新しいことをする

気持ちを一新しようと思って、まずは日常的に使うツールを変えてみることにした。

開発機を Linux にする

いま開発している Ruby プロファイラで Linux にしかない API を使いたくなって、それならばと Linux マシンを新たに組んだ(元々あったものは調子が悪かったが原因はまったく真面目に調べていない)。 i5-13500 で組んだら CRuby を1分強でフルビルドできて超快適である。

VS Code Remote をまじめに活用

Linux Desktop を使っても良かったんだけど、流行に乗って VS Code Remote を中心に開発環境をしっかり整えてみることにした。 副次的な効果として、出先で SSH 越しに開発するときもエディタのレイテンシがなくて非常に快適になった(Vim だとどうしても roundtrip 分の遅延がある)。

macOS を日本語設定にしてみる

MacBook Air を初期化するついでに、macOS を日本語で使ってみることにした。 ある時期から macOSAndroidGoogle アカウントの言語設定を英語にして使っていたけれど、出戻りした形。 最近、tech における日本語のプレゼンスが下がっている気がしていて(AWS のドキュメントがひどい機械翻訳で提供されるなど)、OS を日本語で使うことで少しでもこれに抗えるかなという気持ちもある。

なお AWS コンソールを日本語で使っていたら、EC2 を stop (停止) するつもりで terminate (終了) してしまったので、これは英語にすることにした。

Android から iPhone にしてみる

Android 2.3 ぐらいから長年 Android 一筋できてるけど、iPhone 15 を買ってみた。 まぁ iPhone 使ったことがないわけでもないので、革命的な違いを感じるとかはなかった。

Spotify から Apple Music にしてみる

なんだか Apple 信者じみてきたが、そういうわけではない。 Spotify のサジェストが完全に固定化されて飽き飽きしているのもあって、Apple Music をメインのサービスに据えてみることにした(いわゆるロッカーサービス目的で元々契約している)。

プレイリストに目新しさはあったものの、日本語で使っていると国外のアーティストがカタカナ表記になりがちなのに耐えられなくて Spotify に戻った。

様子

Todoist でまじめに Todo 管理する

特に良いわけでもない記憶力にすべてを任せるのをやめて、やるべきことを Todoist につけるようにしてみた。 やや崩壊気味。

Logseq でメモを取る

Logseq にメモを取るようにしてみている。 それなりに続けているけど、まだ勘所をつかめていないかも…… CotEditor に適当に書いて消失するよりは良いかと思っている。

Firefox から Chrome にしてみる

世間的には逆のほうが多い気がするけれど、メインブラウザを Firefox から Chrome にしてみた。 ……気づいたら Firefox に戻っていた。

こんなところか。

macOS で日本語と英語の切り替わりがラグくて "kおんにちは" みたいになるときの対処法

macOS で Ctrl+Space のキーバインドで日英 (IM) を切り替えたとき、IMの切り替えが遅くて手の速度についてこないことがある。
例えば 英 → 日 に切り替えたとき、 "kおんにちは" みたいになってしまう。

この設定を入れ替えるとだいぶ改善される。理由は分からない。
システム設定 → キーボード → キーボードショートカット → 入力ソース → (前の入力ソースを選択, 入力メニューの次のソースを選択)

Before After

6 years, 3 months, 7 days

個人の日記です。

退職日の翌々日、Kaigi on Rails 2023 の場で多くの人に「転職したんですか」と話しかけられた。そうなんです、と答えながら、少しばかりの寂しさはあった。会社名で覚えてもらっているとしても、それすら誇りになることだった。

2017年7月に内定者アルバイトをはじめた。「開発基盤グループ」に憧れていた。エンジニアのためのエンジニアリング! 最近になって Platform Engineering の名が広まり始めているようだが、この会社では当たり前のことだった。なんと素晴らしきことか。

紆余曲折…… 紆余曲折あって2020年度に新卒入社。配属はマーケティングソリューション事業部(広告事業と言ったほうが伝わる)。良きチームメイトと良きマネージャーに恵まれました。終盤はレシピ事業への異動を希望して、会社の本丸であるレシピ検索にがっつり関わることができた。いい話。

6年間の間いろいろあったけれど、会社を中心としたコミュニティはずっと自分にとって大事な「居場所」であり続けてくれた。どっぷりだった。Slack の発言数ランキングで10位より下に落ちたことはほとんどないと思う。

技術的にも多くのことを学んだ。内定者アルバイトをはじめた B4 のタイミングでは Rails すらおぼつかなくて、デプロイメントをちゃんとやる方法もよく知らなかった(同時期の ISUCON で「Ruby ってどうデプロイすればいいんだっけ?」という会話を交わしたのを記憶している)けれど、今ではその辺はだいぶ詳しくなった…… と思う。あと DWH 的なものに触れるのも初めてだったり。大規模なサービスを運用している現場でしか学べないことは多くあった。 (ところで、読み取りが多いアプリケーションの経験に偏っていると言われればそうかもしれない。特性が異なるアプリケーションはまだまだ学びの余地がありそう。しっかりやっていきたい)

