2011.12.11 秋田内陸線の旅

東北在住中に訪れたい場所が何箇所かあります。

そのうちの1つ、秋田県鷹巣〜角館間を結ぶ第三セクター秋田内陸縦貫鉄道

2011年冬の18きっぷ使用解禁と共に訪問してきました。

まずは青山駅へと向かいます。

自宅から青山駅までは徒歩15分。雪の中を歩いていきます。

青山6:59発→大館9:54着 花輪線 普通列車大館行き

好摩駅まではIGRいわて銀河鉄道の路線なので、18きっぷの適用外。正規運賃の500円を支払います。

荒屋新町駅で4分停車だったので、きっぷにハンコを入れてもらい駅の外へ。

ここまで来るとかなり雪も深くなってきます。

県境辺りで眠りに落ち、気付くと十和田南駅を発車していました。

雪の影響か、大館に4分遅れで到着。

大館10:03発→鷹ノ巣10:23着 奥羽本線 普通列車秋田行き

鷹ノ巣到着。

秋田内陸線鷹巣駅は別の建物になっています。(JR線との連絡口もありましたが)

ちなみに内陸線の駅名は「鷹巣」、JR線は「鷹ノ巣」なのですが、正式な地名は「鷹巣」です。なぜ「ノ」が入るのか理由はわかりません。もっとも今は合併により北秋田市となりましたけど。

内陸線では「ホリデーフリーきっぷ」を購入。

2,000円で全線、及び急行が乗り放題となります。

他にも種類がありまして、
Aタイプ:鷹巣〜松葉間
Bタイプ:阿仁合〜角館間
こちらは上記の区間限定ですが1,000円で乗り放題(急行料金別)。
(実は旅行中にAタイプを使った方が安く済むことに気付いたのですけどw)

そんなわけで内陸線に乗り込みます。

1両編成ですが、どうやら団体さんが乗車されていたようで、車内は賑わっていました。

普通列車ですが、車掌兼ワゴンサービスのお姉さんも乗車されていました。

鷹巣10:42発→比立内12:04着 秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線普通列車角館行き

さて、列車は雪に覆われた集落→田畑→集落→山…のんびりとした風景の中を進んで行きます。

実を言うとここまでどこで途中下車するなど、予定を全く立てていませんでした。

車内で配布していたパンフレットと時刻表を眺めながら行程を組んで行きます。

よし、ようやく完成!というところで列車が急に減速しました。

内陸線随一のビューポイント、大井川鉄橋を通過中とのことでした。

こういったサービスは三陸鉄道でも見ましたが、観光客には嬉しい限りです。

その内に最初の目的地である比立内駅に到着。

下車は私一人。待ち合わせをしていた急行もりよし2号からも下車はなく、一人駅に取り残されます。

そこそこ住宅がある集落なのですが、人っ子一人歩いちゃいません。

一応国道ですがね…。

途中商店を発見したので、タバコを購入。

意外と若いお兄ちゃんがレジにいてびっくり。また休憩スペースに中学生がたむろっていました。

一服を済ませ、更に歩いて道の駅「あに」に到着。

一応国道沿いの(ry

ここで昼食にします。マタタビを麺に塗り込んだ「またたびラーメン」(700円)をいただきます。

マタタビの味、と言われても正直良く分かりませんでしたが、山菜は美味でした。

お土産コーナーを少々漁り、駅へと戻ります。

比立内13:12発→阿仁合13:32着  秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線普通列車阿仁合行き
阿仁合13:34発→阿仁前田13:48着 秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線普通列車鷹巣行き

