奇っ怪生物、オオグソクムシを食する。意外にイケるかも。

試しにオオグソクムシを食べてみました。*1
オオグソクムシとなんだか覚えにくいですが、大具足虫と書けばイメージ湧くかな。草履みたいなもんです。6人で出かけて2人しか食べませんでした(笑)なぜ、そんなに警戒するwww

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生きているオオグソクムシは、ペットな感じです。サワサワと水中を動き回ります。深海に住んでいるので日焼けをしていなく不健康感がたっぷりです。ダンゴムシではなくて、フナムシ系ですねえ。周りからは、あんまり変わらないと言われますが。

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焼く前の姿、ぬるっとした感じであまり気持ちの良いものではありません。これを見る限り、大きなダンゴムシです。匂いを嗅いでみましたが、臭くはありません。

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持ってみました。サングラスを掛けています。ちょっと強面、これは深海に生息するからでしょうか。

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足がいっぱいあります。まだ柔らかいですね、グッタリとしています。

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網焼きにします。裏返して甲羅?部分から焼きます。

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かなり良く焼いて、裏返します。火が通ったところは白くなっています。気分的にしっかり焼いて食べたい感じでしたので、かなり丁寧に焼きます。

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良く焼けました。焼く前より硬くなっています。サングラスは白くなっています。蟹挟みで縦に半分にカットし、隙間から蟹スプーンで身をほじくり出して食べます。薄っぺらいので、ほんのちょっとしか身がありません。濃ゆい甲殻類の味です、伊勢エビの濃厚な奴ですねえ、あんなに身はありませんが。

f:id:tipitu:20170220214435j:plain焼津市(旧大井川町)の「かに小屋」というところで食べられます。ざっくりとしたお店で、イスは蜜柑箱です。ぜひ。

 

*1:2017/02/17

書店えみたす、山女日記

書店「えみたす」、今日も素敵な棚作りをしていました。
岩木一麻著『がん消滅の罠』を購入、地元の書店で買いましょうよ。それでもって、図書館がないから本が読めないとか書店が少ないから本が選べないとか言う前に、本を読みましょうよ。市内にはブックオフもありますよ。これは恵まれている。じっくりと文字を追う文化を創りたいと思う。

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湊かなえ著『山女日記』読了*1。やっぱり、湊かなえ、凄いわ。
ドラマ化しているが、観ないでおこう。恐らくこの面白さは文字、文章、ページを捲るところから来ていると思われるので、そのイメージを崩したくない。単なる山歩きの小説ではない妙を感じる。

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ということで、今年は山歩きするぞー(←特にこの本に刺激された訳ではない)。

*1:2017/1/17

オールド・テロリスト

村上龍著『オールド・テロリスト』文藝春秋刊、読了。軽いノリの表紙のイラストと帯のつまらなさから、有川浩著『三匹のおっさん』みたいかなというイメージで読み始めたのだが、結構、ヤバいストーリでグロくてビビったりした。それでも一気に読ませる面白さもあって、570ページを2日で読了。f:id:tipitu:20170212001736j:plain後半、相良牧之原ICとか、なぶら館とかが出てきたりして、おー、村上龍、取材来たかあ、と感動。生シラス食べたり。カツラギという個性的な女性が巧く描かれていて読み応え有り。野間文学賞を受賞した『半島を出よ』と同レベルの傑作かも。

東名高速道路牧之原SA、リニューアルオープン

2月1日にリニューアルオープンした東名高速道路牧之原SA(上り)に行ってきました。*1

SA内で京都から来る友人に密会するというミッションもあったので時間が遅くなり、JAハイナンの地物野菜コーナーとか、人気スイーツ、上島珈琲のMUC COFFEE ROASTERSは、さすがに閉店していました(22時閉店)。くー。檻でしたよ。

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残業で遅くなって帰宅してカレー食べてから出かけたのに、また友人と麺屋燕の塩ラーメン食べてしまいました。

