Xen0gl0ssia

退学浪人の闇を切り裂いた元高専生のブログですが技術系の文とかとかそういうのはないです。

ダブルクロス・ビルドサンプル『紅の宮廷複数体アタッカー』

 Yo men bro,T00です。

 久々のTRPG関連記事。実に3年ぶり。今回はまだ開拓が進んでいない*1CrC・NC環境でのキャラビルドです。

 

 

◆コンセプト

 今回のコンセプトエフェクトはアザトースシンドロームの闘争のアージエフェクト、《紅の宮廷》。

 そのまま見るだけなら単体対象のそこそこのダメージのエフェクト。ただしコイツの本質はそこにありません。重要なのは『難易度:効果参照』である点。

 これだけでピンと来た人はなかなかダブルクロスをやりこんでいると思います。そう、マスターズコネクション氷壁です。

 Dロイス:秘密兵器によって取得した対決以外の判定を成功させるマスターズコネクション。これを難易度が対決ではない《氷壁》に使用することで確定で成功させることができ、実質的に100%以下でも使える《時の棺》が出来上がるというコンボですね。

 今回は紅の宮廷の同様の性質を利用して、マスターズコネクションで確定成功を狙います。

 

 

◆環境

 レギュレーションは初期作成、フルスクラッチ。使用ルールブックはすべてとなります。

 

 

◆シンドローム

ウロボロス

 CrCでアザトースエフェクト使うのにアザトースじゃないんかい!!!だって仕方ないじゃんウロボロスでつまんできたほうが使いやすいんだもの。

 これはT00が体験してきたCrC卓の傾向ですが、たいてい雑に強かったりよくわかんね~効果のエフェクトをウロボロスにパクられて悪用されている気がします。ポッと出の邪神モドキより俺たちの15年に渡る知恵のほうが強いぜ!!!!!

 

 

◆能力値・ワークス・技能

能力値:「肉体2・感覚2・精神4・社会1」 

ワークス:「商店主」 ルルブ1記載 ※社会のワークスならどれでも可

技能:「初期取得技能+調達Lv1」   2点消費。

消費経験点 2点

 

 特にいうコトのない配分。ピュアウロボロスを使うなら大抵社会に振れるワークスになるか、イメージに適うワークスにして10点社会に振るかだと思います。衝動は闘争固定。紅の宮廷を取得するために必須です。

 マンチ御用達レネゲイドビーイングを利用していないのは「CrCではレネゲイドビーイングはジャーム」という話があった(ハズだ)から。許可さえ取れればレネビで好きな《オリジン:》を取得すればいいと思います。

 

 

◆エフェクト

・《原初の灰:紅の宮廷》Lv8

 今回のコンセプトエフェクト。白兵、射撃、RCのうち一つを指定し、その技能で対象と対決。この対決にエフェクトは使用できず、敗北した側にLv+7DのHPダメージを与えるという実質装甲ガード無視攻撃でもあります。120%エフェクトなので使用時のダメージ期待値は88。特徴として先述した「難易度:効果参照」な点があり、これをマスターズコネクションを利用することで確定成功で打ち込みます。

 

・《原初の赤:要の陣形》Lv1

 対象を三体に変更するオルクスのエフェクト。原初の赤で取得しています。技能:シンドロームなので原初の灰で取得した《紅の宮廷》にも適用可能です。組み合わせできない文言がありそうなもんですが、何故か無いので組み合わせ可能。これで3体に16Dのダメージを与えることが可能です。紅の宮廷はそんなに回数撃てないので、Lvは1のまま。

 

・《悪食の蛇》Lv1

 シーンN回のウロボロスエフェクトの使用回数を回復するエフェクト。これで紅の宮廷の使用回数を回復し、クライマックスに2回撃ちこむコトができます。

 

・《原初の紫:妖精の手》Lv3

 ミドルの活躍が絶望的なのでせめてもの支援要素として万能な妖精の手を採用。これをLv3で取っておけば命中が低迷しがちなミドル戦闘での役割が持てます。

消費経験点 105点

 

◆アイテム

 財産点は6点ありますが、特に必要になるものはありません。闘争の変異暴走もマイナーでの解除が出来なくなるだけなので、思い出の一品等も重要度が高くありません。ミドル弱者な点を情報収集での活躍でカバーするため、使用せず取っておくことをおススメします。

 

・デモンズシード

 エフェクトの最大レベルを上げてくれるアイテム。もちろん指定先は《原初の灰:紅の宮廷》です。

 

・マスターズコネクション×2

 難易度:対決以外の判定を成功させるアイテム。《紅の宮廷》を2回撃つ想定なので2つ取得。1つはDロイス:秘密兵器の効果で無償取得しています。

 

消費経験点 23点

合計消費経験点 2+105+23=130点

 

 

◆運用

 120%エフェクトを基本に運用するだけあって、ミドルではゴミレベルの性能になります。情報収集は妖精の手や多少はある財産点を利用して立ち回り、ミドルは行動破棄カバーや妖精の手でなんとかやり過ごします。

 クライマックスで120%にまで到達していたらシメたものです。紅の宮廷と要の陣形を組み合わせ、3体に大ダメージを与えましょう。一回目の使用後は忘れず悪食の蛇で使用回数を回復。これで2回目の攻撃に備えましょう。

 クライマックス戦闘の手番に120%に入っていないとマトモに活動できませんが、幸いにしてマイナーが空いているのでいざとなったらジェネシフトで侵蝕率を上げていきましょう。

 

 

◆カスタム

 デモンズシードをねじ込んで1dを獲得するよりも、デモンズシード分と妖精の手のレベルを落として別のエフェクトを取得するという案もあります。

 《原初の黒:時の棺》を採用してクライマックス特化、《カバーディフェンス》を取得してミドルでの侵蝕率管理&クライマックスのロイス管理、《原初の黄:》で行動値上昇エフェクトを使用し高速範囲化、あたりが考えられる改造案でしょうか。

 

 

◆成長

 火力面での成長性はあまりありません。《永劫進化》と、《巨人の影》でダメージが増えることくらいですが、前者は1ラウンドだけ、後者はダメージを与えた後か、起動に《尾を食らう蛇》が必要になるのであまり効率がよくありません。

 原初の黒:や原初の白:、原初の虚:等が空いているので、これら原初シリーズやウロボロスの支援エフェクトで小回りを利かせていくのが良いと思います。

 

 

 

 

 

*1:これには有名キャラビルダー達がたいてい反CrCというか、反KDCなところがあるからというところはありますが、それはさておきます。中身がダメでも遊ぶ相手が良ければ楽しいゲームなんて世の中にはいくらでもあるので

よくわかるホテルカデシュ参加方法・2023年度版

 Yo men Bro. T00です。

 皆さんホテルカデシュ、楽しんでいますか。去年はこの手の記事を書いた後、『ヴードゥー・キングダム:エピソード0』にスピンオフの『NINE』、さらに司の過去に迫る『掌』と、充実したカデシュ・コンテンツを摂取することができました。個人的には『NINE』があったことでより『プロジェクト:エメス』の解像度が上がったのがよかったですね。82……ナナヨ……アイン……。

来年のエイプリルフール学パロ来ねぇかな。*1

 そして現在、17日にカデシュは2周年を迎え、5/13の2周年イベントに向けてカウントダウン中です。毎日情報が更新されるとのことなので、毎秒チェックしましょう。

 

 ただ、このホテルカデシュ、巷ではまだまだ「敷居が高い」と思われている模様で、ちょくちょくそんな話がツイッターに流れてくるのを目にします。昨年も「これで完璧!ホテルカデシュ必勝法!」という名前の記事を書いてはいたものの、あれから約1年経過。いくつかの点でカデシュにも変化があったため、改めて書き直そう、というのがこの記事の趣旨になります。

 

 

1.日程を確認する

 ホテルカデシュは月に2回ほど開催される「洋画風RPイベント」です。たいていの場合土曜日にイベントが催され、皆その日に集まることになります。*2この日程ですが、最も確実な確認方法はホテルカデシュのツイッターを確認することです。

twitter.com

 例えば、今月は4/8、4/22に開催が決定しています。

 

 このような日程はたいてい月末から月初にかけて出されることが多いです。月末になったら公式ツイッターをこまめに確認するようにしましょう。

  今月の開催は4/8と4/22の二日間。4/8の開催は普段の様子の違うちょっと特殊な日でした。その様子はT00のツイッターからどうぞ。

 

まさか何もない……ってコトが嘘だった……ッ!?*3

 22日の開催は「指定暴力団 美登利組 本家」、日本のヤクザ映画がモチーフのフィーチャーデイとなっております。

 2周年記念の新情報で、極道映画フィーチャーデイのダイジェストも出ましたね。是非参考にしてみてください。ツイート内にある公式映像もおススメですよ!

