愛以上、恋未満。

アイドルに胸張って生きてる人たちを胸張って応援するブログ

めでたい、愛でたい

佐野晶哉さん、22歳のお誕生日おめでとうございます!

 

こうして今年もお祝いの言葉を送っているのが不思議な気持ちです。

お祝いにどんな言葉を送ろうかと画策しているうちにとうとう前日まで来てしまいました(最悪の裏話)

テーマすら決まっていない状態で書き進められるんでしょうか。もう進めてみるしかないんでしょうか。わかりました、やってみましょう(ギリギリまで宿題放置するタイプ)(確定申告まだ終わってません)

 

週末に「Aぇ!groupAッ倒的ファン感謝祭in京セラドーム」を控えているのでテーマは「佐野晶哉さんに感謝の気持ちを伝えよう!」でいきましょうか。思ったよりいいテーマが思いつきましたね。

 

ちなみに長ったらしいからファンミファンミ呼んでるけど「ファン感謝祭」で京セラを埋めてしまうAぇ、ちょっとファンに感謝し過ぎだな。

 

1.私の自担になってくれてありがとう

元々、晶哉を自担にするつもりはなかった。

好きなタイプじゃないとかそんなんじゃなく。

私が彼を見つけた時、彼はまだ未成年だった。

他人がどうこうではなくて、私は私のオタクのポリシーとして、歳下は自担にしないと決めていた。なんていうかな…「応援してる」ならまだ客観性があるけど、自担ってその人の人生の一部を背負ってしまうことだと思ってるから、(グロいほど重いオタク)それを自分より長く生きていないタレントに押し付けてしまうことの罪深さを勝手に抱えていた。アイドルという選択が重荷になってしまった時、辞めたいという気持ちが出てきた時、後ろ髪を引く存在になるのは私にとって結構罪だったので。

でも、そんな私の意味のわからない遠慮なんて吹き飛ばすくらい楽しそうにアイドルを「する」あなたをみて、もういいかな、と思えた。

意気込みを語る時「ファンの人が楽しんでくれるように」「見に来てくれる人を幸せにできるように」を枕詞にするのはいかにもジュニアっぽくて初々しくて、そして大抵の場合、その対象に自分が含まれていることに新鮮に嬉しくなる。

この人のファンでいられてよかったなあ、と思う。

 

2.可愛くてありがとう

本当に世界一可愛くて大好き!!!!

落差エグ。

オタクってみんな自担が世界で一番可愛いと思ってる生き物だと思いますが、これは言わせてほしい。佐野晶哉が一番かわいいし異論は認めません。

晶哉の可愛さって、計算的なものでもなく、打算的なところがあんまり見えず、むしろ計算的に可愛くしている時はそれがバレバレなのがまたさらに可愛い。

家族や友達や先輩に愛されて、その愛をちゃんと受け止めて生きてきたんだなあということがよくわかるし、愛されることに慣れず、それを愛で返そうとしているのも本当に愛おしい。出来るだけ晶哉を取り巻く世界も、好意を受け止める晶哉の感受性も変わらないままでいて欲しいとどうしたって願ってしまう。

 

3.努力を続けてくれてありがとう

佐野晶哉は努力の人、というとあまり彼を知らない人は「才能に恵まれているだけ」と反論したくなると思う。

確かに才能には恵まれている。でも、天から与えられた才は私たちとそんなに変わらない気がする。

晶哉が持っている相対音感は生まれつきの絶対音感と違ってトレーニングして身につくものだし、そのトレーニングがたまたま幼少期から始められる環境だったというだけ。(その環境も立派に「与えられたもの」ではあるけど)そのトレーニングに耐え、楽しみ、怠らなかったというだけ。

 

演技も、トークも、ダンスも全部、多分そう。

 

佐野晶哉に唯一与えられた才があるとすればそれは「努力が苦にならない才能」だと思う。

 

 

 

私の幼なじみに、最近初めてアイドルの推しが出来たという人がいる。努力に努力を重ねてようやくアイドルとしてデビュー出来たというその推しは3ヶ国語を操るトリリンガル、ということで彼女も「推しよりも年上の私も頑張らなきゃ!」と仕事関連の勉強を始めたらしい。

彼女曰く、「推しに投げ銭をするのも大切な推し活の1つだと思うけど、私はお互いに刺激し合って高め合っていくことが推しの1番の意義」らしい。ファンがアイドルの刺激になっているかは別として、そして金銭的な応援も必要不可欠であるというちょっぴりの反論も挟みつつ、その通りだなぁと思う。

頑張っている人を応援して、頑張っている姿に刺激を受けて、自分の人生も頑張って、その結果自分の人生がより明るくなっていくのなら、それが1番美しいオタクの姿だなぁと思うし、そうでありたいなぁと思う。

晶哉があまりにも努力の人過ぎて、時々気後れしてしまうのは置いておいて、私も晶哉の姿をみて頑張りたいなぁと思うし、そう思わせてくれる自担で良かったと思う。

 

4.私を友達に出会わせてくれてありがとう

Aぇを好きになって友達がたくさんできた。

特に、彼らのファンは10代や20代前半の層が一定数いて、そんな年代の友達が今になってできることが私にとっては少し革命だったりする。

ファン層が怖いからという理由でなんとなく近づけなかったJr界隈に溶け込んで、同じグループを見つけて同じ方向を向いている仲間たちと出会えて、そんな人たちに時々私のプライベートな部分も支えてもらっていたりする。

全部Aぇに出会わなければ、晶哉を好きにならなければ言葉を交わすことすらなかった人達だと思うと、なんだか一人一人、一瞬一瞬が愛おしく感じてしまう。

一部の怖い人たちを見て尻込みせずに、思い切って飛び込んでみて良かった。迷いに迷った「晶哉を自担にした世界線」の先にはこんな光景が広がっていると、あの頃の私に教えてあげたい。

 

5.Aぇ! groupを大切にしてくれてありがとう

私はAぇのことが大好きだけど、晶哉もAぇのことが大好きらしい。晶哉を好きな気持ちなら、晶哉本人にだって負けないつもりだけど、Aぇを好きな気持ちを競ったら、もしかしたら勝てないかもしれない。

そう思ってしまうほど、彼はグループを、メンバーを愛していて、それがファンでしかない私にまで伝わってくるんだからすごい。

グループなんて、ただの仕事仲間でしかない。時間を割いたり、気持ちを注いだりする必要なんてないし、人生をかけるなんてもってのほかだと言われても、否定できない。

そんなグループという存在に未来の可能性を100%で賭けている彼を見ると、私はこのままここにいていいんだな、と安心できる。

私が人生を賭けて推していくと決めた男が人生をかけたい存在なら、きっとこのグループは想像もできないところまで進んでいける。

「もしかしたらあったかもしれない別の未来」を考えて、今を憂いてしまうことも正直あったけれど、他でもない本人が、名前の通り水晶のような目でこの場所を見つめているのなら、「これでよかったのか」なんて疑いようもない。

 

いま俺、幸せですよ。

そう、彼の口から聞けただけで、この場所が、このグループがあってよかったと心から思えた。

 

6.生きる希望をくれてありがとう

去年の秋頃から生活が全然楽しくなかった。

絶対的だと思っていた存在がみるみる壊れていくのを間近で見ないといけない日々が続いていて、大好きな人が苦しめられていく姿を見せられて、もしかしたらあったかもしれない可能性が潰れていく瞬間を目の当たりにした。

「メンバー全員」を指す数字が「6」から「5」に減ってしまった。

見たくもないものばかり見せられて、それでも好きな人たちを嫌いになったわけじゃないから離れられなくて、本当に辛かった。

だけど、誰より何より苦しんでいる彼が、彼らが一番強くて、こんな状況下でも、気丈にふるまいながら今ある仕事と精一杯向き合ってくれた。

「強かった」んじゃなく「強くあろうとした」んだとようやく気づけたのは2/18だった。

周りの人の心が読めるんじゃないかと思うくらい器用に立ち振る舞って、5秒先が見えるんじゃないかと思うくらいテンポのいいコメントを残す最年少が、泣いていた。

天を仰いでもごまかしきれないほど大粒の涙を目の中いっぱいに溜めて、唇を震わせて泣いていた。

ずっと私のために、私たちのために、なんでもないふりをしてくれていたんだとやっと実感できて、やっと同じ場所で本当の気持ちが見られたんだと思えて、いたたまれない気持ちと同時に安心した。

ずっとずっと、ファンの希望であろうとしてくれていた。ファンの光であろうとしてくれていた。ありがとう。その優しさと強さに私はここ半年きっとずっと救われていた。

死ななくてよかった。今でも涙が止まらないけど。彼のこと変わらずにずっと大好きだけど、そう思っててもいいってあの涙に教えてもらえた気がした。

この傷はきっと一生消えないけど、あなたのファンとして、同じ傷を背負って、あなたとおなじようになんでもないふりをしながら、これからも歩いていこうと思うよ。

佐野晶哉。あなたは私にとって最高で最強のアイドルです。

 

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胸張れよ!宝物だろ?

今回の騒動のこと、書いても書いても書ききれないので記事に落として終わらせることにします。

 

私の大好きなAぇ! groupが大学の文化祭に出てネットが炎上した話。

知らない人にとっては寝耳に水みたいな話だと思う。そんなことあったの!?って感じでしょ。あったんですよ。残念ながら。

普段こういうことには出来るだけ首を突っ込まない…というか意見しないようにしているのですが、今回はどうしても目に余る言動が散見されたこと、それによって仲の良かった友達と距離を取らなくてはいけなくなってしまったこと、自担に負担をかけてしまった(と私が感じた)こと…今後のオタクとしての基本理念的な部分を見直すいいきっかけになった出来事だったので、一筆落とすことにします。

もうこの話見たくないよー!という人はここでリターンしてください。

 

 

 

 

 

・言っちゃダメなことはあっても思っちゃダメなことは何もない

ちょーーーーーーーうど今見てたドラマで流れてきたセリフをそのまま使います。(利便性ヨスギドラマ)

私はあの一件に関して全力で肯定している派なのですが、別に否定しても受け入れられなくても全然いいよー!とは思っている。人間なのでどんな考え方も否定されるべきではないし、それぞれに思いがあるのは当然で、それが全て「Aぇが好き」というベクトルゆえのものであることも大声で伝えておきたい。

とんだ大戦争になってしまったけど「好き」の気持ちはみんな一緒だし、「こんな風に考える人はオタクじゃない。本当に好きじゃないんだ!」というののは全然わからん。

オタクのあずかり知らぬところで学祭に出たことにショックを受けてもいいし本人たちや大学を責めるような気持ちになってもいい。

だけど。

だけど、だ。それが本人や主催の耳に入るようなことがあってはいけないと思う。

後述するけれど、今どんな状況にあって、開催までにどれほどの労力がかかったか、どれだけの協力を得て完成した時間だったかを想像したら、言葉に出していい範囲には限界がある。

今も繋がっているフォロワーさんの中には受け入れられない人もいたけれど、鍵垢を使うとか、本人に見つからないように直接的な表現を避けるとか、そういう配慮がしっかりできていた人がほとんどだった。言及しなかった人もいる。その線引きはこれから似たようなことが起きても大切にしてほしいなと思うし、もし許されるならオタクのルールとして理解してほしいなと思う。

心の中の感情で仕事が動くことはないけれど、投稿や発信という形によってお仕事が消えてしまうことって結構ザラにある。でも、発表前に消えてしまったということを私たちは知る術がないし、そういう「被害」を一番被ってしまうのは残念ながら大好きなアイドル本人なので、「好き」という気持ちがあるなら、どうか、形を考えてほしいと思う。どうか。これは私からのお願いです。

 

・オタクの現場はないのに一般人の現場はあるのか

いや、そうだよね…一番はこれなんだよね……。わかる。つらいよな。一緒に泣こう。

オタクと会う現場が決まらない。他のグループは軒並み決まってるのに…

デビューが流れたんだよねきっと。

ああ…文字サイズデカくしたらめちゃくちゃ辛い…(なんでしたん?)

