A Girl Without a Country

VC(予定)の産業界観察記

VC関連/前田ヒロさんのブログから

前田ヒロさんのブログから

 

「VCとして成功する為に必要なのは?」

 

毎年 Forbes が発表している〈Midas List〉を見てみよう。これは投資先のIPO評価や、専門家からの意見によって決定されるテクノロジー系ベンチャーキャピタリストのランキングだ。2016年でトップ10入りしたVCで、実際起業家として成功しているのはどれくらいいるのだろうか。

※ 今回は成功の定義を100億円以上のエグジットとした

1) Jim Goetz, Sequoia Capital
有名な投資先:WhatsApp
起業家としての成功経験:無し。LinkedInではVital Signsの共同創業者として記載されているが、買収された時期が彼が辞めてから10年経過しているので、これは無しとしてカウント。

2) Steve Anderson, Baseline Ventures
有名な投資先:Instagram
起業家としての成功経験:無し。経歴はeBayプロマネをしていたのと、StarbucksGMをしていた。

3) Chris Sacca, Lowercase Capital
有名な投資先:Twitter
起業家としての成功経験:無し。Googleで従業員として働いていた。

4) Peter Fenton, Benchmark
有名な投資先:Twitter
起業家としての成功経験:無し。Accel Partnersで働いていた。

5) Mary Meeker, Kleiner Perkins Caufield & Byers
有名な投資先:Facebook
起業家としての成功経験:無し。元々はゴールドマンのMD

6) Josh Kopleman
有名な投資先:LinkedIn
起業家としての成功経験:あり。Half.comを創業し、$300M以上の価値でeBayに売却。

7) Neil Shen, Sequoia Capital China
有名な投資先:Alibaba
起業家としての成功経験:無し。Yale大学卒業後、Citibankに就職。

8) Bill Gurley, Benchmark
有名な投資先:Uber
起業家としての成功経験:無し。ウォールストリートでアナリストをした後、VCの世界へ。

9) Douglas Leone, Sequoia Capital
有名な投資先:FireEye
起業家としての成功経験:無し。Sun Microsystems、やHPを経てVCの世界へ。

10) Peter Thiel, Founders Fund
有名な投資先:Palantir
起業家としての成功経験:あり。PayPalを創業し$1.5Bでエグジット。

〈Midas List〉でトップ10入りしたVCの中で、起業家として成功しているのは、仮にJimをカウントしたとしても3人。つまり、起業家として成功を収めていなくても、VCとして成功する可能性は十分にある、ということだ。

それは何故か?

役割が異なる:特にこれから強い組織を作り上げようとしている初期段階の企業の場合、起業家に求められるのは物事を適格に判断して実行に移す、まさに組織を動かす「主役」になれる力だ。でもVCは、様々な情報や経験を集めて起業家が正しい判断ができるようにサポートしたり、資金調達や人材の採用、ネットワークの支援など、主役とはまた異なる視点や分野で力強く起業家を支援する「脇役」のような存在でいるべきだと思う。

選ぶ方が大事:VCは、有望なスタートアップや起業家を見つけて投資することが重要だ。つまり極端な話、起業家をサポートする能力が無くとも情報収集能力や目利き力があればVCになることはできる。でも、VCが起業家を選ぶように起業家もVCを選ぶ。だから、ただ起業家を見極めるだけの力でなく、起業家に選ばれるVCになることが、良いVCになる上で大切なことだと思う。

でも、起業経験はあった方が良い

共感:起業経験を持っていた方が、自分自身の経験から起業家の視点を理解し、強い信頼関係を構築できる。また、経験者の意見の方が未経験者の意見より尊重されやすい。

アドバイスができる:経験者の方が多面的かつ具体的なアドバイスができる。特に初めて起業する起業家は、少しでも困ったときや相談したいことがある時、起業経験そして成功体験のある人にアドバイスをもらえることは、とてもありがたいことだ。

「VCとして成功するために、起業家としての成功は必要なのか?」

僕なりの結論を述べると、VCとして成功するために、起業家としての成功は必須ではない。ただ、起業家経験があった方が差別化になり、より強いVCになれるのではないかと思う。