 

 

2.推奨改変を確認し、改変(したりしなかったり)する

 日程を確認したら、次は推奨改変の確認です。カデシュは「洋画風RPイベント」なので、基本的な世界観は現実の世界と地続きなことが多いです。*4たとえば、通常の開催場所である「ホテルカデシュ・ニューヨーク」では、推奨改変は「マフィア・殺し屋風」となっています。また、イメージ映画として『ジョン・ウィック』、『ゴッドファーザー』が挙げられています。どちらもフィクション、サイエンス・フィクションと言った要素は薄目で、リアリティのある裏社会をを描いた作品となっています。また、22日に開催予定の「指定暴力団 美登利組 本家」ではヤクザ映画をモチーフとしており、推奨改変もヤクザ映画風になっています。イメージ映画は『アウトレイジ』『孤狼の血』など。もちろん『掌』を参考にするのも良いと思います。

Amazonプライムで見放題視聴できるURLを置いておきますので、是非見て雰囲気を掴んでみてください。*5

Amazon.co.jp: ゴッド・ファーザー (字幕版)を観る | Prime Video

Amazon.co.jp: 孤狼の血を観る | Prime Video

 

 これらをモチーフにして改変を行うことになるのですが、そういったインスパイア元を考えると「ガタイのいい男性アバターがいいのかな……」という考えが脳裏を過るかもしれませんが、大丈夫です。いつも貴方が使っている愛着のあるアバター、それを貴方なりにそれらのモチーフに寄せて改変をすれば、それは立派な「○○風」改変です。是非その改変を現地で見せてほしいなと思います。*6*7

 ただし、公式キャラを模したアバターだけは使用を制限されていますので、そこだけは要注意!*8

 

「それでも自分の改変でいいのか不安……」というそこの貴方!安心してください。カデシュにはアバターレンタルもあります。後ほど受付について書きますが、その時に申告すればレンタルさせて貰えます。

こちらの貸し出しアバターを利用して雰囲気を体験してから改変をするもよし、ジョン・スミスとしてRPをやっていくもよしのレンタルアバターです。是非利用してカデシュに参加してみてほしいなと思います。ちなみに、透明アバターでの見学参加もOKとなっておりますので、そもそも話すところから不安!という方はそちらも選択肢になるかと思います。

 そもそも実はカデシュ、非RPでの参加も全然OKなイベントです。好きな映画風の改変をして、映画のような世界の中で、好きな映画の話をしたりする……なんてのも良いんじゃないでしょうか。T00は最近ベイビーわるきゅーれ2を観たので話振ってくれたら喜んで話します。

 

 さらに、カデシュでは「ロールプレイ相談会」が開催されることがあります。

 

 非RPで参加して「自分もキャラクターを作ってRPしてみたい……!」となった方、「RP参加してるけどまだキャラクターがあやふや……」なんて方は、こちらに参加してキャラクター像を固めるのも非常におススメです。次回開催は未定ですが、チェックしておくとよいと思います。

 

 

3.Join先にフレンド申請を送る

 カデシュはフレンドインスタンスで開催されるイベントです。よって、参加するにはインスタンスを立てるマスターにフレンド申請を送らねばなりません。

  主なJoin先はマックス・シルバーフォーン役であり、ホテルカデシュの主催でもあるdameganeさんです。ほぼ全てのカデシュでインスタンスマスターを勤めているので、開催数日前、遅くとも数時間前までにはフレンド申請を送っておくのが良いでしょう。*9また、極稀にノーチェ役で副主催の@sumaさんや二階堂ダニエル役のmaidkarmaさんがインスタンスマスターとなる場合があります。かなり珍しいことですので、普段は忘れていて構わないと思いますが、マスターとなる場合は公式ツイッターでお知らせがあるはずですので、チェックを欠かさないようにしましょう。

 下はjoin先がmaidkarmaさんだった時のツイートです。

 

 

4.Join戦争に勝つ

 カデシュをはじめとして、イベントには定員があります。カデシュのようにインスタンス40人を収容するところや、それ以下の少数で絞るところ、複数インスタンスに跨っての開催など、いろいろな形態があります。その熾烈な参加券の奪い合いを人は時に「Join戦争」と呼びます。かくいうT00も、プロジェクト:エメスの最終日にはJoin戦争に敗北し、だめがねさんとすまさんの靴を舐めることで日曜日に追加日程を開催していただいた過去があります。嘘です。*10

 さて、このJoin戦争、勝つためにはPCのスペックや回線状況に居住地、果てはVRChat側のソーシャルバグなど、複数の要因が重なり合い、半ば運ゲーと化しています。コレ!と言った必勝法を提示することは不可能ですが、比較的やりやすい中では高性能のSSDを購入し、OSやVRChatをそこにインストールするというモノがあります。定評的な評価はデータがないため難しいですが、普段のVRCのQoLも向上させることが出来るため、試してみる価値はあると思います。T00の所感ですが、NMVeSSDに変えてから、Join戦争には負けていないので、効果はかなりあると思います。*11

 解説・導入等はこちらの記事などを参考にしてみてはどうでしょうか。

www.buffalo.jp

www.pc-master.jp

 SSDの速度差についての記事はこちらを参照してください。

pc.watch.impress.co.jp

 また、join直後は参加者全員ののアバターを読み込む関係上めちゃくちゃに重いことが多いので、各種軽量化設定や非表示設定などをあらかじめ利用しておくことをおススメします。参加直後にPC負荷でインスタンスから振り落とされてきた会員を何人も見てきたので……。

 

 

5.参加する。

 Join戦争にも見事勝利した貴方!おめでとうございます!Joinしてすぐ見えるのはNYのラムセス通り。*12

そして正面にはカデシュのエントランス、さらにイベント概要が書かれている看板があります。コレをUSEして館内へ!

ホテル・カデシュNYのエントランス。本物の高級ホテルのような重厚な雰囲気。

USEする看板。カデシュのルールも書いてあるので最終確認もどうぞ。

 さて、カデシュに参加した場合、必ずやることが3つ存在します。

 1つ目は、ネームプレートの非表示です。RP系のイベントでは世界観への没入感を高めるためにネームプレートを表示させないことがありますが、カデシュもその例に漏れず、「殺し屋の世界で名前を知られることは命取りです。」として、ネームプレートは非表示にすることがルールとなっています。

 やり方は簡単。Exメニューを開き、「Options」を選択→「Nameplates」を選択→「Visibility」を選択→「Nameplates Hidden」にチェックを入れる。これで他の人のネームプレートは見えなくなっているはずです。この設定はインスタンスを移動しても引き継がれるため、Join前に設定しておくといざ参加した時にテンパらないで済むのでおススメです。

 2つ目は、受付に立っているキャスト「13階に部屋を予約したい」と伝えることです。

ここに受付の写真

この符牒を伝えることで、ドリンクアイテムと引き換えることができるカデシュコインを渡され、イベント会場に入室することが可能です。もし忘れてしまっても大丈夫。周りに聞いてみれば教えてくれるはずです。

 また、レンタルアバターの貸し出しを希望する際は、この受付でレンタルアバターの貸し出しを申告することで、別のスタッフに案内されて貸し出しアバターを借りることができます。

受付のシャッターとレイチェル。この他に二席や九席が良く勤めています。

 3つ目は検問です。検問の際には、その日検問役になっているキャストが絡んでくれるので、ここでもカデシュの世界観を楽しむことが出来ます。

 以前はRP用、非RP用に検問が分かれていたのですが、本館に移行したのを機に*13検問は統一されました。特に自身がRP、非RPなのを気にせずに、日によって変わる検問役とのやりとりを鑑賞しつつ、チェックを受けましょう。

検問をするダニエルとソフィア。参加するだけで映像で見たあの人を間近で見れるチャンスです。

 

 

6.感想をツイートする

 イベントは楽しめたでしょうか?是非、その興奮冷めないうちに、公式ハッシュタグを用いて感想を書いてみましょう。撮影した写真を投稿するのも大変良いと思います。

T00はこんな感じでRP調に写真を投稿してみたり

イベントが終わった後でもふと思ったことがあったらツイートしたりしています。

 カデシュ公式の人は割とハッシュタグエゴサしているので、感想も捕捉してることが多いです。*14公式の人以外にも、自分が撮られてる写真があったりするとうれしいものです。いっぱい感想をツイートして盛り上げていきましょう。

 

 

おわりに

 いかがだったでしょうか!だいたい分かってもらえるといいなぁ。

 もし「もっと詳しく知りたい」という人がいらっしゃいましたら、こちらのブログなり僕のTwitterなりに聞いてみてください……と言いたい気持ちがないわけではないですが、僕もあくまで一参加者。一参加者の意見でカデシュを見る目が変わってしまうのも嫌なので*15是非レンタルアバターや透明アバター等を利用して参加して、自分で感じたことを改変やRPで表現してみてほしいと思います。

 また、こちらはおまけ程度ですが、カデシュの参加者が集まる非公式のファンサーバーもあります。過去のイベントのレポートやほかの参加者の方との交流、RPの相談、キャラ創作の発表の場として機能しています。より一層カデシュを楽しむお手伝いが出来ると思います。こちらもよろしければぜひご参加ください。

discord.gg



 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。それでは、ニューヨークの夜にお会いできることを楽しみにしています。

