とらきす の ぐだログ

とらきすのぐだログ

ぐだぐだとなんかするブログ。

最近読んだ漫画

久々です。

とはいっても半年ぶりくらいか〜 と思って
最終更新をよく見たら1年半前でした。泣きてぇ


さっくりと隙有自語系記事。

なるべくメジャーどころは避ける。

あと、小説でも漫画でもアニメでも話数が多い長編作品があまり得意じゃないので、数巻で終わるものか短編集が多い。


平方イコルスンスペシャル』

スペシャル (1) (トーチコミックス)
スペシャル (1) (トーチコミックス)

完結4巻。文系漫画の鬼才による初の長編漫画。

はじめはSF混じりの不思議系日常コメディという感じで普通に面白いのだが、途中から不穏さを漂わせはじめ、予想外のクライマックスを迎える。

こんな爆弾みたいな設定隠したまま前半の数年間連載させたトーチ編集部は狂っているとしか思えない。さすが。

天原『33歳独身女騎士隊長。』

33歳独身女騎士隊長。 (KATTS)
33歳独身女騎士隊長。 (KATTS)

連載中、既刊3巻。問題作『異種族レビュアーズ』の原作者による。

成年誌に掲載されていることもあり、もちろん下ネタのオンパレード。
しかし、得意の低コスト作画のおかげでだいぶ緩和されている。この人の絵、ずっと変わってない気がする。

普通に面白い。

位置原光Z『いっていっぱいいって』

いっていっぱいいって (楽園コミックス)
いっていっぱいいって (楽園コミックス)

短編集。タイトルは『「い」っていっぱい言って』というだけのことにすぎない。

平方イコルスンのやり方で天原っぽく下ネタを取り入れたらこの人になる。つまり大好物。
短編なので適当にページを開いて読めるし、ぜんぶ面白い。お得。

涼川りん『りとる・けいおす 完全版』

りとる・けいおす 完全版 (アクションコミックス)
りとる・けいおす 完全版 (アクションコミックス)

完結2巻の合本版。

かわいらしい絵柄に騙されてはいけない。タイトルの「little chaos」からもわかるとおり、カオスである。かなり。この訳のわからなさは、有名どころで言えばポプテピや連載初期のあいまいみーに少し似ているが、あれは4コマだからまだマシだったのだと思い知らされた。読むだけで疲れてくる。

本当に狂っているとしか思えないためこの記事で書くことを避けた『カスミ伝』ほどとは言わないが、それでも人を選ぶ作品。それがいい。

道満晴明『オッドマン11』

オッドマン11 (メガストアコミックス)
オッドマン11 (メガストアコミックス)

完結2巻。学園SFコメディ。これは最近ではないけど、思い出したので書く。

成年誌掲載の箸休めギャグ漫画。特殊な能力と外見を持つ亜人「オッドマン」たちのキャラが立ちまくっており、ギャグセンスも単純に自分好み。下ネタは多いが、生々しさはない。

でも、最後のオッドマンはもう少し活躍させてあげてほしかった。

紙魚丸惰性67パーセント

惰性67パーセント 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
惰性67パーセント 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

完結9巻。大学生4人のコメディギャグ。ヤンジャンは全然メジャーどころだが、それなりに古そうだし。

大人向け日常漫画としてはよくある設定だが、なんか心地よくてツボにはまった。「それ伝わるか?」というラインのパロディも多く、要はオタク受けがいいんだろうな、と。

あまりにも急に終わった感があるが、打ち切りだろうか?
もったいない...

模造クリスタル『スターイーター 模造クリスタル作品集』

スターイーター 模造クリスタル作品集
スターイーター 模造クリスタル作品集

短編集。不思議な漫画がいっぱい。

この人の描く漫画は基本的に未完か (精神をエグるような) バッドエンドが多いのだが、この短編集はハッピーエンドとまではいかずとも比較的スッキリした読後感のものが多く、メンタルに優しめ。

特に表題作『スターイーター』がとても好き。同氏の伝説的Web漫画『金魚王国の崩壊。』寄りの荒めタッチもいい。

カノンノショートショートショートさん』

ショートショートショートさん (ビームコミックス)
ショートショートショートさん (ビームコミックス)

完結3巻。Twitter発らしく、1話1話は短め。この中だとマトモ度は高い。

これは以前から気になっていて、ビームコミックスのセールのタイミングでえいと買った。
勇気をくれる たいへんいい漫画だった... 特に「素敵な普通」という概念が本当に好きすぎた。

最終話の主人公、ようやったと言いたい。

大川ぶくぶポプテピピック

ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション)
ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション)

連載中、既刊8巻。知らんやつおらんので入れようか迷ったけど、せっかく竹書房44円セールやってたので買った。

他のは既刊はセール価格で最新刊だけ定価、というやり方をしていたのに、こいつだけ全部44円という底辺の扱いで笑ってしまった。『ぼのぼの』ですら最新刊990円だったぞ。たっか。

実際読んでみると普通に頭おかしくてよかった。

ちなみにこのセールは今日まで。あと3時間しかないぞ。


改めてみると女主人公の作品ばかりだなぁ。
あと下ネタ多くね?

終わり。

梅田プラザモータープールに行こうと思い中津駅で降りたものの実は最寄駅は阪急中津駅ではなくて御堂筋線中津駅であったことに気づいたときのためのメモ

梅田プラザモータープールといえば、JAMJAMライナーなどの高速バスターミナルだ。最寄駅は 大阪メトロ御堂筋線 中津駅とされている。

私を含めたおっちょこちょいの方々は、御堂筋線中津駅ではなく 阪急 中津駅に降りてしまったのではないだろうか。
その場合、どれだけググっても阪急中津駅からプラザモータープールまでの行き方が出てこないので、ちょっと困ることになるというか、不安になる。

なので、メモしておく。所要時間は5分ほど。
こんなもの読まずともGoogleマップ使えという話ではあるが、100%信用できるものでもないし、確実に行けるという記録があるだけでも安心材料にはなる。面倒なので写真は撮っていない。


まず改札を出て、右手側の西出口へ向かう。
方向的には東口の方が正しそうだが、それは罠である。西出口側の案内板にもちゃんと「プラザモータープール方面」と書いてある。

西出口の階段を登ると高架上の大通りに出る。向かいには「がんこ寿司」の看板が見えるはず。
そうしたら、階段を登ってきた向きとは逆、つまり「がんこ寿司」の看板に背を向け、南東へ向かって高架を下っていく。

そのまままっすぐ進むと、大きな交差点に出る。
まっすぐ横断歩道を渡り、大通り沿いを数十m進むと、左手に梅田プラザモータープールが出てくる。到着。


終わり。みじか。

ワクチン3回目、しんどい

3回目の COVID-19 ワクチンを接種してからおよそ36時間が経過したが、ちょっと自分でもびっくりするくらいグロッキーになっている。が、それなりに良い経験ではあるので文字として残しておくことにする。