次の目的地は阿仁前田です。

ここは秋田県で初めて温泉を併設した駅舎だそうで。せっかくなので一風呂…とも思いましたが、列車の都合上断念。

代わりに駅周辺を散策します。阿仁川の河川敷。

太陽とのコントラストが美しく、なぜか涙がこぼれそう。

15分程かけて国道沿いまで歩き、駅に戻ります。

阿仁前田14:35発→角館16:07着 秋田内陸縦貫鉄道 急行もりよし3号角館行き

念願のもりよし号に乗車。

早い話がコイツに乗るためにここまで来たようなものです。

途中阿仁合に15分停車のため、例のごとく駅の外へ。

車両基地秋田内陸縦貫鉄道の本社もある重要な駅ですが、駅前は閑散としていました。

売店で名物の「チーズ饅頭」と「バター餅」を購入して車内で食べます。

バター餅は新鮮な味でした。チーズ饅頭はどこかで食べた事あるようなないような…そんな味でした。

さて、内陸線の旅もそろそろ終盤です。

全長5,697mの十二段トンネルを越え、仙北市域に入ると、徐々に平野部が増えていきます。

陽も落ちかけたところで、角館到着。

こちらも内陸線とJR線の駅舎は別々です。

角館16:26発→田沢湖16:40着 秋田新幹線こまち34号 東京行き

角館→大曲→横手→北上→盛岡ルートの利用も考えたのですが、帰宅時刻が3時間遅くなってしまうので新幹線に乗車。田沢湖までなら1,000円強で済むので。

新幹線も雪の影響で4分程度の遅れ

田沢湖駅では私一人が下車。前面ガラス張りの駅舎です。

田沢湖17:10発→盛岡17:55着 田沢湖線 普通列車盛岡行き

あとは盛岡に向かうだけです。せっかくの仙岩峠越えも陽が落ちたため楽しめず。

こちらは定刻通り盛岡着。

帰りは寄りたい場所があったためバスで自宅方面へと向かいました。

さて、残り4日は何処へ向かいましょうか…?

冬の18きっぷ

2011年冬の青春18きっぷ、いよいよ本日より利用開始となりました。

大型の旅行ができるかもまだわかりませんが、本日盛岡駅で購入してきました。

冬の18きっぷは雪国住人にとっては鬼門中の鬼門なので、何気に初購入なんですよね…。

ジャブ程度に明日は朝一から日帰り旅行に行く予定です。

詳細は追って旅行記で。

2011.8.10 紀伊半島と北陸の旅・7日目(最終日)

早朝5時、フェリーの船内放送で目を覚ましました。

重い、というレベルじゃない身体をムリヤリ起こし、下船準備に取り掛かります。旅行の疲れが一気に出てきたような疲労感。

5時50分秋田港到着。

港近くのコンビニで朝食を購入し、秋田駅行きのバスを待ちます。

フェリーターミナル6:20発→秋田駅西口6:48着 秋田中央交通 秋田駅西口行き

繁忙期のみフェリーターミナルまで運行するバスに揺られ秋田駅へ。

乗り換え時間は15分。みどりの窓口に並んだのですが、早朝からかなりの混雑。

…なんとか発車2分前に車内へ滑り込みました。

秋田7:02発→盛岡8:39着 秋田新幹線 こまち16号東京行き

写真は3月に盛岡駅で撮影したもの。秋田→盛岡の移動は初めてです。

今度は寝るととんでもないことになるので、気力を振り絞って起き続けました。

さて、盛岡に到着して今回の旅行は終了。

…のはずなのですが、滞在時間わずか10時間で、私は所要により東京へと向かうことになっています。

なら昨日のうちに18きっぷで東京向かえよ、との話ですが、どうしてもこの日盛岡に帰らなければならない用事があったのです(その10時間のために15,000円払って新幹線使ったのですが…)。