 

 

続いて、投資家が起業家に与えるべき、ポジティブな影響について。

 

 

自分が考える支援先の起業家に与えていくべき「影響」は、主にこの3つだ。

野心
起業家には、すでに野心的な人が多いけれど、彼らの野心をさらに増幅させることがパートナーとして重要だと思う。情報や人、そして経験を起業家に繋げて、さらに高い目標を持たせて、もっと大きなインパクトを目指していけるようなインスピレーションや刺激をもたらす。

自信
意見が一致する時は強く後押しをして、一致しない時は自分たちの決断に自信を持てるように議論などを通して”考え抜く機会” をつくる。

モチベーション
モチベーションには波があると思う。波があるのは当たり前なこと。モチベーションが下がった時には、パートナーとして起業家が向かっている先が世の中に大きな変化と価値をもたらすのだ、ということを再認識させてあげることが大事だ。

 

 

また、起業家は「答え」だけでなく、「思考」も伝える必要がある。

という記事も非常に共感。

VCから起業家によくある質問に、下記3つがあるとのこと。

 

よくある質問
例えば、VCがよく聞く質問の1つが「マーケットの規模」
ここでは、トップダウンのリサーチで市場規模の割合(マーケットシェア)を説明するのではなく、対象顧客を明快にセグメント(プロファイリング)して、その数とARPU(又はARPA)をかけた数字を伝えるほうがリアリティーのある数字になる。これによって、ユーザーは誰なのか、そのユーザーはどれくらいいるのか、サービスやプロダクトに対してユーザーがいくら支払うと考えているのかなど、細かな考えを伝えることができる。

もう1つよくある質問が「ユーザーの獲得方法」
ここでも、獲得チャネルの話をするだけではなく、ユーザーの課題意識やコンプレックスがなんなのか、コンテンツや広告を見たときの感情や期待はなにか、プロダクトへの動線をどう設計するのかという内容にまで落とし込むことで、今まで試行錯誤してきたことやユーザーの理解度を伝えることができる。

起業家に、「考え抜く力」があるか。
これは、VCがスタートアップに投資するとき、もっとも重要視するポイントの1つ。「考えを伝えること」を意識しながらVCの質問に答えられれば、より強くその可能性を伝えられるだろう。

 

 

【Book Review】TED 脅威のプレゼン

引用度:★★★★★ 主張が一つ出て来たら、ひたすら引用だから引用の宝庫の様な本である。

読み易さ:★★★★☆

また読みたいか:★★★★☆

 

この本、ちょっとチープなタイトルであまり読みたくないな〜と思ったんですけど

予想を裏切ってめちゃくちゃ良書でした。

 

引用がすごく適切で、説得力があります。

 

「時間は限られています。他人の人生を歩んで時間を無駄にしないでください。世間の常識にとらわれないでください。それは、ほかの人々の考えに従って生きることに等しいのですから。周りの意見に惑わされ、自分の内なる声を見失わないでください。一番大事なのは、自分の心とひらめきに従う勇気を持つことです。自分が本当はどうなりたいと思っているのか、それを教えてくれるのが自分の心とひらめきなのです。」

ー スティーブ・ジョブス

 

 

・あなたのハートが歌いだすきっかけは?

「我々のハートが歌いだすのは、テクノロジーとリベラルアーツの交差点だ」

ー スティーブ・ジョブス

 

・聴衆と情熱を分かち合いたいという意欲を持っていると、公の場やボスの

前で本当に重要なプレゼンテーションをするときでも、それほど緊張しないことが多い。

 

・あなたが自分の仕事に幸せと情熱を感じていなければ、素晴らしいキャリアを手にいれることはできないだろう。素晴らしいキャリアを手に入れ、最高に楽しい時間を過ごしていないと、プレゼンテーションで聴衆を熱狂させることは難しいだろう。

このように、キャリアと幸福と人々の心を動かす能力はすべてつながっている。

 

「情熱と説得にまつわる新しい科学的知識」

ペース大学の経営学教授メリッサ・カードンは過去10年にわたり、情熱の研究に取り組んで来た。そして画期的な研究論文「起業家的情熱の性質と体験」で、名門大学の4人の共同研究者とともに、情熱は起業家の成功を左右する重要な役割を果たすことを明らかにした。