今までにあまり大きな病気をしたことがなかったため、気づくのになかなか時間がかかってしまったが、ワクチン接種3回目の副反応はかなりきつい。

1、2、3回目のいずれもファイザー社製のワクチンで、1回目の時はほぼ全く副反応はなく、2回目の時は注射した腕が痛かったのと発熱があっただけで、たいした自覚症状はなかった。こんな結果であったから、今回もせいぜい腕が痛くなるくらいだろうとタカをくくっていた。
既に3回目のワクチン接種を終えた周りの人からは「丸2日ずっと寝込んでいた」みたいなのをよく聞いていたので、事前に食料品・消耗品を買い込んだりとそれなりに対策はしていたのだが、まさかここまでとは思っていなかった。

ワクチンを接種してすぐは何の症状も出なかった。2回目の時は注射してからすぐ腕が痛くなり始めたので、やはり今回は2回目よりも軽症状なのではないかと安堵した。ワクチン接種の帰りに油そばを美味しくいただいた。

それから半日くらいの間は、腕が痛くなり始めたくらいで、これといって無症状だった。ワクチンを接種する前の日はあまり満足に睡眠を取れていなかったので、昼寝をした。

唐突に目が覚めた。なぜかはわからないが、寒くもないのに全身が震えていた。これはこれで面白かったので身を委ねていたら、また眠りに入った。

次に目が覚めたのは、眠りについてから6時間後ぐらいだった。とにかく頭が痛かった。睡眠を取りすぎて偏頭痛になるというのはよくあることだったので、今回もその類だと思った。
とりあえず様子見にマツモトキヨシの安い頭痛鎮痛剤を飲もうとしたが、異様に寒気がすることに気づいた。室温を見るとだいたい25℃前後で、むしろ暖かいとさえ言えるのに、やたらと肌寒く感じた。身体を動かすのも非常にだるかった。

体温計が見当たらなかったので、Apple Watch で脈拍を測って計算してみると、少なくとも39℃以上の熱が出ているようだった。明らかに身体が熱くなっていることがわかった。
鎮痛解熱剤を飲んで30分を経過しても頭痛は収まらない。バファリンを引っ張り出してきて飲んでみたが、やはりこれも効果はなかった。

汗をかいていたのでシャワーを浴びたが、なんとなく感覚が鋭敏化していることに気づいた。シャワーを背中に当てると少しだが痛みを感じる。指先もピリピリと痺れているような感覚があった。ただ、これは寝起きで血管が拡張しているせいかもしれない。

さっきまで寝ていたので何かしようと思ったが、身体が動いてくれない。頭がズキズキと痛み、身体中 強い倦怠感に襲われていた。結局 寝る以外に何もすることができなかった。このあたりで、ようやく「これはしんどいぞ」と思い始めた。

先ほども書いたが、これまでに大きな病気をした経験があまりないので、「しんどい」というのがどういう状態なのかわかっていなかったのだ。身体的にもわりと病気に強い方ではあるし、ほかに類を見ないほどの楽天家であるので、精神的にも辛いという経験をしたことがなかった。
これで、だいたいどういう症状が出てきたらしんどいのかというボーダーラインが引けた気がして、良い経験にはなったと思う。

カロナールよりもロキソニンの方が効くと親が言っていたので、足元もおぼつかない状態でひぃひぃ言いながらマツモトキヨシに行ってみたが、それなりに遅い時間帯だったので薬剤師がおらず、ロキソプロフェン系の鎮痛解熱剤は買うことができなかった。代わりにラックルを買って飲んでみたが、やはり効果なし。アセトアミノフェン系は効かないのだろうか。

食欲がないというのもはじめての経験だった。そのことに気づいたのは、最後に物を口にしてから24時間ほど経過してからだった。どれだけ体調が悪かろうとお腹が空かないことなんてないだろうと思っていたのだが、それは事実ではなかった。飲み物しか口にしていないまま24時間が経っても空腹感はまるでなかった。
何か食べなくてはと思い事前にコンビニで買っておいたうどんを食べてみたが、数口で「もう要らない」と感じた。胃が食事を受け付けないとはこういうことかと納得した。

飲み物は普通に飲めていたので、inゼリーを買ってきて食べるようにした。それまでは緑茶ばかり飲んでいたのでわからなかったが、inゼリーを食べてみて、あまり味がしないことに気づいた。
味覚には甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つがあるも言われているが、特に酸味、塩味、うま味はほぼ感じられない。甘味はやや感じるが、苦味だけそれまで通り感じるため、何を食べても苦く感じる。

嗅覚にはたぶん影響はない。と思う。

と、この文章を書いているうちに熱はだいぶ下がってきた気がする。それなのにやたら汗をかくのが奇妙だ。
倦怠感はだいぶ薄れてきたが、頭痛はまだ止まない。

明日までに頭痛が治まっていることと、味覚が戻ることを祈りながら眠りにつくことにする。


経過。

寝起きはわりと良好。ただし頭痛あり。脈拍は昨日とあまり変わらず。
味覚はあいかわらずぶっ壊れていて、塩を舐めてみてもしょっぱいと感じない。 どちらかと言うと「にがり」っぽい味に感じた。

体調はまだあまり優れてはいなかったので、お仕事を休むことに。

ただ、頑張れば出かけられるぐらいの元気はあったため、ロキソニンを買いにマツモトキヨシへ。ついでに体温計も買っておく。

熱を測ってみると、38℃前後。
ロキソニンを飲んだが、頭痛は収まらない。効かないときは効かないものだ。

そのまま安静にして、夕方頃にはだいぶ身体が軽くなった。熱を測ってみると既に平熱に戻っていた。

驚くことに味覚は多少戻っていて、塩味はだいぶ感じられるようになっていた。
ただ、うま味は依然としてまるで感じられない。シンプルな麺つゆ味のぶっかけうどんを食べてみても、やはり苦味が勝つ。おそらく和食や魚介類はこんな調子だろう。
ただでさえコーヒーや酒が飲めず辛いものや酸っぱいものが食べられないという子供舌ぶりが、よけい悪化したようである。

そういうわけで、食欲もあまりない。美味しいものを美味しいと感じられないと分かった途端、食べたいという意欲がストンとなくなるというのも興味深い話である。
幸いなことに甘味はほぼ元の状態にまで回復しているようで、しばらくはinゼリーにお世話になるかもしれない。


そういうわけで、およそ接種から60時間くらいで副反応は収まった。味覚はまだなんかおかしいけど。
21年という人生の中で最も体調が悪い時間だったと自信を持って言える。

もし次の機会があるのなら、もちろん接種はするが、今までのように快くというわけにはいかないだろうと思った。

半年が経った

社会人になって半年と1ヶ月が経ちました。

ざっくりと振り返ってみると...
岐阜高専に入学し、留年して2回目の2年生を終えたあとに退学して、高卒認定を受験して、名古屋の専門学校に行き、その途中で Chatwork のサマーインターンシップに参加して、そのまま新卒で入社させていただいて...

