階段を付け替える
薪ストーブを置くためのレイアウト変更で、写真の階段を新しいものに付け替えます。
二階が抜けるか構造の梁や火打が幸いなかったので、CADで設計図を作成しました。今の階段が昔ながらのわりと急な階段なので、ゆったりとさせたかったのですが、間取りの問題で今とそれほど変わらず。
長さ4000で暑さもそこそこの無垢板をさがしたのですが、結局パインの集成材になりました。幅が600あるからこれを丸ノコで半分にして両サイドの桁を作ります。
踏み板は、集成材を避けたかったので、足場板を活用。コスパ最強。
狂いの少ない板を選びますか、反ってます。
ネットを参考にアイロンでやってみましたが、ほぼ成果なし。笑 足場板なので電気カンナで表面をきれいにしました。
多少節が目立ちますが、このあと穴埋め処理をしていこうと思います。
柱を抜く
薪ストーブを置くために、写真の柱を抜きます。
抜く前に、入念に荷重計算です。
抜く前の柱間隔は、半間と1間。よって抜くと約2.7mになります。梁が大きくたわんでしまっては大変です。
現在の梁は105mm。今の時点でも梁せいがあまり大きくないですね。
数平米の2階床の根太荷重を受けている様子。これだけならたいしたことないです。
さらに、2階の同じ場所に通し柱ではない管柱が乗っています。どのくらい屋根の荷重を受けているかと、屋根裏をチェック。構造を見るかぎりだと、あまり荷重を受けていないみたい。
そこで新たに105の梁を追加して2重梁にします。入手しやすいし。
梁の入れ方は、柱を半分欠きむやり方。
柱をとってからだと梁がたわんでしまうので少しずつ梁を入れていきます。
写真は梁(杉の105柱材ですけどね)を半分差し込んだ状態。
見切れてますけど、手前の柱も欠きこんでます。端っこはぴったりにしないとだめですね。元の梁にピッタリくっつけますから。
奥側は、せいの高い梁があるので欠きこみできず、添え柱で梁を支えることに。
柱を完全に切断して、梁を入れ込んだ状態。
予想通り、大きな荷重を受けていないようで、柱の切断時ものこぎりが食い込むことなく梁のたわみはほとんどなかったです、コンマミリぐらいかな。
あとは、2重梁としてボルトで緊結します。写真だと柱が残っているように見えますが、完全に切断されています。
古い壁を落とす
築40年を超えた家なので、むかしながらのポロポロ落ちる「せんい壁」や「砂壁」があちこにちあります。
古さを感じるばかりか、しみ込んだ汚れや匂いは耐えられませんよね。
そこで、活躍するのが、この「白い粉」。いろいろな種類のものがありますが、コスパ最強はこの商品。
水に入れて混ぜると、ゲル状になり、そのまま壁に擦り付けます。
しばらくして水分が壁に吸収した後に、スクレーパーなんかでこすると、あら不思議、ボロボロ落ちます。
こうして、下地のモルタルが割ときれいな状態で現れます。
漆喰塗るのもよし、石膏ボードでふさぐのもよしです。
壁自体を撤去する場合は、2,3センチ厚のモルタルとラスボード、木材ゴミが大量にでて、産廃処分となります。費用の面からなるべく、モルタル壁の状態ままで止めておきます。