そして東京へはコイツで向かいました。

そう、3月にデビューしたE5系はやぶさ」に初乗車したのです。

…そんだけですけどね。感想書こうにもグランクラスじゃないですし、大宮までほぼ寝て過ごしたものですから…。

まぁこの12月から「はやて」にもE5系車両が投入されたので、そのうち乗る機会はあるでしょう。

…締まらないけどこれにて「2011.8 紀伊半島と北陸の旅」終了です。

気が向いたら旅行全体のまとめでも書きます。

2011.8.9 紀伊半島と北陸の旅・6日目

6日目。実質上旅行の最終日となる当日は金沢からスタートします。

昨晩のお酒の影響もあり、のんびりめにホテルをスタート。

金沢駅9:24発→兼六園下9:40着 北陸鉄道金沢周遊バス

まずは日本三大庭園の一つ、兼六園

2時間ほどかけて庭内を散策します。



この日も(確か)気温34℃に達するほどの暑さだったのですが、木陰が多く歩きやすい。さすがは庭園、といったところでしょうか。

高台にあるため、金沢市街も一望できます。

しかし暑いものは暑い。氷で涼むうめちゃん。

庭園の雰囲気は好きなのですが、敷地面積が広く、歩くのはかなりしんどいのです。

あまり時間もないので駆け足で終了。

兼六園下10:54発→湯湧温泉11:40着 北陸鉄道バス 湯湧温泉行き

次の目的地は湯湧温泉。

ここも昨日と同じくアニメの舞台となった温泉街です。

見る人が見ればわかる旅館。

昔ながらの温泉街、といった雰囲気です。

その辺を歩くのは明らかに聖地巡礼であろう方々が数組。

温泉街の外れにある高台に登ります。

湯湧の街を見下ろす神社。

しかしそこには…。

…さて、時間もないのですがせっかくなので温泉に入っていきましょう。

先程の写真に挙げた旅館で湯を借りようと思ったのですが、本日は受付していないとのこと。

ここでは日帰り入浴ができる曜日、というのが決められているようなのです。

そこで紹介して頂いたかなや旅館さんで湯を借りました。

午前中だけでもかなりの量をかいてしまった汗を流します。

個人的に湯上がりは牛乳派なのですが、今回はこれをいただきます。

アニメ中にも登場した柚子小町サイダー。スキっとして夏にはぴったりです。

ちなみにアニメキャラがラベルにプリントされたこのサイダー、3箱(1箱6本)買っていく猛者も。

1時間で散策と温泉を済ませ、金沢市街に戻ります。

湯湧温泉12:50発→武蔵ヶ辻13:23着 北陸鉄道バス 金沢駅行き

後は食事だけです。最後は豪華に海鮮丼、というのは昨晩に決めていました。

パンフレットを信じ、近江町市場へ向かいます。

2,000円近くする海鮮丼を頂きました。

(メモが消えたためお店の名前と正確な値段を失念してしまいました…ごめんなさい)