「オタクと会える機会をすっ飛ばして一般人と触れ合う機会を優先した」って考えたら辛すぎるけど、憶測と晶哉のブログの文面を掛け合わせると、「決まっていた仕事の大半が白紙になって、自分達で仕事を掴み取るしかなかった」というのが合理的な解釈かな、と。

「明日から仕事なしです!無給です!」と言われて呑気に生きていられる社会人なんてきっといないし、給料制じゃなくてエージェント契約になったなら尚更。生活をしていくにはお金が必要だし、事務所が用意してくれていた仕事がなくなってしまって、今から掛け合ってもなかなか受け入れてくれないというのが彼らを取り巻く現状なら、今回のお仕事に対して、ファンへの配慮とか考慮とかそういう綺麗事にまで手を回すことはできない。だって彼らの「生活」そのものだから。

オタクに会う機会が作れないのも、現場が決まらないのも、全部事務所の騒動のせいだし、恨むべきはそこ。ちなみに私は全然許してません。

今回のお仕事は逆オファーで無料出演で、確かにその場の収入としてはゼロだったけれど、ファンが入る隙のない状況だからこそ今回彼らと邂逅した人がこれからファンになってお金を落とす側に回るかもしれないし、未来のプロデューサーやオファー主になって彼らに仕事を回してくれる人になるかもしれない。

そういう意味では「Aぇ自身が用意できる最大の先行投資」として今回のお仕事は意味のあったものだと私は信じている。

 

そしてこれは余談ですが、大学祭実行委員をやっていた経験がある身としては、このタイミングで突然の逆オファー、大学祭のタイテにねじ込むためにどれほどの苦労があったのかもどれほどの人が動いたのかも何人の睡眠時間を犠牲にしたかも安易に想像できてしまって辛い。ただでさえ期間中全員でオールしているような人たちなので…。

ファンに配慮した企画を考える余裕なんて微塵もないほど切羽詰まった状況だったと思います…。本当にお疲れ様でした。Aぇを迎え入れてくれて本当にありがとうね…。

 

 

・ファンは「一番優先されるべき人」ではなくて「一番大切な人」

今回のことで怒っている人の大半は「ファンを一番優先してほしい」という思いが強いように感じました。大学祭で遊んでる余裕があるなら、お金を落としているファン向けのコンテンツを充実させてくれ、と。

敢えてキツい言い方をしますが、彼らに今そんな余裕はないと思う。

前述した通り、仕事が唯一白紙になってしまったグループが、言い方は悪いけれど費用対効果の低いコンテンツに手を回すよりも、仕事先を見つける方に比重が向いてしまうのは当然のこと。ジャニーズアイドルとしての品格が、とかプライドを持って仕事、とか今は全然言ってられない。なんでかわかりますか?一連の騒動のせいです。本当にこれに関してはずっと根に持つし一生許さない。(まだ言う)

 

お金を落としているファンが一番偉いみたいな投稿もちらほら見かけますが、私たちは義務ではなく権利でお金を落としているのであって、彼らの活動を「応援」する身であって、彼らの生活を支える「スポンサー」にはなれないということを考え直してほしいと思う。もちろん会社代表として起用できる立場のファンなら話は別ですが。(代表取締役ファンダム)

 

でも、それと同時に彼らが「一番大切にしている人」であるということも忘れないでいてほしい。

「ファンの人のおかげで」とか「ファンの人に支えられて」という言葉はきっと嘘ではないし、私たちが支えている部分はもちろんある。大切な人じゃなきゃ、ファンに会えるライブを「一番たのしい」なんて言ってくれないし、そもそも一方的にこっちがステージを眺めているだけの時間に「会う」という表現を使ってくれないと思う。

そんな大切な存在を優先できない状況にあることを私はずっと嘆いているし、早く打破できるといいなと本気で思っている。

早く会いたいよ、私だって。

ずっと待ってるよ、現場が発表されて毎日ワクワクできる日を。

 

 

・私たちは「宝物」だから

佐野担のくせに、こういう時だけ末澤さんの言葉を借りるのは本当に申し訳ないけれど、私たちは誠也くんを「応援しているみんな」なので、つまりは誠也くんの宝物だ。

宝物っていうのは、思い出すだけでワクワクウキウキしてしまうような、キラキラした存在。私はそんなイメージを持っている。

だから宝物の私たちがグチグチウジウジしてしまったら持ち主に失礼だし、くすんでしまったら持ち主の品も落ちてしまうし、常に持ち主が「これのために頑張れる」と思える存在であり続けたい。

誠也くんがAぇとしての「PRIDE」なら、私たちファンは宝物としての「PRIDE」をブラさないで生きていきたいし、次に会えた時にお互い心から幸せに笑っていたいと思う。

待ち焦がれている現場が決まらなくて寂しいけれど、悲しくはない。

次に会えた時にお互いがお互いの宝物だと改めて確信しあえるように、私は今日もせっせと「オタク」を磨いていく。

 

 

ありあまる富

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Aぇ! groupを見た。

この渦中に、この目で、彼らを目に焼き付けてきた。

 

彼らの目標の一つでもあった「フェス出演」が発表されたのは1ヶ月前の9/6

個人的に嬉しいことがあった日でもあるので、きっと毎年この日を迎えるたびに思い出すんだろうなと思う。

 

発表されたAぇの出順はトリ前。主催者がいる場合は出演者の中で1番大御所と言われる「オイシイ」位置で、こんなところを任されて大丈夫か?という想いが…………なかった。

Aぇに関しては絶対にどんな場所でもどんなアウェイでも会場を味方に出来ると信じていた。

私が好きになったアイドルはそんな人たちだという自負があった。

 

その自負が裏切られることはなく、彼らは最高のステージを見せてくれた。

 

 

1.ズッコケ男道

「フェスってことは全部オリ曲?30分保つ?」

「保ったとしてアウェイな場では知らん曲は引き弱いよなぁ……」

なんて話していた私たちにいきなり正解を突きつけてきた。

いや、強。

インパクトしかない。「別にジャニーズ興味ねぇしこのグループ知らんしご飯タイムにすっか〜」とか思ってるミーハー層を全員ステージエリアに引き込む選曲。天才。

Aぇの中にフェスの定説「観客は知ってる曲しか聞きたくない」を理解してる人がおるぞ……。

音楽は既知の文化。ほかの芸術……例えばお笑いとか演劇を見に行く人の多くが「新しいものをみたい」と思う中、音楽だけは知らない曲よりも「聞いた事のある曲」にテンションが上がるという面白い鉄則がある。

それを知ってか知らずか、1曲目に「フェス曲」としても「人気JPOP」としても有名なこの曲を持ってきたのマジで天才。アンタらが優勝。

個人的ハイライトはテンション上がりすぎて最終的に寝っ転がりながらベース弾き出す大晴です。出られて嬉しいんだねぇ…良かったねぇ…楽しいねぇ……でも多分それ最後の1曲の最後の最後にテンション上がりきってやるやつやで……

大丈夫か…?あと25分くらいあるけど…………。

 

 

2.ブラザービート

先輩曲の私物化。

全ツの時にバンドアレンジを聞いて「天才じゃん!?」となって以来ひたすらオリジナルバージョンを聞いては想いを馳せているこの曲ですが、in大阪で見た直後にフェスでも見ると流石に「自分たちの曲だと思ってない!?!?」になってしまいましたね。アレでしょ、「バンドアレンジならセーフ」とか思ってるでしょ。正解だよ。どんどんやれ。

でも、スノ担がどう思ってるか分からないからね……怒られても知らないからね…一緒に怒られようね……いつもお世話になっております。

本家の再現じゃなくてバンドアレンジにしたり、セリフっぽい歌詞を関西弁にアレンジしてたり、ちゃんと「自分たちの曲」として落とし込んでるのが賢いな〜と思うし本当に似合い過ぎているのでもはや欲しい……関西弁バージョンはAぇの曲としてプレゼントしてくれるとかどうですか??…ダメ??そうですか……そうですよね…デビューしてからもAぇの曲としてやっていいとか…も、ダメ??そうですか……(ポンコツ営業部)

ハイライトはもちろん晶哉の顔が可愛かったことです(大声)「社会ヤバいな…もう」の「もうっ!」が本当に可愛かったin大阪を引きずっているのでめちゃくちゃ期待して見てたんだけど見事に引きの画になっててちょっと凹んだのもつかの間、「引きでも画面の奥でめちゃくちゃニコニコしてる佐野晶哉」がモニターに残されていて一帯のオタクたちと「かんわい〜😭😭😭」となってしまった。そりゃそう。佐野晶哉は可愛い。

 

3.ええじゃないか

ドラムから降りてきた晶哉が先導して「こっから楽器置いてアイドルタイム入ります〜!」の雰囲気を出し始めた瞬間、フォーメーションで全てを察する私たち。

もはやあのフォーメーションがなくても「せーの!」って言われたら答えられる。「ええじゃないかー!!」

いや、ほんまにええんか???

選曲はいいと思う。知名度の高い曲はフェスセトリの鉄則なので。策士。盛り上がるし場の空気をもっていける。天才。

問題は曲振り。ステージにキュッと集まった6人はこう言いましたね。

「僕達のアイドルっぽいところもみてください!」

ええじゃないかってアイドル曲なん???君たちのアイドル像、それでええんか…???

でも、なんども言うけど選曲が天才。全然知らんアイドルの全然知らん曲なんてファンじゃない人は聞きたくもないですからね。言い方最悪だけど、実際問題ファンの外の層にどうアプローチしていくかがフェスは大事なので…セトリ会議頑張ったね…という気持ちです。

そして体に染み付いたコーレスとダンス振り。

事故で記憶喪失になっても将来ボケてもこの曲だけは覚えていられる気がする。

何を隠そう小山さんの脳内で10年近く鳴り続けてる曲らしいので…(シンプルにかわいそう)

 

4.weeeek

Aぇが…………NEWSを………………。

NEWS担の私と友達、大歓喜

関西色と爆売れ曲で構成されていたセトリの中で、この曲が「フェスで盛り上がる」と判断されたことがまず嬉しかった。

ええじゃないかみたいに簡単な振りで初めてみた人でもだんだん踊れるようになってくる一体感も醍醐味だけど、どんな人でも「ジャンプするだけ」なので一瞬で仲間になれるこの曲がNEWS以外の手によって披露されたことが嬉しかった。

原曲はGReeeeNだけど、彼らがフェスに出ることはないし、そう考えると、唯一披露できる「Jr.」という立ち位置はかえってオイシイなあと思う。

デビューできないことの弊害ではなくて、デビューしていないことの旨味を存分に押し出すAぇのこと、好きになれないわけがない。

 

5.T.W.L

なんも知らんくてもなんかハッピー!になれる魔法の曲。

多分セトリの中では一番知名度が低い曲…って認識でいる。

誰もが知ってる国民的ナンバー…ではないものの、「えー!なんか好きかも!」率が一番高い気がする。好きなだけはしゃげるし好きなだけ踊れるし曲の節も好き。(個人的感想)

いい意味でアイドルっぽさとフェスの盛り上がり要素を取り入れていて本当に天才曲…。この曲ではしゃぐだけでどんどんファンが増えていくので世の中のアイドルたちはみんなカバーしてほしい。私が聞きたいので。

勘のいい人はもうお察しかと思いますが、具体的な記憶が飛んでいます。

鮮明に思い出したいので円盤化お願いします(土下座)

 

6.Firebird

アイソレの誠也くんがあまりにも美しくて後の記憶がなにもないです。

 

7.LOVE YOU ONLY

曲振りの時、普段MC役にあまり回らないリチャが先頭に立っていたのがめちゃくちゃ新鮮だった…。

それもそのはず、オタクの外の層で一番知名度が高いのはリチャなんですよね…。

それを分かってて前面に出してきたAぇ、プロデュース力高くてビビる。

私が知らないだけで本当はデビュー5年目とかですか???

選曲もコーレス、合唱、なんでもできる要素が入ってるし盛り上がる曲を自然に入れられるのなんなん?なんのアビリティ?私が知らないだけで本当はデビュー5年目とかですか???

 

8.勝手に仕上がれ

スーパー末規タイム降臨。

さのすえとこじまさやにしか湧かない私でもさすがにこの末規は脳裏から離れないです。そんなナチュラル急接近しないでください。

なにが二人をそんなに近づけたんですか?お手紙ですか?お手紙なんですか???