こうして見てみると、面白い経歴してるなーと思います。

まぁ、留年したとか退学したとか、そのへんは何かと話のネタになりますし、わりとどうでもいいんですね。
それよりも、高校課程をちゃんと修了できていないこととか、大学に行っていないってことのほうが、個人的には気にしているところです。

なんか、階段を飛ばしてきてしまった感覚と言いますか、多くの人が経験するフェーズをすっ飛ばしてきたというのは、それなりに不安になるものです。
だって、高卒認定+専門学校卒ですからね。専門学校卒というだけでもそこそこめずらしいのに、高校を卒業していないとなると、なかなかレアだと思います。

少なくとも大学を出ているのがあたりまえになってきている中で、こういった特殊な経歴を持っていても何の隔たりもなく入社させてもらえたことはすごくありがたいですし、自分としてもよくやったなぁ とは思いつつも、はたして自分は人並みの仕事ができるのだろうか、置いていかれないだろうか... という不安は少しあったわけですよ。

...とまぁ、入社前後はそんなことを考えていたりしていましたが、今のところはそのあたり全然気にすることなく働けているので、思っていたよりもポジティブに捉えていけている今日この頃でございます。

今は Scala を書くお仕事をしているわけですが、これがまぁ楽しいの何のって。
自分の好きなことを仕事にできるのはいいもんです。好きなことをしてたらお金がもらえてしまう夢のシステム... やはり仕事はモチベが出るかどうかで選ぶべきですね。

同時に一人暮らしも始めて... 正直、専門学校卒というラインから考えるとかなり良い方だと思われる待遇で入社させてもらえていて、まぁ、一切の不自由なく、楽しく生活しています。そういや、入社してからまだオフィスに一度も行ってないや。

しいて言えば、実家にいた頃と違って猫がいないのがさみしいところですね。サカナクションの「壁」が刺さりまくる...

サカナクションのライブ、行きたいなぁ。


えー、そんな仕事に就いてから半年が経過して、つい先日22卒内定者の内定式がありました。

いやいやいやいや早すぎるって。
まだ気持ちは新卒社員なんですけど、というか実際 新卒社員なんですけど、もう半年したら次の新卒社員が入ってくるんです。こえー。だいたいが年上だし...

てなわけで、また不安が再燃しつつありますね。精進しなきゃ。

おわり

持ってる古い音源のやつ

2021/10/02: Virtual Guitarist Electric Edition の存在を完全に忘れていたので追記。


ども。

最近はお仕事が楽しくてしかたがない日々を過ごしているのですが、逆にそれ以外の時間は YouTube とニコニコ観てるか寝てるかくらいしかしてなくてですね。
仕事が趣味みたいになってしまうと良くないなと思い、最近また DTM を少しずつやりはじめています。

それで、ついに MIDI キーボードを買いました。Nektar Technology の GXP 49 ってやつ。
今までずっとマウスぽちぽちだけでノート置いてたんですが、なにせ音感がまるっきりないもので、頭の中に出てきたフレーズをピアノロールに描くのがすっごく時間かかるんです。なので、そのインターフェースとして MIDI キーボードがほしかった。
今はがんばってピアノのお勉強中。両手を別に動かすのに慣れていなくてヒィヒィ言いながら練習してます。一時的にミギー寄生してくんないかな。

あとオーディオインターフェースもほしい。ずっと Roland UA-M10 を使っていたんですが、なんか定期的にブツブツ音が切れるようになってしまいました。
Windows 11 に上げたのが悪かったのかな... Mac だと普通に使えてるんですけど、もうサポート切れてますし。この製品は Roland にしてはめずらしくサポート期間がやけに短命で困ったものです。

さて、なんとなく気が向いたので、所持している古い音源をいくつか紹介してみます。

Roland / EDIROL Super Quartet

2001年に RolandEDIROL ブランドより発売されたマルチティンバー音源。兄弟分の GM2 音源である Hyper Canvas、ならびにそのスーパーセットである音源モジュール SD-90 と同時に発売されました。

ピアノ、ギター、ベース、ドラムの4構成マルチティンバー音源で、今は亡き Cakewalk Music Creator 2002 がバンドルされています。

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これがパッケージ。ロット番号的なものがディスクに書いてあったので念のため消してあります

わたしが持っているのは英語版で、日本版のものとパッケージがやや異なっています。ただ、ディスクおよびソフトウェアは日本版のものと共通のようです。
なぜ英語版なのかというと、海外から購入したから。イタリアのとある楽器店のオンラインストアでたまたま売っているのを見かけたのです。まだ在庫残ってたりして。

ここに書き連ねている中では最上級のレア音源。同じビンテージものでも、Virtual Guitarist みたいなよく売れた音源とは違って出荷数が少ないせいでしょうか。ともかく、日本ではもうなかなか手に入らないもののうちのひとつです。

シリアル番号によるライセンス認証 (オフラインなので単に番号のバリデーションしてるだけだと思います) を導入していますが、それとは別に、およそ2週間に1度の頻度でディスク挿入を要求してくるという悪名高い不正防止策を導入しています。
加えて、リングプロテクト、いわゆる SafeDisc というプロテクトがディスクにかかっていて、吸い出しておくという手段をとることができない。SafeDisc とは、不正なセクターをディスクに仕込むことで違法コピーを防ぐ (苦しまぎれの) 技術ですね。

こう考えると、USB-eLicenser はなんとも優秀なライセンス認証方法だったということがわかりますね。これをあんな初期から導入していた Steinberg、すごい。
ま、あれはあれで、USB-eLicenser 壊れたら云々みたいな話はありますけども。

この Super Quartet という名前ですが、実は Roland の歴史にこの名が出てくるのはこれが2度目のことだったりします。
1度目は、1985年にリリースされた最初期の音源モジュール MKS-7 Super Quartet。これまたメロディ、コード、ベース、ドラムの4構成からなるマルチティンバー構成となっています。
いかにも80年代らしいパワーのある音で、特にドラムの音が個人的には好き。というか、ほぼ完全に TR-707 の音ですが。

UVI が MKS-7 を Super-7 としてソフトシンセ化しているので、気になる人はどうぞ。

Steinberg Hypersonic 2

2005年に Steinberg より発売されたマルチティンバー音源。今でいう HALion Sonic 的な立ち位置の製品、いわゆるロムプラーってやつですね。

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USB-eLicenser つき。なぜかディスクのパッケージがめっちゃ安っぽい

たまにサンプルを読み取ってくれなかったりして、現在の環境ではちょっと完動は厳しいかもしれないです。独自のフォーマットでサウンドコンテンツを管理してるので、HALion に読ませたりして使うこともできません。カナシヒ

Hypersonic 2 は、泣く子も黙る Wizoo がまだ Steinberg と仲がよかった頃の製品で、わずか 1.7GB のサンプル数 (これでも当時としてはかなりビッグサイズではある) にしてかなり高品質なサウンドを奏でてくれると評判だった。らしいです。

今は、この Hypersonic の直系の子孫 (腹違いの子とも言える) である Xpand! 2 が Air Music Technology からリリースされていますね。