満たされたお腹を抱えつつ、金沢駅へと徒歩で向かいます。

その道中でようやく見つけました。

金沢駅のドームは何度か画像を見た事があったのですが、昨日は探すことができずにいました。

最後の最後で思い残しが晴れました。

駅でお土産の購入と発送を済ませ(時間はかなりギリギリ)、あとは北上するだけです。

金沢15:31発→富山16:36着 北陸本線 普通列車富山行き
富山16:40発→直江津18:56着 北陸本線 普通列車直江津行き

途中親不知付近の車窓。

海から北陸自動車道、国道8号線、北陸本線の順に走り、線路のすぐ奥は崖。なんとも凄い所に何本も路線を通したもんだ、と感服します。

直江津19:09発→長岡20:35着 信越本線 普通列車長岡行き

直江津から東日本に帰って来たことになります。

陽も落ち車窓も眺められなくなったため、缶ビールを開けます。

長岡20:54発→白山22:18着 信越本線 普通列車内野行き

長岡でも缶ビールを開け、ryo3は眠りに落ちました。

さぁもう一息…と新津あたりまでは記憶があるのですが…車内がガヤガヤしてるなぁ…と気付いた時には戸が閉まり、新潟駅を出発した所でした。

あーやってしまった…とっ、とにかく次の停車駅で降りよう…と白山駅で下車。

白山22:24発→新潟22:29着 越後線 普通列車新潟行き

幸いにもすぐ新潟行きの列車がやってきました(4分遅れでしたが)。さすがは政令市なだけはあり、一定の本数が走っています。

しかしこれが運行本数の少ない地方の都市だったら…と考えるとぞっとします。最悪金に物を言わせてタクシー、という手はあるのですがねw

さて、新潟駅で降り、遅めの夕食を摂った後はタクシーでフェリー埠頭へと向かいます。

ターミナル到着が23時ちょうど。大急ぎでチケットの購入と乗船手続きを済ませ、入船。

新潟23:30発→秋田5:50着 新日本海フェリー 苫小牧東港行き

2等の客室には人がまばらにいましたが、窮屈を感じるレベルではありませんでした。

出港を見届けてから、風呂に入り、フェリーの細かな揺れを感じながら1時頃就寝。

7日目に続く。

2011.8.8 紀伊半島と北陸の旅・5日目

また一ヶ月程空けてしまいました。

記憶もおぼろげで、小ネタも大分溜まってきましたが、まずは夏のまとめを書き上げていきたいと思います。

5日目は大津からスタートです。

ホテルから徒歩15分の浜大津駅へと向かいます。

交差点のど真ん中にある不思議な駅。

浜大津8:08発→皇子山8:13着 京阪電車石山坂本線 普通列車坂本行き

車内は通学の高校生で混雑していました。

5分の乗車で皇子山駅到着。

地図で確認すると間違いなく湖西線大津京駅に隣接していますが、いまいち乗り換えの情報がなかったんですよね…。

大津京駅大津駅より立派な面構え。

ここで18きっぷに印を入れ、1年前に夜行バスと寝台特急日本海で華麗にスルーした北陸へと向かいます。

大津京8:26発→敦賀9:50着 新快速 敦賀行き

月曜朝の下りなら空いているだろう…と思いきや近江今津まで立たされました。

一方が湖、もう一方は山。滋賀県のイメージに沿った景色が続いていきます。

琵琶湖を離れ、トンネルを抜けるとすぐ北陸。福井県敦賀に到着。

敦賀9:53発→金沢12:25着 北陸本線 普通列車金沢行き

新快速から対面ホームに停車していた普通列車にどっと乗り換え。

大阪・京都方面から乗り換え1回で福井・金沢方面へ向かえる列車だからでしょうか?サンダーバードと比べ時間は倍かかりますが需要はあるのかもしれません。

途中駅で特急の待ち合わせによる停車が多く、のんびりと進んで行きます。

意外にも日本海沿いは一度も走りませんでした。

そして北陸新幹線を迎える工事真っ只中の金沢着。

これまた意外にも有人改札でした。

ここで名古屋で別れたryo3と落ち合い、ホテルに荷物を預け昼食に。

駅併設の金沢百番街にあるラーメン屋「侍の侍」

金沢ラーメン(初耳)という豚骨ラーメン。臭みがなく、食べやすかった…と思います(うろ覚え)。

さて、本日はアニメ「花咲くいろは」に登場する西岸駅訪問が目的です。

能登半島を縦断する七尾線のと鉄道を乗り継ぎ向かいます。

金沢13:49発→七尾15:19着 七尾線 普通列車七尾行き

出発時は通学の高校生で混み合っていた車内も、徐々に人が減りローカルムードが増していきます。

車窓も地方都市然とした景色からのどかな田園風景へと変わっていきます。

七尾15:26発→西岸15:54着 のと鉄道 普通列車穴水行き

七尾からのと鉄道の車両に変わりますが、和倉温泉までは18きっぷが有効なので、和倉温泉〜西岸の往復切符を車掌さんから購入します。

ちなみに車内の自動アナウンスは「花咲くいろは」に登場するキャラクターの声優さんが担当していました。ただこのアナウンス、1日3往復分しかやらないそうですが…。

七尾線から引き続き田園風景の中を進み、西岸到着。

主人公の最寄り駅なのですが、あくまでモデルというだけで特に変哲もない無人駅。

作中では湯の鷺駅となっており、その駅名標も設置されています。

※サビは加工です。

駅舎内にはアニメのポスター。この後幾度となく見る事になります。

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駅ノートにはキャラの絵と共に多数の書き込みがありました。
しかし車で訪れる人が主なようで。
実際この時も車やバイク(大宮ナンバーも!)で何組か訪問しているようでした。
確かに車の方が効率よく回れるのでしょうが、せっかく作中に出てきているので電車で訪問してほしいものです。
せっかくここでしか聴けないアナウンスも聴ける事ですしw(期間限定だったようですが…)
のと鉄道のような地方鉄道はどこも経営難に苦しんでいます。
「駅」に人が来ても、「路線」を利用しなければ鉄道会社にお金は落ちません。
アニメのキャラと同じ電車に乗る、というのも一興だとは思うのですがね。
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さて、折り返しの電車までまだ時間があるので、駅周辺を散策してみます。

