくの新規メンバーは、たった3人ということで、当時のDREAMとかWayVと変わらんのだが、ソンタロは固定グループに入らないままだったし、公開済二人もほぼ姿を表さないまま温存されてた。何より残り3人がとてつもなく大物の新規感を持ってるので、もう全員、グループ全員がすっかり新規感、新人感に溢れまくっておる。一緒にはならない。と断言しとく。

去年のSM TOWNのあと、全員が丸一年間鳴りを潜めて(放置かと思ってた)準備してたのが大きいのかもしれない。

あと、春に、創業者イ・スマン氏と手を切ったのも大きい。

イ・スマンのビフォーアフターを考えたりする

いいたいことは言った。ま、タイトルから言い続けてるのでそれだけのことだが、ついでにスマンのことも書いておこう。

この春、遂にというか、突然というか、イ・スマン氏がSMを去ってしまったとき、

私は、何度も「今後、SMでなにか見るたびなにか起こるたび、あっこれは、スマンがいるときから決まってたことなのかな。それともいなくなったから決まったことなのかな」とか、「もし、今もスマンがいたらこれどうするんだろ」とか、私ったらそんなことをいちいち、考えちゃうつまらん人間になりそう〜〜〜〜。と思っていた。

案の定、そうなった。

AESPAの二転三転四転したカムバの時も、NCT東京が初のサバイバル番組となった時も、NCTがユニットやらソロやら大急ぎで出しまくった時も、そして、今回、RIIZEがNCT東京とは袂を分かち、まったくコンセプトをたてないまま本格的大型新人グループとしてデビューすることになった時も、私は、やっぱりイスマンのことを考えた。

 

AESPAのことはわからんが、NCTの壮大なしくみと概念は、彼のこだわりそのものだったので、広げるだけ広げたNCTの世界を、「一体どうやってお片付けするのか。それはいつなのか」という作業はすべて、新経営陣が考えだしたものだと思っている。スマンには、まだまだ片付ける気持ちがなかっただろうし、まだまだNCT東京やNCT新ユニットとして人材を投入して商売したかったと思う。

それを思うと、10数年をへて、久々にわくわくドキドキさせてくれるRIIZE旋風は、明らかにアフターイ・スマンのおかげといえるわけで、それに関しては「ああ、これでよかったのだ」という気持ちでいっぱいだということも、書いておきたい。

ジャニーズじゃないが、SMも創業者がいなくなると、SJだけじゃなく、あっちもこっちも会社を離れていく人たちが増えるだろう。が、今の時代、それも当然というか自然なことで、なにかを耐えたり我慢したりしながら活動などしなくていい。なにかを忍ぶことなく、それでいて、メンバーもお客さんもハッピーになれる活動の仕方や楽曲の準備、イメージづくりを、新しい経営陣の皆さんが頑張ってくれることを祈るのみ。

特に、Kenzieオンニ(全然年下だけど)が今に至っても、SMに残って、RIISE以下各グループに、変わらず、精度の高い楽曲と歌詞を作り続けてくれることには、はるか遠くここ関東平野から低頭平身で感謝したい。有難うございます。

 

そして、普段着も舞台衣装も、ビーニーとTシャツという格好で貫いてくれるRIISE。我々の目の前に、知れば知るほど悦びと楽しみに溢れるグループとして現れてくれて有難うございます。2歳くらい寿命が伸びた気がします。

 

「こんな大事なこと今のうちに書いておかねば!」と切羽つまってたけど、書いてしまえば、全然大したことない。だからなに?て気もしてきた。まあでもここんとこずっと思ってたことだから、消さずに残しておく。ほとんどの方が随分たってから読んだりして、そして自分自身もすっかり時間たって読んだりして、そして、???となるんだろうなあ。まあ、RIIZEは、デビュー前から素晴らしかったという事実だけでも覚えとこ。

 

【Purple Kiss】「うたうま」姉さんを楽しみたい気分

K-POPの特長といえば、むかし昔は、「歌がうまい」ってことだったのに、最近は、「とにかくダンスがうまい」ってことになっている。

女子も男子も新人もベテランも、皆さんすごくお上手。たまに、5年前8年前10年前などのMVを見ると、今までの進化っぷりに驚く。ダンスの難易度そのものが急激にあがった気が。。。昔の振付がすごく遅くおおらか笑にみえるもんね。

じゃ歌が下手になったのかっていうと、そうでもなく、そこは相変わらずうまい、それどころか昔はダンス担当は音痴スレスレでも許されてたのに、今は全員「歌もダンスも相当うまい」という状態がデフォルトになった、ついでにいうと、顔もいいスタイルもいい、性格も笑いのセンスもいい、全員が全方向に異次元にいい。そういう進化を遂げたのである。

 

私は、結構な「ダンススキー」なので、ダンスレベルアップは大歓迎。なんだけど、なんか見すぎてしまうと、そろそろ「うたうま」グループを見たいという「揺れ戻し」が来ましてね。世間の流行とは関係なく、マイブームみたいな感じで去年から「うたうま」グループを楽しんでおります。

 

そんな時に、Purple Kiss! 

MAMAOOさんの妹分として2021年春にデビューしたグループ。

この子たちが「うたうま」なのは、プレデビュー時から有名だったものの、2年間、知名度のわりになぜか売れてなかった。

しかし。去年、最年長メンバーが脱退!(兄グループONEUSの最年長メンバーも去年脱退)最近、(G)Idleやルセラフィムなど、誰か脱退した直後は、どっかーーーんと売れる! ことが多いので「こっ、これはもしや次売れるかも!」とひそかに期待してたところ、予想通り、今回、活動曲「 Sweet Juice」が、本気で売れにきてた。大喜び。私って常になにか予想したり予測してるけど、ほぼほぼ外す人間です。今回は当たって嬉しい。

 

今回、顔も髪型もスッキリして皆さんすんごい美人になった!失礼ながら、こんなに綺麗だっったっけ!と驚きました。 これまでの衣装は、(私の嫌いな)全員違うバラバラ服が多く、4人まではバラ服許すけど5人以上は基本いつも制服にしてほしいと思ってる私にとって、今回の制服衣装、ガチで嬉しい。しかも、ホテルのユニフォーム!ベタですが制服の中では、CAとホテルの制服がダントツお気に入りなので、も〜食い入るようにMV見ました。や・・・ぱり、衣装大事。ヘアメーク大事。