 

T00/エミリア・ベルウッド

*1:毎年言ってるしカデシュ最後の年のエイプリルフールはマフィアパロで今まで居なくなった人間も全部出てきて在りし日のホテル・カデシュを再現してくるって予想してます(ここまで一息)

*2:例外として、エメス公開時のように追加日程が組まれる場合があります。

*3:ちなみに去年のT00はJoin戦争に勝ったのもつかの間、PCがブルスクを吐いて落ち、ガチで泣いていました。

*4:ファンミーティング質問の時に「5~10年程度技術レベルが進歩しているイメージ」という回答があるので、多少近未来な世界ではあると思います。

*5:残念ながら『アウトレイジ』はAmazonでは視聴出来ず、『ジョン・ウィック』シリーズも新作公開の影響からか現在見放題では見ることが出来なくなっています。

*6:参考として、ツインテールの妙齢マジシャン、毒殺が得意な優男、その優男とつるむ新聞社の社長、情報に強くて数億ドル転がす謎のメイド、カデシュ・フランス出身の着ぐるみ、渋くて影のあるオジサマとその拾い子の亡国の姫君、公式出演もしている大企業のキンピカ社長サイボーグ、コマンドメンツに恋するシスター、車のコトなら一手に引き受けるスマグラーサイバーパンク男の娘天才ハッカー等がゲストに居ます。それくらい自由です。

*7:あくまで一個人の意見ですが、リアルクローズ系の改変とリアル寄りの武装系の改変アバターのどちらかがあれば参加することは可能だと思います。映画は現実の人間が演じるので”リアルクローズ”の要件に適います。武装系の改変は公式ホームページに「タクティカルベストに身を包んだ美女を。あるいは、銃器を隠し持った敬虔なシスターを。」とあるため、問題なく参加できると思います。

*8:例年通りであれば、5/13のファンミーティングはドレスコードがないイベントになると思うので、もしコスプレをするならそこで思いっきりやると良いと思います。

*9:直前の申請だと見落としてしまったり、VRC側の反映が遅れたり、と事故の元です。

*10:来れない人が多かったようなので、ご厚意で追加日程を開催していただいたというのが真相です。感謝ァ……。

*11:勝ってもブルスク吐いて落ちてた奴がいるらしい。こうならないように小さな不調でもちゃんと直しておきましょう。

*12:ホテルカデシュが存在するNYの架空の通り。元ネタはカデシュの戦いのエジプト第19王朝の支配者、ラムセスⅡ世から。カデシュからDMが送られてくると、これがシグネチャとして書き添えられています。細かい!

*13:以前まで参加していた会場は分館です。カデシュ・フランスの襲撃があったので、本館は修復していたとのこと。

*14:なんなら力デシュ(ちからデシュ)とかでもサーチしてきます。驚異のサーチ力

*15:面倒なオタクか?

2022年、良かったモノ

タイトルの通り

 

最近ブログ更新をサボり散らかしていたのでその辺もまとめて書いちゃおうと思います。

 

おおよそ時系列順だけど書いてる最中に思い出したら前後します。

 

・『ダブルクロス The 3rd Edition キャンペーン フォールダウン』

 トップバッターはコレ。市販されているシナリオ集ではなく、GMのかぴばらさん自作の7話+1話+αに及ぶ長編キャンペーン。

 もうとにかくクトゥルフの要素を盛り込みつつもアツいダブルクロスで最高でした。T00自身はUGN支部長の三船・K・ジョシュアとして参加。大人としての矜持と先達としての役割を受けながら、自身の因縁にもケリをつけることが出来ました。

 優しいけど今一歩踏み込めない、それでも最後には傷つけてでも選んだPC1の久遠界斗くんとそのPLのカキロゼさん、ショゴスとして生まれ過酷な運命に晒されても人として立つことを選んだPC2の三船雛菜ちゃんとPLのぴこふぁさん、”うさんくさい”を自称しつつも要所要所で的確なサポートと、そして愛情を感じさせるPC4のルカ―シュ・M・エインスワースくんとPLのはぎのしんさん、+αの別世界線RWGMを引き受けつつ、+1話では渋くてやんちゃな、しかし息子思いなお父ちゃんの久遠来人さんのチュン教授、そして最後に、各PCPLの思いをすべて受け止め、すべてをバチコリと撃ち返し大団円へ導いてくれたかびばらさん。誰一人欠けても完走できない素晴らしいキャンペーンでした。ありがとうございました。

 気軽にやってみて~と言えないことだけが残念、いやでもホントに素晴らしい物語なんです。その一編を編むことができたことが誇らしく思います。

 

HOTEL QADESH 『プロジェクト:エメス』

 

 続いては洋画系VRRP&映像制作グループの「ホテル・カデシュ」から『プロジェクト:エメス』。全編をVRCHATというVRSNSで撮影したVR映画です。カデシュは洋画をモチーフに*1した映像やRPイベントを開催しており、本作は「サイバーパンク」をフィーチャーしています。『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』なんかですね。

 人造人間「アイソトープ」として生み出された少女、ナナヨが、海上都市で生みの親の片割れ、ヴァルター・ケンペレンを暗殺するまでの物語。その中で彼女はホテル・カデシュの”心優しき殺し屋”であるダニエルや、もう一人の生みの親である愛咲博士、そして自身の”同位体”である少女らと関わり、自らの存在を見つめなおす、というのがストーリー。

 これがもうほんと~~~~~に”パンク”なんですよね。自らの運命を選べない、それどころか操られていたナナヨが最後には「気に入らないから」で自らを奮い立たせる。「気に入らないから」自らの生みの親に銃を向ける。そうして彼女は自らの運命を切り開きました。これをパンクと言わずして何を言うのか。

 あと個人的に好きなのは愛咲博士が殺されたことを知ったあとのダニエルとナナヨのシーン。

VRCHATで撮影した映像は言ってしまえば3DCGなので*2どうしても若干のぎこちなさが生まれるときはあります。しかしこのシーンの絶妙な呼吸は、ダニエルとナナヨが確かにスクリーンの中で息づいていることを感じさせます。この呼吸感、とでもいうべき雰囲気の出し方は最新作『掌』で存分に発揮されることになりますが、この時からすでに片鱗を見せていたのだなぁと思います。

『プロジェクト:エメス』は前後編ともYoutubeで絶賛配信中です。お正月に是非とも見てみてください。youtu.be

youtu.be

 

渚にて

https://amzn.asia/d/6hQK7aR

  高校生の時に買ったはいいモノの挫折していた小説。作者はあのパンジャンドラムを作ったというネビル・シュート。とはいえネットミームと化したアレのトンチキ具合とは全く違う、シビアな世界が描かれています。

 僕らからすると冷戦というのは教科書の出来事か、あるいは映画かゲームの出来事という感じがしますが、この小説が書かれた1957年はすでに冷戦がはじまって十数年、核戦争が身近に差し迫っている中で描かれた終焉は写実性を持ち、しかして美しさすら感じさせます。それこそ、作者はもしこのような終焉を迎えることがあったのなら、美しく地上を去ることを望んでいたのかもしれません。

 しかし、その人々が誇り高く逝こうとする姿が逆にこちらの胸を突き刺します。心底こうはならなかったのが良かったと思うと同時に、この人たちが報われなかったのがつれぇ……。でもたまにはこういう読書体験も良いモノですね。

 

魔女狩り聖女

syosetu.org

 ハーメルンの小説。ネット小説って言うとなろう系?みたいに思われるかもしれませんが、いったん偏見は捨ててください。ここまで俺の文章を読んで来てくれてる精鋭ならできるはずです、OK?

