鉄は、熱いうちに打て。

1歳4カ月からの“DWE子育て”と、聞きかじり早期教育の実践。

【早期英語教育】はじめて4カ月の覚え書き

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鉄熱家のブックケースは堂々のブルーです
「DWE子育てしてます!」と息巻いてブログをはじめた割には、更新が滞っておりました。
この間に鉄熱日常雑記帖というサブブログを開設したので、そちらもご覧いただけたらうれしいです。
いちばん読まれている記事はこちらのようです。
tetsu-atu.hatenablog.jp

DWEフルセット正規購入から、早4ヵ月が過ぎ、季節もすっかり移ろいました。
が、幸いなことに鉄熱家の早期英語教育に対する熱気は鋭意継続中です。(ホッ)
DWEをはじめ、いわゆる「早期英語教育」を開始して4カ月が経ったのですが、進捗状況を覚え書き風に残します。
各項目については、おすすめ動画など、追って詳しく記事にしたいです。
なお、現在、鉄熱家の英語教育はDWE以外に、以下のことをやっています。

  • 近所のアットホームな英語教室で週1回、約50分のレッスンを受けています(先生は外国人)
  • YouTubeで英語教育番組を視聴する時間が増えました

ですから、以下の「わが子ができるようになったこと」は純粋にDWEのみで到達したものではないことを断っておきます。

4カ月間で、1歳8カ月のわが子ができるようになったこと

  • かんたんなshapesの理解(形とその名称が一致、その単語を言える)
  • 数字 1~10を覚える(正解率は80%ほどか?/「数を数える」など数量の概念を学んだようす)
  • アルファベットの大文字をほぼ覚えた(小文字があることも理解。暗記はまだ)
  • Train、garbage truckなど「のりもの」の名称を複数覚えた
  • 色の理解が進む(blue、redは苦手)

  • toesなど体の各部分の名称を覚えた
  • 複数の食べものの名称を覚えた
  • good morning、(how are youの問いかけに)I'm fineとこたえる(ただし、振り付←英語教室の影響)
  • Donald→ Pluto → Mickey → Minnie の順でDWEキャラクターの名前を覚えた(発音良し)
  • 「おいしい」ときは、ほぼ「Yummy!!!」と言う

親が驚いたこと

  • 寝言に「tunnel…」(発音良し)
  • 公園から帰るのを嫌がる際「Non! Non! Non!」と言って困らせる
  • 時計に興味をもちはじめた(DWEのtick-tackが好き)

ぶっちゃけ、DWE。どうだったのか?

上記、だらだらと書き連ねましたが、正直、わたしは「4カ月でここまで吸収するとは思わなかった。驚いております!」といった感想を持ちます。また、さらに言うと、これらを習得していく道筋というのが、とっても刺激的で想像以上に楽しいものでした。
「子どもが言語を自ら獲得していく姿」って、素晴らしいです。輝いています。そして、おもしろい。こんな素敵な場面に立ち会えてうれしい、しかも、その喜びを二言語分味わえる!!バイリンガル教育万歳。日々そのように感じています。

DWEをはじめて、よかった。と思います。
と、同時に、DWEと関連はない英語教室ですが、こちらに通っていることも、子どもの英語習得に大きく影響していると感じます。
メリットと感じられることをあげてみます。

英語教室(週1)のメリット

  • 生の英語にふれられる
  • 歌や体を動かしながらレッスンすることで、英語がインプットしやすい
  • 日本人はなかなか持ち合わせていないテンション、ノリ(少なくとも鉄熱家にはないノリ)を子どもが感じられる
  • 異文化交流を早くにはじめられた
  • 親以外の人間に、思いっきりほめてもらう経験を積み重ねることができる

  ↑さいごにあげました、この経験こそ、英語習得以上の大きな収穫だと、じつは切に感じています。うれしい誤算、ってやつです。

まとめ

“DWE教育”について書くぞ!と意気込んではじめたこの鉄は、熱いうちに打て。ですが、蓋を開けてみるとDWEに軸足を置きながら、週1の英語教室、お気に入りのYouTube英語教育番組の視聴、さらには英語の絵本(これは眺めるだけですが)などを雑食的に楽しんで、いろいろな方向から英語をインプットさせていた4カ月間だったなと思います。