うたうまの最高潮はマンネのスアン嬢。2003年生まれ。

マンネオントップ。彼女は、歌がうまい前に「いい声に生まれついた」のが評価されてる。呻き声や囁き声などの「歌と会話の間」がたまらなく魅惑的。加えて英語の発音が良すぎる(フィリピン育ち)ため、目を閉じてヘッドホン等で聞くと、白人シンガーの歌かと思うレベル。中低音〜高音まで柔らかく綺麗に出せて、あまりやらないけどコロコロ声をひっくり返すこともできる。「頑張って痩せたんだね!」ていう体型。ほんとに痩せた。でも、もともと「ででーん」とした体格なので、ゴウンみたく華奢なイメージにはならないひと。あと、バストが相当でかくて、首下から腰まで全部胸なのでは?という叶美香さんレベルの胸元なので、余計太って見えるんだと思う。今、Kぽ女子中、最もデカ美ちゃんなのではないか? 性格は、大人しくおっとり静か。ここ一番しっかりしてて常に堂々としてるので、私は、いつも小室真子さんを思い出す。そこまで顔は似てないが全体の雰囲気が似てる。

 

ナム・ゴウン嬢。1999年生まれ。

うたうま2人目。これまたうまい!パート割でいうとこのひとが一番多い印象。スアン嬢は、あまり気張って歌わないが、ゴウン嬢は、囁きも気張りもできるタイプ。作詞作曲ができるので、デビュー曲はじめ何曲も作曲作業に加わっている。ITZYのリア嬢みたいなキリっと濃いめの小顔で、目がでかい。骨格細めで身長低めの華奢なイメージ。とてもかわいい最年長だけど、いうことはいうし、ふざけるときはふざけたおす。歌とダンスはとてもパワフル。私は、桜井ユキさんの方が似てると思う。

 

チェイン嬢。2002年生まれ。

そして、チェイン嬢。ここまでの3人が公式のメインボーカルということになっている。当然うまい。大体、どの歌もこの3人がほぼ歌ってるが、あとの2人より、若干太く若干低いので、それを生かしたパートを担当。作詞作曲ができて、歌もダンスもラップもうまいオールマイティ型。元YG練習生でそれが関係あるのかないのか、若干YGぽい発声も感じる。真面目に歌えば歌うほどカメラを睨んでしまうという癖があり、ここ一番のこのひとの「睨み歌唱」がなかなか迫力があってスキ。いわゆるヤンキー顔で金髪が似合うが、ファーストサマーウイカよりも、個人的には、海原ともこ姐さんを連想してしまう。意外に色白で小柄。

 

 

ドシ嬢。2000年生まれ。

メインダンサーってことで、小さな動きまでキレッキレ。ポージングがきれいでかっこよくて決まる!メインボーカル3人が歌いきってしまうので、歌うパートは少ないが、細くてきれいで正確な歌声で。こんなに上手いのにこのグループの基準の高さがうかがえる。初期は、金髪オカッパ時代が長く、さらに右と左で白黒ヘアなる思い切ったヘアスタイルだったので、非常に目立った。抵抗なくそういうビジュアルにできたり、美大生レベルに絵がうまいといったところから、アーティスティックなイメージが強いが、実はとても優しくて周囲に気遣いできる素晴らしい人だと思う。色白メンバーが多い中、かすかに小麦色した肌で、それが顔や体型にとても似合ってる。顔も小さい。騒ぐときは大騒ぎするけどここは全員そうなんで。MEGUMIさんに似ている。

 

 

イレ嬢。2002年生まれ。

ドシと共にメインダンサーをつとめる。そして元YG練習生。ダンスが大きく、そして力強いので、どっちかというと、ボーイズグループのカバーをやると映えるダンスタイプ。そしてやっぱり歌もちゃんとうまいときている。いやーー私はこのひとの顔がとてもスキ。とてもよい。いいですねー。細おもてで顔が長いメンバーが多い中、ひとりだけ狸顔&タレ目で非常に愛嬌があるし、かといって子供っぽくなくて、おしゃれな顔立ちなのがすごくいいと思う!バッサバサのつけまつげしてほしい(どんな願望)。脚が長くてスタイルがとてもよい。つまりモデル向きかも。これからももっといろんなメークや髪型に挑戦してほしい。いつも明るくて元気で笑顔が多い。香里奈さんに似てると思う。

 

ユキ嬢 2002年生まれ。

そして、東京出身・毛利小雪。(毛利。そして、小雪。なんか本名すごい)バリバリのラッパー。その技術はハイクオリティハイレベル。こんな純粋な和顔から想像できない低音ボイスで、滑舌よくまくしたてるラップも囁きラップも、はたまた実はボーカルも見事!ほんとにこれ本人の声?と疑うくらい、顔とのギャップがすごい。日本人がラッパー担当であること自体すごいのに、なんとこのひと、アイドルになれなかったら韓国×日本語の翻訳業につきたいと考えてたほど、ガチのハングルマスターなので、当然、自分の歌うラップは全部自分で作ってる。すごすぎて絶句。まったくの日本語環境で元は独学だったとか。IVEのレイちゃんもそうだけど、相当耳がよくて語学脳のある人って、当然発音もいいし普通にラップ作詞できちゃうってことなんだな〜すごい。リズム感もいい。実は、歌も相当うまくて、カバー歌唱をたくさんアップしてる。ユキ嬢は身長高めで首も長くて美脚でモデル体型。こんな美女なのに、性格はふにゃふにゃと柔らかくひたすら可愛いものがスキで、そのわりによく喋るし騒ぐというひと。笑い方がイルカで独特なのは有名。菜々緒に似ている。痩せた壇蜜にも似てる。NHKで本格的なヅラつけて、時代劇のお嬢様役をやってほしい。絶対似合う。

 

 

ここまで書いて思ったけど、「うたうま」を堪能したいと思って見始めても、結局、ここもご多分にもれず、ダンスが相当うまかったり、面白かったり(うるさかったり)するわけで、曲によるんだな〜〜ということがわかりました。

MAMAMOOみたいに、楽曲が「どうだ、歌うまいだろ〜〜〜〜感動してね〜〜」という

曲を歌わない限り、あんまり「うたうま」って実感できないとこなのかも。



※RBWは、複数のプロデューサーが集まって作った企画会社で、もともと(今も)歌ダンスMC小芝居など、舞台で公演する際のあらゆる技術を、教育プログラムとしていろんな人に提供するのが強い会社。アイドルを作って育てることだけやってる会社とは、ちょっと違う感じ。(最近、WMやDSPなど、かなり有名な会社を合併してて勢いづいてる)なので、自社の練習生には当然、すごい舞台経験と訓練を積ませてて、内外問わず幅広くカバーさせ&超編曲されても歌えるほど練習してるし、全員馴れというか玄人感がすごい。プロデユーサーは、完全に縦割り性で、共同代表の超有名作曲家キム・ドフンがMAMAMOOを、イ・サンホがONEUSを、パク・ジヨンがPurpleKissを担当している。これまでPurpleKissの曲は、キム・ドフン代表が書いた曲が多かったので、どうしてもMAMAMOOの曲をかわりに歌ってる感じだった(SweetJuiceは海外の作曲家)ので、やはり、思い切って刷新したとみてよい。英断。