だとしたらアツすぎるよ少クラ…放送中止にしてる場合じゃないって……。

 

そしてなんと言っても誠也くんのスーパーブルースハープタイム(なんにでもスーパーをつけたがる病気)

長髪もいいけどそろそろ髪切った姿も見たいな〜なんて他担ながら思っていたけれど、これに関してはこの髪型で大正解。

顔が隠れるほど前のめりになってブルースハープと向き合う横顔、サラサラ流れていく髪の毛、時々見える綺麗な輪郭……。

全てが美しすぎて息していた記憶がない。息を呑むとはこのこと。

他担だからこそ客観的にいえます。末澤誠也はこの世の骨董品。

 

 

 

9.PRIDE

なんかもう、すごいとかかっこいいとかレベル高くて誇らしいとかじゃなくて、シンプルに祈りの時間

今日、この場所でこの曲をこのバンドスタイルで披露出来たことそのものが、私がAぇ担を続けてきたことのある種のゴールというか、間違ってなかったという証明になった気がして本当に嬉しかった。

こんな曲をこんな風に披露できる人たちをきちんと自分の意思で好きになれたことが私のオタク人生最大の誇りだと思う。

全力で叩きすぎて半分放心状態になっている晶哉もニコリとも笑えなくなったメンバーの顔も全部全部私の誇り。

このグループのファンで居続けること自体が私のプライドだ、なんてクサいことを本気で思った。

後方ブロックだったので、敢えて本当に一番後ろで見ていたけれど、誠也くんのロングトーンはちゃんと私たちのもとまで届いた。

今まで見たどの現場よりも遠い距離だったはずだし、音が外に漏れていく野外で見たのが初めてだったから、声が届かなくてもおかしくなかったのに、彼の声はステージエリアの端の端までしっかりと届いた。

そのことが実感できて、後ろの方で本当に良かったと思えた。

彼らの覚悟をちゃんと受け止められたから。

 

 

全編が終了して、フェスのステージでは珍しく、最後に挨拶をして終わった。

どうしてもネガティブな感情が拭えなかった私は「これが6人の最後の姿でも後悔がないように目に焼き付けよう」と覚悟したけれど、今になって思う。きっとまた、あのステージに戻ってきてくれると。

そしてきっとその時は、もっと多くの観客を引き入れてくれると信じている。

その時もまた、同じ空間にいられたら、私のオタク人生はそれだけで十分だと思えた。

 

 

 

 

本当はずっとずっと不安だった。消えていくPR動画、離れていくスポンサー、無くなったかもしれない仕事、あったかもしれなかったデビュー、日々変わっていく状況と、知らない人からの罵詈雑言。

どれをとっても悲しくて、辛くて、切なかった。だけどこの現状を打破できる人は誰もいない。そのもどかしさに苦しんで、自分の無力さに嫌気が差して、どうしようもなくなっていた矢先のフェス参戦だった。

 

リアルタイムで動いてリアルタイムで笑う彼らが見られた。演奏に必死で余裕がなくなっている姿も会場を見渡して目を輝かせる姿も、すっ転んだりもたれかかったりわちゃわちゃしている彼らを1秒の遅延もなく堪能できた。

すごく安心したし、彼らにもそうであってほしいな、とこっそり思う。

私が彼らを見て安心したように、彼らも私たちの姿を見て安心してくれていたら、今日にこれ以上望むことはない。

 

周りの大人のいざこざで、きっとほとんど何の罪もない彼らがいろんなものを奪われていく姿を目の当たりにした。

中には「彼らのファン」というだけでひどい言葉を浴びせられている人もいるらしい。

日々彼らに恨みを持っている人たちにとっては格好の機会だろう。千載一遇のチャンスなんだろう。

でも、だけど、そんな大人たちにも絶対に奪えないものがある。

それは、「これまでの時間」と「ここまで積み上げてきた想い」だと思う。

フォーメーションだけで次の曲が分かったり、C&Rでメンバーに歌詞間違いを気づかせてしまったり、声を出すのに夢中で曲中の掛け声が変わったことに終盤まで気付けなかったり、

そういう「体に染み付いたもの」は一朝一夕では崩れない。このたった30分のステージ中に起きたことが今までのファンとしての軌跡そのもののような気がして、勝手にホッとした。

 

僕らが手にしている富は見えないよ 

彼らは奪えないし壊すこともない

世界はただ妬むばかり

好きな人が傷つけられている現状はもちろん、「彼らを好きでいることそのもの」も否定されているような気がして心が保てなかったこの1ヶ月だったけれどこの30分でしっかりと思い出せた。

 

もしも彼らが君の何かを盗んだとして

それはくだらないものだよ返して貰うまでもない筈

こんなに必死になって粗を探して叩いて追い詰める世間を不思議に思うことも多かった。

世界にはもっと報じるべきことがあるのに、自分たちの命に直結しかねない「現状」があるのに、もう亡くなった脅威に刃を向け続けるのは、きっと   私たちから、アイドルたちから、何かを奪いたくて仕方ないからなんだろう。

でも残念ながら、そんな彼らにも「私たちの頭の中と心の中にあるもの」までは奪えない。

 

椎名林檎さんの「ありあまる富」、5年前に私の大好きなアイドルがずっと続けてきた仕事を降板した時に強く背中を押してくれた曲で、今でも大切にしている。まさか自分自身に向けて聞く日が来るとは思わなかったけど。

 

今、現役の「ひたむきに頑張っているアイドルたち」を応援する私たちの心を曇らせていい存在なんて本当はいないんだから。

私はこれからも胸を張ってAぇ! groupのファンでいる。

ほらね君には富が溢れている

 

椎名林檎 - ありあまる富 - YouTube

憧れのロックバンドと邂逅を果たした盆の宵

ジャニオタのみなさんこんばんは。今日は珍しくバンドのライブレポです。

2015年からずっと憧れてきたバンドのライブにようやく行けましたという話です。1万5000字あります。こんなもん最後まで読むやつ未来の私以外おらんやろ、という気持ちで投稿します。(いつものこと)

 

 

 

 

ELLEGARDENという名前を初めて聞いたのが10年前、MONOEYESを通して細美武士を知り、エルレに会いたいと思い始めたのが8年前。

当時は活動休止真っ只中の上、細美さんが新しくバンドを始めたことによって復活の可能性を信じている人はあまり多くなかったように思う。

それでも9/9には祈りを込めてNo.13を聞いていたし、細美さんのステージでエルレの曲を聞く度に彼らのライブにいつか行った時のことを思い浮かべて泣きそうになったりもした。神社に復活を願いに行ったこともある。

5年前の5/10、そのエルレが、私の特別な神様が、復活した。

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その日の夜は日付が変わるまでTwitterに張り付いて夜通し泣いていた事を昨日のことのように覚えている。

けれど、喜んだのも束の間、倍率が測り知れない宝くじのようなそのライブに行けるはずもなく、抽選も一般も見事に敗れた。(一般無敗のジャニオタになった今なら、一般販売で取れるかもしれないという自信はある。)

 

それからライブが発表されるたびに応募しては外れ、「落選」の2文字を見るたびに心を冷やして5年間過ごしてきた。

 

実を言うと、1度だけELLEGARDENの4人を見たことがある。2年前の福岡のフェス「NUMBER SHOT」に出演が決定して、とにかくありとあらゆる知り合いに頼んでチケットを取った。ELLEGARDENの旗が上がっていくあの瞬間を今でも鮮明に覚えているし、あの日細美さんが言ってくれた言葉も大切に胸の奥にしまっているし、チケットは今もお守りのように財布の中に入れて持ち歩いている。

私の人生の中の、大切な1時間だった。

絶対にワンマンか対バンのライブに行きたい。もっと沢山、エルレの音楽を浴びていたい。そう思った。

 

けれど、今回のライブハウスツアーも例に漏れず落選。

当選している、ましてや何公演も通っている人たちは普段どんな徳を積んで生きているのだろうと不思議に思いながらも、私が「選ばれなかった」という事実を淡々と受け入れて日々をひたすら精一杯生きてきた。

そしてその我慢がようやく昨日実を結んで、私は晴れて初めてのELLEGARDENワンマンの地に足を踏み入れた。

会場は幕張のZOZOマリンスタジアム

私が幼少期から足を運び、家族とも友達とも思い出を重ねてきたこの幕張で伝説のバンドと長年の邂逅を果たすのは、なんだか不思議な感覚だった。

 

キッズの同窓会、エルレワンマン

当日、会場に着くとすでに多くのお客さんで溢れていた。

こんなにも多くのエルレTシャツを見るのはおそらくこれが人生で初めてだと思う。

出発前に声をかけてくれた友達と合流、開場までの間、昔話に花を咲かせた。

コロナ前に会って以来久々に再会する人も多くてなんだか同窓会のような気分になった。

もう会わなくなった人、違う界隈に推しができた人、聞く音楽の系統が変わってしまった人もSNS上で見かけて、勝手に嬉しい気持ちになった。

ELLEGARDENをきっかけにして、もう会えないと思っていた人たちと同じ会場にいられることがもうすでに私にとっては奇跡みたいなことで、改めて彼らの偉大さを思い知った。

 

「利益」の対義語「ELLEGARDEN

ELLEGARDENのチケットは安い。

ライブハウスのチケットが大体相場で4000〜6000円、演出によっては7000円くらいのところもザラにある。

そんな中、彼らのチケットは2900円をキープし続けている*1

流石に今回は6900円と相応のお値段になってホッとしていた。チケ代が高くて安心するというのも変な話だけど、とにかく彼らに還元したかったので、やっと対等になれたと思った。

思ったのに。

会場に入って開演待機をしていると、スタッフから水と塩飴が配られた。

演奏中もタイミングを見計らってはセキュリティスタッフから声がかかり、必要な人に行き届くようにと回されていったペットボトルと塩飴は在庫が切れる気配がなかった。

熱中症になってはいけないからという、主催者サイドの配慮らしい。

会場の外にも無料のウォーターサーバーがあって、誰でも冷たい水が飲めるように配慮されていた。

この熱中症対策を自己責任として観客に任せていたら、もっと利益が上がったはずなのに。自分達に還元できたはずなのに。どうやったって自分の利益を手放したがる観客ファーストなバンドだ。私の好きなエルレ像そのもので、呆れたふりして少し泣いた。

 

セトリ

セトリ順に覚えている限りのことを残しておこうと思う。

いつの日かこの記事を読んだ未来の私が少しでも解像度をあげて今日のことを振り返られるように。エルレと今日の私からのラブレターのつもりで書いておく。

 

・Breathing

1曲目がこの曲だったのはちょっと意外だった。他のライブのセトリを見ても、エルレはちょっとだけ癖のある始め方をすることが多い印象。

押される私、歌い出す人々、笑いかける細美武士…始まった……本当に私のライブが始まったんだ……。

右隣のオニーサンが英語詞も完璧に歌っててびっくり半分ほっこり半分で聞いていた。

きっとこの人もエルレがめちゃくちゃ好きで、エルレのことを考えたら辛いことも乗り越えられて、今日を心待ちにして生きてきたんだろうなと思ったら、なんだか嬉しくなった。オニーサンだけじゃない。この会場には、そういう人が死ぬほどいる。そういう人たちのご褒美の場なんだ。

 

・Space Sonic

一気に後ろからの押しが強くなって、背中越しに会場の熱量を感じた。

私の中でエルレの曲は2種類あって、自分に刺さる曲とただひたすらカッコイイ曲。この曲は後者の代表曲でずっと聞きたかった曲。恐らくだけれど、この曲が発売された当初の演奏と全くブレず、今日も「ただひたすらカッコイイ」を貫いてくれた。

 

・Supernova

ピーク早くね????

すごい、いきなり飛ばすじゃん…ペースもダイバーもめちゃくちゃ飛んでるんですけど…エッ…終わる??もしかしてもう本編終わる??「あと3曲です!」とか言う??それでもいいくらいもうおなかいっぱいですけど、ええ。

 

 

興奮しすぎて冷静で客観的なブロガーから狂喜乱舞のオタク人格にうつり変わってしまった…すまんな……普段こんな感じでやらせてもろてます。

 

それはズルいよ細美さん〜!と言いたげな肉塊が次々転がってきた。普段どんなに可愛くても、どんなに陰キャでもどんなに仕事が出来てもどんなに貧乏でも、“下の奴ら”にしてみたら「肉塊」でしかない。その皮肉な平等さが、実は結構好きだったりする。

開演前の注意VTRの甲斐あってか、今日の肉塊は大人しくて安心した。

次のライブでは絶対私がそっち側(読み方:肉塊)になってやるからな!待ってろよ!!

 

 

・チーズケーキ・ファクトリー

アルバムの中で1番好きな曲。

どうしたらこんな世界観の曲が書けるんだろう、と何度聴いても思う。

独特な世界観ではないものの、浮かんでくる日常であろう光景は絶対に日本のものではなくて、例えこの曲のタイトルが「和菓子屋・たけし」とかでも同じ気持ちになれていたと思う。

 

声出しが出来るようになった世界線で「ティダ・ラ・バダ We get it get it go」を言えて良かった。コーレスでしか味わえない一体感、この気持ちはコロナ禍の拍手や手拍子では絶対に味わえなかったと思う。コロナ禍が落ち着いて、気後れなく声が出せて、幸せだと強く思った。

 

・Mountain Top

エルレが新しいアルバムを出すと聞いた時、嬉しい気持ちと同じくらい、不安な気持ちがあった。

10年のブランクを経て、また同じように「私の好きなエルレ」でいてくれるのか分からなかったから。ELLEGARDENと名のついた全く別物のバンドになってしまうんじゃないかという恐れがあった。

でも、この曲のイントロを初めて聞いた時、全ての雲が吹っ切れた。私の大好きなELLEGARDENは、私の大好きなELLEGARDENのままで更新してくれた。この曲は、そんな特別な曲。

活休前のファンも、私も、復活後にファンになった人も、平等に聞くことの出来る「初めて」だった。

 

・Fire Cracker

どうしてもSpaceSonicとこの曲を頭の中で混同してしまうのだけれど、どっちも「カテゴリ:かっこいい」なので仕方ない。

当然のごとく肉塊曲となった。(ダイバー出る曲のこと肉塊曲って呼ぶのやめれる?)

結構な量の人が降ってきたけれど、涼しい顔をして流した。

私も友人も女の子で小柄なので最前付近にいると無駄に心配されるけど、踏んでる場数が違うので安心してほしい。3人ほどセキュリティスタッフに押し付けたところで周囲からの信頼を勝ち取った……ように感じた。

最前には最前なりの覚悟がいる。開場時間から終演まで立ちっぱなしで耐えるのも、バンドメンバーに全力で楽しんでいる姿を見せるのも、ダイバーの最後の一歩を後押しするのも、最前の立派な役割だ。生半可な気持ちで挑んではいけない。(訳:たのしい)

 

 

・Stereoman

令和に聞けるんだ……。

聞ける、というか、聞かせて貰える、というか、拝聴させていただく、というか……。

セトリ入りするなんて夢にも思わなかった。だってSpace Sonicのカップリングですよ??いつの話してる????