正直、「あ、子ども、このDWE教材に飽きているな…」と思う場面もありましたし、子とともに私自身もYouTube英語教育番組にはまりそうになっている(汗)ということもありました。

あ、もちろん、そういう時でもDWEは(ウチの場合はフルセットですが)、超大量に教材がありますので、「これが飽きたら、こっちにしてみよう~」というアプローチができるのも優れている点だと思いました。
DWEの魅力はまだたくさんあります(以下、ざっとあげてみる)。

  • 週末イベント(これまで鉄熱家では、イングリッシュカーニバル、プレイアロング、パペットショーの3つに参加しました)
  • 小さい子ども向けの動画を楽しむレッスン「e-Pocket」
  • ミッキー・マジックペンを使うMY BIG BOOK OF WORDSがスゴイ
  • ミッキー・マジックペンを使うFun With Wordsがヤバイ(いい意味で)

またの機会に、記事にしたいと思います。

おまけ

重ねてになりますが、サブブログをはじめました。自由に書く雑記帖です。
tetsu-atu.hatenablog.jp

鉄っ子に捧げるきかんしゃ絵本①「はしれ、きかんしゃ ちからあし」(福音館書店)

絵本の読み聞かせがからっきしなtetsu_atsu(鉄熱)家です。
しかし、そんなわが家にも、やっとこさ絵本読み聞かせの風がふいてまいりました!
最近購入し、わが家に“読み聞かせのよい風”をふかせてくれた「きかんしゃ」関連の絵本をわたしのお気に入り順にご紹介します。

はしれ、きかんしゃ ちからあし(福音館書店

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はしれ、きかんしゃ ちからあし (日本傑作絵本シリーズ)

はしれ、きかんしゃ ちからあし (日本傑作絵本シリーズ)

オススメ度★★★★★
胸を打つ度★★★★★
擬音度  ★★★★☆
絵が渋い度★★★★★

1歳半になり急速に機関車熱が高まりつつある子どものため、きかんしゃ絵本を探すべく、本屋さん…ではなくamazonを彷徨っていて、一目ぼれして購入。
版画を多用したずっしりとした趣のある絵と、題名のちからあし(素朴でありながら、なんて力強い素敵な名前なんでしょう!!)の響きに「間違いなく良書!福音館だし!!(「こどものとも」育ちの福音館信者)」と確信し、レビューもろくに読まずに買いましたが、これがとんでもない良書でした。

ごっごっ ごっごっ ごっごっ ごっごっ。

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重い貨物を引いて走るのが大好きなちからあし
機関車仲間の特急列車「はやあし号」たちと楽しく働き、沿線では子どもたちが手を振って出迎える、そんな穏やかな日々を暮らします。
しかし、それも長くは続かなくて…

ぽぅ!(ちからあし)、ピーィ!(ディーゼルきかんしゃ)

戦争が影を落とす辛く悲しい時代あり、戦後の復興あり、「あたらしい ディーゼルきかんしゃ」や「しんがたの とっきゅうれっしゃ」登場の新時代の到来あり。
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きかんしゃトーマスなら、このへんで新型車両と一悶着ありそうです。(トーマスに対する偏見ごめんなさい。「きかんしゃやえもん」でもそんなシーンがありましたっけ)
戦争では大きな悲しみを味わったちからあし
「わたしは もう はしりたくありません」とまで言います。
でも、ちからあしは、求められるままに働きます。かつての日々を思い出して―。
昔、ちからあしに手を振っていた子どもたちは大人に。そして、自分の子どもに言います。
「あれは、ちからあしだよ。とうさんが こどものころから、はしっているんだ」

ちからあしが迎える結末は

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平和な時代は訪れましたが、蒸気機関車の辿る道は…。
「ちいさなきかんこ」に一人ぼっちのちからあし
きかんしゃ ちからあしが時代に翻弄されていく姿が淡々と描かれます(ここがいい)。
クライマックス、子どもに読み聞かせながら、思わず
「わぁぁぁぁぁ。゚(゚´Д`゚)゚。」
となってしまいました、わたし。
台所で洗い物をしながら、聞いていたらしい夫からも「おぉぉぉぉぉ!」の声。
絵本の読み聞かせって、こんなに楽しいんだ、とはじめてわたしに教えてくれた本です。

何歳から読める?何歳からがオススメ?