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食い過ぎ。

*1:2017/02/03

一人鍋、映画『アイ・イン・ザ・スカイ』

一人鍋、水に1時間ほど浸けた日高昆布で出汁とって、沸騰間際に取り除く。後はもう野菜をたっぷり入れて柚子ポン酢で食べるだけ。簡単でうめーよ。毎日でも食べられそう。土鍋はやっぱり素敵だ。

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で、映画『アイ・イン・ザ・スカイ』を観た。

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これはぜひ映画『スノーデン』とセットで観てもらいたい。なぜなら、どちらも現代の戦争という実態を暴いているから。問題はIT技術とか兵器の性能とかではなく、倫理観であり、世論である。

奇しくもアメリカではトランプ旋風が渦巻いている中でこの2本の映画を観たわけだが、どうにも良い方向に行く気がしない。アメリカ第一という倫理観、選挙を勝ち抜いたという世論を根拠に、今のアメリカは「一人の少女を見殺しにするのか、80人の命を危険にさらすか」の選択を迫られれば前者を選び、そして「自由より安全」を選択するのではないか。

ちなみにノーベル平和賞を受賞したオバマ政権時下、ドローン攻撃を積極的に進めたのだよね。犠牲者も凄い。一体、平和ってナニ?

怖えーな。

西川美和著『永い言い訳』は凄すぎる(買って読むべし)

このところ本を読んでいます、映画も観ています。諸般いろいろ荒むことが多いので、こういう時間が必要なんですね。ポカポカの陽だまりの中でコーヒーを啜りながらの読書は幸せ感じます。

で、ここ数日で読み切ったのが、西川美和著『永い言い訳』文藝春秋社刊です。私は世情に疎いので知らないのですが、著者は映画監督です。この書籍の帯に「映画化決定」とつまらないコピーがあったが、それはやめてもらい小説です。要するに映画には馴染まない小説ならではの魅力満載なのですよ。

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で、ここで念のため調べてみたら、既に映画化されていました。くー、しかも著者自ら監督しているし。

nagai-iiwake.com

まあ、いいや。雑多な手法で細切れな構成ですが、それらが少しずつ絡み合い、まとまり、最後には一つの強い紐になるみたいな見事な筆力を感じます。うー、うまい!と思わず言わせちゃう心理描写が巧みすぎる、一言一句、丁寧に読みつつもページを捲るのを止めたくなくなります。本当の幸せってなんだろうね、ということ。この本は、借りて読んではいけません、購入して読むレベルの書籍です。すでに文庫化もされていました。 

永い言い訳 (文春文庫)

永い言い訳 (文春文庫)

 

 で、ここで念のため調べてみたら、著者はこの作品で直木賞候補になったのですね。うんうん、たしかにそれだけの力があります。最後の一文まで気が抜けません。

 

ミッキーマウスの憂鬱(再読)

自慢じゃないが、この歳になってもディズニーランドには行ったことがない。なんて、実は自慢である。

でもね、僕はミッキーマウスの悩みを知っているのだよ。なぜなら松岡圭祐著『ミッキーマウスの憂鬱』新潮社刊を読んだから(再読)。史上初(平成17年当時)のディズニーランド青春小説。

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因みに、トランプ大統領が保護主義なんて言っているけど、そのなの今に始まったものではない。アメリカは、ミッキーマウスの著作権を守るために著作権法の改正を繰り返し、延長を図っている。1984年、2003年と延長されてきたが、現時点法律では2023年でミッキーマウスの著作権は消滅する。

ディズニーランドに行ったことはないけど、興味津々なのである。

『スノーデン』『ヒトラーの忘れもの』

映画2本、立て続けに観た。

<スノーデン>

今年一番の面白さだった(と言ってもまだ3本目だけど)。傑作だ。現代の戦争、オバマ政権時代の実話であるが、トランプが政権を握った今観ると、スノーデンの暴露による米国の対応が今後どう展開していくのか、更に興味が出る。一般市民レベルのネットのアクセス情報が全て収集され利用されているのはもう常に体感するし、公開データとして活用が出来るようになっている。が、世界の脅威のためというレベルになると、未だにもう後戻りできないくらいのことが行われているのだろうな。我々の生活レベルにおいても、個人情報をむやみやたらと収集・発信することの是非について、あらためて考え直したいところ。