 女性が変異して怪物”魔女”になる”魔女禍”の世界、そしてそれを狩る”騎士と聖女”。しかし主人公のレーベンは”聖女の居ない騎士”であり、そんな彼と出会うことになるシスネは”騎士の居ない聖女”であった……。

 主人公レーベンはチートもへったくれもなく、本来聖女より与えられる聖性という加護すらなく、薬物のオーバードーズと培った戦術、そして狂気とも言える理想のみを抱いて戦います。そして、聖女側の主人公であるところのシスネもまた、聖女であるからには使えて当然である聖性を使うことができずに、銃を使い捨てながら戦います。そしてそんな二人の、凸凹というにはあまりに歪な関係と、魔女禍の行く末は――。

 ずっしりと人の生き死にを感じさせられるファンタジーでありながらも、レーベンとシスネ、そして彼らを取り巻く人々の軽妙なやり取りにくすりと笑いつつ、しかし、やはり定められた悲惨な行く末と、その中ですら輝くひとひらの希望を感じさせる素晴らしい作品です。

 

スズメバチの黄色

www.kadokawa.co.jp

 夏ごろまでニンジャスレイヤーシリーズがキンドルで読み放題をやっていまして、その勢いで読み放題じゃなかったスズメバチの黄色まで購入。

 欲望と陰謀、重酸性雨とドラッグ、与太者とパンク、そして神話的存在であるニンジャが存在する未来を舞台に、一般アウトローである火蛇が相棒である大熊猫、そして彼らがたまたま拾った伝説的ヤクザの首魁、老元・千葉。彼らがこのドブ沼のようなスプロールに風穴をブチ空けていくストーリー。

 ニンジャスレイヤーと言えば「アイエエエの小説」とかなんとか言われていますが、この小説はたまにニンジャスレイヤー的エッセンスなワードが出てくるとは言え、かなり一般的な文体で書かれており読みやすいものになっています。

 先に名前を出した火蛇、大熊猫、千葉も魅力的なキャラクターなのですが、個人的に一番好きなのは火蛇と大熊猫の幼馴染で、今は警備コーポに務めている「氷川」という人物。彼は神話的存在であり、時に人の精神を邪悪に汚染するニンジャソウルをその身に宿しながらも、自らを育ててくれた街や恩人、そして火蛇や大熊猫たちのことを胸に仕舞い込みながら戦います。これが本当にアツい。時間が流れて、人も社会も変わって、もう昔みたいになることはないのに、それでもなお守りたい絆のために戦う男、好きですねぇ……。

 

・NINE -PREQUEL OF EMETH-

youtu.be

 ホテル・カデシュが送り出した『プロジェクト:エメス』、それの前日譚としての公式スピンオフが『NINE』です。主演は「VRCHAT最強のサイバーパンク野郎」ことDJ⑨さん。メガホンは映像スタジオ「中田プロダクション」の中田らりるれろさんが握ってできたこの作品。ホテル・カデシュへのリスペクトとライバル心、そしてサイバーパンクへの愛があふれた作品です。

 舞台は『エメス』と同じ海洋都市エメス、そこで探偵「ナイン」は謎の少女「ナナヨ」*3と出会い、そして海洋都市からの脱出を依頼されます。一度はその依頼を断るものの、どうしても見捨てられなかった彼はその少女を海洋都市の外まで送り届ける――というストーリー。

 特に好きなセリフが二つ、

 一つは「どう生まれたかより、どう生きたか」。イントロで謎のイイ女に告げられるこのセリフは予告編でも使用され、そして僕がバチクソに「サイバーパンクじゃん~!!!!」とブチ上がったセリフでもあります。劇中中盤、ナインとナナヨが車内で会話するシーンでナインによって引用され、定められた運命を持って「生まれた」ナナヨに生きることを説きます。どんなにクソったれた生まれで、これまでの人生であっても、”これから”を何とか必死にもがいて生きていく。それこそが生きているということでもある。これまでも、そしてこれからも変わらないと思いつつ、でもなんとか一歩を踏み出したナナヨの背中を押す素敵なセリフです。

 もう一つは「気に入らないだろ、そんなの」これまたナインのセリフですが、これはすでにこの記事中に、そして『エメス』にも登場しているセリフでもあります。そう、『エメス』冒頭のシーンでナナヨと相対したアイソトープが言った「気に入らないからよ」、そして『エメス』終盤でナナヨが言った「気に入らないからよ」の二つです。

『プロジェクト:エメス』より。左が『NINE』のナナヨ、右が本物のナナヨ

 実は『エメス』冒頭のアイソトープ、No.82は『NINE』で登場したナナヨであり、彼女のこの言葉はナインが言った言葉でもあったのです。この「言葉のリレー」がめちゃんこ好きなんですよね。サイバーパンクは機械技術が発達し、ともすれば人間性すら失ってゆく世界なんですけど、それでも最後に”心”に響くのは”言葉”なんだろうなというメッセージ。僕ら人間がどれだけ技術によって発達し、頼ることになったとしても、人としての最後のよすがは言葉にあるんだろうなという強い信頼を感じます。 

 もう一つこのセリフの好きなところ、それは「これって『諦めない』の言い換えなんだよな」というところ。10代、学生と言ったいわゆる「若い」ころは通り過ぎてしまって、社会と自身をなんとか折り合いつけて生きているという状態。諦めないなんてこっぱずかしい言葉はもう似合わない。そんな僕らに「気に入らないだろ」という飾り気のない、それでいて力強く現状に反抗する言葉は、僕らに勇気を与えてくれるなぁと心から思うのです。

 ちなみにコレは余談なのですが、僕が『プロジェクト:エメス』に触発され執筆した『ワンナイト・フロム・ザ・ブラック・ハーバー』、これに登場したオリジナルの企業「コウフク・バイオテクス」も一瞬だけ登場します。これは中田さんが「ファンの1人として代表でスピンオフを撮影するということになったら、ファンと物語をつなげてあげたいなと思ったんですよね。」*4という思いから登場することになりました。また、ナインに依頼をしたグレイブディガーのPCに一瞬だけ映るサメのマーク、これも僕のカデシュでのRPキャラクター、エミリア・ベルウッドがモチーフになっています。

『NINE』ロケ地巡りに参加させてもらった際に撮った一枚

 他にもカデシュ二次創作ワールドの『Bar REBELLION』やその作者の縛さん、縛さんのRPでの相方のおうつちさんRPキャラクターのマスター、リゾットちゃん役で登場したり、これまたカデシュの二次創作ムービーを制作したMarukichiさん演ずるナカジマが登場するなど、カデシュを最大限リスペクト、という言葉に僕たち参加者側まで入れてくれたのが本当に嬉しかったです。続編、待ってます。

 

サイバーパンク エッジランナーズ

www.cyberpunk.net

「この世界で名を残す方法はどう生きるかじゃない……どう死ぬかよ」——ルーシー

もう一発サイバーパンク!そしてコレを出さずに2022年のサイバーパンクは語れねぇ!*5

 ナイトシティの下層に暮らしながらも上流のアラサカの学校に通っているデイビッド・マルティネス。母親のグロリア・マルティネスの死、そして彼女が最後に残した、残してしまったサイバーウェア「サンデヴィスタン」をインストールした彼は、”サイバーパンク”の仲間と出会い、愛する人を見つけ、そして彼女を守って死んで名を残す。それまでのストーリーを描いた10話のOVAです。

 もうこれがスゴイ良い。どうしようもなくさび付いた歯車を無理矢理動かして、その結果回りすぎて、止めることもできず、最後まで回しきった物語でした。

 個人的に好きなキャラはキウイですね……。仲間としてやってきた面々を保身のために裏切って、それでもやっぱ裏切り切れないで殺されに行って、バカだなぁって思いながら死ぬ。一見すると愚かなキャラクターで、割とヘイトが高いポジションでもあるんですけど、でもそういう割り切れなさがあるのが人間味があって好きです。

 とりあえずみんなお正月なネトフリ加入して好きなだけ見ましょう。おススメです。

 

・プロジェクト ヘイル・メアリー

https://amzn.asia/d/0FxCS18

 近年公開された映画『オデッセイ』の原作者、アンディ・ウィアーが描くサイエンス・フィクション。謎の白い部屋で目覚めた記憶を失った主人公は、やがてこの場所が宇宙船であり、目的は太陽光を食う謎の生命体を制御する方法を探すことであり、そして自分がそのために「ヘイル・メアリー」*6として打ち上げられた宇宙船、ヘイル・メアリー号の船員であることを知る。初歩的な科学の知識から次々と新たな事実と失われた記憶を取り戻してゆく彼。果たして人類が送り出したロング・パスは、彼を何処へいざなってゆくのか……。

 序盤のちょっとした物理の実験パートからしてもう面白い。小中学校でやったような実験から次々と現状を把握していく爽快感でぐっと作品に引きこまれていきます。そして中盤以降は……語りたいところなのですが、こればっかりは読んでもらうべきかな、と。

 SFが好き、オデッセイ見たよ、って人なら絶対後悔しません。定期的に早川のセールで安くなってるのでその時にでも買っておくのをおススメしておきます。。

 

・ブレット・トレイン

burawww.sonypictures.jp

 ブラピ虐待映画。これ以上の説明あるか……?