ウチの子どもは1歳半。正直、この絵本の内容は理解できない年齢です。
さらに言うと、絵が渋いです。
でも、わたしは「はしれ、きかんしゃ ちからあし」に出会って思いました。
読み聞かせで重要なのは親の熱量だ、と。
わたしが、それこそ機関車ばりの興奮状態でこの本を読み進めていたからでしょうか。これまで、読み聞かせの途中ではふらふらと歩き出していた子どもも、わたしのひざの上に静かにちょこん。母ちゃんのあまりの熱気に圧されていたとも言えますが、無事に結末まで一緒に“乗車”することができ、母ちゃんはうれしかった!
と、いうわけで…

まとめ

きかんしゃに興味をお持ちのお子さんであれば、0歳でも1歳でも問題なし!
ぜひ、読んであげてください!!!

ちなみに、

福音館書店曰く、

読んであげるなら 5才から
じぶんで読むなら 小学校初級から

とのことです!念のため!

はしれ、きかんしゃ ちからあし (日本傑作絵本シリーズ)

はしれ、きかんしゃ ちからあし (日本傑作絵本シリーズ)

知ってますか?“関わりことば”③(大人にも使えますよ編)

関わりことばが好きすぎるtetsu_atsu(鉄熱)です。
(社)発達協会常務理事 心理・言語担当 言語聴覚士 精神保健福祉士の湯汲英史先生が提唱する関わりことば、以下、2回にわたって記事にしました。
www.tetsu-atsu.com
www.tetsu-atsu.com
関わりことばが好きすぎるゆえに、長くなりました。今回でまとめます。

関わりことば⑮「残念、仕方がない」

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湯汲先生のことばのなかで、印象に残った部分を抜粋します。

  • 「残念」「仕方がない」は、怒りや悲しみのコントローラー役を果たすことば
  • 子どもが大切なものを壊したときには、注意や叱責はひとまずおき、「残念、仕方がない」と話しながら、子どもが自分で気持ちを静められるようにする
  • 「人の一生は、喪失のときである」という。生きていくなかで、たくさんの大切な人や物との別れ、失っていくのは大人も子どもも同じ。「残念」ということばは、喪失の悲しみを乗り越えていくきかっけを与えてくれるのではないか
  • 「仕方がない」は、人生の無常を教えてくれる

子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.99~100より引用)

「残念」とか「仕方がない」に、こんなにも奥深い意味が隠されているとは。一見、「ネガティブ」なことばにとらえられがちですけど、じつはそうではないんですよね。だから、子どもにもきちんと伝える(語りかける)ことができる、そんなことばだとあらためて感じました。

関わりことば⑱「怖い顔をしない」

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これまた、ガツン、とやられたことばです(笑)。
「子どもは欲求に忠実。欲求がすぐにかなわないといらつき、怒ったような態度が顔やことばに表れることがある」と湯汲先生。
(それ、わたしです(^^;)。よく、夫にもたしなめられます。情けない(^^;))

子どもがそういう表情や大きな声、乱暴なことばを使ったときには、「そんな怖い顔をしない」「怒った声でいわない」とたしなめたいものです。そうやって相手がどう感じているかを伝えることによって、自分の感情をコントロールし、相手の気持ちを想像する力を育てます
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.99~100より引用)

(^^;;)
わたしは「相手の気持ちを想像する力」不足のようです。なんとなく、うすうすは気づいていたんですが。

まとめ、みたいなこと

なんだか、子どもを育てるには、あまりに未熟である(歳は食っています)ということを、わたしはこの本

子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ

子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ

を読んで思い知らされたわけです。
だから、いちいち「胸がざわざわ」したのであり、「ガツン、ガツン」と心に響きました。そして、この本はいつでも手に取れるようにしておこう!、と台所近くに置いておくことにしました。それくらい、わたしにとってなくてはならない本です。

湯汲先生のサイト「関わりことばの会」がすごい

湯汲先生は親切、湯汲先生はやさしい、と、記事内で書いてきました。さらに付け加えると、湯汲先生は太っ腹です。
その理由はこのサイトにあります。
www.kakawarikotoba.com
パソコンの音声をONにしてみてください。
なんと!湯汲先生の講義?を聞くことができます。
それから、サイト内の「26のことば」をクリックすると…(サイトを下にスクロールしてもよいです)
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子育に必須の26のことばを、すべて見ることができます。
わたしが挙げた以外にも、たくさんのすばらしい関わりことばをみることができます。
興味をもたれたかたは、ぜひ、参考にしてみてください。