○ ニコラス・ケイジ、久しぶりに存在確認した。
○ 映画『スノーデン』オリジナル・サウンド・トラックに、ピーター・ガブリエルの"The Veil"が入っていないのは納得いかんなあ。一体、どういうこと?
○ オリバー・ストーン監督、やっぱりすげー。

 

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<ヒトラーの忘れもの>

果てしなく救いのない展開で観ていてマジ辛い。

ストーリは、デンマークの海岸にナチス・ドイツが埋めた地雷200万個を、戦後、ドイツの少年兵に撤去させるというもの。戦争、子供、地雷、死、理不尽、エンドレスという辛い要素だらけ。邦題が醸し出すイメージとはかなりかけ離れている。映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観終わったときのようなどんより感が堪らない。

戦争はダメだよ、不幸が不幸を産みだす負の連鎖。

遂に年賀状が完成

えっ、いつの?って2017年版です。おかげで年末年始はゆっくり出来たですよ。申し訳ないが普通葉書なので、お年玉くじは無しね。というか、今日(15日)が抽選日じゃん。まっ、いいか。そこは、そんなに期待していないだろうから。

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今年はね、カラーなんですよ、ちょっとだけ。せっかく4色インクジェット複合機を買ったのだから、色を使ってみたくなったのよねー。20年振りくらいにエプソンを買った。EPSON PX-04Aが6980円、4色インクタンクが3500円くらい、どうかしている。消費者庁とか指導しないのかね、これ。本体価格がどうなのかっていう問題ですが。

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ということで、葉書は20枚(送付枚数18枚)。普段会っている方、SNSで繋がっている方は省かせて頂きました。申し訳なし。以下、個人情報を変更した文面、年賀状が届かない方は読んで下さいませ。

