本日の作業は引き続き、ナカミチのパワーアンプPA-50CEのメンテナンス作業です。
次の工程は、いよいよメインのアンプ回路です。
電源ラインの固定ビスを5本、信号入力線とグランド線を半田で外し、パワートランジスタを12個、基板固定ビスを5本取り除くと漸くヒートシンクから基板が取り外せます。
ちょっと残念な点がありました。
製造時のミス?だと思いますが、放熱シートの取り付け時にズレた状態でパワートランジスタを取り付けたようです。
向かって右側はビス穴に対して放熱シートの穴が合っていますが、
左側は穴一個分の3ミリほどズレてます。恐らく、右側を合わせて左側を載せたのではと想像します。
向かって右側が右チャンネルの基板で、すべての電解コンデンサと、ペアFET、半固定ボリュームの交換を終えたところです。
左側はパワートランジスタを外したところです。
なぜ、左側のパワートランジスタが基板から外れているかと言えば、右チャンネルの作業終了後、パワートランジスタをチェッカーで測定したところ、NPNタイプはすべて規定のhfeを割っていましたので、急遽左チャンネルも測定し、NG品をカウントして部品手配するためでした。
原因は不明ですが、今後長く使い続けるためには劣化したトランジスタも交換します。
まだまだ作業は続きます。