知ってますか?“関わりことば”②(目からウロコ編)

この世に生まれて1年足らずの赤ん坊に、ひらがなだ、英語だ、数字だ、と所謂早期教育を施しているtetsu_atsu(鉄熱)家です。ぶっちゃけ早期教育が趣味になりつつあります(想像していたより楽しいので)。
早期教育も大好きなんですが、「子どもを育てていく上で常に心にとめておきたいのは、本当はこのへんだよなぁ」としみじみ思っています。
“このへん”とは、ズバリ関わりことばのことです。
関わりことばは、(社)発達協会常務理事 心理・言語担当 言語聴覚士 精神保健福祉士の湯汲英史先生が提唱することば。
前記事に簡単な概要を書きました。
www.tetsu-atsu.com
今回は、前記事の続きです。(前記事は「知ってますか?“関わりことば”①」に改題しました)

関わりことば③「だめ」

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子どもの行為を否定する「だめ」って、親としては「なるべく言いたくないな」と思う人も多いのではないでしょうか(もちろん、急に道路に飛び出すとか、熱いものに触ろうとするとか、危険な行為に対する「だめ!」は大事ですが…)。
「だめ」って言ってもいいんだ。これには、目からウロコでした。
湯汲先生はこう言っています。

「だめ」ということばの役割に気づいたのは、「だめ」がわからない子は、ほめられても喜ばないことを知ったのがきっかけです。
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.33より抜粋)

またまた、目からウロコです。
落ち着きのない子=制止のきかない子=“だめ”がわからない子は「ほめられられることをなかなかしない」傾向にあるそうです。

こうした背景には、相手に喜ばれようという気持ちが薄いことが考えられます。~中略~「だめ」と「喜ばれること」このふたつは、直接には関係がないように思われるかもしれません。が、ここで、人間の思考に独特とされる理解の仕方が関係してきます。たとえば、「大きいー小さい」「多いー少ない」など、人間には一対の概念(対概念)で物事をはかり、判断するという特徴があります。
「だめ」、つまりは人から叱られることと、人から喜ばれることが対になっていると考えられます。~中略~「だめ」への理解が弱いと喜ばれたいという気持ちも十分には育たないと思います。
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.34~35より抜粋)

もちろん、「だめ、だめ」ばかりではダメなわけで。「喜ばれる体験」なしで、「だめ」ばかり言われたり、「だめ」と注意される回数が多い子は、過剰に大人に反応してびくびくした子になってしまうおそれがあるなど、問題を持つかもしれないと湯汲先生。

子どもがよいことをしたときには、心から喜ぶ、ほめるなどを心がけてほしいと思います。
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.36より抜粋)

やっぱり、これが大事ですよね。
心から喜ぶ、ほめる。で、心から(真剣に)「だめよ」と。緩急、ですかね。

関わりことば⑤「大丈夫」

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「わたし、このことば、親に言われたことあったっけ?」――。ふと思いました。本のこの挿絵のように抱きしめて背中をやさしくポンポンとしてもらったことあるかな?あったかもしれないし、なかったかもしれない。また心がざわざわした項目です。
皆さん、ふつうにやられていることかもしれません。わたしはこの項目を読んでから、それまで以上に意識して「大丈夫、大丈夫」を言うようになりました。
子どもが不安で泣き叫ぶとき、大人は以下のように接するとよいそうです。

  • 子どもの身体を抱きながら、ただ「大丈夫だよ、大丈夫」という
  • 説明は不要。ただ「大丈夫だよ、大丈夫」と繰り返す
  • 「大丈夫?」の疑問形はNG。逆に子どもの不安を高めてしまう

子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.46より引用)

☆同じような役割をもつ「関わりことば」
こわくない/ゆっくりでいいよ
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.47より抜粋)