 まあこれ以上いうコトないんですけど、とにかくテンポよくパンパカアクションが挟まるしニンジャスレイヤー的な勘違いジャパーン的なネタで笑えるしのーみそ空っぽにして、出来たら酒を飲みながら見ると最高だと思います。配信が年末年始に間に合ってないので気軽に見てねと言えないのが残念。

 個人的には「上を向いて歩こう」がクレジットで「SUKIYAKI」として登場してたのが洋画だなぁという感じがあってよかったです。(そこかよ)

 

ヴードゥー・キングダム エピソード:ゼロ 眠れる王母

 これまたホテルカデシュから送り出されたゲームワールド。エメスの次はゾンビ映画フィーチャー!というわけで香港の警官の一人、そのボディカムから回収された映像を追体験します。*7

 特徴は何と言っても濃厚なカデシュ・フレーバーでしょう。警察所内にはカデシュや日本の裏社会について調べていた形跡があり、さらにはエメスに書かれた謎のマークと香港市内のマークの共通点など、これから起こるゾンビ映画デイについて想像を掻き立てられます。

 個人的にうぉ!となったのは2つあって、一つは1年近く名前は出ていたものの、実在している人物か不明だったギルバート・グッドマンが登場したこと。

 TIMEの表紙を飾るだけの知名度があったとは……。カデシュ世界のタイムリータイムズは現実世界だとNYタイムズに対応する企業ですので、よくよく考えれば納得ですね。

 もう一つは道中に登場するエアロックの解除パスワード・1968と2013という数字が利用されていますが、前者はゾンビ映画の礎を築いたとされる『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の公開年、後者はだめがねさんが好きなゾンビ映画ワールド・ウォー・Z」の公開年となってますね。ゾンビ映画に対するアツいリスペクトを感じるぜ……!

 一応一瞬だけTA、SA共に世界最高になるくらいにやりこみました。こんだけハマったVRゲームは久々でしたね。

 

 

Call of Duty Modern Warfare Ⅱ 

store.steampowered.com

 今年最も面白かったゲームはなにか、と言われたらCoDMWⅡと答えます。同時に、今年最も面白くなかったゲームはCoDMWⅡと答えます。それくらい評価の振れ幅がデカいゲームですね。

 まず、マルチプレイに関しては手放しで最高に面白いです。僕はバトロワが苦手なのでウォーゾーン(バトロワモード)はあんまり評価できないのですが、物資を集めて帰還するDMZ(タルコフ風モード)はコツコツ遊ぶのにはイイモードですし、定番のTDM、キルコンファームド、ドミネーションはどれも「これだよ!CoDってゲームはさぁ!」という手触りで非常に楽しい。対人ゲーは精神的に疲れたということでしばらく離れていたのですが、全盛期の闘争心を取り戻すくらいにはバッチバチに楽しかったです。若干バランスが悪いところもありますが、まぁそれを含めて好きだなぁと言える範疇。

 それとは対極にシングルプレイはまぁ面白くねぇ。普通に戦うシーンはなかなかにカッコいいのですが、謎のクラフト要素がゲームのテンポを阻害します。とはいえ、装備を失ったから工夫して戦うというシチュエーション自体はまあ悪くはない……悪くはないんですが、問題はラストのステージ。敵の首魁を追い詰めたという場面で主人公はすべての武器を失い、またクラフトに頼ってなんとか敵を倒すことになるのですが、これと同時にミサイルの着弾を阻止せねばなりません。そのためにトイレに籠ってPCから遠隔でミサイルを爆破したあと、コソコソクラフトしながら敵を倒す必要があります。これがマァ爽快感の欠片もない。ウンコしながらガラクタで敵を殺して世界救いたいワケじゃねぇんだよな俺は……。

 新規実装のレイドモードもバランスが終わっているのでそっちはおススメできないのですが、マルチは面白いです。マルチは面白いです。久々に人を撃ち殺したい人にはおススメ。

 

・掌

 洋画系RPイベントグループのホテルカデシュがVRCムービーアワードに合わせて送り出した「邦画」です。レギュレーション違反では?。

 ホテルカデシュの現第一席、司一に焦点を当てたムービー。彼がどのような半生を送ってきたのかが描かれています。

 これがまぁ不幸の連続で……。両親に先立たれ、育ての親の祖父も震災で失い、すべてを失った後で拾い上げてくれたヤクザの組長も殺される。妻と子供も失って、極めつけには友達すらも知らず知らずのうちに掌から零れ落ちてしまっていた……というお話。

 『エメス』の時にも触れた空気感、実在感がここにきて最高に炸裂することになります。間のとり方、その間に響く環境音がより映像をリアルなものにします。環境音に関しても、実際に現地で取った蝉の鳴き声を使うなど、「そこまでやるか!?」というこだわりが詰まった作品、必見です。同時のタイミングで予告編が流れた『プロジェクト:エメス ファイナルカット』も、来年には公開される……たぶん、と思うので*8楽しみですね。

 

エヴァンゲリオン ANIMA

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 エヴァはTV版の10話前後が好きな民です。エヴァファンに怒られそうだな。

 ANIMAは模型雑誌で連載されていたエヴァンゲリオンの外伝小説。長らく書籍化されていなかったのですが最近書籍化されて……えっ2017年?五年前?嘘だろ。

 これを読むより先にシンエヴァを見て「他人の卒業式を見てる気分」って言うのが正直な感想だったわけですが、ANIMAはちゃんとT00自身の卒業式をやれた感じですね。だいぶ奇跡的な幸運が重なって真っ当なに人間関係を築けるようになってきたシンジくんが居るので人によっては二次創作感が強いかもしれませんが、T00はこういうの好きです。

 量産型の死骸を再利用したエヴァンゲリオンの再建造機とかいう定番モノが出てくるのも個人的に胸熱、特に幼少期に見たエヴァンゲリオン EUROⅡウルトビーズの美しさは今でも記憶に焼き付いています。立体物が出たみたいなので買うか本気で迷い中……。

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・ぼっち・ざ・ろっく!

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 年末最終週の仕事が在宅であまりに暇だったのでアマゾンで見てたアニメ。TLの音楽やってた人が絶賛してたり良かった……と放心してたり、承認欲求のために脱ぐ主人公ぼっちちゃんの絵が流れまくってくるので気になって視聴。

 アニメの構成が非常に上手いなぁと思います。タイトル回収の話を8話に持ってきたうえで、学生バンドらしい学園祭での出演を最終話に持ってくる。伝説の始まりよりもぼっちちゃんのあこがれを終着点に持ってきたのが話が綺麗にまとまってる気がして好きです。仮に音楽を辞めたとしても、この主人公たち4人と周りの人々の思い出が、彼女たちの人生を支えてくれるんじゃないかなぁ……と。そういう希望を感じさせられる終わりでした。

 でも後藤ひとりちゃんのエロ絵でシコれなくなったり雑な解釈の百合で萌えられなくなったのはつれぇわ。いや俺が悪いよ、こんなきれいな物語でシコろうとしてたのがさ……。

 

 

おわりに

 僕は常々『コンテンツの栄養が偏ると死ぬぞ』と言っています。映画、小説、アニメ、音楽、ゲーム、VR。いろんなコンテンツからいろんな作品を楽しむことが、人生を楽しくするために大事だと思っています。

 その観点から言うと今年はまぁまぁだったんじゃないですかね……。一生ゲームだけやってるとか、一生VRで乳くりあってるとかそういう感じではなかったので。ただ、音楽だけ微妙に聞けてない(カデシュ関係やぼざろ関係で聞くことはありますが)ので、来年はその辺を積極的に開拓していきたいですね。

 もう一つ反省するならアウトプットが少ない!いろいろ読んでたり見てたりする割には自分で文章書くことが少なかった。特に途中まで書いたはいいモノの、ほかのゲームや動画に夢中になっちゃって旬を逃してそのまま書かなくなるパターンが多すぎる。もっと瞬発力とそれを維持する持久力を用意しないといけないなぁと思いました。

 では皆様、今年はお世話になりました。また来年も当ブログとT00をよろしくお願いします。

 

 

 

*1:でも最新作は邦画です。こっちも素晴らしいので是非見てください。

*2:とはいえ、カデシュの撮影では実写とアニメと3DCGの技法を混ぜ合わせたような撮影が行われていますが。

*3:前述のナナヨとは違うナナヨです。彼女は”特別な個体”である彼女を知り、そして憧れていたのでしょうか。

*4:メタカル最前線『

「NINE」「劇場版電撃VRCホラワ調査隊 BANNED FOOTAGE」を制作した中田らりるれろさんにインタビュー! | メタカル最前線

』より

*5:スノウ・クラッシュ出してねぇじゃん殺すぞという向きもあるかもしれませんがちゃんと読んでるよ!「『俺はアメリカを被爆させた』」が好きです。

*6:アメフトにおいて、ゲーム終盤で追い詰められているチームが最後の賭けとして投げるロングパスのこと。日本語で言うなら乾坤一擲

*7:ちなみに香港では警官全員にボディカムが装備されています。

*8:予想、確定情報ではない。

『NINE -PREQUEL OF EMETH-』予告編!!!

 Yo men bro, T00です。

 みなさん「NINE」のティザーは見ましたか。見ましたよね。そう、見たんですよ(支離滅裂)

 

 T00はティザーお披露目会に参加させていただいていたので先行で見ていたのですが、本当にトンデモなくカッコいいPVでした。公開されるのが待ち遠しかったぜ……!!!