情熱はエネルギーを高め、目標達成への決意を強くする。だが、それだけではない。

カードンによると「起業家の情熱は、脳の活発な働きと身体的反応をともなう、本格的な感情的体験の触媒となる」

 

起業家的情熱の定義:「個人にとって深い意味を持つ、前向きで強烈な感情」

 

「情熱は、生まれつきもっているものではない。自分に意味があるものや、自分らしい個性と関わりのあるものに取り組んでいるから、わき上がってくるのだ。」

 

1。自分の個性の重要な一部をなすことについて語ること。

 

 

 

 

 

 

あなたが新年計画を叶えられない理由:メタ認知の重要性

計測されていないものは、管理されない。

byピータードラッカー

 

DreamとGoal は違う

DreamをGoalにするために必要な能力は何でしょう。

 

いきなりですが、1週間で自分が覚えられる単語の量を知っていますか?

それを知らないまま勉強の計画をたてると、多くの場合それは妄想になります。

妄想ではない、目標を達成する為には計画が必要です。

 

手順は下記になります。

1.目標をブレイクダウンする。

2.小さい定量化できる目標をいくつか設定する。 

3.少しずつ、毎日、達成する量は達成する習慣をつける。

 

 

例えば新年計画で、「今年は英語がうまくなる」という目標を立てたとしましょう。

悪い例)英語がうまくなる

→そもそもうまくなるって、どいういうこと?

 トイックの点数?旅行が出来る程度?それともビジネス?

 

良い例)英単語500個を覚える

→叶えやすい。一日に覚えられる量を計り、毎週・毎月の小さな目標を立てる。

  

全国1位の学生と普通の学生の共通点として、短期記憶の限界は英単語8個。とのことです。

ただ、何がその結果の違いを招いているかというと、

「暗記できた単語とできていない単語をしっかり把握しているかどうか。」 

 

自分が知っていることと知らないこと、

出来ることとできないことを把握すること。

それがメタ認知です!

 

メタ認知の重要性について、分かっていただけましたでしょうか。

是非、自分の計画達成の為に役立ててみてください。

 

 

【Book Review】スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

 

【時間管理術について】

 ◆完璧にやらないことが、すべてをこなす秘訣

  ・完璧にやらなくていい。自分らしくすることを許す。

 →やり遂げる上で邪魔になる自分の癖を受け入れ、利用する。

Ex)夜型人間なら、無理して朝に大事な仕事をせず、朝は運動・瞑想でリラックスし、雑用を済ませ、高い集中力を発揮する夜に仕事を始める。

 

 ◆人間は忙しい方が、幸せを感じる。

 ・シカゴ大学と中国上海交通大学の研究によると、本人が望む以上に強制的に忙しくさせられていたとしても、人間は忙しい方が幸せに感じる。

 

 ◆「先延ばし」が、効率を上げる

 ・最も気がかりに感じていること以外のタスクを、休憩と位置づけ、やるべきことを終わらせる絶好のモチベーションと考える。ストレスを感じがちな人に、有効。生産的に先延ばしすれば、罪悪感を感じなくていい。

 

【やる気(モチベーション)をどう高めるか】

 

◆やる気がある、ないは幻想

人間は常に高い意欲・やる気をもっている。

◆やる気がないのは、具体的な方法が見つけられないだけ。

「仕事をやるきが起きない」と不満を言うときは、大体の場合、自分が持っている強い意欲・やる気を満足させる具体的な方法を見つけられないだけ。

そのようっきゅうが満たされない為に、仕事をしようとするエネルギーがなくなる。

 

すべての人がもっている最も基本的な、前向きなモチベーション

①関係性

他社・コミュニティ、大切にしている目標とのつながりを感じる

②自主性

人生の質を左右するような行動や選択を自由に取れること。

自分の意思でとって行動や選択が、大切にしていることと一致していれば、目標を達成する助けになる

③熟練

取り組んでいることに対する能力があり、貢献できるものがあると自分でもわかり、満足できるような上達や学びがあること。

 

上記モチベーションが満たされると、人はますます幸福感を味わい、さらに健康になり、人生に満足するようになる。

そして仕事がこうした欲求を満たすのに役立つとき、仕事への「やる気がある」という。

 

やる気不足が問題ではなく、「自分の欲求を満たす方法を見つけることが大事」。

 

 

その手段

◇ジョブ・クラフティング

やる気が起きるカギになる3つの質問

①職場で一番大切な人間関係は?その関係を深めるために何ができる?