プリンタが壊れていたこともあり年賀状を出さない決心をしましたが、元日、それなりに届いたので、作ってみました。あけましておめでとー(遅い)。目下、断捨離・持たない暮らしを目指していますので、それまでマメに付けていた記録もやめました。なので、以下に抽出した事項は信憑性が低い。話半分で読んでみて下さい。
<2016年1月>人間ドックで相変わらずポリープ1、腎結石1、動脈瘤1を確認、まだまだw○長男が成人式○東京駅から歩いて皇居一周○福岡へ。門司港牡蠣まつり、下関の焼きカレー、小倉でフグ刺し。大雪でFDAが欠航、帰れない。チェーンを捲いて宗像神社へ。急遽宿をとってもう一泊w。しかたがないので博多中州でとり鍋、福岡でインフル罹患、そのまま仕事休む。人生初タミフル<2月>長崎・熊本・大分、日田焼きそば美味い○牡蠣三昧<3月>Ingress OBSIDIAN浜松に参加○持たない暮らし、断捨離実践○引越マイブーム、長男が千葉県印西市内の水平移動、長女が千葉県柏市へ引越し○いきなりステーキ○さくら ブロッサム & ストロベリー フラペチーノ○長女、東京で一人住まい、大学生活に突入<4月>長女入学式○千葉県柏市内を探索○川根路探索<5月>熊本地震への静岡県現地支援本部への市町派遣職員として10日間熊本県の某町へ、バスで熊本を往復。文化センター内の段ボールベッドで生活、仮設住宅設置の業務、麦畑が美しかった○ドキュメント72時間に嵌まる<6月>6年ぶりに自分専用車。スズキ・アルト、全額ローン○東京、吉祥寺・渋谷を探索、ムーバスに乗る<7月>アルトで印西市への旅、長男と長女は初めての不在者投票○コストコ楽しい○長野県塩尻市○Ingress XM Anomaly - Aegis-Nova -Tokyo<8月>我が家に3台目の無線LANルーター設置○WINDBLOW、風強すぎ<9月>長女、ニュージーランドへホームスティ。帰国時には出迎え○伊豆方面で戦闘<10月>FDAで札幌へ。丘珠空港は便利。初めての札幌、小樽○石川県小松市どんどん祭り<11月>ジョイフル本田千葉ニュータウン店、デカイ!ホームセンター日本一の広さ○財布を紛失。クレジットカード、nanacoカード、Suicaカード、ATMカード、運転免許証、健康保険証、ロト6宝くじ5枚、コメダ珈琲店のコーヒーチケット、不審者カード、映画館ポイントカードを全て失う。精神的ダメージ大○免許証再交付○停車中の私のアルトの後部ドア付近に親戚のオジサンにぶつけられる。ドア一枚交換。ろくな事が無い<11月>長男、マイコプラズマ肺炎。数日後、薬疹で日本医科大学千葉北総病院へ緊急入院○薄い財布 abrAsus (アブラサス) classic購入○中央新幹線南アルプストンネル(山梨工区)の早川非常口トンネル工事現場見学○フレッツ光ネクスト隼に変更<12月>東京ミッドタウンのイルミネーション○渋谷ライナーで渋谷へGO、代々木公園青の洞窟、新宿御苑○ペーパークラフト空也上人は作り始めて3年、一向に完成しない○年賀状をやめることを決意○晦日『君の名は。』を長女と観にいくが満席で撤退。コメダ珈琲店でまったり<2017年1月(番外)>映画『君の名は。』を観る(2回目)○映画『海賊とよばれた男』を観る○突然の高熱○プリンタ購入○普通の葉書購入・印刷(今ここ)<観た映画>007スペクター○ブリッジ・オブ・スパイ○ヒトラー暗殺13分の誤算○ブラック・スキャンダル○オデッセイ○マネー・ショート○エンド・オブ・キングダム○マネー・モンスター○スポットライト○スティーブ・ジョブズ○オマールの壁○帰ってきたヒトラー○シン・ゴジラ○シン・ゴジラ○シン・ゴジラ○疑惑のチャンピオン○ハドソン川の軌跡○君の名は。○<記憶に残る書籍>僕だけがいない街○鴨川ホルモー○羊と鋼の森○メメント・モリ○カエルの楽園○国盗り物語○3月のライオン○里山資本主義○聖の青春<その他>子供達が一人暮らしになり、家の中がヒッソリとした。金銭面では大変だが、洗濯や食事は簡素になり自由になる時間も増えた。

 

海賊とよばれた男、君の名は。

映画『海賊とよばれた男』を観た。原作読んでいるので、ざっくりとストーリは判っていた。今回、映画化期待していなかっただけに新たな感動。

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ニュージーランドでスパイに間違えられ拘束されたことがある私の大嫌いな綾瀬はるかが出演していたのだけれど、役柄も「なんじゃ、ひどいなあ」と思ったりして更に嫌いになっちゃったわけだが、実は、最後には落涙激しく困ったのも事実。これは演技力とか俳優の魅力ではなく脚本・原作の勝利だな。
岡田准一は、ジャニーズ事務所のくせに、なかなかいいね。まだアイドルやっているの?『図書館戦争』『永遠の0』も良かった。今となるとNHK大河ドラマ『黒田官兵衛』を観なかったのが惜しまれる。

正月2日に長女と観にいったの映画は『君の名は。』。私は、2度目。よく判らなかった部分とか細かい拘りの部分が少し回収できたような気がする。滝君の部屋のイスが私がこの歳になっても手に入れることが出来ないアーロンチェアだと気がついたこととか。

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長女とは、12月30日に『君の名は。』を観にいき満席で撤退したので、2日の日はレイトショーを予約していくというかつてない慎重な行動をとった。蓋を開けてみれば案の定、この回も満席で、あらためてこの映画の底力を知ったわけでもある。映画が終わった夜の11時過ぎ、カーオーディオ(iPhoneとのBluetoothAudio)から流れてくるRADWIMPSの曲を娘と一緒に口ずさみながら帰ってきたもの良い思い出となったお正月。