一応国道ですが、車通りはまばらです。

道路を渡るとすぐに漁港が。

山育ちの私は海が見えるとついテンションが上がるのですが、海育ちのryo3には何の変哲もない景色のようですw

海のすぐ近くに田んぼ、というのはどうも違和感を感じます。

他に見るところもなさそうなので、駅でのんびり時間を潰します。

そうこうしているうちに折り返しの電車がやってきました。

西岸16:33発→七尾17:00着 のと鉄道 普通列車七尾行き
七尾17:06発→金沢18:29着 七尾線 普通列車美川行き

往路と同じ道を金沢まで戻ります。

この後は繁華街があるという片町まで足を伸ばし、旅の思い出話を肴に百万石の酒を頂きました。

6日目その1に続く

2011.8.7 紀伊半島と北陸の旅・4日目②〜鳥羽編〜

伊勢を出発し、鳥羽へと向かいます。

ここで再度フリーパスが威力を発揮します。

三重交通が発券している「伊勢鳥羽みちくさキップ」を使用。

1日1,000円で伊勢〜鳥羽沿線のバスが乗り放題になるパス。
これと伊勢・二見・鳥羽の観光地を回る周遊バス「CANばす」を用いると、観光がぐっとしやすくなりますね。

内宮前12:00発→鳥羽バスセンター12:40着 三重交通 CANばす鳥羽バスセンター行き

というわけで次の目的地、鳥羽へ向かいます。

席はちょうど全員が座れるくらいの乗車率。
景勝地、二見浦を通るなど、乗車しているだけでも楽しめる経路です。

鳥羽バスセンターに到着。

本来は鳥羽水族館まで運行している当バスですが、お盆期間の土日はバスセンター止まりに変更されていました。
水族館の混雑を回避するためでしょうか?そこまで渋滞は発生していないようでしたが。
とは言えバスセンター〜水族館は徒歩でも15分程度とすぐなんですけどね。

伊勢湾に浮かぶ島々を眺めながら、のんびり歩いていきます。

潮風が気持ちいい海沿いです。

鳥羽水族館に到着。

この鳥羽水族館は旅行の中で最も楽しみにしていた場所です。
規模は世界最大クラス。日本で唯一ジュゴンを飼育。
さらに順路が設定されておらず、見たい順に観覧できる、というような特徴があります。

さて、入場券を買います。
先のフリーパスを提示すると、通常料金2,400円から100円引かれ、2,300円で入館できます。

ここからは館内で大量撮影した動物たちの写真を厳選し、紹介していきます。

特別展示のクラゲ。

チンアナゴ。これを楽しみに水族館に来ているといっても過言ではないくらい好きですw

日本の野山の水環境を再現した展示。

生きた化石と呼ばれるカブトガニ

(名前忘れた…)

青いザリガニ(名前忘れた…)

暑さでだらけるセイウチ。

仰向けでお昼寝中のカワウソ。

泳ぐペンギン。

アシカのショー風景。お兄さんの語りが面白かったw

伊勢と言えば伊勢エビ。食べt(ry

なぜかカピバラもいました。

そして目玉のジュゴン


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この鳥羽水族館、少々入場料が高いですが、払う価値はあると思います。
何より順路を定めない、というのが展示スタイルとして非常に優れているように感じました。
混雑していると後ろから人が押し寄せてくるので、どうしても先へ先へと急いでしまいがちです。
しかし、「移動する人」と「観る人」を明確に分けることにより。場合によっては目当ての動物をずっと眺めることだって可能になります。(やりすぎると迷惑ですが…)
なので実際は相当な来客数だったと思いますが、余り混雑というものを感じずに済みました。
さすがにスケジュールが決まっているショー、お土産物屋さんは別ですけどね。
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さて、十分楽しんだ所で来た道を逆に戻ります。

帰りのCANばすまで時間もあるので、鳥羽駅でお土産を買っておきます。

実家と祖父母宅に無難にせんべいを購入。
そしてまた見つけちゃいました…w

伊勢志摩の地ビール、神都ビールをいただきます。
ネーミングが伊勢らしいですね。

鳥羽バスセンター15:30発→宇治山田駅16:32着 三重交通 CANばす宇治山田駅行き

バス車内に「内宮付近の渋滞により遅れる事があります」との貼り紙がありましたが、何とか5分遅れ程度で宇治山田駅着。

ロッカーから荷物を取り出し、宿を取った滋賀県大津市へと向かいます。

宇治山田16:57発→大和八木18:31着 近鉄快速急行大阪上本町行き

たまには私鉄で長距離移動してみます。

学割とはいえ1,570円で伊勢から京都へ行けるのは魅力的です。
駅の売店で購入した伊勢茶とうめちゃん。

列車は深い山の中を通過していきます。
伊賀○○や名張といった耳にした事がある地名を横目に、奈良県大和八木駅で降車。

大和八木18:47→京都19:48 近鉄急行京都行き

この車両は一席一席が独立シート(?)であるタイプの車両です。
前に東武で見た事あるような気がします。
ただ私には若干席の幅が狭いようで、ちょっと窮屈なんですよね…。