プロデューサーがすべてを決めるっぽいので、同じ事務所でもやり方が違うかもしれないが、こうなってくると、同じく1人脱退させたONEUSが気になるところ。次のカムバが今から楽しみということだ。どうしても期待が高まる。頑張って欲しい。








 

【SM】さよならイ・スマン

SMがどえらいことになってました。

さすがに驚いた。「もののあはれ」を噛みしめております。

 

ことのはじまりは、イ・ソンス共同代表らSM側が、突然、カカオとの提携を発表したこと。だよね?2月頭くらい?カカオが1割の株をもち、経営陣に複数人迎えて刷新、新経営改革案も発表した(「SM3.0」)。

内密で進めたらしく、社員も所属アーティストも、そして、何よりプロデューサーで創業者イ・スマンも、「寝耳に水だった」というから気の毒。ドラマか。そら驚くわな。

 

これにより、全権プロデューサーであるイ・スマン(=SMとは独立してる企画会社)への外注体制は終了、SMとの関係をたつことに。

 

だがしかし。

そもそも2〜3年前から、イ・スマン自身「そろそろSMからの外注を断りたい」(引退するのではなくやりたいことがある)と公言してて、実際、自分の持株(15%くらい?)の譲渡先を探してたのは有名な話。なので、イ・スマンがSMのプロデューサーをやめて手を切るのは、驚くような話じゃなく、「じゃ、お互い頑張ろう」という平和な話だったはず。

つまり、黙ってても、イ・スマンとの関係は近く終わる予定だったのに、なぜ、イ・ソンス側が、このタイミングでクーデターのようなことを起こしたのか? 

よほど痺れをきらしたのか? 切られるんじゃなく我々が切るんだと示したかったのか? 半永久的に支払う上納金が負担だったのか?よくわからん、とにかく強行してしまった。

 

そこで、素早く動いたイ・スマン先生。

これまで、多くの会社が「うちに株を譲ってくれ」とやってきても「う〜ん、そうねえ」とのらりくらり断ってたのに、電撃的にHYBEに連絡、「どうかお宅が買い取って」「SMの今後をお願いします」と、頭を下げたと。なぜ、頭を下げてまでお願いしたかというと、HYBEは「SMのライバル」ということでずっと無下に断ってきたからだ。「さすがにHYBEはないでしょ」と思ってたのに、結果的に、自分から頭を下げて、HYBEに筆頭株主になってもらったという形だ。皮肉といえば皮肉だね。

 

SM側が、こんな奇襲攻撃のようなカカオ提携をしなければ、イ・スマン持株はそのままだったかもしれないし、誰かに譲渡しても、間違ってもHYBEだけは選ばなかったはず。なのに今度は、イ・ソンス側にとって「青天の霹靂」になってしまった。事態は、さらにこんがらかった。

 

イ・スマンは、当然、SM側の「SM3.0」なる新経営方針を読んだはず。だから、あの内容を、カカオからきた人間にやらせるくらいなら、ほぼ無名のBTSを(汗と涙とド根性で)ワールドスターに引き上げたパン・シヒョク(HYBE共同CEO)に任せた方が、まだ「ずっとマシじゃーーっ! 何してくれとんじゃ、このボケかすっ!」ということだ。

で、ほどなく、HYBE側からも「今後のSM経営方針・活動計画」が発表された。

SM側の「SM3.0」と比べてどうか。所属アイドルとファンにとって、どちらの計画がベターか。それ比べようにも、その前にSM計画案を、ハナからこき下ろしてて怖くてさ、頭に入ってこないんだよなーこれが。

HYBEって、K-POPのトップに成り上がってからも、わりと謙虚&クールな姿勢だなという印象があったので、今回みたいに自画自賛したり、闘魂むき出しで相手を攻撃したりっていう態度に驚いた。やっぱり「我こそ王者」「お前ら黙っとけ」くらいのメンタルだったんだね。ま、その通りだから文句ないんだけどさ。

 

てことで、まだ、ゴタゴタは終わってない。

一体、どこへどう落ち着くのやら。

一般人には、さっぱり予測がつかないそんな中、イ・ソンスって3月で代表を退く予定らしくて、それもまた悪い材料だと思う。長びくかも。ほんと、現場にいるアイドル1人1人が心から気の毒で気の毒で、もうどっちでもいいから決まってほしい心境になってきてる。

 

イ・ソンスって、イ・スマンの奥様の甥らしい。義理の甥だったんだね。

当然、幼い頃から知ってて、SM入社後も、いわゆる身内人事ではなく、現場マネージャーからはじめ、途中イ・スマンの付人とか秘書みたいな時期もあったとか。共同代表にまで登りつめて難しい立場だけど、お互い「寝耳に水」VS「晴天の霹靂」みたいな最悪の仲になり、ほんとに残念。

 

うぅ。軽くまとめるつもりが、長くなってしまった。

この理解であってます? 全部の記事を読んだわけじゃないので、想像で思い込んでる部分もあるな。どこかに噛み砕いた全説明があればいいんだけど、でも、まあざっくり、私は上記のように受け止めた。

 

それでね。実はだな。

今回、私が書きたかったことは、そんなこと(そんなこと)ではない。

一連の報道で、私が色めき立ったのはそこではなく、イ・ソンスが、かねてから、イ・スマンの仕事が気に入らなかった旨の発言したことだ。どうよ。すごいだろ。そんな本音が聞けるとは。ぶっちゃけもぶっちゃけだが、考えたら、そういう理由を少しでも暴露しないと、会社側から関係を絶った説明が何もないから喋ったんだと思う。

 

具体的には、NCT(2016〜)の世界観や概念、全体コンセプトについて、「往生しましたわ。我ら社員があれで売る為にどんだけ苦労したことか」(原文とはだいぶ違う意訳)みたいなことをいってる!ひ~聞き捨てならない。私が7年間、誰かにいってほしくて仕方なかった話だ。そうだろうねえ。ええ、ええ。そうでしょうとも!