Ruby コミュニティとの近さも心地よかった。CRuby コミッターが2人もいるのもそうだし、RubyKaigi 2022, 2023 に参加させてもらえたことで Ruby コミュニティと一気にお近づきになれた…… と思う。あと RubyKaigi 2023 のスポンサーシップのリードを務めたのはめちゃくちゃ楽しかった。企画を考えるのは大変。

2023年6月5日は…… 忘れることがない日になる、と思う。 自分は "対象" にこそならなかったけれども、信頼できるチームメイト、大変な局面を共に乗り越えた仲間、休日も遊びに行くような友達、そんな人たちがいなくなるのは大きな影響があった。

6年3ヶ月7日、学士号と修士号を取れるほど長い期間いた場所。思い出を文章に固定することで、少しでも消えずに残るとうれしい。


この記事は退職日に投稿したことにしています。

RubyKaigi 2023 参加記

大遅刻! なんですが、松本で開催されたRubyKaigi 2023の参加記です。日記。

RubyKaigiとわたし

RubyKaigiの物理参加は3回目(2018, 2022, 2023)。

Rubyコミュニティの中に友人や知り合いが増えてきたことで、RubyKaigiがいよいよ楽しくなってきた。全身でRubyKaigiに参加するためにRubyを書き続けていたい、と思うぐらいに好きな人たちの集まり。

発表

プロポーザルを採択してもらえたので、今回は発表することになった。内容についてはまた別の機会で書きたい。

発表が終わったあと、ホワイエとかで議論しにきてくれた方が何人かいて、これが「廊下」ってやつか、ついに「廊下」に混じれるのか!!! という感動があった。プロファイラや rb_profile_frames() について Ivo (@KnuX) と議論できてすごく良かった(し、普通に勉強になった)。

もうひとつ意外だったのが、「Speakerをやってた人」で覚えてくれた人がいること。居酒屋とかRuby Music Mixinで会った人に「発表見ましたよ」と言われるのは新鮮な体験。うれしいのと恥ずかしいのが混ざったなんとも言えない感覚がある。

(実は直前まで発表の内容がまとまらなさすぎて、Day 2はAM 1:30ぐらいに起きてスライドをいじったりもしていた……。体力的には大丈夫なんだけど、発表どうしよーってのがずっと頭の隅にあるとせっかくのKaigiをフルに楽しめない気がしちゃうので、次に似た機会があったらしっかり準備していきたい)

会社のスポンサーシップ

今年もクックパッドはRubyKaigiのスポンサー(Wi-Fi & Rubyists on Rails Sponsor)だったが、これの社内的な取りまとめを務めた(つもり)。大変だった。協力いただいた皆さん、ありがとうございました。ご迷惑をかけた皆さん、ごめんなさい。

#rubykaigiNOC

前回のRubyKaigi 2022より、sorah先輩率いるNOCチームのお手伝いをさせてもらってます。自分の仕事はケーブルを会場中にひくこと。L2以上は……なにもやってない! やってみたいと思いつつ、普段の仕事、発表や会社のスポンサーシップ準備などなどで何もできなかった。

と、いう感じなんですが、今年はクックパッドのスポンサーブースでNOC絡みの企画としてNOCクソクイズ8の字巻きコンテストをちょっとやらせてもらったりもしてた。クックパッドはWi-Fi Sponsorだからね


もっといろいろ書くべきことがあるはずなんだけど、少し時間が経ってしまったのとか、いろいろあってうまくまとまらず。でも次も楽しみ。沖縄で会おう!

靴を洗った

この記事は KOBA789 日記 Advent Calendar 2021 の15日目です。

www.adidas.co.uk

白い靴を買ったが、いろいろあって異常に汚れてしまった。ので洗った。

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汚い。ちょっと拭いてから諦めたあとの様子。

拭いてどうにかなる域はとうにすぎていたので、思い切って水洗い。合皮っぽかったのでためらわれたが。

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ジャバジャバ

革部分は汚れがスルスル落ちてくれた。が、布部分の黒ずみはとれず……。ブラシでゴシゴシしても全然ダメ。

というかこの黒ずみの原因はなんなのだろう。革部分と同様の汚れもあるのだろうけど、ジーンズと靴下からの色移りも多分に含まれていそう。

www.amazon.co.jp

使ったブラシはこれ。タワシよりは靴に優しいと思って買ってみた。

2日ぐらい乾燥させてから、靴用のクリームを塗った。黒い部分に白いクリームが触れてしまうと白くなってしまい、意外と難しい。 普通はボロ布みたいなやつで塗布するらしいが、ちょうどいいのがなかったのでキムワイプ

