介護のストレス発散問題
介護の問題と言うのは、
ストレスが多いことではなくて。
ストレスなんてどの仕事にでもあるし、
職場の人間関係だって介護だけが特別難しいわけでもないでしょう。
介護を特別視して、
多少の横暴は仕方がないというのは間違っています。
介護が問題になりやすい要因は、
直にストレスをその大本=利用者に、
下手すれば私的なストレスすらも、
ぶつけてしまえるところではないでしょうか。
抵抗しない、
怒らない、
怒ってもすぐに忘れる相手になら、
ストレスをぶつけてもお咎めがない。
介護にはそれが出来てしまう環境があります。
普通はそれが出来ないから、
ストレス発散にお酒を飲んだり、
たばこを吸ったり、
旅行に行ったり、
友人とおしゃべりしたりして、
ストレス発散するわけです。
環境的に自制が難しい構造。
民度が低い人材。
僕らは自制しなければならない。
ケアマネ更新研修
制度の講義を始め、
久しぶりの詰め込み教育に頭がパンクしています。
とても覚えきれません。
実務で携わっている人なら、
もっと理解しやすくなっているのでしょうか。
制度における介護保険の理念とか、
ケアマネの役割とか、
ケアプランの意義とか、
理屈は分かるし、
研修を受ければその場は「うんうん、そうだよなあ」と納得するんですけど、
結局現場でそれが上手く行われない理由って、
現場職員にあったりするんじゃないかと。
実際にケアに入る現場職員は制度や理屈で説明しても動かないわけです。
ていうか、多分ほとんどの人に制度や理屈は伝わっていないと思われ。
そりゃあアルバイトの職員にまで浸透するはずもなく。
利用者や家族に言われたから。
業務が終わらないから。
そもそも知らなくて。
様々な理由で、
ケアプラン通りにケアが行われなくなっています。
利用者の自立や尊厳や選択が大事と言われても、
それは現場に反映されません。
介護職の能力が疑問視されてしまうのは、
その辺が原因なのかもしれないと思います。
それを上手く教育し、
能力を向上させるのも、
ケアマネの役割なのでしょうか。
いやいやリハビリ
施設の役割として、
リハビリとか残存機能の維持というのがあると思うんですけど、
意欲的な人は良いものの、
その人の性格や認知症などで本人にやる気がない場合、
実施していくことがなかなか難しいのだと思います。
決まり事として執り行うことは出来ると思いますけど、
本人にやる気がないので誘っても嫌がるわけです。
すると職員は結果的に、
決まり事だからと半ば強制的に行うか、
本人が嫌がるからという理由で行わない、
という形になるのではないでしょうか。
そういうことが続くと、
理屈ではリハビリが必要であると分かってはいても、
本人にやる気がないことで、
職員の熱意がついてこないということになります。
真面目にやろうとする職員ほど、
「本人が嫌がっているのに」と悩むかもしれません。
本人は嫌々、
やらせる介護側も嫌々、
これでやるリハビリに意味はあるでしょうか。
そのモチベーションを高めて上げるのが上司の役割かもしれませんが。