生きておくもんだなぁ…と思った。

活休前から好きだったファンだったら大泣きしながらあの頃の私に語りかけていると思う。

 

・風の日

事件はAメロで起きた。

ELLEGARDENを余すことなく浴びられる幸せを噛み締めながら歌詞を口ずさんでいたら、「僕だっていつもピエロみたいに笑える訳じゃないから」をふと自分と重ねてしまってボロボロに泣いた。泣きながら歌った。「妖怪エモ泣きババア」の完成である。よぉ、久しぶりだな。

エルレの歌詞って本当にすごい。何度も書いてきてるからもういい加減しつこいと思うけど、しつこくても何度でも書きたくなる。

くじけそうになった時どころかくじけてしまった時でさえ、彼らの音楽はそばにいてくれて、寄り添ってくれて。歌詞自体が私のピンチを救ってくれることなんて絶対にないけど、その歌詞を聞いた私が自分で立ち上がることはできる。

音楽はきっとそのために存在しているし、この歌詞がこの世に存在しているという事実そのものが私を救ってくれる。そんな風に思った。

これは私の、私のための歌だって思った。きっとそう思う人が3万5000人集まって今日ができているんだとおもう。

この人たちは本当に偉大なのだ。私は、そう思う。

 

 

・The Autumn Song

いつもやっちゃうんですよ……

導入をアコースティックアレンジで入れるこの曲で「サンタクロースだ…!!」ってなってしまう。今回も友達に「ねえ!サンタクロースなんだけど!やっと聞けた!!」って顔をして5秒後に裏切られた。NUMBER SHOTぶり2回目の愚行である。

もはや恒例にしていきたい。

とは言えこの曲が嫌いっていうことは全くなくて、むしろこの曲にも思い出がある。

大学3年生。私がロックバンドに一番ハマっていて、毎日新しい音楽に囲まれて幸せだったころ、同級生の女の子がMONOEYESのライブを当てた。確か新潟公演だったと思う。バンド好きのイメージがなかったので驚いていたら、この曲をきっかけに細美さんを知ったということだった。

「高校生のときに聞いて衝撃で、いつか細美さんのライブに行くのが夢」と語っていたその子を今でも思い出す。

東京から新潟まで行って、私より一足先に夢を叶えたんだなぁ、あの子は今日来ているんだろうか。来ていたら本当に正真正銘同窓会になっちゃうな…。そんなことを思い出しながら聞いていた。

 

・No.13

私も、あの13番地で待っている一人だった。

9/9に開催されたフェスに細美さんが出る日、その朝にこの曲を聞いた。

聞きすぎて、メロディーが好きすぎて、冒頭の何小節かはそらで歌えるようになった。

聴けば聞くほど虚しくなる経験もした。これは、「旅立ちを見送る曲」だったから。

復活を信じてやまない一方で、どこか。もう絶対に叶わない夢だと悟る自分がいて、その自分がこの曲をよく聞いていた。

「やって来ない人を待つ曲」なんだと解釈していた。

でも、それが解釈違いであることを、今日やっとこの場で実感することができた。

待ち続けていたらやってきてくれる人だっている。ELLEGARDENは、その「前例」になってくれた。

 

・Missing

生活音なんじゃないかと思うほどよく聞いて耳に染み込んでいる、この曲もそんな曲の一つだった。寝ぼけていても一音目で曲名が言えるほど好きな曲、それなのに、なぜかこの日は曲名が全く出て来なかった。

キッズ人生どころか、人生の中でもこんなこと初めてで、軽く衝撃を受けた。まさか記憶がMissingしてしまうとは思わなかった。

当たり前だけど、音の作り方が発売した当初のままで、一瞬、ほんの一瞬だけ2005年のライブハウスの中にいるような気分になった。

頭の中のイメージと憧れと感動がごちゃまぜになってよくわからなくなった。

私の拙い語彙ではこのことをうまく表現できないけれど、そんな、ちょっとスピリチュアルめいた体験をしてしまったのも、「大好きでどハマりしたバンドが、好きになった時には既に動いていなくて、ずっと冷凍保存されたまま突然聞けるようになった」みたいな状況だったからだと思う。

私の音楽史の中で、そんなアーティストは彼らだけ。

憧れは、もはや存在しているだけでありがたい。

生きている、演奏を続ける、それが唯一にして最大のファンサだと思う。

 

・Perfect Summer

ここにきてようやくステージ全体を見る余裕ができた。(嘘やろ???)

あまりにもベストポジションで見られたこと、「ELLEGARDEN細美武士」として歌っている細美さんがあまりにもイキイキとして幸せそうだったこと、長年聞きたかった曲を立て続けに聴けたこと…。

いろんな感動が、どんどん視野を狭めてしまっていたらしい。いいんだか悪いんだか。

個人的ブレイクポイントになったこの曲で、ようやく4人全員の顔をじっくりと見られた。

 

高田さん。個人的な印象としてずっとボソボソっとムスっとしているイメージだったけど、ベースを構える姿はとにかく真っ直ぐで、時々客席に目を向けてはこらえきれない嬉しさをグッと堪えるように下を向いていて、ちょっと…いや、結構可愛かった。残念ながら真下から見ているのでバレバレです。感情を表に出しすぎない人の隠しきれない喜びみたいなものを感じて、こっちが勝手にニヤついてしまった。

 

ウブさん。一番「カッコいいな」と思った人かもしれない。寡黙で、でも無愛想じゃなくて、ただひたすらギターとだけ会話しようとしてる印象。ワンピースだったらこの人がゾロなんだろうなと思う。ウブさんも時々会場を見渡しては、感傷に浸るような顔をしていて、今を噛み締めよう、忘れないでいよう、という顔に見えた。この人にそう思わせる景色の一部になれていることが勝手に嬉しくて誇らしかった。

 

高橋さん。彼に限らずではあるんだけれど、ドラムの人ってとにかく印象がない。私の推し(ドラム担当)も「オレだけ動けなくてつまらない」とこぼしているのをよく聞くくらいにドラムの人って顔を見る機会がない。だから、ライブ映像とか、前方のエリアに来て初めて分かることが多いけれど、それもあってか、一番ギャップが大きい人だった。

 

細美さん。冒頭から何度も書いている通り本当に楽しそうで幸せそうで、終盤「お前らついて来れてすげえな!」と言っていたけれど、余裕でこっちのセリフだ。

何したらそんなにずっと同じ輝きで歌っていられるんだろう。

この表現を使うのを彼は嫌うかもしれないけど、器はスターそのものだ。スーパースターでビッグスター。なのにちっとも儲けたがらなくて、時々「お金を払って音楽を聞かせてもらってる」んじゃなくて「お金をもらって音楽を聞いてあげている」んじゃないかと錯覚してしまう。これは細美さんに限らずきっと4人の総意なんだろうけど。

 

・サンタクロース

え、聴けたやん……。

大本命のサンタクロース。個人的に何よりも聞きたかった(けど無理だろうなと半ば諦めていた)サンタクロース。これを人生で生で聴けたらもう死んでもいいってくらい切望していたサンタクロース。マッチングアプリで知り合った人が前日リユニオンで聞いたらしく、羨ましさのあまり初対面なのに胸ぐら掴んでしまった挙句、連絡が来なくなってしまったサンタクロース……。(思い出がいっぱいだね。)

エルレの「ガンガン突き進んだかと思ったらめちゃくちゃ弱気」みたいなところが好きだ。もうどうしようもなく好きだ。めちゃくちゃ人間だ…。と思う。こういう人間っぽさはどんなにAIが発達しても作れないと信じている。

初めて聞いた時「恋人想いな男の子の歌」だと思った。でも歳を経て、いろんな経験をして「叶わぬ相手にそれでもヤケクソになって尽くしていく歌」に変わっていった。できればずっと恋人想いでいられる人生でありたかったけど、一つの曲でこんなにも捉え方を変えられることが知れたのは、私の人生の産物だと思う。

 

最後に、このエモい空気を一瞬で壊すことを言います。

細美さんが導入で言った「お前らに千個のプレゼント持ってきました!!!!!」がまさかサンタクロースの導入だなんてつゆ知らず、季節もあって「線香」に聞こえてしまい、心の中で「盆〜〜〜〜〜!!!!」と叫んでしまったことをここにお詫び申し上げます。そんな、歌詞を引用した導入なんてオシャレなことしないでよ…。

 

・Sliding door

聞かせていただいた曲その2。

メロディー的にも歌詞的にも、あまりにも「あの頃」過ぎて絶対にどう足掻いても、裸で逆立ちしながらライブハウスの周りを一周しても、絶対に聴けないと思っていたので心底びっくりした。

私がエルレだったら絶対嫌だもん。あんな若気の至りの塊みたいな曲。

sliding door側からしたら願ってもないことだと思う。制作されたあの頃は、こんなに後になって、こんなに多くの人の前で、こんなにいい位置で演奏されるなんて想像すらしてなかったんじゃないかと。(楽曲の気持ちになって考えることができるタイプのキッズ)

でも、前後の曲にも全く負けず劣らず、むしろここで演奏されることを想定して作られたような完成度で、改めて彼らの偉大さを知る。もうこの頃から彼らはスターだったんだと思う。

 

・Salamander

「Salamanderは活休直前の割と最近の曲なので、この曲が好きな人はエルレにわか」という記事を聞き始めた頃に読んだことがある。

うるせえ。

こんなにカッコよくて盛り上がる曲に対して失礼だろ。全力で土下座してほしい。あと私も、こんな長文をここまで読んでくれている人にそろそろ土下座した方がいい。1曲ずつは流石に書きすぎだから書かないとか言ったのどこのどいつだよ。

感受性がカンストしている私も大概だが、感情がバグった肉塊たちの温床になった。

冷静に考えて2023年現在、全く古くもダサくも感じない2006年の曲、シンプルにすごい。(どう感じるかは人によるけど)、そりゃ飛びたくもなる。

それにしても、前半と人数はさして変わらないのに圧迫感が桁違いになってきた。押しの子って感じだった。(全然面白くないのでふざけるのやめてください)

 

・ジターバグ

この曲が、今日の私のテーマソングになった。

会場に来る時、ふと聞こえてきた歌詞がどうしようもなく刺さって心から抜けなくなってしまって、どうしても会場で生で聞かせてくれ…と願ってやまなかった曲。エルレはちゃんとやってくれた。ようやく彼らと心が通じ合えた気がして本当に嬉しかった。(ずっと片想いだったもんね)

遠回りするたびに見えてきたこともあって 早く着くことが全てと僕には思えなかった

間違ったことがいつか君を救うから 数えきれないほど無くしてまた拾い集めりゃいいさ

私のために生まれてきた歌詞かと思った。私はまさに今、夢に向かって「遠回り中」なのだ。なかなか結果が出せなくて、でも好きなことだから諦めたくない、ここで諦めることはできるけれど、きっとここで諦めたら好きな気持ちごと諦めてしまう気がする。

それが怖くて、前にも後ろにも進めない。

そんな、「ザ・夢追い人」みたいな状況になっている。

傍からみれば夢を追っている姿は美しいのかもしれないけれど、当事者になってみるとそんな美しいものじゃない。焦りもあるし悔しさもある。好きという気持ちだけでどうにもならない現実に打ちのめされながら、なんとか生きている。

でも、この歌詞と、直前の細美さんのMCがそんな私を肯定してくれたように感じた。

台風が2個も来ているみたいだけど、大阪も晴れ、東京もピーカン。
すごくラッキーだなと思ってたんだけど、昨日の夜かみさんに言われたんだ。「あんたは神様に守られてるんだよ」って。でも何か違えよなと思って寝る前に考えてたんだけど、今気付いた。神様に守られてるのは、俺達4人じゃなくて、お前らなんだよ。
だからこっから先は、2度と迷わずに信じた道だけ真っ直ぐ大股で、石橋を踏み抜いて進んでくれ。

妖怪エモ泣きババア、本日2度目の登場である。今日はよく会うな。

必要な時にほしい言葉をくれる存在がいる。私のことをよく知りもしないのに、どうしてこんなにタイムリーなことが言えるんだろうと思う。

細美さんだけじゃない、他のバンドマンや、私の好きなアイドルも同じことが出来る。何食べたらそんなことできるんだろう。

彼らへの恩は一生どころか七生くらいかかっても返しきれないと思うけど、まずは私が受けたその恩を、私の人生の中で私自身に返していこうと思う。この夢は絶対に諦めない。まずはそこからだ。

 

・虹

興奮し過ぎてなんの曲かわからない現象、その2が起きた。

これは曲に興奮したというよりも妖怪エモ泣きババアのせいだと思う。こんな数秒で気持ちの切り替えが出来るやつおらんて…。一回一時停止ボタン押させてくれ…。(NEWSのライブで毎年言ってるやつ)