②仕事で、あなたの個人的な貢献によって支えられている「目的」「ビジョン」「大きな計画」は?

③自分のキャリアをどう育て、どう伸ばしたいか。一番てっとり早い方法は?

書き出し、上達したいと願うこと。

 

【目標を現実にする モチベーションを育むためのルール】

 

◆自分の目標について、考えてみる。なぜ変わりたいのか。

なぜ達成したいのか。心に浮かんだ最初の理由を書き出し、それがどんな種類のモチベーションか、特定してみる。

 

「なぜ変わりたいか」を考えるポイント

A.賞賛・お金

B.恥をかきたくないから。

C.他社の承認を得ること

D.健康、幸福感、など長い目でみて生活の質を向上するものか

E.その変化は、「心の底からなりたい人物像」を反映しているか

F.その変化は、「やりがいのあるもの」「楽しいと思えるもの」か

→一番強くおもっているモチベーションが、D,E,Fのどれかに当てはまるなら、変われる可能性が高い。

 

Ex) 「定期的に運動をする」という目標。

A.会社のフィットネスセンターに定期的に通えば、会社から手当が出る。

B.体型に自信がなく、自尊心を高めたい

C.外見をよくして、周囲の人に認められたい。

D.健康になりたい

E.アスリートにあこがれていて、自分もそうなりたいと思う。肉体的能力を伸ばしたい。

 

F.かつてスポーツが大好きだった。あの喜びをもう一度味わいたい。

 

 

 

Pro Recruiter Confrerence 2017:プロフェッショナルとしてのリクルーターを考える

Pro Recruiter Confrerence 2017に出席しました。

 

 ビズリーチさんが主催しているカンファレンスです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

2030年に必要とされる職業トップ10に「リクルーター」がランクイン。 (中略) 本カンファレンスは、このような時代の流れを踏まえ、なぜ今「リクルーター」が着目されているのか?その答えのヒントを、経営者・大学教授、そして既にビジネスの最前線で活躍している「プロ・リクルーター」の皆様を講師としてお招きし、お話しいただきます。

 

 

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会場は東京ガーデンテラス 紀尾井カンファレンス。

 

では早速、印象深かった内容をシェアします。

 

◆1. ピープル・アナリティクスが変えるこれからの採用

 スピーカー:

PwCコンサルティング合同会社、人事・チェンジマネジメント、ディレクター、北崎茂 氏

 

従来の簡単な集計データや勘に頼った採用よりも、より生産性・確実性を高めた採用を可能とするために、トレンドとなってきたピープル・アナリティクス

 

現状としてアメリカが進んでいますが、すでに国内でも、一部企業は分析専門チームを置いているとのことです。

 

事例として出していた、志望動機の頻出ワードの分析結果は興味深いものでした。

 

ハイパフォーマーと、ローパフォーマーの志望動機には、

どのような違いがあるのでしょうか。

 

使用する単語や表現などによって、定量的に分析することが出来たら

面白そうだと考えたことはありませんか?

 

なんと、志望動機のコメントの分析、使用されている単語の出現頻度でプロットされたものから、下記の様なインサイトが導きだされてます。

 

読む前に少し考えてみて下さい❣️

 

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ハイパフォーマーの書類に頻出するワードは、

発信、発表、成功、提案、行動、取り組む・・・」等。

 

ローパフォーマーの書類に頻出するワードは、

確認、理解、新しい、メール、聞く・・・」等。

 

なるほど、たしかにーーーと思いました❣️

 

どの組織でも、自発的・主体的な人が高いパフォーマンスを出す傾向にあるようです。

 

ただ、パフォーマンスの定義というか、職種ごとにも異なる可能性がありますし、どのような標本を使った結果なのかが気になりますね。

 

もっとたくさんのケーススタディ&ベストプラクティス入手したいので、

今後もピープルアナリティクスは引き続きウォッチングしていきます!