京都20:00発→大津20:11着 東海道本線 新快速長浜行き

京都はスルーして大津へ。

ホテルのコインランドリーで洗濯物を放り込んで食事でも…と思っていたのですが、大津駅前、見事に飲食店がありません。
とにかく空腹だったのでコンビニの弁当でさっさと済ませました。

せっかくなので大津市街散策を兼ねて琵琶湖を観に行きました。

なぎさ公園から撮影。しかし暗くてよくわかんね。
翌日は琵琶湖花火大会が開かれるようで、前夜から場所取りをしている団体も見られました。

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ところでわざわざ大津に宿を取った理由ですが、
1.翌日昼に金沢で待ち合わせをしているため、無理なくアクセスできる場所
2.せっかくなので降りた事のない県に泊まりたい
の2点から、滋賀か岐阜のどちらかにしようと案が浮かびました。
そこで1つ思い出しました。
前年の旅行で初めて乗った深夜バスが仙台→大阪を13時間かけて走る便。
当然大して眠れるわけもなく、朝6時、大津SAから最悪の気分で眺めた琵琶湖…。
日本一の湖、琵琶湖のイメージをあのままで終わらせたくない!との思いが湧き上がり、手頃な値段の宿も見つかったために大津に決めたのです。
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夜になると適度に涼しく気持ちの良い風を浴びながら散策します。
ホテルに戻る途中、滋賀県庁前にこんなものを発見しました。

琵琶湖の水深、表層及び下層部の水温と溶存酸素濃度を表した電光掲示板です。
やはり琵琶湖の水質は滋賀県民にとって関心を持たれているのでしょう。
しかし溶存酸素まで示しているとは驚きです。かつて富栄養化が深刻化していた時期もあったという話を聞いたことがありますので、水質項目について県民の皆さんは学ばれていることなのでしょう。

その後はホテルで洗濯物を回収し(乾燥機すごい)、疲れもあって23時には眠りについていました。

5日目に続く。

2011.8.7 紀伊半島と北陸の旅・4日目①〜伊勢編〜

2ヶ月ぶりに紀伊北陸旅行記を投稿。若干記憶が曖昧になりつつあるのでご了承ください。

この日は松阪駅からスタートします。

松阪8:03→伊勢市8:28着 近鉄山田線 普通列車宇治山田行き

JR線は使わず近鉄で移動します。(18きっぷの使用日数の関係)

田園風景の中を通学の高校生と共にのんびり移動します。

伊勢駅着。

ここで荷物を預けて…と思いきや、スーツケースが入る大型のコインロッカーが空いてない。
あ、でも一時預かり場所もあるじゃん…って9時から営業開始?
さて、どうしよう。9時まで待つのは時間がもったいない。
いっそスーツケース引きずったまま先に外宮を回って駅に戻ってこようか…?

と思案していると、タクシーの運ちゃんが声をかけてくれました。
運「ロッカー空いてなかったん?」
t「そうなんですよー預り所も9時からで…」
運「今日はどこ行くんや?」
t「この辺うろうろしようかと。まずは外宮かと思ってました。」
運「だったら宇治山田駅まで行ったらええよ。この道行けば徒歩10分くらいで着くわ。あっちの方がロッカーの数多いから、まず埋まってる事ないやろし。」
t「!!!ありがとうございます!行ってみます!」
運「おお、気ぃつけてな。」

乗って行けと言われればホイホイ乗っただろうに、徒歩で行ける距離だと教えてくれてありがとう名も知らぬ運ちゃん。

さらに宇治山田駅まで歩いている途中で
運「兄ちゃんそっちやないで!前の信号んとこ左に曲がって!」
と道を間違えていた私に、お客さんを乗せているにも関わらずわざわざ運転席から顔出して教えてくれた運ちゃん。重ね重ね本当にありがとうございました!!