もうすでに、今日記憶できる許容範囲をゆうに超えていて、今日のこの時間が過去になっていくのが怖かった。そんな時に流れてきた歌詞にまた救われた。

僕らはまた、今日を記憶に変えていける

文脈的に間違っているのはわかっている。これはきっと、悲しい出来事とか辛い経験とか、そういうものもいつか過去のものになっていくよ、という歌詞だ。でも、どうとでも捉えられるこの歌詞が好きだと思った。

世の中の不条理や平等を嘆くことで救いをくれるバンドも多い中、ELLEGARDENは「今ここにあるもの」を歌ってくれる。

辛いことも楽しいことも、平等に記憶になっていく。過去のものに、平等に時間が過ぎて、平等にかさぶたになっていく。

幸せすぎて死にたくなった今日のことも、悲しくて世界が終わってしまえばいいと思ったあの日のことも、ずっと先の未来では美しい過去になっているのかもしれない。平等に。

 

スターフィッシュ

ZOZOマリンのライブレポでNUMBER SHOTの話をするなよ、という感じですが(既に時遅し)あのフェスの記憶を鮮明に思い出す。

MCで細美さんはこんなことを言っていた。

パンデミックだったり、震災もそうだけど、ずっと続いていくと思っていた物語が突然途切れてしまったり、もっとこれから広がっていくと思っていた未来が突然プツッと切れてしまったりすることもあるけど、

物語は1度途切れても夢の続きはまだ再開することができると、割と俺たちは誰よりもよく知っています。

で、アンコールの一発目の歌詞が「物語の続きを見たくて」だ。世界で一番ずるい。セトリにこういう物語性を出して来られると困る。私が世界で一番好きなタイプのセトリの組み方だ。

私も、この物語の続きが見てみたいなあと思う。これから彼らはどんな世界を見せてくれるんだろう。齢50のおじさん相手にこんなことを言うのは不思議だけど、ELLEGARDENってステージに立つと14歳の新人バンドみたいにきらきら輝き出すから仕方ない。こんな、中高生みたいな歌詞がいつまでも似合ってしまうんだから仕方ない。ずっと伝説の若手バンドでいてほしい。少なくとも私の中では。

 

・瓶に入れた手紙

この曲も、エルレの世界だなあ、とおもう。

「半世紀ぶりに開く窓」とか、多分ジブリかディズニーにしか存在しない

こういう曲を聞くと、海外に滞在してレコーディングした、というのがよくわかるというか、海外にいないと無理だよな、と思う。

海外(特に英語圏)に行った時に感じた「明らかに日本では味わえない空気」を感じる。

それにしても、10年もブランクがあったのに、蓋を開けたらちゃんとそこには「あの頃のエルレ」がいて本当にびっくりした。生きながらにして冷凍保存できるのか、この人たちは。それともこの4人が集まると、どんなに歳を重ねていても「あの頃のエルレ」に戻れるんだろうか。どっちにしたってすごい。どっちにしたって、そんなの美しすぎる。

 

・Make A Wish

高橋ぃ〜〜〜〜〜!!!!!!!泣泣泣泣

ずっと、この曲の主人公は細美さんだと思っていた。曲の半分はギターソロだし、活休中も細美さんのソロステージでは聴けた曲だったから。

でも、この曲の本当の主人公はドラムの高橋さんだ。

2018年のライブ映像でそのことを思い知ることになる。

www.youtube.com

客席を煽りながらもイキイキした顔で歌う細美さん、コーラス歌唱しながら会場と目を合わせるウブさん、歌詞を口ずさみながら空気を噛み締める高田さん。

………の後ろで3人と会場全てを視界に入れる高橋さんの泣きそうな顔が、本当に、何よりも美しくて、うっかり泣いてしまったのを覚えている。

 

このバンドの復活を誰よりも待ち望んでいて、誰よりもこのライブの開催を喜んでいるのは彼なんじゃないかと本気で思ってしまった。この表現は敢えて普段使わないようにしているけれど、「尊い」ただそう感じた。

2018年とはちょっと変わって、今日の高橋さんは本当に本当に幸せそうな顔をしていた。今までこんなに幸せが伝わってくる表情を、私は数えるほどしか見て来なかったと思う。

この世の全ての幸せを集めて煮詰めてジャムにしてパンに塗って食べてる、みたいな、自分でも何が言いたいのかわからないくらい多幸感に溢れた表情をしていて、それが勝手に嬉しかった。

他でもないメンバーの一人にこんな顔をさせてしまうほど、このライブは大切なもので、ELLEGARDENの復活も活動も私たちファンのエゴじゃないことを、間違いなく周りの人間の力ではなくて本人たちの意思が動いて今日が出来上がっていることを、彼の表情が全て物語ってくれていた。

今日という日が私の人生にあって、本当によかった。

 

・Strawberry Margarita

最後の曲なのにはっきりそう言ってくれなかったせいで、うっかりふんわり聞いてしまったのをいまだに後悔している。

だってまだ全然聞き足りないんですけど。もっと聞いていたいんですけど。あと50曲はやってもらえないと困る。(冒頭3曲目でもうお腹いっぱいって言ってたの誰ですか)

これもやっぱり「あの頃のエルレの曲」で、初めて聞いたときから安心したのを覚えている。

復活が話題になって、トリビュートアルバムが出たりもして、音楽業界で容易いコンテンツになりかけたときはちょっと不安だったけれど、エルレはちゃんとエルレのままでいてくれた。

現役でやっているバンドの中には、私の好きな「らしさ」がなくなって疎遠になってしまった人たちもいるけれど、エルレは10年経ってもエルレのままでいてくれた。

むしろ、10年というブランクがあったからこそエルレのままでいられたのかもしれない。

そう思ったら、活休中好きになったことを悔やんでいた私も、タイムマシンで2008年に戻れないか一瞬本気で考えた私も、待っていた時間も無駄じゃなかったのかな、と思う。

 

*1:細かいことを言うと、2800円から一度値上がりしているけれど、この際同じようなものです…安すぎる

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その重さを、想う。(加藤シゲアキ誕生祭2023)

リュックの奥の単行本の重みで、彼の功績を身をもって感じる。加藤さんの10年は、重い。

 

昨日、7/11は加藤シゲアキさんの36回目の誕生日だった。

友人から誘われ、都内のホテルで誕生日会をやることになった。

せっかくなら、と装飾用に小説家加藤シゲアキさんのこれまでの著書をカバンに詰め込んで出勤して後悔した。

 

重い、とにかく重い。

 

それもそのはず、単行本8冊を軽々しく持てるはずがない。加藤さんが小説家として、作家として、いかに偉大なことをやってきたのか、改めて突きつけられた。

 

NEWSは今年20周年を迎える。

20年目のアイドルは推しというよりもベテランで近寄り難い、という印象が強く、自分がそのファンダムに入ることになるとは、ファンになった当初想像もしていなかった。

どんどんフレッシュな後輩が出てくる中で、加藤シゲアキさんはいまだにアイドルを続けている。

この事実の重要性をもっとちゃんと噛み締めたいと思う。

 

キラキラしたフレッシュな後輩がどんどん出てくる中で、同僚がどんどん新しい世界に飛び立っていく中で、「ジャニーズ事務所のアイドルグループの一員」として活動している加藤さんの「アイドルでいることの意味」のようなものはなんなんだろうと思う。

その“意味”がなくなってしまったら加藤さんはどこに自分の居場所を作るんだろうか。

ただ、そんなことをうじうじ考えるのがアホらしくなってくるほど、ライブ中の、特に自分のファンを見つけた時の彼の顔は、形容し難いほどに輝いていて、「この人のファンでいられてよかったな」としみじみ感じる。

もともと彼のファンでなかった私は、元担が辞めた時にこの場を離れることだってできた。特定の人のファンにならずにふわふわとファンを続けることだってできた。

でも、「誰かのオタクである自分」を尊重した。ずっと心の奥にいた加藤シゲアキという人を自担にした。

その結論に至るまでには本当に色んな葛藤や戸惑いが付きまとっていたし、今でもまだ自信はないけれど。それでも今、私は加藤シゲアキさんのファンとして生きている。

 

彼も私も「選択」を続けている。「そこに居続ける」という選択を。

 

人生は選択の連続、なんてよく言うけれど、「選択」と聞くとどうしても新たな選択肢がセンセーショナルに映る。元の環境に身を置き続けることが悪のような、保守的のような。

「そこに居続ける」ことだって羽ばたいていくことと同じくらいの覚悟がいるということを、私は3人から教わった。

 

加藤さんは、フレッシュでキラキラなアイドルではないかもしれない。

だけど、「アイドル(=偶像)」という本来の意味に最も適した人だと思う。

欲しい時に、欲しい角度で、欲しい柔らかさの言葉を紡いでくれる。

歌が上手いことも、キレのあるダンスが出来ることも、魅せ方が上手いことも、恋心を揺さぶることももちろん凄く魅力的な要素で、「推し」には必要なことだと思う。それでも。加藤さんのような寄り添い方で人の傍に立ってくれる人を私は他に知らない。

これこそ“偶像”じゃないかと、憧れ、恋焦がれる愛の対象じゃないかと思う。思って止まない。

 

そんな奇跡みたいな人が、今日もステージに立ち“続けて”くれる。大好きな文章を紡ぎ“続けて”くれる。欲しい言葉を伝え“続けて”くれる。ファンの声に耳を傾け“続けて”くれる。

 

歌もダンスも作詞作曲も写真も料理も釣りも執筆も、何から何まで出来てしまう彼に、しがないファンの1人でしかない私が出来ることは、その奇跡の一瞬一瞬を噛み締めて大切にすることくらいだ。

 

私には、それくらいしかできない。

そんな崇高なことくらいしか、できない。

 

 

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8年振りのメトロックで15年来の自担を見た10年目のライブキッズの話

ちゃんと、フェスのアーティストだった。

私が学生の頃から愛してやまない、人生で初めての「推し」は初めてのはずの野外フェスで、“ちゃんと”アーティストだった。

 

自担の加藤さんに負けず劣らず、東西南北のフェスに参加し、時に最前列でぎゅうぎゅうに、時にダイブモッシュで日頃の鬱憤を晴らして生きてきた私にとって今回のMETROCKはなんだかとても特別で、「生きてたらこんな世界があるんだな」としみじみ実感した瞬間でもあった。

 

わ〜!!なんかいきなりしっとりしすぎじゃない!?!?

 

ということで、METROCK2023に行ってきました〜!!!

METROCK東京公演は初めて行った2015振りなので8年振りの若洲公園。

あの頃はダイブモッシュも出来たしAbema配信も(確か)なかったのでなんだか全然別のフェスに来た気持ち…

 

学生時代の私はとにかく「同じチケット代でどれほど沢山のアーティストが見られるか」をフェスの醍醐味にしていたので、とにかくステージ間を飛び回り、最盛期は「フェス飯は混むからパス!ダイブした時気持ち悪くなるから水以外飲まない!」という修行僧状態だった。(良い子は真似しないでね!)

 

今回は最大のお目当てであるNEWSに全照準を合わせ、1番大きなステージで待機。

Creepy Nuts打首獄門同好会SHISHAMOサンボマスター、そしてNEWSを余すことなく楽しんできました。

(熱入りすぎてNEWSまでのアーティストの感想沢山書いてしまったのでNEWSだけ見たい人は下のリンクからどうぞ!笑)

 

 

Creepy Nuts。久々の再会だった…多分最後に見たのはコロナ前……あの頃はまだMETROCKに出たとしたら1番小さなNEW BEAT SQUAREで、お客さんから一語ずつ拾ったワードを全て入れてフリースタイルのラップをする「聖徳太子ラップ」をやっていて。どんなに小さなステージでもメインステージのごとく、その場にいるお客さんを余すことなく湧かせていて、なんてフェス映えするんだ…と見る度に感動したことを今でも覚えている。

あれからどんどん大きくなっていって、R指定もブクブ…とてもよい体格になられて……

1番大きなステージで何万人というお客さんを変わらず湧かせている2人にあの頃と変わらず感動した。

これは裏話だけど一緒に行った生粋のジャニオタがリハの時からDJ松永にときめいていてめちゃくちゃ面白かった…

私の中ではイキり倒してる中坊という印象なので、彼を「推し」として見ている人を目の当たりにして軽くカルチャーショックだった…

最終的に「水飲んでて可愛い」って言い出して流石にそれは自担過ぎるなと思いましたが……

松永さん、その節はNEWSとコラボありがとうございました…私の友達に「松永担」が爆誕致しましたおめでとうございます。

 

打首獄門同好会は相変わらず外野を巻き込むのが上手いな〜と思う。

初めてのフェスでどう立ち回っていいか分からないNEWS担も多いであろう中、無理に乗らなくても怒らないからね〜と一言。きっと安心して臨めた人も多いんじゃないかと思う。