「こわくない」「ゆっくりでいいよ」…。
。゚(゚´Д`゚)゚。
こんなやさしいことば、やっぱりわたし、親に言ってもらったことない気がしますよ!(この項目を読んでいるうちに、なんだか胸が締めつけられるような気分になった…/(^o^)\ナンテコッタイ)だから、わたしは子どもにうんとめいっぱいこのことばをかけてやりたい。(夫はこういうことばをよく子どもに言ってくれるのでありがたい。夫には子育て本は不要っぽいです)

関わりことば⑦「いっしょに」

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本の中に出てくるエピソードが興味深いです。
「園ではいい子なのに、家では親の言うことをきかない」4歳の男の子(両親がマスコミ関係者、とのこと)。この子どもの家で母親は、「正しいことばをおぼえてほしいからと、子どもことばで語りかけないようにしている」。そして「(今はわからなくても)向かい合ってきちんと説明することを心がけている」。子育てに信念を持ち、比較的教育熱心に感じられる母親です。

わたしはお母さんに「いっしょにネンネ」「いっしょにごはん」ということばかけをしたことがあるか、と尋ねてみました。「覚えていない」という答えが返ってきました。
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.56より抜粋)

「子どもことばで語りかけないようにしている」というのは、じつはウチでもやっていることで(^^;)。「ネンネ」もあんまり使ったことがないです。「ネンネ」と言うくらいなら「寝よう」と言ってしまいます。
もちろんここでは「子どもことば」の是非が問題とされているわけではありません。たぶんこの母親は「子どもを子ども扱いせず、一人の人間として接していきたい」と思ったのだろうと感じます(わたしも似たように考えているので^^;)。
でも、時として、この手の方針が裏目に出ることがある。
園の生活では「いっしょに」ということばがけとともに、文字通り「いっしょに」物事をしていく友だちがいるから、いい子で過ごせる。一方、家ではひとりでいるか、「子どものペースに合わせるの苦手」と自覚のある母親と“向き合っている”。このため、子どもは「なにをどうやっていのか混乱していたのでしょう」と湯汲先生。(湯汲先生はやさしい)

お母さんに、「いっしょに」ということばを使いながら、行動をともにするように伝えました。~中略~その後、子どもとの関わり方が変化して、母子ともに精神的にずいぶんと落ち着いてきたようです。お母さんは、向かい合うことよりも、横にいてほしいという子どもの気持ちがわかってきたと話していました
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.58より抜粋)

ガツン。やられました。向かい合うことよりも、横にいてほしいという子どもの気持ち!この“気持ち”に寄り添うことが大事なんだな、そういった意味を込めての母ちゃんといっしょ(ウチの場合)なんだよなと思わされました。

余談

そう言えば…Eテレのアレも…
www.nhk.or.jp
タイトルは「おかあさんといっしょ」。
関わりことば、してますねぇ。

もう 一回、休憩はさみます

関わりことばが好きすぎます。
次に「知ってますか?関わりことば③」を書いて終了にします。
やっぱり、ブログに書くっていいですね。関わりことばの良さを再確認できました。

知ってますか?“関わりことば”①

この世に生まれて1年足らずの赤ん坊に、ひらがなだ、英語だ、数字だ、と所謂早期教育を施しているtetsu_atsu(鉄熱)家です。
早期教育に興味をもった4カ月ほど前、ひょんなことから1冊の本に出会い、関わりことばの存在を知りました。

子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ

子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ

関わりことばとは、この本の著者でもある(社)発達協会常務理事 心理・言語担当 言語聴覚士 精神保健福祉士の湯汲英史氏が提唱している、

子どもの発達にとって大切な意味を持つ一群のことば
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ「はじめに」より

のことです。湯汲先生(ここから親しみと敬意を込めて湯汲先生と呼びます)は、この関わりことばについて、

どれも子どものすこやかな発達にはなくてはならないことばであり、大人がつとめて子どもたちに語りかけていかなくてはならないことばでもあります
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ「はじめに」より

と言っています。

早期教育も好きだけど

生まれて1年足らずの赤ん坊に、ひらがなだ、英語だ、数字だ、と早期教育を施している私にとって、ちょっと立ち止まって子育てそのものを考えさせられた子どもを育てるってこういうことだったのね、と胸をざわざわとさせられた本です。今のところ、子育て関連書籍の中でダントツで好きな本です。たぶん、この先も揺るがない鉄熱家の子育てバイブルとなりそうです。
副題に「発達が気になる子へのことばかけ」とあるように、発達に問題があったり、その傾向がある子ども向けの本のようなのですが、一般的な子育て本として読めます。
26ある関わりことばのなかから、いくつかお気に入り(?)を抜粋して記事にします。
※26すべての関わりことばは、さいごに掲載します。