 

NCTといえば、無限開放無限拡張。そしてCTだ。カルチャーテクノロジーとは、平たくいえば、現地化戦略のこと。無限開放無限拡張とは、平たく言えば、メンバー固定せず、増やしたり移動したり兼任したりしまっせ。たくさんグループが増殖しまっせってこと。こんなルールをもったNCTが、イ・ソンスらにとってはとても難しく、人気をあげ売上げを伸ばすのに苦労した、ということである。

要は、「NCTは、失敗だった」。といいたいのでは?

 

7年間、WayV以外に、海外で1つもデビューさせられなかった。WayV、今は韓国でしか活動できてないし。NCTハリウッドもNCTサウジも実現できなかった。NCT東京が今年デビューしそうだがまだわからない。計画からいうと大失敗である。NCT以外の男子グループがデビューできない。その分、NCTで稼ぐ予定がまったく計画通りにいってない。50人にはなるっていってたよね。大体イリチルほんとにそんなに大人気なら、IVEやルセラが出る前に、とっくに紅白とか出てただろ。あんだけ日本で活動したのに。そういうことなんだよ数字じゃなくて。

 

NCT127(とNCT DREAM)は、なんとかミリオン達成したが、SMの看板と全スキルを駆使し、お金と時間かけてようやくだ。社員側が意地で売り切った感じだ。売っただけ偉いが、実際に売った側が「もう勘弁してほしい」と思ってたんだよっていうそういう暴露だ。

 

ついでにいわせてもらうと、aespa(2020〜)。

あれも、失敗なんじゃないの。どうなの、ソンスや。

メタバースって、そんなに流行ってます? あ流行ってるか。少なくてももてはやされてるわな注目されて。が思うほどメタバース売れてないだろう。他社でも他国でもやってるが、売れてるかといえば売れてない。

4人の人間に4人のaeアバター。新しいし面白いが、活用しきれてなくてNCTと同じ匂いがする。ナビスだ、kwangaだブラックマンバだと、aespaの世界観は壮大でストーリーがあり、デジタル映像で直接訴える新しさは認めるが、それ人気あんの? もう、あの世界観が好きで好きでたまりません!エスパってだから好き! てことになってんのか?そこは支持も共感もされてない感じするけど。だって、本人たちが笑っちゃってんだもん、その設定に。

とはいえ、こちらも、ガールズグループ初ミリオン?正規1集の。記録作ったくらいアルバム売ってて、誰もそんなグループを失敗といわないよね。があれは、セカンドの「Next Level」が異様にかっこよくキャッチーだったことが生み出した次への期待値。祝儀売上にすぎない。しかもNext〜はカバー曲。他人のふんどしで土台を築き、あとが続けられないなんぞお粗末じゃないか。イ・ソンスも「いや〜〜それこそも売る技術なんだけど、でもそゆことよエスパも往生しましたわ〜」と言う気がする。

そうそう。SuperM(2019〜)も、映えあるビルボード1位だけど、もやもやする構造はまったく同じ。

そういうんじゃ駄目だったんだよ、やっぱり。7年たってわかったってことだよ。

思えば、

地球のどこかとどこかで、同時に公演を行うEXOのグローバル双子戦略も、結局、CTやメタバースやkwangyaと同じで、イ・スマンの長年の夢だった。彼はずっと同じことをやろうと挑戦し続けてるだけ。さらに面倒臭いことに、各人が超能力を持ってる設定なのだ。EXOは、面倒臭いことこの上ない気合の入れようだった。

が。EXOがあれほどどっかーーんと売れたのは、CTでも超能力でも双子戦略の功でもない。むしろ、次々に中国人が逃亡して(逃亡って今考えたらすごい)、残った韓国人メンバーだけでR&B楽曲を歌うことにしたら、会社は推さなくなってたのに、自然発生的に超ブームが起こって、想定の倍以上、売れてしまったのだ。SMが思ってた以上に売れたなんてEXOくらいのもんで偉業だといっていい。だから設定や概念は、そこそこ必要だが、そんな凝ったものでなくていいんだと思うよ。

イ・ソンスらが、イ・スマンが出す新グループ戦略・概念を、徐々に面倒臭く感じ、それらの整合性を保ちつつアルバムを売らねばならない事を嫌がるようになったのは、なるほど、ごもっともだ。整合性。そう、面倒臭い理屈とか概念とか、いうはたやすいが、ちゃんと守る仕事は大変だろう。一曲一曲厳しいだろうしなあスマン先生。

 

えーと。当方、老害が激しいので、今まで、NCTもaespaも、私がもやもやするだけで、若くてセンスある人たちには人気だと思ってきた。実際、新規ファンなど、ごく素直に好きになって応援してる方も多いだろう。

そういう層には、今回のポイントが見えづらいだろうけど、2016年前後から、前述したように、イ・スマンがいう、あまり音楽とは関係ない次元のコンセプト(イメージではなく)ありきは足かせになりつつあり、大衆への訴求力を落とすと会社は感じてた。このままだと、間違いなくどのグループも売れなくなる。NCTは一刻も早く終了させ、新規固定グループの新人をできるだけ多くデビューさせる必要がある。かつ、楽曲集中型の活動に注力すべきというソンス側の考えだろう。

イ・ソンスらが描いた「SM3・0」とはそういう心象で、彼らだってSMを愛してやまないわけで、所属アイドルたちの才能と魅力がちゃんと報われる、今よりもっと売れる、そんな活動をさせたいと思ってるのだ。ちゃんと読んでないくせに、私がこんなこというのアレだけど、でも、流れからいうとそうでないとおかしい。

 

HYBEと違って、SM側が考えてきたこれらの計画は、かなり前から長時間考えられてきた内容だから、具体性と実現性においてかなり正確だろうと思われる。全メンバーの魅力を誰よりも熟知してるわけだし。大体、今回こんだけ大騒動になったのは、水面下でカカオと取引したからであって、この意味においてだけでも、イ・ソンスは今の地位を辞さず、責任とって、最後まで計画を実現してほしいかも。

一方、HYBEが、それならうちの方が得意だと、バーンとお金と人を出して、SMにはないコネと経験で、ささーーっと仕事してくれるのも悪くない。イ・スマン直々に頭下げられて託された印籠もあるわけだし。

繰り返しになるけど、個人的にはどっちでもいい。そんな難しいことわからん。でも業界全体にとっては、HYBE独占状態はよくないことかもしれない。

 

イ・スマンがSM企画を会社にして、30年?35年?

とにかく、完全にSMから離れることになった。本当に長い間、お疲れ様でした。新しい仕事、頑張ってください。

これからも、SMドルのことは応援しますよ。

(応援しようにも、皆、移籍して誰もいくなってたりして)




※3月3日現在。今後、私が驚くような展開があればまた書くかもしれません。




【ITZY】早くもカウンターとしての役目を終える。今後どうなる?