去年のジャニーズWESTしかり今年のNEWSしかり、打首がジャニーズと同日に組まれている理由がわかった。

ジャニオタ大好物の「テーマがトンチキな持ち曲」に、会長(ギターの人)の手作り歌詞モニター、ステージ上ではしゃぎ倒すベースのお姉さん…。

打首は語るところが多すぎて、NEWS担との邂逅がとても楽しみだった。

歌詞の載ってる映像が会長の手作りであること、

モニターのないステージに出た時は自前のモニターを接続してカラオケ状態で歌詞を見せてくれること、

100曲以上ある持ち曲でラブソングが一曲もないこと、

ベースのJunkoさんは今年65歳になるスーパーギャルであること…

知れば知るほど面白いバンドなのでこれを機に彼らのライブに足を運んでくれる人がいるといいなと思う。まあ私もワンマンは行ったことないですけど。

 

SHISHAMOはずっと変わらず爽やかで、変にスレた曲出さないのが好き。

爽やかで居続けることの難しさというか、年齢を重ねる毎に濁った見方になっていくのが普通なのに、朝子ちゃんの声はずっと爽やかだ。

付き合って3日目、彼のことが大好き!!!みたいな曲をずっと書き続けられる、いい意味で、結成1年目の初々しさを孕みながら、フェスでもそのテンションをずっと続けていられる。これって十分立派な才能だと思う。

自分から出た言葉しか作品に出来ない世界で、その世界がずっと濁らないでいられるのは、その世界でずっと無理せず生きていられるのは、努力と、才能と、1種の可愛げだ。私はこんなふうに生きられない。だからこそ、彼女たちがずっと眩しい。自分と同世代のリアルタイムで生きている女の子なのに、彼女たちのステージはずっと高校時代の文化祭の中にある。いつ見ても、あの1番綺麗でキラキラした空間の中にある。

 

サンボマスター…NEWS担に見て欲しかったバンドの1つ。とにかく彼らはいつ見てもどんな時に見ても熱い。タダでさえ暑いのに、その熱気が一層上がるようなことを平気で言う。

「魂を削って歌った歌に心を突き動かされた事のある人間」に彼らの歌が刺さらないわけがない。

私の大好きなバンドもフロントマンがとても熱い人で、でもそんな人のMCには大抵世の中で起きている悲しいことが織り交ぜられている。

きっと、純粋で繊細で、人の心の脆さをよく知ってる人だからこそ紡げる言葉なんだと思う。そういう感度の高さが人の心を揺さぶる言葉を作っていくのだと、見る度に思う。

「お前がクズだったことなんて1度もねぇ!お前が腐ってたことなんて1度もねぇんだよ!生まれてきてくれてありがとう。次会う時まで勝手に死ぬんじゃねぇぞ!!」

こんな単純で捻りのないストレートな物言いに、少なくとも私は動揺した。コロナでライブが潰れた時、楽しみにしていた予定が台無しになった時、そして、元担が消えてしまったとき…

“腐っていた”と自覚する瞬間をこの3年で沢山経験していた。そして今も、小さく腐っている自覚がある。だからこそ、こんな大きなステージのあんなに大勢の前で「腐ってない」と迷いなく断言してくれたことが嬉しくて、ついうっかり涙を流してしまった。

あんなに沢山人がいたのに、山口さんは「私に」言ってくれていた。そう感じたから泣いてしまった。

NEWSのライブでも感じることがある。「1万人に、ではなく1人×1万に歌ってくれている」と思う瞬間が。

 

NEWSとサンボマスター初め“熱い”バンドはこういうところが似ている。

だから好きなのだ、私は、彼らのことが。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてお待ちかねのNEWS。

サンボが終わった瞬間、来るだろうと思っていた人の波は思った以上に弱くてなんだか拍子抜けした。

最前付近にいたので正直手を挙げることすら難しくなると覚悟していたのに、しようと思えばジャンプもできそうなほど余裕があって、過去最大級に押しつぶされることを覚悟して行ったのに、今までで1番快適な最前エリアだったように思う。

NEWS担のお行儀の良さは普段から感じていたし、他担に誇れると思っていたけれど、あくまで全席指定の単独公演。私たちだって腐ってもオタクだ。初めてのオールスタンディングで自由に前に行けると思ったら欲が出てしまうのは仕方がない…前日の荒れた会場レポを読んでいたのもあって、あまり期待していなかった。

100%全員が聖人君子というわけではもちろんないけれど、あまりにもお行儀の良すぎるファン達に(まぁ私も例に漏れずファンなんだけど)それでいいの……!?と困惑してしまうほど。

初めての人も、常連たちも、「周りのロックファンを不快にさせないように」徹していて、それが自然に出来てしまっていて、NEWSが20年かけて作ってきたファンダムの居心地のよさにまたうっかり泣きそうになってしまった。

 

そして登場したNEWS。

今までは、というか通常はフェスのロゴが流れてアーティストロゴが表示されて、本人登場、という流れだけど、

フェスのロゴ→本人登場→ハミングから始まりいざ1曲目、の直前に「NEWS」のロゴ。

長年色んなフェスに参加しているけれど、こんなアーティスト紹介は初めてだった。

無音でどデカくメインモニターに表示されたアーティスト写真で会場の温度がブワッと上がるのを感じる。こんなアニメの最終回みたいな演出、特別にしてもらっていいんだろうか…と思ったけど、他のアーティストはこの「紹介」にこだわっていないのかもしれない。これがNEWSサイドのオーダーなら、まさに「神は細部に宿る」だと唸ってしまう。

彼らはこの限られた“守らなければいけない”出演時間を最大限に活用しようとしている。

 

そんな彼らのこだわりによってグッと集まった注目をそのまま鷲掴みするように1曲目、「Weeeek」が始まった。

振り返ってみるとNEWSのセットリストは見事に起承転結に分かれている。

 

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1.weeeek

2.チャンカパーナ

3.未来へ

4.Tick-Tack

5.JUMP AROUND

6.夜よ踊れ

7.「生きろ」

8.U R not alone

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1.2曲目はテレビを見ていれば1度は聞いた事のあるド定番曲。ここで「知ってる曲だ…聞いていこうかな…?」という気持ちになる。ステージエリア外のフードエリアにも届いているはずなのでこの2曲が決め手でステージエリアに入ってきた人もいるかもしれない。

定番曲を最後に持ってきて最高潮の状態で終わる、というアーティストも存在するけれど、一般的なNEWSの位置づけはきっとこっちではなくて、「いかに最初の引きでお客さんを集めるか」が課題だということを本人たちも知っていたんだろう…きっと恐らく、某加藤さんが……

 

3.4曲目でNEWSの代表曲を持ってきて、一気に「NEWSのライブ」に空気を変える。音楽は既知の文化といわれていて、「知っている」方が親近感が湧きやすい。1.2曲目で引き込まれたお客さんは自然と3.4曲目も受け入れられる。知らないけどいい曲じゃん…になる。本当によく出来たセットリストだと思う。帰る隙を与えない。

 

5.6曲目はもう完全にNEWSの世界。NEWSの世界の中でも特にディープな世界。並の人間はここまで入ってこられない。私たち(読み仮名:ファン)ですらレア曲なのにフェスで聞けてしまう贅沢……この2曲だけでチケット代12000円の元が取れてしまったのでこの1日ただひたすらボロ儲け。オレたちが優勝。

 

7.8曲目で一気にフィナーレに入る。NEWS最大の売り、「魂で歌う歌」がロックファンに刺さって抜けなかったに違いない。私だったら絶対そう。メトロック落ちのNEWS担をこの先一生羨むと思う。

 

 

さて、セトリについてざっと語ったところで1曲ずつ……と言いたいところだけど全部書いてしまうとさすがに収集つかなくなってしまうので印象的だったところだけ抜粋していこうと思います。

 

weeeek

ステージ上の奥のエリアがモニターになったのはいつからだろう。

少なくとも去年のフェスではモニターになっていた気がする。

あのエリアはもともとアーティストのロゴが掲げられているだけのエリアだった。今は誰のステージなのか分かると同時に、その時間だけはそのアーティストが“主役”であることを示すとても大好きな空間だった。

モニターになることで汎用性は高くなってアーティストによってPVを流したり歌詞を流して一緒に歌ってもらったり、思い思いの使い方をしていた。

1曲目のweeeekが流れた時、その画面は「NEWS weeeek」という文字が“はためいて”いた。

かつてのフラッグ文化(?)を彷彿とさせる演出に、心の中で小さく沸いた。

今から“NEWSの”時間なんだ、と実感してまた少し嬉しくなった。

 

転換中目の前に現れた巨大な筒はやはりウォーターキャノンだった。間近で見たのは初めてだったけど、兵器みたいなおぞましさを持っているそれにバケツで水が注がれているのを見てただならぬことが起こる予感がした。

案の定、サビで乱射される大量の水に困惑した。

私たちとメンバーが。

風向きの関係なのか、結構な量がメンバーの方にもかかったらしく、タジタジしながら歌う彼らを見て勝手にほっこりした。

私たちがワクワクしながら準備をしていたのと同じように、いや、それ以上に彼らも気合いを入れて準備していたんだろうな、と思う。

準備は緻密に、そして当日はただひたすら全力で楽しむ。その楽しさが私にも伝わってきて、既に少し満足してしまった。

 

MC

いや、凄かったのよ。引きが。

フェスで見てきたバンドは数あれど、あんなにアウェーな場で外部のお客さんを引き込むMCが出来る小山さん本当にすごい。さすが名MC。

人数が減りました~という自虐は、ファンからしたらあんまり繰り返して欲しくないものかもしれないけど、程よい衝撃と(9人から3人は客観的に見たらフィクションのレベルだと思う)自分下げとも言える内容による親近感が与える一体感はかなり大きかったと思う。

僕達20年ずっと第一線で頑張ってる完璧なスーパーアイドルです!なんて自己紹介されても全然刺さらないので……。ファンにとってはそうでも、あの場での自己紹介としては大正解。小山さんの作戦勝ち。さすが名MC。(何度でも言う)

 

JUMP AROUND/夜よ踊れ

いや、これを入れてきたの、本当に…………。

NEWSってこれだから天才。

フェスの出演時間は限られていて、お客さんの引きも考えて代表曲&新曲で固めてくるアーティストが多い。

私は勝手に「フェスは名刺交換の場」と呼んでいるのだけれど、フェスの尺ではプロフィール的な表面的な部分しか分からないことが多い。

カップリングやアルバムの曲を持ってくるバンド自体稀で、NEWSはどう出るのかな……と思っていた。

ら。

これですよ。

一般的にはほぼ知られていない完全ホームのコア曲を中盤に持ってくる覚悟。

やっぱりNEWSって天才なんだと思いますね。(何度でも言う)

楽曲ランキングで需要を掴んだのかもしれないけど…いや、それ抜きでもきっと分かっていたであろうこの2曲の持つ威力・ファン人気の高さを完全に把握したセトリの入れ方、じゃんぱらの増田さんの冒頭のセリフを聞いた瞬間の私の動揺が全てを物語っていましたね…(そうですか)

 

ライブハウスで会いましょう

先程も書いた通り、フェスはあくまでアーティストの「自己紹介」の場だ。20分から50分、尺に違いはあれどみんな自分たちを精一杯アピールして去っていく。彼らの真の目的は「自分たちの単独ライブに来てもらうこと。」自分たちのライブが最高だということを知らしめるためにステージにたっていると言ったら…さすがに過言かもしれないけれど。

バンドの人は結構な頻度で言う「次はライブハウスで会いましょう」これをアイドルが言っているのを少なくとも私は見たことがなかった。(そもそも私が行くフェスにはあまりアイドルが出ないので実際の母数は分からないけど)

だから小山さんが言った「もっと見たいという方はぜひライブに遊びに来てください」に結構衝撃を受けた。

アイドルのしかも初フェスの人たちのゴールは「フェスに出られたこと」になってしまうことが多いように感じる。NEWSは、その先を、(私の考える)フェスに出る本当のゴールを見据えている気がして、また少し驚いた。

今日この場でNEWSを初めて見た、なんならジャニーズを初めて見た人たちが1人でも多くNEWSの単独ライブに足を運んでくれたらいいな、と思う。

 

未来へ・「生きろ」・U R not alone

NEWSのどこが好きなの?と聞かれたら、多すぎて多分答えに困ってしまうけれど、「歌の力」の部分にフォーカスする気がする。

私にとって彼らの「歌」は魅力の大部分を占めている。

彼らもそれを分かっていて、比較的歌の力が全面に出るこの3曲をセトリに入れたのだと思う。

3人の歌声が会場のお客さんにどう映ったのかは分からない。だけど間違いなく、「人の心」に響いたと私は確信している。

 

完璧に音程が取れていなくても、技術的に並外れた力を持っていなくても、歌で人の心は動かせる。音程だけじゃなくて、技術だけじゃなくて、言語化出来ない何かが、表現力とか思いの籠った声とか、そういう「どう身につけていいのか分からない力」は一朝一夕では纏えない。

これが、「20年目の証」だと思った。

全肯定してくれるファンだけの前じゃない、文字通り「どこに出しても恥ずかしくない」パフォーマンスを、彼らはやり遂げていて、それを目の前で味わえたのが何よりも嬉しかった。

どんなにAIが進化しても、デジタル音声に温度がこもるようになっても、この「心」の部分は生身の人間にしか出せないものだと私は信じている。

だから何度でもフェスに来てしまう。何度でもライブに行ってしまう。その日その時にしか味わえない彼らの「心」があるから。

ロックフェス常連もきっと同じ心持ちでいるのだと思う。だからこそこの3曲は、特に深く刺さったと信じている。

普段の音楽嗜好は違えども、音の感情を感じる「心」は共通のものだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

やってしまった……。なんか気づいたら死ぬほど熱く語るオタクが完成していた……こんな……こんなはずでは…………。

ロックバンド、ポップス、ヒップホップ、そしてアイドル…「ロックフェス」というタイトルから“バンドだけのもの”と思い込む人は多いけれど、私個人的にそれは違うと思っていて。

ジャンルレスに色んなアーティストが集うからこそ、普段交わることのない人や音楽に触れることができて、生で、スキップボタンのない状態で知らない音楽を浴びるからこそ開ける世界がある。

フェスのこういう異文化交流的な側面が私は1番の魅力だと思っているし、そんな場所に「アイドル」というジャンルを代表して参加したNEWSのことを誇りに思っている。

20年目のアイドル、どこに出しても恥ずかしくないメンバーと、ファンであることを実感できた貴重な1日だった。

 

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Aぇ!groupのライブに行けなかったので、行ったつもりで書いた参戦記録

広島まで駆けつけたのに、前日の深夜11時にドタキャンってどういうことですか????