さて、荷物も無事預けられたことですし、本日の目的地である伊勢神宮へと向かいます。

まずは伊勢市駅宇治山田駅からほど近い外宮まで徒歩で向かいます。

10分少々で表参道方面に面した第一鳥居に到着。

夏の朝に木陰の道を通るのは涼しくて気持ちが良いですね。

続いて神楽殿

屋根が素敵な建物です。

土宮(つちのみや)

多賀宮(たかのみや)

そして豊受大神(とようけのおおかみ)をおまつりしている御正殿(ごしょうでん)。
当然本殿は撮影禁止のため、門の外から。

豊受大神さまは天照大神のお食事を司られており、衣食住といった産業の神様なのだそう。

時間も押しているので駆け足でお参りをし、外宮を後にします。

外宮前9:43発→内宮前10:00着 三重交通 内宮前行き

内宮〜外宮間はおおよそ10分に1本バスが走っているので、移動は楽です。

さて、いよいよ内宮です。
まずは宇治橋鳥居をきちんと一礼してからくぐります。

五十鈴川宇治橋で渡ります。

中央線がありますが、宇治橋に限らず境内は基本右側通行となっていました。
なぜ左ではなく右側通行なんでしょう?

神苑(しんえん)と呼ばれる広い参道。

日本の夏風景。驚くほどに緑。

第一鳥居をくぐり、ちょっと脇道に逸れます。
五十鈴川御手洗場(みたらし)

参拝前に心身を清める場所。
確かにこの水なら清くなれそうな気がします。
私も汗にまみれた手を洗わせていただきました。

楽殿

面構えは立派ですが、作りは外宮の方が好みかな。

また脇道に逸れ、風日祈宮(かざひのみのみや)へ向かう風日祈宮橋から。

ここは元寇の時に神風を吹かせた神様がまつられているのだそう。
(なぜか写真は撮っておらず)

本殿の前に荒祭宮方面へ寄り道。

御稲御倉(みしねのみくら)

名前の響き的にお米を貯蔵していた倉でしょうか?

外幣殿(げへいでん)

こちらは外国のお金…ですかね?

…とここまで来て、荒祭宮方面にツアー客がやって来ました。
これではかなり待たされそうなので、先に本殿へと向かうことに。

天照大神が祀られる御正宮へと続く階段。

当然撮影は禁止なので、写真はここまで。

お参りの列に並び、自分の順番が近づくにつれ、徐々に身が引き締まっていく感覚。
そしてお参り。身震いのようなものを感じました。
あの感覚は上手く表現できませんが、日本人が神社を守ってきた理由と近いのでしょうか?

と、そんな事を考えながらゆっくりと内宮を後にします。
荒祭宮経由で。

さて、朝から歩きまわってそろそろお腹も空いてきた所です。
内宮に併設されているおはらい町を歩きます。

典型的なお土産物屋さん街を歩いて行き、おかげ横丁へ。

目指していたのはこちら、伊勢うどんです。
「ふくすけ」さんの「冷やし伊勢うどん(550円)」をいただきます。

極太の麺を濃厚なタレでいただく伊勢うどん
申し訳ないですが正直そこまで好みではないかな…。

続きましては食後のデザート。

水どうファンにはおなじみ、「赤福」をいただきます。

店内にて、赤福3個とお茶付きのセットをいただきます。
うめちゃんとご一緒に。

んー甘い!とにかく甘い!
甘党(しかも和風の甘味派)の私にはたまらない!!

加えて店内の雰囲気も最高でした。

庭を眺めながら縁側で赤福とお茶…なんという贅沢。

こりゃお土産決定だな、と思っていたのですが、

「2日しかもたないんですよねー」

あと3日は旅行するし、暑いしね。こりゃムリだ。

泣く泣く赤福を諦め、朝下車したバス停へと戻ります。

途中でお白石なるものを見つけました。ホワイトストーンズです。

帰りもお土産物屋さん街のおはらい町通りを戻ります。
午後からも予定があるため、目星だけをつけ駅で買うことにします。

伊勢はもう少し神道を勉強し、年齢を重ねてからもう一度。
そうすれば見る角度が変わって、より理解ができるんじゃないのかと。
なのでまだ来るには少々早かったかな、というのが正直な感想です。

4日目その2へ続く