 

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新曲「LOCO」。初の満面笑顔ジャケで方向転換。

2019年2月デビューのITZY。2年半余たったが、ここへ来て大きくその意味を変えようとしている。

具体的イメージでいうと「強くてかっこいい女子」からの脱却。概念的には、「TWICEのカウンター」としての立ち位置からの卒業である。あ、このカウンターという言葉、ここでは「敵」とか「真反対の」という意味で使っているので、かるーい意味で読んでほしい。

JYPに限らず、誰だって、新しくガールズグループを作ろう!と思った時、先輩ガールズグループがまだ現役でバリバリ活動してたら、「お姉さんグループとは、全然違うイメージで」デビューさせようとするのが普通だと思う。同じようなグループが2つあれば、どうしたって若くてフレッシュな新人に目がいくのは当然だし、姉妹でファンの奪い合いしていいことなど何もない。これに則らないのはSMぐらい(あそこは自分のしたいことを順に実行してるだけなので)で、大抵は、真逆のイメージでデビューする。JYPは、特に、その戦略が大当たりして、非常にうまく機能し、成功を繰り返してきた。

ま、複数の同性グループを活動させられる事務所なんて、多くない。男子1つ、女子1つ抱えてるだけでも大変なことで、そのどちらも売れてて、さらに新人を!となると、それこそ3大事務所?4大事務所?7次事務所? の話になってくる。複数の同性グループ抱えてるのって難しいのだ。特に女子の場合は。

ITZYの話の前に、JYPにおけるガールズグループ戦略の歴史を、ざ〜っくり振り返っておきたい。興味ない人は飛ばしてください。

 


WonderGirlsのカウンター、MissA

TWICEのカウンター、ITZY

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レトロポップで素人も歌いやすく踊りやすく、大人気だったワンガ

JYPは、ガールズグループの名家といわれるが、そのしくみは複雑怪奇なものではない。

ワンダーガールズのカウンターが、MissA(ちなみに、ワンダーガールズの中国版がMissA中国人メンバー2人によるユニット)

TWICEのカウンターが、ITZY

(ちなみに、TWICEの日本版がNiziU)

ということだ。つまり、お金になる中国市場や日本市場に、韓国で大ヒットしたガールズグループとそっくりのグループを自前で作ってデビューさせ、そのノウハウでがっちり資金を稼ぎながら、一方、本国の韓国では、まったく逆のコンセプトを持つ「カウンターとしてのガールズグループ」をデビューさせる。ということを繰り返してきた。

具体的にいうと、2007年デビューのワンダーガールズは、「Tell Me」以降、「NOBODY」「So Hot」「Be My Baby」と、懐古調アメリカPOPSが受けて国民的アイドルになった。いわば、最後のお茶の間アイドル。小学生から高齢者までこぞって振り真似するなど、全世代に愛された。すると、2010年デビューのMissAは、それと真逆の「いい子ではいられない強い女子」をコンセプトに据える。いいたいこといい、やりたいことをやる。その逞しく自分に正直な女子イメージは、衝撃的なデビューを飾り「GoodGirl, Bad Girl」は史上最速で多数ランキング1位を獲得。その後も、周囲に頼らず、自分で自分の欲望を実現しようとする強い女子を打ち出した。

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卓越した身体能力とパフォーマンスで、見た目も内容的にも強め女子の走りとなったMissA

そして、2015年TWICEの登場である。健康的で明るく元気でかわいいイメージでデビュー。「TT」でブレイク以降、日韓で、そして男性にも女性にも幅広く愛され支持され、数々の記録を更新してバカ売れ。現在まで長きに渡って売れ続けている。

さあ、そこで、のITZYだ。

大先輩TWICEの、真逆コンセプトとなれば、やはり強め女子の再登場になるのは必至。「自分のやりたいことをやるかっこいい女子」として2019年デビューした。MissA先輩とどこが違うかといえば、「男性に媚びない」か「大人たちに媚びない」くらいの差で、大きく変わらないと思う。パフォーマンスがずば抜けているという点も同じ。予想どおり、ITZYの、周囲に媚びず流されず自己実現を目指す女子路線は、大成功を収める。デビュー曲「DALLA DALLA」で、若い女性に圧倒的支持を得て、これまた最速記録樹立。続く「ICY」「Wanna Be」で、このイメージをしっかり確立した。

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明るくてかわいいまま、大人に進化したTWICE

実際には、カウンターも最初の数年だけ

これが、ざっくりしたJYPのガールズグループ史である。

実は、JYPが初めて手掛けたガールズグループがワンダーガールズなので、女子は15年弱の歴史(韓国では長い方だが)しかない。こんなふうに、かわいい女子が売れれば、そのカウンターとしてかっこいい強い女子が現れて世間をあっと驚かせるやり方は、結果論であり、たまたま、うまく繰り返された事例なのかもしれない。

そして、ここからが問題なのだが、実際には、この「カウンターとして新人を売り出す」メソッドは、ずうっと続く施策ではない。むしろ設定期間は短い。

カウンターというのは、そもそも「敵」である先輩がいて、それが現役で超活躍してるからこそ成り立つ概念。「敵」あってこそ、だ。「敵」そのものが、変わってしまったりいなくなってしまうと、意味がないので成り立たない。

ワンダーガールズは、早くからアメリカに進出していたが、MissAがデビューするとマジで北米と日本の仕事だけでいっぱいになり、ほぼ韓国に「いない」状態になる。ネット時代の前なので本国にいないと本当にいないみたいになる。それでは違う方向性を。と模索してたMissA自身も、想定外にスジだけが1人で超バカ売れてしまい、メンバーが不仲になり、グループ活動ができなくなっていく。

ITZYの仮想敵であるTWCEも、今や、もう、かわいくて元気で明るいだけの女子ではない。ITZYがデビューした2019年は、TWICEが大人路線に舵を切った年だが、それだからこそ、非常に素晴らしいタイミングで、我々は「新旧女子グループの相対コンセプト対決!」が見れた。奇跡のようなもんである。あまりに感激して次のような記事を書いちゃったくらいだ。

 

temuo.hatenablog.jp

 

あれから2年。その後、さらにコマを進めたTWICE先輩は、今や、すっかり「大人の女性」になった。実生活では、それぞれ彼氏ができたり別れたり、病気で倒れたり休んだり、という出来事も少なからず影響して、「女だって、生きてりゃいろいろあるわよ」的な存在に。今のTWICEを見てると、私などは「いろいろあるけどさ、楽しむときは楽しんでいこ!」という逞しささえ感じる。先輩がそんなふうに、(顔はかわいいけど)とても強くなってしまったので、もうカウンターを考える意味も効能もない。あんたが一番強いのでは? ってくらいのもんだ。結局、どういう経緯をたどるにせよ、「カウンター戦略」とは、デビューをピークとして(MissAもITZYもデビュー時がもっとも衝撃的成功を収めている)徐々にパワーを弱め、数年で終わる運命なのだ。計画というか。JYPとしても、永遠にカウンターとして活動させるつもりは最初からなかったろう。そう考えると、ITZYが、ここへ来て、大きく路線変更するのは自然なことなのだ。