 

私の推しているグループの一つであるAぇ!groupのツアーが始まった。

今回友達の友達の友達にお誘いいただき、私たちは広島に向かった。

2ヶ月前から飛行機とホテルを手配し、1ヶ月前から予定を調整していたにもかかわらず、前日に向こうの都合でキャンセルされた。

チケット代はもちろん戻ってきたのだが、そういうことじゃない。

マジでめちゃくちゃ楽しみにしてたのに…!!

 

抱えきれない思いを誰も悪くないタイムラインに流しても仕方がないので、ここ(読み:はてブロ)に吐き出させてもらうことにしました。マジでいつも言いたいこと言わせてくれて本当にありがとう。オマエは一生のマブ。

 

ということで今回お送りするのは「Aッ‼︎‼︎‼︎と驚き全国ツアー、参戦が叶わなかったオタクによる参戦したつもりレポ」です。(狂気)

 

セトリとネット上に流れてくるレポの情報だけを頼りに、独断と偏見と熱量だけで書き殴っていきます。もちろんセトリをガチガチにバラしていきますのでまだ見たくないよー!の方はここで一旦お別れです。参戦してから読んで。後半は広島グルメレポしてるので今はそこだけ読んで。(絶対に読ませるという強い意志)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自席、最前のドセンターだった!!!!!!!!!!(なんとでも書けるのが妄想参戦記の利点)

えっ??ステージ近!?!?!?なに?こんな近い距離で見ていいの???

え???「2m以内に近づいちゃいけないと思ってて…(CV:高橋海人)」じゃん…さすがによくないと思う。

 

…あまりにも現実離れしすぎてて書いててしんどくなってきたので、やっぱり6列目の通路横とかにします……(妄想サイチェン)

 

1.Aッ‼︎‼︎‼︎

オープニング映像もめっちゃ可愛かったし、映像の一部が現実に繋がってる演出誰が考えたん??天才?????

カウコンで他担を巻き込んで盛り上がったこのキラーチューンを初っ端に持ってくるあたりにAぇの本気が伺えてサイコー曲でした。優勝。

相変わらず晶哉がサビ前の「歌って踊ってアホになれ」のパートでアホっぽい顔してるの最高に可愛かった。本当に好き。可愛い。そのままでいて欲しい。

あと多分目が合った。

 

2.僕らAぇ!groupって言いますねん

この曲がAぇのオリ曲の定番としてなんの説明もなく披露されることに佐野担の私は誇らしさで爆発しそうになってます。

佐野晶哉、Aぇ!groupの宝すぎ。

一方神山担としてはStraydogs.がセトリ落ちしていることに小さな寂しさを感じているのですが、Aぇがグループとして自立して来ているということなので彼らの成長として受け止めることにします…神山さん…また曲書いて……(ファンサうちわ)

 

3.Firebird

誠也くんパートの「見渡す限り…みんな盛り上がってるか〜!!」というアドリブで会場の温度が10℃くらい上がった。最高気温。Fireだけに。(おもんないですよ)

PRIDEという勝負曲が出来たことによって1番の代表曲だったFirebirdが「序盤にサラッとやっておく曲」になったの、割と胸アツ。

いつか小島が「10年後もこの曲やってるくらいならAぇ辞めるわ」という名言を実行しているかのごとく、セトリの成長が止まらない。

何回やってもこなれることなくキレキレで踊る6人はとても輝いていたし、今日も晶哉のアイソレは出来てなかった。可愛い。あと多分目が合った。

 

4.King&Queen&Joker

この「Theキラキラソング」をやってるのが年上組っていうのがいい。本当に。最高。

キンプリデビュー年の年末にしっかりリハして(しかもそのリハ風景を後輩に鼻で笑われながらも)シンデレラガールをカバーするNEWS兄さんにときめいたオタクなので、こんなんもうぜってぇ好きです。

末リチャ正門で…?「King&Queen&Joker奪い合う」……??私を……??

つまり私を争って3人が戦うってコト??(ちがうよ)

ちなみに正門くんがKing、誠也くんがQueen、リチャがJokerだと思います。個人的に。(そうですか……)

 

さ〜!!!今日は誰と恋しよっかな〜〜〜!!!!(大の字)

 

5.君の彼氏になりたい。

無理無理無理無理やっぱ無理〜!!!!!こんなん好きにならないとか全然無理〜!!!!

(必殺:気の多い女ムーブ)

さっきと同じようなこと言いますが、年下組が大人っぽい曲やってるのめっちゃいいよね〜!!!!!!やっぱり晶哉かな〜!!!!!(※唐突に、誰の彼女になりたいか、の話をしています。)

こんなん、めっちゃ、絶対、想像しちゃうじゃん。「誰の家で終電逃したいか選手権」絶対開いちゃうじゃん。

小島は時計気にして何回か声掛けてくれるけどなんやかんやギリギリでゴネて来そうだし、

大晴は上手いこと終電ギリギリの時間に盛り上がる話振ってきて気づいたらなくしてそうだし(策士)、

晶哉は「大丈夫なん?」「明日なにもないん?」って500回くらい確認して来そう。

えっ?どうする??みんな良くない????(節操ゼロ)

 

目合わせながら「やっぱ無理、君の彼氏になりたいとか絶対言えない」なんて歌われてしまったので心の中で全力でこう叫びました。

 

じゃあ、オレと付き合う?????

(これ言いたかっただけ)(おあとがよろしいようで)

 

6.Party-Aholic

待ってたよオレたちのパリアホ〜〜〜!!!!!!

おてんと魂でやらなかった&「Aぇは歌で勝負していく」発言で今回絶対入ってないと思ってたオタク、大歓喜。(VS アエテオドルもやってよ…のオタク)

初めて生で見られて…あんな近くで……夢か??って思いましたね……(そりゃあそうよね本当は見てないんだもん)

 

大晴の腹チラに気を取られた次の瞬間に視線を戻したら晶哉と目が合ってなんか勝手にめちゃくちゃ気まずい気持ちになりました。大丈夫だよ。私は佐野担のままでいるし晶哉もめちゃくちゃエロいと思ってるよ。(最低のフォロー。)

ていうかもうこれは全員エロい。エロ部門優勝。こんなことしてる人達の肩書きに“ジュニア”なんて付けんな。

 

7.MY MP3

カッチェ〜〜〜〜!!!!!

えっ?これ本当に「赤西仁がジャニーズにいた頃」の曲??めっちゃ今どきオサレ曲では???すげえ本当にめっちゃ好き。

英語詞を歌うAぇからしか得られない栄養が、ある。

全員めっちゃ好きだけど、やっぱりリチャの流暢さが際立つのでリチャ優勝曲。

あとダンス。ロボットダンス(だと思ってる)のメリハリのめちゃめちゃついてるダンスも全員悪目立ちせずにできるの本当にすごい。

歌も上手くて難易度高いダンスもできてバンド演奏も売りにできるグループ、なに?できないことないの??早起きとか??

才能が溢れててたのしい。ないのはチケットだけ。(自分で自分の傷を抉っていくスタイル)

 

拝啓赤西仁

この曲をAぇにください

オタクより

敬具

 

8.WHIP THAT

治安最悪で最高だった。優勝。

客席の治安は良く、ステージの治安は悪く。

という金言を胸に生きてるので(今考えた)、本当にありがとうございますの気持ち。10000pt獲得です。

スペオダは出来てもこれはさすがにスト兄さんにしか出来んやろ…と思っていた私、残念でした。あなたの負けです。

ご縁あって去年のストのツアーにお邪魔したので本家のWHIP THATも見ているのですが、あのクラブさながらの重低音まで完璧に再現していて度肝を抜かれた……まぁクラブ行ったことないんですが

本家ではジェシーがやってたアレ、やっぱり小島がやるのかな〜?って思ったらまさかの晶哉でした。天下の小島にオモロ動きを認められる自担、喜んでいいのか悪いのか分からん。

 

 

9.君が思い出す僕は君を愛しているだろうか

公演中風邪ひいた。温度差ありすぎて。

ウェイウェイパリピグラサン兄さんが突然恋愛バラードしっとり歌うの、展開に無理ありすぎない???

ズルい。“本当に歌が上手くないとできない”曲をここで持ってくるのズルすぎる。

関西のグループはあれなん?「情緒不安定セトリをどこかで入れないと減点!」みたいな制度があるん?(フィギュアスケート??)

 

歌がうまいアイドルしか推せないオタクこと私、無事n回目の沼落ち完了。

 

10.ストーリぃ!

え〜!天才!歌詞も良いし曲調も素敵ー!!!こんな天才曲誰が書いたんだろ〜????(せーの)

 

佐野晶哉〜〜〜!!!!

 

茶番にお付き合い頂きましてありがとうございました。お待たせしました本日2度目の佐野制作曲です。

ガチネバで聞いて大好きだったこの曲を改めてライブのセトリの中で聞くとメッセージ性がより強く伝わってきて、更に大好きになりました。天才曲。

曲調がめちゃくちゃ髭男の「旅は道連れ」という曲に似ていて、アレが大好きならそりゃ好きやわ……という感想です。

舞台では「落ち込むゆうや(誠也くん)を励ますために家電たち(他メンバーの5人)がおもむろに歌い始める曲」だったので、最初は誠也くんパートは無かったのですが、今回は最初から誠也くんの声が聞こえて、この曲がやっと完成した気がして嬉しかった。

 

 

なんかここまで書いてあまりのリアルさに「実は入ったのでは……?」と錯覚して来ましたね……自分で自分が怖い。タスケテ…タスケテ……

 

 

11.Street Blues

大本命曲聞けた〜!!!!!狙ってた曲聞けるの本当に運がいい!!!!!(妄想参戦記のメリット:日替わりシャッフルを決められる)

佐野晶哉20歳記念動画として見たISLAND TVで完全に佐野晶哉の虜になり1ヶ月くらい毎日脳を溶かされていた身としては大変ありがたく、そして最悪でした。またこの先1ヶ月晶哉のことしか考えられなくなる……

今回は6人でパートを割っていたので弾き語りの時とまた違った印象でしたね……WASABIといいこの曲といい、エイト兄さん、名曲隠し持ち過ぎ問題。

 

12.LOVE YOU ONLY

 

君が熱い恋をするなら相手は僕しかいないって言いましたね佐野さん。私、聞きましたからね。

 

13.スキすぎて

誰も菊池風磨にならなかった。

曲どうこうよりも「荒ぶる菊池風磨」の代表格として散々ネットで見てきた曲だったので、なんかもう「誰が荒ぶるか」みたいなところがあったんですが、みんな普通に歌ってた。(それはそうよ)

セクゾの曲にたまにある「ド真面目に歌ってるから一見普通のアイドルソングに見えるけど実はトンチキ」みたいな曲が大好きなので再現してくれてありがとうの気持ちです。

欲を言うとまた名脇役が聞きたいけどあんなもん生でみたらもう会場の外の全ての人類を愛せなくなるのであれは配信で良かった。賢明な判断。

 

14.ちゅきちゅきハリケーン

オタク(私)の私利私欲を満たすための曲。

マジでありがとう。本当にありがとう。正直めっちゃ聞きたかった。

シンデレラガールとちゅきちゅきハリケーン、ジャンルは違えど2大「オタクが自担に歌わせたい曲」だと思ってる。てか私はそう。(ただの私見)

権利の関係で音無し状態になったダンス動画を見るために何度ISLAND TV を覗きに行ったことか……

Aぇの「なにわ男子のように王道アイドルになれないとは割り切りつつも、王道アイドルを捨てない」っていう姿勢が本当にめちゃくちゃ好きです。

配信のシンデレラガールしかり、今回のちゅきちゅきしかり。

自分達の武器も持ちつつ、本来のアイドルとしての魅せ方も忘れないの、本当によく出来た子たち。

 

15.One Love

すき♪好き♪だーいすき♪のテンションでちゅきちゅき言ってたら次の瞬間真顔でプロポーズされるの、キュン…とかじゃなくて

普通に怖くね????