関わりことば①「そっと」

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湯汲先生が関わりことばのイメージを抱くようになったのは、この「そっと」ということばが始まりだったそう。単に物の扱いだけにとどまらず、人との付き合い方においても大切なことばと説いています。概ね1歳前後になると「そっと」がわかりはじめるようだ、と書かれています。

☆同じような役割をもつ「関わりことば」
ゆっくり/ふわっと/やさしく/静かに
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.25より抜粋)

このように、26のなかのいくつかのことばについて「同じ役割をもつ『関わりことば』」が掲載されています。湯汲先生は親切です。
じつはわが家でもこの「そっと」に近いことばを使っていました。それは「いい子、いい子」です。子どもが花壇の草花や街路樹などに興味を示し始めた頃、乱暴に扱ってほしくない一心で口をついて出てきたことばが「いい子、いい子」でした。「きれいな花だねぇ~。いい子いい子しよう」という具合です。手前味噌ですが、これはとっても効果的なことばでした。1歳半を過ぎた今でも頻繁に使うことばです。
この「そっと」の項目を見て、ちょっと安心したのを覚えています。

関わりことば②「大事、大切」

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湯汲先生のクリニックで上位を占めるのは、乱暴な子どもの相談だそうです。そういった子どもたちと話すなかで湯汲先生は、

相手の気持ちを想像する力や道徳より以前の、もっと根本的なことを、その子たちが学んでいないことがわかってきました。それは、友だちは「大事、大切な存在」だということです。大切な相手であるという認識が希薄なのです。~中略~「大事、大切」というキーワードを教えていかないと、仲間の大切さに気づけない子がいます。日々の暮らしのなかで、「大事、大切」な物があること、また人は「大事、大切」であると伝えていく必要があります。
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.29-30より抜粋)

これは、わたしの胸がざわざわした項目です。正直、ギクリとさえしました。
わたしは暴力を振るったりするような問題児ではなかったけれど、何かを「大事にする、大切に思う」という気持ちが希薄であると、大人になってからうっすら気づき始めたからなのです。もしかして、こういった関わりことばを投げかけられてこなかったのかな?と思ったこともありましたが、いま、わたしの立場はこの「大事、大切」を子どもに授ける側。自分の子どもの頃とかは、もうどーでもいいんです。じぶんにそういう(「大事にする、大切に思う」という気持ちが希薄である)自覚があるからこそ、湯汲先生の「気づけない子には日々の暮らしの中で伝えていく必要がある」ということばは、とっても心強い声援となっています。子どもが食卓でスプーンなどを放り投げるときなど(笑)、大声で伝えています。

一回、休憩はさみます

大好きな本ゆえ、思い入れが強く、記事もダラダラ長くなりました。
また、つづきは折をみてアップしたいと思います。
関わりことば、2つを見ておわかりいただけたと思いますが、幼い子どもに対して語りかける、当たり前と言えば当たり前の「やさしいことば」の数々です。
だからこそ、はっとさせられます。
早期教育と平行して、地道につづけていきたい「ことばがけ」の一つです。

【1歳児ひらがな学習】絵本選び、母の反省文。

tetsu_atsu(鉄熱)家で、ひらがな学習を開始したのは子どもが1歳2カ月を迎えた頃。
この記事を書いている2018年3月22日現在、子どもは1歳6カ月ですから、4カ月ほど経過しました。
学習(と言えるほど大そうなものでもないですが)方法、使っている玩具などについては以下に書きました。
www.tetsu-atsu.com
www.tetsu-atsu.com
www.tetsu-atsu.com

で、ひらがな、どれくらい覚えた?

子どもは平日は保育園に通っており、かつ、わが家ではDWEを始めたこともあり、みっちり「ひらがな学習」できているとは言い難い状況。
それでも、最近、あ行は完璧に覚えることができたようなのです!
習得に時間がかかりながら、そのほか大好きな、お気に入りのなどに寄り道し…ついでにアルファベットもごちゃ混ぜにしながら、ゆっくりではありますが、やっとここまで来ました(拍手)。
きょうは、そんななかで感じた「母の反省文」を書きます。

「け」を「毛」って、どこで覚えたの?

