USB起動のBacktrack 4をVMwareで起動

USBメモリから起動するようになったBacktrack 4ですが、せっかくなのでVMwareでも利用できると便利です。
でも、VMwareUSBメモリを認識するものの、USBメモリから起動することはできません。
しかし、PLoP Bootmanagerを利用すればブータブルなUSBメモリVMwareで起動することができます。
起動手順は以下のとおり。

  1. ブート可能なUSBメモリ(Backtrack4入り)を準備
  2. PLoP BootmanagerのISOイメージ(plpbt.iso)をダウンロード
  3. VMwareでゲストOS作成(メモリ 512MB:HDD なし:CD plpbt.isoイメージファイル:USBデバイス あり)
  4. VMwareのゲストOSの電源をOnにし、PLoP BootmanagerのISOイメージから起動
  5. USBメモリを挿し、PLoP Bootmanagerを利用してUSBメモリから起動

起動してしまえばあとの操作は同じ。USBメモリ持ち歩くこと考えると、VMwareのゲストOSファイル一式(*.vmxやplpbt.iso)をUSBメモリ(/dev/sdb1)にコピーしておくと便利。

Backtrack 4 PreをUSBメモリにインストール(Step 5)

以上で設定完了。PCのBIOSの設定を変更しUSBメモリから起動するように設定。あとは、USBメモリからPCを起動するとBacktrackが起動することを確認。また、grubのデフォルトのエントリから起動(Persistentモード)した場合、変更内容が保存されることも確認する。

Backtrack 4 PreをUSBメモリにインストール(Step 4)

# grub-install --no-floppy --root-directory=/mnt/sdb1 /dev/sdb
  • 設定変更
# vi /mnt/sdb1/boot/grub/menu.lst
「Start Persistent Live CD」のエントリを一番上にして、「kernel」で始まる行の末尾に「quiet vga=0x317」を追加してファイルを保存。
以下、ファイルの内容
# By default, boot the first entry.
default 0
# Boot automatically after 30 secs.
timeout 30
splashimage=/boot/grub/bt4.xpm.gz

title                Start Persistent Live CD
kernel                /boot/vmlinuz BOOT=casper boot=casper persistent rw quiet vga=0x317
initrd                /boot/initrd.gz

Backtrack 4 PreをUSBメモリにインストール(Step 2)

  • fdiskコマンドを利用して、次のようにパーティションを作成(以下、USBメモリが/dev/sdbと認識された場合)
    • /dev/sdb1:サイズ 2GB:ファイルタイプ FAT32(filetype:b)
    • /dev/sdb2:サイズ 残り全部:ファイルタイプ ext3(filetype:83)
  • パーティションをフォーマット
/dev/sdb1(Backtrackブート用)
# mkfs.vfat -F 32 -n BT4 /dev/sdb1
/dev/sdb2(変更データ保存用)
# mkfs.ext3 -b 4096 -L casper-rw /dev/sdb2

Backtrack 4 PreをUSBメモリにインストール(Step 1)

  1. Remote-Exploit.orgのサイトからBacktrack 4 Pre ReleaseのDVDイメージをダウンロードする。(http://www.remote-exploit.org/backtrack_download.html)
  2. DVDに焼く。
  3. このDVDからPCを起動する。
  4. USBメモリをPCにさして認識することを確認する。

Backtrack 4 PreをUSBメモリにインストール

Pre Release以降、正式版がなかなか出ないですねぇ。
正式版で試してからメモしようと思いましたが、備忘のため。
材料

  • Backtrack 4 Pre ReleaseのDVDイメージ
  • Windows PC(USBメモリからブート可能なもの)
  • USBメモリ8GB(というか、今回はBuffaloのMicroSDリーダと8GBのmicroSDHCを利用)

作業の全体像は以下のとおり。

  1. Backtrack 4 Pre ReleaseのDVDイメージから起動
  2. USBメモリパーティションを分割+フォーマット
  3. ファイルのコピー
  4. USBメモリのブート領域、Persistent領域(変更を保存する領域)を作成
  5. 起動