 というわけで今回は「NINE」ティザームービーの考察、というかもう感想文ですね、感想文を書いて行きたいと思います。*1

 

VRCHATで一番もサイバーパンクしている男

 VRCHATはいろんな人が居るわけですが、その中でも最も”サイバーパンク”である人間は誰か。T00の答えは決まっています。DJ⑨さんです。以前よりお名前は耳にしていたのですが、より深く知るきっかけとなったのは「Sci-Fi Verse」のインタビュー記事。

booth.pm

 T00はこれでもサイバーパンク好きの端くれですので*2、語るってンなら見せてみろやい、と思いながらpdfファイルを開きました。完敗でした。例えるならば、大学のサブカル系サークルで一人だけギブスンや押井守について語り続けるディープな先輩*3、それがDJ⑨さんに抱いた最初の印象であり、そして間違いなく”考えること”ができる人でした。

 

 この”考えること”がT00はサイバーパンクで最も大事なコトだと思っています。もうちょっと言うなら「発展した科学技術を通じて、自己の存在を考え、規定すること」これがサイバーパンクである、と思っています。その理解に則るならば、彼は間違いなくサイバーパンクな人であり、そしてその思考を以てVRCHATにジャック・インする姿は間違いなく「VRCHATで最もサイバーパンクしている男」と言うのが相応しいと思います。

 そんな感情が爆発しているのが例の4/18、ファンミーティングの時ですね。

youtu.be

「VRCHATで一番サイバーパンクしてる男だよ!!!!!」

これ以上の言葉はT00には思いつきません。最強のサイバーパンク男、それがDJ⑨さんです。*4そんなDJ⑨さんが主役です。もうこの時点で最高になると確信出来るワケですね。

 

監督・中田らりるれろ

 そんなDJ⑨さんを選んだのは中田らりるれろさん。ホラーワールド「P.R.O.」や個人動画プロダクションで活躍する謎の白いアバターのお人です。TRPG動画やVRCHATワールド紹介動画、そしてカデシュ的には「プロジェクト:エメス」でヴァルター・ケンペレン役を務めた彼が、今度は映画でVRCHATに殴り込みをかけます。

 元々クスリと笑えるキャッチーなVRCワールド紹介動画を投稿していた中田さん。そこから想像もつかない「カッコよさ」が爆発しているのが『NINE』です。特に『どう生まれたかよりも、どう生きたか、でしょう?』のセリフは、それだけで無数のサイバーパンク野郎を引き込む力があります。

「絶対にこの映画は素晴らしいものになる」とT00が確信したセリフ

 そんな中田さんがこの作品を作ろうとしたのは『プロジェクト:エメス』の「思い出や経験が人を作る」というメッセージからDJ⑨さんの『ますきゃっと擬態実験』を読んだ経験を思い出したから、とのこと。

note.com

 特にこの実験0日目の「元軍人の探偵サイボーグの俺が、その巻き込まれ体質から数々の事件と陰謀に飲まれ、足掻いていくハードボイルドな話とか(実は手術嫌いでサイボーグではないという設定なのが個人的にミソだと思っている)。」のあたり。バチクソにNINEですね。最高ですね。

 上記のセリフといい、ますきゃ実験といい、どちらも「魂の本質とは」という問題に迫るものだと思います。最高にパンクじゃねぇかよ……!!!楽しみさが加速しますね!!!

 

最高に気持ちいいBGM

 前口上はこれくらいにして、予告編の方に入っていきたいと思います。予告編を再生してまず流れるのは、もはやなつかしさすら感じるエメスの街並み。

そしてそこにたたずむのは一人の男。

カッコいいよぉ……。(語彙力消滅)

 ちなみに間に挟まるロゴが3つあり、一つは中田プロダクション、もう一つはPUGBOOKS ENTERPRISE*5、そして最後の一つがLIVEinVITROさんのロゴマークになります。こちらはサイバーパンク風なフルフェイスマスクを製作しているアーティストさんで、もちろんDJ⑨さんのメットもこちらの製品になります。

liveinvitro.booth.pm

 カッコいいな……。友人がサバゲでこういう感じのサイバーパンク風装備なので、T00も併せてみたいな、とか思ったりしました。

 

 それはさておき、BGMと映像の音ハメが気持ち良い!映像は先ほども触れた通り中田さん、そしてBGMはカデシュのコンポーザーを務める葉月しおんさんが製作しています。

 エロい、わかるな……。大人の色気というか余裕というかがありつつ、それでいてピアノの弾むような音が事件を告げる……!T00も好きなヤツです。ありがとうございます。

 

 葉月さんはMVKetでも新作アルバムを制作しており、これまたイイ曲ぞろいです。個人的にはSoundCloudで聞いていた『Water Crown』がアレンジされて収録されているのが最高です。月影も「必殺用BGM」って感じで好き。TRPGで使い倒してやるぜ……!

booth.pm

 

 そしてDJ⑨さんがこちらを向くと同時にカットインするロゴ!!!完璧な音とのマッチング!!!NINEの音ハメ気持ちよすぎだろ!*6いやぁ本当にかっこいいよね……。

後ろのコードっぽいのもなにかあるかな、と思って凝視しましたがT00にわかることはありませんでした……。ローマ字でなにか書いてあるようなタイプではなく、しっかりとコードっぽいので素材集とかの元ネタはありそうですね。

 

"殺し"をやらない探偵

 爆発があって次のシーン、われらがDJ⑨さん、この作品の場合”探偵”というべきでしょうか、彼とフィクサーらしきG.C.C.の人物との会話のあるカット。殺しをやらない探偵、いいですね。サイバーパンクは命が軽んじられることは日常ですし、なんなら快楽の為に殺す、みたいな輩も平然と登場する世界です。そんな世界で彼は”不殺”を信条とする。いいですねェ、パンクじゃねぇですか。

 そんな彼と話しているのは怪しげな男。このシーンではわかりづらいですが、G.C.C.の社章を身に着けており、これまた気になる人物です。G.C.C.自体はCASUTEKIYYさんが立ち上げたRPグループであり、さらにエメスにもビルが登場していたり、本編中で奈々代に名を上げられるなどしています。*7

画像中央、白いマークがソレ

ただし、明らかにあの高層ビルの中とは考えづらい佇まいの部屋が映っており、おそらくはG.C.C.の「後ろ暗い」部分の人員なのではないかと予想しています。

 

”探偵”の目

 34秒ごろのカット。”探偵”が情報収集の最中セクサロイドを発見したシーンですね。このHUDがたまんねぇ。僕らは普段VRをやっている身ですが、近未来感という意味ではARがぶっちぎりでカッコいいなと思いますね。右上の「WAKASA-LIFE EYE IMPLANT」はエメスにもすでに登場している企業の一つで、サイバーパンクアイテムの一つ、サイバーアイを専門にする企業だと思われます。*8

エメスの一角にあるネオン看板

セクサロイドといえばそう、DLAちゃんですね。

画面中央「最高級品質セクサロイド 日本制」

(おそらく)ムリフェイン役のALDLAさんが元ネタなDLAちゃんに比べて、ここに登場するセクサロイドはだいぶ無機物感が強いですが、もしかしたら小ネタ程度に関わってくるかもしれませんね。

 

クアルト!ヴァルター!

37秒、ここは大企業集合都市だのシーン。車椅子のヴァルターに、6つのカメラアイを持つクアルト。*9そしてそれ以外にも従えているサイボーグ達!彼らと”探偵”がどのように戦いを繰り広げるのか楽しみですね……!

一方で、アインの姿はここにはまだありません。この時にはまだ調整中だったのか、それとも別のところで活動しているのか、登場するのかが楽しみですね。

 そのほかにも登場人物が多数、特に気になるのはこの彼女。

どう見てもアイソトープの一体です。これまで登場しているアイソトープは奈々代、アイン、82ちゃん*10の三人。奈々代は水無月直轄、アインはヴァルターに、と思うと、82ちゃんかあるいは新しいアイソトープかですが……。82ちゃんだったとすると少し結末が悲しくなりますね。*11

 

こういうのだよ!!!

46秒ごろ。”探偵”さんとアイソトープが出会うシーン。

 エメスで殺しをやらない探偵なんて、もうそれだけでもハードモードなのに、さらにアイソトープは特級の厄介モノなわけで。もちろん彼もそれを分かってのこのセリフなワケですが……。

 

「どう生まれたかより、どう生きたか。でしょう?」

コレなんですよ~~~~~~~~~~!!!!!最高か???

 エメスというおおよそ人間の想像できる悪徳が存在する都市で、それでも”探偵”は自分の生き方を選ぶ。だってそれがカッコいいから。エッジだから。それ以上の理由なんて要りません。彼は彼の生き方を貫き通すだけってワケです。それが最後にどこに辿りつくとしても。

 ホンットに、この予告の中でこのセリフを最高に使ってます。流石中田さんだァ……!!!

 

音ハメェ!!!

