PMシンポジウム2015 2日目
PMシンポジウム2015 1日目
PMシンポジウム報告をするブログのようです。
基調講演1 「エンジニアリングは 国造り 人造り」
過去何回かPMシンポジウムに参加しているけれど、ここまで悲惨な基調講演はなかった。
The老害という感じの根拠もデータも何もない「最近の若者はやる気が足りないし会社への忠誠もいまいちだ」みたいな、頭がクラクラするような内容だった。
基調講演2 「イノベーション=協創=幸せ」
言ってることはまぁいいんだけど、特に人を集めてわざわざ話すような内容なのか、って感じ。
【FC-2】南極昭和基地 衛星通信システム保守体験記
面白かった。もっと南極という縛りの中での実例が多ければより面白かっただろうけど、時間の都合しょうがない感じ。
【FI-3】失敗のコストを小さくするITプラットフォーム選択
玉川さんの講演なんだけど、人が少ない。
そして内容は群を抜いて圧倒的。基調講演こっちにしたほうがいいんじゃないか、ってくらい。
セミナー詳細 - ITpro EXPO 2015:ITpro でsoracomのIoT新規事業についてしゃべるって言ってたけど結構気になる。
【FI-4】ホテル業界でのプロジェクトマネジメントについて
面白くはあったけど、ためになるものでもなかった。20150
はてブが見づらすぎてどうしようもない
RSSリーダで見ろということですか。そうですか。
PMシンポジウム2日目
感想。
A-7 論語とプロジェクト
想像してたよりかなりためになった。歴史に学ぶのは得るもの大きいなぁ。費用対効果大きい。
結構一般論っぽく思えちゃうような気もするけど、やっぱり大事だよな、ってことを的確に指摘される感じ。
自分がいいなぁ、と思ったものの適当な意訳
「きちんと考えてることを伝える必要がある」
「情報を集めて精査する必要がある」
「強みを育て弱みにこだわらない」
「基本を得た上で進む」
「一人の凄い奴を求めるのでなく、それぞれの持ち味を活かす」
「小さなことにこだわらず大きなことを為す」
「ミスは皆に認識されてる。また、ミスに誠実に向き合っている姿も認識されている」
「リスクを予め考える。考えてなければ問題は起きる」
「相手に伝わらければ意味がない」
「自分が疚しいと思わなければ気にしなくていい」
論語、訳本でも読もうかな。と思わされる一コマでした。
B-5 「デザイン的思考」の必然性と素晴らしさ
ユーザインタフェースとかそういうもののためになんか得られるかな、と気軽に登録したんだけど、スケールが違った。
「不自然」とはなんだ、というところから始まり、デザインと自然の関係というか、デザインに必要なものというか、とにかくスケールが大きい話だった。デザインにより時間の長さを変えるだとか、空間の大きさを変えるだとか。自然の世界の中でデザインが与えている影響を軸としていろいろな事例を紹介してくれた。
自分はソフトウェア屋だからシステム設計やプログラム設計をやっているけど、そこの中にどれだけ「自然」を意識したものがあるのかなぁ、とか考えてみたりした。美しいプログラムは自然界におけるなんらかのものと類似してる構造があったりするかな、とか。デザインパターンってのもよく見てみたらどこかに共通点が?とか、コードの危険な匂いってのも「不自然」に感じられるパターンなんだろうか、とか。
デザインの話というよりは「自然」の話であり「地球」の話であり、「人類」の話だったりしたんだけれど、とても楽しめた。
PMシンポジウムを通して
今回選択したセミナーはPMっぽくないのばっかり選んだけど、どれも心に響くものがあった。
実行委員の方々に感謝です。
PMシンポジウム1日目
感想中心のレポート。
基調講演1 「希望のチカラ」
正直なところ、激しくつまらなかった。具体的なデータもなく、一般論以上の話もなく。言っていることすべてが薄っぺらく聞こえ、増田に書かれていたとしてもhotentryに入らないだろう。
基調講演2 「スーパーコンピュータ京」
スパコンの話としては面白いところもあるけれど、スパコンの話でしか無い。PMシンポジウム知らなかったとか言っちゃってもいいけど、もう少しプロマネの話してくれてもいいのに。京の開発をどう回したか、ってのは結構皆興味があったんだろうけど、その話がほとんどなく、スパコンとはなんぞ、とかスパコン開発の歴史に終始してしまい残念。あと、プレゼンがアレだったけど、思いっきり開発の中の人、なんだろうな。ここのところプレゼン上手い人ばっかり見てたから少し新鮮だった。
MS-3 半常識の型破り経営術
有名な未来工業の山田さんの講演。スライドとか無く、50分しゃべりっぱなし。
「儲かってないところの逆のことをやる(ホウレンソウ禁止、残業禁止、成果主義禁止、ノルマ主義禁止、完全年功序列)」「社員が喜ぶことをやる」「餌がなければ働くわけがない」「コストダウンで人件費削減しても働くわけがない」「パートで半分の給料で働くわけがない」
などなど。最後にサポートの人が「とにかく性善説でやってるんです」といっていたけど、ソッチのほうが絶対に面白いよな。
IT-4 CCPM適用によるプロジェクトマネジメント
この日唯一のプロマネっぽい話。
大和ハウスと富士通でやったプロジェクトの話。
「CCPM使ったけど、CCPM最高、もうこれ以外やりたくない」という事例紹介。
この発表はすごくわかりやすかったし、納得している人も多かったんじゃなかろうか。
CCPMを軽くおさらいしとくと
・パーキンソンの法則
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
・学生症候群
「納期のある作業を行う際に、余裕時間があればあるほど、実際に作業を開始する時期を遅らせてしまう」
この法則により、通常のWBSを分割してそれぞれに微妙なバッファを持たせるプロジェクトは”通常”遅延する。それを防ぐために、各タスクにバッファを持たせないこと、各タスクに納期を設けないことを徹底する(日付でなく、”あとどれくらいで終わるか”を見る)。
というような感じ。
これは至極そのとおりに思えるから、やるべきだよな。自分のやり方はウォーターフォールの場合、前倒し必須としてたりするけど、それはこれに近い気がする。アジャイルの場合では、最初に「最速でどれくらいで終わるか」を聞いて、とりあえずそれでやってもらって、遅れてもいい、としている。
”アジャイルの「ライトウィング」と「レフトウィング」” を読んで思ったこと。
アジャイルの「ライトウィング」と「レフトウィング」:An Agile Way:ITmedia オルタナティブ・ブログ
を読んで。
技術的な事柄を右翼とし、協働的な(?)事柄を左翼とする例えに違和感を感じる。
この二つが混ぜられてしまっているところに現在の”アジャイル”が勘違いされる悲劇があるのはわかってるので分けることは良いとおもうんだけど、位置付けが違うんじゃないかと。
私の感覚だと、双翼がCI等の技術的なもの。操縦席がスクラムとかそういうの。
翼がアレだと飛べないし、操縦席がしょぼいと辛い。
で、どっちかを選ばなきゃならないとしたら、迷わず双翼を選ぶ。というか、まずは翼がそれなりになっていないと気持ち悪いことになるんじゃないかな、と。
操縦席にいろんな機能を持たせることで双翼がダメってわかるんだよ、って話もあるかもしれないけど、あんまり想像できない。
んで、はてなblogってトラックバック無いんだ。知らなんだ。
一応登録
させていただきました。