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シュークリーム

あとは裏でブリーチしてた靴紐をつけて……

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いや靴紐汚ねえ。2時間ぐらい漂白したんだぞ。ベロもそんなに綺麗になってないような。布部分を綺麗にする方法、教えてください。

GPG鍵の運用メモ

GPG鍵の有効期限が切れるたびに、オペレーションをググっているのでメモしておく。 基本的に Subkeys - Debian Wiki と同じ。

運用方針

  • Master private key には有効期限を設定しない
    • 万が一この鍵が漏洩した場合、自身の有効期限を書き換えることができるので意味がない
    • その代わり、普段使いのPCにはこの鍵は入れない
  • 普段使いのPCには有効期限を1年に設定した subkey を入れておく
  • 1年おきに master private key を引っ張りだしてきて、subkey の有効期限を延長する

有効期限の延長

gpg2 --edit-keys 21B5525E224268076E2163F992F2E8C12BF4ADD0
gpg> key 3E52C704B1FD2D0C
gpg> expire
Key is valid for? (0) 1y

延長した鍵のエクスポート

gpg2 --export-secret-subkeys --armor 21B5525E224268076E2163F992F2E8C12BF4ADD0

2020年を振り返る

1月3日ぐらいに半端に書いて1ヶ月以上放置した原稿を出しちゃうことにする(なぜならもう2月19日だから)。

新生活

大学院の修了と同時に、東京の目黒へと引っ越した。 オフィスへの移動はバイト時代と比べて大幅に楽になったし、24時間営業している飲食店も多くて便利な暮らしとなった。

……という程度しか東京の便利さを享受できていないのが実感。 本当はいろいろなイベントに参加しやすくなったりするなどで地の利を得まくるはずだったのが、Covid-19で外出機会はあまりなかった。かなり残念。

せっかく都心に住んでいるのだから、渋谷・新宿といった街のことをもっとよく知りたい気持ちはある。 これは自分がインドアなことであまり成功していないような気もする。どうなんだ。

そして、学群・大学院時代の6年間を過ごした茨城県つくば市とはいよいよお別れとなった。 初めての一人暮らしを大満喫した土地であり、すっかり愛着のある土地であったが、まだしばらくは大都会にいたいかな。

その大都会の新居には駐車場はなく、月極駐車場もかなり高額なため、5年弱乗り回したインテグラは手放した。 初度登録から17年ぐらい・15万km以上走行しているのに、立派に力強く走り続けてくれたいいやつだった。 手放した理由は、新居に駐車場がなかったり、付近の月極駐車場が高額だったり、みたいなものだが、 そろそろ別の車に乗ってみたいかも、という気持ちもある。とはいえまだ気持ちだけで、具体的な計画はない。

卒業

修士課程はストレートで卒業することができた。めでたい。 「計算機科学を究める」という壮大な目標をもって決断した修士への進学だったが(大誇張)、数歩ほどは近づくことができたかもしれない。

研究そのものはさておき、コンピューターを学問の対象として扱うコミュニティを知ることができたのが大きな収穫のひとつかもしれない。 計算機科学の分野のなかだけでも、研究しつくされていたと勝手にも思っていた領域や、自分が想像もしたことのないような研究があること、 そしてそれらへのアクセスの方法を知ることができたことは素晴らしい経験だった。と言うと格好がつくだろうか。

仕事

アルバイトとして2.5年働いたクックパッドにそのまま就職した。 広告関連の部署に配属されて、クックパッドに表示される広告の配信システムを作ったりしている。

フルタイムで働くようになっての最大の変化はやはり収入面だろう。 4月になってから収入が激増し、金銭的に強い不自由を感じることは激減した。毎月のカードの引き落としに怯えることもなくなった。

うーん特筆したいほど面白いことをやれていない気がする……。来年はがんばりたい。

趣味

これ! と呼べるものは実はない気がしてきた…… が、多分それは思い出せないだけなので思い出したら書く。書くのか?

Covid-19

2020年を語る上で外すことのできないこの事象だが、別ポストとする。

2021年へ

2020年を総合すると…… 転居・就職で外的な変化は大きかったものの、内的な変化は意外にも少なかった一年、と言えそう。 というのも、仕事の技術的要素は自分のコンフォートゾーンに収まってしまっていそうだし、趣味の技術活動にはさほど時間を割けなかったからだ。 ということで、今年はGUI技術に挑戦したい気持ちがあるかもしれない。わからんけど。 あとはアウトプットが少なすぎる自覚があるので、その辺の気持ちを高めていくか。日本語を書くのも得意になりたい。

あとは、もう少し日常の記録をつけたいかもしれない。ここ数年でも様々な変化はあるはずなのに、 記録をつけていないことでそれを思い出せず、思い出が平坦になってしまっているように感じているから。 ということで、自分の人生(というと大げさか)の記録をいい感じに残せていけるといいな。

おわり