Air Music Technology がかつての Wizoo であることは、この記事を読んでいるような人ならすでに知っていることと思いますが。
伝説のサウンドチーム Wizoo Sound Design は、Air Music Technology と UJAM へと姿を変え、今なお DTM 界で猛威をふるっているんですねぇ。

Steinberg HALion 2

2003年に Steinberg より発売されたサンプラー

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HALion 1.1 と HALion 2 のインストーラーディスク、そして4枚組のコンテンツディスク。外箱は持っていない

コンテンツディスクは4枚組で、Wizoo と eLab のロゴが入っています。
ただ、この写真に写っているものは HALion 2 のものではなくて初代 HALion のコンテンツディスクです。
HALion 2 のメインのサウンドコンテンツは初代 HALion のものと変わらないため、アップグレード版を購入したユーザーの場合は HALion 2 のインストーラーディスク (この中に少し追加サウンドも収録されている) のみが送られてきていたんですよね。

HALion 2 はそれなりに古い VST なので、Windows 11 が動いてる今の PC ではあまりマトモに動いてくれません。かなしいね。jBridge をかましてもだめ。

数日前に Absolute 5 を買ったので HALion 6 に読ませてみたら、HALion 3 Contents という扱いになりました。バリバリ使える。

Steinberg Virtual Guitarist Electric Edition

2002年に Steinberg より発売されたエレクトリックギター音源。実際のギタリストが演奏したギターの音を収録している超リアル (というか、実際リアルですし) な音源です。

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インストールディスクは3枚組。ディスクパッケージの気合いの入れようがすごい

Virtual Guitarist が発売されてからわずか半年ちょっとしか経っていないのに発売されたというのがすごいですね。当時の Steinberg はかなりハイペースで新製品を出していたという感じを受けます。

Virtual Guitarist Electric Edition はその名のとおりエレクトリックギターに特化した音源で (無印の Virtual Guitarist はアコースティックもエレクトリックもまんべんなく収録してました)、マルチエフェクターもついてきます。
このエフェクターVSTe としても使用できるんですが、こいつがかなり優秀で、普段使いにも適しています。

わたしは今は無印 Virtual Guitarist は持っていないんですが、Virtual Guitarist と Virtual Guitarist Electric Edition のサウンドがすべて収録されている Virtual Guitarist 2 は持ってるんです。ただ、Virtual Guitarist Electric Edition とはエフェクターの互換性がなく、ちょっと出音が変わってしまうため継続して持っているという感じ。

Steinberg Studio Case

2003年に Steinberg より発売されたスタジオバンドル。Cubase の廉価版である Cubase SE に加え、Steinberg 謹製 VSTi の廉価版が5つもバンドルされたお得製品!

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ジェラルミンケースをモチーフにした特大パッケージ。届いたときに「デカすぎんだろ...」と素で口に出してしまった

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中身。日本語版 PDF マニュアル、Cubase SE のインストーラー、プラグインインストーラー2枚、ストーム・ハウス・スタジオのインストーラーといった計5枚のディスク、USB-eLicenser、説明書など

とにかくケースがでかいのなんの。それでいて中身は CD-ROM 数枚、USB-eLicenser、説明書のみなので、がら空きです。
Hypersonic 2 とか、大きめの箱はこの中にいっしょにしまってあります。

付属するプラグインは次の5つ:

  • D'cota SE
  • Groove Agent SE
  • HALion SE
  • Virtual Guitarist Electric Editon SE
  • The Grand SE

いずれもライセンス認証が必要ないタイプの VSTi で、ほかの DAW でも普通に使うことができます。今の環境では、HALion SE と The Grand SE は動いてくれませんでしたが。

また、これは日本語版だけかもしれないですが、ストーム・ハウス・スタジオという見慣れないディスクがついてきています。これは、かの Arturia がかつて開発していた STORM という音楽作成ツールの日本向けラインナップのようです。

2005年には、新バージョンである Studio Case II が発売されています。変わったことは、無印 Cubase SE が Cubase SE 3 になったこと、そして Virtual Bassist SE が新たにバンドルプラグインに仲間入りしたということ。
Virtual Bassist SE のみライセンス認証が必要なようで、これもやはりほかの DAW でも使うことができると思います。知らんけど。

今となっては微妙かもしれないですが、音ネタとしてはそれなりに有用。特に D'cota と Groove Agent SE は使えますね。オークション等で安く売っていれば買うのもアリだとは思いますよ。安ければね。

Steinberg Groove Agent 3

2008年に Steinberg より発売されたドラム音源。

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相変わらず箱がでかい。そのかわり説明書もかなり分厚い

前は Groove Agent 2 を持っていて、でもあれは友人に売ってしまっていたんですね。
で、数日前にたまたま Groove Agent 3 を購入できる機会に恵まれたので、せっかくだし新品で購入。新品とはいえ、それなりに古い音源だからか €99 という破格で買えました。

今の Groove Agent にも引き継がれていますが、いわゆるバーチャルドラマーとしての役割が強いのが特徴。年代やスタイルごとにたくさんのプリセットが用意されていて、それぞれ実際のドラマーが演奏した演奏パターンが大量に収録されています。

Groove Agent 3 では Groove Agent 2 に比べてプリセットがいくつか増えているのと、Special Agent、Percussion Agent というモジュールが追加されてます。
前者はいわゆるドラムリプレイサー的な技術を活用したもので、実際のプロによる演奏をうまい具合にリズムに合わせて再構成してくれるとのこと。後者は今の Groove Agent にもあるようなパーカッションのサウンドセットですね。

ただ、なんかファーストインプレッションとしては Groove Agent 2 のほうが使いやすかった... 気がする... まだ慣れてないだけだと思いますが。

余談。
Groove Agent 4、5 は 3 みたいな即戦力みたいな感じではあまりないですが、音作りがとてもやりやすいんですよね。エフェクトもたくさんそろってるし。
あと拡張ライブラリが非常に優秀。唯一残念なのは、TR-808 とか Simons とか、ビンテージドラムマシンの拡張ライブラリがいまだに存在していないことですね。出したら絶対売れるのに。
いちおう標準ライブラリにもそれっぽい音は入ってるんですけどね、Retrospective とかモロ Linn Drum ですし。


ここに書いてないのは写真撮るのが面倒だったやつです。LM4 MKII は実家に置いてきてしまったし、Virtual Guitarist 2 のディスクは... どこやっちゃったっけかな、外箱持ってなくてディスクだけなので、あまり目立たないんですよね。

以上。

紙ブログ

しばらくブログ放置してたので、なんか適当に書いた。

もともとは「ここ1年で学んだこと」みたいな趣旨で書き始めたはずなんですけど、言いたいことを言う記事になりました。久米田先生の紙ブログみたい。そうでもないかな。

まぁたまにはそういうのも良いかなと。


TOC


Scala すき...