 

あと、2022年2月にデビュー予定のJYPガールズグループ。この影響も大きい。噂では、えらく力が入ってるらしいが、順番からいっても次はとんでもない女子グループが来るはずなので間違いない。「こ、こんな前から予約を募るの?」と思ったが、年が明ければあっという間だ。その頃には、先輩になるITZY、いつまでも「若い女子が大人に反抗して自分を通す」などと最若の気分でいてはまずい。抵抗とか反抗ってのは、一番若い層だけに許される態度。来年2月までには、年齢に関係ない新たなイメージを確立しておかねばならぬ。という事情なのだ。

 

そもそも、ITZYが持ってる独自のイメージとは

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個人的には、ITZYのイメージはこれ
こんなに仁王立ち似合うなんて

ITZYは、早くもカウンターとしての役目を終えた。

世間では、「DALLA DALLA」「ICY」「Waana Be」までが第1章で、去年夏からの「NOT SHY」「Mafia in the morning」「LOCO」が第2章だとしてるようだが、私は、今作「LOCO」からが新たな段階だと思う。なぜなら、ノッシャイもマフィアも、心情的には、ちゃんと、強くて自分のやりたいようにやる女子を歌ってたと思うから。ロコはもう全然違う。元気ハツラツ女子たちがはっちゃけて男子に夢中になってる様子を歌うロコは、曲としては良曲だしパフォもさすがにすごい。しかし、これまでと全く繋がらない。「お、お前(餅にいってる)、本当にいいのか?」と心配になるほど違う。だが、これまでと違うものを探してそれを確立しようとしてるのだから、それくらい違和感があった方が、むしろいいのかもしれない。マフィア程度の変わりようでは、来年に間に合わないのかも。数字的には、デビュー時よりずっと売れてるわけだし、今初めて見る人たちも喜んでるわけだし。

しかし、それにしても、惜しいな〜〜〜と思っちゃうわけである。

デビューした時の、あの感じ。TWICE姉さんたちに向けて、新人からの、あの生意気ながらも「なるほどですね」と思わせたあの感じ。あれが、あの子たちの生身のイメージと本当によく似合っていて、とても素晴らしく昇華させてたと思うので!!!

 

では、ITZYのメンバー5人が、もともと持っている独自のイメージとは、一体、どういうものなのか?

 これは、超個人的な思いだが、初めて見たときから、

ITZYはどーーーーんとしている。 頭から離れない。なんだろう。とんでもなく肉体派。純粋すぎるのも含めてすごく体育会系。今、女子でめちゃくちゃ激しく踊るグループはたくさんあるが、ITZYは、腕や脚のお肉が震える様子や、滲み出る汗などが、画面越しに実感できるって感じ。生身。決して、CGみたいなドライでクールな印象ではなく、生身の重量や風量や温度が感じられるのだ。変態かしら?

「練習して練習して実力をつけて参りました」という叩き上げ感がある。いっぱいオーディションを受けて落ちてるのを見てるからってのもある。そして、明けても暮れても練習しかしてこなかったゆえに、どこか世間知らず。とってもいい子たちなのだが純朴すぎて不器用。ずれてるというか、空気読むのが苦手な感じがする。あくまで私の想像にすぎないが、でもこれらは欠点ではない。そうでないとできない路線があるはずだと、本気で思う。

例えば、この感じ、自分の中では、2015年前後の防弾少年団にちょっと似ている。

昔、防弾少年団のことを「県立高校野球部員みたいだ」と書いたことがあって、それだけ聞くと「は?」と思うだろうが、要するに、それくらいあの頃のBTSは、ただただ自らの肉体だけを武器に練習量を積み重ねることだけで、すべてを飲み込んですべてを乗り越えていたという、超肉体派なところがあったのだ。あの頃の彼らも、それこそ汗やら涙やら体温やらが、画面ごしに伝わってきてたように思う。生きてる人間がやってるんですよ!っていう。もともと体育会系の人たちが、きれいなスーツやドレスシャツを着てお澄ましして踊ってる、っていうことが(私においては)魅力になっていったんだよなー。いうなれば。泥臭い魅力があるのだ。

 

そして彼女たちは、そもそも体格がいい。

全体的に身長が高く、特に、ユナとイェジは170cmあるがすら〜〜っとしててそれ以上高い感じがして、身体にキレとスピード感がある。チェリョンとリュジンは、正にどーんとしてて、一歩も動かないわよという強靭な筋肉と体幹が見事。腕相撲とか強いはず。リアは、プリンセス役で可憐なキャラだが、しっかりした骨格がきれいな形でバランスがよく、まっすぐしっかり淀みもなければ揺らぎも傾きもないポージングの美しさを誇る。てことで、5人全員が、「腕組みが似合う」人たちなのだ。腕組みと仁王立ちが似合う。強い。見ためだけじゃなくて、実際に筋肉や力やスタミナが強いっていうホントの強さ。そんなガールズグループほかにない。女子プロか。

体格的には、人間山脈VIXXのような、どどーんとした恵まれた体格をもち、内容的には、防弾少年団のような叩き上げ力を誇る。それが、私が出会ったITZYだった。こういう見た目の特徴というのは、固有のものなので、それを活かしてほしいものだ。

中身がかわいいのは本当なので、はっちゃけガーリー路線もいいだろう。アメリカ進出も始まってるし、アメリカ人がわかりやすく好みそうな路線だと思う。もしかしたら、本人たちはロコ路線の方が好みだったりするのかもしれない。が、こういっちゃなんだが、ロコは、ほかのグループが歌っても全然アリだし、イケる曲だ。わざわざ、女人間山脈ITZYちゃんが、歌わなくてもと思っちゃう。やっぱり、勿体ないな〜〜〜という所感に落ち着くのであった。

思い切って、VIXX先輩のように「なりもの」(自身のことではなく空想上の人や物になりきって歌うジャンル)路線でファンタジーを行くか、それとは真逆に、防弾少年団のように「現実・社会派」(どんな曲でも結局社会的メッセージを込める)で行ったらどうか。肉体派があえてやるから映えるんですけど。ダメか。