 

 

◆2. 急成長企業が実践している採用戦略~プロ・リクルーターとは何か~ 

スピーカー:

株式会社サイバーエージェント、取締役、人事統括、曽山哲人 氏
株式会社メルカリ、HRグループ、石黒卓弥 氏
ラクスル株式会社、ハコベルタスクフォース、河合聡一郎 氏

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次に、私がとても楽しみにしていたセッションです。

 

大手企業と比べて資金力もブランド力も劣るベンチャー企業にとって、優秀な人材を獲得するのは至難のワザ。


にもかかわらず、誰が入ってもある程度同じ様なアウトプットが出る様に

ある程度仕組み化が進んでいる大手と異なり、

ベンチャーの場合優秀な人材こそ事業成長のキモとなりますよね。

 

個人的にはベンチャーの人事は大手の人事に比べてもめちゃくちゃ大事なポジションだと思ってます。


現場で候補者の相手をしていて、日々感じるのは、

ベンチャーほど、人事の腕次第で候補者の意向を左右できるということ。


メルカリの石黒さんは、そういう意味で凄い。


メルカリという会社もプロダクトも凄いけど、

メルカリの「石黒さん」は

それだけでブランド化していて、その凄腕採用力は噂になっている。


もはやアイドル。

 

60人規模だったころからジョインされ、現在450人までに規模を拡大させた

プロ・リクルーターの石黒さんが

自社における採用の取り組みについてお話をされるということで。

わくわくしながらセッションが始まるのを待ちます。

 

 

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モデレーターであるサイバー取締役の曽山さんが、人材育成について冒頭で語られていました。


基本的な考え方は「決断経験」の量と質が大事とのこと。

 

黙って言われたことだけやらせることや、やらされることに慣れている

オールドファッションなカルチャーは少し苦手なので、

個人的にはとても共感して、ずっとうなずきながら聞いていました。

 

大胆な決断、チャレンジによる成功経験を積むことによって自己効力感を向上させることも非常に大事ですが、いかに失敗による改善PDCAを回す経験をたくさん積める環境かが、産業界で成長し、ビックになるために欠かせないと思います。


 

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これからのリクルーターに求められること

 

メルカリのHRは、生産性を意識し始めた結果、従来採用活動にかけていた時間と労力を大胆に削っているとのことです。

 

要するに、広報がメディアなど外部へ向けてのブランディングを担当するとしたら、これからの人事は、候補者に向けたブランディングを担当する。

 

より上流で、本質的で、生産性の高い活動にファーカスされているということでしょうか。素敵です✨

 

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メルカリHRのミッション。

 

今回はプロ・リクルーターカンファレンスということで主に1に関する内容がメインでしたが、評価制度運用などについても、もっと詳しく知りたい!!と思いました。

 

◆終わりに

トレンドとして、従来のリクルーターは営業に近いイメージだったけれど、これからのプロフェッショナルとしてのリクルーターは、マーケッターと被る部分が大きくなっていくのではないでしょうか。

 

本カンファレンスで扱っているプロフェッショナルは、従来の人事という概念に収まるものではなく、今後「HRのプロフェッショナル」としての理想像が語られていました。

 

例えば、

  • 組織全体に今後必要になってくるタレントを予測し、その層にささるようなブランディングマーケティングを行っていく
  • AIとの共存→タスクをする人材ではなくて、物事を見据えていける人を育成
  • 外部との差別化と、協力体制の強化。(外部:ベンダーなどの上手い活用。Ex.ビズリーチ)

一人一人にアプローチして口説いてゲットするよりは、市場を見渡し適切なターゲティングを行い、その層に対して自社を魅力的なWork Placeとして認識してもらえるよう、最適な手段で売り込んでいく。

 

科学的、効率的アプローチが可能となってきた時代の流れを感じ取ることが出来た、非常にドキドキワクワクするカンファレンスでした!!