Scala を触りはじめたのはちょうど1年前くらい。

なんで Scala なのかというと、単純明快、周りに書いてる人がいなかったからですね。

マイナー言語... 逆にメジャー言語ってなんなんですかね。
C、C++C#JavaJavaScriptPythonRuby あたりはメジャーといえるでしょうが、その線引きはひどく曖昧です。まぁ、しかし Scala がメジャーということはないと思うので、とりあえずマイナー言語ということで。

高専にいたころは、これとまったく同じ理由で Haxe というもっとマイナーな言語を触っていました。といっても、それは当時の観測範囲がせまかったのが問題で、Scala 詳しい界隈の人たちは普通に Haxe を知っていて、書けたりするんですよね。すごいや。
えー、まぁそれと少し方向性の似ている言語ということで Scala をチョイスしたんです。

いや、いい言語ですよ Scala は。だいいち書いていて楽しい。これ大事です。

関数型プログラミング

先の話のつづきになりますが、やはり関数型プログラミングの考え方はいいものです。

Haskell の美しさはようやく理解できるようになってきましたが、やはり実用的かと言われると素直に首を縦にふるわけにはいかないもので、その点に関して Scala はよく考えられていると思います。

Haxe を触っていたころから、強力な型推論や if / switch 式、パターンマッチなど、なぜこの機能がほかの言語にないんだ? と思うような数々の機能に魅力を感じていました。

最近はいろいろな言語に関数型プログラミング由来の要素が取りこまれつつありますが、やはり知らなければみずから使おうとは思わない (というか気づけない) ので、一度自分から大海に飛びこむ勇気が必要ですね。

Scala では、さらに Option や Either、map に flatten といったモナド周りであったり、カリー化や部分適用、高カインド型、そしてそれまでボンヤリとしていた型システム全般に関する理解を改めました。

デザイン パターンとアーキテクチャ

Chatwork のインターンではじめて設計手法云々を勉強しました。それまでは完全に個人で開発してたので、そういった類のものはあまり触れてこなかったんです。

もっとも、DDD はそこまで違和感なく受け入れられることができました。
私はもともとゲーム作りからプログラミングに入門しているので、オブジェクト指向的な DDD は、なんかこう、わりとスッと頭に入ってきました。

逆に、トランザクション スクリプトの話が出てきたときなんかは「そんな気持ち悪いデザイン パターンなんてあるのか...」と、むしろ違和感しかなかったです。

Clean Architecture は、いまだにベストプラクティスがわかりません。一応自分で書いてみたりはしましたが、やはり要件によって形は変わってくるものです。

先人の実装例を見てみても千差万別、Layered Architecture 派生の中では Clean Architecture は詳細がしっかり定められているほうだとは思うのですが、やはり必要なエッセンスをどれだけ抽象的に捉えられるかが大事なようです。

なので、あまり規模の大きなアプリケーションでないのなら、より抽象的な Leyered Architecture からスケールしていくのが良い気がしています。

CQRS は、データソースまで分けなければ、わりと気軽にプロジェクトに取り入れられそう。というか、取り入れるべきでしょう。Event Soucing しないからやめておこう、なんてことは言わずに、可能なら採用すべきだと思っています。

Event Soucing は、個人レベルのプロジェクトだとあまり触る機会がないのがつらいですね。Akka の勉強もかねて、一度組んでみようかしら...

Japanese traditional xxxxx

卒研やってます。専門学校とはいえ、そのへんは一応きちんとあるんです。
何人かでグループになり、各々すきなテーマに沿ってなにか作ります。

で、うちの学科はですね、10人もいない極小学科なので、全体で卒研することになったのですが。

なんと、「卒研として某企業のシステム開発をしないか」という先生からの提案が!


いや提案っていうか、半ば強制なんですけどね。事後報告。

まぁ滅多にない経験であるのは間違いないし、とりあえず要件を決めて作業にとりかk...


_人人人人人人人人_
> 突然のコロナ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄


でました。

あちらさんの社員の方が出社できないので、当然なにも進みません。
先生は今のうちにできることをやっておいてなどとおっしゃってますが、いやいや、なにもできないですから。

とはいうものの、時間を無駄にするわけにもいかないので、とりあえず TypeScript + PWA でやってみるかー という話に。
私も TypeScript と NestJS の勉強してたんですよ、ここ最近は。

で、TypeScript の話はなくなりました (は?)。
社外秘なので、企業内の端末からしかアクセスできないようでなくてはダメだと。

いや、うん。それはまったくもってそのとおりなんですが、少し前に、この方向性でやるよっていうプレゼンやったじゃないですか。そのときに言えよ。

早いところ MTG の機会を設けてほしいものです。別にオンラインでだってできるでしょうに。
ですが、そもそもこのプロジェクトの調印式が終わってないんだそうです。これが噂に聞く調印ってやつか...! ジャパニーズ・トラディショナルは実在した!

結局、フロントエンドは C#、バックエンドは未定。

ま、個人的にはもちろん Scala で書きたいわけなんですが...
書き慣れているのだけでなく、私がこうして内定を頂けたのは完全に Scala のおかげですから、そういう意味でも思い入れがある言語だというだけで。かならずしもベストな言語とは言いきれないわけです。そんな銀の弾丸みたいな言語はないんですが。

Event Sourcing とかやるなら Akka が使える Scala がよさそうですけどね、今回はそこまでやらない予定ですしおすし。

Scala それ自体は実にすばらしい言語だし、もちろん必要であれば Scala を教えることもできますが、それでも、ほとんどの人にとっては書き慣れない言語であることには違いないわけで。
クリーンでスケーラブルな設計と習得難度はトレードオフの関係にあるのです。私自身も、まだ Scala をフルに使いこなせていないと自覚しています。

万が一、結果的に私がほとんど書いてしまうようなことになってしまっては元も子もありません。
ただでさえ今の設計段階でもかなりオレオレなデザインになってしまっていて、少し申し訳ないと思っているぐらいです。軽量 DDD + オリジナルの Layered Architecture + 軽量 CQRS、みたいな。

でも来年以降もこのプロジェクト引き継ぐらしいので、多少複雑になってでも合理的なアーキテクチャを導入したほうが、のちのち破綻するようなことにはなりにくいかなと。 一応そういう考えはあるのです。

そんなこんなで、どうしようかねー ってなってるとこです。

技術選定難しい

結局、プログラミング言語の違いなんて些細なもので、DB だとかコントローラーだとか、そういった外部的な部分を要件に合わせてまず選ばなければいけない。もしくは、使用するフレームワークアーキテクチャが、要件にマッチしているかどうか、とかですかね。

もっとも、今どきのたいていの言語にはどんな DB のドライバーでも用意されているでしょうし、結局のところはチームの合意が取れればいいわけです。
強いていうなら ORM。ORM はモノによって使いやすいか使いやすくないかの差がとても大きいので、慎重に吟味する必要があります。

というか、今回のケースだとそもそも要件が不確定なので技術選定もなにもないんですけど。

Kotlin、お前 Scala でいいだろ

先の件にともなって、少し Kotlin を触ってみました。

ビックリするくらいそっくりですね。なので、これもう Scala で書けばいいやん... ってなる。精神的につらみが深いです。
Scala ユーザー的には、後発のくせにどんどんと市民権を得てきている Kotlin の存在を危惧しているわけなのですが (私だけじゃないよね?)、やはり言語としては Scala のほうがはるかに多機能です。