とりあえず、大型新人ガールズグループがデビューする2月までに、もう一度ITZYがカムバするかは別として、それまでに、このロコ路線があの体格に違和感なく、どれくらい馴染んで浸透しているのか。が、目下の見所である(私の)。







【NCTハリウッド】SM初オーディション番組だけど、今回は別口だと思う。

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NCT陣営は、定期的に「もやもやする」ニュースをお届けしてくれます。往々にしてSM自体がそういう会社ですが、中でもNCTはダントツもやもや度が高い。

例えば今だと、ITZYとかENHYPEN、AESPA、TXTなど、第4世代トップランナーが実に素晴らしい仕事をしてて、私、彼らの話を書きたいなぁと思ってるわけです。ワクワク話を。でも、腰が重いのでなかなか書かないでいる。そこへ! 突然、割り入ってくるのが「NCTもやもやニュース」です。もう気になって気になって、まだどうなるかわからないのに、もやもやニュースのもやもや部分がどこなのか、なぜ、どういうふうに、もやもやするのか?ということを考えないことには、さらに新たなもやもやが生まれて、もうどうにもこうにも、頭の中がもやもやだらけになってしまう。なんなんでしょう。おかげで昨今、必要以上にNCT関連、書いてしまってる。もやもや話ってワクワク話より優先されるんですね。ほんとよくない。

 だがしかし。K-POPの入り口がSMだった私。大事なことは全部SMで学んだ(?)私。うっかりすると「うちの会社」とかいってしまう私。ええ。そうはいいつつ書きますよ。今回は「NCTハリウッド」です。よろしくどうぞ。


アメリカ&MGM主体のオーディションになる

まず、米国時間6日にアメリカで発表になった第一報では、

米MGMはSMと提携し、NCTハリウッドなるチームを選抜、デビューさせる。ついては、ソウルで候補生の合宿を行い、訓練と選抜の模様を番組にする予定。対象は、13〜25歳男性。審査するのは、歌・ダンス・スタイル。審査員とメンターは現NCTメンバーが務め、審査委員長はイ・スマン。MGM側責任者はマーク・バーネット氏。

 

直後、7日Kスタイルが流した記事には、

・応募は世界中の13歳〜25歳男性であれば、誰でも応募できる

・最終候補者まで残った者には、イ・スマンと現NCTメンバーの指導が受けられる

アメリカを拠点に、世界中で活動する。

・MGMは、これらデビュー迄のオーディションを番組として製作し年内に公開する。

私が見た第一報の文には、「young American men to form」という文字があったので、てっきり、アメリカ国籍の子オンリーのグループかと思ってしまいました。ま、アメリカ国籍といっても、韓国系や中国系、日系もいるし、ぱっと見た感じ、SuperMやNCT127 と同じ外見になる可能性がありますが、わたくし咄嗟に「全員、白人系で英語しかわからない子たち」が頭に浮かび、「それは新しいかも」とウケてました。

(でも、以前、書きましたが、私の中では、K-POPというのは韓国人が歌って踊ってはじめてK-POPになると決めたので、仮に白人オンリーの演者になれば興味持てません。MGM側もせめてアジア人でないと「今流行りのK-POPですよ!」として売り出せないこと、よくわかってるはず)

でも、そうではないらしい。Kスタイルによると、全世界どこからでも誰もが応募できると。ちなみに、ゆうべ、「デビューしたのはいいけれど、鳴かず飛ばずで2枚目のミニアルバムが出せないまま数年たち、きっと俺らこのまま引退、廃業になりそうなんで、ワンチャンで俺応募してみる!」という、なかなか興味深い、いちアイドルの話を聞きました。は〜〜なるほどねぇ。この子の話がどこまで本当かわからないけど、「誰でも応募できる」が本当なら、こんなこといくらでもありうるという、そういうオーディションです。建前は。

 

どうも、NCTハリウッドについては、最初から最後まで一貫して、MGMワールドテレビジョン側に責任があるようなのです。マーク・バーネット氏ってかなりの大物みたいなのですが、彼からぐいぐい仕掛けてきたような感じなのかな。SMとしては、前回(SuperM)キャピタルと組んだ時よりずっと楽ちんじゃないでしょうか。

全世界から候補者を集めて束ねるのがMGMなら、集めた子たちをファイナリストまで絞り込むのもMGMだし、SMとしては、ソウルに送られてきたファイナリストたちの歌を聞いたりダンスを見たりして、現メンバーと一緒に「わーうまいねえ!」とか「かっこいいですね!」などと適当に仲良くお話して(イ・スマンの指示どおりに)、最終メンバーを決めるだけという。そんな感じがします。

 

SMとオーディション番組

これまで、SMは、自社オーディションを番組にして公開することを、頑として断ってきました。自社オーデどころか、PRODUCEシリーズのような番組に練習生を参加させるのさえ嫌がってきたくらいですから。いや、他事務所の練習生と比べられる方が嫌だったっけか。ま、とにかく、どんな子たちを練習生として抱えてるのか見られたくないし、どこを見て審査してるのか、どんな子が合格するのか、その後どうやって教えていくのか、そういうSM独自の方針を世間に知られたくなかったからです。そして、一般人に投票させたり意見させたりという「素人の意見」を聞くのも非常に嫌なのでしょう。SMほど、素人の意見を聞くのが嫌いな会社はありません。

しかし、NCTハリウッドのオーディションは、そういうのとは一線を画し、SM側の領分はほぼない。我が懐の練習生を出さなくてもいいし、一般投票部門もなければ、命を削って審査するというようなリスクもない。MGMがお膳立てした最終段階にほがらかに登場して、現メンバーたちは、全員くまなく褒めとけばよくて目的は宣伝なのです。

今回、初めてSMがオーディション番組を作るというので、本当にびっくりした私ですが、そういう話ならなるほど納得。

 そして。最終メンバーが決まったら、アメリカデビューまでの準備、デビューアルバムの製作、流通、広告宣伝も全部MGMがやってくれそうです。まあ、ほんとにソフト部分だけですよね。楽曲などはSMが用意するでしょうし。宣伝の仕方や活動方針など、細かい口出しは一切できなくなるかもしれないにせよ、顔(メンバー)と曲を決められるだけでも御の字。決して悪い話ではありません。仮に、あまり売れなくても、残念は残念だけど、お金も時間も苦労も出してない分、痛手は少ないわけですし。

(ちなみに、MGMワールドワイドテレビジョンって、これまで、全米をまたにかけての有名オーディション番組をいくつも製作していて、そこに関しては確りしたノウハウがある模様。一般応募に頼らなくても、国内のスクールやトレーニング機関や組織にもコネがあるんじゃないでしょうか。一声かければぱっとすぐ集まるような)