って今思うと冷静に恐怖なんですが、ちょっとトンチキ入ってるちゅきちゅきから正真正銘の「アイドル王道ソング」をぶっ込んでくるの、流れが完璧すぎるのよ…。

マジで本当にこれは真面目に言ってるんですけど、結婚したい、佐野晶哉の声と。(倒置法)

会うたびにこの声が聞きたいから付き合いたいし、生活の中でふと発生したハミングがCD化できるレベルで上手いから同棲したいし、死ぬまで声を聞き続けたいので結婚したい。

晶哉とは結婚できなくていいから晶哉の声と結婚したい。どうしたらいいですか?????????????

やばいオタクなのがバレないうちに次行きますね(手遅れ)

 

16.しらんけど

究極の責任転嫁曲。

アレですか?「100年先も愛を誓うで。しらんけど」ってことですか???

晶哉の声はおろか、晶哉自身とも結婚出来ないってことですか…?(晶哉の声の方が価値の高いオタク)

 

WEST以外誰が歌うねんwwwの曲をしれっとやってしまうAぇはマジでセンスの塊。知らんけど。

本家では淳太くんが担当している「知らんけどシャトルラン」、誰がやるのかなあ〜と思ってたら、リチャでした。知らんけど。

キレ芸と「しらんのかい」の融合でオリジナリティを出してるのがすごくオモロかったですね。知らんけど。

あとは晶哉の終盤の「大阪は今日も雨」があまりにも綺麗すぎて「そうか……」となってしまった。あそこまで澄んだ声で歌われたらなんかもうもはや真実なんだよね…。

知らんけど。

(この曲に関してはいくら好き放題デタラメ書いても「知らんけど」で解決するので最高。知らんけどは魔法の言葉。)

 

17.Grandeur

ありがとうございます。

良すぎて記憶にない(※元々ありませんよ)

ドリライのシャッフルメドレーで誠也くんがやっていたのをみて「絶対Aぇでもやれよ…」って思ってたら本当にやってくれた……。

歌もダンスもできます!を分かりやすくセトリで表現してくれるのすきよ…

にしてもしらんけどからの温度差だけどうにかできそ????????

 

18.RAM-PAM-PAM

パンツ見せてくる曲。(覚え方)

振りが変わっていたのでパンツは見られませんでしたが、かっこいいダンスは見られました。(よかったね)

改めて今回のスノスト治安曲の多さよ…セトリ組んでる陣営に天才がおる。

擦り切れるまで見たいので早く盤が欲しい。(まだ行けてもない人)

 

19.ロマンティック

そうじゃん。まだ関ジュじゃんこの人ら。

あまりにもセトリが完成されすぎて忘れてた。

デビューしたらこの曲も徐々に歌わなくなっていくのか…と思うと寂しさもあり、切なさもあり…。

でも歌ってくれるうちに「恋してるかい? もちろん君に」を歌いながら指差してもらえて良かったです。めでたい。(頭が)

 

20.Break Through

ここでブレスル挟むんだ〜!ってめちゃくちゃ意外だった!!

おてんと魂ではアンコールでとってつけたように歌い、取ってつけたようにリチャのサックスが披露されたので今回はゆっくり歌ってもらえてよかったねえ…と思いました。(ゲロ甘ブレスル担?)

ラスサビ前の間奏でひたすら会場を煽っていて全然終わる気配なかったの本当に楽しかったけど一番背後にいる晶哉が腕パンパンにして苦しそうにドラム叩いてたので無理しないでほしい。全然代わりに叩くし。(ドラム歴0日)

 

21.ブラザービート

 

何よりも一番矜羯羅がっちゃってるのはオレの虚構と現実。

 

22.BANGER NIGHT

可愛いダンスの後にキレキレのダンス持ってくるのなに?

この1公演で緩急3回くらいつけられてる気がする。

というかこの終盤にこんな足上げるダンス私はできないのですごい。(一般人代表意見)

…ちょっと流石に本家のオタクでもないので資料映像だけで書くのには限界がありますね。やっぱり一回生で見た方がいいと思います。

チケット、待ってます。

私より

(本日二回目のお手紙)

 

23.勝手に仕上がれ

めっちゃかっこいい。(シンプル)

ステージ上の人間の本音というか心の声みたいなものがそのまま歌詞になってるのめっちゃ良くないですか…?(シンプルに曲の感想)

汗をダラダラ流しながら楽器弾いて客席煽ってる6人の姿が本当にキラキラしていて「バンドマンからしか得られない多幸感」みたいなものをひしひしと感じましたね…。

バンドができるアイドルってこういうところも見せてくれるからすごい。

海鮮全部乗せ丼って感じ。

今更だけど佐野さんの最近のセンター分け、色気がダダ漏れてるので程々にしてほしい。本当に。困りますよ。(シンプル苦情)

 

24.PRIDE

まあこれは誠也くんのソロ曲なので。(※佐野担)

狼煙、in大阪、おてんと魂、少クラ…くらいかな、今まで見る機会があったのは。

見るたびに最高記録を更新しているこの曲、今回も今まで見たどの「PRIDE」よりも熱く、強く、逞しくて、6人のグルーヴ感も、誠也くんのハイトーンボイスも成長していてとても美しかった。

見るたびに成長していくこの曲がきっとAぇにとっての「覚悟」だと思うし、その「覚悟」が最高地点まで到達する頃、Aぇはきっとデビューできるよ。その時を見届けさせてね。

 

25.ボクブルース

エモい。ズルい。好き。

「世界が僕を裏切ったとしても、キミは信じてくれるんだろう? ここにいるAぇ!group(僕達)の心(こえ)を」なんて最後の最後に歌われたらそんなんもう「Aぇしか信じられん」ってなるじゃん。

配信で聞いた時も、こじまさやが制作したと聞いた時もどんどん好きが募っていっていつか生で聞いてみたいと思っていた曲。

配信の頃から明らかに底上げされた歌唱力でパワーアップしたボクブルースを目の当たりにして涙が止まらなかった。

心に届く歌を歌う人が好きな私が、Aぇを見つけられて、好きになれて、今日ここで渾身の1曲を聴いている。

そのことが何よりも嬉しくて堪らなかった。

生きていてくれてありがとう。アイドルでいてくれてありがとう。今日も歌い続けてくれて、本当にありがとう。

私は今日も、君たちのことが大好きです。

 

 

アンコール:Aッ‼︎‼️‼︎

アンコールはリメイクしたツアーTで出てきてくれた!6人それぞれアレンジの仕方が違ってて可愛かったなー…私もリメイクしたい(単純脳)

まさかのアンコールで初フルサイズ解禁というトンデモ演出だったので、周りのオタクたちはみんな戸惑ってたし私も「エッ??」ってなったし、そんな状況で「歌って!」って言われましても「教えて!!」って感じですね…。

この曲で客降りがあったんですけど、佐野晶哉さんにハイタッチしていただきました…。ニッコニコしながらハイタッチしてくれて終わってからもニコーってしてくれたのがあまりにも可愛くて腰抜けそうになったしそこから終演までの記憶はありません。ペンライトは完全に手から滑ってしまったので、ストラップつけてて本当に良かった。みんなもつけた方がいいよ、ペンラストラップ。

本当に夢みたいだった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セトリは本物、あとは全部偽物。

私って妄想参戦記の才能があるかもしれない。マジで。(妄想参戦記の才能)(とは)(そもそも妄想参戦記とは)

あまりにも“無い”記憶が鮮明すぎて「本当は忘れてるだけで行ってたのでは…?」って本気で思いましたし、友達には「コスパ良すぎん??」と呆れられましたが、大変満足です。晶哉と5度ほど目が合ったしファンサも頂いたので。(良かったね)

このレポのどこまでが真実なのかは行った人のみぞ知るわけですが、ほとんど合ってたらどうしよう…「想像が的確で賞」とかでどっか好きな公演入れてくれないかな…京都がいいです(言うだけタダ)

 

 

 

そしてここからは広島旅行ご飯編(100%事実)をお送りして行きます。

 

①こがめかふぇ

前日にグッズを買いに行った時に時間潰しで入った会場付近のカフェ。

完全個人経営という感じの地元の方が経営されている雰囲気でしたが、メニューも店内もおしゃれで居心地が良かった…

ホールイベントがある時に本番前後で使われることが多いのかな…?

落ち着いた雰囲気でゆっくり過ごせました!

同じ会場で現場控えてる方は是非!

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②みよしの

ホテルの場所を間違え、戻っている道中で見つけたお店。

店頭にデカデカと「ジャニーズ正門良規!」とネオンが光っていたので、「ロケで来たんかな〜?」なんて思っていましたが、検索してみるとジャニウェブで「プライベートで行った店」として店名伏せて写真を載せていただけという……正門サイドの許可は降りてるんか…?の店でした(地方あるある)

せっかくなので入ろう!と19時ごろお邪魔したのですが、地元でも人気のお店&テレビでも紹介されているお店&めざといオタクがすでに予約済みというのもあってちょっと待ちました。(私たち以降のお客さんは満席で帰されていたのでギリギリセーフだった…)

絶対行きたい人は是非予約を!or テイクアウトもやっていたのでホテルに持ち帰って食べるのもアリです!

せっかくなので、正門くんとお揃いのメニューを注文。

付属の包丁で自分で切って食べるタイプの天ぷらセット!

ホルモンの天ぷらという料理に生まれて初めて遭遇できて、ありがとう正門くん…と感謝の気持ちを噛み締めながらいただきました…。

ちなみに当然店側にはオタクがこれ目当てで来ているのがダダ漏れだったので、私の後に来たお客さんには「はい、お揃い。」と言って提供してました。潔い。

「5時くらいから来るお客さんみんな女子ばっか!!」と嘆きのトーンで言われましたが、私はちゃんと見つけましたよ。お店の壁に公式写真と(多分)デタカの正門くんが貼り付けてあるのを……。オタクサイドが店を教育すな…

オタクによって改装されていくみよしのさん、ご当地メチャオモロ店なのでオススメです。

 

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正門くんの載せていた写真と同じアングルで撮ったホルモン天ぷら。

 

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まだ何も知らない頃の私。

 

③電光石火

チケット探しに奔走しつつも半分諦め、開き直って入ったお好み焼き屋さん。

結果的に「いくらまで出せますか?(訳:定価では譲らねぇよ)」というDMしか来なかったので観光に全振りする作戦は大成功。広島のお好み焼き屋は大盛況。オマエに届けるオレの大説教。(突然始まるラップバトル)

お好み焼き屋さんが立ち並ぶフロアがあるのですが、その中で特に人気のお店!美味しい!優しい!可愛い!(店員さんが)

関東では大阪風のお好み焼きがメジャーな印象なので広島風の麺類が入ってるお好み焼きは久々!中身がうどんか焼きそばか選べるので2つ以上頼む人はどっちも挑戦するのがオススメです。

味付けは薄めに作られてるので、そのまま食べてもよし、追いソースして少し濃いめにしてもよし、おおくらただよし。

(※失礼しました。Aぇへの邪念が振り払いきれず、最後に大倉Pの名前が紛れ込んでしまいました。お詫びして訂正させていただきます。)

 

美味しかった!広島来た甲斐がありました!!いい旅行だな〜!!!!ハハハハ!!!!!!

 

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④揚げもみじ饅頭

チケットがなくなった今!もう!私が広島にやってきた意味は会場販売で買ったグッズと揚げもみじ饅頭しかない!!!!!!!!!

と言っても過言では無いほど楽しみにしていた広島グルメ。

「てか揚げもみじ饅頭ってなにwww揚げてんの??????wwwwwww」

と思ったそこのあなた。そうです。揚げてます。

店頭で揚げてます。揚げたてです。

時間が経つと「もみじ饅頭にしなしなの油の塊が付着した物体」と化してしまうのでマジで広島に来ないと食べられない。

揚げもみじ饅頭とさわやかハンバーグ、私の中の2大「現地まで食べに行かないと食べられないグルメ」です。最高。

 

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全てを諦めて開き直った私

 

 

 

 

 

なんやかんや楽しかったんちゃう?しらんけど。

1番の目的であるAぇ! groupのライブに行くことは叶いませんでしたし、ドタキャンはぜってぇ許しませんが、「現場に入っていない状態でいかに臨場感溢れるライブレポが出来るか」チャレンジが出来たので結果的に楽しかったのでは?と思います。

いやもちろん行きたかった…!行きたかったけど!!チケットをドタられた人の中で1番楽しんだ自負はあります。(そんなランキング作るな)

 

次こそは!本物のAぇ! group見てこれました〜!!のライブレポにしたい!本物のライブレポ。(偽物書いてんのお前くらいだよ)

 

長々としてお付き合いいただきましてありがとうございました!

「叶わなかった現場写真をケンティー先生*1の前で消化するオタク」と共にお別れです!

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*1:傷心オタクの心をドデカポスターで救ってくれたケンティー先生にはマジで感謝してる。この旅行最後の救世主