ひらがな表を指差して、「け」と教えてあげたときのこと。
子どもが「けっっ!」と元気に復唱しながら、自分の頭の毛をちょこんとつまんだことがありました。
わたし「!!!!!」
↑こうなりまして(^_^;)。「教えてないのに、と認識するとは、やはり君はデキがいいぞ」と。
そのほか、「め」と言いながら、自分の目や親の目を指差したり、毎朝よそのお宅の車のナンバープレートの「め」を指して「め!」と言うものですから、「やっぱウチの子はデキるわぁ」と、そう思っていたのです。ハイ!(^o^)/親馬鹿です!

ウチの子が、“デキる”謎が解けた

きのう本屋に行ったとき、保育園の担任の先生が以前「鉄ちゃん(子の仮名)はこの本が好きみたいです」と教えてくれた本があったので、久しぶりに読み聞かせしてあげることにしました(立ち読みです(笑))。
その本はこちら。

だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック)

だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック)

これを読み聞かせてあげて、「あ~、そうだったのか」と謎がすべて解けました。
とってもとっても人気の絵本ですので、みなさんもご存知かと思うのですが、内容はこんな感じです。

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だるまさんが登場して(この登場の仕方がかわいい。親も読みながら左右に揺れてみました(笑))、

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出典:1000万人の絵本ためしよみサイト「絵本ナビ」
こんなふうに「は(歯)」とか、「て(手)」だとかをダイナミックな表情で教えてくれる本なんですね。
ここで、だるまさん、「け(毛)」や「め(目)」、「お(尾)」もおもしろおかしく教えてくれていたわけなんです。
もこれで覚えたのか。を覚えるのが早かったのも、だるまさんのお蔭だったわけか」。きのう、妙に納得し、だるまさんに感謝しました。
この本は3冊シリーズ。
だるまさんと〈3〉 (かがくいひろしのファーストブック 3)

だるまさんと〈3〉 (かがくいひろしのファーストブック 3)

だるまさんが

だるまさんが

ほか2冊も読み聞かせしましたが(同様に立ち読みで)、どれも子どもは“読み聞かせ慣れている本をきょうは親に読んでもらっている”といった感じで、体を左右に揺らしたり、それぞれことばを発したり終始ノリノリでした。

母は、大いに反省した

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わたしは偏った考えの持ち主です(はじめに断っておきます(笑))& 40代と1歳児の親としては歳食っている年齢を重ねている方です。
昭和50年代(前半)生まれのわたしにとって、“児童書に出てくるだるま”と言えば『加古里子さんのだるまちゃんだろう。異論は認めない』的なところがあり、じつは、この、かがくいひろしさんの「だるまさん」シリーズの存在を知りながら(子どものお気に入りと聞きながらも)、これまで半ば無視をしてきたのです。
以前、1度か2度、保育園のお帰りの時間に、園の本を借りて読んであげたことがあります。そのときも、子どもはきっと楽しそうに反応していたのかな、と思います。まだ、「ことば」に関する反応は薄い時期ではありましたが、そういう時期から「ことばの習得」は始まっていたんだよな。
いや。「ことばの習得」以前の問題。子どもが好きな本を「親の勝手な偏見」によって与えるチャンスを逃していた(大問題です)。きのうはこのことを痛感しました。

で、「だるまさんシリーズ」買って帰った?よね?

(^_^;)。
きのうは、また見送っちゃいました。
最近、きかんしゃ関連の本を7冊ほどまとめ買いしたため(ちゃんと子どものお気に入り(2冊)も買ってあげてます!!)、ちょっと見送りました。が、ちかぢか買おうかな、「だるまさんシリーズ」。

追記 子どもは、かがくい ひろしさんファンなんだな

かがくい ひろしさんの著作を眺めていたら、ウチの子ども、

おしくら・まんじゅう

おしくら・まんじゅう

この本も好きだったことに気づきました^^;。
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画像はこんにゃくですが、納豆が「ねばーっ」と登場するページもあり、納豆を食べ始めたころは、「おしくら なっとう♪」と言いながら食べさせてたっけ。
ウチの子どもは、かがくい ひろしさんファンなんだよな。