NINEの音ハメ気持ちよすぎだろ!!!*12
 マジで気持ちいい~~~!!!耳と視界が脳に喜びを伝えているのが分かります。

 ”探偵”さんにはアクターにholo.🍙erさん。中田アバターの技術担当を務めたり痛スケボーで雪山を駆け回っている"紳士"です。*13謎のアイソトープはアクターにLUMIさん。先ほどのシーンで見事なアクションを魅せてくれました。これもダンスの賜物……!そして声はかんなきさんが担当。もうアイソトープなのは確定ですね。彼女が82番ちゃんなのかが気になるところです。

 謎のGCC社員にはCASUTEKIYYさん。社員野放しっすよ社長。カデシュではゲストとして「金ピカ社長」ジョージ・ウォッカを演じている他、他のゲスト陣に設定のフックとしてG.C.C.というRPグループを運営しているT00が尊敬するRPerの一人です。今回演じるのは社長ではなく怪しげなハッカー。ディスプレイがCLIなのがいいですねぇ。そして胸にはG.C.C.の証が。今回はG.C.C.からの依頼が物語になるのでしょうか。

 敵役のランナーとして主任さんも参加。おしっこ我慢集会にコメンテーターとして顔を見せていたのが記憶に新しい(失礼)のですが、確かなコメント力にギリギリを狙うコミュ力のあるお方。演技の場で拝見させていただくのは初めてですが、T00の経験則として、コミュニケーションが上手な方は演技も上手い、というのがあるので楽しみです。

余談なんですが、このアバター若干ジェイ君に似てないですか?同じアセットなのかな……?

 髪型は同じっぽいですが眉毛の形など、顔は若干違うかも。これがジェイくんだとしたら、口だけじゃなくて結構真面目に「ワル」やってたのかもしれないですね。

『べらぼうにイイ女』ことすまさんです。イイ女です。エロいです。

 ちなみに、このべらぼうにイイ女ですが、男でお店をやっている、女性型の義体を使っている、という点でエメス本編に登場した「パぺティア」と類似する点があります。

 が、あんなにカッコいいコトを言う人があんなに情けなく死ぬのは惜しい気も……。という話を中田さんにしたら「要素は被ったけど別人のつもり」ということでした。一安心。*14

 敵役のランナーの一人を演じるTakumiさんです。埋め込みサイバーゴーグルがイカツくてカッコいい~!!!VRC空手道師範もやっておられるTakumiさんなので、殺陣シーンも迫力のカラテが見られるのではないでしょうか。アイソトープとの近接戦シーン、めちゃくちゃ白熱しそうですよネ……!!!(でも他のシーンだとガッツリ銃使ってるんだよな)

 ケンペレン一派!もう説明不要のカッコよさ……!!!”探偵”もそうですが、やはりメットやゴツイゴーグルがあるのはイイもんっすねェ……!

 クアルトのアクターはぬいのみさん。もしやこれはまた本編バリの重厚感あるONIOKOZEの扱いを見せてくれるのでしょうか……。でもONIOKOZEの商品説明的に、”探偵”に使われそうでもあるんだよな……。

そして音が止まり、銃を向けられる”探偵”の姿。そして

 カッコいい~!!!!!直前のカットでアイソトープが映っているので、結局彼は彼女を面倒ゴトを承知で、それでもなお助けることを選んだのだと思います。そうだよ、お前がサイバーパンクだ……!*15

 

オチ


 バチクソに盛り上げてからの、「あの名言のオマージュが……!!!」と来てからの、このオチ!!!!映画の予告じゃん!!!!!*16

 会話の内容も気になりますね。「この町で人助けが仕事?理解できない」というアイソトープの言葉。しかし彼女は別のシーンでは「助けて」とも言っているワケで。この二つの言葉がどういう展開を見せてくれるのかワクワクしますネ!!!

 

おわりに

 とまぁこんな感じで予告編の見どころなんかを話していきました『NINE -PREQUEL OF EMETH-』予告編、いかがだったでしょうか。少しでも興味を持っていただける人が増えて、夏頃と言われている公開を楽しみにしてくれたらうれしいなぁと思います。

ちなみに公開ですが、『NINE』にちなんで9/9公開じゃないかなぁとか予想しています。金曜日だから次の日とかにイベント打ちやすいし結構いいタイミングなんじゃないかな……知らんけど。いずれにせよ、VRC民にとって夏は延期されたり破壊されたりするモノなので、首を長くして待つこととしましょう。

 

 最後に、カデシュのゲスト陣が集まる非公式を運営させていただいてます。ほかの参加者の方との交流や、RPの相談、キャラ創作の発表の場として機能しています。過去のイベントの情報等もありますので、より一層カデシュを楽しむお手伝いが出来ると思います。気が向けば顔を出してみてください。

discord.gg

 お付き合いいただきありがとうございました。

それでは、エメスの酸性雨の下で、あるいはNYの夜でお会いしましょう。

 

Water Crownをヘビロテしながら 

T00/エミリア・ベルウッド

*1:とかなんとか書いていたらもう1ヶ月、新情報出まくってもうわけわかんね~ですわ~!!!しぬしんだ

*2:このブログにもシャドウランにドハマっている残骸があります。

*3:どのサークルにも一人くらいこういう人居ませんか?居たと思います。

*4:めっちゃ褒めたので今度西川口で一杯奢ってください(最悪

*5:だめがねさん主催のカデシュ等の企画を動かしている出版社……ということになるのかな?ともかくそういうヤツです

*6:一応DJ⑨さん中田さん葉月さん公認のネタなのであしからず

*7:奈々代「水無月、G.C.C.、タイレル、ボスコープ、サイバーダイン」ダニエル「後ろ暗い連中ばっかりだな」のシーン

*8:元ネタはコレだと思われます:

www.youtube.com

*9:エメスのEDロールでは”無名の暗殺者"(NAMELESS ASSASIN)とありますが、まあ十中八九クアルトでしょう。

*10:Part1冒頭の処分されてしまった子です。

*11:それでも、彼女の「気に入らないからよ」は、彼女と相対した奈々代に受け継がれているのだとも思います。

*12:二回目

*13:含むところはありません。多分きっとめいびー

*14:次エメスでイベントがあるときはパぺティアの店に入れるようになっていて、新たにオーナーになったべらぼうにイイ女が出迎えてくれるとかあったらとてもうれしい。

*15:誰視点?

*16:映画の予告です。

これで完璧!ホテルカデシュ必勝法!

 Yo men Bro. T00です。

 皆さんホテルカデシュ、楽しんでいますか。僕は楽しみすぎてファンミーティングでクッソデカい声ではしゃぎまわったのをフレンドに弄られる日々です。*1

 ただ、このホテルカデシュ、巷では「敷居が高い」と思われている模様で、ちょくちょくそんな話がツイッターに流れてくるのを目にします。そこで、1ファンから見たホテルカデシュに参加するまでの流れを解説しようと思います。題して「これで完璧!ホテルカデシュ必勝法!」という奴です。

1.日程を確認する。

 ホテルカデシュは月に2回ほど開催される「洋画風RPイベント」です。たいていの場合土曜日にイベントが催され、皆その日に集まることになります。*2この日程ですが、最も確実な確認方法はホテルカデシュのツイッターを確認することです。

twitter.com

 例えば、今月は10/1、10/15、10/29に開催が決定しています。

 

 このような日程はたいてい月末から月初にかけて出されることが多いです。月末になったら公式ツイッターをこまめに確認するようにしましょう。

  そして今月の最初の開催日は今日1日!そう、今日です!これは行くしかねぇ!!!

 

2.推奨改変を確認する。

 日程を確認したら、次は推奨改変の確認です。カデシュは「洋画風RPイベント」なので、基本的な世界観は現実の世界と地続きなことが多いです。*3たとえば、今日1日の開催場所である「ホテルカデシュ・ニューヨーク」では、推奨改変は「マフィア・殺し屋風」となっています。また、イメージ映画として『ジョン・ウィック』、『ゴッドファーザー』が挙げられています。どちらもフィクション、サイエンス・フィクションと言った要素は薄目で、現実にありそうなマフィアの社会を描いた作品となっています。また、15日に開催予定の「海上都市 エメス」*4ではサイバーパンク映画をモチーフとしており、推奨改変もサイバーパンク風になっています。イメージ映画はサイバーパンク映画の『ブレードランナー』『エリジウム』など。もちろん『エメス』や『NINE』を参考にするのも良いと思います。

 イベント直前には参考案内等も紹介されるので、改変の目安にするといいでしょう。

 これらをモチーフにして改変を行うことになるのですが、そういったインスパイア元を考えると「ガタイのいい男性アバターがいいのかな……」という考えが脳裏を過るかもしれませんが、大丈夫です。いつも貴方が使っている愛着のあるアバター、それを貴方なりにそれらのモチーフに寄せて改変をすれば、それは立派な「○○風」改変です。是非その改変を現地で見せてほしいなと思います。*5

 

「でもやっぱ自分の改変でいいのか不安……」というそこの貴方!安心してください!以前より公開が予定されていたカデシュ公式のレンタルアバターが10月1日より解禁です!

