部屋から出ようともしないのに

毎日の生活と思うこと

推しが死んでしまった日に読む話

「推し」という言葉

・(私が)推している対象を指す  

用例:おしゃれして推しに会いに行く握手会

・『〇〇推し』という自分の役割の話なので自分を指す

用例:私は〇〇推しの同担拒否である


のどちらか分からなくなるので(頭が悪い)、間違えないようにあまり使わないようにしてるのだけど、上手い代替の単語が出てこないので必要に迫られれば使うことにしている。



そんなどうでもいい迷いを抱えていた中

とうとう推しが死んでしまった。

作中で死を迎えてしまった。


遂にこの日が来てしまった。



オタクの中にも何種類かいて、

私はどちらかというとアニメや漫画などの二次元ものが好きで、その中でも「キャラ<<ストーリー重視」の考察厨というものだと自分では思っている。

深みのあるストーリーになればなるほど暗い話も出てくると思っているので

推しというものは存在したものの、いままで「推しの死」というものにそこまで打ちのめされたおぼえがない。


が、しかし

今回は…今回ばかりは…


深く書くと作品の特定とネタバレになってしまうので何とも言えないが

この作品もつい昨日まで私はいつものようにストーリー重視で読んでいたつもりだったし、先の展開にワクワクしながら、伏線を確認したり、考察ブログを読んでみたり、言ってみれば死の匂いも感じていたわけで。


なのに!なのに!

予想通りの展開だったものの、いざ死んでしまったら悲しくて悲しくて仕方がなかった

という話。


ああ…登場人物の描き方が上手なのかな…

作者すごいな……


死んだら途端に辛くなるもので

いまもまさに現実逃避のため

「クランクアップでーす!おつかれさまでした〜!!」「いやあ〜中盤からの登場とはいえ、主要メンバーですし長かったですね〜!」

などと撮影後妄想をして事なきを得ている(?)わけだが



こんな時どうしたらいいんだろう私は。


こんなことならもっと活躍してるときに自覚して推してあげるんだった、

もっと夢中になっておくんだった、

途中物語が不穏な方向に走り始めたとき、彼の存在を邪険に思うべきではなかった

もっと信念を持って彼をしっかりみてあげるんだった…


そうは思っても、今週、彼は死んでしまった。



悲しみを自覚したとき、最初に思い浮かんだのは「人は死んで名前が残るんだな…」ということ。

だからお墓つくるんだろうな…死んだ後に財産なんて作っても仕方ないのに、その存在の大きさに応える方法が分からなくて作らずにはいられないんだよな…などと壮大な話にまで感情がひとっ走りしてしまった。

たかが漫画で。


人ですらねえよ、というツッコミはひとまずしまっておいてほしい。

私はいま生物の境界が分からないほど悲しみに暮れているんだ、ほっといてくれ。


死んでしまった日に読む話、などと題しておきながら、何の解決策も見えていない。


とにかくつらい。



これを読んだ、推しが死んでしまった貴方が、見ず知らずの私もこんなに打ちのめされているのだという仲間意識で、少しでもやるせなさを薄めてくれればいい。


そしてもし、貴方がその人を生きているうちに、活躍しているうちに、元気なうちに応援し、夢中になれたのならそれを救いとしてほしい。


私と同じ状況ならば、うーん…どうしようか…ひとまず泣くだけ泣いて、ご飯食べて、あったかいお風呂に入ろうか…


まあ私自身はご飯食べるだけで

「推しはもうご飯も食べられないのに…!!」と泣いてしまうわけだが。


推し(対象)も死んでしまったし、〇〇推し(私)も精神的に死んだ。推しが死んだ日。



こんな日は難しいこと考えずに、大人しく布団に入ろう。

部屋から出ようともしないのに、他人に自分を分かって欲しくてブログを開設してしまった。

周囲の人間には何一つ追いつけない劣等感に潰されそうだったので

もうどうしようもないんだと飲みの席で友人に話したら、ブログでもやりなよ、と言われた。



友人は、一言で言えば「めちゃくちゃ失礼なやつ」で私の人生でこんなに適当なやつに会ったことはないくらいの人間なのだけど、如何せん話が上手く、謎の説得力がある。


ブログて。一昔前の文化やん。そんな今更ブログ…などと言いながらも、根が素直なのでこのザマである。


きっとどこかで書くだろうけれど、いま私は大して何もせず、仕送りだけもらってよく分からない期間を過ごしていて、言ってみれば、ほぼほぼニート

でも、ニートでも毎日生きてるので、思うことがあって、たまには外に出る。


今のところ書きたいことなんて数個あるかないかみたいなところだけど、開設だけ、書くだけ、いくつか続けるだけ…と思って頭の中を整理するがてら、更新していければ、などと。都合のいいことを思ったり。


大してためになることは書けないだろうし、文才?は?HAHAHAHAHA… 無理。




という言い訳の投稿一発目。