まとめ、みたいなこと

まとめるほどじゃないですが。結局、子どもって、親のものさしの中でしか(幼い頃は)生活できないわけで。
親が「気に入らない」と与えなければ、子どもにとって「それ」はこの世に存在しないことと同じなわけで。
それって、すごく子どもにとっては“不幸”なことですよね。
わたしはそういう「ものごとに関する好き嫌い」が少なくないことを自覚しているので(食べ物の好き嫌いは無いです!)、子育てする上では気をつけなきゃな、と頭では思っていたんですが、結局行動が伴っていなかった、という話(反省文)でした。

子育てに大切なことってさ、

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子育てに大切なことって、なんなんですかね。子をもつ親の永遠のテーマだと思います。

きのうの晩、ちょっと読み物を読んでいまして、「なるほどなー」、「だよねー」としきりに納得したので、以下に引用します。
ワケあって、テキストを伏せ、読みにくくなっておりますが、あえて、伏せています。
赤字は、その読み物で赤字で表記されていたもので、青字は私が強調したくて、勝手に青くしているものです。

子どもの興味や個性を尊重する

子どもは、遊びに対する興味や対象も、また同じ遊びに対する反応も一人ひとり違う。だから教材で遊ぶ時も、興味を持つ部分も遊び方もそれぞれ違う。子どものやり方、楽しみ方を理解し、尊重しよう。子どもは自分の興味ややり方が認められた時に、最も力を発揮し、多くのことを学ぶ。

「子どもは自分の興味ややり方が認められた時に、最も力を発揮し、多くのことを学ぶ」というところには、ちょっとシビレました。
日々、気をつけて子どもに接していこう。

子どもの努力を認める

子どもが前向きな姿勢になれるように、できないことを指摘するのではなくできることについて話そう。何かを体で表現しようとしたり、真似をしようとしたり、不完全でも言葉にしてみようとするのは成長している印。親が「あなたの成長に気づいている」ということを言葉で示すのはとても大切なことだ。どんなに小さなことでも、子どもの進歩や努力に目を向けよう。ほめる時は、気づいたその場でほめること。具体的に言ってあげると、子どもは自信を持つことができる

「ほめ言葉は具体的に」とは、ほかの子育て関連書籍でも見たので、大事なんだなとあらためて思う。

一緒に教材を楽しみ、子どもの意欲を高める

この教材では、親が子どもに英語を教える必要はない。一緒に遊び、学んでくれればよい。親が音楽に合わせて元気に動いたり、歌ったり、文章を繰り返していれば、子どもも同じようにやってみたいときっと思うだろう。この雰囲気が理想的な英語環境をつくっていく。一緒に楽しむ時は、発音など気にする必要はない。子どもはCDやDVDでネイティブ・スピーカーの英語を繰り返し聞いていくうちに正しい発音を身につけていく。大切なことは、親が子どもと一緒に楽しい時間を共有することだ。

このあたりで、たぶんもうネタバレですが、これらはすべてDWE(ディズニーの英語システム)のGuidebookに載っていた、「ご両親のための大切なポイント」の文章です。
【追記】

  • このGuidebookは、DWEを始めたばかりのユーザー向けに「DWE教材のおおまかな進め方をとってもシンプルに載せている」もので、各教材のガイドブックには、具体的な教材の使い方が丁寧に解説されています
  • 引用するにあたり表現のみ一部変えてあります(Guidebookでは「です・ます」調、「子ども」は「お子さん」、「親」は「ご両親」となっています)
  • 私が「伏字」にしたところは「白字」ですので、ドラッグ等していただければ読むことができます

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DWEをはじめて、さまざま感心することばかりなのですが、この「ご両親のための大切なポイント」も然りで、これって、DWEに限った話じゃないですよね。子育て全般に言える、と言いましょうか。

なんというか、こういうところが気に入って(前記事の「DWEとの相性が良かった」ってこの辺りのことかも、と思うのですが)、「DWE始めてマジでよかったわー」と思っている次第です。

拙ブログの副題に「“DWE子育て”」と入れたのは“DWE”と“子育て”という意味でなく、DWEが一英語教材の枠を越えた、"DWE子育て"的な子育ての1つのジャンルに思えたので、“ ”でくくり記しているものです。