そもそも Kotlin の設計思想のひとつに「Scala よりも学習しやすい言語」というのがあるそうで、Android 開発なら Kotlin、バックエンドなら Scala というようにまずまず住み分けられているのかな、と思いきや、最近はサーバーサイド Kotlin が増えてきているんですよね。

JVM 以外の実装にしても、Scala.js と Kotlin/JS、Scala Native と Kotlin/Native... 完全に食いにきてますね。

Kotlin、Either がないのがしんどいですね。もし使うときがきたら、DB 周りのエラーの扱いとかに便利なので、絶対に Either を導入するライブラリを使うと思います。
Scala でいう Try.apply() がわりに使える Result なんてのがありますが、型としては使えないもよう。ゴミ

結局は、学習コストとのトレードオフScala のほうがややコスト高めなのは間違いないと思います。
もっとも、Kotlin -> Scala だともちろん追加で勉強は要りますけれど、Java -> Kotlin と Java -> Scala だったら、なんかそこまで差はないのではないかと。

Rust 難しいね

若者もすなる Rust といふものに、私も手を出してみました。

言語仕様をざっと見た感じ、いろんな言語のいいとこどりって感じですね。ただ、API Docs を眺めていると、これ欲しい! っていうのが experimental だったりして、少し物足りない感もありました。

標準でイミュータブルなのはとてもいいですね。
エラーが Result<T, E> なのもいい。Go も少し書いてみて、やはりこの言語は私には合わないとはっきり感じ取りましたが、ことエラー処理に関しては実に合理的にできていると思います。

Java は例外とエラーを区別しなかった、より厳密には、例外処理と大域脱出を融合させてしまった、というアレ。

あと検査例外。それ自体は、閉鎖/開放原則に違反しているとはいえ、堅牢性とのトレードオフということでなら全然許されてもいいのではないかと思います。
Rust の Result<T, E> だって、実質的な検査例外です。Go はエラーチェックを強制しないことで閉鎖/開放原則に違反しない道を選びましたが、それでも、Java における非検査例外とは違って、基本的にはチェックすべきものです。
Java の場合、やはり検査例外と大域脱出とを組み合わせてしまったのはよくないですよね。エフェクトが大きくなりすぎます。

いや、でも難しいですね。Rust。
まだ見よう見まねで書いてただけなので、IDE で書いたらもう少し感想が変わるかとは思いますが、うん、難しい。Scala よりだいぶ難しい気がします。

ドキュメントを読みあさることにします。

YouTube を観るようになった

遅くね?
はい、遅いですね。

流行りものが嫌いなめんどくさい性格なので、どうしてもニコニコから離れられないでいたのです。結果、Vtuber の波からも遅れてしまいましたが。

かといって、ニコニコを観ているかといえばそうでもない。
最近はめっきり観てないです。気に入っている数人の投稿者の動画を追っているくらい。

で、ちょっとひさびさにニコニコでゲーム実況を観てたんですよ。懐かしいな、こんな実況者いたなー、とか思いながら。

でも、もうニコニコで新作はアップロードされないんです。
みんな YouTube 行っちゃったもんね。

ということで、ようやく YouTube を観るようになりました。でも、まだニコニコ出身の実況者の動画しか観てないですね。キヨさん、ガッチマンさんの2人。

最近はホラー実況をよく観てます。普通のゲームなら、実況観るよりも自分でプレイしたいって思いますもん。
ホラーだと自分でプレイできないので、申し訳ないですが動画で終わらせることにしてます。

ゲームやりたい

もしかしたら自分はゲームがあまり好きじゃないのかも、と思うことはあります。
すごく飽きっぽいので、ひとつのゲームをプレイし続けられません。

もっと言うなら、オンラインの対人ゲームが苦手です。見ず知らずのオンラインの相手と接するのが怖くてしょうがない。

よく Twitter とかで、ネットで知り合った人と通話してる人を見かけるんですよ。ほんとすごいなと思います。

せっかくグラボはそこそこ良いの持ってる (Radeon RX Vega 64) のに、あまり活かしきれてないんですよね。2D ゲームが好きなので。
下手なインディーズ ゲームよりも、RPG ツクール製のゲームのほうがおもしろいって何度でも言います。

ツクール製のフリーゲームはだいたいやり尽くしてしまって、今後もあまりおもしろそうなものに出会える可能性は限りなく低いでしょう。ホラーゲームが多いのも、個人的にはあまり歓迎したくない傾向...

そういうのを求めているのなら、🔞のツクール製ゲーム、すごくいいですよ。かなり長時間遊べるものが多いです。特に RPG 系だと寄り道クエストがたくさん用意してあったり、めちゃくちゃマップが広かったり、無駄にやりこみ要素が充実してたりして、100時間とか遊べるものもザラにあります。
むしろアレなイベントやシーンとかは飛ばしちゃうことが多いですね、長いし、そこにあまり興味を持ってるわけではないんです。

まぁそんなことは置いておいて、TL を見てるとですね、つよつよな方たちは普通にゲームやってたりするんですよ。でも強い。
いっぽう私は、コードを触っていたり読んでいる時間はまぁまぁ長いのですが、強くはない。

だからなんだって話なんですが。要領の良さを見習いたいものです。


いつもどおり収集つかなくなってきたのでここらでいったんストップ。

でもなにも気にせず書けるので、書きたいことが出てきたらこういうの書くかもしれません。

bye

高専を辞めて半年が経過したので進捗報告 〜三重苦を背負っての就活〜

高専OBOG Advent Calendar 2019 11日目の記事になります。


本当にごめんなさい、遅刻しました
言い訳をすると、とある企業さんへ提出する選考課題があったんです。
課題が提示されたのが一昨日で、つまり制作期間が2日間しかなくてですね。徹夜して 先ほどなんとか提出できましたが、コレ書いてなくても危うかったくらいなんです。提出期限の15分前くらいに提出しましたもん。


えー、私が高専を辞めて専門学校へ入学してから半年が経過しましたので、この記事ではその所感をざっくりと記しておきたいと思います。
課題やってから大急ぎで書いてるので、収集がつかなくなるであろうことは自明です。読みにくいかとは思いますが、許してください。


つーかもう半年が経ったんですか?
2019年終わるってマジ? 早すぎないですかホント。歳とると時間の流れが〜 って本当ですね。怖い。

そうそう、私は特にWebエンジニア志望なので、そちらへ沿った内容になるかと思います。ほかの業界のことはわからないので期待しないでください。


目次


なぜ辞めた?

もういい加減 この辺のネタは色んなところで話してるので、ここでは書きません。

かと言って、なんか 高専辞めたのはこれが原因で〜 とか 所詮は言い訳みたいなそんな見苦しい記事にリンク貼るのも恥ずかしいので、探してください。noteとかに書いてます。


三重苦を背負っての就活

そろそろと就活を始めた私ですが、そんな私の背中には3つの重荷がのしかかっていたのです。

これらの三重苦は、実際に就活をする上でどれほど障害になるのか? そもそも障害となり得るのか?
というのが段々とわかりかけてきたので、軽くまとめます。

まずは三重苦。

1. 高専を辞めた

なんだかんだ言って、高専を辞めることによって生じる最大のデメリットは「高専生でなくなること」なんですよね。

高専コミュニティの力は絶大です。エンジニア志望なら尚更です。
ここまで日本中に網を張っている技術者のネットワークはそうないのではないでしょうか?

