僕が一番欲しかったもの
通勤中にiPodでシャッフルプレイしていたら、『僕が一番欲しかったもの』が流れた。
頭の中に浮かんだ映像は、なぜか『まんが日本昔ばなし DVD-BOX 第1集(5枚組)』だった。
同じパターンを繰り返す感じが、昔話っぽいのかも。
(常田さんと市原さんの声で)
常:「おお、これはなんとも素敵なものを拾ったぞ。」
市:(じぃー)
常:「お、なんじゃ、お前もこれが欲しいのか。
ふーん、惜しいような気もするが、お前にあげることにしようかのぅ。」
市:「ありがとう! ありがとう!」
常:「ふう。でもまたこの先、もっと素敵なものが見つかるじゃろう。」
以下、それを何度か繰り返し。
で、ラスト。
彼が死ぬ時に、夕空にお釈迦様の姿が現れる。
そして、今まで彼が素敵なものを与えてきた人たちの笑顔が次々に浮かんできて、
その笑顔に囲まれて、彼は幸せそうな顔で、極楽浄土へ導かれていく。
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どうぶつの森 にっき
8歳になるうちの娘が、
「ピーチクが引っ越しちゃった。「行かないで」っていったのに〜。」
といって、本当にしくしくと泣きだした。
胸が痛んだ。
第1話
「毎年この時期は、毛が抜け変わるから掃除が大変なのよね。困ったもんだわ。」
そう言いながら、ちっとも困ってなさそうな顔で笑って、彼女はその犬の体毛を丁寧にブラシで梳かす。
「はあ、そんなもんですか。」と僕は答え、
その余りにも芸の無い返事しか出来ない自分自身を情けなく思った。
「そうよぉ、そんなもんなのよぉ。」といって彼女は笑い、
僕はその笑顔のまぶしさに思わず目をそらす。
「はい、出来上がり。うん、上出来 上出来。」
抱きかかえた犬を放すと、彼はブルルッと体を振った後、やれやれ、といった様子で廊下のほうへ歩いていった。
それを見届けたあと、彼女は服に付いた犬の体毛をパンパンと威勢よく払いながら、
「ありがとね、手伝ってくれて。忙しいのにごめんねー。」と、僕に礼を言った。
「いえいえ。犬、好きですから、俺。」
そう言いながら、内心でその言葉の続きを想う。
(でも、本当に好きなのは 犬じゃなくて───)
…心の中でさえ、言いよどんでしまう、この想い。
ましてや、本人に伝えることなんて出来やしない。
それに、たとえそれを言えたとして。
いったいどんな答えが得られるというのだろう。
(彼女は、奥さんなんだ。しかも、うちの社長の───)
< 続く >
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この話はもちろんフィクションです。
もうちょっとましなもんにしたかったけど、僕の実力じゃこれが精一杯。
><
忘れ物
会社のクロゼットにコートを掛けたまま、家に帰りそうになった。
春が近い、ということかな。
チェリビダッケの思い出
先週あたりから何かの拍子にチェリビダッケのことが気になって、
ネット上の色々なCDレビュー記事を読みながら物欲を盛り上げていた。
33枚組で26795円。うぉーこれは買うしかない!とか。
とはいえそんな金は無いので、
図書館でベートーベン・ブラームス チクルスを借りてみた。
本当はブルックナーが聞きたかったのだけど、それは置いてなかった。
早く聴きたい。
彼の名を最初に知ったのは、たしか名古屋の電気文化会館ホールへ
友人の演奏会を聴きに行ったときだと思う。
(本当に彼の名前だったかどうか、いまひとつ確証がないのだが…)
その日、出入口の横の壁に一枚の告知文が貼ってあったのだ。
詳細な文面は忘れたが、大意は以下の通り。
「×月×日に予定されておりました演奏会は、
指揮者死去のため中止になりました。」
(そんなことがあるんだ…)と、えらく衝撃を受けたのを覚えている。
そのときの指揮者の名前が、たしかチェリビダッケだったような気がするのだ。
その場にいた誰かに聞いてみたい。
「あれってチェリビダッケだっけ?」って。
(ああ、こんなベタなこと書くつもりじゃなかったのにー。)
Marty101
ここ数年、物欲の対象となっているものに、タイムドメイン式スピーカーがある。
以前はタイムドメインミニの廉価版みたいなやつを使っていた。
(富士通のパソコンの付属品。ヤフオクで購入した。)
それが断線してしまって廃棄して以来、
次はminiを買おうか、Lightを買おうか、と
(そんな金も無いのに)悩んでいた。
最近、他社からMarty101というライセンス製品が出たというニュースを耳にして、
これまたとても気になっていた。
名古屋出張のときに東急ハンズAnnex店に立ち寄ったら、
思いがけずそれが展示してあった。
しかもタイムドメインmini、タイムドメインLight、Marty101と
並んで置かれていて、同一音源(ちなみにKeiko Leeだった)での聴き比べまで
出来るようになっていた。
今まで、AppleStore名古屋栄店でTimeDomain Miniの試聴はしたことがあったが、
タイムドメインLightとMarty101は初めて聴くことになる。
その結果、、、
「これはすごい。今すぐにでも買わないと、残りの人生の時間がもったいない。」
とか思って、財布に3万円入ってたらそのままお持ち帰りしちゃう勢いになった。
とはいえ財布はおろか銀行口座にもそんな大金は入っていない。
東京地検特捜部の要らぬお世話のせいでmy証券口座も超しょんぼりの今、
さすがにぐっと思いとどまって、後ろ髪をひかれながら帰ってきた。
でもまあ、時間の問題のような気がする、するなあ。