生まれ育った下関の砂浜を歩いて
下関 室津は、自分の生まれ育った町。
人の多い大阪から帰って、一人で海岸を歩くと、海から立ち込める湯気のような雲海のような景色に遭遇した。
空ではないので、雲波海か。
波止場を歩くと、今から漁に出る漁師2人が、笑いながら身振り手振りて会話をしていた。
波止場の先まで歩き、海の中を見ると、沢山の岩が整然と並んでいた。百年も前に人力で組み上げた岩組みだろう。
今、サラリーマンとして大阪で働いて、週末に下関に帰り、自分の生まれ育った田舎町を歩きながら、いつも笑えることがある。
都会と田舎で暮らす自分にである。そのギャップに身を置いている自分に。
都会や会社で生活する、普段の自分を思い浮かべながら、波打ち際を歩き、人間は小さい存在だと自然の中で改めて思った朝。
人間なんて、小っちぇ。
これからの人生、感性を働かせ、覚悟を持って、そして誠実に生きていかなくちゃならないと。
大阪への旅立ち(^^)
下関 田舎暮らし編
今日も無事に、ゆったり1日が過ぎようとしてます。
曇り空から、青空と太陽が覗いて希望の光が射してきたようです(^^)
■
ベタな浪速 単身赴任編(^^)
変らぬ日常が、大切です。
九州の玄関口 門司港
港の発展は、幾つかの条件が重なり合って築かれるもの。
門司港を例に取れば
海運の要
客船 フェリーの発着地
海峡 瀬戸内海と玄界灘
対岸の下関
北前船寄港地
交通の要所
鉄道 関門トンネル
日豊本線の終端地
財閥の倉庫群
貨物列車の帰区地
地形
山が迫った深い港
ユーラシア大陸への近さ
外国への窓口
大都市 小倉を近郊に控え
本州への出口
その中で何より、海峡は大きなウェートを占めると感じます。
多くの文化が行き交い、独自の文化を醸成して行きます。
バナナの叩き売り
かまぼこ
パン
ピサ
地ビール
今、5年を掛けて東京駅のように忠実な駅舎復元工事を施工しています。
駅復元により、大正時代のような駅舎に戻り、多くの観光客の方々が来られる事を期待して止みません。
私設関門観光大使 渡辺 とおる(^^)🍀✋
生まれ故郷
甲山(こうやま)が北風を防ぎ、穏やかな天然の港なので、既に紀元950年辺りには、集落が出来ていた。
3つの川が海に注ぎ込むため、海水浴に適した遠浅が出来た。
穏やかに、このまま孫の代、その後も、綺麗な海や砂浜であって欲しいと願う。
小雨の海峡
雨模様の空だけど、厚い雲の景色も海峡には良く似合う。
流れは、東流れ。小倉方向から来る船の速度が潮に乗って早い。
ずっと通い続けてる海の見えるお店のカウンターに一人座り昼食。
シーザーサラダ、ポタージュスープ。少し雨に濡れた身体に染み渡る。
この街で、色んな事があったけれど、時間が過ぎてしまえば、今という時が在るだけ。
今も時間は刻々と過ぎ時計の針は進んでいる。
デミグラスソースのハンバーグは、空腹な身体を直ぐに充してくれた。時間を随分とかけて煮込んだ事が一口で解る。
別に過去に拘るつもりもないし、未来に過度の期待も無い。
しかし、こうやって、昔から居る店員さんと、長い時間、笑ってカウンター越しに、初めて昔話を話す事が出来るのも、生きていればこそ出来ること。
ティラミスとコーヒーを、洒落たカップで飲んで、満ち足りた時が、また進む。
歳を取る事は、悪くないと思う。
忘れたいような事も、無理して忘れなくても時間が解決してくれて来たような気がする。
キャッシャーを過ぎ、古いエレベーターへ乗り込む。店員さんの優しい声と笑顔が店の入口を包んだ。
海峡、流れは西に変わったようだ。