とかく、大学生や院生には与えられない、高専生だけのチャンスというものが 思いのほかたくさんあるということを、高専辞めてから知りました。

私が高専コミュニティに関わり始めたのが、高専を辞める少し前からだったんです。
今でこそ私のTwitterのFF人数は結構な多さになってきましたが、高専在学中はもっと規模が小さかったんです。
それが、わりと最近になって高専生のアカウントをTwitterでフォローするようになり、そこからぐんぐんと増えていった感じ。

私の通っていた某高専は、あまり(全く?)情報系の分野に強くなく、それが影響しているのかわかりませんが、高専カンファレンスなどの存在も全く知りませんでした。
Twitterって大事ですね。

こうして高専生や技術系のアカウントがFF内に増えてくると、TLが高専と技術の話題で埋まるようになってくるんですね。
こうなってくると、Twitterは非常に効率の良い情報収集ツールに化けます。 普段通りにTLを眺めているだけで、IT業界の動向や新技術などの情報がどんどん脳内に流れ込んできます。スピ◯ドラーニングです。

更にその上もあります。
過度に技術系アカウントが増えたTLというのは、私よりもはるかに格の高い魑魅魍魎 (つよつよエンジニア)たちが蔓延る混沌の世界と化します。
私のようなへっぽこエンジニアはガリガリと自尊心が削られていきますが、それはそれで良いモチベーションの維持に繋がるのです。
Twitterを軸に開発を進めていくTDD (Twitter-Driven-Development、Twitter駆動開発)という手法は、通常の開発よりもはるかに優れた効率を叩き出すことが証明されています (個人調べ)。

もっと早くに高専コミュニティに関わるようになっていれば、高専に残るという選択肢を選んでいた可能性は十分にあったと思います。

2. 名古屋の専門学校に通っている

私は岐阜県に住んでいて、毎朝 名古屋にある情報系の専門学校まで通っています。一応言っておくと、HALではないです。

やはり地方の学生にとっては、IT業界の就活は少し辛いものがあるのではないでしょうか?

「名古屋ならまだマシじゃねーか!」という声が飛んできそうですが、とんでもない。
名古屋なんて、東京や福岡、大阪に比べたら、IT関連の規模ははるかに下です。IT企業の数そのものは少なくはないのですが、Web系となるとその数はガクッと減ります。
上場しているような有名な企業さんでいえば、ATEAMさんくらいでしょうか。

まぁ地理的アドバンテージはまだ良いのです。これは私に限らず、多くの高専生にも該当することだと思うので。

それよりも問題なのは、「専門学校生」という点。

専門学校というのは、大学とは違って 普通の高校と同じように授業がビッシリ入ってます。つまり、平日に就活を行うのが難しいです。

…ちょっと口が悪くなってしまいますが、私の場合、別に就職さえできれば専門学校にはあまり用はないのです。
しかし、教師との関係が悪化するのは私としても避けたいので、そう目立った行動は起こせません。

そもそも、なぜ就職でもなく大学に入るでもなく専門学校を選んだのかと言いますと。

まず、高専を辞めると決めたのが2018年の12月頃とかなり遅めでした。あと1、2ヶ月で大学入試なんて不可能。この線はナシです。

そして、私は2016年4月に高専へ入学し、2019年3月に退学しました。ぱっと見、3年課程を修了しているように思えるじゃないですか。
でも私は2年生のときにワンクッション挟んでいる (察してくれ)ので、3年課程修了してないんです。

最終学歴中卒で就職はちょっと… ねぇ?

IT業界、特にWeb業界はあまり学歴を気にしないとは言います。
しかし実際のところは、大学の偏差値や文系・理系による違いとかはあまり考慮しないよ〜 というくらいのことで、高等教育課程 (高専5年、専門学校、大学、大学院など)を修了しておくのはほぼマストです。

強いて言うなら、それこそ高専の3年課程修了が唯一の例外と考えて良いでしょう。
Twitterでの知り合いにも、高専を3年修了と同時に辞め、フロントエンド界隈ではかなり有名な某企業へ就職を果たした方がいます。しかし、これはかなりのレアケースではあることは間違いないです。

そんな訳で、私はほぼ学歴作りのためだけに専門学校へ来たのです。

そして、専門学校というだけでなく「名古屋の」という点もここでかなり影響してきます。

名古屋周辺はトヨタ系列の企業が根強く残っており、それに伴ってSIerの業種がほとんどとなっています。私はWebエンジニア志望だったのですが、学校へ来る求人とか そういうのは全部やはりSIer系ばかり。
全くアテにできません。自分だけで就活を進めていく必要があります。

と、地理的にも環境的にもやや就活しづらい状況になってしまっている訳です。

3. 実績がない

一番困るやつです。

先述した内容でなんとなく察せるかと思いますが、高専にいた頃の私は、就活に関して全く関心がありませんでした。
いわゆるハッカソンやコンテスト、カンファレンスなど、そういった類の催し物への参加経験も一切ありませんでした。

プログラミング自体は好きでやっていて、いくつか制作物もありました。
Haxeで書いたゲームボーイエミュレータとか… そうそう手を出すことのない領域だろうし、これは実績として使えそうだと思っていました。

…2019年の夏までは。

ここで悲しい悲しい事件が起こります。
それが「GitHubアカウント消失事件」です。

私は、これまでのほぼ全てのプロジェクトをGitHubPrivateリポジトリで管理していました。
だいぶ昔のプロジェクトの中にはまだGitで管理していなかったものもいくつかありましたが、PCを買い換えたときにバックアップとして一通りGitHubへ投げ、ローカルのデータは全て消去しました。

私はセキュリティにも気を使っていたので、GitHub2段階認証を有効にしていました。iPhoneGoogle Authenticatorアプリを入れ、そこでワンタイムトークンを管理していました。

私はその頃、iPhone 7 Plusを脱獄 (Jailbreak)して使っていたのですが、もうiOS 13が登場しようとしているのにiOS 9.1のまま止まっているのが段々嫌になってきたので、入獄することにしました。
で、なんか脱獄してゴミとか溜まってそうだったし どうせならクリーンインストールしちゃおう、と。

あとはわかりましたね?
そう、GitHubの2段階認証を有効にしたまま、iPhoneのデータを消してしまったのです。
あたしってほんとバカ…

こうして2段階認証によって締め出された私は、なんとバックアップコードも紛失していたことが判明。
サポートに問い合わせたところ、「オーケー、わかった! アカウント消すからPublicリポジトリを一通りCloneしておいてね :) (要約)」との返答。

私が欲しいのはPrivateリポジトリなんだよ!!! と叫びたい衝動を堪え、泣く泣くアカウントを電子の海に葬り去ったという訳です。

えー、今回は私が完全に悪いのですが。
とにかく、Google Authenticatorはオススメしません。バックアップ機能がついておらず、端末を移行する際は各サービスの2段階認証をわざわざ手動で無効にしないといけないからです。

オススメはAuthyです。
UIはダサめですが、モバイルアプリ版に限りアイコンをカスタムできる機能が追加され、マイナーなサービスでもある程度見た目を整えられるようになりました。オンラインで同期できるので、万が一 iPhoneが死んでも安心です。

ハイ!
要するに、実績を示すものが何もない状況からのスタートです。きっっっついでしょコレ。


三重苦は実際どうだったか?