で、これらの様子を、最初から最後までMGM側がカメラを回し、それを編集して番組にし、今年度中に放映&配信するのももちろんあちら。



なぜ、NCTのユニットに入れるのか。

SuperMが、今年前半には活動停止に入ってしまうことは、デビューする前からわかりきっていました。私など、アルバム1枚限りかと思ってたので、今年になってもまだリリースしてたことに軽く驚いたくらいです。ワールドツアーが全部潰れて余力があったし、テミンがワーカーホリックというのもある。

このNCTハリウッドの話は、SuperM活動停止のあと、全米戦略どうするのかと気にしてた私や、SMファンの皆さんに向けて出された回答です。

私としては、「1人兵役に行く度に代わりに(現NCTメンバー)誰か1人、異動加入してその穴を埋めながら続行」というやり方が現実的かと思ってましたが、完全に外れました。1人異動になるたびに、「NCTもやもやニュース」が届けられ、1人帰るたび、いちいちまたもやもやしてあーもう大変!ってとこまで想像してたのに、外れました。本命の英語話者ジェヒョンから、秘密兵器チソン、超大穴ソンタロまで、私ときたら、いくらでも脳内もやもやできるようになってたのに、残念です。

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ポテンシャルは127以上といわれてたDREAM。7人固定で人気も売上も大爆発。

しかし、全米戦略、しんどいところをやってくれるMGMが現れたことで、SMは「他人にまかせる」メリットデメリットを受けるのです。全部のことを、自分の意のままコントロールして掌握しようとするスマンイズムには驚いてきましたが、そろそろ限界。これが吉とでるか否かはミモノですが、1つ、はっきりいえるのは、例えば、マークがDREAMに戻れて固定チームになり、ダブルミリオンも視野に入るくらい超爆売れしてるのを見ると、メリットはでかいということ。ハリウッドを一般オーデイションにしたからこそ、時間が出来て、7DREAM になれたと思えば、やっぱり、悪い話ではないのです。

 

それでは、なぜ、そのアメリカグループを、NCTチーム陣営に入れたのでしょうか?

いっそ、完全に別口にした方がよかったのでは。名前さえSMとわかるようにしとけば。

私が、NCTハリウッドという言葉を初めて聞いたのは、今般ではなく、年頭だったか、その前だったか、SMの代表理事1人が(イ・スマンではない)登壇して、今後のSM活動方針として「NCTの無限拡張はまだまだ続きます〜〜近い将来、NCYハリウッドやNCTインドネシア(?)がすぐ登場します〜」と公言した時です。おかげで、今回、NCTハリウッドという、どういう感想を抱いていいのやら一生困るネーミングに驚かずにすみました。馴れって怖いですね。

NCTハリウッドが現実になったってことは、ほかのアジアチームや日本チームも、ハッタリではなく、結構、着々と進んでると思っていいと思います。日本の皆さん大注目のショウタロウの処遇も最初から決まってるんでしょうし。そして、こういう海外チームもすべて、現地で力もってるMGM的な会社に思ってた以上に委ねるんでしょうかね。

だって、冷静に考えて、現在23人いるNCTの人数では、これ以上新たなチームを増やすには足りない。かといって、今現在SMの練習生してる子で使えるような子がどれだけいるんでしょうか。理事はあと50人はいるといってましたが、即戦力ありきのショウタロウが異例の速攻入社になったいきさつを見ても、彼レベルに踊れて若くて性格のいい練習性がいなかった、ってことですよね。どうしたって、即戦力ある外部の人間を採用して増やすしかない。でもそうすると、SM生え抜き感とか、スマンイズムはどうなるの?サラブレッド感はどうするの? てことで、トレーニングです。スカウト部分と、オーディション部分は、現地の会社にお願いして、肝心のトレーニングだけはSMが気合入れてやるってことでは。K-POPアイドルの中でも、特に独特なアイドルに仕立てる、あのSMトレーニング。「スキルも人格も才能までも、教え込むことができる」という、お前は神様か!という名言でおなじみ、SMのトレーニングを、びっちりソウルでやってもらうってことですかね。そんなことしてたら、NCTハリウッド、いつデビューできるんだ。

そして、韓国ほど、しょっちゅうカムバする国は世界中にないわけですから、アメリカチームやインドネシアチーム、(日本チームはちょっと特殊でわからんが)、ほぼ海外NCTチームは、カムバせずイベントとバラエティーばっかりやるようになり、折角仕込んだのに、ヒマになるでしょう。ってことで、ヒマになった海外チームに、猫の手も借りたいくらい忙しいNCTソウルチームを手伝わせる、すなわち、韓国に来て合流させたり編成かえたりして仕事をしてもらう。そのためのNCT加入だと思う。

あとは、もう、誰もが最初から思ってる通り、現役NCTメンバーを、NCT ハリウッドに異動させやすくするためです。ウインウインが127からWay Vに異動した時、Way VをNCT チームの一つとせず、完全別口としてた為、SMはついぞ最後まで(つまり今まで)、異動とか移籍とか、127をやめた説明を一切できませんでした。Way VもNCT の1ユニットだと仕切り直すことで、なし崩し的に収めましたが、あのようなファンの憤りと悲しみを二度と繰り返さぬよう、最初からNCT の1ユニットだとしておきたいのでしょう。

NCTハリウッドと掛け持ちになり、でもそのまま戻ってくることはなくなっても、「でも、同じNCT内だから別にいいよね」と言うために。

 

最近、よく思うのは、NCT以降の別口新人グループを、SMは作るつもり当分ないんじゃないかなということです。もう6年にわたってNCTを拡張させっぱなしのSMですが、やむにやまれぬといいますが、なんらかの大きな理由があるんじゃないですかね。NCT以外のラインは今は到底無理なのかもしれません。「無限拡張もういいわ。俺だって止めれるもんなら止めたいわ」ってスマンも思ってるかもしれないってことですね。


というわけで、まだまだわからないことが多いですね。12月配信開始なら、まだ半年ある。多分、今、応募者を固めてるといったところか。

書いたからといって、何かわかるわけではありませんが、でも、なんとなく書きながら「NCTハリウッドのメンバー、やっぱり、アジア人主体になる」と思えてきました。理由はありません。でもそうなんじゃないかな。K-POPなんだから。

今、世界中がコロナ禍の中、そして、アジア人差別が吹き荒れてる北米において、アジア人(仮)をメインにメンバーを選んで活動させようという、真面目に考えて、それは結構大変なプロジェクトに違いありません。なにはともあれ、楽しい結果になるようにお祈りしておきます。


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