こちらの貸し出しアバターを利用して雰囲気を体験してから改変をするもよし、ジョン・スミスとしてRPをやっていくもよしのレンタルアバターです。是非利用してカデシュに参加してみてほしいなと思います。

 

 また、カデシュでは「ロールプレイ相談会」が開催されることがあります。

 

こちらに参加して、自分のキャラクター像を固めるのも非常におススメです。次回開催は未定ですが、こちらもチェックしておくとよいと思います。

 

 

3.Join先にフレンド申請を送る。

 カデシュはフレンドインスタンスで開催されるイベントです。よって、参加するにはインスタンスを立てるマスターにフレンド申請を送らねばなりません。

  主なJoin先はマックス・シルバーフォーン役であり、ホテルカデシュの主催でもあるdameganeさんです。ほぼ全てのカデシュでインスタンスマスターを勤めているので、開催数時間前になったらフレンド申請を送っておくのが良いでしょう。また、極稀にノーチェ役で副主催の@sumaさんや二階堂ダニエル役のmaidkarmaさんがインスタンスマスターとなる場合があります。かなり珍しいことですので、普段は忘れていて構わないと思いますが、マスターとなる場合は公式ツイッターでお知らせがあるはずですので、チェックを欠かさないようにしましょう。

 下はjoin先がmaidkarmaさんだった時のツイートです。

 

4.Join戦争に勝つ

 カデシュをはじめとして、イベントには定員があります。カデシュのように、VRChatの限界である1インスタンス40人を収容するところや、それ以下の少数で絞るところ、複数インスタンスに跨っての開催など、いろいろな形態があります。その熾烈な参加券の奪い合いを人は時に「Join戦争」と呼びます。かくいうT00も、プロジェクト:エメスの最終日にはJoin戦争に敗北し、だめがねさんとすまさんの靴を舐めることで日曜日に追加日程を開催していただいた過去があります。嘘です。*6

 さて、このJoin戦争、勝つためにはPCのスペックや回線状況に居住地、果てはVRChat側のソーシャルバグなど、複数の要因が重なり合い、半ば運ゲーと化しています。コレ!と言った必勝法を提示することは不可能ですが、比較的やりやすい中では高性能のSSDを購入し、OSやVRChatをそこにインストールするというモノがあります。定評的な評価はデータがないため難しいですが、普段のVRCのQoLも向上させることが出来るため、試してみる価値はあると思います。T00の所感ですが、NMVeSSDに変えてから、Join戦争には負けていないので、効果はかなりあると思います。*7

 解説・導入等はこちらの記事などを参考にしてみてはどうでしょうか。

www.buffalo.jp

www.pc-master.jp

 SSDの速度差についての記事はこちらを参照してください。

pc.watch.impress.co.jp



5.参加する。

 Join戦争にも見事勝利した貴方!おめでとうございます!入ってすぐそこに、ホテルカデシュのルールが記載された看板があるので一読しておきましょう。また、join直後は参加者全員ののアバターを読み込む関係上めちゃくちゃに重いことが多いので、各種軽量化設定や非表示設定などを利用することをおすすめします。

 さて、カデシュに参加した場合、必ずやることが3つ存在します。

 1つ目は、ネームプレートの非表示です。RP系のイベントでは世界観への没入感を高めるためにネームプレートを表示させないことがありますが、カデシュもその例に漏れず、「殺し屋の世界で名前を知られることは命取りです。」として、ネームプレートは非表示にすることがルールとなっています。

 やり方は簡単。Exメニューを開き、「Options」を選択→「Nameplates」を選択→「Visibility」を選択→「Nameplates Hidden」にチェックを入れる。これで他の人のネームプレートは見えなくなっているはずです。この設定はインスタンスを移動しても引き継がれるため、Join前に設定しておくといざ参加した時にテンパらないで済むのでおススメです。

 2つ目は、受付に立っているキャスト*8「13階に部屋を予約したい」と伝えることです。この符牒を伝えることで、ドリンクアイテムと引き換えることができるカデシュコインを渡され、イベント会場に入室することが可能です。もし忘れてしまっても大丈夫。入口の看板にこの符牒は書かれているので、何度でも見返すことができますし、周りに聞いてみれば教えてくれるはずです。

受付は長蛇の列になるのでjoinしたあとしばらく待つのもアリ。撮影:ムシコロリさん

 3つ目は検問です。検問の際には、その日検問役になっているキャストが絡んでくれるので、ここでもカデシュの世界観を楽しむことが出来ます。

検問をするダニエル。参加するだけで映像で見たあの人が見れるチャンスです。撮影:ムシコロリさん

 また、カデシュはRPイベントではありますが、非RPでの参加も歓迎しています。RPに苦手意識がある方でもとりあえず非RPで参加してみることも可能です。

 さらに、これは参加者一個人の意見ではありますが、中にRPで入った、非RPで入ったからと言って、必ずしもそれを守る必要はないと思います。T00なんかはRPで入ったにも関わらず、中でRPせずにカデシュの説明をしてたりする、なんてこともしばしばやっています。もし非RPの検問を通ったとしても、RPしてみたい……!と思ったら遠慮なくやってみてほしいと思います。キャストは絶対にそれを受け止めてくれますし、周りのゲストだってノってくれるハズです。

 

6.感想をツイートする

 イベントは楽しめたでしょうか?是非、その興奮冷めないうちに、公式ハッシュタグを用いて感想を書いてみましょう。撮影した写真を投稿するのも大変良いと思います。

T00はこんな感じでRP調に写真を投稿してみたり

イベントが終わった後でもふと思ったことがあったらツイートしたりしています。

 カデシュ公式の人は割とハッシュタグエゴサしているので、感想も捕捉してることが多いです。*9公式の人以外にも、自分が撮られてる写真があったりするとうれしいものです。いっぱい感想をツイートして盛り上げていきましょう。

 

おわりに

 いかがだったでしょうか!だいたい分かってもらえるといいなぁ。

 もし「もっと詳しく知りたい」という人がいらっしゃいましたら、こちらのブログなり僕のTwitterなりに聞いてみてください……と言いたいのですが、僕もあくまで一参加者。一参加者の意見でカデシュを見る目が変わってしまうのも嫌なので*10是非レンタルアバター等を利用して参加して、自分で感じたことを改変やRPで表現してみてほしいと思います。

 また、こちらはおまけになるのですがカデシュの参加者が集まる非公式のファンサーバーもあります。過去のイベントのレポートやほかの参加者の方との交流、RPの相談、キャラ創作の発表の場として機能しています。より一層カデシュを楽しむお手伝いが出来ると思います。こちらもよろしければぜひご参加ください。

discord.gg



 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。それでは、ニューヨークの夜にお会いできることを楽しみにしています。

 

T00/エミリア・ベルウッド

*1:自分でもうるせぇなコイツとなる。反省はしてるが多分辞めることは出来ません。だって向こうが殺しに来てるんだもん……。

*2:例外として、エメス公開時のように追加日程が組まれる場合があります。

*3:ファンミーティング質問の時に「5~10年程度技術レベルが進歩しているイメージ」という回答があるので、多少近未来な世界ではあると思います。

*4:あの『プロジェクト:エメス』や『NINE』の舞台になったワールドです。

*5:参考として、ツインテールの妙齢マジシャン、情報に強くて数億ドル転がす謎のメイド、カデシュ・フランス出身の着ぐるみ、サイバーパンク男の娘天才ハッカー等がゲストに居ます。それくらい自由です。

*6:来れない人が多かったようなので、ご厚意で追加日程を開催していただいたというのが真相です。感謝ァ……。

*7:なおそのあとKP41を吐かれる模様。

*8:第1席、司一や第2席、イクミが務めていることが多いです。

*9:なんなら力デシュ(ちからデシュ)とかでもサーチしてきます。驚異のサーチ力

*10:面倒なオタクか?

ホテルカデシュ 「エイプリルフール」動画 公開!!

Yo Men Bro,T00です。

 

皆さん、4/2のホテルカデシュは楽しめましたでしょうか。僕はジョイン戦争に勝ったのに、途中でPCがKP41病で落ちてキレながらパソコンをクリーンインストールし直していました。

とまれ、ただただ楽しい話題だけでもありません、そう、例の動画ですね。

 

というわけで、今回は2022年4月2日*1に投稿されたホテルカデシュのエイプリルフール動画を詳しく見て行きたいと思います。

*1:ちなみに、フランスだと4/1の17:30、NYだだと4/1の11:30の投稿になります

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ワンナイト・フロム・ザ・ブラック・ハーバー

あらすじ

ホテル・カデシュ外からの依頼を受けたエミリア。内容はエメスの企業から情報を抽出するというラン。簡単ではないが、リスクに見合った仕掛け(ラン)と判断したエミリアは、信頼できる暴力担当、ニーゼと共に仕事に掛かった。

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※注意:この小説は、VRChat内で行われる洋画風RPイベント「ホテル・カデシュ」、その中のサイバーパンク映画をフィーチャーしたイベント『プロジェクト:エメス』をモチーフにした二次創作です。

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