さて、この三重苦。実際に就活をやってみたらどうだったのか、についてです。

1. 高専を辞めた -> 概ね問題なし

この点に関しては概ね問題なく就活を進められています。

というか、高専を辞めてまで専門学校に行った理由は何か? っていうの 面接の度にほぼ確実に訊かれるんですよ。
いや、だって こんな経歴、絶対目を引くじゃないですか。普通に大学行きましたー ってのより200%目立ちますからね。

そこを逆手にとって、そこから上手く話を繋げていけて むしろ助かってます。

それに、一応は元高専生ですので、その辺の話で盛り上がれるというのもあります。
カンファレンスの懇親会とか行くとですね、高専卒の社員の方とか結構いらっしゃるんですよ。少なくとも2、3人くらいはいます。

私自身、高専を辞めたことに負い目を感じてはいるのです。だからという訳ではありませんが、正直、高専在校生であったり きちんと高専を卒業している人のアカウントに絡んでいくのは、「チッ オメー高専辞めたクセに話しかけてくんじゃねぇ!」って思われないかなー とか、高専カンファとかも、もし自分がその場にいたら浮かないだろうか… とか考えてしまいます。

だってホラ 例えば自分のクラスにさ、やたらほかの人に干渉してくる留年生降ってきたらさ ウザいじゃん?
そういう経験ないです?

でもまぁ これからは高専退学おじさんとしてもう少し図々しくなってみようかと思います。高専カンファ福岡、行きたいよね…

就活 (特にWeb系)のこととか質問してくれれば、むしろ喜ぶのでバシバシ絡んでやってください。

2. 名古屋の専門学校に通っている -> 概ね問題なし

これも、今のところほぼ不自由なく就活できています。

会社説明会… とかはちょっと厳しいかもしれませんが、インターンシップ等であれば企業側が交通費や宿泊費を負担してくれることが多いです。
それに、どこでも寝れるタイプだというのであれば、夜行バスとカプセルホテルを利用すればかなり安く都会へ行けます。

最近では、地方の就活生のために宿泊施設を無償で提供してくれるサービスなんかもあると聞きます。今度使ってみようかな。

それに、今はだいたいどこの企業さんでもオンラインでの面談を実施してくれます。
選考に関わる面接と言う訳ではなく、カジュアル面談として、本格的な選考に進む前に色々と話せる機会を作ってもらえるのです。

そして、サポーターズさん、キャリアセレクトさんのような、Webエンジニアの就活を支援してくれるサービス。これは是非とも利用すべきです。
交通費を出してくれる逆求人イベントを開催してくれたり、色々な企業さんから説明会のお知らせが届いたりします。
きちんとプロフィールを埋めておけば、スタッフの方と直接やり取りをして企業を紹介して頂けたりもします。

あとWantedlyとか。アレ 結構プロフィール頑張って埋めないとスカウトとか来ないんですよね。
その代わり、各企業から個別のメッセージと共にスカウトが飛んでくるので、しっかりとプロフィールを読んでくれた企業さんなんだなー っていうのがわかりやすくて良いです。

ただ、休みが取れないっていうのは相変わらず困ってます。
何より長期インターンができないっていうのしんどいですね。近場で技術アルバイトを探すほかありません。

私の通っている専門学校は、会社説明会とか面接とかであれば、面倒な手続きを踏むことで公欠扱いにしてもらえます。
ただ、カンファレンスとかはダメなんです。
BIT VALLEY 2019に行くために欠席することを伝えたら、「カンファレンスとか行っても就職に繋がる訳じゃないでしょ。それより授業休まないように」と…

まぁ言いたいことはわかるんです。
でもあんな… クソつまんない授業受けて時間を浪費するより、色んな人の話聞いてコミュニケーション取ってた方がはるかに良いと思うんですけど。皆さんどう思われます?

3. 実績がない -> 困るが絶望的ではない

これはやっぱり今でも困ってます。

これまでの制作物を提出しろっていう企業さんは思ったよりは少ない印象です。
フロントエンドやWebデザイナー、ゲームエンジニアとなると多くなってるのでしょうね。

まぁ、形がないとはいえ、実際に作った経験はあるものなので、その辺のノウハウはキチンとありますよ ってことを上手くアピールできれば良いとは思います。

あと、Chatworkさんのサマーインターンに参加させて頂けたのが良い評価となっているようで、そこからスカウトや招待の数がグンと増えました。
インターンシップは大事ですよ。夏休みとか、是非みんな行きましょう。

カンファレンスなどは、興味を惹かれるものであれば (あと金銭的に厳しくなければ)、なるべく行くようにしています。
また、このまま「セッションやLTを聴いているだけでは嫌だ!」と思い始めてきていたので、学生LTで思い切って登壇してみたり。アウトプットを増やす心がけをするようにしました。

というか、就活がどうの以前に、普通にショッキングですよ。これまで作ったものが跡形もなく消えるってさァ… ホント心臓によくないです。

胸を張って提出できるようなソースコードが残っていれば、今回アドベントカレンダー遅刻することもなかった訳で。
良い子のみんなは2段階認証の管理はちゃんとしようね!


おわり

いつも通り 取り留めがなくなってきたところで終わろうかと思います。

正直、今のところ就活はかなり充実しています。
既に1つ内定は頂いていて、しかも私の志望している業種にとても近い企業さんです。
IT業界でそんなことはないかと思いますが、大卒なのに数十社受けても内定が出ない〜 なんて話もよく聞きますし… この経歴の割には健闘できているほうじゃないでしょうか?

まぁそれはそれとして、就活はまだ続けるつもりです。企業なんて星の数ほどある訳で、自分に最もマッチする企業と出会える確率なんて本当に低いはず。
就活時期に余裕がある間は、そこのところを突き詰めるために 普通に就活を続けていくつもりです。

私は高専を辞めたことがターニングポイントとなって、ここ半年で色々と成長できたという実感があります。
あ、高専を辞めた「から」ではないことには留意してくださいね。そりゃ辞めないに越したことはないので。

そんな感じです。高専辞めたからって希望を失うことはないんやで。


あ、アドベントカレンダー、遅刻して本当に申し訳ありませんでした。徹夜してコード書いてたんです、遊んでた訳ではないので許してください。


ようやく書き終わった…
このあと、面接のために京都行ってきます。夜行バスで。

それでは〜