糖尿病と介護

要介護者の病気については周りの人々が常に注意していなければなりません。

治療可能!便失禁

2019年7月11日(木)放送の「きょうの健康」では便失禁を取り上げます。
尿と便のトラブル解決特集の一環です。

便失禁とは、自分の意思に反して便がもれてしまうことです。

なかなか人に相談できずに悩んでいる人が多いのです。

500万人以上が悩まされているというデータもあります。

何度もトイレまで間に合わないことが続き「うつ」になるケースもあります。

便失禁は治療すれば改善できるのです。

食べ物の改善方法や便失禁改善トレーニング法なども紹介されます。

講師は、藤田医科大学病院教授の前田耕太郎先生です。

介護時の注意点

糖尿病患者を介護するときにはいくつかの注意点があります。

薬を忘れないようにする等の一般的な注意点のほかにもありますが、特に以下の3点が重要です。

食事・運動・感染症、の3点ですね。

まず食事については、あらかじめ糖尿病患者用のものが用意されると思います。

カロリーや脂質の量を制限した食事になっているはずです。

他の人の食事と間違えないようにしなければなりません。

次に運動です。

糖尿病患者は必要な時にインスリンがうまく分泌されません。

そのために、血液中のあまった血糖を処理することができないことがあります。

運動は、この血糖処理を助けるので、糖尿病患者には運動が必要になります。

どのような運動をいつどの程度やるのかは医師の指示に従ってください。

本人が面倒がっても、きちんと運動させることが必要です。

3番目は感染症です。

糖尿病患者は感染症にかかりやすくなります。

そのために感染症予防の行為が必要です。

手を洗ったりうがいをすることです。

身体を清潔に保つことも重要です。

 

糖尿病で怖いのは合併症

糖尿病には3大合併症と言うのがあります。

糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、のことです。

治療をしないままでいると、糖尿病を発症してから10年くらいから合併症を発症する可能性があります。

「糖尿病神経障害」は、糖尿病の合併症の中でも、最初に出てくる症状です。

手足のしびれがあったり、ケガやヤケドの痛みを感じにくくなったりします

 

「糖尿病網膜症」というのは、眼底の網膜の血管の血流が悪くなって、視力が弱くなってきます。

網膜症は少しずつ進行します。

進行していっても視力の低下などの自覚症状がないので注意が必要です。

糖尿病自体も自覚症状の少ない病気なので、放置したままにしておくと、ある日突然、目が見えなくなったりします。

「糖尿病腎症」とは、腎臓の毛細血管の血流が悪くなり、だんだんに尿が作れなってしまいます。

現在、腎臓病の原因の第1位が、この「糖尿病腎症」だそうです。